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『神之塔』191~277話の地獄列車編の大筋!夜にかつてない脅威が立ちはだかる「地獄列車」まとめ

神之塔の地獄列車

目次

『神之塔』191話~の地獄列車編の大筋!夜にかつてない脅威が立ちはだかる「地獄列車」まとめ

 

『神之塔』の概略をご紹介する記事の第四弾となります。

この記事では、「地獄列車編」の話ごとの内容をそれぞれまとめています。

夜たちとラヘルが直接戦い、かつてない脅威が立ちはだかる「地獄列車編」の内容を知りたい方や、自分のお気に入りの話や伏線が何話だったのか確認したい方のお役に立てれば幸いです。

また、地獄列車の前の「工房戦」の内容は、下の記事でご紹介しているので、気になる方はご覧になってみてください。

『神之塔』の工房戦編の大筋!118話から始まる夜たちが再会する「工房戦」まとめ『神之塔』の工房戦編の大筋!118話から始まる夜たちが再会する「工房戦」まとめ『神之塔』の概略をご紹介する記事の第三弾となり...

 

191話(30F 地獄列車─プロローグ─ 01)

シビスからのくだらない電話を受けて、クンとシビスが話す場面から始まる。

電話が終わるとクンは工房戦が終わって夜が戻ってきて全てが解決したかのように想いながらもここからが本当の始まりだと考え、「俺をワナに陥れようとした FUGの行方… アップル ミカエル それから「ラヘル」 絶対に逃がさない 夜に止められたとしても… 俺はあの女を…」と暗い顔をしたところで、ラークにタックルされてしまう。

ラークはタックルしたことを悪びれもせず、5分後に会議室でファリョンから地獄列車の説明があると伝言を伝えて去って行き、そんなふざけた日常に「これで満足すべきなんだよな…「今のところ」は─」とクンは思った。

場面は変わり、蓮梨花へ。

蓮梨花は地獄列車の詳細を調べて、地獄列車の上位捕食者のサッチ・フェイカーの説明を読んでいた。

そして「上の階に行くほど化け物が増えるわね」と呟き、「このまま進み続けてもいいんだろうか… この人たちと…」と思いながら、王野の指輪にザハードの紋章が刻まれていたことを気にかけていた。

するとファリョンがやってきて「あの男のことは探らないほうが身のためよ 知ってしまうことになるかもしれないからね なたたち十家門とザハードが作り出した 最大の「汚点」を」と言って去って行った。

場面は変わり、意識が戻らない虎助を見ている王野へ。

王野は虎助が意識不明になったのは自分が工房戦に執着したからだと責任を感じていて、「俺のせいでみんなを危険に巻き込んで… 俺はなんて弱い男なんだ… 強くなりたいよ… 自分が望む道にみんなを導けるくらい… 母さん…」と心の中で呟いていた。

その後、王野はベータに会い、ベータは「あいつ(カサノ)は間違いなく俺が薬なしで生きられる方法を知ってる だからお前は黙って 列車に乗ってあのクソヤローをとっ捕まえてくりゃいいんだ わかったな?」と言った。

すると、そこへランとノビックも現れて、ランが「それは好都合だな お前もカサノを探していたとは ベータって言ったっけ? うちのチームに入れ カサノを探しに行く 出発は明日だ」と言い出した。

場面が変わり、蓮梨花へ。

梨花が「あの猿みたいな男が… 十家門とザハード王の汚点ですって? そんなのまるでチゲナの子供みたいに 存在を隠さなければいけない人物みたいじゃない ということはこの旅に同行すれば… 私は… うちの家門の汚点を…」と考えている所でボーっと天井を眺める夜を見つける。

そして、梨花は髪を切った夜に話しかけながら「でも仕方ない 地獄列車でもなんでも乗ってやろうじゃないの 私は… この男についていくって決めたから」と心の中で語った。

192話(30F 地獄列車─プロローグ─ 02)

蓮梨花はボーっと天井を眺める夜を会議に呼びながら、髪を切った夜に対して「やっぱり見慣れないわ… あの長髪の奥にこんなあどけない顔が隠されていたなんて…」と思いながら、「毎日よく飽きずに見ていられますね どんなに天井を見上げたって次の階に行けるわけじゃないんですよ」と話しかけた。

夜は空を見ていることを言い「果てしなく高く広い空が そしてその空には光り輝く星がある それがどういうものなのかなーって考えてたんです」と言い、空の話をしていた人がいたと語った。

場面は変わり、ベータとランの会話へ。

ランはベータに「僕たちと一緒に行こう お前以上にカサノに詳しいヤツはいない 間違いなく大きな戦力になる」と言って誘うと、ベータはランにカサノを探す理由を尋ねながら自分は選別者でもないから列車には乗れないと話した。

するとランは「僕たちがカサノを探すそれなりの理由とお前が列車に乗れる方法があるとすれば?」と言いながら、「いいから選べ」と言い、「僕たちと一緒に列車に乗ってカサノを捜すか それともここに引きこもってただ待ち続けるか」と話した。

その場にいた王野は会議のために先に抜けたが、その後もランは「選べ 一緒に行くか 行かないか」と再度ベータに尋ねた。

場面は、会議室でのファリョンの話へ。

ファリョンは約1年半後に地獄列車になることを言って、列車に乗るための「エクスプレスチケット」の入手が困難であることを語った。

そして、現状だとらーめん丸チームのメンバーは死ぬ可能性が高いこと話し、「そこで提案なんだけど 35階まではビオレと別々に塔を上るというのはどうかしら?」とビオレ1人に頼り切りの今の状態では強くなれないからとチームを分けて上る提案をした。

反論するメンバーもいたが、王野が賛成して「俺はこれ以上誰かのお荷物にはなりたくねぇんだ 少なくとも自力でチケットを手に入れられるぐらいにはなりたい 俺一人ででも塔を上ってみせる 俺はもう20階の脱落者なんかじゃない 強くなる 誰かが俺の背中を見て歩けるぐらいに」と語ったことでファリョンの案が採用される。

またファリョンは、みんなが出払った後にクンに「よかったわね ラヘルを捜す時間が稼げて」と話しかけ、クンが別チームを内緒で作ってラヘルを見つけ出そうとしていることを見抜き、「今はビオレと一緒に塔を上るのは荷が重いからでしょ? 自分のすべてだった女を一番の親友が殺そうとしている… ビオレがこのことを知ったらあなたをどうするでしょうね」と言った。

さらにファリョンは「とにかく気をつけなさい 私はあなたの能力を認めているし あなたのチームも確かに強い でも彼女のコマはもっとうんと危険よ 負けるかもしれないわね 彼女に」と言ったが、クンは「知ったことか こっちの「コマ」はそれだけじゃない」と言い返し、さらに「それから 悪いけどお前も俺の敵だ ファリョン」と言って去った。

その後、クンは夜に一旦の別れを告げた。

場面は変わり、ラヘル一行へ。

ラヘルの仲間のアップル(元クンの仲間でクンを裏切った人物)はエミリーのサーバーの復旧に取りかかっていて「エミリーのサーバーを復旧するのは難しくないわ 問題はその後… やっぱり列車に乗ってみる必要がありそうね」と言った。

それに対して、フードを被った仲間が「当たり前だ愚か者が 言ったはずだ「あそこ」じゃなきゃ無理だと お前たちは全員列車に乗る運命なんだよ」と言い、その何でも知っているかのような発言を仲間の1人が気に入らないと言った。

そして、ラヘルの仲間は「次の合流地点は1年後のトレインシティーで決まりね エミリーのサーバーが復旧したら出発するか ラヘルにも言っておくわ」と言った。

またフードを被った男が「気をつけろよ 若造ども 「列車」までの道のりは想像以上に険しい まあでも… ここでは チケットすら手に入らない雑魚は いないだろうがな 改めて始めますか 塔を揺るがす新しい物語を 上を目指す血なまぐさいゲームを」と語った。

193話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 01)

塔123階の中間エリア、ザハード家浮遊船内レフェリスタ・ザハードの別荘が映し出されて、ゲームに興じるレフェリスタ・ザハードが登場する。

そこへ執事のアールミークがやってきて夜更かしはほどほどにするように言い、森の動物が静かなことから「どなたかお客様でもいらっしゃるのでしょうか」と言った。

レフェリスタはアールルミークの言葉を流して「やっぱり たまんないね~ ゲームは」と言った。

するとレフェリスタの別荘の敷地内にユリ・ザハードがやってくる。

ユリはレフェリスタから呼ばれてやってきたが、レフェリスタはザハード家の近衛兵を配置していてなぜかユリの邪魔をする。

そんな邪魔をする近衛兵をユリは圧倒的な力で倒して、レフェリスタの部屋に上がってレフェリスタお姉さんに文句を言う。

そして、ユリはチゲナの子供まで助けたから試験の階で消えた少年を探すことを頼みながら、チゲナの子供のことで蓮家の恨みを買うようなことしてどうするのか尋ねると、レフェリスタは「ククッ 心配ないって 後々全部わかるから それはそうと例の少年のことだけど」と話だし、ユリに手紙のようなものを渡した。

ユリがそれを開けるとD級選別者の急行列車のチケットが入っていて、レフェリスタは「別名地獄行きエクスプレスチケット! 超~入手困難なんだから」と言った。

それに対して、ユリが「…それは知ってるけど これを私にどうしろって?」と言いながら、過去にめんどくさくて乗らなかったことやそもそもD級選別者以外がチケットを手に入れるのは違法だということを言った。

しかし、レフェリスタは「大丈夫 乗れるわ ううん あんたは間違いなく乗る だってあんたが捜してる少年は 1年後にその列車に乗るんだから」と明かした。



194話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 02)

レフェリスタ・ザハードの夜が地獄列車に乗るという発言を聞いて、ユリは「姉さん… 今なんて…? あの少年が… 1年後に列車に乗る…? 彼が本当に生きてたってこと?」と驚きながら聞き返した。

レフェリスタが「さあね 本当かどうかは自分の目で確かめたら? そのためには列車に乗らなきゃだけど」と言うと、ユリはすぐに「もちろん乗るわよ! でもどうやって!!」と聞き返すと、レフェリスタは「大丈夫 私が教えてあげる」と言った。

場面は変わり、エヴァンとレフェリスタの道案内兼執事のアールルミークの会話へ。

エヴァンがアールルミークに死んだ少年をダシにしてユリ姫に何かをけしかけるのを辞めさせようとする発言をするが、アールルミークは少年が死んだと決めつけるエヴァンに対して、夜が非選別者であるから生きているというような発言をした後「何もご存じないのですね 彼らが持つ力のことを 塔は誰にでも扉を開けるわけではありません 「何か」に必要な者を呼び寄せるのです 安定、平和、革命、自由… 少年が塔に何をもたらすのかは 直接その目でお確かめください」と言った。

エヴァンが「直接って! それどういう…」と言いかけたところで、ユリが現れてエヴァンが連れていかれた。

ユリは夜が生きていることや試験の階の出来事が最初から非選別者である夜の存在をザハード家に隠すためことだったという憶測を明かし、試験の階のユハンなら何か知っているかもと言った。

そして、試験の階は他に任せるが、自分たちは地獄列車に乗って夜を捜すことをエヴァンに伝えた。

エヴァンは、レフェリスタなどの発言から夜が生きていることを悟り「少年が塔を上り続ければ… いつか… ユリ姫と再会することになる 逆らえないってことか… 運命には…」と心の中で思った。

場面は変わり、12ヶ月後のトレインシティー行き選別者専用の列車が映される。

列車内では、D級選別者のフェリックス、剛田ツヨシ、ボーロの会話の地獄列車やチケットハンターに関する会話が繰り広げられる。

そこへ、チケットを刀にぶら下げた青色の肌をしたチケットハンターがやってきた。

195話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 03)

ボーロは青色の肌をした選別者がチケットを2枚ぶら下げていることから、チケットハンターであり、自分の実力に自信があるものであることを見抜く。

そして、車内にチケットが存在することも知られていると考え、自分は見習い2人のお荷物を抱えているという不利な状況を察知して身を潜める選択をした。

ボーロは「通り過ぎてくれ 頼む」と祈っていたが、青色の肌の選別者は端末をいじった後、いきなりボーロに攻撃を仕掛けた。

ボーロが「お前… なぜわかった…」と聞いても、青色肌の選別者は説明せず、神之水の攻撃を放つ。

そして、青色肌の選別者は「今回の地獄列車の 10番より上の上位チケット所持者も全員俺の前にひれ伏す」と言い放つが、ボーロは「見くびるなよひよっこが…」と言いながら「あそこの「上位」のヤツらはお前が思う程度の「レベル」じゃない」と心の中で思っていた。

青色肌の選別者の激しい攻撃をボーロは避け続け、神之水の影響を受けないようにいきなり体を密着させて「お前程度のヤツなら 地獄列車にはゴロゴロいるんだよ!」と言って相手を体を剣で真っ二つにして殺した。

ボーロは「予想外の収穫 チケット2枚ゲットか このまま地獄列車に乗れば…」と思っていると青色肌の選別者の端末に「EMILE」が表示されていて「? なんだこれ…」と呟いた。

196話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 04)

ボーロは「EMILE」が表示されたスマホを訝しげに拾い上げ、会話の内容を見ると「EMILE」というアプリが自分の居場所を正確に教えていることに驚いた。

そして、エミリーからお知らせは入り「3日後、トレインシティーの試験場でチケットをかけたチー対抗戦を開催するわ。 乞うご期待!」というメッセージが届いた。

そこですごい音に気付いて駆けつけたボーロの弟子の剛田ツヨシがやってきて無事であることを確認すると「実はあっちにも怪しげなヤツが…」と言い出し、ボーロがどういうことだと尋ねながら、その怪しげなヤツがいる車両にやってきた。

場面は変わり、同時刻の別の選別者専用の列車へ。

そこでは、ランがチケットを見せびらかして襲ってきた人らをすべて返り討ちにして殺していた。

ランは「ここはいい場所だよ チケットを持ってるだけで遠慮なく人を殺せるんだから 面白い この列車は─ 気に入ったよ」と言って、さらに選別者に攻撃を繰り出した。

そこへベータもやってきた他の車両の選別者を片付けたがチケットがなかったことを報告し、カサノにはいつ会えるのか催促しながら、カサノに会えなかったらランを殺すと言って、2人で口論した。

さらにそこへ、ノビックとシアシアとダンがやってきて、すべて片付けたがチケットがなかったことを報告した。

ランはチケットが思ったよりも集まらないことで最悪、別々に塔を上って駅で落ち合うしかないなど話しながら、エミリーのサーバーが復旧してカサノが何かを企んでいることを伝えた。

するとシアシアがエミリーからトレインシティーでチーム対抗戦をするというお知らせがきたことを伝え「どうやら人を集めたいようね カサノの仕業に間違いないわ ワナかもしれないけど… どうする?」と聞くと、ランは「ワナだとしても構うもんか 試合、出るぞ」と言った。

場面は変わり、ボーロたちへ。

ボーロの前には夜がいて、夜は「チケット… お持ちですか? 僕と一緒に試合に出てくれる人を捜しています」と言った。



197話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 05)

夜が「チケット… お持ちですか? 僕と一緒に試合に出てくれる人を捜しています」と言うと、ボーロは「おいおい急に何を言い出す 試合ってなんの… それにお前何者だ?」と聞き返した。

すると夜はエミリーを見せてチーム対抗戦に出てくれる人を捜していると言い、ボーロもさっきに選別者から拾ったエミリーを見た。

近くにいたピンク色の売り子は「あ~っ! それ私が欲しかったやつ! エミリーですよ! 最近流行ってるQ&Aメッセンジャー 質問に答えてくれるプログラムです 選別者の間でも流行っててお知らせの影響力もすごいんです その対抗戦にも大勢が参加するでしょうね」と言った。

ボーロはそれを聞いても「だとしても… なぜ俺たちがお前と一緒に参加しなければならない? そんな義理はないはずだ」と言うが、夜は「あなたたちも地獄列車に乗るからです 彼らを止めないことには 地獄列車に乗った全員が死ぬことになります」と言った。

場面は変わり、ランたちへ。

ランの試合に出るという発言に、ダンは「ラン! これはどう考えてもワナだ! 敵の正体もわからないのに何も無理に参加しなくても…」と反対するが、ランは「構わない 向こうが知らないコマならこっちにもある まさかビビってるのか? 向こうにいるかもしれないカサノと「未知の敵」に? 逃げ足だけは誰にも負けないって言ってたよな ダン」と言い返した。

それに対してダンは「あ… 当たり前だ 今でもそれだけは自信あるぜ」と言った。

その後、シアシアはクンから「こっちは一日遅れそうだ。 先に行っててくれ。」という連絡があったことを伝え、ノビックがクンが遅れるのは珍しいと感じたが、ランは「構うもんか こっちはこっちの仕事をするだけだ 俺たちはベニアミノ・カサノを捜す」と言った。

またベータが本当に自分が列車に乗れるのかという問いをランにすると、ランの偉そうな態度に2人は口論することに。

そんなベータとランをよそにノビックは「ダン 浮かない顔してどうした?」と尋ね、ダンは「いや… なんとなく… 不吉な予感がしてよ エミリーの裏にヤバそうなのがいる気がして… よくわかんねぇけど…」と答えた。

そして、そこへ「乗客の皆様にお知らせします この列車は間もなくトレインシティーに到着します」とアナウンスが入った。

場面は変わり、夜たちのもとへ。

ボーロが「何…? 地獄列車に乗った全員が死ぬ…?」と聞き返すと、夜は「はい その前に止めなければいけません 彼らのチケット独占を」と言って、さらに彼らが流通枚数の決まったチケットを独占して列車を占領するつもりだと説明し、「そこで僕は彼らに立ち向かって一緒に戦ってくれる人を探しています」と言った。

ボーロは「こいつは何も知らないようだ 地獄列車が「どんな場所」か」と思いながら、「その話が本当だとして その「彼ら」ってのは誰なんだ? 誰がそんなシャレにならない計画を…」と尋ねる。

夜は「エミリーの背後にいる者 FUGと組んで僕を陥れた少女 僕の古い友人であり 今では敵とも言える… 「ラヘル」という人物です」と答えた。

場面は変わり、同時刻の別の選別者専用列車へ。

そこではラヘルの仲間のフードを被った人物が他の選別者を皆殺しにしていて、チケットを手に入れていた。

その人物は「着いたら久しぶりに昔の友人に会える ラヘルに伝えてくれ こっちはちょっと寄るところがあるって ケケッ 試合楽しみだなぁ~」と通話していた。

そして「この列車は間もなくトレインシティーに到着します」というアナウンスが鳴り響いた。

198話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 06)

「ラヘル」の名前を聞き慣れてないボーロに対して、夜はこの前までE級だったから無理もないと言い、ボーロは「つい最近までE級選別者だったヤツが地獄列車を乗っ取るだと? チケットを手に入れられるかどうかも危ういんじゃないのか?」と反論するが、夜はラヘルの裏にFUGがついていることを伝えた。

ボーロは「FUG…? FUGだと? あいつらがなぜ地獄列車なんかに興味を… チッ…また面倒なことに…」と思いながらも、夜のチームメンバーを自分が選ぶ代わりに一緒に出場することが了承した。

そしてボーロは弟子の1人がやられてしまったため、近くにいた駅の販売員と弟子の剛田ツヨシを地獄列車に乗せることにした。

ボーロが夜に、「ところでお前はどうやってエミリーと試合の情報を知った? ラヘルとやらとFUGはどういう関係なんだ?」と聞くと、自分のチームにFUGの仲間が1人いることを明かし、夜とファリョンの回想に入る。

ファリョンは夜がD級になったことを祝福し、次の道について「数カ月後にトレインシティーでチケットをかけた試合が行われる 実はトレインシティーにはFUGの中心人物が一人いてね FUGはあなたが列車に乗ると知ってるから なんとしてでも地獄列車であなたを捕まえるつもりでいるでしょうね カラカが姿を現す可能性もあるし ちなみにあなたが捜してる彼女 ラヘルもそこにいるかもしれないわ」と夜に話した。

続けてファリョンは、ラヘルは夜を捕まえるためのエサかもしれないし、それとも夜に会いたくてそんな場所にいるかもしれないと言いながら「各駅停車で一緒に試合に出る仲間を見つけなさい こっちもトレインシティーで待ってるから いい仲間に出会えるといいわね、夜」と言った。

回想から、夜とボーロに戻ると、ボーロの仲間のフェリックスが別の車両で襲われていた。

ボーロは剛田ツヨシに自力でチケットを獲得するようにいって戦わせたが、ツヨシはすぐに返り討ちになってしまうほど弱かった…。

ボーロが仲間がこれほど弱くていいのかと夜に尋ねると、夜は「構いません 人数さえ集まればそれでいいので 他の選別者をお願いします FUGの選別者は僕が倒しますから」と言い、ボーロは「ずいぶんな自信だな いいだろう 行くかトレインシティー」と言った。

場面は変わり、同時刻の別の列車へ。

そこでは「地獄列車と試験の管理人のケロスと申します 数日後全各駅停車がトレインシティーに到着し、地獄列車が出発します そこでまだチケットを確保できていない方々のためのビックイベントのお知らせです 明日の夜 トレインシティーにて なんと地獄列車のチケットをかけた試合が開催されるそうです! 上位チケッターが一人出場するとかしないとか! このチャンスをぜひともモノにしてください! 奮ってご参加くださいね!」という放送が流された。

その放送を聞いた、水色の髪をした女性が「バーカ 大衆って ホントバカよね あなたも同じかしら? もうすぐ会えるわね 夜」と夜の写真を見ながら呟いた。

199話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 07)

ボーロの仲間のフェリックスが目を覚まし、ボーロが負傷中のフェリックスを除いて夜と一緒に試合に出ることなどを説明した。

ピンク髪の売り子の女の子は「安心してください! もし追加でチケットが手に入ったらそれはフェリックスさんのものですからね!」と励まし、自分はD級選別者の「ハナ」でポジションや夢がアイドルだと言うことを語った。

そして「トレインシティーに真田ユラちゃんが狂って聞いてすごく楽しみにしてるんです」と言いながら、真田ユラが流星のように突如現れたD級選別者のアイドルですごく腕のいい灯台守りであることを話した。

フェリックスも真田ユラのファンだったようで売り子のハナと意気投合する。

ボーロはアイドルに会うためにも無事にトレインシティーに到着しないといけないと言い、「その「到着」の前に一つの関門が待ち受けている 大したことじゃないけど それでも覚悟したほうがいい この中の一人ぐらいは死ぬことになるかもしれないからな」と言ったところでトレインシティー駅に到着するアナウンスが流れた。

そして夜たちは駅に到着し、エレベーターの前にやってきた。

場面は変わり、ランたちへ。

ランたちもトレインシティー駅に着いて、ボタンの数が多いエレベーターの前にやってきて、シアシアやベーターがどこにいくか言い争っているところで、ランは「めんどっちぃ…」と思いながら「1F 入口」と書かれたボタンを押した。

場面は変わり、夜とボーロたちへ。

夜たちは夜の仲間が待っているはずの宿泊施設に向かおうと考えながら、ボーロは入口には「ガーディアン」が待っているからいかない方がいいと言い、「それじゃ俺たちは試合前に… お前の仲間に会いに行くか」と言いながら「2F 宿泊施設」のボタンを押した。



200話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 08)

様々な階があるトレインシティー駅でボーロは「1F 入口」に行かない方がいいと言うが、すでにランたちは「1F 入口」にいて、ボーロと夜たちは夜の仲間の待つ宿泊施設に向かった。

遅いエレベーターの中でフェリックスの状態が悪くなっていく中で、ボーロが夜に仲間が入口に行ったんじゃないだろうなと確認すると、夜は「わかりません でも間違った道には行かないはずです」と答えると、ボーロは仲間に道案内がいることをいるのかと尋ね、夜は答えを濁す。

売り子のハナが「でもなんで入口がダメなんですか? このすぐ上ですよね?」と聞くと、ボーロは街の守護神みたいなガーディアンが明日まで入口に立っているだろうと言った。

場面は変わり、ランたちへ。

ランたちはガーディアンの前にやってきていて、戦うのかどうか揉めていると、ガーディアンが立ち上がって「帰れ 今はまだ早い この扉はまだ開かない 時が来るまで待て」と言った。

それを聞いたうえで、ランは「俺たちは扉の向こうに行きたいんだ その扉を目の前にして待てってのはムチャだろ 悪いけどどいてもらうよ」と言うと、ガーディアンは「…… 仕方がない ならば消してやる」と攻撃態勢に入った。

場面は変わり、夜たちへ。

ボーロは夜とFUGの関りに疑問を持ちながら、元メンバーで平穏に生きていることに驚きながら、自分も昔に地獄列車でFUGと関わったことがあると話した。

さらに、ボーロはFUGを抜けたのになぜ大人しくしないのかと夜に尋ねると、夜は「やり残したことがたくさんあるんです 今回の地獄列車ですべて片付けばいいんですが…」と答えた。

そして、エレベータがやっと動き出したところで、夜のファリョンとの会話の回想に入る。

ファリョンから各駅停車で仲間を集めるように言われた夜は「仲間ならもういます なのにこれ以上なんのために集めるんです?」と聞くと、ファリョンは「あなたには守るべき仲間はいても見捨てることのできる仲間がいないでしょ いざというときに見捨てられる仲間を見つけるの、夜」と言い、さらに「次はたくさんの仲間が死ぬことになるでしょうからね 覚悟しておきなさい」と忠告した。

場面は変わり、ガーディアンと対峙するランたちへ。

攻撃態勢に入ったガーディアンを見て、ちょっと引っ掛かりながらもランは「決めた その向こうに何があって なんでお前が見張ってるのかは知らない 時が来れば入れるならそれまで待ってもいいとも思う でもお前にはどいてもらう」と気に食わないからという理由で戦うことを決める。

するとガーディアンは6つ以上の放を使った強烈な攻撃を繰り出し、一同が驚くが、ランは雷弾を飲み込んで「試合のためにも 無理はしないつもりだったけど… 考えが変わった 今すぐ 扉の向こうに何があるのか確かめてやる!!」と本気モードに入った。

201話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 08)

ファリョンの見捨てられる仲間を見つけるという指令と「次はたくさんの仲間が死ぬことになるでしょうからね」という発言を思い出し、夜は下を向くが、夜たちの乗ったエレベーターは宿に到着した。

「2F 宿泊施設」にはすごい数の人がいて、ボーロは宿泊施設にはチケットを所持している者しか入れないために、チケットを奪うかチケット所持者の下につこうとする者が大勢いると語った。

またボーロはチケット所持者の下につくと「メインの参加者」にはなれないと言い、意味はじきにわかるさと言った。

そんな話をしているとハナの元に青い肌の強面の選別者が寄ってきて「メインじゃねぇなら 「アッカ―」様に忠誠を尽くすっつーのはどうだ? アッカー様に仕えるなら 地獄列車に乗せてやってもいいぜ」と話しかけてきた。

それに対してボーロが「…お前 アッカー・ウィリアムズの子分か 手間をとらせないでとっとと消えろ」と言い放つと、その選別者は「これはこれは… ボーロ様! すいません ちょうど隠れてて気付きませんでして… 今回も最初から参加ですか 試合で会いましょうチームボーロ様 無事に部屋に入れることを祈ってますよ」と言って去って行った。

またボーロが「アッカーは欲深い男だからな 気をつけたほうがいい 危険なヤツだ」と話していると、近くに真田ユラも来ていて、夜のことを見つめていた。

そして夜たちがファリョンの部屋の前にやってきて、入ろうとしたところで、他の選別者が寄ってきた。

場面は変わり、ランたちへ。

ランが雷弾を使ったことで、ベータが「なんだよあいつ… 一人で楽しむつもりかよ」と不満を言うと、ダンはランはチームの戦力を損なわないために一人で戦おうとしていると言い、「ランはああ見えてチームのことをちゃんと考えている アゲロからの初任務だ 一人で責任をしょい込むつもりだろう 無理はしてくれるなよ…」と心の中で思った。

ランが後ろを向くガーディアンにこっちを向かせるために挑発をするが、ガーディアンは「この扉は今は「絶対に」開かない それにヤリを使い切る必要もない 一本でじゅうぶんだ」と言い、1つのヤリがとてつもなく大きくなり、ランに放たれた。

場面は変わり、夜たちへ。

夜がD級選別者を一瞬で5人倒していて、その姿にボーロは「どこかで見たような武術だな…」と思っていた。

すると部屋からラークとファリョンが現れて、ラークが「久しぶりだな 黒亀…!」と言った。

場面は変わり、トレインシティー駅にラヘル一行も到着した。

202話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 10)

トレインシティーに到着したラヘルの仲間たちは会話を繰り広げながらエレベーターの目的地を選んだ。

場面は変わり、ランたちへ。

ガーディアンの強烈な攻撃を真正面から受けたかのように見えたランだが、雲で放を作って移動して避けていて、「二度とあのときのように背を向けるなんてみっともないマネをしなくてもいいように トカゲ女もベニアミノ・カサノも 逃さない絶対に」と思いながらランはガーディアンに向けて強烈な攻撃を放った。

しかし、ガーディアンは微動だにせず、無傷で次の攻撃を繰り出してきて、ランが「ウソだろ 今ので無傷だと…? なぜだ…!? クソ… これだけは 使いたくなくなかったのに!」と別の攻撃を繰り出そうとしたところで、エレベーターのドアが開いてラヘルの仲間の1人の男がやってきた。

その男は、「ちょ〜っと引っ込んでな〜 チッ まさかここで3人分も使うことになるとはてん思ってもみなかったよ!!」と言って、ガーディアンの攻撃を吸収してランを助けた。

そしてその男は「まさか来て早々「ミロティックガーディアン」に挑むヤツらがいるなんて 今回は面白いヒヨっこたちに出会えそうだ」と言った。

場面は変わり、部屋に入った夜たちへ。

ボーロはファリョンに自分が地獄列車が3回目であることを言い、FUGの元メンバーのファリョンに「一緒にチームを組むことになったが 試合について色々と聞きたいことがある」と話かけ、ファリョンは「それは別に構わないけど 今すぐってわけにはいかなそうね そろそろ始まるわ 彼らも着いたみたい ゲームの時間よ」と言った。

その直後「どうもこんにちは 宿泊施設にご到着の選別者の皆さん トレインシティーへようこそ! さっそくですが今から ゲームを始めたいと思います」と放送が流れた。



203話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 11)

本日到着予定の各駅停車全てが到着してゲストが全員揃ったため簡単なゲームを始めると放送され「ゲーム名は「最後の7人」 その名のとおり宿泊施設に入れていない選別者の中から「最後の7人」を選ぶのです 選別方法は自由 最後の7人に選ばれた選別者には チケットの代わりとなる「地獄列車搭乗券」が配られます」と発表されゲームが開始された。

アッカー・ウィリアムズの子分とチケット所持者マハンはゲームを観戦しながらゲームの解説をしていて、「このデスマッチで生き残ったヤツらをスカウトすれば… 優秀なメンツをうちのチームに…」と話していて、このゲームは自分たちにとってチャンスだと考えていた。
しかし、子分はボーロと一緒にいた夜を欲しいと考えていて、ボーロがどこで夜を見つけたのか気になっていた。

場面は変わり、ファリョンたちへ。

次に起こることを予見していたファリョンになぜ分かったのかボーロが尋ねるとファリョンは「私道案内なの 何が起こるかぐらいはわかって当然」と言い、「これは数を減らすためのゲームよ 彼らは今回の列車に大勢の選別者を乗せるつもりはないの 試合が行われるのも同じ理由 FUGは今回の列車でなんとしてでも手に入れたいものがあるみたいね」と言った。

それに対してボーロは「FUGが地獄列車で手に入れたいもの…? まさか… またあのときと同じことを…?」と考えていた。

ファリョンはFUGが地獄列車に相当な投資をしていて、かなりレベルの高い選別者を集めてゲームの運営にも関わっているようだと明かし、「宿願を叶えるためならなんだってする平気で人を殺すし 親や友人ですら平気で見捨てる 誰かをこの世から消すことだってできるわ 今回の地獄列車も例外じゃないでしょうね」と語り、「とにかく あなたたちも地獄列車に乗りたいのなら 私たちに協力したほうが身のためよ 明日の試合はあなたたちだけでどうこうできるようなものじゃないから そのまま列車に乗ろうなんてつもりなら そんなの命を捨てたも同然」と言った。

それに対してボーロが相手の情報をファリョンに尋ねると、ファリョンはE級から上がってきたばかりの選別者であり、FUGに協力的なD級の順位圏チケッターもいると答えた。

場面は変わり、ゲーム会場へ。

ゲーム会場には青色の髪をしたD級選別者の人気アイドルである真田ユラが登場し、「搭乗券を巡って殺し合いですか 極めて残酷ですね 殺し合いはやめて ここにいる方全員私とチームを組みませんか?」と持ちかけた。

有名人がこんな場所にいることにボーロが驚いたところで場面は変わり、ランたちへ。

ランの前に現れたラヘルの仲間の謎の男は「俺はダニエル、ダニエル・ハッチドだ」と言い、ランが挑んだミロティクガーディアンが地獄列車を守るシステムのような者で明日まではどんな攻撃も通じないと説明してくれた。

さらにダニエルは続けて「ところで君たちも明日の試合に出るのか?」と尋ね、ランが「……? だったら?」と答えると、ダニエルは「へぇ〜 こりゃ楽しみだ 俺も 明日の試合に出るつもりだからさ」と言った。

204話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 12)

超有名なD級選別者アイドルの真田ユラがこんなところにいるわけがないとボーロが言うが、ハナがユラさんに間違いないと言い、「それにしてもどうしてユラさんがここに… コンサートで忙しいはずなのに…」と呟いた。

場面は、「最後の7人」のゲームを行っている者たちへ。

真田ユラの発言に剣士が反応し「おい 全員があんたのチームってどういうことだよ」と聞き返すと、他の選別者がアイドルの真田ユラであることに気がつき「なんでこんなところにいるんだ? コンサートの準備は?」と尋ねた。

真田ユラは「辞めちゃいました アイドルなんて 地獄列車に乗るために」と言った。

続けて、「私が本当に欲しいものは列車にあるので だからすべてを捨てて列車に乗ることにしたんです コンサートだって列車に乗るために開くようなものです このコンサートがアイドルとしての最後のお仕事になるでしょうね 私は自分の欲しいものは 何がなんでも手に入れなきゃ気が済まないんです」と話した。

そして、真田ユラはチケットが手元に2枚あることを言って、「2枚あればここにいる皆さんを部屋に入れることができますし 7人を残して乗車券を手に入れることもできます どうです? 私とチームを組みませんか?」と提案し、他の選別者はこんなウマい話はないと、それに乗って「最後の7人」が決まってゲームが終了された。

それを見ていたアッカーの子分は「なんだあの女… 雰囲気がアッカー様に似てる…」と思っていた。

場面は変わり、ボーロたちへ。

ゲームの観戦を終えたボーロは、ファリョンにFUGとの関係を尋ねて、逆にファリョンもボーロがFUGについて何か知っているのかと聞いた。

そしてボーロは地獄列車でFUGに会ったことがあると明かして「だから あいつらが何を求めているのかわかる気がするよ」と言った。

場面は変わり、ランたちへ。

ダニエルはランたちに「君たちが俺を負かしてチケットを入手する可能性はないってこと ゼロだ 君たちが地獄列車に乗れる可能性はね」と挑発した。

その発言にランが怒り「明日の試合までわざわざ待たなくても 今ここで勝負つけてもいいだぞ」と言うとダニエルは、一瞬のうちにランの横を通り抜けて「そう急ぐことはないさ まだゲームは始まってないんだから 楽しいことはとっておかないと だから 待ってろって 俺が君たちを食うまでさ」と言って、さらに他のメンバーたちも一瞬で通り抜けて去っていった。

それを速さを見て、ランたち一同が驚いた。

場面は変わり、夜へ。

夜はファリョンとの会話を思い出していて、回想でファリョンは夜がジュ・ビオレ・グレイスであることをばれないようにすることと時間に遅れないことと仲間は3人もいれば十分でそれ以上は必要ないことを話した。

さらにファリョンは続けて「夜 長い旅になると思う FUGが列車で手に入れようとしているものが何かはわからないけど あなたが強くならなきゃいけないことには変わりはない 精神的にも肉体的にも もっと強くなると 一人で塔をのぼってラヘルに胸を張って会うためには」と語っていて、夜はあらゆる武術のマスターレベルの持っていた。

そして、それぞれの選別者にエミリーから「明日の2時に競技場にお集まりください。地獄列車のチケットを懸けた試合を開催します。」と言うお知らせが届いた。

205話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 13)

エミリーからの連絡を確認しているボーロに、ファリョンは「さっき言ってたこと本当なの? 地獄列車でFUGに会ったって…」と聞いた。

ボーロは「ああ初めて列車に乗ったときだった FUGのスレイヤー候補と名乗るヤツと乗り合わせてな」と話し始め「かたくなに自分のことを隠してるようだったから おかげでこっちは恐ろしい経験をするハメになったけど あいつはずっと前に列車に乗ってそこに何かを置いてきた もしFUGが狙っているものがそのときヤツが列車に置いてきたものだとすれば 今回の列車は想像を絶する危険が待っているかもしれない」と語った。

場面は変わり、夜へ。

夜の元にクンから「予定では明日の夕方に着く そのときに会おう ークンー」とメッセージが届き、そこへファリョンが話があるからと夜を呼び出した。

夜はボーロが列車でFUGと会ったことを聞くと、ボーロは相手が自分の口でスレイヤー候補と名乗ったと言い、「ヤツは長い間に… 少しずつ… 乗り合わせた他の客を殺した そして自分だけが生き残った」と語り、周りのメンバーは全員を殺したことに驚くとボーロは「ああ、最初は誰もそのことに気付かなかった 気が付いたときにはもうそうなっていたんだ」と話した。

ファリョンが地獄列車には停車駅ごとに新しい客が乗ってくるはずだからそんなことが可能なのかと疑問をぶつけるとボーロは「それはそうだ だが最後はいつか必ず来る 最後に残ったのは俺を含む5人 俺は本当に運がよかった 他の4人はものすごい実力者揃いだったからな それでも結局一人は死に他の仲間も列車を棄権した なぜか所々記憶が飛んでるんだが 列車を降りるときにヤツが言ったことだけははっきりと覚えている いつか必ず戻ってくる だからそれまでこれを列車に隠しておく この道が「レボリューションロード」になるだろうと…と」と話した。

ファリョンが「…… 元スレイヤー候補が残したもの… ニオうわね…」と呟くと、夜は「元スレイヤー FUG… いったい君は何を企んでいるんだ? ラヘル」と考えていた。

場面は変わり、ラヘル一行へ。

エミリーのお知らせが届いたことをオレンジ髪の女性がラヘルに報告し「いよいよね これでちょっとは楽しくなるのかな? ラヘル」と言うと、ダニエルが「おっかしい〜 自分で送ったメールを 自分で受信するなんてさ 面白いひよっこだまったく」と言いながら現れた。

そしてダニエルが「管理人と話はついたのか?」と問いかけると、オレンジ髪の女性が「当然よ うちらに協力することは約束済みだったんだから それに彼女も一緒に乗るって言ってたからノープログレム」と答え、ダニエルは「なら準備は整ったな ヤツらがパーティーに参加している間に 俺たちは「本当の」パーティーを楽しむ まさにサプラ〜イズ 明日の試合が楽しみだ」とクスクス笑いながら言った。

場面は変わり、翌日のチケット争奪戦当日の宿泊施設のエレベーター前へ。

エレベーターは他の選別者が塞いでいたが、そこへランたちが現れ、ランが呆気なく倒して「…行くぞ ベニアミノ・カサノを捕らえに」と言った。

場面は変わり、ボーロたちへ。

ボーロたちはエレベーターが塞がれていることを見越して余裕を持った行動をしていて競技場にたどり着いた。

競技場では「選別者の皆様にご案内申し上げます この試合はチーム内に一人以上のチケット所持者がいることが参加条件です 勝利チームには地獄列車の搭乗券が配られます 試合は5人1組 個人参加者はランダムでチームを振り分けます」と案内がされながら、トーナメント表が配られて、夜の初戦は真田ユラたちのチームが対戦相手であり、ランチームはアッカーチームとの対戦であり、決勝戦にはシードで「?チーム」と書かれたチーム名が記載されていた。

場面は変わり、ラヘルたちへ。

ラヘルたちは試合会場に向かわず、なぜかエレベーターで「1F 入り口」に訪れていた。



206話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 14)

チケット争奪戦のトーナメント表を見て、ハナはユラチームが初戦の対戦相手で喜んでいたが、ボーロは真田家が相手であることに焦っていて、夜はランの名前を発見していた。

場面は変わり、ランたちへ。

ランは初戦の対戦相手であるアッカーを雑魚として認識しながら、ランたちも夜の名前を見つけていて、ベータはもう一度夜と万全な状態で戦いたいと呟いていた。

ランは「今回の目的はそこじゃないだろ 何がなんでもカサノがいるチームを見つける その他のヤツらはどうでもいい」と言い、試合が当たるまで待つか、もしもの場合はチケットを諦めてでも倒そうと考えていた。

そんなとき、シアシアはユラの名前を見つけていて、エレベーターでの出来事の回想に入る。

エレベーターの前にいた人物をランが倒すと、その人物は「あ…諦めろ …どうせ… 上がったところで無駄だ… お前たちは… あの女にチケットを奪われる… 宿で後をつけて見ちまったんだ… 真田ユラの… あいつの正体を…」と最後に言っていた。

そしてシアシアは真田ユラについて調べるが、ユラに関する情報は最速でD級に昇級した後はアイドルとして活動していたことぐらいしか目立った活躍がなかった。

ランは真田ユラはどうでもいいと考えながら、夜の成長は気になっていて「真田家の娘が盛り上げてくれれば面白いけど」と考えながら仲間に「とりあえず俺たちはアッカーやらを捜すぞ」と言った。

場面は変わり、トーナメントの説明へ。

トーナメントの種目は競技ごとに異なり、試合を行うチームは参加条件として試合開始前にチケットを1枚預けて、試合開始後にチケットを追加することで参加人数を増やすことができ、チケットがなくなり人数を増やせなくなった時点でチームの敗退が決まり、試合終了後に預けられたチケットはその試合の勝者に渡るということが説明された。

つまり、チケットを多く賭けるほど人数を増やしてゲームを有利に進行できるが、その分負けたときのリスクも大きくなるようになっている。

そして、今回の試合の最終勝者には地獄列車の前方車両に乗車することができる「上位ナンバー」の搭乗券が配られると発表された。

ボーロは初戦の相手が十家門であることで、チケットを全部失う可能性もあると思っていたが、ラークは「フンッ 十家門かなんだか知らないがビビる必要はねぇ どうせろくでもない亀に決まってる 俺の知り合いにも一人いるが青いだけで使えやしねぇ」と余裕を見せた。

それを聞いても、ボーロは「…そうだといいけど… どうしても嫌な予感がぬぐいきれない」と不安を抱いていた。

場面は変わり、真田ユラたちへ。

ユラの仲間がチケットの枚数差を心配していたが、ユラは「関係ありません むしろチケットを多くゲットできる絶好のチャンスです 私たちは負けません 私と一緒にいる限り あなたたちが負けることは「絶対に」ありませんよ」と言った。

場面は変わり、夜たちへ。

待合室でファリョンはFUGがどこにいるかわからないためトーナメントを勝ち進むしかないと言い、試合の鍵がいかに少人数で効率的に勝つかにかかっていると話し、「一番の要注意人物は「真田ユラ」ね 真田ユラの能力がどれほどのものか 勝敗はそこにかかってるわ」と言った。

場面は変わり、試合へ。

待機時間終了の知らせと「各チームはチケットを持って競技場にお集まりください」という放送で、夜たちはユラチームと対面する。

そして、「各チームのリーダーはチケットを持ってテーブル前にお越しください」と案内されて、夜とユラがテーブル前に赴くとユラは「よろしくお願いしますね ジュ・ビオレ・グレイスさん」と言い、夜は「…どうしてその名前を…!?」と驚いたところで試合が始まる。

「競技種目は 「クレイジーイエローボール」です!」と放送されて、夜とユラの前に黄色のボールが飛び出した。

207話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 15)

競技種目が「クレイジーイエローボール」であることが発表されて、ルールが説明されようとしていたが、夜は真田ユラが自分の正体を知っていることに動揺していた。

クレイジーイエローボールは、神之水の層がフィールドとなっていて、1人がボールを持って走って相手の陣営のゴールラインにボールを入れればその人のチームの勝利となると説明される。

また、ゲーム開始合図はホイッスルと同時にジャンプボールで所有権を決めて、ボールをゲットしたチームは相手チームのゴールに向かって前進することができる。

ただし、ボールを持ったチームが一度に進めるのは2マスまでで、2マス進んだ後はボールは相手チームに渡る。

そして注意点として1人でボールに触れている時間が10秒を経過すると黄色いボールは怒って「クレイジーイエローボール」になるため、できるだけ交互にパスしながらゴールを決める必要がある。

つまり、ラグビーに似た競技であると解説された。

ルール的には自分たちが有利だと感じたボーロだが、夜がユラと挨拶してから様子が変なことに気づいていた。

そして、ファリョンもゲーム自体はかなり良さそうだと感じながら、真田ユラ個人の能力レベルが不明なことに心配しているとファリョンの元にランがやってきた「やっぱりお前も来てたのか 試合は出ないの? 名前なんつったっけ? ユト」と話しかけた。

ファリョンが「その名前で気安く話しかけてこないでくれる?」と言うと、ランは「こっちも正体を隠して近づいてきたヤツに話しかけたくなんてないさ」と言い返しながら「今度は何を企んでいるんだ? 裏で色んなヤツを操ってまで… どうして俺たちをトレインシティーに呼び集めたんだよ」と尋ねると、ファリョンは微笑んだ表情を見せた。

場面は変わり、夜たちの試合に戻る。

夜チームは第1ラインオフェンスを剛田ツヨシ、第2ラインディフェンスをハナ、ゴールキーパーをラークとボーロが担当し、ユラチームは第2ラインディフェンスをピエールという人物が担当していた。

相手の配置を見て、ボーロはチケットを活用できていない配置で、真田ユラが1人で守備も攻撃をするような相手に陣形を妙だと感じていた。

そして試合が始まり、ジャンプボールを夜が獲得し、剛田ツヨシとパスを回しながら夜は逆流れ制御で相手チームのピエールの動きを止めて難なく2マス進んだ。

それを見たランは、逆流れ制御を止められる人物が数えるほどしかいないだろうと考えて「次のターンはディフェンダーがいないし… このゲームあっさり終わっちまいそうだな」と考えていた。

真田ユラは「素晴らしいですね さすがは元スレイヤー候補 あなたみたいに有能な人だと 列車に乗せたくなりますね もちろんチケットは私のものになりますが」と話しかけ、夜が「…あなた… どうしてそのことを…?」と尋ねると、ユラは「ラヘルに聞きました」と答えた。

そして、ユラは続けて「数年前 彼女と私は友達になりました 私はFUGに協力しています 私たちはチケットを独占し列車を乗っ取るつもりです そこで一つ私と賭けをしませんか? 次のターンあなたが私の攻撃を防ぐことができれば あなたにチケットを譲ります それからラヘルの居場所も教えましょう」と持ちかけてきた。

208話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 16)

夜チームのターンで難なく2マス進んだことで、それを見ていたノビックやランはチケットが多い方の優位性を再確認して、次のユラターンの次の夜ターンでゲームが決まったも同然だと考えていた。

そこへ、ダンからアッカー・ウィリアムスを見つけたとランに連絡が入り、ダンはアッカーがとにかくデカくてオーラが尋常じゃないことを伝え、ランとノビックはファリョンの側を離れてそちらに向かうことに。

ファリョンは夜たちの試合を見ていて、「何か問題が起きたようね…」と察知していた。

試合会場でもキーパーをしているボーロとラークは夜の様子がおかしい事に気づき、場面は夜とユラたちへ。

夜はユラからの私の攻撃を止めたらラヘル居場所を教えるという発言に反応して「それは本当なんですか!? 彼女はラヘルは今どこにいるんです!? いったいFUGと何を企んでるんです!? 教えてください!」とユラに言う。

ユラは「今から1年前 私はエミリーを通じてラヘルと知り合いました 本当はもっとずっと昔から彼女と通じていたのですが」と言い、さらに続けて「本当に不思議なプログラムですよね たくさんの人の質問を受けてそれに答えて 信頼を築いてそして大衆を欺く道具になれる 私と似ているこの子は私の唯一の友達であり 私は自分が求めているものが何か知ったとき この子に質問をし そしてエミリーの存在を知りました 「ラヘルと一緒に列車に乗れば」望むものを手に入れられると そして彼女に私を招待してくれと頼んで すべてを捨てて彼女に協力することにしたんです」と語った。

そしてユラは「もしあなたが私とラヘルが列車に乗ることを邪魔するつもりなら あなたを止めるしかありません 賭けをしましょう このターンあなたが私の攻撃を止められれば 私はチケットを諦めラヘルの居場所を教えます でももし止められなければ… あなたのチームのチケットを1枚私にください」と提案してきた。

剛田ツヨシはその提案を断固反対したが、夜はそれを受け入れて、第2ターンが開始された。

ユラはいきなり正面から突進し、夜がそれを逆流れ制御で止めるが、ユラは逆流れ制御を解いてマスを進めて「大したことありませんね あなたの神之水のスキルも」と言い放った。

逆流れ制御を灯台のフォローもなしで解いた事にボーロたちが驚き、ユラの実力がD級最高レベルだと判断したところで、ユラの仲間がユラの自慢を高らかに語り出した。

しかし、ユラは高らかに自慢を語る仲間をクレイジーボールを使って殺し、その後夜に再度賭けを提案した。

剛田ツヨシはまた夜に提案を反対するように言うが、夜は「…もう一度だけ信じてください どうしても彼女の居場所を知りたいんです パスを出してくれれば僕がゲームを決めます 僕が真田ユラさんを突破します」と言い、ユラはニヤっとした。



209話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 17)

真田ユラと夜の契約成立によって夜チームのチケットが1枚ユラチームに渡り、夜チームのキーパーだったラークが退場させられ、夜チームに動揺が走る。

次のターンはチケットが増えたユラチームにディフェンダーが2人追加され、競技再開された。

剛田ツヨシがボールを持って先行して夜にパスを出し、夜は3つの放を使ってユラチームのディフェンダーを難なく倒し、ユラの前にくる。

夜は「この今度こそ…!」と思いながら突進し、ユラは「…無駄ですってば!」と言いながら夜に近くが、夜はいきなりクレイジーボールをユラに渡してその場から去る意外な行動を見せた。

ユラは「……? …ボールが動かない…?」と困惑していると「夜選手がボールを10秒間タッチしました ボールがクレイジーモードに変わります」とアナウンスが流れ、ユラは夜がボールに逆流れ制御をかけて止めていたことに気づく爆発しそうになる。

ユラは爆発を逃れながら「へぇ思ったより…頭がキレるんですね」と呟き、夜チームが1マス進んだがボールはユラチームに渡ったためユラは「今回は引き分け… …ですか?」と言った。

さらにユラは「ラヘルが言ってました あなたは私たちが列車に乗ると知ったら必ずついて来るだろうと 彼女はあなたから逃れたがっている 最低ですね しつこい男って ともかく私は ラヘルからあなたを引き離さなきゃならないんです」と言った。

そして攻守交代してユラの攻撃ターンとなり、夜は「…動きを止めることはできない みんなの前でトゲを出すわけにもいかないし 逆流れが通用しないなら神之水攻撃も無駄だ この女の力の秘密を暴かないことには…」と思っていると「……! そういえばあのキャリーバッグ… どうして肌身離さず持っているんだ!? 暴くしかない!」のユラのキャリーバッグを不審に思った。

真田ユラは夜のフェイントのような動きに受けて「ずる賢いマネは 許しませんよ!」と言いながらクレイジーモードになったボールを、夜チームの売り子であるハナに投げつけた。

そしてハナはボールを持った瞬間にクレイジーボールが爆発し、夜がなんとか助けたが、ハナの手は重傷を追ってしまった。

夜は「何をするんです! 僕たちの賭けなのにどうして無茶な攻撃を…! それに彼女はあなたの大ファンなんですよ!」と怒ったが、ユラは「ファン…ですって? 私のファンはたくさんいるので一人ぐらい消えてもなんてことありません 無駄話はいいので早くチケットをよこしなさい」とニヤっとしながら言った。

ボーロはチケットを2枚奪われた上にメンバーまで怪我をしたことで夜に詰め寄り、夜は「…… すみません 勝負に勝てばラヘルについて教えてくれると言われて…」と答えるとボーロは怒り、ラークもくだらない賭けで退場させられたことに怒った。

しかし、夜は剛田ツヨシに再度「もう一度だけ… 僕にパスを出してくれませんか?」と言い、今度こそ必ず勝つとお願いした。

夜は「間違いない この人(ユラ)はさっき何かを隠すために ハナさんを攻撃したんだ 間違いなくあのキャリーバッグには何か秘密がある」と確信していた。

そして夜はキャリーバッグを狙うために剛田ツヨシからパスを受けて、ボールがクレイジーモードになった瞬間にボールの爆発力を利用して真田ユラのキャリーバッグを吹っ飛ばして突破した。

そして夜は息を切らしながらユラに「教えてください! ラヘルは今… どこにいるんです!」と尋ねた。

210話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 17)

夜が真田ユラを突破したことに会場中が驚いていたが、ファリョンは「一瞬だったけどトゲの力を使って勝つなんて 相変わらずまだまだね…」と厳しい評価をしていた。

そして放送で夜チームが苦戦していることをランとノビックは聞きながらランたちはアッカーの元へ訪れていて、あまりのデカさに驚きながらもランは「試合前に挨拶しにいかないとな」と言った。

試合を観戦していたベロチームのベロ・ベロは、同じチームの赤い鳥であるポンピドゥーになんで余裕そうだった真田ユラが突然突破されたのかを尋ねるとポンピドゥーは「少年がキャリーバックを吹っ飛ばしたのがポイントなのではないでしょうか」と言い、さらに続けて「あれを吹き飛ばした途端に攻撃が通じ 瞬間的に女が無防備な状態になったように見えました 逆流れ制御が通じなかった女の神之水への抵抗力が消えたのです」と解説した。

そして場面は変わり、夜とユラへ。

ユラは夜のラヘルの場所を教えてくださいと言う言葉を聞きながら回想に入り、「だめ…!! だめよ!! 私にはあれがなきゃ!! 生きていけないの!! ファンも知名度もオシャレな服もお金も何もいらない!! 私が本当に望むものは!!」と叫んでいるところでエミリーから「私はあなたが望むものを知っています。 あなたが望むものは列車にあります。 私があなたを導いてあげましょう。」とメッセージ入った場面が映された。

ユラは夜に潔く負けを認めてラヘルの居場所を教えると言うが、さらにユラチームの回想でユラは自分のキャリーバッグが攻防戦で手に入れたC級以上の特別なアイテムで三つの機能があり、そのうち一つが敵の神之水制御を完全に遮断することであると語りながら「私についてくればあなたたちは必ず列車に乗れます」と発言しているシーンが映された。

ユラは夜に「…まさかあなたに負けるとは思いませんでしたが そろそろ時間みたいですね」と言い出し、「あなたをラヘルから引き離す時間」と続けた。

その発言に夜は驚き「どういうことですか!! 引き離す時間って」と聞き返すと、ユラは「あなたはそもそもここに来るべきじゃなかった なぜならこの競技がワナだから あなたを含め ここにいる人たちはみんなワナに引っかかったんです 私とラヘルのワナに」と言い出し、ユラチームの棄権のお知らせがアナウンスで流れた。

そのアナウンスを聞いて、アッカー・ウィリアムズたちがユラの行動を怪しんでいると、そこへランがやってきて「俺の名前はラン お前たちの初戦の相手だ ああいう めんどっちい競技はごめんでね その前にチケットをかっさらいに来た」と言った。

その発言にアッカーは仲間のムンタリにランの相手をして活を入れるように命じた。

ランが「……? 一人で?頭大丈夫か?」と聞くが、ムンタリは「来いよ小僧 お前が見たがってるものを見せてやるから」と言うと、ランが「ふざけるのも大概にしろ!」と怒って攻撃を仕掛けるが、ムンタリは逆流れ制御でランの動きを止めてランに一発食らわし「チケットはもらったことにしといてやるよ アマちゃん」と言った。

場面は変わり、夜とユラへ。

夜がワナとはどう言うことかと聞くと、ユラは「考えてみてください なぜわざわざFUGがエミリーを使ってここに人を集めたのか そして自分たちがここに来ると言う情報を流したのか チケットに目が眩んだ厄介な選別者たちを 列車に乗せないためだとすれば もっと簡単な方法があるはずです 列車を 盗むこと」と言い、さらに続けて「ほとんど知られていませんが 一部の人はトレインシティーのどこかに列車が隠されていることを知っています 彼らは試合が始まってすぐそこへ向かいました」と言い出した。

そして場面は変わり、ラヘル一行へ。

ラヘルたちはトレインシティーの1階入り口のミロティックガーディアンがいる場所へ来ていて、ラヘルの仲間のオレンジ髪の女の子が「ミロティックガーディアンか… なかなか手強そうね あの女が時間稼ぎしてる間に終わらせられるかしら」と呟く。

するとダニエルが「心配ご無用さお嬢ちゃん 年寄りのこの俺が 片付けてやるから 連れてってあげるよ あの向こうに 「地獄列車」がある場所に!」と言い放った。

211話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 18)

ダニエルの地獄列車に連れてってあげるという発言を聞いて、オレンジ髪のエンジェルという女性は「同じチームならこれくらいの情報は事前に共有すべきだったんじゃない? うちら昨日まで本当に試合に出ると思ってたんだけど」と不満を持したが、ダニエルは「悪いけど俺は「偽りの存在」なもんでね 嘘をつかないことには生きていけないのさ」と意味深な答えを返した。

そしてダニエルは「心配するなって君たちを連れてってあげるってのは本当だから 俺について来い…!」と言いながら攻撃を放つ準備をして「ひとまず3人分ね」と呟きながら強烈な攻撃を放った。

しかしミロティックガーディアンは微動だにせず、ダニエルたちに反撃を繰り出した。

ミロティックガーディアンの攻撃を食らったラヘル一行だが、見事に全員無事だった。

エンジェルがミロティックガーディアンに勝てるのかとダニエルに尋ねると、ダニエルはミロティックガーディアンが幻想の存在だから物理攻撃は通用しないことと扉の向こうを守る絶対的な列車の守護神であることを解説した。

今度はカサノがダニエルに「ならばその幻想の存在をどうやって殺すつもりだ? 幻想ならしにもしないはずだが」と尋ねると、ダニエルは「幻想でも絶対に死なないってわけじゃない お前のその左腕なら幻想をも殺せると思うけど? 違うか?」と聞き返しながら、「といってもあんな面白い獲物をお前によこすわけにはいかない 俺がぶっ飛ばす」とさらに強力な技を仕掛けようとすると、ミロティックガーディアンは2本目も攻撃態勢にした。

ダニエルは「ここまで戻ってくるのにどれだけ時間がかかったか… お前にわかるかガーディアン…!」と呟きながら「今度こそ… 絶対に逃げない ローエン… 絶対に… 逃げてたまるか!」と心の中で思いながら「食らえ ダニエル・ハッチドが 列車に帰ってきたぞ!!」と叫びながら強烈な攻撃を放った。

エンジェルがそれをみて、「おぞましいわね FUGがなんであいつを気にかけるのかわかる気がするわ」と考えていると、ダニエルが急に攻撃をやめたためガーディアンの攻撃がラヘルたちを襲う。

エンジェルがダニエルに攻撃をやめたことを怒ると、なぜかガーディアンは消えていて、ダニエルはリモコンのような物をいじっていた。

そしてダニエルはリモコンを使ってミロティックガーディアンの幻想を壊したと言い、そのリモコンは知り合いである車掌さんにもらったと語った。

エンジェルがさっきまでの苦労はなんだったのかと驚きながら聞くと、ダニエルは「あーあれは… 嘘」と笑いながらいった。

ダニエルは続けて「さてと行きますか 見て驚くな これが 「ホンモノ」の地獄列車乗り場だ」と言ってミロティックガーディアンが守っていた扉を開いた。



212話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 19)

ランとアッカーの子分であるムンタリの勝負場面で、ムンタリがランを逆流れ制御で止めたことで一同が唖然としてしまった。

ランは、夜以外に逆流れ制御を使える人物がいたのことに驚き、「やっぱりD級チケッターは甘くない…ってか」と呟くと、ムンタリは当たり前だと言い「お前の実力じゃ列車に乗って調子ぶっこいて 一瞬で死体と化して列車の隅に追いやられるのがオチだからな ぶっちゃけそのガキくせぇ青髪を見ると 列車で俺が殺った生意気なクン家の雑魚どもを思い出しちまうのさ」と挑発した。

その挑発に乗り、ランは「ぶっ殺す!!」と言いながらムンタリに向かっていく。

場面は変わり、夜と真田ユラの会話へ。

夜が「…地獄列車を 盗む…!?」と聞き返すとユラは「ええ、すべては最初から仕掛けられていたワナ 大っぴらに案内板に競技場と書かれていたのも チケットで誘惑し放送まで流して大勢の人をここに呼び集めたのも あなたのチームの道案内に情報を流したのも 最後のチームを?としてあたかもラヘルや上位チケッたーがいるかのように見せかけたのも すべてはあなたたちを最後までここに縛りつけておくためのワナだったということです ここの管理人と組み あなたたちが試合をしている隙に ここを抜け出すためのね」と明かした。

さらにエレベーターも見方に止めさせていることなどをユラが語ると、剛田ツヨシはエレベーターを止めるとユラ自身も列車に乗れないと反論するが、ユラは「私にはあるんです ここから出る方法が この「キャリーバッグ」 まさかただの防御アイテムだと思っていましたか?」と言った瞬間、ユラはキャリーバッグの中に消えていった。

夜たちがユラが消えたことに呆気に取られているとムンタリによって飛ばされたランが夜の前に現れ、ムンタリも現れた。

そこへボーロがそんなことをしている場合ではないと止めに入りながら自分たちがハメられたことを話し、夜もFUGが地獄列車を盗もうとして仕掛けたワナだと詳しく語った。

さらにそこへ、ポケットを通じて会話を聞いていたアッカーもやってきて、アッカーはFUGという言葉に反応して「あいつら… また…! 列車に…!」と呟きながら奥歯を噛み締め、それをボーロが悲しそうな顔で見ていた。

そして、夜たち一同がキャリーバッグを調べている時に、ユラと金髪の剣士は列車へと急いでいて、ユラはキャリーバッグは一度に3人までしか召喚できないことを剣士に説明していて、「夜、絶対にあなたに邪魔はさせませんよ 列車での私の最後のコンサートは」と心の中で思っていた。

ユラが入ったキャリーバッグは開かなくなっていて、アッカーやランたちが言い合いとしている時にダンとノビックからランに連絡が入り、ラヘルとカサノが一緒に行動していることを知らされ、ひとまずラヘルたちを追いかけることになり、そこへファリョンもやってきて「ラヘル… あの小娘に一杯食わされたようね」と言葉を漏らした。

場面は変わり、ラヘルたちへ。

地獄列車に昇降場に続く階段にたどり着いたときに、列車まで案内する鳥型のナビゲーションがやってきて「ではさっそく 皆さんを「摩天楼昇降場」へご案内いたします」と喋った。

213話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 20)

ファリョンは、全員が協力するならラヘルまでの道を案内すると言い、一同は何人かは他の選別者に怪しまれないように試合を続けて、選抜メンバーだけがラヘルたちを追うことにした。

その選別メンバーの追跡組もエレベーター側とラヘルたちを追う側の二手に分けて向かうことになった。

トレインシティーでは試合が継続されて、居残り組になったラークが文句を言っていると、「亀亀って相変わらずだな よく飽きないよまったく」と言って、何者かがラークの前に現れた。

場面は変わり、ラヘルたちを追うファリョンと夜たち。

夜がただ走っているだけで辿り着けるのかと心配になってファリョンに尋ねると、ファリョンはイライラしながら「うるさいわね この道がどういう道かわかる? 工房の弟子の一人が設計した最高の迷路の一つなのよ 普通の人なら一度迷い込むと二度と出られなくなっているの 道案内の私でさえそんな迷いなく進めるようなものじゃないってこと とにかく あなたはできるだけ力を温存しながらついてきて 精一杯早くたどり着けるようにするから」と答えた。

夜は大丈夫そうであることをボーロに伝えながら、ボーロとアッカーの関係を尋ねると、ボーロとアッカーは昔一緒に列車に乗った仲間であり、悪縁であると答えながらお互いが「あのことがあってから」変わったと言い、アッカーは「私はいつか… 見つけられると思っている 彼女を…」と呟いた。

場面は変わり、シアシアのもとへ。

シアシアはダンにファリョンからの指示を伝えて、ファリョンたちが進むための扉を開けていた。そして、ファリョンの道案内の力に一同が驚かされた。

その頃、べーたはファリョンからのデータを元に迷路を攻略して誰よりも早くエレベーターに到着し、「エレベーターは今この瞬間から ベータ様のものだ!」と言って、エレベーターを守っていたユラの仲間を全員倒した。

しかし、エレベーターはユラによって壊されていて、それをベータから伝えられたファリョンは「チッ… 頭を使ってくれるじゃないの真田ユラ」と舌打ちした。

場面は変わり、ラヘルたちへ。

ラヘルたちは列車の前に到着していた。

214話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 21)

地獄列車にたどり着いたラヘルたちは、浮遊船をはるかに超える大きさの地獄列車に驚いていて、そこへ「ダニエル!」と呼びながらトレインシティー列車管理人のポロ・ポーがやってきた。

ポロ・ポーは「地獄列車十回目で選別者を止めて管理人に就任したポロ・ポーです へへ」と自己紹介をした後、「ところで真田ユラは? 彼女がいないことには車掌が列車を出してくれなくてね 今回協力するのも彼女のため…」と言い、ラヘルがユラの位置を確認するとすぐそこまで来ていることがわかった。

場面は変わり、ユラと剣士へ。

剣士はユラと地獄列車に向かって迷路を走りながら、ユラの「私が本当に失ったもの… 私が列車で探しているものが何か… これを聞いたらたぶん… あなたも私に協力するしかなくなるはずです」という話を回想していた。

場面は変わり、夜たちへ。

エレベーターが壊されていた事実に落胆していたが、夜がエレベーターに行けばそこに道があるかもしれないと言い出した。

場面は変わり、ユラと剣士へ。

トレインシティーの迷路の噂を知っていた剣士は道があっているのか不安に思っていたが、ユラは管理室から迷路のデータをもらっているからたどり着くと言い、実際にミロティックガーディアンがいた入り口までたどり着いた。

そして、ユラが剣士に「さあ… 行きましょう 地獄列車を乗りに」と言うと、後ろから思い切りドアを叩く音が聞こえた後、ドアが破壊され、そこから夜たちが現れた。

ユラは「!… エレベーターは壊したはず…! どうやってこんな短時間でここまで!?」と驚いていると、夜はエレベーターのルートを神之水を使って高速で降りてきたことを明かし「もう逃げられませんよ真田ユラさん 約束どおりチケットは頂きます 地獄列車も止めてみせます」といった。

剣士が自分を犠牲にしてユラを先に行かせようとするが、ユラは剣士を引っ張って逃げようとしながら「私をそんなに甘く見られちゃ困りますよ こっちにも管理人から預かった プレゼントがあるんですから!」と言ってリモコンを押すと、ミロティックガーディアンが現れ、夜たちを攻撃した。

場面は変わり、ラヘルへ。

下から物凄い音がしたため「…… 何事?」と疑問に思った。



215話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 22)

下の方から大きな音がしたためポロ・ポーは動揺したが、ダニエルは心配するなと言い「俺が見てくるから」と1人で下を見に行きはじめ「…もうすぐ出発だってのに ネズミでも入ってきやがったか?」と思っていた。

場面は変わり、夜たちへ。

ミロティックガーディアンの強烈な攻撃を食らった夜たちであったが、全員が無事だったためアッカーは「なかなかやるじゃないか」と思っていた。

ムンタリとランはふざけた会話をしているときにボーロは真田ユラの手にリモコンがあるのを見つけて、ファリョンが「目いいのね! ついて来て夜!リモコンを奪い取るわよ!」と言い、ファリョンと夜がミロティックガーディアンに向かっていく。

ボーロが「やめろ!! あいつのヤリは接近してくる相手によって軌道を変えられるんだ!」と止めようとしたが、夜は「大丈夫です!!」と答え、それを見たランは「信じてるのか 彼女を 道案内を!」と思っていた。

そして、強烈な攻撃を繰り出すミロティックガーディアンに夜はだリョンについて向かっていき、ガーディアンの強烈な攻撃が放たれた後、夜とファリョンはガーディアンの隣を通り抜けていた。

その光景に、ボーロもアッカーもムンタリも驚き、ランは「やっぱり」と呟いていた。

そしてランは「次は俺たちが耐える番か」と言うとアッカーは「ああ あいつらがリモコンを奪うまで」と答えた。

場面は変わり、ユラたちへ。

ユラと剣士が走っていると夜が「リモコンをよこしてください!! 真田ユラさん!!」と言って追いかけてきて、ユラは驚いた。

剣士は「行ってください! ユラさん! ここは俺に任せて あんたは早く列車に…」と剣を構えた。

ユラはそんな剣士に対して「…何よ あなた… これぐらいやれば自分のこと忘れないでいてくれるだろうとか… そういうつもり? それとも… 同情?」と聞くが、剣士は「そんなのどうだっていいでしょ! 早く列車に乗ってください!」と言って剣を振るった。

夜は剣士の攻撃を避けながら剣士に下がるように言うと、そこへアッカーに投げられてガーディアンを突破したボーロがやってきて、剣士の相手を引き受けてファリョンと夜を先に行かせた。

そして夜は真田ユラに追いつき、後ろから神之水を放ってユラの足を止めて、「…もう ここまでです 早くリモコンを渡してください それからチケットも あなたの計画はもう終わったんです」と言った。

すると、上の方から「それは困るなぁ 「俺たちの計画」が邪魔されるのはさ そういかないぜ? ボクちゃん」と言ってダニエルが現れた。

ダニエルは初対面だったユラに挨拶をして、「今からあんたと旅に発つ仲間さ ラヘルの仲間の ダニエル・ハッチドだ」と自己紹介をした。

夜は驚きながら「ラヘルの仲間?」と心の中で思った。

216話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 23)

ラヘルの仲間であることを名乗ったダニエルに夜が「僕はラヘルを捜しているんです! 彼女に会わせてください!」と言うと、ダニエルは夜の見た目の特徴を見てジュ・ビオレ・グレイスであることを理解した。

そして、ダニエルは「ここまで来たんだ 俺と勝負をしよう」と言い出し、「実は俺もリモコンを持っててねぇ もし1対1の勝負で君が勝ったらくれてやるよ あるいはそこの女に真田ユラをさらわせても構わない 俺はただ君の実力が見たいんだ どう?」と提案した。

場面は変わり、ガーディアンと戦うランたちへ。

ガーディアンの攻撃にランが「クソ 付け入る隙がない」と焦っていると、アッカーが道案内なしで突破するのは不可能だと諭したが、ランは「じゃあ ただ突っ立って待ってるつもりかよ」と挑発した。

アッカーが「…だったら… お前さんに何か方法があるってのかい?」と聞き返すとランは「…たった一度… 道を作ってくれればヤツに強力な電流を送れる ヤツの完璧な攻撃に隙ができるかもしれない もし隙ができたとして …その後 抜け出せるかどうかは各々の実力次第だがな」と言った。

アッカーはその発言を聞いて「フッ まったく面白い小僧だよ そうかいなら見せてやろうじゃないか 地獄列車上位チケッターの 実力ってやつをねぇ」と言いながら腕から赤い神之水が出しはじめた。

場面は変わり、夜たちへ。

ダニエルの提案にユラが口を挟もうとするが止められ、夜とファリョンは悪くない提案だと賭けに乗り、ダニエルの「はじめっ!」の合図でファリョンとユラが駆け出し、夜とダニエルの勝負が始まった。

ダニエルは「ククッ… 楽しませてくれよね ジュ・ビオレ・グレイス さてと !! 始めるぞ!!」と言いながら紫の神之水で攻撃を仕掛けて夜がそれに反応する。

ファリョンは地獄列車への階段を駆け上がるユラを追いかけながら「真田家にしてはそこまで速くないわね…私と変わらない でも道が一方通行… このままじゃ追いつけないわ となると彼女を捕まえる道は…」と考えていた。

ダニエルと夜は激しいバトルを繰り広げ、戦いながらダニエルは「いいね〜 反応は申し分ない! そうじゃなければスレイヤー候補の名が泣くぜ!」と言い、夜は「お言葉ですが その呼称はとっくに返納済みです!」と言い返した。

しかし、ダニエルの強烈な攻撃と素早い蹴りによって夜は吹っ飛ばされてしまう。

ダニエルは「思ったよりもろいもんだな 「体そのもの」はさ 反応速度と戦闘能力は認めるけど 思ったより普通じゃん 君、本当にスレイヤー候補?」と尋ねると、夜はダニエルが作っていた紫色の神之水を作って放ち、ダニエルの蹴りもコピーして攻撃を食らわせた。

ダニエルが「俺のマネをしているのか?」と驚いていると夜はさらに型を変えて攻撃を繰り出し、ダニエルは「なんだこいつ おかしいんじゃねぇのか? 数十、数百の型と技をミックスして独自のものにしてやがる!」と思いながら、夜の攻撃を立て続けに食らった。

217話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 24)

夜の数十、数百の型と技をミックスした攻撃を食らってダニエルは吹っ飛ばされ、夜は工房戦の後の1年間で塔の中間エリアにある武術館や流派を転々としながら多くの武術家の技を体験して習得し、少しは強くなったことを実感した。

ダニエルは「攻撃を食らうその一瞬の隙に相手の技を把握し習得する その力を利用して危険を承知で色んな技に耐えながら鍛えてきたってわけか 大したヤツだ」と思い感心した。

場面は変わり、ランとアッカーたちへ。

アッカーの体が燃え出したのを見て、ランが「な… なんだあれは? 豚の丸焼き…?」と驚いているとムンタリが「あれはな アッカー様の神之水の技 「発火」さ 凄まじい高温の神之水を自分の周りに起こし 相手の神之水の攻撃を相殺する絶対防御」と解説した。

アッカーはガーディアンのヤリ1本くらいなら止められるとランを信じて攻撃を迎え撃つ構えをして、ムンタリにもランのために精一杯隙を広げて抜け出せるように頼んだ。

そして、ミロティックガーディアンが攻撃を繰り出し、それをアッカーとムンタリが止めて、ランが強烈な攻撃をガーディアンに繰り出した。

場面は変わり、ボーロと剣士へ。

ボーロは剣士の持っている剣が始動武器であることを察知して、どうしてしがないD級選別者がそんなのものを持っているのか尋ねた。

剣士は「俺の名前はダンカ そしてこれは俺の故郷で代々受け継がれてきた「聖剣」だ」と言い、さらに続けて「呪術のかけられた神聖な剣 俺はこの剣の所有者に選ばれ塔にやって来た」と語った。

さらにダンカは「コイツの名前は「クリシュナ」 故郷に流れる川の名前からそう付けられた …この剣には遠い昔に存在した怪物の魂が封じ込められているらしい」と言い、「実に凶暴で人間を主食にしていた古代の怪物 その怪物が故郷に現れたとき 先祖の中でも特に腕の立つ剣士7人がその怪物に立ち向かって勝利した そして怪物が二度と蘇らないように7本の剣に怪物の魂を分け それぞれに封じ込め代々受け継がれてきた その一本がこの「クリシュナ」だ」と始動武器の説明をした。

ボーロが「そんな大事な聖剣を会って間もない女の尻ぬぐいに使っていいのか!?」聞くが、ダンカは「俺は彼女の力になると決めたんだ この剣も俺の意思を理解してくれている だから彼女が列車に乗るのを邪魔するつもりなら お前は「俺たち」の敵だ」と言い、クリシュナで攻撃を放つ。

ボーロはそれを避けてさらにはクリシュナの攻撃を読んで受け止めて見せた。

ダンカは「貴様なんかにクリシュナの動きが読めるはずがない!!」と反論するが、ボーロは「幽体先術拳は神之水を使って武器の動きを把握し相殺する武術 お前の剣だって動きさえ読めればいくらでもかわせる」と言い、さらに「今度ばかりは 相手を間違えちまったようなだな剣士さんよ」と挑発した。

それに怒ってダンカは攻撃を繰り出すも、ボーロに見事にかわされて間合いに詰め寄られ、ボーロは「「そういう人」なんだよ俺は 俺も伊達に列車で生き残ったわけじゃない 悪いが全ての武器は俺と「相克」だ 終わったな アイドルファングラブの会長さんよ」と言って、ダンカに剣を突き刺した。



218話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 25)

ダンカはボーロに脇腹・あばらをやられて動けなくなり、ボーロはダンカに「命に関わるような傷じゃない …だがしばらくは動けないぞ 俺たちを止めるのは諦めたらどうだ ふぅーお前はいったいなぜ そこまでしてあの女を助けたいんだ?」と尋ねた。

ダンカは真田ユラが列車の探しているものが「……私の一番大切なもの 他人に奪われてしまった… たぶん… 私のすべてとも言えるもの…」と行っていたのを思い出していた。

そしてダンカはボーロに「あんたは… 列車に乗ってどこまで行った? ひょっとして… 隠されたか階にも行ったのか? そこには本当に… 時間を戻せる… 「巻き戻せる空間」が存在するのか?」と尋ねた。

場面は変わり、夜とダニエルの戦闘へ。

夜の変則的な動きに苦戦しながらダニエルは「君を見てると思い出すよ ずっと昔に出会ったあいつをさ… 俺も昔 列車でスレイヤー候補を名乗るヤツに会ったことがあってね そいつも君と同じくものすごい才能の持ち主だった 君よりうんと完成されていた …そいつは俺の人生のすべてを奪いやがった ここからまたスタートするんだ …ジュ・ビオレ・グレイス…君に俺たちを止めることはできない この賭け自体が そもそもワナなんだからな」と言い出した。

場面は変わり、ランたちへ。

ランが攻撃を食らわしたはずミロティックガーディアンはなぜか幻影ではなくなっていてランに攻撃し、アッカーは「いったいどういうカラクリだ…? どうしてホンモノが現れた…?」と困惑した。

場面は変わり、ユラを追うファリョンへ。

ファリョンは「真田ユラとスピードはほとんど変わらない このままじゃ追いつけないわ そもそもヤツらの情報に騙されたしまったのは私 もしかするとこの道が私が進むべき道だったのかも… 道は普通の螺旋階段 いくら道案内でも存在しない道を作り出した進むことはできない ここで彼女を逃すのが私の進むべき道なのか」と考えていた。

しかしファリョンは螺旋階段の見て「いや… 道は… ある…!!」と思い、螺旋階段の中央へ飛び出し、持っている棒で足場を作ってユラに追いついた。

ファリョンは「…空中にも… 道はあるものなのよ 向かい合って伸びる階段を最短で渡る道を選んだの これ以上 時間を稼ぐ必要もなさそうね リモコンをよこしなさい」とユラに言うと、「それは〜 困るんだけどなぁ〜」と言いながら舌をじゅるっとしたラヘルの仲間のエンジェルが現れた。

そしてエンジェルはダニエルからエミリーで連絡が来たことを言い、ユラを逃してファリョンに攻撃を仕掛けた。

場面は変わり、夜とダニエルへ。

ダニエルは仲間にメッセージを送っていたことを夜に明かし、「真田ユラはもうすぐ列車に辿り着く 彼女が乗り次第 列車は発車する」と言った。

そして地獄列車を眺めるラヘルが映され幕を閉じる。

219話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 26)

ユラの仲間の剣士であるダンカの言葉を聞いて、ボーロは「時間を巻き戻せる空間? 知らないな 俺にもあそこにあるものが何なのか正確にはわからないわからない だが一つだけ… これだけは確かだ 自分が望むものを列車で手に入れられるというのは「嘘」だ 結局はすべてを奪われる 列車はただ果てしない地獄を走り続けるだけだ」と言った。

場面は変わり、夜とダニエルへ。

夜は騙されたことを怒り、ダニエルに「あなたたちとラヘルはいったい何を企んでいるんです!?」と尋ねると、ダニエルは「さぁ… でもしいて言うならば俺は… もう一度… 地獄に戻りたいだけ…かな?」と言った。

そしてダニエルは夜に攻撃を仕掛ける。

場面は変わり、エンジェルとファリョンへ。

エンジェルが「あんたが噂の道案内でしょ? まんまとうちらのワナにハマってチケット争奪戦に仲間を巻き込んでくれたね」と言いながら攻撃を繰り出し、ファリョンは「どうして私に情報を流してここに呼んだの? いっそ私たちが知らないほうがあなたたちにとって都合がよかったはず!」と尋ねた。

するとエンジェルは「だめだめ〜 あんたたちには知っていてもらわなきゃ だってあんたたちには この先も追いかけてきてもらわなきゃ困るんだもん じゃないとうちらの計画が完成しないでしょ?」と意味深な発言をして、ファリョンが「…どういう意味?」と聞くとエンジェルは「わからなくていいの! 別にあんたにはここで死なれても構わないから!」と答えた。

ファリョンは「この道も間違っていたってこと!? どうしてどの道も八方塞がりなのよ!!」と焦りながら、さらにエンジェルの金属やダイヤまで平気で噛み砕いてしまう鉄マンボウの攻撃を食らっていく。

エンジェルは「それにしても何か変だと思わなかったわけ? だってあんた道案内なのに ただの選別者であるうちらに騙されてすっかり道に迷い込んじゃってる」と言い出し、ファリョンが「…なんですって?」と聞き返すと、エンジェルは「あら気付いてなかったんだ? あんたはこの子に 邪魔されたってこと」と言いながらエミリーを出した。

ファリョンが「エミリーが私の邪魔をしていた?」と聞くと、エンジェルは「そうよこの子は人を操り導いて人工的な道を作り出すの その道は自然にできた道とは違って まったく別の方向へと続く あんたが読めない道にね」と答え、鉄マンボウにファリョンを容赦無く攻撃させた。

場面は変わり、夜とダニエルへ。

ダニエルの作った紫色の神之水がどんどん大きくなっていく中で夜は「食らう前に迎撃を!」と考えて神之水で攻撃するが、ダニエルの神之水には見事に避けられて攻撃を食らってしまう。

ダニエルは「まるで神之水が生きてるみたいだって思ったろ その通り この神之水は本当に生きている「生き物」だ 生きている魂を媒介とした神之水の技 それこそが俺が持つ「能力」なのさ 言うならば 「ネクロマンサー」ってとこかな?」と言い、夜がいかに絶望的な状況で問題を解決できないかと語った。

しかし、夜は「…一つだけ… 方法が残っている 使うつもりのなかった ただ一つの方法が…!」と考えながらトゲを出し始めた。

220話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 27)

夜がトゲを出し、ダニエルは「あれが… 非選別者エンリュウの力が込められているという… トゲ…!」と心の中で反応し、「そうか…君にはそれがあったね… すっかり忘れてたよ でも聞いた話ではろくに扱うことができないそうじゃないか」と言った。

それに対して夜が「それでもじゅうぶん可能です この状況を打破するぐらいは」と言い返し、ファリョンとの会話で「トゲの力を開放するのは一日一回10分が限界ってとこね それ以上は今のあなたの体じゃとてももたない 限界を越えればトゲはあなたの肉体と精神を犯し始める 自制力を失えばトゲが暴走してしまうわ そうならないためにもこれだけは絶対に守ること 一日一回10分まで」と言われたことを思い出し、夜は「10分で…すべてを終わらせる…!」と考えていた。

そこへボーロがやってきて、「なぜ…あいつがここに… お前ひょっとして… ダニエル…か?」とダニエルに聞いた。

場面は変わり、アッカーたちとミロティックガーディアンの戦闘へ。

ガーディアンの「ホンモノ」が現れたことで、アッカーがそこから出るのを諦めてランを助ける選択をし、そこへベータもやってきた。

場面は変わり、ボーロたちへ。

ボーロはダニエルがいることに非常に驚いていると、ダニエルは「やっぱり君も来てたのか…ボーロ アッカーもいるのかな?」と言い出し、ボーロが「おい、お前! なんでお前がここにいるんだよ!! お前はあの日…!列車で!!」と言いかけたところでダニエルが「もう一度列車に乗るために戻ってきた」と言った。

そしてダニエルは続けて「もう一度地獄に行くために地獄から…戻ってきたってことさボーロ 彼女に…会うためにね」と言い、さらにボーロに向かって「…君はただ黙って見ていてくれればいい ローエンが死んだときみたいに 無力にね」と言い放ち、列車が発車するという連絡を受けて、夜たちから逃げて階段を上がろうとした。

夜はボーロとダニエルを追いながら、ボーロにダニエルが何者なのか尋ねると、ボーロは「ダニエル・ハッチド 昔…一緒に列車に乗った俺の仲間だ だが…あいつは今ここにいてはならない あいつは二百年以上前に… 列車にもう一度乗って そこで命を落とした」と明かした。

ラヘルの仲間のエンジェルがファリョンを痛めつけているとダニエルがやってきてエンジェルに撤収するように怒鳴った。

そして、場面はラヘルの元に真田ユラが到着したところが映され、ラヘルは「いらっしゃい 行きましょうか」と言った。

場面は変わり、アッカーたちとミロティックガーディアンの戦闘へ。

アッカーが攻撃を繰り出すも幻影と実在が混ざっているかのようなガーディアンには攻撃が全然聞かなかったが、なぜかベータの攻撃だけは通じた。

そしてベータたちが戦っているところへ「やっと着いた」と言う声と共にらーめん丸チームの姿が…!



221話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 28)

ベータの攻撃が通じたと思っていたら、次の攻撃はまた手応えがなくなっていて、ベータはガーディアンの強さを感じていた。

そこへやってきたらーめん丸チームのアークラブターとプリンスとマナは、アッカーやベータたちが接近戦で戦っているところを遠くから見ながらガーディアンを分析し、マナは頭の花を咲かせるとオブザーバーを使ってガーディアンの秘密が扉に隠されていることを見破った。

そして、アークラブターが扉を攻撃し、プリンスが直接ガーディアンに攻撃すると攻撃が通じた。

アッカーはそれを見て、「ガーディアンの幻想を作り出すための装置は 扉の向こうに隠されていたのか! それにあれは幻想じゃない 神之水でガーディアンの力の一部を実体化させたもの! だから扉に近づくほど物理的な力が強く働き神之水や変則攻撃の影響を受けた!」ガーディアンの仕組みを理解した。

そして、アッカーとムンタリがガーディアンの動きを止めている間に、アークラブターが追加攻撃で扉を壊し、ベータとプリンスもガーディアンに止めを刺そうとするところで、「いやトドメは 俺が刺す」と言い倒れていたランが復活して強烈な電気ヤリを放ってガーディアンを倒した。

その後、アークラブターはランにクンが先に上に向かっていることなどを伝えて、ランもカサノが上にいることを伝えて、ランは「…とにかく急いで行こう ベニアミノ・カサノを捕まえるんだ」と言った。

222話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 29)

ダニエルは夜から逃げながらエンジェルに「早くその女(ファリョン)を連れて上がれ!! 人質にするんだ!」と怒鳴った。

エンジェルが「へぇ〜 これは残念ね」と言いながらファリョンを連れて逃げようとすると、夜はトゲの力を使って次元の違う速さでエンジェルを追いかけた。

エンジェルは「な…何よ! は…速いじゃないの!」と驚きながら「押しつぶしておやり! 鉄マンボウ!」と言って、鉄マンボウを夜の元へ向かわせて、夜はそれを神之水で迎撃するが鉄マンボウは分裂しながら数を増やしながら夜に襲い掛かった。

そしてエンジェルが「ふぅーどう? 鉄マンボウは相手の攻撃を受けることで無限に分離するの どんなに強い攻撃でもこれじゃお手上げでしょ?」と言うと、夜は「もう少しだけ トゲの力を!」と考えた。

場面は変わり、カサノたちの元へ走るランやアッカーたちやらーめん丸チームへ。

ランは走りながらマナの花はどうしたのかと尋ねるとプリンスは工房戦の後にシビスの仲間のベルディから潜在能力を引き出す花の種をもらって1年間死ぬ気で訓練してそれを制御しながら潜在力を引き出せるようになったことを語った。

そしてアークラブターはランにクンもさらに成長したことと言いながら「俺たちも早く夜に会いたいよ」と呟いた。

場面は変わり、夜たちへ。

エンジェルが夜に「どう?流石のあんたでもお手上げでしょ? 神之水をどれだけ巧みに操ろうと放の数には限界があるもの 無限に分離するこの子たちに叶うわけ…」と言いかけているところで夜が1つの放で攻撃を仕掛けて鉄マンボウを縦横無尽に攻撃し尽くした。

エンジェルが「ど…どういうこと? まるで神之水が生きているみたい…」と驚き、ダニエルは夜が神之水に魂を込めたことを見破り、「本当にバケモノだ…」と驚いた。

そこへエンジェルに向かって攻撃が飛んできて、「久しぶりだな夜!! 元気だったか!?」と言う声と共にランやアッカーやらーめん丸チームが現れた。

アッカーはダニエルの存在に非常に驚き「お前は死んだはずだ!!」と叫ぶと、ダニエルは「…結局またみんなここに集結ってか… ふぅーだからさっさと片付けて退散したかったのに… さいっあくだ… 反吐が出るヤツらに会うハメになっちまった」と呟いた。

場面は、ラヘルたちへ。

ラヘルは真田ユラに「行きましょう 私たちが望むものを手に入れられる場所へ」と言い、ユラは「…ついに始まるんですね」と返した。

トレインシティーの管理人のポロ・ポーは「チケットがない人はナビゲーターによって処理されるようになっているんで無謀なマネはしないように チケットを持っている人だけ上がってください」と説明をして、一同が列車にドアに向かおうとするが…。

そこへエレベーターの扉が開いて、「ふぅ〜 ずいぶん時間がかかっちまった おいおい 俺たちを置いてどこに行こうって?」と言いながら、クンや王野が現れた。

223話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 30)

クンたちが現れ、ラヘルが驚き「…… クン…さん? どうやって… ここに…?」と聞くと、クンは「さあ… 俺にもさっぱりだよ なんでこんな所まで来ることになったのか 驚いたな俺が狙っているターゲット二人がまさか仲間だったとは 久しぶり ラヘル」と返した。

そして、クンは一日遅れで到着してからラークに事情を聞いて、普通の選別者じゃ許可が下りなくて乗ることができないエレベーターを壊して灯台をエレベーターにして登ってきたことを明かした。

クンはさらに「てなわけで 俺たちも列車に乗らせてもらう もちろんお前たちには落ちてもらうよ」と言った。

トレインシティー列車管理人のポーが焦っていると、ラヘルは「私たちがなんとかします 私たちの問題ですから… ユラさんは先に列車に…」と言って、ラヘルとカサノともう一人の謎の仲間はクンたちの道を塞いだ。

クンが王野にカサノの危険性を伝えるが、王野は「でも虎助が目を覚ます絶好のチャンスを逃せるか」と言い、蓮梨花は王野に「…そうやってすぐ興奮するだから あなた一人じゃあの人をどうこうするなんて無理です」と水をさした。

しかし、王野は「わかってるって! でも運が良ければ… ここであいつを捕らえられるかもしれない」と言い、さらに続けて「来いよ カサノ 何がなんでもお前をとっ捕まえて虎助を治してみせる」と言い放った。

場面は変わり、ダニエルたちへ。

ダニエルはアッカーたちを見て強烈な不満を漏らし、アッカーは「お前は…!! ローエンを蘇らせるために列車に乗って死んだはずだ!!」と叫ぶと、ダニエルは「…ああ その通り、俺は数百年前ローエンを蘇らせる方法を探して列車に乗り そこで死んだ 俺が行った場所は確かに地獄だった でも俺はそれで見つけたのさ ローエンを…蘇らせる方法を」と語り、さらに「俺は列車でまたあの扉を開けて 「あいつ」を呼んでくるつもりさ そして「あいつ」に会って ローエンを蘇らせてくれって頼む」と言った。

ボーロもアッカーも驚くが、ダニエルは「アッカー、ボーロ君たちには俺を止められない 君たちは彼女の私を目の当たりにして逃げた腰抜けだからな サッチも…君たちも…みんな一緒だとんでもないろくでなしだ ここでお別れだな また会おうぜジュ・ビオレ・グレイス」と言って、強烈な攻撃で階段を破壊した。

夜はそれを避けて階段を駆け上がりながら「いったい列車で何が起ころうとしているんだ? あの人が言った「あいつ」って? FUGとどういう関係? いったい何を企んでいるだよラヘル…!」と思っていた。

場面は変わり、王野たちへ。

王野は「見せてやろうじゃねぇか この1年の成果を」と言いながらインベトリからポ○モンのモンスターボールのようなものを取り出し、カサノのために作った特別性の神之水爆弾であることを明かして、それを投げてカサノに攻撃した。

カサノは王野の攻撃を受けて「なんだ? 自由自在に操ることのできる神之水爆弾? だがそんなものだけじゃ… ……?」と思っていると自分の右腕がダメージを負っていることに気づく。

戦闘はクンとラヘルに移り、クンはラヘルに「…約2年ぶりか… ラヘル お前に聞きたいことが山ほどある」と言った。



224話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 31)

クンの発言にラヘルが「私に聞きたいこと… ですか? …… なんです?」と言い、さらに続けて「どうしてあのとき夜を突き落としたのか? どうして歩けないフリしてあなたのチームに入ったのか? どうしてダンさんの足を使えなくしたのか? どうしてこの人たちと組んでここにいるのか? 私の本当の目的はなんなのか?」と言った。

それに対してクンは「…お前は本当変わらないな 何を考えているのか相変わらずさっぱりだ 周りのことなんかお構いなしに自分のおもうままに突っ走る 「ずるい女」だ」と言った。

ラヘルは「ずるい女… そうかもしれませんね でも誰かにとっては 唯一無二の輝く存在でもあるんです そうですあの子にとって私は 星 キラキラと光り輝く… そんな存在じゃなきゃならない」と返した。

しかし、クンは「…目を覚ませ お前がやったことを何もかも夜に話しても それでも夜がそんな目で見てくれると思うか? お前は星なんかじゃないただの汚いゴミだ 夜がそのことに気付く日もそう遠くない」と言い放ち、ラヘルは「それはあなたには関係のないことです クンさん」と言って灯台を構えた。

場面は変わり、王野とカサノの戦闘へ。

指導武器である自分が傷つけられたためカサノが驚いて、王野に何をしたのか尋ねると、王のは「言ったろ? これはただの神之水爆弾じゃねぇって お前をとっ捕まえるために工房の技術で作られた 工房特製神之水爆弾さ」と答え、さらに工房戦の後にソフィア先生と組むことになってカサノの体を破壊する「反物質爆弾」の作り方を教えてもらい、さらにその爆弾を扱うために1年間自分の体を破壊しながら特訓したことを明かした。

そして、王野はさらに攻撃を繰り出すが、カサノが王野本体を倒そうと考えたところでカサノは蓮梨花の炎で燃やさてしまう。

さらに王野は別の神之水爆弾に持ち替えて、それはカサノを地面から狙うタイプであり、カサノがそれに足止めされて反物質爆弾に犯されているところで蓮梨花の火花が炸裂し、カサノが一気に燃えてく。

ラヘルがカサノのことを心配すると、クンはそれにしても驚きだな お前がベニアミノ・カサノと一緒にいるなんて まあ…理由はわからないけど助かったよ こっちは一度にウザいヤツ二人も片付けてしまえるんだからな」と挑発した。

ラヘルはクンに「…その自身 相変わらずですね でも私たちはもうすぐ列車に乗って ここを離れます」と言い、クンが「誰がいいって言った?」と言うと、ラヘルは「そんなの私の勝手でしょ!! クン・アゲロ・アグネス! あなたはどこまでも目障りな人ね!!」と叫びながら巨大化させた灯台でクンを押しつぶした。

しかし、クンは灯台を4等分に引き裂いて現れ「この程度のもんなのか? お前が用意したものは 本当に相変わらずだな 憎たらしいのも 一人で何もできないのも お前は昔から誰かの力なしじゃなんにもできない」と言い放った。

それを見て、ラヘルの仲間のフードを被った男がニヤっとしながら「これは思ったよりマズい状況か? こっちもそろそろ出番といきますか」と思っていた。

場面は変わり、ダニエルたちと夜へ。

エンジェルが追ってくる夜をどうするのかダニエルに尋ねると、ダニエルは「とにかく列車に乗り込むのが先だ! 発車してしまえばすべては終わる !!」と言って階段を駆け上がり、夜も駆け上がって列車の昇降口に到着したところで、夜はラヘルを目に捕らえ「…ラヘル…?」と呟いた。

225話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 32)

ラヘルを瞳に捉えた夜は動きが止まり、クンが呼び掛けても全く聞こえていなかった。

そして夜は息を切らしながら目を丸くした状態で「ラヘル…」と呟いた。

場面は変わり、アッカーたちへ。

アッカーはランやアークラブターたちを瓦礫から守り、ボーロもなんとか生きていた。

場面は変わり、夜たちへ。

王野が「ビオレ…!」呟いたのに、ラヘルの仲間のフードの男が反応し、クンは「よりによって… このタイミングで…」で思い、蓮梨花も「夜さん…」と呟いた。

ダニエルは夜とラヘルが尋常な雰囲気じゃないこと感じ取りながら周りの状況を見渡して把握していた。

夜とラヘルは向かい合い、夜が「なんて言えばいいんだ 久しぶりだねって? 元気だったかって? 会いたかったって? どうしてこんなことするんだって? 何が目的なんだって? いったいどうしてあのとき… 僕を突き落としたのかって?」と思いながら拳を握り締めていた。

ラヘルは夜に「どうして また私についてきたの? 夜」と言い出し、夜が「…ラヘル…! 僕は…!」と言葉をつまらせていると、ラヘルは続けて「どうして… 生きてるのよ あなたはあのとき死んだはずでしょ?」と言った。

場面は変わり、カサノと王野へ。

王野の爆弾と蓮梨花の炎を食らっても平気で立っているカサノを見て、王野は「やっぱり思ったより効かねぇな」と言いながらもそれは生け捕りのために調整しているからで蓮梨花が本気出したらヤバイぞとカサノに忠告する。

カサノはその言葉には反応せず「ソフィア先生は… 俺たちが裏切ったときに備えて、俺たちを廃棄するための武器まで作っていたのか…」と呟き、王野がそれを否定しようとするが、カサノは続けて「フッ 俺たちのためだとでも言うんだろうな でも彼女にとって俺たちはただの武器でしかない 自分の目標を達成するための実験道具 俺たちを実験台にして自分と同じような捨てられた子供たちが強くなれるという確信を得たいんだろう 先生にとって俺たちはただの自分の理想を実現するための武器でしかない たが皮肉なことに… 俺は俺たちをこんなふうに作った彼女の理想を支持している」と言った。

王野は「…理想なんて知ったことか 戻ってきて虎助の目を覚まさせてくれよ 俺たちは…そのためにお前に会いに来たんだぞ」と返すが、カサノは「イルマールの目を覚まさせてくれと… ああ…いつかはな でも今はまだその時じゃない イルマールと俺に与えられたこの力は 重い意味を持つ力だ この力の意味を知らない限り イルマールには目を覚ます資格はないということだ」と謎の発言をした。

場面は変わり、夜たちへ。

夜はラヘルに「どうして…生きているのかって…? 僕が…どうして… ラヘル…僕は… 僕はね…」と言いかけていた。

そのときポーがダニエルに話しかけるが、ダニエルはポーに「静かにしてくれポー 今大切な瞬間なんだよ」と言い、さらに「おい、ポー ナビゲーターを動かせるか?」と聞いて、続けて「急いでここを離れないと ここはもうすぐ荒れ出すぞ 扉が開いたらナビゲーターを使って列車に移動する」と危機を察知してポーに指示を出した。

226話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 33)

夜はラヘルに「ラヘル… 僕は… …… …どうしてそんなことが言えるんだ」と言い、それを見ていたクンは「ちくしょう… なんでこんなことに…」と悔しがっていた。

夜は続けて「どうしてそんなことが言えるんだよ… ラヘル… 何か… 言い訳でもいいから聞かせてよ 僕は… 僕は君だけを信じてここまで来たのに…」と言った。

そんな夜たちを見ずにラヘルの仲間のフードを被った男はカサノの方を見ていて、エンジェルに「こっちも面白いものが見られそうでさ」と言った。

そしてカサノは虎助から奪った右腕の力も解放し、両腕を攻撃態勢にしていて、王野は「あいつ 本当に完全体になりやがったのか!?」と驚き、カサノの攻撃の強さにゾッとしながら「凄まじいパワー… その上両腕とも攻撃可能… 死角もないしコンビネーション攻撃も通用しない こんなの最終兵器じゃねぇかよ…!」と思っていた。

しかしカサノの仲間の1人が「だめですカサノさん!! まだあなたはその力を完璧に使いこなせません! 時間が必要なんです!! その力を完全にものにするには!と叫んでいて、王野は不完全ながらも強大な力を放つカサノに驚かされながらも神之水爆弾を手に取り「何がなんでも…ここで引き止めるしかねぇ」と呟いた。

場面は変わり、ランやアッカーたちへ。

階段が壊されて立ち尽くしていた一同であったが、ベータは「俺様は飛んでカサノに会いに行く」と言いながら翼を出していた。

場面は変わり、ダニエルとポーの会話へ。

ナビゲーターを乗り物にすることを反対するポーを、ダニエルが真田ユラさえ連れていきさえすれば大丈夫だと説得して、さらにダニエルは「これ以上ここにとどまればヤバいことになる」と言った。

そして場面は夜とラヘルの会話へ。

夜は「ラヘル… 僕はね… 君を追ってここまで来たんだよ この塔のこととか 星がどんな形だとかそんなのどうだっていい! 僕には君だけが必要なんだ!! なのに… どうして… 君は…」と言い、それに対してラヘルが「私にはやらなきゃいけないことがあるのよ 夜」と答え、夜が「それは… 僕よりも大事なこと?」と聞くと、ラヘルは躊躇せずに「うん ずっとね」と答え、夜は言葉を失った。

そして夜は拳を強く握り締めながら「だめ… そんなの… そんなの嫌だ… そんなの… 僕は認めない」とトゲの力を解放した。

その頃真田ユラは地獄列車へ続く道を駆け上がっていて、ついに扉の前まで到着した。

すると「地獄列車にご乗車の方は乗車券を挿入してください」との声が聞こえたので、真田ユラがチケットを挿入すると、「乗車券番号を確認しました いらっしゃいませ こちらは地獄列車の「入口」です」という声と共に列車の扉が開いた。



227話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 34)

地獄列車の扉が開いて真田ユラが微笑んでいるとき、夜のトゲの力が暴走していて周りは騒然としていた。

ダニエルはユラの前の扉が開いたのを確認してポーにナビゲーターを動かすようにお願いし、ポーがそれをしぶるとダニエルは「大丈夫さ さっさと動かしてくれ 君も…ローエンを蘇らせたいんだろ?」と顔を近づけて言った。

場面は変わり、カサノと王野たちへ。

カサノの仲間はカサノが力を使うのを止めようとしていて、王野は力が完全じゃない今なら勝ち目があると考えて攻撃しようとするが、夜の力の影響による地鳴りでバランスを崩したため、王野と蓮梨花は夜の異常に気づいた。

さらにベータもランを乗せてみんなの元へ飛んできていたが、夜のトゲが暴走している姿に呆気にとられた。

クンはトゲが限界を超えたのを察知して「夜!! しっかりしよ! 自我を失うんじゃない!!」と叫ぶが、夜には全く聞こえておらず、夜はただ「どうして? どうしてラヘルは僕から遠ざかろうとするんだろう 何がそんなに大切なの? 星? この上に存在する何か? そのために僕を突き落としたの? FUGが塔を上る手助けをするために? いったいそれが なんだっていうんだよ…!! 全部…いらない…」とラヘルのことだけを考えていた。

場面は変わり、ダニエルとポーへ。

ポーはダニエルのローエンを蘇らせるという言葉を信じてナビゲーターを準備して、ダニエルはエンジェルやもう一人の仲間にファリョンとカサノを連れてナビゲーターを使って逃げることを伝えた。

そしてダニエルは「…さてと 俺は我らがヒロインをお連れしますか」と呟いた。

ラヘルの仲間の謎の男はカサノの元へ出発することを伝えにきながら王野をなぎ払う攻撃を仕掛け、エンジェルは鉄マンボウで蓮梨花の動きを止めた。

クンはその状況を見ながらも「くそ… 夜がこれじゃ動きにくい…」と焦っていた。

ダニエルはラヘルに近寄ってナビゲーターに乗るように言い、クンがそれを止めようとするが、夜が一気に距離を詰めてラヘルの隣にいたダニエルを思い切り殴った。

そのあまりの力に一同が驚き、夜は「行かせないよラヘル どこにもね」と言った。

228話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 34)

夜は「行かせないよラヘル どこにもね」と言い、さらに続けて「そんな言い方じゃ…僕は理解できない そこまでして僕を突き放すって言うなら… 僕が君を捕まえるよ…」と言った。

クンが「夜!! 落ち着け夜! トゲが暴走したらお前自身が危なくなる! しっかりしろって!! それ以上トゲの力を使うのは危険だ!!」と止めようとするが、夜は「それでも… この力を使わないと捕まえられないから」と返し、クンは「ちくしょう… どうやって止めりゃいいんだよ… これ以上トゲの力に頼れば飲み込まれちまうかもしれない…!」と焦っていた。

夜は「行こうラヘル もう帰ろうよ… 僕たちが元いた場所に… 僕たち二人きりで過ごしたあの場所だって…幸せだったよね いったいなんのためにこんなこと企んでまで塔を上るの? 君の生でたくさんの人が傷ついた… ラヘル… 僕には…君が理解できないよ」と言うが、そこへラヘルの仲間のフードの男が「ジュ・ビオレ・グレイス! どれだけお前に会いたかったか! その女はな 俺たちと一緒に行く場所があるんだ!」と言いながら現れて夜に攻撃を繰り出した。

しかし、夜はそれを避けて反撃して謎の男を吹っ飛ばした。

そしてそのまま2人は戦闘に入るが、夜の力はどんどん強くなって謎の男を追い詰める。

その頃クンはラヘルを灯台で閉じ込めようとするが、ダニエルに妨害され、ダニエルは夜に攻撃されて足が動かなくなっているため早くポーのナビゲーターが来るのを待っていて、そこへポーがナビゲーターでやってきた。

夜と謎の男は激しい戦闘を繰り広げ、どんどんスピードが上がる夜に謎の男はなんとか食らいついていた。

そして、夜は戦いながら「誰かが僕を呼んでいる その力は まだほんの一部なんだろ? もっと もっと 上に もっと もっと! もっともっと高く 上がってこいよ!」と思いながらどんどん力を上げていた。

ダニエルに連れられ、逃げようとしていたラヘルだが、そんな強くなる夜の姿を見て、「夜…!」と心の中で思いながら拳を強く握り締めていた。

229話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 35)

夜の強烈な攻撃を受けて謎の男は「危なかったぞ… 余裕ぶっこいてる場合じゃないな… 殺る覚悟で臨まないと… こっちが殺られる」と焦り始めていた。

場面は変わり、ラヘルたちへ。

ラヘルが夜に気を取られて立ち止まっていたためダニエルがラヘルを急かし、ポーも「急げ!! 遅れたら真田ユラと車両が離れちまう!!」と急かした。

それをクンやそこにたどり着いたボーロが止めようとするがダニエルとラヘルの攻撃に阻まれ、王野と蓮梨花もエンジェルたちに阻まれてカサノを逃してしまう。

そして、場面は夜と謎の男へ。

謎の男は夜にトゲの力があるとは言え大した力だと褒めて「これなら俺たちの神になる可能性もなくはない… バラガフがお前を倒せなかったのも偶然じゃなかったってわけか」と言い出し、「俺もあいつとはちょっとした縁があってな」と言った。

しかし、夜は話をあまり効かず攻撃を繰り出すが、謎の男も反撃し、夜がトゲの力で無敵状態であることを分析しながら「考えようによっちゃここで 本気で戦えそうな相手に出会えたのかもしれないな」と思っていた。

そんな謎の男を鉄マンボウに乗ったエンジェルが迎えにきて、ラヘル一行はそれぞれ電車に向かって飛び立ってしまった。

しかし、ラヘルも飛び立っているのを見た夜は驚異的な脚力でジャンプしたラヘルの元まで飛び上がり、そこにいる全員が驚いた。

夜はラヘルの乗るナビゲーターを攻撃しようとするが、ラヘルがナビゲーターの盾となり「だめよ夜 私は…列車に乗らなきゃいけないの そんなに私を止めたいなら… いっそここで私を殺して」と言った。

夜はその発言を聞いて攻撃をやめて「ラヘル… どうして… いったいどうして…!」と言いながら見つめるが、ラヘルは「…ごめんね 夜 ここはあなたが来るべき場所じゃないの」と言いながら、また夜を両手で突き落とした。



330話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 36)

ラヘルは夜を突き落とし「ごめんね 夜… ここはあなたが来る場所じゃないの…」と言い、夜は「ラヘル… どうして…」と呟きながら「どうして… どうして僕は…だめなの?」と心の中で思っていた。

場面は変わり、真田ユラへ。

列車の扉が空いて、黒い幕に手を入れてみると別の空間があるのがわかったユラだが「本当に入っても大丈夫なのかしら?」と不安に思っていたところ、ナビゲーターに乗ったラヘルとダニエルたちがやってきて、早く入るように急かした。

場面は変わり、夜へ。

夜は「ラヘル… どうして… どうして…」と思いながら回想に入った。

地下にいた頃のラヘルは夜に地下を探検しようと話していて、夜は上の光を見つめながら「あの光の向こうの世界は 選ばれた人だけが行けるって言ってたよね?ラヘル じゃあ僕は…選ばれなかったんだね 何か大きな罪を犯したのかな だからこんな暗い場所に…」と言い、続けて「でも平気だよラヘル! 僕にはラヘルがいるから! ラヘルは僕の光なんだ 選ばれなかった僕のもとへ来てくれた… 「天使」なんだ あの上に行けば… ラヘルみたいな天使と友達になれるのかな?」と言い、ラヘルは口を開けたまま表情なく「……夜」と呟くと、夜は「たぶん…僕には無理だよね」と微笑んだ。

そして夜は「でも…きっと… きっといつかは… 僕もあの向こうに… もっと上に… そうさ… ラヘル 君と同じ場所に」と思いながら回想から現実に戻る。

落ちてくる夜を心配して王野が「ビオレ!!」と叫ぶとクンは王野に「らーめん お前チケット持ってるな!?」と突然聞き出し「俺を信じて… 命懸けで列車に乗れるか?」と真剣な眼差しで尋ねた。

そしてクンはベータに夜を助けるように言い、そこへ合流したランがどんな状況かを尋ねると「説明してる暇はない! 俺をできるだけ列車の近くまで運んでくれ!」と言い、ランは「…お前の灯台のフォローがあれば… できないこともないけど」と答え、クンは「よし…だったら 賭けてみるか とにかく ヤツらを止めてくれ王野、梨花」と言って白天京を構えた。

場面は変わり、ラヘル一行へ。

ファリョンは人質のために連れていかれ、ファリョンを抱えたカサノにオレンジ髪の旅人が「カサノさん…僕は…」と言いかけると、カサノは「わかってるお前は安心して乗ればいい チケットは用意されている ここからが本当の始まりだ」と言って扉に入ろうとした。

そこへクンが「何が始まりだよ! お前たちだけで始めさせるかってぇの!!」と叫びながら、ランの黒い雲に乗って上昇してきて、そんなクンたちをカサノが攻撃するが、クンがナイフを投げてそれをランの雷で飛ばし、ナイフはラヘルの頬をかすめながら列車の中に入っていった。

頬を傷つけられたラヘルは無言でクンを見て、クンは「また会おうぜ ラヘル もっと高いところで」と言って、灯台に着地した。

ベータは夜を確保して「おい完成品! 完成品!!」と呼びかけるが夜は目を開けなかった。

231話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 37)

ラヘルたちが列車に乗って扉が閉まり、列車へと続く階段も消えて列車が発車し、クンは「ふぅ… どこまでもウザいヤツらだ… まったく」と呟いた。

場面は変わり、トレインシティー列車管理人のポーへ。

ポーはダニエルが列車に乗る直前に「ダニエル! ローエンは必ず助けてくれよ! わかってるな? 彼女がいれば… 俺たちはまたやり直せる… 彼女と一緒に… もう一度塔を上るんだ」と語りかけ、ダニエルは「…ああ 約束するよポー」と答えて列車に乗った。

そしてポーはユラたちが列車に乗ったことを誰かに報告すると、その人物は「…ご苦労だったなポー 戻りなさい」と返した。

ポーは「はい了解です」と答え、「必ず成功させてくれよ ダニエル 彼女を…もう一度俺たちのもとへ連れ戻してくれ!」と心の中で願った。

場面は変わり、ラヘル一行へ。

列車の扉が開いて列車の中に入るとそこには光輝く道があり、ユラが「あれが… 光輝く 道…ですか?」と尋ねると、ダニエルは「ああ革命の道だ」と答え、続けて「列車の入口ごとにある光の道のことさ 過去に十家主たちも通ったと言われている… 歴史のある道だ 彼らも…この道を通ってから何もかもが変わったらしい そう 十家主の分裂と団結… その後のとうの歴史を変えてしまった これが列車へと続く… 「レボリューションロード」」と語った。

場面は変わり、クンたちへ。

「行っちまった …ここより高い階に行くんだな…」とアークラブターが呟くと、ボーロが「ああ 列車に乗ったってことは次の階に行く資格を得たってことだからな これからあいつらは列車の中で試験を受ける」と言い、さらに「今すぐ次の階に向かったところでおいつくのは無理だ」と言った。

クンは戻り、夜の状態を聞くとベータは夜の意識が飛んでいてしばらく起きないことを伝えた。

場面は変わり、チケット争奪戦へ。

決勝戦でロイヤルチームとベロチームの試合が開始され、それを見ながらラークは全然帰ってこないクンにイライラしていた。

そんなラークにチャン・ブラロードが話しかけ、2人が会話を繰り広げる。

場面は変わり、クンたちへ。

クンとアッカーは顔を合わせて、アッカーが自己紹介しながらダニエルと昔は仲間でダニエルはすでに死んでいる存在であることなどを明かした。

また列車を追いかける話になったがクンは「…追いつくための方法は後でゆっくり考えればいい まずは今の状況から片付けるのが先だ 競技場に戻ろう」と言った。

しかしボーロがそれを止めて「…ちょっと待てさっきより人が減ってないか? 金髪ともう一人の女はどこに行った?」と尋ねると、クンは「…あの二人なら列車に乗った さっき俺が列車に投げ込んでやったよ」と言い、ボーロが「あれは…ただ攻撃をかましただけじゃなかったのかよ」と返すと、クンは「…俺は意味のない悪あがきはしない そんなもんなんの得にもならないからな 俺は常に実利を追求する男だ」と答えた。

そしてクンは「…白天京に隠された一つ目の機能 心臓を刺した対象を白天京に封じ込めることができる(最大3人まで) そして白天京と俺の間に一定以上の距離が開いたとき その封印が解け白天京に封じ込めた対象が解放される これがお前のために準備したとっておきの切り札だ ラヘル」と心の中で語っていた。

そして夜は「少年 少年 少年 力を… もっと高くのぼるための力を…」という言葉を聞きながら「誰だろう… 誰かが僕を呼ぶ声がする」と意識のない中で思っていた。

232話(30F 地獄列車─レボリューションロード─ 38)

チケット争奪戦でベロチームとロイヤルチームが相手を挑発しながら激しい戦闘を繰り広げ、それを見てるだけのラークは「サゲぽよ… マジサゲぽよ…」と今風の言葉でテンションが下がっていることを呟き、剛田ツヨシやクエトロはラークの発言をバカにする。

そこへクンが「俺の哀れなペットをからかうなよ」と言ってやってきて、ラークが状況を尋ねてクンが夜が倒れてファリョンを連れ去られたことを明かすとラークは「お前がついていながらなんでこんなことになるんだよ!!」と怒鳴り、クンは「…すまない ヤツらを止めるには…力不足だった」と謝るが、ラークは怒ってクンの胸ぐらを掴む。

しかし、ベータが夜は命には別状がないことを言ってラークを収めて、さらに「トゲは確かにすげぇアイテムだが それ自体に完璧な力はない その上自分の限界を超える力を使ったんだ 負荷がかかるのは当然だ トゲがそいつの体の外に飛び出てる状態なのも そいつがトゲを完全に受け入れられてねぇ証拠だ だから…今日は何事もなく済んだけど 今日みたいな暴走が続けばたぶん… いつかは体が崩壊する」とトゲについて説明した。

その後、列車にどうおいつか話し、アークラブターが「何か方法はあるのか?クン」と尋ねると、クンは「「列車が進まないように止めること」 どうにかして列車が次の階に進まないように止めて… 俺たちは素早く列車を追いかけて乗る…それが唯一の方法だろうな」と明かした。

場面は変わり、ボーロとアッカーへ。

アッカーはダニエルが生きていたことに衝撃を受けたことを話し、ボーロは「ローエンを…蘇られると言っていた あいつを…呼び覚まして…」と言い、アッカーは「…ローエンを…蘇らせるねえ…それができればどんなにいいか だがローエンを蘇られるためにあいつを呼び覚ますというのは…間違っているよ」と胸の内を明かした。

ボーロは「ああ、ダニエルはFUGに騙されているかもしれない あの夜という少年をダニエがこう呼んでいた 「ジュ・ビオレ・グレイス」って」と言い、剛田ツヨシがそれに反応するとボーロが「夜がビオレである可能性が高い 何かしらトラブルがあってFUGを裏切って抜けてきたんだろう」と答え、アッカーは「…ならばFUGがもう一度ヤツを呼び覚まそうとしているのは… ジュ・ビオレ・グレイスとやらの代わりを見つけるためかもしれないってことかい?」と尋ね、ボーロは「そこまではわからん… 正直ビオレってヤツの能力に代わりがあるかも疑問だし… とにかく一つ確かなことは… ダニエルとFUGが列車に乗った以上… あいつが再び目を覚ますのも時間の問題ってことだ 俺たちも真実を話すときが来た」と答えた。

場面は変わり、列車内のダニエルたちへ。

ダニエルは列車の扉の守護者たちと対峙しながら「こんなことで引き下がれない 俺の本当の目的はここからだから 待っていてくれよ… ローエン…!」と心の中で呟いていた。

場面は変わり、意識を失っている夜へ。

夜は謎の声で目を覚ますと、そこには赤い球体があってそれが「目が覚めたか ずいぶん長い間眠っていたようだな」と話しかけてきていて、夜が「あ…あなたは誰です? さあ…私が誰なのかは私にもよくわからない 私は…言わば「力」だ」と答え、「お前たちが作り上げた 悪魔…とでも言うべきか?私を研究した者たちは皆そう呼んだ おそらくお前は私が誰だか知っているはずだ いつも上に這い上がることを望んでいたからな だからこそこの力を手に入れたのだろう その欲望ゆえに」と語った。

さらに赤い球体が夜に「手を伸ばせ そしてこの力を掴め まだじゅうぶんではないが この力がお前をもっと上へと導いてくれるはずだ」と言い、夜が「もっと… もっと…上へ」と思いながら手を伸ばすと、赤い球体は「これで少しは 使えるようになるだろう」と言った。

場面は変わり、ランの仲間のシアシアへ。

シアシアは列車が先に行ったことを聞かされて今後はどうするのかクンに怒鳴りながら聞いた。

そこへアッカーとボーロがやってきて、チケット争奪戦がダミーだったことに他の選別者が気づいて修羅場と化すだろうからその前にここの発つ必要があると言い、アッカーはクンたちに協力することを伝えた。

そしてボーロは「ダニエルは… 長い間列車に封印されてきた FUGの「スレイヤー候補」を呼び覚まそうとしている」と打ち明け、続けて「たぶん歴史の中に消えたそいつは自分の一部を列車に置いていったんだ 俺たちもそいつの本当の名前は知らない…だが自分自身をこう呼んでいた… FUGのスレイヤー候補…「ホアキン」 ヤツが目を覚ませば… 列車だけじゃなく… すべてのD級選別者が地獄に落とされるかもしれない ここを発つ方法は俺たちが教えてやるもう管理人もいないことだし… 夜が目を覚ましたら急いでここを離れるんだ」と言った。

場面は変わり、自室に戻ったクンへ。

クンは何者かに電話でFUGに列車を盗まれたことを明かし、列車に追いつくために「そこで…あんたに列車を止めてもらいたい 列車には…俺の仲間も乗っている あんたが列車を止めてくれば後は俺たちでなんとかする」とお願いし、電話の相手は「…… うーんまあ… いいけど?協力してあげる その代わり報酬はきっちり頂くよ」と答え、「となると久しぶりに会えるってことか まあゆっくり上がってこいよ じゃあ「列車」でな」と続けた。

その電話しているときに夜は目を覚まし、自分の拳を力強く握り締めた。

場面は変わり、王野と蓮梨花へ。

白天京から解放された王野は白天京を握り締めながら「あいつ… ヤバいことしてくれやがって…」と汗をたらしながら「行こう」と言ってレボリューションロードの方を向いた。



233話(36F 地獄列車─ホアキン─ 01)

ダニエルは、夜にやられた足を魂が満たしたことによって回復させて、列車の扉の守護者たちを倒した。

そしてダニエルが「そろそろ列車に昼が来る あと少し…あと少しだ」と言うと、仲間の戦闘バカが「ああ あの方の息吹がここまで感じられるよ どうやらお前が言ったとおりのようだな」と答え、ダニエルは「待ってろよ… ホアキン…!」と強く呟いた。

場面は変わり、塔36階の試験場行き浮遊船カツオ号で寿司を食べるクンへ。

クンが寿司を美味しく召し上がっていると周りの選別者が地獄列車の事件の噂をしていた。

そしてクンが「列車が発車して…もう1カ月か チケット争奪戦が呆気なく終わって 列車が消えたと知った選別者たちはパニックに陥り 担当者を探したもののすでに彼はトレインシティーを去った後だった この信じがたい列車盗難劇は列車のシステムエラーという驚くほど単純な釈明で幕を閉じた おそらく責任者たちが責任を問われることもないだろう 考えてみれば 上層部のヤツらがしでかすことなんていつもそうだ いつも何事もなかったかのようにうやむやにし そうやって隠した汚点が静かに消えていつかなくなるものだと思っている それが膿み腐って致命傷になり得るなんて考えもせずに」とナレーションをして、現在はランチームと二手に別れて塔を上ることにして、すでに試験をパスしているボーロやアッカーチームはトレインシティーでようを済ませた後に37階の昇降場で落ち合うことを解説した。

さらにクンは王野と蓮梨花が道案内のファリョンを取り返せれば、ラヘルたちを内部から崩壊させられるかもと考えながら「俺たちが内部から崩壊しなければの話だが…」と付け加えた。

クンが食事から帰って夜とラークのいる部屋に戻るとラークはクンだけ美味しいものを食べていると文句を言い出したが、クンは「うるせーよバカ 先週やったばかりのお小遣いを全部お菓子に費やしたのはどこの誰だ?」と反論した。

そしてクンは夜の体調を心配した後にアークラブターと話して、危険だからエミリーを使って王野たちと連絡することはできず、電車内では電波もないため連絡が取れず、とにかく早く自分たちが塔を上がることだけ考えるしかないとした。

また夜とホアキンに関することを話すが夜もスレイヤー候補時代にホアキンの名前は聞いたことがなく、クンも灯台ではホアキンの情報を探せなかったことを明かし、「とにかく今は列車を追いかけることに専念しよう」と言った。

そしてミーティングを終えたクンはラークとは一緒にご飯を食べず1人で食事をするために夜とラークから無愛想に離れた。

ラークはクンの態度にイライラしながら「ふんッ!もういい!俺たちだけで行こうぜ!! 今日のメニューは絶品うな重だ!」とズンズン進もうとするが、マナに「えーあれ 美味しくないのに!」と文句を言われていた。

アークラブターはクンのもとへ行き、「お前どうした? 変だぞ みんなに対する最近のお前の態度 特に夜とワニに対して…」と話しかけ、クンは「…あんたも知ってるだろ 俺がラヘルを殺そうとしたことを夜に知られたんだ そりゃ気まずいさ それに… 怖くなった 見ただろ? トレインシティーでの夜の力 それからこの階に来る前の試験でのあの圧倒的な姿…」と語り、アークラブターは「…確かにあれはすごかった でもそれぐらい予想していたことだろ 夜がトゲを手に入れたときから…」と返す。

それに対してクンは「ああ…だとしても早すぎる あんたは知らないだろうけど夜はもともと選別者の中でも弱い部類だった このままじゃ…俺たちは本当に追いつけなくなるかもしれない 夜の成長に… かと言ってこのまま送り出すには 夜は不安定すぎる いつかあの力に耐えきれず壊れてしまうかもしれない そんなことばかり考えてしまって不安なんだ その前になんとしてでも見つけないと… 夜の成長を安定させられる… トゲの力をコントロールできる「何か」を」と拳を握り締めながら強く思いを打ち明けた。

ラークたちに連れられてご飯に向かう夜だったが、夜は「また頭痛がしてきた… 体の中で何かが 渦巻いているようだ 何かが変わり始めている トレインシティーを発った後…あの日から…」と心の中で考えて約1カ月前の塔35階の試験に遡る。

息を切らしながらクンたちが35階試験場に到着するが、ラークは「息切れなんてしてる場合か亀!早く試験をパスして黄色い亀を追いかけねぇと!!」と急かし、クンは「わかってるよ…」と返しながらも「まったく…殴り飛ばしたいぐらい頑丈な野郎だな」と心の中で毒づいていた。

そして夜もかなり息を切らしていてラークに心配されるが「へ…平気です これ以上遅れればラヘルに追いつけなくなりますから… 大丈夫です 試合に出ます」と答えた。

35階の試験では、数十年試験に落ち続けている35階の古株であるベル・ベラヒーノが対戦相手で、強い人たちが列車に乗り込んだからと余裕こいてラークのことを「可愛らしいワニさんよぉ」と挑発していた。

ラークがその発言に怒って「俺様はワニじゃない!ラーク・レクレイシャー様だ!この生意気亀め!!」と言い返し、そんなラークをクンは「いい加減ワニって認めたらいいのに」と冷ややかな目で見ていた。

そして「試験のルールは簡単です それぞれ攻撃チーム守備チームに分かれ 攻撃チームは試験場の外郭から出発し中央のポイントを占領すれば勝利 守備チームは制限時間1時間の間 攻撃チームからポイントを守り抜けば勝利となります ポイントの占領は壇上にあるチェッカーにカードを差し込むことで完了します カードは攻撃チーム全員にそれぞれ一枚ずつ配られます また、守備チームにすべてのカードを奪われた場合 守備チームの勝利となり その時点で試合は終了します」とルール説明がなされ、それぞれが配置についた。

相手チームのベル・ベラヒーノは「ククッ さーてどいつの相手をしてやろうか やっぱりここは可愛いワニからか?」と呟いていて、ラークは「あの生意気亀め…ぶちのめしてやる」と考えていた。

234話(36F 地獄列車─ホアキン─ 02)

すべての選別者が位置についたことで35階進塔試験が開始の合図が流れた。

相手チームのベル・ベラヒーノはゲームのルールや攻守の振り分けを聞いて「こりゃちょっと余裕すぎるんじゃねぇか? 思った以上に早く終わるかもしれねぇな」と余裕をこいていた。

場面は変わり、ラークへ。

クンはラークに「おい、ワニ 俺たちは守備チームだからな 暴れないで大人しく守りに徹するんだぞ」と釘をさし、ラークは「ふんッ 言われなくてもわかってるっての青亀め」と言ったところで相手チームの2人がやってきた。

相手チームが余裕をかましているとラークは「大歓迎だぜ 亀ども」と言って圧縮を解いて巨大化し、クンの忠告を無視して暴れ始めた。

そんなラークをマナは「久しぶりに夜くんと塔を上れて嬉しいみたいですね」と微笑ましいそうに見ていて、アークラブターは夜の体調を心配していたが、夜は「少し頭痛はしますが… 先頭に支障はありません大丈夫です」と返した。

そして夜は1人で役割の位置につき、「あれから幻聴は聞こえない 頭はまだ痛むけど ただの軽い頭痛だ あの声は… いったいなんだったんだろう? 僕が… 力を求めていると言っていた 僕はずっと求めていたのだろうか… あの声が言っていたあの力を… 力を欲しがる人たちを見て… どうしてそこまでして欲しがるのか理解できなかったものを… もっと高く上れる力を」と考えていた。

場面は変わり、ラークとクンへ。

ラークは自分を挑発してきたベル・ベラヒーノを探していて、クンは試合開始からずっと一人が見当たらないことに疑問を抱いていた。

場面は変わり、夜へ。

夜が考え込んでいると、敵チームのD0級アイテムの改造オブザーバーホワイトXを使って姿を隠している者が近づき、音を立てずに夜を殺そうとした。

しかし、夜は反射的にその見えない敵を吹っ飛ばした。

夜は息を切らしながら「反射的に… 体が動いた…! なんだ…? 僕の意思とは無関係に体が反応する…!」と困惑していた。

さらに夜の元へベル・ベラヒーノともう一人の相手が来て、夜が神之水で攻撃するが、ベル・ベラヒーノは神之水の抵抗力が強いヘンド家の血が流れていてダメージを食らわなかった。

そしてベル・ベラヒーノは「こっちは何年も待ったんだ!塔を上るこの絶好のチャンスを逃してたまるか!!」と叫びながら夜を攻撃するが、夜は強烈な攻撃を加えて2人を脱落させた。

その姿にクンは「トゲも使わずに…」と驚き、チャンも驚いていた。

さらに夜を攻撃しようとする相手チームが現れたが、夜は凄まじい反射速度で相手を倒し、アークラブターたちも圧倒的な力に驚いていた。

場面は36階の試験場行きの浮遊船カツオ号船内に戻る。

ラークがうな重が食べたいと駄々をこねるが、マナが「今日はうな重じゃなくてチャーハンですからね!! みんな同じメニューじゃないと割引き効かないからラークさんも合わせてくださいよ」と言うが、ラークは「俺は何言われてもうな重を食うからな!このチビ亀!」と微笑ましい口論を続けていた。

しかし、そこにいた夜が突然倒れてしまった。

235話(36F 地獄列車─ホアキン─ 03)

クンが次の対戦相手のシアシアに似た女性を見ていながら「そう言えばシアシアのヤツ… 種族のために金が必要だとかなんとか言ってたみたいだけど… この女もまさかそれで塔に…」と考えてたところへ、ラークが夜が倒れたことを報告した。

クンが夜を心配していて、アークラブターが「何もないのに突然倒れるなんて… やっぱりこの状況じゃ次の試合は無理だ…時間がなくても延期するしか」と言いかけたところで、夜は「い…いえ 試合には出ます 大丈夫です できます 次の試験を逃したらラヘルの列車に追いつけなくなってしまう… 出ます」と息を切らしながら言った。

それを見て、クンは心底心配そうに「……夜…」と呟いた。

場面は変わり、直後の36階の試験会場へ。

ラークたちが槍使いを制圧していると、夜の元へシアシアに似た女性の釣り師がやってきて「悪いがこの試験は譲れない! 我が一族の未来のために! なんとしてでもランカーになって富を築くのだ! お前を殺してでも! 次の階に進む! 覚悟しろ!!」と宣言して攻撃を繰り出す。

夜は体のダルさを感じながらも踏ん張り、「思い出せ… 1カ月前…試験で感じたあの感覚を… あの声を あの動きを」と考えていると「見えるはずだ 何もかも ああ、こんな遅い攻撃が お前に見えないはずがない」と言う声が聞こえながら、夜は相手の攻撃がスローモーションに見えていて、隙をついて一気に相手を倒した。

しかし、夜は試合後にまた倒れてしまい、それについてチームで話していると、「おいおい… 俺の愛弟子は俺が会いに来る度に寝込んでやがるな」と言いながら真田ユタカが現れた。

クンが「さ…真田ユタカ…? あ…あんたみたいな大物が… なぜここに…!?」と心底驚いているところで場面は変わり、列車でラヘルたちを見張る王野と蓮梨花が映される。

そしてダニエルたちに場面は変わり、ラヘルがダニエルに本当にスレイヤー候補が置いて行った「彼の一部」があるのか尋ねる。

ダニエルは「あいつはかなり用心深いから1カ所にまとめて隠しはしなかったはずだ 魂を扱えるあいつは自分を分けて列車のあちこちに隠しておいた まあ、手がかりなしで見つけることはほぼ不可能だろうが 俺の体の刻印が語ってくれているあいつが…この道の果てにいるって」と答え、「ホアキン もうすぐ…最初のお前をといてやるからな」と呟いた。

そして、列車の揺れる音と共に椅子に座る白い存在が映される。



236話(36F 地獄列車─ホアキン─ 04)

「もうちょっとの辛抱だファリョン」と言いながら「すぐに助け出してやるからな…!」と思う王野だが、かれこれ1カ月ファリョンを助け出せなくて疲れていた。

そして「それにしても変だな… なんでファリョンは逃げようとしないんだ? 監視は厳重だが…道案内である彼女が逃げ出せないほどでもない…」と王野が疑問に思っていた。

場面は変わり、列車の扉にあるパズルにつまずくダニエルへ。

パズルを解かないと目的地に辿り着けなくなるのにパズルが分からず焦っているダニエルは、回り道を提案するラヘルに列車の構造が複雑で道が無数にあることを説明した。

そして、困り果てたダニエルはファリョンにパズルを解いてもらおうと考える。

ファリョンがパズルの前にくると、あまりにも簡単な問題に呆れながら「…こんなの道案内ジャなくても解ける問題よ …いったいあなたたちの目的はなんなの? あんな無茶をしてまで列車を発射させて…危険を冒す理由は何?」と尋ねた。

ダニエルは退屈だからと答え「意味を感じられないって言うか 生きてても面白くないって言うか そんな感じ… そう彼女がいないこの世界にはね… だから一からやり直そうと思って この退屈でつまらない世界を変えるためにね」と不気味な表情で続けた。

場面は変わり、クンたちへ。

真田ユタカの登場に強ばるクンだが、真田ユタカは「そんな強ばるなよ坊主 俺ももう昔とは違う 十家主だからって見るやいなや裂き殺したりとか そんなことはしないさ」と言った。

そしてユタカは夜の症状を見た後に列車の状況を聞きながら、「ホアキン…そんな名前のスレイヤー候補はいない ただ地獄列車に関係するヤツなら… 一人だけ… 引っかかるのがいるにいる まだ断言できないが あいつらが呼び覚まそうとしているのは相当ヤバいヤツかもしれん 俺の推測が正しければ… 相当困ったことになるぞ…」と言った。

そして真田ユタカはホアキンのことは隠しながら、「あいつはFUGの中でも機密みたいなもんだから お前たちが首を突っ込んだところで解決できる問題でもなければ俺もまだ確信がない ビオレの状態もそうだし かなり状況が深刻だな 今回はゆっくり休めと言ってやりたいところだ… 列車のことは気にせず塔を上れ 列車のほうはこっちの選別者に任せてどうにか処理するよ だから列車を追うのは諦めろ」と続けたが、夜が起き上がって「それは… できません師匠」と言い出した。

さらに夜は「僕は…列車を追います 列車に乗って… すべてを元に戻すのです「自分の力で」」と言い、ユタカが止めようとするが、夜は「止めても無駄です!僕は…!」と声を荒げた。

しかし、ユタカは冷静に「悪いがお前の意思の問題じゃない 「能力の問題だ」 万が一本当に俺が思っているヤツを呼び覚まそうとしているのなら とてもお前の手に負える相手じゃない」と言い放った。

場面は変わり、列車の中のラヘル一行へ。

ファリョンがパズルを解いて扉を開けて次の部屋に進むと扉が閉じて、王野と蓮梨花は閉じた扉に困惑した。

ラヘルたちが次の部屋に進むとそこにはブルーマーガーディアンという巨大なガーディアンがいてダニエルは「気をつけろ!一撃でも食らえば粉々にやられるぞ! こいつを倒さないことにはホアキンにも辿り着けない!」と叫んだ。

そしてブルーマーガーディアンの強烈な攻撃に一同はたじろぐが、ファリョンは戦闘バカやエンジェルやダニエルに的確な指示を出し、意外な方法でブルーマーガーディアンを倒すことに成功した。

そんな光景を見てラヘルはファリョンに「…すごいですねチームワークなんて皆無のこのチームをまとめるなんて これが道案内の力ですか?」と話しかけ、ファリョンは「なかなか悪くないチームだわ バランスがいいからリーダーがいればきっと強くなる あなたにはもったいない」と皮肉を返した。

それに対してラヘルは「ああ大丈夫ですよ 私が求めているのは…もっと強い仲間ですから…」と真顔で答え、ファリョンの目的を見破っていることを語り、さらにかつて騙されたことを引き合いに出しながら「でも…もう私は自分が主人公になれる道を自分で見つけました」と言い出した。

そしてラヘルは「簡単なことですよ 私に主人公としての素質が備わっていないのだとしたら 私を塔に上らせてくれる人を探せばいいんです この恐ろしい闇の中で… 私の足が折れたら足になってくれる人を 私の目が見えなくなったら目になってくれる人を 私の針が折れたら 針になってくれる人を探せばいいだけです あの扉の向こうにいる者は 私の最初の針になってくれる人です」と語った。

ダニエルは「出でよ 最初の… ホアキン…!」と言いながらラヘルの指す扉を開けた。

扉を開けると白く危険なニオイを放つ存在が「やっと来たか… 朕はすっかり待ちくたびれたぞ 久しぶりだな ダニエル」と言った。

237話(36F 地獄列車─ホアキン─ 05)

ホアキンは「久しぶりだな ダニエル 朕はすっかり待ちくたびれたぞ あまりに退屈でしばらく寝入ってしまったよ」と言って登場し、さらにファリョンに気がつくと「お前は… 道案内か? ほほう… 汚れた血を持つ種族を連れてきたのか 反吐が出るがまあ仕方あるまい 何せお前たちは使えるかなねえ」と意味深な発言をした。

そしてファリョンがホアキンに「…あなた…」と言いかけると、ホアキンは「シッ 何かを知っていても 朕の名を気安く口にするではない 私の名はホアキン 失った玉座を取り戻し FUGの力を借りてこの塔を治めようとする者だ じきにお前たちにも 私の偉大さがわかるさ」と語った。

しかし、ファリョンはホアキンの小ささに驚いていた。

場面は変わり、ボーロ一行へ。

ボーロは真田ユラの仲間だったダンカと一緒に塔を登っていて、ダンカには売り子のハナのチケットも譲ってあげていたが、ダンカはそのことに感謝しながらもユラのためにしか行動しないことをキッパリと公言していた。

そしてダンカと剛田ツヨシがボーロにホアキンのことを尋ねると、ボーロはずっと昔の列車のことを語り出した。

場面は変わり、約600年前のトレインシティーへ。

そこではボーロとアッカーとダニエルが試験をクリアして顔を合わせていて、そこに波使いのサッチ・フェイカーとオレンジ色の髪をした灯台守りのローエン・ユイアも現れた。

そしてボーロはダニエルがローエンに片思いしてことや次第にお互い会うために列車に乗るようになったことなどを語った。

さらに回想では現在トレインシティーの管理人をしているポロ・ポーが登場し、ダニエルがポロ・ポーに乱暴をするが、ローエンがそれを止める優しさを見せる光景が映された。

ボーロは「列車に乗って…冒険して あいつらと互いに背を預けながら 地獄列車の探検が始まるものだと思っていた そう… 昇降場で地獄列車に乗り込む前… 「あいつ」に会うまでは」と語り、ボーロたちが地獄列車の扉を開けるとホアキンがいて「朕の家来にならないか」と言われたことを話した。

回想では、そんなホアキンの発言にローエンは真っ向から歯向かったが、ホアキンは「朕はじきにFUGのスレイヤーになる者 玉座を取り戻す力をつけるために列車に来た」と言った。

そしてボーロはホアキンがハンパない強さを持っていて、列車の乗客を次々配下にしていって、自分たちは従うしかなかったことを明かした。

回想では、ローエンが人を殺した瞬間と思われる場面が映され、ローエンは「ダニエル… 私…」と返り血を浴びた怯えた表情を見せながら言葉を発し、ダニエルが「ローエン…どうして… 仲間を…」と言うと、ローエンは「違うの… 私 じゃない…! あの人… あの人のせいよ ホアキン…! 全部あいつが仕組んだことなの…! 仕方なかったの! お願い誰にも言わないでダニエル… お願い…みんなに知られたら私嫌われちゃう…」と涙を浮かべながら言った。

ボーロは「あいつは群のリーダーになった自分の地位を利用して 巧みに列車の乗客たちに殺し合いをさせた 自分の力を…取り戻すために 今でも忘れない その日からあいつが列車でしでかした残酷極まりない出来事を… そのときようやく気づいたんだ 地獄列車を地獄にするのは列車ではなく… たった一人の「怪物」だと…」と回想を交えながら語り明かした。

場面は変わり、現在のホアキンたちへ。

ホアキンは「なぜそんなに見つめる?お前たち うむ… 私の姿を見て疑いを抱いているようだな まあこんな小さい体じゃ無理もない どうだい答えてみなさい 私の姿が子供のように小さいからと言って この私の偉大さを感じられないというのか?」とラヘルたちに言う。

すると戦闘ばかが「とんでもございませんホアキン様 私、ヤマ様の忠犬ブエーサル・エリオット 今のそのお姿でもホアキン様の偉大さは十分感じられます」と膝をついて答えた。

ホアキンはその言葉に満足しながらダニエルに「それにしても驚いたよ まさかと思ったがお前がこんな愚かなことをしでかすとは ローエン…あのバカな女の命が お前をそこまで愚かにするほど惜しいのか? お前には 私がこれから何をしようとしているかわかっているはず… まあよかろう 力を取り戻すことさえできれば約束どおりあの女を蘇らせてやろうではないか」と語りながら、ホアキンはラヘルたちの存在にも気づいた。

ラヘルはホアキンにエミリーを使って、ホアキンが力を取り戻すために魂を集めるのを手伝うことを言うと、ホアキンはラヘルを歓迎した。

ホアキンは一通り挨拶を交わしたところでお腹を鳴らし「長らく何も食べていないせいで腹が減ったよ 行こう 私の腹を満たしてくれる魂を食らいに!」と言いながら、一行を引き連れて先頭に立って歩き始めた。

238話(36F 地獄列車─ホアキン─ 06)

扉が閉まったことに王野が悶絶していると、蓮梨花がパズルを解けることに気づき、それを解こうとしたところでいきなり扉が開き、ホアキンが現れた。

場面は変わり、真田ユタカへ。

ユタカは何者かと通話しながらホアキンの正体を探るためにチケット持ちの選別者を何人か停留所に送ったことを伝えながら、夜たちを大人しくさせておくしかないと話していた。

場面は変わり、ホアキンと王野たちへ。

王野が突然のホアキンの登場に思考停止しているとファリョンが「王野成!! 神之水爆弾を使って!! そいつに捕まっちゃだめ…!」と叫び、それに反応して蓮とのコンビネーションで神之水爆弾を使おうとした。

しかし、ホアキンは長剣をありえない速さで振るって王野の腕を貫き、王野に駆け寄ろうとするファリョンに「止まりなさい道案内 それともこの男の手首を切らないと 止まれないのかい? そこまでバカじゃないはずだが まあ、どのみちこの手を使うことは二度とできないだろうがね …久々に肉を切る感触が味わえて気分がいいよ」と言いながら、ホアキンは王野に正体を尋ねた。

さらにホアキンは続けて「お前…よく見ると… ずいぶんウマそうだな…」と不適な笑みを浮かべて言った。

場面は変わり、部屋で待機しているラーク、クン、夜へ。

ラークは我慢の限界に達して「あのアメ亀(ユタカ)を倒して 列車行きの浮遊船に乗る!!」と言い出すが、クンが真田ユタカの恐ろしさを語りながらそれを止めて、ユタカの「列車を追うのは諦めろ もしそれでも追うって言うなら… 俺を倒してからだ」と言う発言を思い出していた。

しかしラークは王野やファリョンを見捨てるのかと怒ると、クンは「それは違う …俺たちがどう足掻いても真田ユタカに勝てないが ここを抜け出す方法はあのおっさんに勝つことだけじゃない 時間だな…そろそろ向かうか 俺たちの行くべき場所に」と言い出した。

場面は変わり、ホアキンたちへ。

ホアキンは王野の腕を貫きながら王野の正体を尋ねるが、王野はあまりの激痛で答えられるわけもなかったが、ダニエルが「そいつらはとりあえず生かしておこう スレイヤー候補ジュ・ビオレ・グレイスの仲間だからな きっと使える時が来るさ」と止めに入った。

その発言を聞き、王野から剣を抜いたホアキンは「朕がいながらスレイヤー候補とは… いったいどういうことかな?」と無表情で聞き返した。

場面は変わり、真田ユタカの元へ訪れたラーク、クン、夜へ。

ユタカが「なんだビオレ 部屋で安静にしているよう言ったはずだぞ」と言うと、夜は「ごめんなさい師匠 でも僕は行きます 地獄列車に」と返した。



239話(36F 地獄列車─ホアキン─ 07)

夜の言葉を聞いて、真田ユタカが「…何?」と聞き返すと、夜はもう一度「ごめんなさい師匠 でも僕は地獄列車に行きます 僕には…地獄列車でやらなきゃいけないことがあるんです」と真剣な表情で答えた。

真田ユタカは「つまり… 俺と戦ってでも列車に乗る…と? まさかそうじゃねぇよな ビオレ」と威圧するが、クンは夜に「大丈夫 狼狽えずに計画どおりやればいい いち に さん…!」と合図してラークとクンと夜はユタカが走って逃げ出した。

走りながらクンはアークラブターたちが浮遊船を用意していることやユタカが選別者区域でまとも力を使えないはずであることを説明し、「とにかく俺を信じて作戦どおりやってくれ! そうすれば勝ち目はある!」と言った。

しかし、ユタカが瞬時に3人の前に現れた。

そこで、ラークがユタカを抑えようとするが、逆に抑えられて吹っ飛ばされてしまい、クンは夜を逃してユタカを止めようとすると、ユタカは「…ふざけるにしても相手を選んだほうがいいぞ 父親に ろくな教育を受けなかったのか坊主」と言い、クンは「ああ…悪いなおっさん 俺は捨てられた子供なもんで 教育なんて受けてないんだよ」と言い返しながら灯台を構え、ユタカは「…どうしたもんか 今日は一人 十家門の犠牲者が出るぞ」と呟いた。

場面は変わり、夜はアークラブターたちが待つ浮遊船に到着するが、ユタカが追いつき夜に本気の忠告をするが夜はそれを無視して浮遊船に乗りこんでしまう。

ユタカが「くそ… 全く聞き分けの悪い弟子だな」と困っているとチャン・ブラロードとクエトロ・ブリッツがユタカを止めに入る。

しかし2人は一瞬でやられて、ユタカは夜のいる浮遊船内に乗り込み、夜に「やめろと言ったぞビオレ …言葉で通じないなら 力ずくで抑えるしか」と言いかけたところで浮遊船が出発し、ユタカが疑問に思っていると、クンが「ふぅ手の焼けるおっさんだ 年の割にずいぶんパワフルなもんだな そこで俺から… ゆっくり休めるように… 旅行券を準備しました」と言い出した。

そしてクンは灯台のテレポートを使って、ユタカと同じ浮遊船に乗っている夜たちをテレポートさせて、ユタカだけを浮遊船に乗せて遠くに追いやったのだ。

ユタカがクンの作戦に一本取られたと思いながら、謎の人物に通話して、通話相手が「こうなったらもう ビオレがホアキンを止めてくれる可能性はないのか?」と尋ねてくるとユタカは「バカなことを言うな 本当にあいつなら 絶対に勝てない」と返した。

場面は変わり、地獄列車内へ。

ホアキンは巨大な神海魚をいとも簡単に倒しながら「ジュ・ビオレ… ジュ・ビオレ・グレイス… ぶち殺したい…」と呟いていた。

240話(37F 地獄列車─木馬─ 01)

塔37階中間地域の地獄列車停留場「木馬」に到着した剛田ツヨシは木馬の大きさに驚いたが、ボーロは「地獄列車の停留場は列車に乗ろうとしている選別者たちのアジトみたいなものだ ランカーは絶対に地獄列車に干渉しないってのが暗黙のルールだからな だから外部の者が干渉できないように独立都市の形態をとっている場合が多い」と解説した。

そして、ボーロ一行はチケットを使って停留場まで行きながら、ボーロは列車が停留場に停車する時間は1時間で、最初の30分は乗っていた乗客を下ろす時間で残りの30分が搭乗できる時間であることを剛田ツヨシたちに教えていた。

場面は変わり、地獄列車内へ。

エンジェルは列車内の暑さや湿気に文句を言いながら「しかもあのホアキンってヤツ… あれ完全に狂ってるわよね」とブツブツ言っていた。

それに対して王野がホアキンを呼び覚ましてどうするのか尋ねると、エンジェルがはぐらかしたため、蓮梨花は「はぐらかさないでちゃんと答えてください! いったいあんな怪物を呼び覚まして何を企んでいるんです! FUG…!あなたたちは塔のがん細胞そのものですね!」と怒鳴った。

エンジェルは、怒鳴る蓮梨花に対して「へえ… がん細胞ねえ… 可愛い顔して言ってくれるじゃない あんた… 十家門の一つ蓮家の子孫でしょ 十家門出身の男たちが 中間地区の女たちに乱暴して生まれる私生児の数が一年でどれくらいか… あんた知ってる?」と聞き返した。

蓮梨花が答えに詰まらせると、さらにエンジェルは「知るわけないか それとも… 知ってるけど知らないフリ? 自分たちの過ちからは目を背けてきたくせに私たちにがん細胞だなんてねえ… 冗談でも笑えないんだけど うちらがこの塔に突きつけようとしている剣は あんたたち十家門にとっては凶器かもしれないけど 他の誰かにとっては塔の腐った部分を取り除くメスなのよ そろそろちゃんと世の中を直視すれば? 世間知らずのお嬢さん」と言い返した。

場面は変わり、ホアキンとダニエルへ。

お腹が減ったホアキンは人質を食べたいと言うが、ダニエルがそれを止める。

それに対してホアキンはダニエルに「ふむ…我慢ねえ… 自分だって魂が不足してピリピリしているくせに… それより想像もしていなかったよ まさかダニエル…お前が朕に協力してくれるとは 朕の従者になるという証を体に刻み 魂を欲する存在になってまで」と話しかけ、ダニエルも「ああ…俺も想像してなかったよ あの日…列車の中で道を失って 何もかも終わったと思っていたときに 君が… 目の前に現れるとは…」と返した。

場面は変わり、ファリョンとラヘルへ。

ファリョンを自分を自由にしてくれるラヘルに疑問を投げかけるが、ラヘルはファリョンを捕らえておくことができないことを理解していることと語り、「それにエミリーがあれば あなたを警戒する必要もありませんしね 面白そう無能になったあなたの姿を見るのも」と言い返した。

さらにファリョンが「本当にあんな物で… ホアキン…あの者の歓心を買えると思っているの?」と尋ねると、ラヘルは「さあ… 実は…夜を突き落とした後考えたんです どうして私は…こんなふうになっちゃったんだろう… 夜の何が…こんなにも憎くて奪ってしまいたいのだろう たぶん… いつまでも夜のそばにいる友達… それが羨ましかったんでしょうね 私は未熟者だけど…この機械(エミリー)は私の周りに人を集める助けをしてくれるんです どんな方法でも構いません本当の友情じゃなくたっていい 私の力になってくれる人が集まってくれるなら それが偽りの関係でも構わないんです」と語った。

場面は変わり、37階停留場木馬へ。

ボーロはクンからの連絡でまだ出発できていないことを聞いて、かなり焦っていた。

そこへアッカーが到着し、厄介ごと押し付けられたことに文句を言っているとアッカーの後ろで「同感 俺たちがバラバラになったのもお前のその性格のせいだぞ お前がもっとまともだったらダニエルがあんなふうに道を踏み外すこともなかった こんなふうにこじれちまったのはお前のせいだ 久しぶりだな ボーロ」と言いながらD級選別者トップ3の一人であるサッチ・フェイカーが登場した。

サッチはホアキンが出てくれるかもしれないと聞いて、ボーロたちと一緒に列車に乗るためにやってきたのだ。

場面は変わり、地獄列車へ。

乗車中の選別者に37階停留場「木馬」に到着するというアナウンスが流れて、それぞれが待ち望んでいた言葉を漏らす。

そしてラヘルは、エミリーでお知らせを流しながら「そうよ 夜…仕方ないの 私はあなたのように神に祝福された存在じゃない 誰かを踏み台にして上がらなければ 手を差し伸べてくれる人なんて一人もいないんだから」と心の中で思っていた。

場面は変わり、サッチたちへ。

サッチがダニエルの詳しい状況を聞きながら、エミリーからお知らせが届いていたことを伝え、そのタイミングで列車が到着した。

場面は変わり、ホアキンたちへ。

ホアキンは「やっと着いたか 早く降りようダニエル 朕は腹が減った」と言うが、ダニエルは「何言ってるんだ列車は0時まで停車する もう少し我慢しろ 早々に騒ぎを起こしてもいいことなんてない」と止めるが、ホアキンは「断る お前には聞こえないのか 朕を待っている獲物たちの新鮮な吐息が…」と冷酷な表情を浮かべながら言った。

241話(37F 地獄列車─木馬─ 02)

37階停留場に集まった選別者たちに列車の到着のアナウンスが流れる。

停留場にいる選別者たちは多くの人がエミリーを見て参加をしていて「もうエミリーなしじゃ不安で生活もままならない」などと口にしていた。

そして地獄列車内ではホアキンが列車の扉を開けて姿を現そうとするが、ダニエルがそれを止めて「忘れたんじゃないだろうな? 君と管理人の契約を…! 契約が有効なのは列車の中でだけだ 列車から離れれば… 俺も君もおしまいなんだよ 完全体になるまでは無闇に列車から離れるな」と言った。

扉が一瞬開いて閉まったの見ていた停留場の選別者たちの中には真田ユタカが配置したと思われる者が2人いて、ホアキンの姿を一瞬確認すると「……あいつか 次に姿を見せたら処理するぞ」と息を合わせていた。

場面はホアキンたちに戻り、ホアキンは外に出られないことに文句を言うと、ダニエルが「無茶言うな! 俺との約束を忘れたとは言わせないぞ! 俺が君を完全体にして列車から脱出するのを手伝う代わりに!」と言い、ホアキンは「私はその力でローエンを蘇らせる 忘れていない」と続けた。

そしてダニエルが騒ぎを起こして選別者を逃すのは良くないと説得するが、そこへラヘルが現れて「それについては心配いりませんよダニエルさん ほとんどの選別者たちはイベントに参加するために祭壇に集まっているはずです 私がエミリーでこんなメッセージを送ったので むしろこれ以上待たせてしまったら怪しまれるかもしれません」と言って、ホアキンの主張を後押しした。

それに押されてダニエルはホアキンを止めることができなくなり、ホアキンは列車の扉を開けて停留場に集まった選別者たちに「やあ 愛くるしいD級選別者の諸君」と言いながら姿を現した。

それにボーロやアッカーやサッチが反応し、ボーロはホアキンの小ささに驚いていた。

ホアキンは「さあ ではさっそくイベントを始めるとしよう 今から30分後列車へと続く階段がかかる この中で選別者4人の首を斬った者には列車に乗る資格を与えよう」と言ってイベントを提案した。

しかし、そんなホアキンの言葉を聞いて、停留場の選別者は「なんでお前の言いなりにならなきゃならないんだよ!」と罵声を浴びせ始め、それに対してホアキンは「…従わないなら… 力ずくで従わせよう」と言いながら剣を振るって、選別者たちをなぎ払い、殺した人物の魂を奪っていった。

その圧倒的な力を見て、ホアキンに従う者が現れるが、「待て その戦い… 俺たちも入れてもらおう 俺たちも列車に乗せてほしくてな」と言いながら真田ユタカが配置した選別者が登場した。

その選別者たちを見てホアキンは「ほう… なかなか使えそうなヤツらだな どこから来たのだ?」と関心していると、その2人の選別者は「あんたの望みどおり4つの首を斬って列車に乗せてもらう ただし条件がある その4人の中にはお前も含める お前も降りてきて戦え「ホアキン」」と言い出したのだ。

ホアキンは「なるほど」と呟きながらニターとした不気味な笑みを見せた。



242話(37F 地獄列車─木馬─ 03)

場面は、約600年前の地獄列車に遡る。

列車ではある者が仲間の手によって殺されたことが発覚し、ホアキンが口角を上げながら誰か犯人かを見つけようとしていた。

その光景を見ながらダニエルは、ローエンとの会話を思い出していた。

ダニエルがローエンになぜホアキンを慕っているボルラックを殺したのか尋ねると、ローエンは地獄列車がホアキンに征服されていて、ポーがいじめられていたことを打ち明け、さらに「この前の停留場で何人か降りたことになってるけど 本当は…彼らが組んでチケットを奪って殺したのをごまかしているだけだって 彼らは嘘つきなのよ!早く列車を取り戻さなきゃいけないの! それでボルラックに詰め寄ったら… ホアキンに全部話して私たち全員殺すって… それで…仕方なく…」と語った。

ダニエルはそれを聞きながら「気付いていた 彼女がボルラックを殺したいほどの衝動に駆られたその感情は… 彼らに対する憎しみや正義感なんかじゃなくホアキンに対する「嫉妬」に近い感情だったことを… 列車を… ローエンと俺たちの空間を奪った彼らに対する嫉妬 そしてホアキンはその感情を利用したのだ ポーが暴力の対象になったのもたぶん偶然じゃない 殺人犯がローエンだと明らかになれば 俺たちを追い出そうとするだろう そう頭の中で考えてから…気付いた ホアキン…この男は 「地獄の王」そのものだと 殺し合いの地獄を作り出しそれを眺めて楽しむ 地獄の王」と思っていた。

場面は現在に戻り、ホアキンが選別者の提案を聞いたところへ。

ホアキンはニターと笑いながら「なるほど よかろう そこまで自信があるのなら 実力を証明してみたまえ その価値を証明できれば… 朕が相手をしてやろう」と提案を受け入れ、真田ユタカの使いと思われるD級選別者の2人は他の選別者を圧倒する力で倒した。

場面は一瞬だけ変わり、停留場木馬の上の15km上空へ。

そこには謎の男が立っていて「地獄列車か… 久々だな」とニヤっとしながら呟いていた。

場面はホアキンへ戻る。

ホアキンは、先ほどの選別者の実力を見てから「よし、ならばルールを変えよう 朕がもう一度イベントを提案する ここにいる者の中であの二人のうちどちらかの首を取った者には 列車に乗れる「チケット」を与えよう」と提案しだし、周りの選別者は真田ユタカの使いの選別者にこぞって攻撃を始めた。

そんな光景を見ながら、サッチは「体は縮んでも… 悪趣味なのは相変わらずだな」と言い、ボーロも「ああ人を弄んで楽しむ… 互いに競わせる悪魔のようなあの姿… 昔のままだ… あいつはホアキンだ」と返した。

ユタカの使いの選別者が周りの選別者をあらかた倒すのを見て、ホアキンが「やはりD級選別者にしてはかなり腕が立つようだ どこの使いだ? 朕のことを知っているということは…まさかFUGか?」と尋ねると、彼らは「…そのとおりだ スレイヤー候補を名乗る 不敬なD級選別者が列車にいると聞いてな」と答えた。

ホアキンは「…不敬なD級選別者…」と呟き、突然高らかに笑い出し「おっかしい… まったくなんの冗談だか ろくでもない老いぼれどもめ… 本当の不敬者が誰かも知らずに… 列車に籠もっていたからと朕を甘く見ているのか 実に不快だ… よかろう…その目でしかと見るがいい その不敬な…D級選別者がどういう者か…」と言いながら、巨大な神之水を頭上に生成した。

その圧倒的な力にFUGの選別者が驚いていると、ホアキンは「この程度の力はあって当然だ スレイヤーになるのならば スレイヤーはお前たちのようなゴミの上に君臨する 「恐怖の神」であるべきなのだからな 地獄へ行っても忘れるな この恐怖を」と言いながらその巨大な神之水で攻撃した。

そんな光景を見て、トレインシティーのチケット争奪戦にいたベロ・ベロは驚き、サッチたちは隠れて列車の発車10分前に乗り込む作戦でいた。

そして場面は、50分後の発車10分前へ。

列車に乗ろうとする者が誰もいなくてホアキンが列車に戻ろうとしたとき、そのタイミングでボーロたちやベロ・ベロたちは乗り込もうとするが、ホアキンはボーロの姿を気がつき、一瞬ボーロが「ああ…一度なら… お前の剣を読めるかもしれない 来いホアキン」とホアキンの向かい合う姿を思い出しながら、ホアキンは「ボーロ!貴様!! こんなところにいたのか…!! ぶっ殺す…!!」と激昂しながら攻撃をしようとした。

しかし、その瞬間に木馬の上空にいた謎の男が「いくら弟の頼みとは言え 俺もこんな大胆なことよくやるよねえ〜」と言いながら巨大な電撃で攻撃し、その後クンに通話で「A.A とりあえず列車は止めた すぐに動き出すだろうが その超高速浮遊船ならじゅうぶん間に合うさ このことは父さんにも報告が行くはずだ こんなデカい借りを作ったんだから約束はきっちり守れよ 楽しみにしてる」と言った。

そして電撃の衝撃にホアキンやボーロたちが事態を把握できずにいると高速浮遊船に乗ったラーク、クン、夜が登場した。

243話(37F 地獄列車─木馬─ 04)

夜たちの登場し、ホアキンが夜を見て「少年…?」と疑問を浮かべ、夜はホアキンを見て「…白い髪の子供?」と疑問を浮かべた。

一同はジュ・ビオレ・グレイスの登場に「どうやってこんなに早く!」と驚いていた。

そして、夜はホアキンの存在を疑問に思っているとボーロが夜に「気をつけろ!! そのチビが例の男!! ホアキンだ!!」と叫んで伝えた。

場面は変わり、列車内のエンジェルや王野たちへ。

エンジェルはものすごい振動を感じて列車も出発する様子がないため縛った王野たちを放っておいて外の状況を見に行こうとしていたが、王野は白天京を握りしめていた。

場面は夜たちへ戻る。

夜は「あんなに小さい子供が…ホアキンだって? ラヘル… あの男を呼び起こしたの?」と考えていて、ラークは「なんだ!? あの亀がホアキンだと!? チッ!強いって言うから狩り甲斐があると思って期待してたのに! なんつーか ぺっしゃんこおはぎみたいな顔しやがってよォ!!」と遠慮なく本心を言い、ホアキンもイラッとしながら「何!?朕に向かっておはぎだと!? あのワニ!ぶち殺す!!」と怒った。

しかし、ボーロが階段を登ってくるとホアキンは「ボーロ…! あの野郎!! ボーロ!! お前だけは絶対に列車に乗せてたまるか!!」と言いながら剣を振るおうとするがそれを夜が近づいて止めた。

2人は至近距離で接敵し、ラークもホアキンの元へ行こうとするがダニエルに神之水で打ち落とされてしまう。

そしてダニエルとラヘルとユラは、クンやボーロたちが上る階段の上に立ち塞がり、ダニエルは「ここまで追いかけてきてもらって悪いけど 君たちを列車に乗せるつもりはない 帰れ 君たちがいくら立ちはだかろうとも 列車はこの先も俺たちの思いのままに走り続ける ホアキンが力を取り戻して ローエンを蘇らせるまでな」と言い放った。

それに対して、サッチがクンの前に出て、「おい…クン家 ここは失礼するぞ あいつを正気に戻すのは… 俺たちの役目だ」と言った。

その間も夜とホアキンは死闘を繰り広げていて、それを見ていたラヘルは「互角ってとこね… だめ… それじゃだめじゃない… ホアキンあなたはその程度じゃだめなの なぜなら…あなたは 私が選んだ「剣」なのだから」と思っていた。

夜はホアキンの猛攻を受けながら「この人の剣は 読んでから動いても遅い…! もちこたえられそうにないなら 一気に 勝負を付けよう!!」と思い、トゲの力を使って距離を詰めて火接空破術を食らわせようとする。

しかし、ホアキンは「!! この技は? 火接空破術…!」と技を見切り、「なるほど… お前が ジュ・ビオレ・グレイスか!!」と言いながら夜に攻撃をくわえた。

244話(37F 地獄列車─木馬─ 05)

サッチはクンの前に出ながら「俺の名はサッチ・フェイカー あのイカレ野郎(ダニエル)の 元仲間だ」と言い、クンはD級選別者トップ3の一人がダニエルと知り合いだったことを疑問に思った。

その横で夜がホアキンに切りつけられ、夜はホアキンの攻撃がまったく見えなかったことに困惑していて、クンが夜を心配して駆けつけようとするが、真田ユラが灯台を足場にしてクン目の前に立ちはだかった。

ホアキンは夜のトゲのことを知っていて、そのトゲをもらってやろうかと言いながら夜にさらに攻撃を仕掛ける。

夜はホアキンがトゲのことを知っていることに疑問に思いながら攻撃を捌き、右から来るホアキンの斬撃を神之帳で防ごうとしたら、突然剣が消えて左からの斬撃を食らってしまう。

場面は変わり、サッチとダニエルへ。

サッチはダニエルに「いい加減目を覚ませ…! お前はホアキンの復活に利用されているだけだ!」と言うが、ダニエルは「利用されたって構わない ローエンが蘇ってさえくれるならね」と返した。

さらにダニエルは「サッチ…君も覚えているだろ? ローエンの最後の姿を… 彼女は… 俺たちを守るために自ら去ったんだ 時間を巻き戻すことさえできれば…俺は彼女の選択を止める なぜなら… あの犠牲で俺は彼女を生涯忘れられなくなっちまったから これは仕方ない選択なんだよサッチ 俺はローエンなしじゃ前に進めない」とサッチに語った。

ダニエルはさらにボーロやアッカーたちにも向けて「本当は君たちだってそうなんだろ? 君たちもローエンへの未練を捨てきれずにいるから 列車から遠く離れられないんじゃないか チケットを奪って列車に近付くヤツらを消す チケットハンター(サッチのこと) トレインシティーで仲間を狩って列車に挑む トレインシティーの貪欲な帝王(アッカーのこと) 列車に初めて乗る選別者たちを案内するガイド役(ボーロのこと) そんなの全部言い訳だ!! 君たちはただ罪悪感と未練で列車から離れられないでいるだけだ!! 結局俺たちは 彼女が生きて帰ってくるまで… 列車を離れられない…列車の亡霊なんだよ」と暗い顔をしながら紫色の神之水を構えた。

場面は変わり、クンと真田ユラへ。

クンがユラにどうしてFUGに協力するのか尋ねると、ユラは「なぜ… たぶん…本当の星になるためでしょうか これまでの私は偽りだったんです 人を喜ばせるために歌って踊って注目を浴びることで満足を得てきました でも見てくださいあの人(ホアキン)の 何にも縛られずすべての存在の上に君臨する あの堂々たる姿… 実に美しいと思いませんか?」と尋ね返し、クンは「…狂っているようにしか見えないが?」と一蹴する。

さらにユラは「ラヘルさんがおっしゃったんです ラヘルさんについて行けば…本当の星を見せてくれるって 愚かで馬鹿な人たちに振り回させる人生はもう懲り懲りなんです そう言う馬鹿な連中は…私の引退コンサートで全員消し去ります 私が…本当の星になるために」と語り出した。

それを聞いてクンは「…何が言いたいのかさっぱりだ」と言い、さらに続けて「とにかく邪魔だから今すぐ引退してもらうぞ」と言いながら灯台の力で、ユラの灯台を攻撃してユラを落下させた。

それと同時にダニエルはサッチたちに強烈な攻撃を仕掛け、さらに夜もホアキンと激戦を繰り広げていた。

夜がホアキンの幽霊のように消えては現れるを繰り返す剣に困惑していると、「諦めろ そいつの剣には死角がない そいつの剣は「剣」ではないそれは 神之水が支配する「空間」そのものだ」と脳内に直接声が届いた。

そしてホアキンが「さあそろそろ終わりにしよう ジュ・ビオレ・グレイス お前をスレイヤー候補に仕立てたヤツらは お前が朕にやられたと言う事実を知ったらどんな顔をするだろうか まあ…そのバカどももすぐに気付くだろう スレイヤーの権座に相応しいのは朕なのだと」と語り、さらに王野たちをも殺すことをほのめかす発言をして、最後の攻撃を繰り出そうとした。

同時に落下していたユラもクンの後ろにテレポートして現れた。

夜も「まさか梨花さんと王野さんまで…! みんなを危険に晒しておいて 僕一人がやられてたまるか!!」と思いながら、ホアキンに攻撃を繰り出そうとする。

その瞬間、イスに座る謎の男が「さあ対面式は… ここまで 騒ぐのはやめなさい「二人とも」」と言いながらボタンを押すと、列車の階段にいた全員が地獄列車内の機関長室にテレポートした。

その機関長室にいる謎の赤目の男は「よく来たな若造諸君 「地獄列車」へようこそ」と言った。

場面は変わり、王野と蓮梨花へ。

王野は白天京のおかげで縛られた縄から脱出することができ、とりあえずファリョンを探そうとしていたところへ「おい 慌ただしく走っているそこの二人」と声が2人を止めた。

そして「久々の外で迷ってしまったようなんだが…案内をお願いしたい 僕が特別に頼んでやろう」と言いながら、ホアキンにそっくりの子供が現れた。



245話(37F 地獄列車─木馬─ 06)

王野たちの前に現れたホアキンに似た少年は、「…ホアキン? …お前たちもう一人の僕を知っているのか?」と言って、続けて「もう一人の僕がいる場所に案内してくれ あいつも僕を探しているだろうから」とニコっとしながらお願いした。

場面は変わり、地獄列車内の機関長室へ。

謎の赤目の男は「私は地獄列車の機関長「ペドロ」だ ちなみにFUGの偉大なるスレイヤーカラカ様に仕える カラカ様の忠実な信者だ」と自己紹介した。

その発言を聞いて、機関長室にテレポートされていたファリョンは「やはりカラカの直属が動いていたというわけか… ホアキンを呼び覚ますために手を組んだの…? それともビオレを陥れるためのワナ? どちらにしろ状況はよくないわ」と考えていると、夜がファリョンの存在に気づき、対してファリョンは「…気付くの遅っ…」と思っていた。

ペドロはさらに続けて「とにかく二人ともよく来てくれた スレイヤーになる資格を持つ者が二人も目の前にいるとは…実に貴重な光景だ まあどちらか一人は間もなく脱落することになるがな 用意された権座は一つ 状況も整ったところで… ゲームを始めるとしよう ここに揃った二人のスレイヤー候補を 一人に絞るゲームを…」と言い出した。

その発言を聞いて、「え!? スレイヤー候補を一人に絞る!?」と一同が呆気に取られた。

場面は変わり、機関長室とは別の場所にテレポートさせられたエンジェルとブエーサル・エリオット(ラヘルの仲間のヤマの忠犬)へ。

列車の外に出ようとしたら瞬間移動させられてしまった二人はとりあえずに道を進むことに。

場面は変わり、また別の場所にテレポートしたラークやベロ・ベロたちへ。

ベロがラークに何か企んでいるのかと問い詰めるが、ラークは「知るか! 俺に聞くなデブ亀!!」と返し、二人が言い合っているとベロチームの枕の上で浮いているピンク色の少女が「ねえデブ亀 誰かがこっちに来る …すぐ目の前に二人… たぶん… 強い」と言い出し、そこへエンジェルたちが現れた。

場面は変わり、機関長室へ。

ホアキンは「スレイヤー候補を一人に絞るだと!?  何を言い出す!! 約束が違うじゃないか! お前たちは朕を復活させるためにこの列車を…!」と怒鳴るが、ペドロは冷静に「約束…? さあ…そんな約束した覚えはない 私は単に真田ユラが好きなだけだ 彼女の引退コンサートに協力するために 越権してまで列車を動かしている 一人の狂ったランカーのお遊びにすぎない」と返した。

さらにペドロは、ホアキンの復活に反対している勢力も存在していることを伝え、「我々としては君と手を組みたいが 今はゲームという公正な過程を経る必要がある つまり我々が君に協力するのは二つの選択肢のうち一つだということだ 少なくとも「バラバラの君」である限りはな むしろトゲを持つスレイヤー候補の側につくほうが面白い選択かもしれない」と語った。

話の途中に夜は、自身がスレイヤー候補を降りたことをペドロに伝えるが、ペドロはトゲを持っている以上それは無理だと話し、さらにアークラブターやプリンスたちを人質に捕らえて棄権すれば人質が死ぬと脅し「まずはゲームに勝つことだ 君が選択肢を与えられるのはその後だ」と夜に言った。

そしてペドロは「さて 始めるとしよう 初の…スレイヤー候補選定ゲームを 準備期間はひと月 列車が出発し次のステージに到着すると同時にゲームスタートだ そこで勝利した者がスレイヤー候補となり 負けた者は全員死ぬ」と言い放った。

場面は変わり、王野たちへ。

ホアキンに似た少年を案内することになってしまった王野と蓮梨花は、「もう一人のホアキンって…よく分からねぇが俺らの味方じゃねぇことは確かだ 何にせよ…悪い予感がする あいつがホアキンに会ったら…いったいどうなっちまうんだよ…」と話しながら嘆いていた。

そしてホアキンに似た少年は王野たちの前を歩きながらお腹をキュルキュルと鳴らし「腹が減った…」と呟いた。

246話(37F 地獄列車─1カ月─ 01)

列車の修理が完了して列車が動き出す。

その頃、王野と一緒にいるホアキンらしき少年はお腹が減ったから食べるものはないかと王野たちに尋ねた。

王野はホアキンと同じく人を食べるのかと冷や汗をかくが、少年が要求したのはお菓子で、蓮梨花がラークように持っていたバナナ型の幼稚なお菓子をあげ、少年は満足そうに食べた。

そんな光景を見て、王野と蓮梨花は少年がホアキンとは全然似てなくて子供っぽいと話しながらもホアキンと会ったら合体して強くなってしまうのではないかと憂慮していた。

場面は変わり、地獄列車内のステージ3に転送された夜一行へ。

夜たちは5分前に機関長から「列車内で君たちがクリアしなければならない試験は3つ 1.各階のステージ試験 2.列車の夜に現れるモンスター 3.列車のルームに配置されたガーディアン」と言われ、さらに詳しく「1.君たちは列車に乗ったばかりだからまずこの階のステージをクリアしなければならない 2.ステージクリア後列車の夜に出現するモンスターたちを倒し次のステージまで進み 3.その後、報酬を獲得するためにルームに配置されたガーディアンを倒さなければならない そうして1カ月以内に次のステージにたどり着ければゲームが始まる」と説明されて、万が一1カ月以内に辿り着けない場合は人質を殺すと伝えられてから転送されていた。

場面は変わり、ホアキン一行へ。

ホアキンはカラカが約束を破ったことに怒っていて、「くそッ! ボーロたちさえいなければ とっくの数百年前にレボリューションロードを歩いていたのに!!」と文句を言いながらダニエルにもう一人の自分の居場所を尋ねた。

ダニエルは刻印が反応を示しているにも関わらず「この辺りにはいないみたいだ」と嘘をつき、するとラヘルが「…おかしいですね反応がないなんて エミリーははっきりと… この辺りにもう一人のホアキン様がいると言っています」と言ってきた。

ラヘルはエミリーにダニエルの刻印をアップロードしたこととホアキンのデータを通じて分析を終えたことを説明し、ホアキンの分身が近くにいることを伝え、ホアキンからは褒められた。

しかし、ダニエルは厄介なことにと舌打ちしながら「もしこのままホアキンが完全体になってしまえば それこそ本当に制御不可能な怪物ができあがってしまう 俺がホアキンを操れなくなるじゃないか 分身を見つけるのをなんとしても遅らせないと!」と考えていた。

場面は変わり、ラークたちの元へ。

ラークやベロたちの前にエンジェルとブエーサルが現れ、ブエーサルの「ワニ」と言う発言にラークが「ワニじゃなくて!! ラーク・レクレイシャー様だ!!」と突っかかり2人は戦闘を始めて、エンジェルはベロたちと戦闘を始めた。

その戦闘音を聞いた王野と一緒にいたホアキンの分身はそこへ向かうとする。

そして王野とホアキンの分身は、ラークやベロが戦闘をしているところにたどり着き、ホアキンの分身は「この危険な列車で騒ぎを起こすとは なんの真似だ?」と言った。

場面は変わり、ホアキン一行へ。

ホアキンは分身が存在していたであろう部屋の椅子の前に到着していたが、そこには誰もおらず、ホアキンは一足遅かったと悔しがりながら椅子の模様を見て「この模様は… やはりもう一人はあいつか…」と考えていた。

すると、近くで大きな音がして、その音に反応したホアキンは「なんだ? この感覚…!」と呟きながら「間違いない もう一人の朕だ…! 分身が近くにいる…!」と感じていた。

場面は変わり、夜一行へ。

夜たちはステージの敵である目が一つの「ヨーキム」と言う敵の元へたどり着いていた。

サッチが夜たちを休ませて自分がヨーキムの相手をしようとするが、ファリョンがそれを止めて、夜を1カ月でホアキンを倒せるまでに育てるために「残り1カ月 列車内での全ての戦いはビオレ一人に任せるわ」と言い出した。

クンが体調もままならない夜には無茶だと反論するが、ファリョンは知ったことじゃないと一蹴し、夜に「これも全部あなたがラヘルを追いかけたことで起きたことでしょ どうなの?ビオレ あなた一人のわがままでラヘルを追いかけ仲間たちを危険に晒して やっとの思い出抜けたFUGにまた連れ戻されそうになっているのよ あなたは自分が塔を上る目的は人とは違うと思っているだろうけど 私に言わせれば周りを気遣えずあらぬ方向を見つめているのはあなたのほうよ そろそろ身近な人たちに目を向けてみたらどうなの? なんとしてでもあなたの力で1カ月後にホアキンんを倒すの 他でもなく周りの人たちに対する「最低限の責任感」があるならね」とバッサリ言い放ち、夜は「……わかりました」と答えた。

夜はヨーキムに1人で向かいながら「僕一人のわがままでみんなを危険に巻き込んでしまった 僕がラヘルを追いかけたから… 周りの人たちまで危険な目に 結局ラヘルと一緒じゃないか 僕も」とファリョンの言葉を重く受け止めていた。

247話(37F 地獄列車─1カ月─ 02)

夜はヨーキムの元へ向かいながら自分がラヘルと同じで身近な大切な人たちを傷つけていたことに気づき、「気がつくといつの間にかこんなふうになっていた 結局僕もラヘルと変わりなかったんだ 自分の欲望で大切な人たちを失うところだった この戦いは… 僕自身の力で乗り越えなきゃ」と考えていた。

そしてステージ3の試験が開始され、ヨーキムを10分の制限時間内で倒す課題が放送された。

クンはファリョンに「こんなやり方で試合に勝てると本気で考えているのか?」と尋ねながら今夜に必要なのは休息だと訴えるが、ファリョンは「いや… その程度の覚悟じゃだめ 今私たちに必要なのは奇跡なの 奇跡っていうのはね 切に願わなければ 絶対に起きないのよ」と言った。

またサッチは夜の試合を見ながらヨーキムの力を解説していた。

夜はヨーキムに突進し、ヨーキムのヤリを逆流れ制御で止めて接近戦に持ち込むが、接近戦が強いヨーキムの攻撃にダメージを食らわされてしまう。

そしてサッチはボーロと話しながら解説をしていて、さらに「あの少年… なんか不自然だな スキルや神之水抵抗力はD級トップレベル ヨーキムがまぐれで勝てる相手じゃない だが…戦いにおいて最も重要な要素が抜けている あの少年からは 敵に対する「殺意」が感じられない」と話していた。

場面は変わり、同時刻の機関長室へ。

ポロ・ポーは1カ月後のステージで試合を行うように取り仕切った機関長にホアキンを復活させるという約束と違うと文句をったが、ペドロはトレインシティーで騒ぎを起こしたことが原因でカラカと手を組んだスレイヤーたちにFUGの元老たちの圧迫が入ったことを説明して、試験が必要だということを伝え、「心配するな結果は変わるまい 1カ月後の試合までにホアキンが分身を探し出せば… ビオレが試合に勝つ可能性はない」と言い切った。

場面は変わり、ラークやエンジェルたちの元へ現れたホアキンの分身へ。

ホアキンの分身の登場にラークやベロやエンジェルたちは驚き、ラークの存在に気づいた蓮梨花が「ワニさん!! 夜さんはどこに!どうして一人なんです!」と叫んで話しかけると、ホアキンの分身が知り合いなのかと反応した。

そこへ割って入ってブエーサルが「失礼ですが… その…もう一人のホアキン様…でしょうか?」と尋ね、ホアキンの分身が「…ああそうだが」と答えると、エンジェルが「もう一人のホアキン様! ああ…えっとその… 私たちはホアキンの手下です そこにいる二人は私たちの人質なんですけどどうしてご一緒に?」と続けて尋ねた。

ホアキンの分身は「…この二人は道に迷った僕を助けてくれたいいヤツらだ お前たちはこの二人の味方じゃないのか?」と訊ね返し、エンジェルが「え…?私たちは敵ですけど その二人は他のスレイヤー候補の…」と言いかけたところで、ホアキンの分身は「ならば僕もお前たちの敵だな」と言い出した。

エンジェルが自分たちはホアキンの手下だと伝えるが、ホアキンの分身は「そんなことはどうでもいい お前たちがこの二人の敵という事実が重要なのだ もしお前たちがこの二人に危害を加えるというのなら 腹を空かせた僕を助けてくれたこの二人を守る」と言いながら宙に巨大な白く光る剣を出現させた。

場面は一瞬変わり、ホアキンは分身の存在に気づいて駆け出していた。

場面はホアキンの分身へ戻り、ホアキンの分身は父から授かったシルバーモレイという剣を取り出して「状況はよくわかないがお前たちが二人の敵だと言うのなら この剣で切り刻んでやろう」とエンジェルたちに言い、エンジェルは「嘘でしょ…」と困惑し、王野は「まさか…お菓子をあげたくらいで俺たちを…? ホアキンと違って めちゃくちゃいいヤツじゃねぇかよ…」と思っていた。

そこへホアキンがたどり着き、分身に向かって「ヴィセンテ…!!」と叫んで呼びかけ、続けて「…無事に目覚めてくれてよかったよヴィセンテ これで少しは真の姿に近づける さっそく朕と一つになろうではないか…!」と駆け寄った。

場面は変わり、夜たちへ。

夜の戦いを見ながらサッチが解説を続けていて夜には戦意の基盤となる感情がないことを言い、ボーロも「俺も違和感を感じていたあの少年に会ってからずっと スレイヤー候補というには人がよすぎるというか 「悪」が見えないというか…」と返し、サッチは「ああ敵に対する殺意… いくらずば抜けた技を持っていてもそれが欠けていればここぞというときに決められない ホアキンはそれをじゅうぶん持ち合わせている 一寸の迷いなく相手を殺れる だからこそあいつの剣は恐ろしく鋭い それに比べて少年は 従順すぎる」と語った。

さらにサッチは「敵を傷つける恐怖に打ち勝つこと 戦いにおいてもっとも重要なそのことに… この先1カ月で… 気づけない限りは絶対にホアキンには勝てない」と言い切った。

そんな解説をされながら夜は無事にヨーキムを倒していて、次のステージに続く通路の扉を開けた。



248話(37F 地獄列車─1カ月─ 03)

「父さんから剣を授かった それからは誰よりも速く剣を振り そして誰よりも強く打ち込んだ 僕が強くなるほど剣も強くなった いつしか僕は剣になっていた 僕が知る限りもっとも美しく強い剣は父さんの剣だった もしかするとその美しい光に惹かれて 僕も剣の道を選んだのかもしれない でもどれだけ必死に訓練を重ねようと 僕は父さんのように光る剣にはなれなかった 父さんは一度も僕に振り向いてはくれなかった 僕と同じ考えを持つ家門の子供たちを集め話し合っているとき誰かが言い出した もし僕たちが一つになって力を合わせれば 父さんのように光る剣になれるかもしれないと そのときは気づかなかったがそれは悪魔の囁きだった だがそれでも構わなかった 僕たちはより輝く一つの剣になるために 悪魔と手を組んだ(一つになった)」というナレーションから始まり、ホアキンがヴィセンテにジュ・ビオレ・グレイスを倒すためにまた一つになろうと提案した。

その提案を聞いてヴィセンテは「…わかった でも今度一つになるなら… 僕たちのどちらが消えるんだい?」と聞いた。

場面は変わり、地獄列車内のどこかの通路を歩く夜一行へ。

アッカーがムンタリに列車は工房の作品で生きているように階ごとに内部が自動的に変わるようになっているなどの列車の説明をしていた。

夜はクンに心配されて平気だと笑顔で答えるが、そんな夜を見てクンは夜がファリョンの言ったことを気にしていることを悟りながら「すべての責任を夜一人に背負わすことはできない ホアキンは間違いなく何かを隠している ファリョンはそれに気づいているみたいだが いったいどんな道に俺たちを導くつもりだ?」と考えていた。

また夜へサッチが話かけ、ローエンがホアキンを封印するために自らの魂を差し出したことやホアキンが何かしらの目的があって列車に乗り込んで自分の魂を列車に隠したことやホアキンの計画がローエンの犠牲によって水の泡と化したことを説明し、それ以来アッカーやボーロや自分がローエンを探し続けていることを話し、「だがこれだけは知っておいて欲しい 君がこの戦いに関わってしまった以上 ダニエルがなぜホアキンと手を組むしかなかったのか… 俺たちがなぜホアキンと戦わなければならないのかを」と言った。

その話をしているうちに一行はガーディアンのところへ行けるワープマシンを見つけて、難易度が高いが夜の決断でとりあえずワープマシンに入ることに。

場面は変わり、ホアキンとヴィセンテたちへ。

ヴィセンテのどちらが消えるのかという発言にホアキンは「我々は一つであり複数だ! 誰かが消えて誰かが残るなんてそのようなことではない! 我々が追い求めるのは完全なる一つの剣!!お前もわかっているだろうヴィセンテ!」と返す。

しかし、ヴィセンテは完全なる剣として生きてきたのはホアキン一人だと言い、続けて「「あの事件」があってから 列車で魂を分けることになったのは避けられなかったことで そのためにたくさんの「生け贄」が必要だった 最後の最後に失敗し、僕たちは不安定な封印状態となったが そのときやっと気づいたんだ自分がずっと消えていたということに 完全なる剣 結局偉大なる玉座に座っていたのはお前一人だったのさ 僕たち全員の力を自分のものにしてな 今度は僕の番だホアキン 次のスレイヤーには僕がなる スレイヤーになって父さんの首を斬って 父さんに振り向いてもらうんだ」と言った。

そんな2人の会話を聞いていたダニエルは分身の反発に困惑していて、王野も訳がわからないながらに「一つ確かなことは… この二人が一つになれば… ハンパないバケモノが生まれるってこと…!」と思いながら白天京を準備した。

ヴィセンテのホアキンを食らう発言を聞いてホアキンは怒り、2人は剣を交えることに。

そして剣が交わっただけで周りに衝撃波がくる桁違いのスケールに一同は驚いた。

そんな中、王野はヴィセンテに「仮にホアキンを食べたとして… そ…その次はどうするんですか? 1カ月後のビオレとの試合は…」と尋ねると、ヴィセンテは他の兄弟を集めて完璧な状態にして試合に臨み、ビオレを倒してスレイヤー候補の座を奪い、さらに試合を取り仕切ったヤツらにも罰を与えると言い出した。

王野はその発言を聞いて、どっちが中心になろうと一つになるのはヤバすぎると判断して白天京でヴィセンテを封印し、蓮梨花が火花で攻撃しているすきにそこから逃走し「絶対!! 絶対に!! 1カ月後の試合まで あいつにヴィセンテの魂を食わせるわけにはいかない!!」と決意した。

場面は変わり、ワープマシンに入った夜たちへ。

夜たちの前にはガーディアンたちの神がいびきをかきながら寝ていた。

249話(37F 地獄列車─1カ月─ 04)

ガーディアンの神が他のガーディアンを手下のように扱っていて「記録によると家主たちが初めて列車に乗ったときからいるらしい 十家門の家主がガーディアンの神の試験をパスして真の力を手に入れたという伝説もある… とにかくとんでもないヤツさ」とサッチがガーディアンの神の説明をした。

そして、下手したら全員死ぬから引き返そうとしたが、夜は「僕…やってみたいです 挑んでみたいです ガーディアンの神に」と言い出し、クンたちも反対するが夜は「大丈夫です このまま引き返せば必ず後悔すると思うんです」と返した。

サッチも仮に全員で挑んでも倒すのは不可能だと真面目な忠告をするが、夜は「わかっています僕も感じますからこの神之水の振動を… だけど不思議と… 行ってみたいんです 行かなきゃ後悔する気がするんです」と訴えて、夜はガーディアンの神に向かった。

そして夜が近づくとガーディアンが目を覚ましたが、夜はガーディアンからの感じる凄まじい力を感じながら「この感じ… まるで…ウレックさんみたいだ… 全然比にもならないけど… 本当に凄まじい力を感じる…!」と思っていると、ガーディアンが「なんだ?坊主 お前は…」と言って夜の目の前にきた。

さらにガーディアンは「お前は…ひょっとして… 「扉を開けて入ってきた」者か?」と夜に尋ねながら、クンが夜を守るために張った灯台のバリアを壊して夜を突いた。

吹っ飛ばされた夜に、ガーディアンは「背中に妙なもの(トゲ)を背負っているな坊主 そいつのせいか?いや お前は違う 他の選別者とは根本的に違うようだ 久々に会ったよ ザハードと同じく扉を開けて入ってきた者は… ウレック以来か… にしても妙だな… そいつらともまた違う お前は弱い ウレックは私より圧倒的に強かった」と言いながら夜に顔を近づけて「どれどれ なるほど…お前に必要なのは 「レボリューション」か… ついて来い」と言って夜を服を摘んで釜の中に入って行ってしまった。

釜の中に入り、ガーディアンの神はこの釜が工房の師匠が十家門を育てるのに使っていたものだと話し、「ザハードのガキどももここで「レボリューション」をやったものだ 私はここで扉を開けて入ってきたヤツらを鍛えてやった 実はこの列車とガーディアンたちもその訓練のために作られたものだ それで師匠はこの場所をレボリューションロードと呼んでいた」と説明した。

さらに続けてガーディアンは「社会、他人、理念 その何にも縛られず自分を見つけること それがレボリューションだ この釜と私はそのためにここに存在してきた 歪んだ思考と障壁に阻まれて気づかなかった自分を この場所で見つけるのだ お前が背負った運命と力 扉を開けて入ってきた者が背負うべき「宿命」を認識するのだよ ここでは偽りのお前ではなく 本当の「お前」を見つけ出すのだ」と夜に語りかけた。

場面は変わり、王野たちへ。

王野たちは列車の道がいきなり変わったことでどうにかホアキンから逃れていた。

そして、ラークは王野に白亀どもが何者なのか説明しろと言い、ベロたちも仲間をFUGに殺されてしまったため状況の説明を求めた。

すると白天京に封印されたヴィセンテはいきなり喋り出して、王野に試合でビオレに協力するから自分を出すように提案し、「早く決めろ お互いモタモタしている時間はない こうしている間にもホアキンが他の分身を集めて 誰にも止めようのない怪物が誕生してしまうかもしれないぞ なぜなら「僕たち」は ただのD級選別者などではないからな」と言った。

場面は変わり、ホアキンたちへ。

ホアキンは王野にヴィセンテを取られたことを激昂していて、ダニエルはホアキンが合体しなかったことを安心しながらも、他の分身にホアキンが食われたら約束が水の泡になることを憂慮しながら「それに… ラヘル あの女の存在が 何度も計画の妨げに… どうしたものか…」と困っていた。

ホアキンはラヘルに他の分身の居場所を尋ねるが、ラヘルは分身たちが解き放たれて動き回っていて正確な位置はわからないことを言うと、そのタイミングで「ホアキン… 兄ちゃん?」と言いながらホアキンの分身である小さい女の子のエナが現れた。

場面は変わり、夜一行へ。

夜が釜の中に連れ去られ、その釜の前で一同は夜の帰りを心配しながら待って、サッチは「少年が選んだ道だ そこに賭けたんだから… ここで待つしかない 試合までになんらかの奇跡が起きてくれればいいんだがな」とクンと話していた。

場面は変わり、同時刻の地獄列車内の廊下へ。

そこにはコロコロ変わるややこしい道をイライラしながら歩いているユリ姫とエヴァンの姿が…。

ユリ姫がエヴァンにさっさと夜を捜すように文句を言いながら叩くが、エヴァンは「ああっ! い…言ったじゃないですか姫 ここには道を読めない「何か」が存在するって!」と弁解していた。

するとユリ姫は「仕方ないわねこうなったら… ここで一番「偉いヤツ」に聞くしかないわ」と言い出し、エヴァンは嫌な予感がして渋い顔をしていた。

250話(38F 地獄列車─1カ月─ 05)

夜はガーディアンの王から本当の自分自身を見つける必要があると言われたが、夜は数日後の試合に勝つための力が欲しいから自分なんか見つけられなくても構わないと返した。

しかしガーディアンの王のは「本当の自分にすら気づけていない者に人を助けられるわけがない お前はこのまま一生他人のお荷物として生きていくつもりか?」と言い、さらに「本当の自分を見つけるために 「完全なる独り」になれ そのために一度死んでみるのも悪くない 誰でも助けてもらえず 呼んでも誰も答えてくれず 死の前で孤独を突きつけられたとき 本当のお前の姿が見えるだろう」と続けて夜を神之水のようなもので飲み込んでしまった。

場面は変わり、夜を待つクンたちへ。

夜が釜に入ってから10日が経っていて、ボーロは夜を見に行った方がいいんじゃないかと提案するが、サッチがそれをもう少し待とうと止めていて、クンとファリョンは落ち着いた様子で待っていた。

ファリョンはクンが落ち着いているのを見て意外だと言うと、クンは「…お前が夜に間違った道を選ばせたとは思えない だからこうやって待っているんだ ワニがいればとっくに飛んでいっていただろうな でももしこれで夜の身に何かあったら… 俺は絶対に自分を許さない バカみたいにFUGの道案内であるお前を信じるなんて…ってな そうなればなんとしてでも夜を蘇らせようとするだろう あのダニエルとかいう男のように… 悪魔と手を組んででも」と言った。

場面は変わり、夜へ。

夜はガーディアンの神が出した神之水のようなものに包まれながら、時間の流れを感じながら全てが夢のように思えてきていた。

すると「…来たか」と言う声とともにいつも夜に頭の中で話しかけてきていた怪物が目の前に現れ、自身は「力だ」と言った。

さらに力の怪物は「ここまで来たからには…必要なんだろう? お前が持つ…本当の力が まだ少し早いが そろそろ俺を完全にそとに出してもいい」と言いながら、自分を出せば夜を塔の全生命体を踏み台にして全ての者の上に君臨する存在にしてやると言い出した。

ガーディアンの神は夜が自分の持つ強力な力の前で揺れているのを感じていて「この先もその力と幾度となく戦うことになるだろう だがお前がここに辿り着いたのも言わば運命 お前の中の力に決してひれ伏してはならん 決して「ザハード」のようになってはならんのだ…」と思っていた。

場面は変わり、ヴィセンテと王野たちへ。

ヴィセンテは大量の神海魚を一度に倒しながら「見ただろ? 僕を解放してくれた恩は必ず返すと言った」と言い、王野はヴィセンテの律儀さに感謝した。

そして王野はヴィセンテの分身の他3人をどのように探そうか考えているとヴィセンテは自身の兄弟(分身)たちがきっとお互いを探していて、また兄弟たちはなんの疑問も持たずに元々中心であったホアキンに頼る可能性が高いことを明かした。

王野が手掛かりのない中で戦力差が広がってしまう状況に困っていたが、そこへ「ホアキンはエナと言う分身と会った 残る分身はあと二つだ 一つ取引をしようじゃないか 君たちに他の分身一体の居場所を教えてやる 試合までにそいつを探せ その代わり君たちが試合に勝ったらヴィセンテ、君には俺の頼みを聞いてもらう」と言いながらダニエルが現れた。

場面は変わり、夜へ。

夜は「塔のすべての存在が…跪く力…ですか?」と聞き返すと、力の怪物はそうだと答えながらこの先も誰かの下にいる限り苦しみを味わい続けると言い、「苦しみを繰り返さないための方法はただ一つ 塔のすべての者の上に立つ王になることだ!」と力強く言った。

それに対して夜が「…誰かの上に立つしか方法はないんですか? その力を手に入れるには…」と尋ねると、力の怪物は「そうだ!さもなければお前はこの先ずっと苦しみ続けることになるぞ! 今回の危機を乗り越えてもまた別の誰かがお前を利用して苦しめようとする!! だが頂点に立てばそんなことは…!」と返して説得しようした。

しかし、夜は「つまり… その力は僕の力でhないと言うことですよね いりません そんな力…」と決意に満ちた表情で答えた。

力の怪物は驚き「何バカなことを!! 今すぐ力が必要なんだろ! お前を苦しめるヤツらを跪かせて 仲間を助けるための力が!! お前の敵を倒すための狂気に満ちた殺意が!!」と言い返すが、夜は「はい必要です でもそれはあなたが言うような力じゃありません あなたが言っている力は本当の僕が持っている力じゃない その力は誰かが僕の「下にいることでしか」意味を持たない力です 僕を長い間洞窟の中に閉じ込めていた誰かも そう思って僕を閉じ込めたはずです 僕はそんな力欲しくありません 誰かを見下すことで快感を得るようなそんな力… それは憎しみと恐怖を呼ぶ力です どんなに言い繕っても正当化しようのない力なんです そんな力は偽物です そろそろ僕の本当の力を見せてください 偽物さん」と言った。

場面は変わり、さらに10日後の試合1週間前の列車機関長室へ。

ペドロはカラカと通話してビオレの体とトゲをカラカに届けることと元スレイヤー候補を味方につけるのはメリットだと伝え「もうすぐ最高の瞬間を迎えることになるでしょう 神よ」と言った。

そこへ「ねえ機関長さん ちょっと聞きたいことがあるんだけど この列車に… 二十五日の夜という選別者は乗っているかしら?」と尋ねながらユリ姫とエヴァンが登場した。



251話(38F 地獄列車─1カ月─ 06)

ペドロが「あなたは…」と尋ねると、ユリ姫は「ザハードの姫 ユリ・ザハードよ 「父の命令」で この列車に二十五日の夜という選別者が乗っているかどうか確かめにきたの」と強い表情で答えた。

ペドロは「……! ザハードの姫!?」と心底驚いた。

場面は変わり、機関長室に入る直前のユリ姫とエヴァンへ。

機関長室に入ろうとするユリ姫を、エヴァンは「レフェリスタ様のアドバイスのおかげで列車に乗れたものの 俺たちは本来乗っちゃいけない立場なんですよ! そんなこと聞いたところで機関長がホイホイ答えてくれるわけないでしょ!? バレた瞬間即追い出されるに決まってます!」と言って反対するが、ユリ姫はすごくいい案を思いつき「父さんの名前を使うのよ 消息不明の選別者を父さんの命令で探しにきたったね」と言い、父さんの名前を出せば機関長も下手にうちらを追い出せないと言った。

場面は現在の機関長室に戻る。

ペドロは塔の王の命令だとしても選別者に干渉することは塔の掟を破ることで困ると言ったが、エヴァンは「干渉するつもりはない 俺たちの目的は選別者の安否確認だ その選別者はザハード家を脅かす可能性のある者だからな」と答えた。

ペドロは「これはまったくの予想外だ… なぜザハードの姫がジュ・ビオレ・グレイスを探しているんだ? ザハード家は彼が死んだと認識しているはずなのだが… 機関長の権限で彼女を追い出すのは容易だが 仮にザハードの命令という話が本当なら 下手をすれば最悪の結果を招きかねない ならばここは… この想定外の事態をも包み込む計画を練るしかない」と考えて、ユリ姫たちに1週間後に全選別者を集めて試験を行うからそれをご観戦になればと提案した。

ユリ姫は話の通じるペドロの提案に満足してそれを受け入れたが、エヴァンはペドロに対して怪しさを感じていて、ペドロは「危険は伴うが… どのみちエサは我々の手にある 狼狽ることなどない 我々は目的を果たすまでだ ザハードの姫という厄介な存在も…まとめて処理できればいいのだが」と考えていた。

場面は変わり、夜へ。

目が覚めた夜にガーディアンの神は自分との対面はどうだったのかと尋ねるが、夜は「それが…よくわからなくて… なんていうか…何かに会えたは会えたんですけど それがなんなのかがよくわからないんです いつかきっと…わかるときが来ると思います いい経験でした」と清々しい表情で答え、ガーディアンの神は「なんだ?この雰囲気は… 十家主やウレックのレボリューションとは違っている いったいどんな自分と会ったというんだ?」と疑問に思っていた。

そして夜は3週間ほど時間が経っていることを聞かされて急いで試合に向かおうとし、ガーディアンの神は「おい、坊主!まだレボリューションは完成していない!まだ第一段階を終えたばかりだ!」と狼狽て止めるが、夜は仲間が危ないからとまた今度来ると言い、ガーディアンの神は「終わったら必ず来るんだぞ!必ず!」と念を押した。

場面は変わり、1週間後の試合当日のステージ4へ。

そこにエナと一緒にホアキンたちが最初に現れ、そろそろ時間なのに現れないビオレに対して「さては怖じ気づいて逃げたな?」とホアキンが呟くが、王野がヴィセンテたちと共に登場しながら「ビオレがお前みたいなチビ坊主に怖じ気づくだと? 言葉に気をつけろこの白んぼめ ビオレじゃなくても 相手は俺たちがしてやるよ 正確にはヴィセンテが!だけど…」と宣戦布告した。

ホアキンは王野についたヴィセンテを裏切り者めと怒っていて、それを見てユリ姫は「あら… 白い子供がいっぱい… やっぱり夜はいないのかな…」と思っていた。

そして残り時間がわずなになったときに、上から凄まじい勢いで何かが降ってきて、夜たちが登場した。

それを見たユリ姫は「……!! 夜…!?」と驚き目を見開いた。

252話(38F 地獄列車─💲ショー─ 01)

夜たちが登場し、ホアキンはエナに「来た来た いいか?エナ あの男が「我々の敵」だ」と囁き、ユリ姫は夜が生きていたことで大興奮しながら「信じられない… あの少年がまさか本当に生きてたなんて…! 少し成長した以外には何も変わってない 死んだって聞かされたのに…!」と驚いていて、エヴァンも大興奮のユリ姫を抑えながら夜が生きていたことに驚いていた。

するとペドロはユリ姫に「どうやらその少年が姫がお探しの選別者のようですね どうやら姫は… 彼をご存知のようですが… 個人的なお知り合いですか?」と尋ね、知り合いであることがバレてはいけないユリ姫はそれを誤魔化すと、ペドロは「それはよかった 姫のお知り合いではなくて… 何せあの少年 「普通の選別者」ではないものでね」と言い出した。

場面は変わり、ステージ会場へ。

ポロ・ポーは正規ルートではなく上から来た夜に驚き、ホアキンは夜に逃げなかった勇気だけは褒めて「まあ、すぐに後悔することになるだろうが」と忠告した。

そして、王野も夜に気づいて声をかけ、クンはホアキンの隣にいるエナと王野の隣にいるヴィセンテに気づき、「どうやらホアキンはまだ力を取り戻したわけじゃなさそうだ とは言っても夜もどこまで成長したかはわからない はた目には特に何かが変わったようには見えないからな 今はとにかくホアキンが完全体になるのはなんとしてでも防がなければ」と考えていた。

すると、ポロ・ポーが参加が揃ったところで試験を始めると合図をして「地獄列車ステージ4! スレイヤー候補決定戦! 互いの命とスレイヤー候補の座を懸けたデスマッチ!! ステージ4今回の試験は! 「💲ショー」です!!」と言い、「💲ショーは十家主が塔を制覇し塔の利権を分ける際に 家門の代表同士で互いの命を懸けて行った由緒あるゲームで 「ドル」という単位のポイントを使って競い合います! ちなみに今回ステージ4の試合は 「全三段階」に分けて行われます ゲーム1で集めたドルをゲーム2で ゲーム2で集めたドルをゲーム3で用い最終的に勝敗を決める 「ポイント貯蓄型」ゲームとなります!」と説明した。

そして、夜チームと王野チームに配られた総額と同じ額のドルがホアキンチームにもランダムに配られて、さらに最終決戦で集めたドルを夜とホアキンに託すことが説明された。

さらに一人ずつランダムにドルが配られた後、勝利報酬15ドルの第1ゲームであるキャッチゲームの鮎釣りのルールが説明されて、最高額の10ドルを手にしたプレイヤーが参加することに。

ホアキンチームでは、ブエーサルとラヘルが10ドルを持っていたため1番手で、王野チームはベロ・ベロが1番手となり、夜チームでは「俺だ 俺が10ドルだ 行ってくる」と言ってクンが1番手として参加することに。

場面は変わり、その様子を見ていたユリ姫たちへ。

ユリ姫は試験の内容を聞いて「ねえ…ちょっとどういうこと? 命を懸けたデスマッチだとか スレイヤー候補決定戦っていったいなんなのよ!」とペドロに尋ねると、ペドロは「今回の試験は彼らの大事なものを懸けた試合になります ジュ・ビオレ・グレイスとホアキン…あの二人を始め仲間の命 それから何よりFUGのスレイヤー候補の座を懸けた試合なのです なぜなら姫がお探しのあの少年は… FUGの次期スレイヤー候補の一人だからです」と答えた。

ユリ姫が「なんですって…? そんな…」と言葉を失っていると、ペドロは続けて「あの少年の名前は「ジュ・ビオレ・グレイス」 ザハードと十家主の心臓を狙うトゲを持つ FUGの次期スレイヤー候補です 将来的に姫一番の脅威になる男なのです」と言い放った。

253話(38F 地獄列車─💲ショー─ 02)

夜がFUGのスレイヤー候補と聞いて、ユリ姫は激怒した表情を浮かべて「そんなのデタラメよ そんな話信じるわけないでしょ」と反論するが、ペドロは事実と答え、夜がスレイヤーになるために訓練を受けてきたことを話しながら「興奮するな どのみちエサは我々の手にある 姫は間違いなく個人的な事情でビオレに会いにきた だとすれば姫がここで強制力を行使することはできない 縛り付けるのだ あの女を… ここのルールに…」と思いながらユリ姫に「彼は…将来姫最大のてきとなるでしょう」とさらに付け加えた。

激怒するユリ姫をエヴァンが「あいつは少年をエサに俺たちを脅してるんですよ!」と止めて、「だよね? 怪しいおっさん 正直に答えろ お前はいったい何者だ?FUGか? なんの目的で列車に乗っているんだ?」とペドロに尋ねた。

ペドロは自身がFUGの信者で上層部の命令でスレイヤー候補の試験を進行していることを明かし、さらにユリ姫とエヴァンに一つ約束をして欲しいと言い出し「第一に 何があっても決して試合に介入しないこと 第二に試合の結果を賭けて 私と一つ勝負をしていただきたいのです もし今回の試合で夜という選別者が勝利すれば 私はすべてを手放し姫にあの少年に会わせましょう ですがもし少年が試合で負けた場合は 姫の命は 私が頂きます」ととんでもない提案をした。

その提案にエヴァンも怒り出すがペドロは応じなければ今すぐ列車から降ろすと脅した。

するとユリ姫は「わかった 受けて立とうじゃないの その代わり この勝負私が勝ったら あんたの命は頂くわよ それからFUG…あの虫けらどもも 私の名誉を懸けてきれいさっぱり塔から消し去ってやろうじゃないの どう?あんたにその覚悟はあるの?」と凄み、ペドロは「わかりました」と了承した。

場面は変わり、競技場へ。

クンとラヘルとブエーサルと仲間を殺したブエーサルへの復讐に燃えるベロ・ベロがそれぞれ向かい合い、鮎がいる水槽も現れて、鮎釣りゲームのルールが説明されて、ゲームが開始される。

ゲームが開始されてベロ・ベロはすぐさまゲーム関係なくブエーサルに襲いかかり、キャンディーを食べて糖分をチャージして力を増大させて戦闘が始まった。

その2人の戦闘を他所にクンとラヘルが向かい合い、クンは水槽の中の小さな鮎を見てラヘルに先に釣ってみろよと譲りながら「俺たちが対等な立場で勝負するなんて面白くないだろ こんな簡単なゲーム俺が勝って当たり前だしお前にチャンスをやるって言ってるんだ まあお前にはチャンスをやっても無駄だと思うけどな 覚えてるか?何年か前に俺がちょっと目を話した隙に お前は俺を裏切って仲間を殺して逃げた アップルとミカエルがどこにいるかはわからないが 死にかけのダンの足にナイフを突き刺した その事件で一つ気づいちまったんだよ お前は一人じゃ何もできない 自力で堂々と歩く方法すら知らない だからダンの足にナイフを刺したんだ 死にかけのダンの足にすら嫉妬するくらいに お前の足は弱くて脆い お前は水槽の中の小さな鮎一匹すら自分じゃ釣れない それくらい無能な人間ってことだ」と言い放った。

その間、ベロ・ベロは仲間であるトーチを殺したブエーサルに猛攻を仕掛けていて、ブエーサルは手を焼いていた。

ラヘルはクンの発言を受けて「見くびらないで あなたに見下されていることはよくわかったわ でも教えてあげる 私はあなたが思っているほど… 無能じゃないってね」と言いながら灯台を使って鮎を釣り上げようとし、さらに続けて「私だってもう自分でちゃんとチャンスを掴める チャンスが私に与えられさえすれば ちゃんと自分の手で…!!」と言い返した。

しかし、クンは「いいやお前には無理だ なぜならその鮎は… お前が釣るには デカすぎるからな」と言い、ラヘルが釣り上げた鮎は圧縮が解けて巨大化してラヘルに襲い掛かった。

ラヘルはクンの狙いをやっと理解して、焦りながらも灯台で鮎を止めようとするが、鮎はラヘルの灯台のバリアを破ってラヘルを食べようとした。

しかし、それをクンの灯台が止めて「言っただろ? お前には無理だって この先も永遠に お前は何一つ手に入れられなやしない なぜならお前が欲しているすべてのものを… 俺が奪い取ってやるからな」と言いながら勝ち誇った表情を見せて、クンがゲームを勝利した放送が流れた。

さらにクンは「ああそれから ダンの足は回復して 元通りといかないがかなり速く走れるようになった 今のお前よりもうんと速くな お前は相変わらず何一つ成長していない 神ってやっぱり平等なのかもな 丈夫な足を持っていても 魂が腐ったヤツには絶対速く走らせてくれないんだからさ」と追い討ちをかけて、ラヘルは地面に項垂れながら悔しそうに拳を強く握り締めた。



254話(38F 地獄列車─💲ショー─ 03)

クンが鮎を捕らえたことで第一ゲームが終了し、ベロ・ベロは糖度80%で戦ったのにバテもしないブエーサルの強さに驚いていた。

そして、ブエーサルとラヘルがホアキンの元に帰るが、ホアキンはラヘルに「面白いものを見せてもらったよ みっともないったらありゃしない その実力でどうやってここまで上がってきたんだか もう少し使えると思ったのだが… 二度と試合には出られないと思え」と言った。

そんなラヘルに真田ユラが心配して声をかけるが、ラヘルは俯きながら「はい… 大丈夫です」と返した。

場面は変わり、クンへ。

クンが夜たちの元に帰り、そして夜に「夜、お前がいなければ 俺は鮎を絶対止めなかった 次ラヘルとやり合うことになったらそのときは命の保証はできないぞ」と忠告した。

そして、クンに相手チームの15ドルが入り、第二ゲームまでの間の休憩時間に、クンは「ひとまず第一ゲーム勝利 よかった心配していた相手チームへの贔屓は今のところまだない それはそうとホアキンの分身と王野はなんで手を組むことになったんだ? 分身同士で何か問題でも生じたのか? どうも引っかかるんだよなあ… 何か隠していることは間違いない いったい何を隠しているんだ?」と考えていた。

その頃、牢に1カ月閉じ込められているプリンスはおかしくなってきていて、それをマナが心配していた。

さらにプリンスは暗闇の中で何かが動いたのを発見する。

場面は変わり、💲ショーの第二ゲームの会場へ。

そこは、地獄列車「74番目の駆動機関」で巨大なパイプが迷路のように入り組んでいて中心には赤い核心部があり、ポロ・ポーは第二ゲームの「鮎運び」のルールの説明を始める。

それは夜チームが先ほどクンが捕まえた鮎を駆動機関のパイプを通って中央の「核心部」まで安全に運搬するゲームで、夜チームは鮎を生きたまま運ぶことができれば勝利で、ホアキンチームは鮎を奪うなどして処理すれば勝利となる。

さらに詳しいルール説明がなされ、クンは「つまり攻撃権は向こうにあるってわけか 俺たちの方が数は多い個々の力は負けている 組み分けされるとなると個別に攻められる可能性が高い 撃破される前に… 敵を倒さないと」と考察していて、ゲームの開始合図がなされる。

ゲームは3人以下1組でバラバラに転送されるが、「アッカー、ボーロ、サッチ」「夜、ムンタリ、剛田ツヨシ」「蓮梨花、ベロ・ベロ、紅鳥(ベロチームの赤い鳥)」「ホアキン、エナ、ダニエル」「クン、ファリョン、ダンカ(ユラファンの剣士)」「王野、ヴィセンテ」「エンジェル、ブエーサル」「ラヘル、真田ユラ」のように組み分けされた。

クンはパイプの中の匂いを覚悟していたが案外綺麗なことに安堵し、ファリョンとダンカの組み合わせには文句を言いながら、鮎を運び始めた。

一方ヴィセンテといる王野はホアキンを倒しに行こうとし、ホアキンはダニエルに鮎を後回しにしてヴィセンテを捕らえることを優先するように言う。

そして、ベロはスレンダー女子の蓮梨花の存在を気にしながら糖分をチャージしていたが、その後ろからエンジェルとブエーサルが近づいていた。

255話(38F 地獄列車─💲ショー─ 04)

ペアの合計で7ドルしかない夜と剛田ツヨシとムンタリは敵に道を塞がれる前に仲間を見つけようとしていて、アッカーとボーロとサッチはホアキンが分身を見つける前に倒そうと移動していて、ラークはベロチームのピンクの眠り姫であるラ・チェリーとペアになっていた。

場面は変わり、蓮梨花たちへ。

蓮梨花とベロ・ベロと紅鳥は不思議な柱がたくさんある部屋に着いたが、そこにエンジェルとブエーサルが現れた。

糖分をチャージしきれていないベロが焦っていると蓮梨花が火花で相手を牽制し、十家門の怪力でベロを不思議な柱に投げつけて逃走をはかるが、その柱は乗ると吹っ飛ばされる性質があり、蓮梨花とベロと紅鳥はランダムに吹っ飛ばされ続けてしまった。

その飛んでいる蓮をエンジェルが串刺しにしようとし、それを紅鳥が止めに入るが、紅鳥は飛べない鳥だったがためにあまり役に立たなかった。

そして柱から落ちてしまった地面に崩れた蓮梨花に、エンジェルは「フフッやっと落ちてきてくれた 目を背けたくなるくらいみっともない姿だけど 高貴な蓮家のお嬢さんなのにね」と挑発しながら、初めて見た時から十家門で美人で敬語使って常識人ぶっているのが気に入らなかったと言って、攻撃を繰り出す。

蓮梨花は「どうしよう 普通の火花なんかじゃ手に負えない どうすればいいの…!」と思い必死に逃げながら、過去の回想に入った。

回想では蓮梨花が男に火の扱い方を教えてくれと頼むがその男は「お前蓮家だろ? なのに火の扱い方を教えてくれ? 笑わせてくれるぜまったく 蓮家は生まれた瞬間から「火花」そのものだろ 誰もお前に火の扱い方なんて教えてやれないんだよ」と言っていて、蓮梨花はその言葉を思い出しながら「生まれた瞬間から火花そのもの? 何も知らないくせに… 私はそんなことを聞きたかったんじゃありません!!」と思っていた。

そして蓮梨花はさらに別の過去を思い出していて、そこでは蓮梨花が自分に助けを求める人たちを燃やしていて、それ見ていた者が蓮梨花に「お嬢様素晴らしい! おめでとうございますお嬢様! 見事な火花ですな! お嬢様は家門の宝です! ザハードの姫になられるお方です!」と囃し立てていた。

しかし、蓮は「火花そのもの… 私はそんな火花…」と心の中で言いながら「知らないってのにぃ!!」と叫びながらエンジェルに攻撃し、エンジェルは「今度のはちょっと 熱いじゃない」と言いながら羽を大きく広げて「それよそれやっと面白くなってきた 羽を完全に広げきるのは久しぶりね 遊びましょファイヤーレディー」と青い瞳を見開きながら言った。

その頃、ブエーサルは飛び回るベロを攻撃しようとするが「おっ?なんで開いてるんだ? 誰かいるのか?」と言う声と共に、夜たちが登場した。

256話(38F 地獄列車─💲ショー─ 05)

夜がブエーサルと遭遇している中で、エンジェルはかなりテンションを上げて蓮梨花に猛攻をしていた。

そしてブエーサルがムンタリに挑発したため2人の戦闘も勃発する。

ムンタリは逆流れ制御でブエーサルを牽制しながら、一緒に戦おうとする夜に「お前は引っ込んでろ新入り!! こんなところで体力使ってどうする!! お前の相手はホアキンだろ!」と言い、それでも戦おうとする夜に「今は休んでろ お前の役目はホアキンに勝つことだ アッカー様と仲間たちの長年の恨みを… お前が晴らしてやるんだよ こんなところでお前に体力使わせたらアッカー様に合わせる顔がねえっての 心配するな十家門のお嬢さんも俺もお前がいないからって死んでしまうほど弱くはない」と続けて言った。

そしてブエーサルは「ヘルインアセル」という神之水の鎖を出現させて「ご主人様から授かった能力だ この鎖は俺が死ぬまで何があっても消えねえ 俺を殺すまでお前たちはここから一歩も出られねえってことだ ハンパな覚悟じゃ痛い目見るぞ 俺はそんじょそこらの雑魚とは違う」と言って、ムンタリと壮絶な攻防を繰り広げる。

その頃、エンジェルも蓮梨花に猛攻を仕掛けていて、蓮は強すぎる攻撃に神之水を防御に集中させることしかできておらず、その光景を見た飛び回っているベロと紅鳥たちに反撃しろと催促されてしまう。

エンジェルはずっと防御している蓮に飽きて「あ〜あ〜 なんだか退屈ね どうしちゃったの?さっきの実力また見せてよ それとも…まだ刺激が足りない? いいわじゃあまずは あの生意気な七面鳥を… 撃ち落としてやりますか」と言い出して、紅鳥を槍で貫いてしまった。

そしてエンジェルは、紅鳥に槍を突き立てながら「あ〜あ〜 哀れな七面鳥ちゃん 高貴なお嬢様を守れずに死んじゃった だから 付き合う相手はちゃんと選ばないと…おバカさんね 十家門ってだけですぐケツ追っかけて 本当なっさけない あんたみたいなヤツら見てると反吐が出るのよ 偽りの権力と権威に群がる犬 全員ぶち殺してやりたい」と言った。

その光景を見た蓮は体から炎を吹き出し「その足…どけなさい… 燃やしてしまう前に」と激昂した。



257話(38F 地獄列車─💲ショー─ 06)

激昂して炎に包まれた蓮梨花を見て、エンジェルは挑発をするが、炎に包まれた蓮が宙に浮き出してエンジェルを見下しながら強烈な炎の攻撃を放っていく。

それに対してエンジェルは「思ったより面白い展開になってきたじゃない さっきよりよっぽどイイ目してる 他人を見下し軽蔑するような腐りきった 十家門らしい目だわ!!」と叫ぶが、蓮の炎は凄まじい力に変わって広範囲を及び攻撃を繰り出した。

蓮の凄まじい炎を受けてあせるエンジェルは「まるで怒り狂った溶岩ね… あんな純粋そうだったお嬢様がここまで豹変するなんて… フッフフフフ!! 傑作ねあんた!! 気に入った! 偽りの仮面の裏に隠された 「ゴミ」を見るようなその目…! 私の「母親」とまったく同じ目をしてる」と興奮しながら、十家門出身のランカーに騙された母親に捨てられた自分の過去を語り出した。

エンジェルは「自分が使って捨てたくせに その不快感汚さには耐えられないとでもいうような…! その目よ!! もっとウケるのはね 私の母親ったらその後も懲りずにいいとこの男を口説き落とすために 私を捨ててあてもなく彷徨ったの!! 笑えるでしょ!? 自分が一番愛すべき存在は すぐそばにいたっていうのに!! 不快でしょ? 私なん汚らわしくて見てられないでしょ!! あんたたちが築き上げてきた偉大な功績は認めてほしいくせに あんたたちが垂れ流しにしてきた糞には不快で我慢できないんでしょ!! うわああああああああああああああ!!」と叫びながら蓮梨花に向かうが、蓮梨花の強力な攻撃を受けて「本当に祝された人間っていうのは ああいうことを言うのよ!」と思いながら散っていった。

その光景を見ていた夜は、蓮梨花が暴走していると思ってムンタリの言葉を無視しながら助けに向かおうとする。

ムンタリはブエーサルと激しい争いを続けながら、アッカーに拾われて、アッカーが列車に未練を残していることを聞いた会話などを思い出して「アッカー様だって未練から解放される時が来たんだよ!!」と叫びながらブエーサルに攻撃する。

しかしブエーサルは「そんな迫力だけじゃ 何にもならない!!」と言って、ムンタリを真っ二つに斬ってしまった。

そしてブエーサルは、蓮のところに向かおうとしていた夜に「どこ行く気だジュ・ビオレ・グレイス よそ見は禁物だぞ お前の相手は…俺だ」と言いながら、自身がヤマの狂犬の一人でヤマの命令でホアキンと手を組んで夜がスレイヤーに相応しいか試すために列車に来たことを明かした。

さらに続けてブエーサルが「ホアキンあいつはバケモノだ だからお前も見せてくれ 本当にこの場に相応しいかどうかをな」と言い、夜はトゲを発動させながら「後悔しても… 知りませんよ」と返した。

258話(38F 地獄列車─💲ショー─ 07)

夜がトゲを発動されるとブエーサルの神之水の鎖は壊れていった。

その力をみて、ブエーサルはたった1カ月でどうしてそこまで強くなったのか尋ねたが、夜は何も答えずに近寄る。

場面は変わり、ガーティアの王の釜の中での夜と力の怪物の会話へ戻る。

夜の発言に力の怪物は「本当のお前の力を見せてくれだと? 何を言っているのやら お前が持つ力の本質はこの俺だ 俺こそがお前の本性なんだよ! 圧倒的な力ですべての存在を跪かせ この塔のてっぺんに立つんだ!それがお前が歩むべき「道」だ!!」と怒鳴るが、夜は「僕には…よくわかりません 僕の目にはあなたはちっとも強く見えない まるで誰かに支配されることを恐れているかのように あなたは恐怖で満ちています」と冷静に言い返した。

場面は、夜とブエーサルの戦闘へ。

近づいて動かない夜にブエーサルは「なんだこいつ… なんで動かない…?」と疑問に思っていたが、夜に睨み付けられた瞬間にゾクッとして反射的に攻撃を繰り出したが、夜の反撃で呆気なく吹っ飛ばされる。

また場面は、ガーディアンの王の釜の中の夜と力の怪物の会話へ戻る。

力の怪物は「支配されるだと!? この俺が!? 最強の俺が何を恐れるっていうんだ!!」と反論するが、夜は「この塔に来て一つ気づいたことがあるんんです 誰かを蹴落として上に立つことばかり考えている人は 本当は目に見えない恐怖から逃げいているだけだって 誰かを自分の下に置こうなんてそれは卑怯です 相手と向き合って対等な目線で話し合う自信がないだけです 僕にどれだけ強い力があろうとそんなの関係ありません 僕はそんな卑怯な人間になりたくないんです みんなと同じ場所で同じように… 生き残るために戦って痛みを知りたいんです あなたを飲み込んでいる その「力」で」と言って、力の怪物の後ろにある巨大な太陽のような存在に目を向けた。

場面は、夜とブエーサルの戦闘へ。

夜に吹っ飛ばされたブエーサルは、1カ月で狂気と言える力を冷静に押さえ込んだ夜を褒めながら「お前なら引き出せるかもな!俺の本当の力を…!! 俺は狂犬!!相手が強いほど強くなる…!!狂った闘犬だ!!」と言い、黒く覆われた力を発揮して夜に攻撃するが、夜はそれを難なく受け止めて…。

場面は変わり、蓮梨花の攻撃で地に落ちたエンジェルへ。

エンジェルは、怒りを燃やし続けて自分を見下す蓮を見ながら「その目よ その目でもっと見下しなさいよ もっと軽蔑の目で私を見てよ 上辺だけなんてもううんざり それが「本当のあんた」… 十家門らしい」と言いかけているところで、ベロ・ベロが燃えている恋に抱きついて、蓮のことを褒めながらも力を暴走される蓮に「だから…そんなみっともない姿見せないでよ!! 自分の力もコントロールできないくせに何が十家門よ!!」と言って暴走を止めようとした。

その言葉を聞いて蓮は回想に入る。

蓮の言葉を聞いた母親が「火を扱うのが怖い? 梨花 お前は強い子供だな」と言いながら蓮の頭に手をやると、蓮が「…え? 私…臆病者じゃないんですか?」と聞き返し、さらに母親はは「強い力を持つ者ほど 自分の持つ力を恐れるべきなのさ 自分の力に自惚れればその力は憎しみと混乱を世にもたらす 自分の力を常に警戒し恐れること それこそが「真の強者」が持つべき徳目なのだよ」と続けて言った。

蓮はその言葉を思い出して暴走が止まったが、火花の力を失ったことでベロと一緒に落下してしまう。

我に返って焦った蓮だったが、夜が見事2人をキャッチして「ふぅー 大丈夫ですか?」と蓮に尋ねると、お姫様抱っこで助けられた蓮は「ビ…ビオレさん!? だ…だだだ大丈夫ですから」ときょどっていた。

そんな光景を見ていたユリ姫とエヴァンは「少年… なんなの…あの力…!!」と驚いていた。

259話(38F 地獄列車─💲ショー─ 08)

夜の凄まじい力を見たユリ姫とエヴァンは信じられないと驚き、エヴァンは「だてに… FUGがスレイヤー候補として目を付けたわけじゃないってことですね… 非選別者でもありますし… でも1番の大きな理由は少年が背負っているアレでしょうか…」と言いながら夜のトゲを見て「力を増幅させる装置みたいなものか? いや…そんな単純なものには見えないぞ… さっき最後に少年が見せた「あの力」はいったい…」と考えていた。

またペドロも夜とブエーサルの戦いを見ながら狂犬が負けることを想定しながらも「ヤマ様としては残念だろうがな 狂犬が勝てばスレイヤー候補の座を与えるという約束を交わしていただろうから まあ構わんさ すべては計画どおり」と思っていた。

そしてポロ・ポーもホアキンチームが2人脱落したのを見ていたがゲームの結果は最初から決まっていて、クンのいる鮎チームはホアキンたちに取り囲まれて、夜も一番遠い場所に配置してあるから助けられないと考えていた。

場面は変わり、夜たちへ。

夜が蓮梨花をお姫様抱っこしたまま降りて再度「大丈夫ですか? 梨花さん」と尋ねると、蓮は「あ…! もももももう大丈夫です!! 抱っことかしなくて平気ですから!!」と言いながら夜を突き放し、さらに「ひ…人が油断した隙になんてことするんですか! こ…これは立派なセクハラですよ!!」と言い出したが、夜は蓮の言葉の意味を理解していなかった。

そして、蓮たちが仲間が死んでしまったことに落ち込んでいると、夜に倒されたブエーサルが「フッ… 大したもんだジュ・ビオレ・グレイス 凄まじい力だったよ 最後のあれは…いったいなんだったんだ? まったくわからない だが…残念だな 今回は相手が悪すぎる ホアキン…ヤツが一つになればもう誰にも止められない 勝利報酬としてお前に情報をやる ホアキンの正体のことだ…」と語り出した。

場面は変わり、ボーロたちへ。

パイプの中に巨大な扇風機が設置されていて、行き場を失っているとそこへホアキンが現れて「朕が食ってやろうではないか 数百年前の恨みをやっと晴らせる」と言いながら、ホアキンはエナに相手をさせようとした。

場面は変わり、王野とヴィセンテへ。

ヴィセンテがエナはホアキンの言うことならなんでも聞くと心配しながら、かつて自分たちが兄弟で父さんを超えるためにホアキンの見つけた「食魂の呪術」と言う古代の悪魔が残した禁術を使って兄弟が一つになって、それから数万という時間を一つの体で過ごしたことを語った。

その発言に、選別者であるヴィセンテが数万時間も過ごしたというのに違和感を持った王野が質問をすると、ヴィセンテは「知らなかったのか「僕たちは」ただの選別者ではない 今はこうしてバラバラになり力を失ってしまったが 一つのときはFUGの頂点と言われたものだ」と言い、さらに続けて「そう僕たちの名前は「ホワイト」 かつてFUGの神と呼ばれた 「スレイヤー」だった」と言い出した。

場面は、ホアキンたちへ。

ホアキンと一緒にいたダニエルは、エナが相手をすると言ったにも関わらずボーロたちに攻撃を繰り出し「いや…ちょっとムカついてな あいつらに仲が良いのを見せつけられているみたいで…」と言った。

そして、エナはボーロたちの前にたち冷たい表情で「お兄ちゃんたち遊びましょ」と言った。

場面は変わり、ブエーサルの話を聞く夜たちへ。

ブエーサルは「あの方の本当の名前は「ホワイト」 今は力を失ってバラバラになり選別者ってことになっているが 一つのときはFUGのスレイヤーだった 急げジュ・ビオレ・グレイス ホアキンが一つになる前に 神(スレイヤー)が降臨してしまったらすべておしまいだ」と言った。



260話(38F 地獄列車─💲ショー─ 08)

ブエーサルの発言を聞いて夜が「ホ…ホワイトって! どうしてスレイヤーがこんなところに…! 現役スレイヤーたちはほとんどが眠っているはずなんじゃ…!!」と驚き、蓮梨花も「デタラメなこと言わないでください!! スレイヤーみたいな大物がこんな列車に乗っているはずないじゃないですか!!」と反論する。

しかしブエーサルは今のヤツはスレイヤーじゃないと言いながら「11人のスレイヤーの中の一人「10番目の権座」ホワイト 昔から人の命を弄ぶ極悪無道なスレイヤーとして悪名高かった だがどうやら過去に何かやらかしたみたいでな… その事件によって数え切れない人が犠牲になったんだ 結局ザハードの姫に討伐され 力を失いスレイヤーの座から引きずり下ろされた その後、力を分けてスレイヤーの座を取り戻すためにどこかに忍び込んだって噂だったが その忍び込んだ先がこの「地獄列車」だったってわけだ だがどういう訳か自分自身も列車に閉じ込められてしまって 結局ホワイトの行方はわからないまま事件は一件落着となった そのまま闇に埋もれると思われていたが…ダニエルとやらがFUGにホワイトが列車にいると知らせたんだ ホワイトが復活を望んでいるという伝言と一緒にな すべては最初からホワイトの復活のために用意された舞台だったんだよ」と明かし、さらに鮎組もピンチかもしれないと忠告した。

場面は変わり、ラヘルと真田ユラへ。

2人は鮎組であるクンたちの姿を見つけると、エミリーの力を使ってカサノを呼び寄せて、ラヘルは出口でクンたちを確実に捕まえる作戦を提案しながら「あと10分だけ待てばいい もうすぐ… あの生意気な男(クン)に… 自分だって負けることがあるという事実を突きつけてやれる」と思っていた。

場面は変わり、ボーロたちへ。

ボーロたちの前に立ったエナは目がたくさんある巨大な赤い壺を頭上に出現させて「これは…魂を溶かすジュースが入った壺だよ お兄ちゃんたちも美味しいジュースにしてあげるからね」と言って、壺を傾けてジュースをぶちまけた。

ホアキンはエナが体が弱くて剣術は期待できないが、その分呪術を習得してことを語り、さらにダニエルに「ところで本当に構わないのか?ダニエル 君の仲間たちを皆殺しにしてしまっても」と聞き、ダニエルは「…構わないと言ったはずだ あんなヤツらツラも見たくない」と返した。

エナの攻撃から必死で逃げるボーロとアッカーであったが、サッチは自分の技でジュースの間に道を作ってエナの元に走りながら「俺は…遊んでいたわけじゃないぞ ホアキン…!! あの日から一日たりとも…!! 後悔と憤りで足を伸ばして寝れたことなんてない!!」と叫んだ。

そしてサッチはかつてのことを思い出しながら「ローエン 列車で殺人事件があって彼女が変わったことに真っ先に気づいたのは 俺だった 彼女の変化に気づくのは難しいことじゃなかった いつも明るかった彼女の 口数が減り震えたような目でぼんやりする時間が増えたのは誰か見てもおかしかった 鈍い野郎どもばかりだったからこそ彼女とダニエルの秘密が束の間でも通じたのかもしれない だが俺は彼女の変化に気づいていたにも関わらず彼女に手を差し伸べることができなかった なぜだったんだろう 彼女の変わってしまった姿に違和感を覚え 昼間の真っ暗な洞窟のように奇妙に映ったからだろうか ホアキンの策略で追い詰められていく彼女を守ろうとしたのは ダニエルただ一人だった結局彼女の殺人が明るみになり俺たち全員が聞きに立たされたとき 俺たちは彼女を恨んでいた もしかすると彼女を死に追いやったのは俺たちなのかもしれない ホアキンを封印するための呪術を見つけそのための生贄が必要だとわかっったとき 誰かが犠牲になるのならそれは彼女であるべきだと 俺たちはそう思ってしまったのだ」と心の中で語りながら、ローエンの「ごめんね 全部忘れて幸せになってねみんな」という発言を思い出しながらサッチは「そんなんでどうやって…!! 全部忘れて幸せになれるっていうんだよ!!」と叫んでエナに攻撃する。

しかし、エナが抱えていた熊のぬいぐるみが大きくなって剣を持ち、サッチの攻撃を防ぎ、エナは「もっと遊ぼうよお兄ちゃん」とクスッとしながら言った。

その頃、ボーロとアッカーはジュースから逃れるために高いところに登ったが、その上からも魂を溶かすジュースを降り注がれ、アッカーがボーロを盾となった。

ボーロが「おいアッカー!! 何やってるんだよ死ぬ気か!?」と言うが、アッカーは「うるさいよ!! 誰かの死を胸に生きていくのは…! もううんざりなもんでねえ!!」と叫びならボーロを身を挺して守った。

そんな光景を見ながらホアキンはどうせ全員死ぬのに庇いあって高笑いをする。

そして、そこにヴィセンテと王野も現れて、ヴィセンテは剣を取り出しながら「決着を付けにきてやったよ これでお前か僕のどちらか一人は 永遠に消え去ることになる」と宣言し、ホアキンは「そうか ならばもうすぐ… 朕が神になるということだな」とニターとしながら言い、「なぜなら 消え去るのは貴様だからだ!! 何も知りもしないくせに!! 朕を一つになる前の半人前だと思ったら大間違いだ!! ヴィセンテ!! 一つになる前の我々は十家門出身のただの平凡な選別者だった! 一つになって塔を上ったのも!! 見違えるほど強くなったのも!! ランカーになったのも!! FUGの神の一人として君臨したのも!! すべて!! 朕が成し遂げたことだ!! 「一つになった」我々は… 「ホワイト」は 朕の名前だぞヴィセンテ!!」と叫びながらヴィセンテに猛攻撃を繰り出した。

261話(38F 地獄列車─💲ショー─ 09)

クンたちは美しいパイプの上を歩きながら、ドルをたくさん持っている組と当たると不利になるし、分身と一つになったホアキンが目の前に現れるのは最悪のパターンと考えていた。

場面は変わり、ホアキンとヴィセンテの戦闘へ。

王野はホアキンの凄まじい強さ見ながら驚きながら「今でこんな強さなら一つになったらどうなっちまうんだ!? それだけは何がなんでも止めねえと…! でも本当に…できるのか?俺に… ヤツを…!」と考えて白天京を握っていた。

ホアキンはすべての攻撃を守り切ったヴィセンテに守りだけは長けていて昔から強いが決して勝てない剣だったなと言い、ヴィセンテはそれが自分なりの生存方法で「お前はそもそも生存を心配する必要がない 僕の中の記憶の中のお前は「天才」だったからな」と言いながら過去の勝負を振り返っていた。

ホアキンはしつこすぎる守りで唯一同年代で勝てなかったと言いながら「本当にうんざりだったよ!! 私と君はかけ離れすぎていた!」と文句を言い、ヴィセンテは「ああ… だが…似ている部分もあった だから僕たちは一つに慣れたんだ」と返して、回想に入った。

過去ではホアキンが「私の目標です! 父のことは尊敬していますが超えられない壁だとは思っていません! 父を超えて家主になること それが私の目標です」とみんなの前宣言していて、それを見たヴィセンテは「あのとき初めて僕はお前に好意を抱いた 家門の同年代のヤツらは考えもしなかったような目標 「父さん」と言う禁忌をお前は破ろうとしていた 息子が父親を超えて またその息子が父親を超えること その当然とも言える生の純理を拒んだ絶対的存在「十家主」 父さんを尊敬しているからこそその誤った栄辱を僕の手で壊したかった」と語った。

しかしヴィセンテは続けて「でもお前と組んだのは間違いだったよ お前は一つになった後あまりにも多くの罪を犯しすぎた 数え切れない人の魂を食らい彼らの力を奪い取った こんなところに忍び込むことになったのも お前が無理に危ない呪術を使おうとして失敗したせいだ」と批判し、ホアキンが「あれは強くなるためにやったんだ ヴィセンテ」と反論すると、ヴィセンテは「強くなるために何もかも手放すことはできない ホアキン」と返した。

場面は変わり、サッチとエナの戦闘へ。

エナのクマのぬいぐるみと戦うサッチはエアがホアキンに比べて弱すぎると言い、自身が強くなるために魂を捧げて修行を重ねてきたと明かして強力な攻撃でぬいぐるみを壊しながら「真剣に戦え分身」と言った。

その頃、アッカーはボーロのことを理解していたうんざりしていると語りながらもジュースからボーロを守っていて、さらにアッカーの仲間が登場し、灯台を使ってアッカーをジュースから守った。

そしてアッカーの仲間はアッカーに早く壺を割るように伝えた。

場面は変わり、ホアキンとヴィセンテへ。

ホアキンはヴィセンテの発言を聞いて「強くなるために… 何もかも手放すことはできないだと? 父を殺すために力を欲し兄弟たちと一つになると言う禁忌を犯した 家門を裏切りFUGに入り スレイヤーになるために数万という命を食らった 結局、より強い力を手に入れ用として失敗した結果がこのザマだ そして今復活するためにお前たち兄弟の魂を食らおうとしている なのになんだって?手放せない? そんなことを言う資格が貴様にあるのか?」と冷たい表情で反論するが、ヴィセンテは「…全部お前一人でやったことだろ 一つになってから僕の自我はずっと眠っていたんだ 分離した今なら…僕が止められる 僕が中心になって」と返した。

その発言に自分の手柄を横取りしようとしているだけだとホアキンが怒り、「ずっと眠っていた貴様に何がわかる!! 貴様は何もわかっていない!! そんなヤワな考えでは強くなれない!! 強くなるために必要なのは犠牲だ!! 力は犠牲と死があってこそ存在するものだ!! 数え切れない人間を食らい蹴落としてこそ一人の偉大なる絶対強者に慣れるんだ!! 貴様には到底無理なことだがな!! 貴様が中心になると兄弟が認めると思うか!?」と叫びながら激しく剣を交えていた。

するとホアキンの発言に対してヴィセンテは「認めた すでに一人はな」と返し、その2人の戦闘を見ていた王野の髪が白くなって体全体に青白い光を漂わせながら「いや〜 久しぶりホアキン兄ちゃん」と発し、ホアキンは「まさか!? この声は…!!」と驚いた。

262話(38F 地獄列車─💲ショー─ 10)

王野の声に反応し、ホアキンは「なぜ君が… なぜ金髪野郎から君の声が…!? ダビド…!!」と王野の体を使ってダビドは「僕はゲームに参加できないから ちょっと体を借りたのさ」と答えた。

場面は変わり、夜たちへ。

夜や蓮梨花たちは夜の神之水に乗って高速移動していて、さらに夜は神之水の力でパイプの構造を歪ませて近道を進んでいた。

場面は王野たちに戻る。

ホアキンは白天京にダビドの魂が入ってることを見抜きながら、どうして分身の場所をわかったのか考えて「たまたま分身を二人も見つけ出すなんて… そんなのありえない そういえば分身の居場所を見つけ出せて… なおかつ人間に魂を憑依させる呪術を使えるヤツが… ここに一人…!!」と思考を巡らせてダニエルと見た。

するとダニエルは、お菓子を食べながら「どうしたんだ?そんな深刻な顔して ホアキン 笑えよ 面白いだろ?」とさっきホアキンに言われた言葉をそのまま返した。

そして、場面はダニエルと王野たちの取引へ。

ダニエルは分身の居場所を教える代わりにヴィセンテに頼み事を聞いてもらうといい、「次の試合が始まったらホアキンの居場所はエミリーを通じて教えてやる コードは「ローエン」だ」と伝えていた。

場面は現在に戻る。

王野はホアキンに白天京を突き刺し、ホアキンが苦悶の表情を浮かべながら「ち…ちくしょう…!」と言葉を漏らし、その頃ボーロたちはエナのジュースの入った壺を壊していて、それをダニエルは眺めていた。

その後、ダニエルはホアキンに視線を移すと、ホアキンはダニエルとダビドが裏切ったことを悔しがると、王野はヴィセンテがホアキンの代わりにダニエルの約束を叶えることを言い、ダビドもヴィセンテと一つになる時は自分は除外するという約束を結んだことを明かした。

ヴィセンテが「ホアキン諦めたらどうだ 兄弟はもうお前の企みには騙されない 僕が持っているこの呪術書でお前を食えば…他の兄弟たちは自由になれる」と追い討ちをかけた。

ホアキンは苦悶の表情を続けながら「ううっ… 貴様ら…! こんなことですべてが終わると思っているのか! FUGが望んでいる神は朕だ!! 貴様らみたいなヤワな小僧が朕の魂を食ったとしてFUGが黙っていると思うか! ちくしょう!後悔するぞヴィセンテ ダビド!! 後悔するぞ!! 貴様らは絶対に…!! 朕の魂を!! 絶対に!!」と叫んだが、その後ケロッと表情を変えて「食えやしないのさ ヴィセンテ」と言い出した。

そしてホアキンは続けて「残念だったなヴィセンテ もうずいぶん前のことになるが 君たちに一つ嘘をついた」と言い、過去の描写が映され、そこではホアキンは残した呪術書を見つけたと言っていたが、実は呪術書は古代悪魔から直接授かったものだと語り出した。

さらにホアキンは「最初からこの呪術は君たちを犠牲にして朕をスレイヤーにするための呪術だったということだ! なぜなら悪魔と契約したのは兄弟の中で朕ただ一人だからな!! 「中心」は最初から「決まって」いたのだよ…!!」と言いながら「ああ父上… 私は罪人です ゆえに どうか許さないでください」と心の中で思いながら強烈な光を放ってヴィセンテたちを吸収した。

王野の髪は白色から黄色に戻り、王野とヴィセンテは倒れ、ホアキンは「残念だったな 会心の一撃だとでも思っていたのだろうが まあ… それなりに楽しませてもらったよ ついでに君が裏切り者だということもわかったからにはローエンを蘇らせる理由ももうない 悪くなかったぞダニエル」と言い、ダニエルはホアキンの姿を見て「くそ… ホアキンのヤツ… もうほぼ完成体じゃないか…!」と汗を流して焦っていた。

その頃、夜たちはエナのジュースが流れているところを見つけてすごいスピードで進んでいた。



263話(38F 地獄列車─💲ショー─ 11)

蓮梨花は夜に「あっ!ビオレさん!! あそこに赤い液体みたいなものが…!!」と伝えながら「ビオレさん…じゃなくて今は夜さんか… ホアキン…あの人が本当に元スレイヤーだとしたら 私たちには到底手に負えない敵かもしれない 夜さんは怖くないのかな この人はいつでも恐怖心なんて微塵もないように感じる 一緒にいれば不思議なくらい信頼できるけど… でも…」と思いながら、夜に「その…えっと… 怖くないんですか?」と尋ねた。

すると夜は「怖いですよ だから早く行って ホアキンさんが一つになるのを止めましょう」と微笑まみながら答えた。

場面は変わり、試合を観戦するユリ姫とエヴァンへ。

ユリ姫は夜が写っているところがあまり見れないことに不満をぶつけていたが、エヴァンは「さっきのはいったいなんだったんだ…? 尋常じゃない気が漂っていた気がする 少年はともかく 少年と他のスレイヤー候補を競わせる理由はなんだ? 非選別者と比べられるほど価値のあるヤツっていったい何者なんだよ!」と考えていた。

場面は変わり、ホアキンとダニエルのもとへ。

ホアキンはダニエルに「何をぼーっと突っ立っているダニエル 笑えよ 面白いだろう?」と返した。

そのホアキンたちの一段下にいるボーロとアッカーは、エナと戦っているサッチを助けに向かうが、そこにはサッチしかおらず、サッチはホアキンのいる方角を見ながらよくないことが起きているのを察知していた。

場面はホアキンに戻り、ホアキンは「ホラ笑ってみろよ 朕を裏切ってヴィセンテにローエンを蘇らせてくれと頼んだと思うと笑いが堪えられない さあ思う存分笑え」と言い、ホアキンだけが生き残ったことに焦りながら疑問を抱いているダニエルにホアキンは自分は高貴な存在だから生き残るのは当然だと語った。

さらにホアキンは「あと一人 あと一人兄弟を吸収すれば朕の目的は果たされる そしてこの列車で呪術を発動させ 列車内の全生命体を朕のものにし復活を遂げるのさ ローエン…あの女の死んだ魂も蘇らせて食ってやるよ 知っているだろ?朕がなぜこの列車に呪術をしかけたか…」と言い出し、ダニエルが「ふざけるな!! その前に俺が!!」と言いながら攻撃を放とうとするが、ホアキンは間合いを一気につめて剣でダニエルを貫いた。

その光景を見ていたポロ・ポーはダニエルが刺されていることに状況が掴めず混乱していて、さらにダニエルが刺されているところへボーロたちが合流する。

ダニエルを心配するボーロたちだが、ダニエルは「くそ… 今さら友達ヅラなんてするな…! 俺のことはいいから後悔する前にゲームを棄権しろ!! こいつを見ろよ!! もうほぼ完成体だ!!」と地面に倒れながら忠告した。

しかし、忠告を聞いてもホアキンに挑もうとするボーロたちに、ホアキンは近づいたらダニエルを殺すと脅し「君たちは…危険なのだよ 朕はまだ完全体ではない上に君たちにはしてやられた過去があるからな 条件を出そう もし君たちが全員自ら命を絶つというながら こいつの命は助けてやる」と言い、ボーロたちが反論しようとするとホアキンは続けて「どうした?できないのか? ローエンとやらは自分を犠牲にして君たちを助けたというのに 君たちも彼女のようにこいつのために美しく犠牲になったらどうなんだ」と言った。

その発言にサッチが自分だけ犠牲になる代わりにダニエルと1対1で交換してくれと提案するが、ホアキンは全員の命と譲らなかった。

しかし、そこへ夜が登場し「お遊びはそこまでです ホワイトさん…!!」と言うと、ホアキンは「…… 来たかジュ・ビオレ・グレイス」と答えた。

場面は変わり、クンたちへ。

クンの進行方向にはカサノが待ち構えていて、さらに背後からはラヘルと真田ユラが登場し、クンたちを挟み撃ちにしていた。

そしてラヘルは、「お待たせしましたね クンさん…!! では始めましょうか 「鮎狩り」を!!」と言いながらクンを睨んだ。

264話(38F 地獄列車─💲ショー─ 12)

カサノが待ち伏せていた段階でラヘルの登場を予見していたクンは、登場したラヘルに「取り囲むために俺たちを出口で待ち伏せしてたってわけか 案外辛抱強いとこもあるんだな」と言い、ラヘルは「…あなたが認めなかっただけで私はもともと辛抱強い人間です あなたを騙すために何年も足が悪いフリをしていたこと…忘れましたか?」と返した。

またクンと一緒にいたユラ信者であるダンカは、真田ユラに「ユ…ユラさん今すぐその人(ラヘル)から離れてください! その人は正常じゃありません!! FUGはあなたを利用するだけして約束なんて守らないつもりだ!」と伝えるが、ユラは「何をバカなこと…」と困った反応をしていた。

そして、カサノは攻撃態勢に入るが、クンは状況が不利なことを理解しながらも「だが そろそろ… 誰かが追いついてくれてもいい頃…」と考えていたところで「オラァァァ白亀!! ピンチってかぁぁ!!」と叫びながらラークとラ・チェリー(ベロチームのピンクの寝ている子)が登場し、ラークはカサノの攻撃を止めて、チェリーはカサノの仲間を人質にとることに成功した。

ラヘルがラークたちが現れたことに驚いていると、クンが保険として通ったパイプすべてに1ドルずつかけてロックしながら移動していたことを明かし、「ここまで戦力が揃えば勝つとは断言できなくても 鮎を守って次のパイプに逃げるにはじゅうぶんだろ?」と言い放った。

さらにクンはその状況を利用してクンとラヘルの1対1のコイントスでどっちが神様に愛されているか勝負しようと提案し、ラヘルも運勝負と聞いて「いいですね…なんだか凄絶な感じもするし… 変に負けん気が湧いてきます いいですよ投げてみてください 私も結果が気になってきました」と笑いながらクンの買った方が相手のドルを全部ゲットできる勝負の提案を引き受けた。

場面は変わり、夜とホワイトたちへ。

登場した夜にホワイトは「スレイヤー時代の名前を呼ぶとは君も朕が誰だか知っているようだな にも関わらず朕の前に現れるとは肝が座っているというか愚かというか… どうだい?完成体に近づいた朕の姿は」と尋ねるが、夜はそれには答えず逆に「…一つ聞いてもいいですか? 過去に何かを企んで失敗し それでスレイヤーの座から引きずり下ろされたと聞きました いったい何をしでかしてそんなことになったんですか?」と聞いた。

するとホワイトは「別に大したことじゃないさ 朕が強くなるために生け贄が必要だったのだよ だから多くの人間を殺した 数で言えばざっと… 10人ってところだろうか」と答え、さらに驚き夜たちに「長い時間をかけて注力した大規模な呪術だった クソザハードの姫さえいなければ成功していただろうに 残念だ」と付け加えた。

その発言に蓮梨花が「何だとコラァ!!」とキレてホワイトを火で攻撃しようとするが、すぐに蓮の火が消えてしまった。

そしてホワイトは夜に近づきながら「失敗に終わり 力を失いここに来ることになってしまったが 朕は後悔などしていない 偉大な存在に大衆の犠牲は付きものだろう? 朕の神話はここからまた始めるのだよ 貴様の首を斬るのがその幕引きだ」と夜の首に剣をやり、不気味な表情でいった。

265話(38F 地獄列車─💲ショー─ 13)

ホワイトの夜の首に剣をあてて「朕の神話はここからまた始まるのだよ 貴様の首を斬るのがその幕開きだ」と言うが、夜は剣をどかしながら「たくさんの人の命を奪っておいてよくも堂々と… 本当に理解に苦しみます 僕はスレイヤー候補の座も強力な力も望んでいません でも だとしてもあなたのような悪魔を野放しにはできません」と強い表情で答えた。

そしてホワイトは軽々と剣をどかす夜に驚き、夜の何かが変わったことを察知した。

しかしホワイトは夜に「君は本当に毎度毎度 呆けたことを抜かしてくれるよ」と言いながら前よりもパワーアップした軽い一撃をお見舞いして距離を引き離し、サッチの加勢攻撃も難なく防いで、アッカーの仲間に攻撃を加えるが、夜も神之水で距離を詰めて攻撃を与える。
ホワイトはたったひと月で実力をあげる夜を褒めるが、「見せてもらおうではないか 君の限界がどの程度のものか」と言いながら「アリエ式剣術2派10系ホワイト流怨霊剣 咆哮 幻影獅子剣」と言う強烈なアリエ式剣術を繰り出した。

攻撃を放ちながらホワイトは力が足りないと感じていると、夜たちはホワイトの攻撃をなんとか防いでいて蓮梨花の炎でホワイトを反撃し、さらに蓮の攻撃に合わせて夜はホワイトの後ろにある白天京を手に取ることに成功した。

そして夜は白天京で王野とヴィセンテの体を回収しながら、さっきの攻撃時に言われたダニエルの発言を思い出していた。

ダニエルは3ラウンドに入ってしまうとホワイトが完全体になってしまうため、ここで仕留められなければホワイトの呪術が発動して列車内の全生命体が死ぬことになることを夜に明かし、「ヤツが列車に身を隠したのには理由がある この列車は長い時間の中で数多くの命が尽き、その魂が集まった場所 死者の魂を食らい力をつけるホアキンにとっては巨大な養殖場のような場所だ ホアキンはその力を吸収しスレイヤーだった頃の自分に戻ろうとしたんだ それで列車の魂を吸収するために呪術を列車に仕掛けておいた ヤツが完全体になって呪術が発動すれば 列車内にいるすべての生命体はホアキンの「エサ」になってしまう そして生者を殺し死者を蘇らせることができるようになってしまうんだ それだけはなんとしてでも止めないと…!」と夜に語った。

さらにダニエルは白天京があればホアキンを捕らえられるかもしれないと夜に伝えていた。

そのため夜は成功するかはわからないが、ダニエルの作戦を試すために白天京を手に取り「さっきの攻撃で灯台も使えない 僕の体力もそろそろ限界だ 全力で一気に行かないと…」と決意して構える。

その夜の気配を見てホワイトは「…… ほう何か企んでいるようだな」と察知した。

場面は変わり、クンとラヘルへ。

それぞれの灯台の上に乗ったクンとラヘルは勝負を始めようとしていて、ファリョンは「この状況で運任せとは… 自信があるのかしら あるいは… 本当に神様にすべてを委ねるつもり」と考えていた。

そしてクンがラヘルに「準備はいいな?」と尋ねると、ラヘルは「さっさと始めましょう 早く決着を付けてしまいたいので もし私が勝てばあなたの1ドルだけを残して 簡単にはゲームを棄権できないようにしてあげます」と答え、クンは「ほう そりゃ面白いじゃあ結果を… 神様に聞いてみるか」と言いながらコインを投げた。



266話(38F 地獄列車─💲ショー─ 14)

クンがコインを投げるとそれは表が出たためクンの勝利が決まり、ラークが高らかに喜ぶが、ラヘルは「こ…こんなのおかしいです!! 今のは勝負とは言えません!!向こうです!」と文句を言い出した。

クンが何を今さらと言うが、ラヘルはクンが投げたことでドルに仕掛けがあるのでは言い出し、「やり直しに応じてくれたら…そしてそれでもあなたが勝ったら… あなたが知りたいこと全部話します 夜と私の過去も…何もかも全部! ここに来る前に…何があったのかも! あなたがずっと知りたかったことですよね?」と提案した。

クンは夜の過去を知れるチャンスと言うことで勝負を引き受けて、今度はラヘルがコインを投げることに。

クンが「…ここで勝てば… ついに夜の過去が…!」と思っていたが、ラヘルの投げたコインは裏となり、ラヘルの勝ちが決まった。

しかし、クンは舌打ちしがならも「あ〜あ〜やっちまったな… 負けてしまったかでもこれで… 公正なゲームだってことが証明されたんじゃないか? ってなわけでもう一回勝負しよう 3回のうち2回勝ったほうが最終的な勝者ってことで」とケロッとした顔で言い出した。

もちろんラヘルは反論するが、クンにうまいように丸め込まれて、ラークにコイントスを任せて次に1勝した方の勝利という提案を受け入れた。

それを見ながらファリョンは「どちらが勝つかはわからないけど… 「確率」は決まったわね クン・アゲロ・アグネスが投げた最初のドルはおそらく仕組まれた勝利 同じ灯台守りの前で灯台を使うのはリスクが高いから投げ方を工夫したはず もちろんラヘル反発も想定内 最初からクン・アゲロ・アグネスはゲームを一度で終わらせるつもりはなかった 2回目にラヘルが勝ったのは間違いなく彼女の「運」 でも一回目を無効にしてもらったことで彼女は 「3回目のゲーム」を受け入れるしかなかった 実に公平に見えるゲーム 3回のチャンス でも本当はクン・アゲロ・アグネスが仕組んだ一回の勝ちによって ラヘルは気づかないうちに一回の勝ちを逃してしまった もちろんこれは確率ではなく偶然のゲーム どちらが勝ってもおかしくないけど クン・アゲロ・アグネスは信じているのね 神は彼女に「2回の幸運」を与えるはずがないと もし神が万人に平等な存在なら「確率」上 3回目に勝つのは 自分であると」とクンの戦略を考察していて、コインは見事表が出てクンが勝利した。

しかし、ファリョンは勝利の確信が持てない完全な賭博をしたクンに、どうしてこんなゲームをしたのかと疑問を抱いていた。

場面は変わり、夜とホワイトへ。

白天京を掴んで構える夜を見て、夜が何かを企んでいると察知したホワイト。

ダニエルはボーロたちにホアキンはまだ分身を完全に吸収していないからヴィセンテ封印された白天京でホアキンを突き刺せば、中にある分身の魂が肉体引きつけられて外に出る可能性があると語った。

そして、夜以外の一同は夜を全力でサポートするために、蓮梨花が炎を放ち、サッチとアッカーでホワイトを抑えようとするが、ホワイトは「あんなたった一度のまぐれに自惚れぬな!! 貴様らは誰一人として朕の速さについて来られない!!」と言いながら攻撃を躱す。

しかし、夜は「それは違います!!」と言って、ホワイトの動きについて行った。

だが、夜の体は限界に近く途中でへばってしまう。

アッカーは夜に無理をしすぎるなと言いながら、「逆流れ制御は使えるねえ どうにかして一瞬でもヤツの隙を作ってくれれば私がヤツを捕らえる そしたらお前がトドメを刺しな 一瞬だよ 失敗は許されない」と提案した。

そして、夜は全力で逆流れ制御をしてホワイトの動きを一瞬止めて、その隙にアッカーがホワイトを押さえ込もうとする。

しかし、剣を突き刺すのは不可能な角度で不可能なタイミングにも関わらずホワイトの剣はアッカーを貫くが、アッカーは貫かれながらもホワイトを抑え、その隙に夜がホワイトを白天京で突き刺した。

そして作戦は成功したかに思えたが、ホワイトはフッと笑いながら「無駄だ…!! ジュ・ビオレ・グレイス!! 貴様らの作戦は失敗だ…! 剣に封印した肉体を利用して朕の中の分身を抜き出す… うむ考え方は悪くない だが君たちは一つ見落としてしまった その間に朕はヴィセンテを 完全に「吸収」していたと言うことをな ヴィセンテはもう朕の中から出られない」と言った。

そのタイミングでちょうどクンたち鮎チームがコアに到着してゲーム終了の合図が流れた。

放送を聞いて、ホワイトは夜に「君は本当に運の強い男だ 朕と違って仲間に恵まれている 第3ラウンドで決着を付けよう ジュ・ビオレ・グレイス」と言った。

267話(38F 地獄列車─💲ショー─ 15)

第2ラウンドの終了の合図が流れてホワイトは「じゃあ…第3ラウンドで待っているぞ ジュ・ビオレ・グレイス 死を覚悟しておけ 体力も少しは回復しておいたほうがいい」と言った。

そしてホワイトの剣に刺されたアッカーが倒れながら「ちくしょう… ダメだったか… くそ… ローエン…!」と呟いていて、それをダニエルは「…アッカー…」と言葉を漏らしながら見ていた。

そして過去の列車の出来事の回想に入る。

「ローエンがホアキンの部下を殺害ししばらくして 仲間の死体がさらに数体列車内で見つかった もちろん私たちを追い込むためにホアキンが仕組んだことだったが ホアキンの策略だと知らないヤツらが犯人探しに躍起になり ローエンが犯人に仕立て上げられるまでにそう時間はかからなかった」とナレーションが流れた。

そしてボーロがダニエルにローエンが殺したことを黙っていたことを怒鳴っている場面が映されるが、ダニエルは「相談していれば…何が変わったというんだ? ホアキンに俺たちが殺したのは一人だけですとでも言って許しを乞おうってか? 違うだろ? ヤツは最初から俺たちに目を付けていたんだよ そのためにローエンをハメたんだ…! どのみちこの地獄から抜け出す方法なんてなかった…! ローエンは悪くない!!」と訴えた。

ローエンもその場にいて自分の指を噛んで「私が… 私がなんとかしなきゃ」と呟きながら震えていた。

そのタイミングでポロ・ポーが「皆さん…!! これを見てください! どうやらホアキンの部屋で…大事なものを見つけてしまったみたいです!!」と言いながら呪術書を持ってきていた。

そして回想から現在に戻る。

アッカーは「あのとき… あの呪術書を開いたとき… ホアキンを封印するために誰かの命を差し出さなければならないと知ったとき 私が…自分の命をくれてやると… そう言えなかったことを… 今でもずっと…後悔している 私がチームのディフェンダーだったのに… 命懸けで仲間を守る立場だったのに…!! それなのに私は…なぜ…!! 私が死ぬべきだったのに… なぜ…!!」と言いながら倒れてしまった。

それを見ながらダニエルは「ふざけるなよ…アッカー… あの日俺たちは…誰一人死んじゃいけなかったんだよ…」と心の中で思っていた。

場面は変わり、囚われたプリンスたちへ。

プリンスは牢獄から下の方を見ながら、さっき白い人の形をした何かがこっちを見ていたとみんなに伝えていた。

場面は変わり、ホワイトへ。

ホワイトはコアに向かいながら、気配からコアの中に最後の分身がいることを確信していた。

そしてコアの扉を開けると仲間はラヘルと真田ユラしかいなかったため、何があったのか2人に尋ねた。

ホワイトの登場を頭上から見ていたポロ・ポーは、ホワイトがダニエルを裏切ったに違いないと考え、「今回のゲームはビオレに勝ってもらわないと困る!!」と拳を握り締めながら思っていた。

夜もコアにたどり着いてクンたちと再会を果たし、クンたちにホアキンの正体が本物スレイヤーであるホワイトであることを明かした。

クンは驚いたが、ラークは「なんだそれは!!食い物か!!」と反応し、夜は「そんな大物だと知っていたら最初から皆さんを巻き込まなかったのに…ごめんなさい… 僕が軽率でした」と謝るが、クンは「まあいいさ」と言いながらなんとしてもホワイトが完全体になるのを止めるしかないと言い、ラークは「呪術ってなんだ 食い物か!?」と反応した。

ホワイトはラヘルたちから状況を聞き、「まいったな… いったいどのツラを下げて戻ってこられたんだか 使えないヤツめ…」と言い放ち、ラヘルはクンに1ドルだけ残されて「その代わりドルを受け取って次のゲームでも俺に負けたら 今度こそさっきの話聞かせてくれよな 夜とお前の…過去について」と言われていたことを思い出していた。

場面は変わり、ペドロとユリ姫とエヴァンへ。

ペドロがユリ姫に「間もなく勝負の決着が付きますね 緊張しませんか? 姫」と問いかけると、ユリ姫は「全然 あんたこそそろそろ首でも洗って準備しといたほうがいいんじゃない? ゲームが終わったら10秒以内に殺してやるから」と言いながら、3Dメガネをかけてポップコーンを食べながら余裕の表情でゲームを観戦していた。

そして、会場ではポロ・ポーが💲ショーの最終ゲームの開始を放送しようとしていたが、そこへ「ちょっとちょっと〜 あと一人 メインの出演者の紹介を忘れているんじゃない?」と言いながら白い美少女が現れ、ポーが誰だと尋ねると「このゲームの最後のパズルのピースってとこかしら?」と言った。

見るからにホアキンの最後の分身である美少女だが、ホワイトはその美少女を見ながら「冗談じゃない!! 朕の兄弟には貴様のような姿をしたヤツはいない!! ふざけるな!」と怒った。

しかし、そのホワイトの発言に、謎の美女は「でもあなたも感じてるんじゃないの?私の中の巨大な力を あなたの分身以外にこんな「力」を持つなんて不可能だと思わない? 私はあなたの分身よ」と返した。

そして、それを見ていたユリ姫は「…エヴァン…あのチビ…」と言い、エヴァンは「…嘘だろ… めちゃくちゃ強いじゃないですかあのチビ!」と驚いていた。

268話(38F 地獄列車─💲ショー─ 16)

ホワイトの最後の分身を見て、エヴァンはランカーにいてもおかしくないほどのパワーを選別者が持っていることに驚き、ユリ姫もペドロが何かを隠していることを察知する。

場面は変わり、ホワイトや最後の分身たちの元へ。

白い美少女は自分が最後の分身で「完全体になるための最後のピースよ」と言った後、夜のところへ夜を見にいき、夜が人の良さそうな顔をしているのを確認した。

そして、最後の分身はポロ・ポーに「いいわ面白そうだし私もこの対決に加わっちゃおうかしら ひとまず状況を見守ってみて気に入った側に付くってことで いいでしょ?」と言い出し、ホワイトが自分に付くのが当然と文句を言うが、最後の分身は「うるさいからあなたマイナス5点」と減点した。

さらに最後の分身は「確かに私はホワイトの分身だけど あなたの味方に付くとは言っていないわ 私の力が欲しいならそれだけの価値があるってことを見せてくれてもいいんじゃない? あなたが過去に何をやらかしてここに来ることになったのかは全部知っているのよ」と言い、ポロ・ポーには「いいでしょ? FUGとも話はついているから 結果が出たらあなたがFUGと交わした約束はちゃんと守ってあげる」と言った。

そのためポロ・ポーは「ローエンを…!」と思いながら最後の分身が気に入ったチームに加わって戦うことを了承した。

そしてポーは続けて💲ショーの最終ゲームである「ゴートゥーヘル」の説明を始めた。

まず夜側の人質であるプリンスたちが紹介され、その後ホワイト側の人質であるカサノたちが紹介された。

ゲームは人質が溶解液に落下して溶ける前に夜とホワイトが戦いながらドルを使って、その人質を救出すると言うもので、さらにそれぞれのチームから人質の脱出タイミングをはかる参加者を1名ずつ出すようになっている。

また3回のチャンスでより多くの人質を助け出したチームの勝利だが、その前にドルが0になった場合は自動的に脱落となる。

そして1人目の人質はプリンスが選ばれ、ゲームの参加者はそれぞれラヘルとクンになった。

クンはラヘルに挑発をしながら「それはそうと俺には敵わないってそろそろ学習したらどうなんだ? まさかお前が出てくるとは… 無茶と言うか…頑固と言うか… 俺としては夜の過去が聞けるからありがたいけど 1、2ラウンドと勝ち続けたおかげでドルだって俺たちのほうが多い さては何か必勝法でもあるのか?」と笑いながら問いかけたが、ラヘルはこのゲームが夜にとって絶対的に不利なゲームであることを冷たい表情で言い放った。

その頃夜とホアキンはゲームのスタート位置についていて、ドルは夜チームが112ドルでホアキンが22ドルと圧倒していて、ゲームが始められた。

ドルは夜が圧倒しているが、クンもラヘルの意見に同意していて「このゲームは仲間の命に対する冷静な判断力が求められるゲーム… 仲間の命を自分以上に大事にする夜には絶対的に不利だ みんなを助けるためにも俺たちが一度にかけられるドルには限りがある 最悪の場合一人の命に執着するあまり誰一人助けられない可能性だってある 絶対に下手にドルをかけちゃだめだ…夜… ギリギリまで耐えるんだ」と焦っていた。

そしてその光景を最後の分身は「…さーて スレイヤー候補様のお手並み拝見といきましょうかね」と高みに見物をしていた。

場面は変わり、ユリ姫たちの元へ。

ユリ姫の発言を受けて、ペドロは隠し事をしていることを認めて、白い選別者たちが人間の命を手玉に取る残酷なスレイヤーのホワイトであることを明かし、ホワイトが同じ家門のザハードの姫に破れたあと列車に封印されていたことを語り、「もし彼が試合に勝利し あそこにいる分身と一つになれば 彼らは失った力を取り戻しスレイヤーだった頃の菅谷戻ることになります」と言った。

それに対してユリ姫は「…バカなこと言わないで…! 塔を上りきった者がまた選別者に戻るなんて…そんな話ありえない…!」と反論するが、ペドロは「塔では時折奇異なことが起こりますからね 我々が住んでいる「こちらの世界」ではなおのこと」と返した。

そしてエヴァンがスレイヤーと選別者の勝負ならユリ姫との賭けは成立しないと言うが、ペドロは「問題ありません 今回は表向きにはなんの問題もないということです 彼らは全員選別者であり私は試験管ですので試験を執り行う権利があります この列車で塔の掟を破っているのはただ二人… あなた方ではありませんか姫 賭けを受け入れたのも自業自得でしょう」と言い放った。

対してユリ姫はザハードの姫はスレイヤー級のFUGが現れた場合は越権行為が黙認されて制裁を加えることができると言うが、ペドロはそれには許可が必要で外部との通信が遮断された列車でどうやって許可を得るつもりなのかと煽り、さらに「あの少年は勝負には勝てません 姫もここで塔の掟を破った異端者として命を落とすことになるのです 私は座ったままお二人の命を頂戴するまでです ホワイト様の復活と 目障りなスレイヤー候補を抹殺する名分を同時に得られる その上ザハードの姫命まで頂戴できるとは!! なんと完璧な計画でしょう!!」と笑い始めた。

するとユリ姫は笑うペドロをキモいと思いながら「あ〜あ〜可哀想…に実はザハード家の許可ならとっくにもらっているのよね この「3D眼鏡」 「録画転送」もできちゃうのよ」と明かしながら外部から切り離された列車さえ遮断できない灯台オペラで、レフェリスタ・ザハードが状況を把握して処理してくれて、ザハード家からとっくに討伐命令が出ていることを言った。

そしてユリ姫はペドロを睨み付けて「あんたを叩きのめして夜がどこにいるのか吐かせてやるわ この斑目野郎 いつまで余裕ぶっこいて座っているつもり? さっさと立ちな 戦いの時間よ」と言い放ち、ペドロは「私を困らせないでくださいよ姫…!」と言いながら不気味なオーラを漂わせながら立ち上がった。



269話(38F 地獄列車─💲ショー─ 17)

「うわあああああああああああああ!! ちくしょう!! 助けてくれ!! ビオレ!!」とプリンスが叫ぶなか、夜は自分とホアキンのドルを考えて、一度しか加工できないホアキンが1回目から下降する確率は低いと考察しながらも「でもその一度の下降が今回なら…? もしドルを賭けるタイミングを間違えてプリンスさんを助けられなかったら? それでプリンスさんが死んでしまったら…? 予測しても無駄だ…!」と思考を巡らせ30ドルでプリンスを助けに向かいながら「そんな確率に… 人の命を預けられない…!」と思っていた。

それを見て、クンは「ちょっと多いな…!」と感じ、ラヘルは「それでも耐えたほうね」と思っていて、最後の分身は「さあ果たして… ホアキンは降りるのかな?」と呟いていた。

クンは30ドルが夜の限界だと理解しながらもホアキンが降りなければ思った以上のドルの損失になると考えながら、夜の指示に従ってプリンスを潜水艦から脱出させて、プリンスの救助に成功した。

ラヘルはクンに「おめでとうございます 見事救出成功ですね 30ドルならかなり節約したほうじゃないですか?」と言い、クンが「ああ22ドルぽっちしか持ってないお前たちよりよっぽど有利だ」と答えるが、ラヘルは「でも足りますか? わかってるくせに… 残念ながら夜はあなたとは違うんですよ薄情者さん」とフッと笑いながら返した。

場面は変わり、夜とホアキンへ。

人質を救出させた夜にホアキンは「体力もあまり残っていないというのに… たった30ドルで助けるとは 120を3で割ると40だから… 無理してでも3人全員助けるつもりか 君はどこまでも慈しみ深い人間だ」と言った。

場面はそのほかの者たちへ移り、蓮梨花はプリンスを心配しながらもプリンスは恥を晒したことを落ち込んでいて、ベロ・ベロたちも夜の払ったドルについて話していて、ラークは心配そうな顔をしていた。

そして次はホアキンチームのブエーサルが人質に選ばれ、ホアキンが救出に降りるのか注目が集まる。

ホアキンは夜に君主というものを知っているかいと話しかけ「朕がここに忍び込む前スレイヤーだった頃の話だ」と語り出し、かつて外塔のとあるエリアの二つの国の王になり、どちらの国でも自分のことを信頼させながら二つの国を犬猿の仲にさせてずっと戦争を続けさせて、約十億人もの人間を死なせたと明かし、「その絶望と苦しみと憤りに満ちた魂の味と言ったら 実に…言葉では言い表せないほどの… 「極上の味」だったよ」と不気味な表情で言った。

さらに全て最初から二つの国を争わせる計画だったことを明かして「戦争で犠牲になった二つの国の魂を食らうために長い年月をかけて大事に育てた「畑」だった…!! その二つの国には朕の強力な呪術がかけられていた!! ザハードのクソ姫さえいなければ朕は最強の神になれたのに 残酷だと思うか? だがこれが現実なのだよ 君主の力は大衆の憤りと愚かさを利用することから生まれる 偉大なる絶対強者の誕生のためには多くの犠牲が必要不可欠…! それに気づかない限りスレイヤーであれ王であれ決してなれやしない あそこに乗っている者(ブエーサル)には悪いが朕の勝利のためにはやむを得ない 勝利のために朕はあの者を見捨てる あの者は絶対強者の勝利のために存在する消耗品みたいなものだからな」と言い出した。

すると夜の中の太陽のようなものが激しく燃え出し、夜は「…勝利のための消耗品だなんて… 撤回してください 撤回しろ 少なくともあの人はあんたのために戦ったんだ あんたみたいなクズのために命まで懸けて…!!」と怒鳴りながらものすごい殺気を放った。

270話(38F 地獄列車─💲ショー─ 18)

ホアキンの発言に激昂した夜は「あんたは…クズだ 人の苦しみと犠牲を都合よく正当化しているだけじゃないか!! それらしい言葉で言い繕って自分を合理化している!! この世の誰一人としてあんたのために犠牲にならなきゃいけない理由なんてない!!」と言い放ち、ホアキンが「フッそれで? この状況で君に何ができるというんだい?」と鼻で笑うと、夜は「僕は… 助ける…!」と言って、残り5カウントしかない状況で敵チームを助けるために夜は降下した。

クンが「夜!?」と叫ぶなか、ラヘルとラークは「やっぱり…!」と思っていて、クンは続けて「だめだ夜!! そいつは敵なんだぞ!!」と叫びながら「やめろ夜!! 敵なんだぞ!! それにもう手遅れだ!! いくらなんでも無茶だ! このタイミングじゃラヘルが溶解液の高さを上げただけでもお前は死んじまう!」と考えるが、夜はクンに潜水艦の扉を開けるように言い、クンは「くそ…! だめなんだって!敵を救うのに10ドルも使うなんて…! 頼むラヘル…! 溶解液の高さを変えないでくれ!! 頼むからボタンを押すな俺の手!!」と葛藤しながらも扉を開けて、夜はブエーサルを助けることに成功した。

夜の行動にボーロたちも最後の分身たちも驚かされる中、ラークは「…うむ それでこそお前だ黒亀」と呟いた。

そしてラヘルはクンに「言ったでしょ 夜とあなたは違うって 夜はいくら敵だろうが人を見殺しにはできないんです でもあなたが潜水艦の扉を開けるのは意外でしたね まさか夜のいい人がうつっちゃいました?」と笑みをこぼしながら尋ね、クンは胸を押さえながら「くっちくしょう…! 俺はなんてことを… こういう偽善っぽいことは心臓に悪いんだよ…」と言い、続けて「お前こそ 溶解液の高さを変えなかったじゃないか たった10ドルで夜を殺せたのに…なぜだ? 今さら未練を感じているとか…? いったいお前の目的はなんなんだ? お前は夜を殺そうとした なのになんで今回は… お前は本当に夜を憎んでいるのか? …はっきりしろいったいどういうつもりなんだ お前のそういう中途半端な行動… 何を企んでいるのかは知らないが夜を利用しようってんならただじゃ置かないぞ」と鋭く言い返した。

それに対してラヘルは「…私もこれ以上夜に追いかけてきてほしくないと思っています それは本心です あなたも知っているでしょ? 夜は自分の意志で私を追いかけてきたと…」と返し、クンは「よし…じゃあこうしよう このゲームで夜がどんな選択をしようと 俺は無条件で夜の決定に従う」と拳を握り締めながら言った。

場面は変わり、夜とホアキンへ。

それを見ているサッチはボーロと夜が下降するたびにスピードが上がっていることを話しながら、「もしかすると極限の状況で初めて覚えた敵への殺意が 少年の隠された力を引き出しているのかもな…」と考察していた。

そしてホアキンは敵のことを助ける夜の慈しみ深さを褒めながらも「しかしその調子では自分の仲間を失いかねないとは考えないのかい?」と尋ねるが、夜は息を切らしながら「僕は…みんなを 助けます ここにいるみんなを!! 僕が助け出してみせます!! ここにいる誰一人としてあなたの勝利の犠牲にはさせません!! あなたみたいな人のために犠牲にならなきゃいけない人なんてどこにもいないから!!」と叫びながら宣言した。

場面は変わり、ラヘルとクンへ。

クンの発言を聞き返すラヘルに、クンは夜が全員助けるなら潜水艦の扉を開け続けると言い、ラヘルがそれではあなたたちは勝てないと警告するが、クンは「ああでもそれが夜のやり方だ お前が拒んで突っぱねようとした夜の姿なんだ だから俺は夜の選択に従う ここから俺とお前の勝負じゃなく… 「夜とお前の勝負」だ」と宣言し、「だから ここでお前が負ければお前は夜に負けたってことになる」と続けた。

場面は変わり、夜たちへ。

夜は続けて「僕が知っている犠牲はあなたが言うようなものじゃない! 大事な人たちのために自分の命をも差し出せる!それが犠牲だ! あなたが言う犠牲なんかよりよっぽど価値があるものなんだ…!! だから誰一人として あなたに犠牲と選択を強いられていい理由なんてない!! あなたは間違っている!! だから僕がみんなを助けてあなたを打ち破る!!」と力を増大させながら宣言していて、それをボーロとサッチとダニエルは何も言わずに聞いていた。

その発言にホアキンは目を細めながら「どこまでも暑苦しいヤツらだまったく…」と呟いた。

場面は変わり、ユリ姫とペドロへ。

ペドロが自信ありげに立ち上がり、エヴァンは情報の少ないペドロが何か駒を隠しているに違いないと感じていた。

ペドロは「私が死ぬはずなんてないから」と自信満々なユリ姫の発言を聞いて、「大した自信だな真田ユリ・ザハード さすがは前途有望とされるハイランカーの一人 反面こっちはFUGの名のないランカーだ 彼女からすれば私なんてサメの前に放たれたイワシのようなもの だが私はイワシではなく… しいて言うならばフグ 巨大なサメですら死に追いやれる毒を持つ…」と考えたていた。

エヴァンはユリ姫にペドロが何かを隠していることを忠告して、ユリ姫がわかったと答えるが、エヴァンは「…とか言いながらいつも行き当たりばったりじゃないですか」と小言を付け加えると、ユリ姫は「だって そっちのほうがうんと…! 面白いんだもん!」と言いながらパンチを繰り出した。

軽く振るっただけのパンチが神之水を吸い取るほどの力を持ち、凄まじい爆発力を発することにペドロは顔を歪めるが、ユリ姫はその後も「えいっ!」と可愛い声で凄まじいパンチの連打していく。

その連打をペドロはカラカから授かった決戦用オブザーバー「パープルディメンター」と言う気持ち悪いハイランカーさえ恐れる兵器の後ろに隠れてやり過ごしていた。

それを見たユリ姫は「やっぱり駒を隠し持っていたのね いいわさっさと片付けて夜の居場所を吐かせてやるわよメダカちゃん」と舌を出しながら言い、ペドロは「思い通りにはいきませんよ…姫…!」と答えた。

271話(38F 地獄列車─💲ショー─ 19)

ペドロは夜の居場所を知りたいならオブザーバーを倒してみてくださいと言いながら、オブザーバーの影に隠れ、エヴァンはユリ姫に古代オブザーバーを警戒するように念を押す。

しかし、ユリ姫はエヴァンに「あ〜あ〜ほんと ブツブツうっさいわねえエヴァン そもそもあんたが道を読めてたらこんな苦労もせずに済んだんだからね!」とキレながら言い返し、「ここは強行突破あるのみ!!」と突っ込みながらオブザーバーに攻撃し、ペドロは「やはり予想どおりですね 姫…! どうぞ思う存分暴れてくださいな!!」と思っていた。

ユリ姫がオブザーバーに攻撃する中、エヴァンは「硬い いくら姫が本気を出していないとはいえダメージを食らっている気配がまったくない あんな兵器を隠し持っていたとは スレイヤー「カラカ」 思ってた以上にヤバいヤツかも…!」と考えてた。

またペドロは「フフッ… その調子でじゃんじゃん攻撃してください」と不気味に微笑みながら、「姫が思いきりかかってきてくださるまで 私は隠し続けます パープルディメンターの「秘蔵の武器」を…!!」と企んでいた。

パープルディメンターはユリ姫の攻撃を避けながら口から強烈な砲撃を放ったりしてユリ姫を圧倒し、ペドロは「あなたも私もパープルディメンターにとってはまだまだ未熟者だということですよ!!」とユリ姫を挑発する。

ユリ姫はなんの挑発にもなってないと言いながらも挑発に乗って突っ込み、ペドロはパープルディメンターにはハイランカーですら失神するほど強力な毒が隠されていて、その警戒を解くためにユリ姫に好き放題に攻撃を許していたと心の中で語った。

そしてペドロがその毒を放射しようとしたが、それが止まり、ユリ姫は「あ〜あ〜 さっきからバレバレなんですけど? こいつの右手の人差し指 さっきからここだけやけに大人しくて 何か狙ってる感じがプンプンしてたのよね 何を隠しているのかな? まさか秘蔵の武器とか…? どれだけ優れたオブザーバーでも 扱うヤツがヘボければ 結局その程度ってことなのよ…!!」と言いながらオブザーバーの指を破壊して「…やっぱり毒ね 汚いヤツ いくら私がバケモノでもこういうのは卑怯なんじゃない?」と指を鳴らしながら言った。

それを見てエヴァンは「…外からじゃビクともしないから 中に直接神之水を注入して破壊したってわけか」と考察しながら「……姫 安心しました脳みそは飾りじゃないようで…」と失礼なことを思っていた。

秘蔵の武器がバレてもペドロはパープルディメンターの能力はまだまだあると言いながら、口から最大出力の高密度神之砲を放とうとするが、ユリ姫も「ならこっちも 神之砲よ!」と言いながら「真田家神之水波動拳 真田ユリ特殊技 レッドベルベットスウォード!!」をお見舞いし、パープルディメンターをメラメラと燃やした。

オブザーバーを壊されたペドロは「これは… 非常に困りましたね」と呟きながら構え、ユリ姫が距離をつめて攻撃を繰り出すが、ペドロはそれを見事に避け続けた。

それをユリ姫は「あらあなたなかなかやるわね ザハード親衛隊になれるんじゃない?」と感心するが、ペドロは「お褒めの言葉…どうも ですが残念ながら 私の目的は あなたの「命」です!!」と言い、攻撃を繰り出す。

その攻撃を避けながらユリ姫は「…そう だったら こっちも「真面目に」相手してやろうじゃないの!! 生意気に私の命を頂戴するなんてほざいた罪!! きっちり償わせるわよ!!」と言い、そして「いい?これが… スカッとパンチだぁぁぁ!!」と言いながら強烈なアッパーを食らわせてペドロを吹っ飛ばし、「へえ 最後だけは潔く吹っ飛んでくれるのね」と勝利を収めた。



272話(38F 地獄列車─💲ショー─ 20)

ペドロを倒したユリ姫は夜に会いに行くために夜の居場所を聞くが、ペドロは「たぶん…無理でしょう 姫…」と呟き、さらに続けて「彼らはもう…抜け出せない罠にハマってしまったのです 仮にジュ・ビオレ・グレイスが勝ったとしても… コアに…溶解液が撒かれるように仕組まれていますから すべておしまいです」と言い出した。

場面は変わり、ゲーム会場へ。

ポロ・ポーは夜のために休憩を挟んであげていたが、疲労がピークに達しているのに敵まで助ける夜に困惑していた。

また最後の分身の美少女は「…「英雄」になりたいのかしら それとも 自分が普通の人間であることを諦めたくないとか?」と呟きながら、ペドロとの会話を思い出し、ペドロから最後のゲームに参加する許可と夜に協力した場合は相応の責任を取ることとどんな結果でもホワイトの復活はカラカの協力によるものだと言われていた。

そしてゲームでは次の人質としてアークラブターが選ばれた。

ホアキンは夜に「全員を助けてゲームでも勝つだと? そんな理想的な勝利が存在すると本気で思っているのか? 生意気な 実に生意気だジュ・ビオレ・グレイス この塔は弱肉強食 強者が弱者を食らいさらなる強者がその強者を食らう 獲物なくして猛獣は存在しえない そのような世界で君一人で全員を助けて英雄になろうだと? 実に恐ろしく生意気だなジュ・ビオレ・グレイス」と言い、その間に人質となっているアークラブターが下降した。

さらにホアキンは続けて「…まあいい君とはどのみち決着を付けねばならない 君が全員を助ければ何もせずとも朕の勝利は確定するが… 朕はそんな勝利など望んでいない これは信念を懸けた戦いだ 朕は今回20ドルを支払って下降する 自信があるなら追ってみろ」と言った。

そして人質が下降し続けてカウントが20になったところで夜が少し出遅れながらも2人はほとんど同時に飛び出し、ホワイトは夜と並走しながら「…速いな さっきまでよりさらに速くなっている いったい何が君をそこまで突き動かしているんだい? そんなに彼を助けたいのかい? いや 君はただ「皆」を助けることにこだわっているだけだ 自分の信念を貫くために他の者たちまで危険に巻き込んでいるのだよ」と言った。

その2人の光景を見ながらホアキンが飛び出したことに驚いたクンはラヘルに「何もしなくても勝てる状況で降りていくとは… お前んとこのサイコパス王も理性的とは言えそうにないな」と言い、ラヘルは「…ええまったく同感です ですが彼はとんでもなく強い 夜が彼に勝つのは不可能でしょう」と返した。

場面は夜とホアキンに戻る。

ホアキンは続けて「だが朕は違う朕は君のように偽善者になる必要がない なぜなら朕は元から唯一無二の存在だからだ!」と叫びながら「ホワイト流怨霊剣 死者百弑」という技を繰り出し、夜はそれに耐えながら「使うつもりのなかった技ですが…!」と言いながら「ユハン流神之水操作術 孔雀の翼」という放を8つ使う技を返し、さらに「ユハン流神之水操作術 渦巻」と放ちながら「信念なんてどうでもいい! 僕はただ目の前の人を助けたいだけだ! 助けたい人を助けるのに あんたが言うような大それた目的や計算なんていらない!」と叫んだ。

そして攻撃でホアキンの動きを止めた夜はホアキンを置いてスピードを出してアークラブターの救出に向かう。

ホアキンは「…これは驚いた こんな短時間で朕の目の前まで迫ってくるとは 認めようジュ・ビオレ・グレイス 君が実に凄まじい才能を持って生まれた もしかすると君ならいつか朕のように犠牲や血を伴わずとも 塔のてっぺんに立てるのかもしれないな だが朕はそんな君を否定する 君は朕の知っている塔の掟に背く者だ 君は突然変異に過ぎない だから… 消え失せろ…!」と思いながら「咆哮 幻影使者剣」と言う強烈な攻撃を夜に向けて放った。

その攻撃を夜が「よけられ…!」と思っているとアークラブターが夜に守るように覆いかぶさったが、謎の剣が現れてよけられないホアキンの攻撃を夜たちから守った。

その剣を放ったのは最後の分身で「…もうやめましょうホアキン あなたは本当に… どこまでも本性を捨てることができないのね」と言い出し、ホアキンが「本性だと… 何を言っている? ろくに朕を知りもしない貴様に何がわかるというのだ?」と返すが、最後の分身は表情を歪めながら「うーん…あなたが思っているよりずっと昔から見てきたんだけど? なぜなら私は… あなたの犠牲になった数十億という生け贄… 彼らの恨みが集まってできた… 怨恨が作り出した新たな「分身」だから」と言った。

そして最後の分身は夜の前に瞬間移動し、「ジュ・ビオレ・グレイス… 全員を助けたいというあなたの考えには いつか必ず限界が訪れる でも私たちは今はまだそのときじゃないと判断したの いいわ 私たちはあなたを選ぶことにする あなたに私たちの力を分けてあげましょう」と言って、夜の体に剣を突き刺した。

一同が驚く中、最後の分身は続けて「ホワイトが集めてきた数十億の魂の力… 彼らを代表してあなたにその力を授けてあげる あなたが彼らの恨みやつらみに耐えられるのなら あなたが彼らを受け止める器になれるのなら 凄まじい力を手にすることができるはずよ」と言った。

273話(38F 地獄列車─💲ショー─ 21):神回!

ペドロの溶解液を撒いてジュ・ビオレ・グレイスとその仲間たちだけが死ぬという発言を聞いてもユリ姫は「悪いけど 夜は死なないわよ鼻ヒゲおっさん 私が一番よくわかっているから あいつは絶対に死なない 何があっても生き延びて私と再会するの ずっと前からそうなるって決まっていたのよ だから早く夜の居場所を教えなさい」と自信たっぷりに返した。

場面は変わり、夜が最後の分身に剣で刺されたところへ。

刺された後に夜は急激な力がみなぎり、嘘みたいに体が軽くなり、それを見た最後の分身は「あら… 案外すんなり体に馴染んだようね 普通ならショック死してもおかしくないのに…」と言い、さらに続けて「私はホワイトの犠牲になった怨恨の集合体 ホワイトがザハードの姫に負けて制御が弱まった隙に兄弟の一人と融合してできた分身よ あなたに授けたのはホワイトが集めていた怨恨の力の一部 昔ホアキンが列車に乗り込んだとき…彼らの霊魂をコントロールしきれずに自分を5つに分類させたの あなたに授けたのはその霊魂の力 いわばホアキンに対する憤りと恨みの集合体ね」と説明しながら、普通なら凄まじいショックを受ける力をすんなり受け取った夜を不思議に思っていた。

そして、夜の目は太陽のように輝いていて、その目を見ながらホアキンは「…不愉快な目だな」と思っていた。

その頃、助かったアークラブターは、「ちくしょう… 俺が死んでいれば… 次のヤツが助かったのに…」と悔しがっていて、ダニエルはアッカーに「敵の命まで助けようとするなんて… まったく読めないヤツだよ」と話しかけ、アッカーは「まったくだよ… 私たちとは大違いだ… 誰一人犠牲にするまいと踏ん張っている」と返した。

その後、ホアキンチームの人質としてエンジェルが下降し始めるが、残りカウント5のところで夜は助けに向かい、体の軽さを実感しながらエンジェルを助けて、夜は「この力があれば… できる…!」と思っていた。

ホアキンは夜の輝く瞳を見ながら「その目… 本当に貴様は朕が集めた力を吸収したのか?」と問うと、夜は「…そうみたいですね あなたの生で犠牲になった魂たちが… 僕にあなたを打ち負かしてくれと語りかけてくるんです」と答えた。

場面は変わり、ダニエルとアッカーの会話へ。

アッカーが「ダニエル… 私たちにも…できたんじゃないかい? 600年前のあの日… ホアキンの呪術書を見つけたとき… 誰も犠牲にすることなくホアキンに勝つ方法が…あったんじゃないだろうか」とダニエルに話しかけたところで600年前の列車の回想に入る。

サッチが「これ以上体を維持するのは困難だ… 我々はこの呪術陣で肉体を再び5つに分離させ… 4人の分身を列車に残して改めて復活を狙う 朕が戻って来た時に呪術は完成し昔の力を取り戻せるはずだ だがもし呪術陣に一つでも余計な魂が混ざってしまえば 呪術は失敗に終わり我々は永遠に列車に封印されることになる だから列車に乗っているヤツらに殺し合いをさせよう」と書かれたホアキンの呪術書を読み上げ、ボーロたちが誰を犠牲にするのか話しているところでローエンが「わ…私がやるわ! 私にやわせて…! みんなを危険に晒してしまったのは私だから…!自分でケジメをつけたいの…!!」と提案した。

一旦現在に戻り、そのことを思い出しながらアッカーは「みんな口では止めたが…内心は… ローエンが犠牲になってくれるなら…と思っていたのかもしれないねえ 私たちにとって死はあまりにも恐ろしいものだったから… ああ… たった一人…ダニエルお前を除いては…」と語り、また回想に戻り、ボーロチームがホアキンを封印した夜へ。

ボーロたちはホアキンを部屋におびき寄せ、攻撃を仕掛けてくるホアキンにボーロが相対しながら「お前は俺が知っている限り最高の剣士だ だが俺も今まで一度も剣士相手に負けたことはない! だから…!一度くらいは…!」と思いながら、ホアキンの攻撃を見事に返した。

その時、ホアキンの足元には呪術陣が敷かれていて、「いらっしゃいホアキン サッチの呪術師としての知識がこんなふうに役に立つなんてね さあ永遠に 眠りにつく時間よ」と言いながら呪術陣の中にローエンが現れ、それをダニエルが必死に止めようとするが、そのダニエルをアッカーたちが止めていた。

そしてボーロやアッカーたちはローエンがそこにいるのを驚きながらも、実は心の中ではローエンがそこで犠牲になることを願っていたということが語られた。

場面は回想から現在に戻る。

アッカーは「すまないダニエル…」と呟くが、ダニエルは「…もういい 俺が君たちを憎んでいたのはローエンが犠牲になったからじゃない… ローエンと一緒に死のうとした俺を… あのとき死なせてくれなかったことを…恨んでいたんだ」と明かした。

その頃、ゲームは次のラウンドに移っていて、今度はマナが夜チームの人質として下降が始まった。

クンはラヘルに「潜水艦を開ける10ドルを除けば両チーム22ドルで並ぶことになる… ホアキンが決着を付けるつもりならこのターンで降りていくことになるが… どっちが勝つと思う?」と問いかけ、ラヘルは「…… もちろん私が選んだ剣です」と答えた。

そして、夜とホアキンはカウント20で同時に飛び出し決着を付けることに。

ホアキンは吸収した力のお手並を拝見すると言いながら「ホワイト流怨霊剣 死者千弑」と放ち、夜は「数千本もの剣が読めない軌道を描いて降りかかってくる まるで… 生きているように…!」と思いながらも、「でも今なら突破できる!!」と思い、神之水に乗ってホアキンの攻撃をすべて躱して、ホアキンを拳で殴った。

殴られたホアキンはキレながらも「本当に… 本当に朕の力を吸収しやがったのか!?」と思い、「…ふざけるな!! その力は朕が手に入れたものだ!! 返しやがれジュ・ビオレ・グレイス!!」と怒鳴って、「ホワイト流怨霊剣 死者烈蹟」と言う技を繰り出す。

しかし、夜は攻撃を物ともせず「違う… これはあんたの力じゃない… あんたのせいで犠牲になった人たち その一人一人が抱えている あんたへの憎しみだ…! これは 傲慢なあんたへの 彼らの刃だ…!」と言い返しながら、神之水で剣を作り出した。

夜はさらに続けて「これは あんたがなぶり殺した人たちが生み出した力なんだ!!」と言いながらその剣で攻撃を繰り出した。

ホアキンはそれを受けて「そんなバカな…! これは…! 朕の剣術ではないか…!!」と愕然としながら「ま…まさか 朕の力を吸収したことで… 剣術まで真似られるようになったというのか!! き…貴様はいったい 何者なんだバケモノめ!!」と言うが、夜は「バケモノっていうのは…あんたみたいな人を言うんだよ」と返す。

そして夜は剣を振りかぶってホアキンに攻撃し、ホアキンは夜と剣を交えながら「よくも横取りしやがって!! 認めないぞ!! それは朕の力…朕の剣術だ!! 返せ!! それは朕のものだ!! 朕だけのためのものなんだ!! 朕は偉大で唯一無二の!! 神…!」と取り乱しながら叫ぶが、夜の巨大すぎる攻撃の前に散っていった。

そんなジュ・ビオレ・グレイスが勝ったところを見ながらダニエルは「本当に… 全員の命を守って勝ちやがった…」と呟き、「見ているかローエン ここに凄まじい男がいる 誰一人犠牲にすることなく ホアキンに勝ちやがった」と心の中で言った。

そして夜はマナを救出し、ポロ・ポーは「ビオレチームが人質救出に成功しました!! ホアキンは試合再開不可! 今回のゲームの勝者は!! ジュ・ビオレ・グレイスチームです!!」と宣言した。

みんなが夜を称える中、アッカーはダニエルに「ダニエル…ずっと言えなかったことだが… あの夜…私たちは…ローエンの犠牲の上に生き残った卑怯者だったが… 最後にお前を死なせまいと止めたことだけは… 誰一人後悔などしていないよ なぜならローエンは…他でもないお前のために死んだんだからねえ…」と言った。

場面は変わり、600年前のボーロチームがホアキンを封印する前夜へ。

一人たたずむローエンを見て、ダニエルが「…ローエン? こんな時間に何してるんだ? みんなもう寝ちまったぞ… 明日はホアキンとの決戦が…」と言いかけたところで、ローエンは「私… 決めたわ 明日…必ず命懸けでホアキンを封印してみせる」と言い出し、ダニエルが驚いて「ローエン…それは…!」と言いかける。

ローエンは続けてダニエルへの思いを語った…。(ローエンの言葉全文はぜひ本編でご覧ください!!)

274話(38F 地獄列車─💲ショー─ 22)

夜がみんなのところに戻って体調に問題がないことを伝えたながら「でもさっきまであった力は消えてしまった どこに消えたんだろう…?」と考えていた。

そこへ最後の分身の美少女がやってきて「やるじゃないあなた まさかここまで力を使いこなせるとは思っていなかったわ 霊魂に力負けして精神が崩壊しちゃうんじゃないかって心配してたんだけど」と声をかけると、ラークが「ふざけんなガキ亀!! 俺様の部下にそんな危険を押しつけてたってのか!?」と文句を言い、それに対して最後の分身は「ガ…ガキ亀!? 勝てたのは私のおかげでしょ!!」と反論した。

その後、最後の分身は改めて夜にお礼を言い、「おなたのおかげで私たちも少しは恨みを晴らせた あなたの中に込められた霊魂はこれからもきっと大きな力になるはずよ 完璧な復讐なんて存在しないかもしれないけど… ホアキンが吹っ飛ばされたときは胸がすーっとした ありがとうジュ・ビオレ・グレイス」と言った。

夜はその言葉に対して自身もお礼を返した。

またダニエルも最後の分身の元にやってきて、一つ聞きたいことあると言って「君の中に… ローエン・ユイア… 彼女もいるのか…?」と尋ねると、最後の分身はおそらくいると答えながらも「ごめんなさいダニエル 私はすでに全体であり一つ 一人ひとりの人格は死んだも同然なの あなたが何を言いたいのかはわかるけど… 彼女が戻ってくる可能性はゼロよ ゲームに介入するために進行者に嘘をついただけ ごめんなさい」と返した。

するとダニエルは残念そうな顔をしたながら「そっか… じゃあ… 君の中にいる彼女に伝えてくれないか?」と言い、続けて「俺も… 「君を愛してる…」って… 戻ってきたら真っ先に伝えたかったことなんだ 返事も聞かずにあんなふうに逝ってしまうなんて…ひどいよ 俺も…こんなに君を愛してるのに… だから… だからローエン… ありがとう… 俺を救ってくれて ありがとう… 俺を愛してくれて…」と涙を流しながら伝えた。

その頃夜に敗れたホアキンは昔のことを思い出していた。

ホアキンは、父でありアリエ家の家主であるアリエ・ホーンに駆け寄り、「私、ホアキンと申します!! 父さんはお忘れかもしれませんが! 私は父さんの血を継ぐ誇り高きアリエの一員です! 父さんが浮遊船にお見えになったと聞き一目お目にかかろうと駆けつけました!! 私はいつか父さんを超える剣士になるのが夢です!」と自己紹介をしながら語った。

するとアリエ・ホーンはホアキンに見せたいものがあると言ってアリエ家の祭壇に連れてきた。

そしてアリエ・ホーンは「ふむここは私の階であり私の家門 彼らは私のために建物を築き私のために歌を歌う 偉大なるアリエの剣と戦えるのは10家門の中でも真田家とクン家のみ だから息子よ いくら努力しようとも 「ここでお前が」父さんを超えるのは不可能なのだよ 私に仕えている家臣たちや 夫人たち 数え切れないアリエ家の子供たち 彼らの骨と身と血が集まり アリエという偉大な一つの剣を作り出し それらすべての上に私という存在が君臨しているのだからな 息子よ もしもお前もこの剣の一部になりたいというのならば 父さんのもとで成長し犠牲になりなさい だが それでも私を超えたいと思うのならば ここから出ていきなさい ここから出ていき 悪魔となって戻ってくるのだ」とホアキンの頭に手を乗せながら怖い目をして語った。

場面は回想から現在のホアキンに戻る。

ホアキンは昔を思い出し「父さん…」と心の中で呟いたところでホアキンの頭上から溶解液が吹き出した。

場面は変わり、クンとラヘルへ。

クンが勝負に勝ったことで、ラヘルに夜とラヘルの過去を尋ねたが、そのタイミングで溶解液が流れ始め、ラヘルは「やはり… FUGは最初からあなたたちを生きて返すつもりはなかったようですね 間もなくここは溶解液で溢れかえります 最初から…彼らはなんとしてでもあなたたちを殺す気だったということです 今日は彼らにとって壮大な物語の始まりに過ぎませんから あなたたちがどんな結果を導き出そうと すべては最初から決まっていた通りに進むんです」と言い出した。

その頃、真田ユラはキャリーバックを使ってホアキンを回収していて、さらにラヘルのことも回収しに向かう。

ラヘルはユラのキャリーバックでテレポートする前にクンに「私たちは列車に残って「管理者が死んだ階」に向かう予定です エンリュウが塔の管理者を殺した… 夜のトゲが発見された階へー もしそこでまた別のトゲのカケラを見つければ わかるかもしれませんね夜の正体が… 実は私も気になって仕方ないんですよ いったい夜は何者なのか だからまた会いましょうクン3 ここから生きて出られればの話ですけど」と言って去り、さらに夜にはテレポート直前で「夜… 覚悟することね 今度会ったときは 私たちは「敵」よ」と言って消えた。

場面は変わり、ユリ姫とエヴァンへ。

ユリ姫がペドロから夜までの道を聞いたがそれは到着まで4時間もかかる道であった。

ユリ姫はエヴァンに他の道を尋ねるが、エヴァンは他の道が丸々消されていることを言いながら何かを思いつき「ま…待ってください姫! あ…ありました…! 姫と少年が会える道が…!!」と言い出し、ユリ姫が食いつくとエヴァンは「で…でも姫… その道を選べば 姫命が脅かされることになるかもしれません それでも少年に会いにいきますか…?」と尋ねた。



275話(38F 地獄列車─💲ショー─ 22)

ユリ姫がエヴァンにどんな道なのかを尋ねるとエヴァンは溶解液で溢れる水路に乗ることだと言い、さらに神之水を使うと管理者から制裁が入るからほとんど神之水を使えないと伝えた。

するとユリ姫は「…え!?溶解液が流れる水路を丸腰で… それって…!!」と言おうとしたところで、エヴァンが「や…やっぱり危険すぎますよね! もし姫の身に何かあったら」と遮るが、ユリ姫は「全然大したことないじゃない」と続けた。

エヴァンは溶解液は工房じゃないと扱えないくらい恐ろしい液体だと止めようとするが、そんなエヴァンにユリ姫はゲンコツを食らわせながら「今何が一番大事かわかる?エヴァン その溶解液で私が死ぬ可能性が0.5%でもあると仮定して その上で私たちがその小さな危険を受け入れることで何ができると思う? 今まさに死にゆく命を助けることができるのよ助けに行こう」とにこっと笑いながら言った。

場面は変わり、溶解液が流れるゲーム会場へ。

真田ユラのテレポートによってカサノや旅人も会場から消えて、チャン・ブラドロードとクエトロはエンジェルとブエーサルを抱えて牢屋から脱出を始めていた。

夜は潜水艦に取り残されたクンを助けに向かうとクンは鮎によって助けられて夜の元にたどり着いた。

再会したが感傷に浸っている場合でもなく、クンが脱出方法を焦りながら考えているとファリョンが溶解液の噴出口を見ているのに気がついた。

そしてクンは、ラヘル(エミリー)がいなくなったことでファリョンが道案内の勘を取り戻したことに賭けて、みんなにも溶解液の噴出口に向かうように言って、サッチが作った道を辿ってみんなで向かった。

生き残る道があること祈りながら噴出口に到着すると、そこには2つの人影があり、それはユリ姫とエヴァンだった。

ユリ姫はたどり着いたみんなを褒めながら、夜の成長を確かめたあと、管理者の制裁も恐れずに神之水を使って全員を会場から脱出させた。

脱出後、ユリ姫と夜は向き合い、ユリ姫が思い切り腕を広げたかと思うと夜を抱きしめ「大変だったわね坊主 今は何も話さなくていいから… ゆっくり休みなさい」と優しく言い、夜は「…… ……はい」と答えた。

276話(38F 地獄列車─ユリ・ザハード─ 1)

ユリ姫登場に一同が「誰なのか」と困惑していたが、夜が真田ユリ・ザハードだと紹介するとクンは驚き、ユリの発言に反論するラークの口を抑えて「口を慎め あの女が誰だかわかってるのか? 真田ユリ・ザハード… 13月を二つも所有しているザハード家の姫だ 10家主の一人である真田ユリンの血を強く受け継ぎ超スピードでハイランカーになった天才 その上性格まで家主に似てハンパなく短気だっていう噂だ 気に入らなければあのザハード王の命令にすら背いてしまう身勝手さで有名なんだ」と語り、周りのボーロたちもユリ姫のこと口々に呟いた。

その後、それぞれが仲間同士で話し合い、夜はユリ姫とウレックのことなどを話しながら、ユリ姫の「どうして…FUGに入ったの?夜… 試験の階で姿を消した後何があったの? 私はあんたが死んだとばかり思ってたのに…」という質問に、「…僕が試験の階で死んだっていうのは… すべて…僕をFUGに引きずり込むための芝居だったんです」と明かした。

場面は変わり、ファリョンとエヴァンの道案内同士の会話へ。

エヴァンはユハンの部屋でファリョンとすれ違ったことを覚えていて「少年をFUGに引きずり込んでスレイヤー候補にして ここまで来させたのも全部お前が作り上げた道だったってことか いったい誰のためにそんなことをしてるんだ?」と尋ねるとファリョンは「誰かのために作り出した道じゃないわ 少年が今歩いている道は… 少年が歩いている道でしかない それはどんな道案内にも作れない道なの 誰一人として足を踏み入れたことのない 完全に「新しい道」」と話した。

エヴァンはその道の果てに何があるのかを聞きながら、ユリ姫が選ぶ道がFUGに対する徹底的な征伐だけだと忠告し「本気でそんな結末を望んでいるわけじゃないだろ?」と尋ねると、ファリョンは「…さあね そうやって誰かに選択の権限を任せるのも楽でいいんじゃない? でも言ったでしょ?これは完全に新しい道だって 私たちに選択権はないの すべての選択は少年に委ねられているのよ」と答えた。

場面は変わり、列車内のとある奥地へ。

そこにはテレポートしたユラたちが現れた。

カサノの仲間のオレンジ髪の旅人がユラの能力を褒めると、ユラは「エミリーさんの力がなければここまではできません!」と謙遜しながら、さらにホアキンやラヘルをキャリーバックから出現させた。

そしてテレポートによって救出されたホアキンが自分が負けた上に助けられたことを恥と思っていると、ラヘルが「ホアキン「さん」 私たちはあなたを助けてあげたので あなたには私の「家来」になってもらいたいんです どうです?」と言い出した。

ホアキンが「…何?」と聞き返すと、ラヘルは「命を助けてあげたじゃないですか だから今度はあなたに私の家来になってほしいんです 私の命令に従って敵を斬り殺す忠実な「剣」 どうですか?」と微笑みながら問いかけた。

その発言にホアキンがブチギレるがラヘルはエミリーを出して、「エミリーは神之水上で接触したすべての人の動きを把握できるのもちろんあなたの分身もね あなたの最後の分身の居場所も私たちは知っているわ だから完全体になりたいなら大人しく協力したほうがいいと思うけど? 私と組めばあなたの望みをすべて叶えることができるんだから」と語りかけた。

さらにラヘルは続けて「さて私の剣になったあなたに与える初めての指示はたったこれだけ 私たちと一緒に死の階に行って 私が使える「トゲ」を持ってくること」とホアキンの顔を覗き込みながら言った。

277話(38F 地獄列車─ユリ・ザハード─ 2)

激怒して試験の階に行こうとするユリ姫を夜は止めて、FUGにはザハードと十家門に恨みを持つ人が大勢いるからユリ姫がいけば取り返しのつかないことになると言い、さらに「僕の個人的な恨みは自分で晴らしますから 本当に大事なのは…これ以上こんな形で恨みや憎しみが繰り返されないようにすることだと思うんです」と言った。

そんな夜の言葉にユリ姫は「…しばらく見ない間に 大人になったのね あの少女の他にも… 塔を上らなきゃいけない理由もできたみたいだし」と言いながら夜の成長を実感して満足そうな表情を見せた。

続けて、ユリ姫が今後の行き先をクンに尋ねるとクンは死の階に行こうと考えている答えると、ユリ姫は死の階に行くことは何がなんでもダメだと言い出した。

そんなユリ姫の猛反対に夜が死の階がどんな場所かを尋ねると、クンがエンリュウが管理人を殺したことで有名になった43階で、管理人のいない今は無法地帯となっていて、神之水も使えるかわからないと語り、続けてユリ姫もランカーですら近づきたがらない場所だと付け加えて、夜が行くのを必死に止めようとする。

それを聞いても夜は行く決意を固めていたため、ユリ姫は自分も一緒についていくと言いながら、死の階に立ち入るに相応しい実力があると判断した場合だけ行く許可をすると条件をつけた。

夜はその条件でも笑顔で了承した。

場面は変わり、王野へ。

王野は自分の手が使えなくて、今回の戦闘で何もできなかった自分に情けなさを感じて項垂れていると、そこにファリョンがやってきて、カサノを捕まえられなくて虎助を助けられないと嘆いている王野に「ねえあなた そう落ち込まなくてもいいんじゃない? 列車に乗っている限りチャンスはもう一度訪れるから もちろん彼と一緒にね ピンチも同時に訪れることになるけど」と語りかけた。

さらに続けて「出発前にも言ったけど 列車に乗っている以上あなたたちのチームの誰かは確実に死ぬことになる しっかり考えて選択しなさいよ乗り続けるか降りるか 今回は運よく免れたけど 覚悟しておいたほうがいいわよ」と忠告した。

場面は変わり、休憩が終わって全員集合したところへ。

次の試験に行く前に、ダニエルやアッカーとは別れることが決まり、別れ際ダニエルは夜に今回のことを謝りながら夜の強さを励まして応援して、夜もそれに答えた。

その別れを見ながら、エヴァンは「死の階に行くことになるとは… なんでこんなことになったんだか… まさかこれも全部レフェリスタ姫の計算どおりってことなのか? なんだか凄まじいことが起こりそうな予感がする」と考えていた。

場面は変わり、地獄列車38階の試験へ。

試験相手はグレーガーディアンというラークにそっくりのガーディアンが登場し、ラークは「な…なんか俺に似てね!? これじゃあ亀どもが攻撃できねえじゃねえかよ!」と焦るが、クンは「おっこりゃ思う存分ボコれそうだな 誰かさんに似ているおかげで」と笑顔で言い、夜もそのやりとりを見て笑っていた。

そんな中試験が始まり、チームの実力をユリ姫とエヴァンが観察しながら見ていて、夜たち3人がずば抜けていて3人集まると力が極大化するのを感じていた。

強すぎる夜のテスト相手を見つけるのは大変だとユリ姫は考えていたが、エヴァンは次の階にかなりの強者がいるからその人物が適していると言いながら「ただ引っかかるのは… 次の駅が極めて危険な場所だということです 下手すれば少年たちがやられるかもしれません…」と言った。

場面は変わり、列車が向かう次の駅である39階のネームハント駅へ。

そこにはランチームがやってきていて、ランの名前を聞いた駅にいる人物たちは盛り上がっていて、さらに「聞き覚えのある名前ばかりじゃないの そろそろここも騒がしくなりそうね」と言いながらエンドロシやアナクやシビスやラウレが映された。

 

また、下の記事ではキャラクターや見どころや考察などをまとめてご紹介しているので、興味がありましたら、合わせてご覧ください。

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