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神之塔

『神之塔』278〜311話のネームハント駅編の大筋!エンドロシが命に危機に瀕し夜と対立する!?

目次

『神之塔』278〜311話のネームハント駅編の大筋!エンドロシが命に危機に瀕し夜と対立する!?

 

『神之塔』の概略をご紹介する記事の第五弾となります。

この記事では、地獄列車の「ネームハント駅編」の話ごとの内容をそれぞれまとめています。

ユリ姫にカイザーの名前を奪うというテストを課された夜が駅に訪れると、なんとエンドロシ姫がカイザーに負けていて、命に危機に瀕していた…!そして夜と対立することになる!?

そんな夜とエンドロシたちの再会と危機を描いた「ネームハント駅」の内容を知りたい方や、自分のお気に入りの話や伏線が何話だったのか確認したい方のお役に立てれば幸いです。

また、ネームハント駅編の前のホアキンと夜のバトルを描いた「地獄列車編」の内容は、下の記事でご紹介しているので、気になる方はご覧になってみてください。

神之塔の地獄列車
『神之塔』191~277話の地獄列車編の大筋!夜にかつてない脅威が立ちはだかる「地獄列車」まとめ『神之塔』191話~の地獄列車編の大筋!夜にかつてない脅威が立ちはだかる「地獄列車」まとめ『神之塔』の概略をご紹介する記事の...

 

278話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 1)

ザ・ネームハント駅では、ランチームの名前が放送されて、駅で待つエンドロシたちがその名前に反応していた。

ランは駅の前に現れたクマたちをなぎ倒しながらも、めんどくさいから帰ろうとするが、ラン自身が退路を壊していて帰れない上に、シアシアやノビックたちから駅に向かうように言われ、仕方なくランは駅に向かうことに。

さらに駅に向かう前に現れるクマたちをランは容赦なくなぎ倒していく。

そんな光景を見ながら、エンドロシは「すぐに後悔するわよ あんなに力をバンバン使ったらここに到着する頃には…」と言い、シビスも「だな…ここは… 「普通の駅」じゃ「ない」」と合わせ、ハツとアナクも「カイザー」という人物を狩るために動き出そうと言い出した。

その発言にエンドロシは「まあまあとりあえず待とうよ 私が狩りたい男はたった一人 遥か向こうの列車の中にいるんだから」と言った。

その頃、クン・ランが駅に到着したことを受けて、ヘッセーという選別者が狩りに動き出した。

場面は変わり、列車内の夜たちへ。

ラークは自分に似ているグレーガーディアンが倒されたことに複雑な心境をしていて、夜に「マジ倒すときこれっぽっちも罪悪感湧かなかったのか?」と尋ねると、夜は「はい むしろいつもより容赦なく攻撃できた感じがします」と笑顔でいい、クンも「確かに」と笑ってあわせていて、和やかなムードを出していた。

そんな光景を見ながら、ホワイトの最後の分身であるアルベルダは「やっぱり変ねあの少年… あんなに霊魂の力を使えば普通でいられるはずないんだけど… あれがトゲとやらの力ってこと…? あるいは… 少年が特別な何かを持っているということ?」と考えていた。

場面は変わり、ラヘルたちへ。

ホアキンはラヘルたちの代わりにガーディアンを倒して試験を通過していて、馴れ馴れしく接するラヘルに協力していて、ラヘルから夜たちが生きていることを聞くとすぐに倒しに向かおうとするが、ラヘルは「まあまあ そのせっかちな性格がたまにキズですね ちゃんと考えがありますから待てください 待たなければ…狂いが生じてしまうかもしれませんよ」と不気味な表情で焦るホアキンを制した。

場面は変わり、夜たちへ。

ユリ姫とエヴァンが夜たち全員を集めて、これから死の階に行くことを明かしながら、行かない人がいるかを尋ねるとベロ・ベロと列車から出れないアルベルダが行かない選択をして、それ以外のメンバーは行くことに。

さらにユリ姫は、死の階に行く前のテストとして次の駅のネームハント駅でカイザーという人物の名前を奪う課題を出すと、サッチがカイザーはD級三強の1人であると説明し、さらにネームハント駅では名前が奪われる特別なルールがあると説明した。

そしてエヴァンは、1000年以上ネームハント駅で名前を守り続けているカイザーを情けない留年生と言いながらも夜たちには手強い相手だと言い、「次の駅で列車が停車する二日間でカイザーの「名前」を奪ってこい 成功すればテストをパスしたと見なす」と言い渡しながら、油断しないように忠告をした。

その話の後、夜はクンとラークとまったりしていると、夜は釜に行くのを忘れていることを思い出し、釜ではガーディアンの神が夜のことを待ちぼうけていた。

場面は変わり、ネームハント駅の入り口へ。

ランたちが駅にやっと辿り着くと、そこにはヘッセーという巨体の選別者が待ち構えていて、ランに「キキキ… お前か新しく来たというクン家は 名前をよこせ 「坊主」」と言い出した。

279話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 2)

釜を思い出した夜は約束を守るために、1人で釜に向かった。

場面は変わり、ランたちへ。

ヘッセーの「坊主」という発言にランが「「坊主」だと…?」と電気をばちばちしながら反応すると、ダンが「ラ…ラン落ち着け!!」と言い、シアシアが「そうよ!!あんたに似た同じ名前の他の坊主と勘違いしてるだけよ!! まだ来たばかりなんだから話し合いでなんとかしようってば!!」と抑えようとするが、ランは「誰が!! 坊主だって!?」と怒って攻撃を繰り出しまう。

しかし、ヘッセーはネームハント駅の十傑の1人である土人間でランの電気の攻撃も全く食らっていなかった。

そしてヘッセーは自身が数多くの選別者の名前を奪ってきたことを自慢しながら、ヘッセーの灯台守りがネームハント駅の名前を奪う仕組みやカイザーのことなどを説明した。

ランはその説明を聞いて、自分の名前を奪おうとするヘッセーに「まだイマイチ理解できないな 特に自分の名前に愛着があるわけじゃないけどそこまでして他人の名前を奪おうとする理由がわからない どうしてなんだ?自分の名前がそんなに気に食わないのか? 他人の名前を奪い他人の人生を生きること… そんなことになんの意味があるっていうんだか 他人の名前を奪うことでしか満足を得られないなんて 情けなくて見てられないよ お前がいくつ名前を奪ってきたかなんてどうでもいいし 俺の名前を渡すつもりもない 自分の名前すら大事にできないヤツには どんな名前も似合わないんだよ そんなのー ナンセンスだバーカ!!」と言いながら雷弾を使って強烈な攻撃を繰り出した。

しかし、ヘッセーはその攻撃も食らっておらず、ランがさらに圧倒的なスピードで連続で攻撃するが、ヘッセーは物ともしなかった。

ランの攻撃が全く効かない状況にシアシアが焦り始めるが、ノビックはランがムンタリに破れてからかなり努力していたことを知っていて、もう少し様子を見ようと提案した。

そしてランは全く攻撃が通じないヘッセーを見て、「本当に痛くも痒くもないんだな よしお前なら実験台に最適だ この「技」の威力を試すためのー」と言い出して、既存の技を極大化した新技で凄まじい規模の神之水を生成し「この攻撃に耐えられたら 名前はくれてやるよ!!」と言いながら「グラン・エスパダ・デル・ラ・ルーズ(巨大な光明の剣)」を放った。

その攻撃でヘッセーは跡形もなく消え失せて、ランは「どうやらお前が背負うには 俺の名前は重すぎたみたいだな」と呟いた。

ランがヘッセーを倒したことは駅内に広がり、シビスたちもランの成長に感心し、カイザーはランの登場に対応を迫られていた。

280話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 3)

十傑の影人間アルフィネがカイザーの意向を尋ねると、カイザーは「急かすなアルフィネ 列車到着までまだ二日ある 気長に待ちなさい どのみちここに足を踏み入れた以上すべての名前は… 私のものになるのだから」と答えた。

場面は列車内の隠された部屋にいるガーディアンの神の元へ。

そこへ夜がやってきて、夜が2日後には駅に着いちゃうことを言い、ガーディアンの神は駆け足で夜を鍛えることに。

釜の中に入ってからガーディアンは夜の変化に気付き、夜が無念の死を遂げた人たちの力を分けてもらってそれをすんなり受け入れられたことを説明すると、ガーディアンの神は驚きながら「…正常とは言いがたい 普通は自分の限界を超える力を受け入れることはできないからな だがお前はそれを難なく受け入れた 塔の中のほとんどの「限界が決まっている」者とは違って お前は特別で無限だ そういう者たちは決まって塔に変化をもたらしてきたザハードに十家主…ウレック・マジノ… それからお前」と言った。

それを聞いて、夜は自分が特別だと思ったことはないと話すと、ガーディアンの神は夜にもっと自分が重要な存在だと自覚するべきと言い、「そして… 彼らが壊してしまったこの塔を… 変えてほしい」と言って、夜を修行にいかせた。

夜は再度、夜の中の力の怪物に会い、怪物は夜の中の太陽のような光がものすごい数の霊魂を吸い込んで食い尽くしてしまったことを語った。

場面は変わり、ネームハント駅のランたちへ。

ランたちはヘッセーの灯台守りだったチグリンスキーに駅のことや名前の奪い方(相手の背中に手を10秒当てるか相手を殺すかで名前を奪える)や駅の奴隷制度のことを教わりながら宿まで案内してもらい、その途中に襲ってきたノーネームたちを倒して無事に宿泊施設に到着した。

宿に着いてからもチグリンスキーは、駅でたくさんの名前を持つ10人のネームドである十傑がカイザーの下僕であり、十傑の名前を全て集めれば「祭典」でカイザーと対決できることなどを説明し、「先日入ってきたチームが立て続けに十傑を3人も狩ることに成功しているので今年は少し盛り上がっているのですがね」と明かした。

さらに続けて、その者たちは「噂ではものすごい実力を持つ剣士とバケモノのようなトカゲがいるチームだそうです」と言いながら、十傑の名前を持つランたちも狙われていることを忠告した。

チグリンスキーはさらに疲れているランたちに飲み物を振舞うが、それを飲んだあと全員が眠りについてしまう。

するとチグリンスキーは豹変し、「キキキ…バカなヤツらめ… こんな簡単に引っかかるとは… 十傑の名前を持ったまま そう簡単にここからでられるわけないだろ お前たちはまだここの本当の「怖さ」をわかってない 今から俺の下僕になってもらう お前たちの力を利用して俺が十傑になってやるんだ 俺たちを見下したヤツらを跪かせてやる そして最終的には… 「俺の本当の名前」を取り戻してみせる…!」と言いながらシアシアの背中に手をあてだした。

そしてネームハントまでのカウントが始まるとチグリンスキーが「まず何から命令しようか 俺がヘッセーにやられたように犬の真似でもさせるか? それとも俺の足を舐めさせてやるか? それとも裸踊り!? いや!!」と興奮していると、「お前の死体の処理からだ」と言ってハツが現れて、チグリンスキーを真っ二つに斬った。

ハツは続けて「変態の死体に触れるのはごめんだからな」とかっこいい顔をして血を舞い散らせながら言った。



281話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 4)

「心配で来てみたもののやっぱり」というシビスの話し声で睡眠薬を盛られてはずのランは目を覚まし、眠気に襲われながらシビスチームと対面する。

シビスはランたちに十傑を倒したという噂を聞いて胸騒ぎをしたから来たと言い、ノビックは全部自分の責任だと感じながら「AA(クン)が抜けた穴を俺がもっとちゃんと埋めるべきだったんだ…」と反省していた。

そんなノビックをシビスは励ましながらエンドロシに事情があってネームハント駅にいるということを語り出した。

場面は変わり、エンドロシへ。

エンドロシは寝ているラウレを連れながら十傑の1人である蛸人間マルテに戦いを挑んでいた。

マルテはエンドロシのことを十傑ハンターを認識していて、エンドロシは十傑ハンターという名前がダサいことや十傑が十家門の真似していることや蛸人間であるマルテが気持ち悪いと批判しながら下僕たちを倒していく。

そしてマルテを慕う下僕たちにエンドロシは「みっともないわねたかが名前にそんなに必死になっちゃって バケモノみたいな女の下でお揃いの服着てヨイショしてさ そもそも女なら存在だけで男を虜にして下僕にしなきゃ あんたたちのご主人様はまだまだね」と舌を出しながらバカにして、下僕をすごい勢いで全員倒していった。

場面は変わり、エンドロシの事情を説明するシビスへ。

シビスはエンドロシが正式な姫じゃないアナクと一緒に塔を登っていることを「ロー・ポービア家」に本格的に問題視されはじめて、さらにD級三強の最強である双子のザハードのリーリャル・ザハードとシーリャル・ザハードがロー・ポー・ビア家出身で、2人がエンドロシを蹴落とすためにアナクは格好の的だったと説明した。

そしてそんな双子のザハードの姫が動けばアナクや自分たちの命が危ないという中で、リーリャル・ザハードから連絡が入り、エンドロシにネームハント駅でカイザーの名前を奪えば「ロー・ポー・ビア家は今後一切アナクに対して干渉しない そして「ロー・ポー・ビア・レン(試験の階でアナクたちを襲った試験管)」の命を差し出すと」提案してきて、エンドロシがその明らかに罠である提案に乗ってしまったことを明かした。

さらにシビスは駅のことを調べていくうちにネームハント駅に隠された衝撃的な事実を知ってしまったと言って、場面はエンドロシの元へ。

エンドロシは蛸人間マルテの下僕を全員倒した後にマルテに「楽しい? こんなふうに権力者の尻拭いをしながら女王様って呼ばれて」と語りかけ、続けて「知ってるのよあんんたたちの秘密 この駅は家門の間じゃかなり有名な「選別者の処理場」だってね 「カイザーの名前を奪ってこい」っていうのは一部の家門の間では暗号みたいなもの 気に入らない選別者を処理したいときに彼らはそう条件を出すのよ これまでそのミッションをクリアした選別者は一人もいないからね ここに来たら最後名前を奪われてノーネームになるかあんたたちの下僕になるか 「合講的」な奴隷システムがある場所だから文句も言えないし駅だからランカーも関与できない だからカイザーの名前を奪えば○○してあげる〜っていうのはうわべだけの嘘 そもそも守る気なんてゼロなのよ 面白いのはあんたたちもそいつらとグルだってこと 実際あんたたちは間違ってここに迷い込んでしまった十家門の子供たちを家門
から巨額のお金を受け取って解放してあげてる 十家門にそんな要求をしても無事でいられるのは彼らもあんたたちの必要性を感じてるからなわけで… 厄介な選別者を楽に処理してくれる汚れた猟犬としてね」と言った。

その発言に怒ったマルテは蛸の足でラウレを締め付けるが、エンドロシに首を刺されてしまう。

しかし、蛸人間であるマルテは首を切られたくらいでは死なず、逆にエンドロシを蛸足で縛り付けて蛸足の数を活かしてエンドロシの名前を奪おうとするが、エンドロシはボンボンの出力を10%出してマルテをバラバラにして倒した。

そしてエンドロシは「ごめんね 私には今 あげたくてもあげられる名前がないの あと5人か」と呟き、場面はシビスたちの元へ。

シビスは十傑に2、3人かなりのツワモノがいることとカイザーが本名不明、出身不明で何者かの意図でここに居座っている実力者で「最初から確固たる目的を持って誰かが「怪物」をこの駅に放ったんだ」と話しながら、カイザーに一度自分の本名をかけて挑んだエンンドロシが敗北したことを明かし「彼女は今 カイザーに名前を奪われた状態だ」と言った。

その頃、エンドロシは戦いを終えて「あ〜あ〜夜はいつ来るのかなぁ」とラウレを枕にしながら呟いていた。

場面は変わり、クンたちの元へ。

クンが灯台に荷物を整理していると、ラークがバナナだけでも入れてくれと懇願するが、クンは腐りそうなものだからとそれを拒否しながら、クンは夜のレボリューションが思ったよりも危険なものではないかと考えていた。

すると夜が疲れた顔で戻ってきて、クンにも少し挨拶しただけで「もう寝ますね 明日はカイザーとかいう人の名前を奪わなきゃいけないので」と言い、その夜の様子をクンは心配していた。

282話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 5)

クンとラークと同じ部屋で横になっていた夜は、夜の中の力の化物の「食い尽くしてしまった」という言葉を思い返していた。

場面は変わり、ネームハント駅に降り立つ前にユリ姫に集められた一同へ。

ユリ姫が人数が減ったことを指摘すると、チャン・ブラロードとクエトロが、エンジェルとブエーサルを連れてどこかに行って、キャンディーは分身と残ることを決めていて、王野たちは何か問題があったようだと王野たちの方へ目をやる。

王野チームは話し合いをしていて、そこでは王野が夜たちと行動せずに自分たちは列車に乗ってカサノを探すことを提案していた。

プリンスがカサノを探す手がかりもないと反対する中、王野は考えがあると言いながら「虎助の状態を考えるとこれ以上モタモタしてられない どうにかして俺たちでカサノを探し出して捕らえる 地獄の階まで待ってる余裕はないんだ」と言いながら、前のファリョンのチームの誰かが死ぬという予言を受けて、誰でも死なせないためになんとしてもカサノを捕らえて早く列車を降りないとと考えていた。

さらに王野は蓮梨花は夜の力になれるからと夜たちと一緒に塔をのぼるように伝えた。

そして王野は、列車に残ってカサノを探すことをクンに報告しながら、カサノは自分たちを囮としておびき寄せるという作戦を話した。

クンが王野たちだけでは厳しいんじゃないかというが、王野は「今まで散々迷惑かけてきたんだ ホアキンとの戦いのときもなんの役にも立てなかった… そろそろそれぞれの道を歩んだほうがいいと思うんだ 地獄の階に行ったところで足手まといになるだけだしな」と胸の内を明かした。

そんな王野の発言を聞いて、夜は力の怪物の発言を思い出しながら「…はいわかりました 王野さんがそこまで言うなら…仕方ないですね 王野さんの好きにすればいいと思います 虎助さんのことも心配だし… 「それぞれ」守るべきものがあるわけですから」と意外にも王野の判断を押して、王野は「…ああ そう言ってくれると踏ん切りがつくよ じゃあ俺たちはここでお別れだ お前たちが駅から戻ってきてももう会うことはないだろうな カイザーの名前しっかり奪ってこいよ」と言って別れを告げた。

クンは夜に「大丈夫なのか?夜」と心配するが、夜は「はい… 死の階のような危険な場所に… みんなを連れていくわけにはいきませんから」と答えた。

そこへ蓮梨花が「ビオレさん!!」と駆け寄ってきて「ほ…本当にこのままでいいんですか!? チームでしょ!? 仲間でしょ!? 王野さんたちにもし何かあったら…!!」と訴えるが、夜は「それは… これからはそれぞれの力で乗り越えるべきことです」と無情な答えをした。

そんな中、列車はすでに駅に到着しており、ユリ姫は「リミットは明日列車が出発するまで あそこでカイザーの名前を奪ってきなさい」と言った。

列車から降りるとき、クンは「夜… なんで急に態度を変えたんだ? 昔のお前なら絶対に引き止めてたはずだろ お前の決断を責めてるわけじゃない でも釜で何かあったなら正直に言ってくれ そういうのは隠すほどよくない」と話し、夜は「…実は…」と釜でのことを打ち明け始めた。

場面は変わり、一日前の釜へ。

夜は力の怪物がいう霊魂を飲み込んだ巨大な光を見ながら「いったいあの光の正体はなんなんだろう… ガーディアンの神が言っていた「真の力」じゃなかったってこと…?」と考えていると「無念だ」と言いながらホアキンの犠牲になった霊魂が溢れ出てきて、その霊魂たちは「頼む俺たちを… 俺たちの存在を消さないでくれ…」と夜に言ってきた。

すると力の怪物は「ふっ わかったか? お前の力は全てを飲み込む力だ 他人の力を吸収し自分のものにして 絶えず強くなっていくしかない あの凄まじい数の恨みでさえお前にとってはただの間食だ だがそれは果たしてすべてを包み込むような包容と言えるのか? 違う お前の力の根本は無慈悲な捕食でしかない この塔は弱肉強食の世界 誰かの死体を踏んづけてのし上がっていく場所 他人を食らうことで成長するお前こそ塔に相応しい本当の怪物だとは思わないか? 塔の一部になって生きていくヤツらとは違って お前は道から外れルールを破る だとしてもお前の選択は常に正しいと言えるのか?そうじゃない お前はたくさんの犠牲のもとにトゲを手に入れ 恨みの力を吸収することで強くなっているが そのくせその凄まじい力を自分の仲間を守ることにしか使っていない それが彼らにまた違った犠牲を強いているとは思わないか? これまでお前は仲間を助けてきたと自分に言い聞かせてきたんだろうが お前はただお前に選ばれなかった者たちを踏みつけていただけだ お前が夢見る正義ってやつは 少なくともお前の中にはない」と言い放った。

夜はその言葉を受けて、無理やり釜の強力な呪術を解き、力の怪物の言葉を受けて拳をぎゅっと握り締めた。

場面は変わり、列車を離れる前の夜とクンへ。

夜はクンに釜での出来事を話しながら「今まで僕は深く考えずにこの力を使ってきたんじゃないかと思うんです… 得体の知れないこの力を… ただ周りの人たちを守るためだけに ファリョンさんの予言どおりなら王野さんとはまた再会できるでしょう でもしばらくは自分だけの答えを探す必要があると思うんです 僕も知りたいから 本当の自分を もし死の階で 僕が何者なのか…その糸口を見つけられるなら…」と語った。

そしてユリ姫は列車を離れる夜に、死の階にいくことを反対していると言うが、夜は「必ずカイザーの名前を奪ってきます」と頑固な意思を見せた。

ネームハント駅では列車から選別者が駅に移動中であると言う放送が流れ、夜チームのそれぞれの名前と「ジュ・ビオレ・グレイス」の名前が発表され、カイザーとリーリャル・ザハードとシーリャル・ザハードが「ジュ・ビオレ・グレイス」やD級三強のサッチや十家門の名前に反応していた。

283話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 6)

夜たちが駅に到着するとクマたちが襲ってくるが、サッチがそのクマたちを止めながら、夜が「ジュ・ビオレ・グレイス」と放送されたこと考察して、夜を知っている人物が駅にいると考えていた。

その頃、ランは寝ていたが、シアシアが夜の到着を知らせてランを揺すり起こし、作戦を決行することを伝え、ランは行きますよとシアシアに言いながら「あいつら本気で実行するつもりか… あのありえない「作戦」を」と思っていた。

その頃、ノーネームエリアの放送室ではアナクが放送を担当している選別者を脅してジュ・ビオレ・グレイスの名前を放送させて、さらに「FUGのスレイヤー候補ジュ・ビオレ・グレイス様が カイザーからこの駅を解放させるためにご到着なさった 自分の名前を取り戻したいノーネームたちは扉を開け、外に出て 「ジュ・ビオレ・グレイス様の先頭に参戦せよ」」と放送するように命令した。

場面は変わり、夜たちに戻る。

夜たちは協力して駅までの道を防ぐクマたちをはしゃぎながら倒した。

そして、クンはすでにネームハント駅のことを把握していて、その仕組みをみんなに共有しているところでシアシアと灯台の中にいるベータが現れる。

シアシアはまずクンから未払いの給料をもらうと、エンドロシがカイザーに負けて名前を取られた現状を明かし、エンドロシの名前を取り戻すのを協力するために、長髪のカツラを夜に渡して、嫌がる夜にジュ・ビオレ・グレイスのコスプレをさせた。

するとジュ・ビオレ・グレイスの元にノーネームたちが次々集まってきて、「ビオレ様!! ありがとうございます!! 私たちを助けにきてくださって!!」と言い出した。

場面は変わり、二日前のシビスたちとノビックたちの会話へ。

シビスはエンドロシの名前を取り返すためにカイザーに挑みたいと考えていたが、カイザーに挑むために必要な十傑たちが隠れてしまったため、カイザーに挑むことすらできない状況にあることを説明した。

そこでシビスは十傑を誘き出すために「ジュ・ビオレ・グレイス」の名前を利用して、ノーネームたちを焚きつけて、駅自体の存続を脅かす作戦を明かした。

場面は変わり、現在のネームハント駅へ。

アナクに脅された放送員はアナクの指示通りにジュ・ビオレ・グレイスが駅を解放するために訪れたと放送し、それにつられてノーネームたちはビオレの元に駆け出した。

シビスは「ビオレの名前を中心にノーネームを一つにまとめて抵抗すれば この強固な駅のシステムは脅かされることになる そうなれば十傑とカイザーも…黙ってはいないだろう ヤツらはビオレを捉えるために必ず出てくるはずだ 俺たちはその瞬間を狙う」と考えていた。

そして、ノーネームたちにジュ・ビオレ・グレイスとして歓迎されている夜を見て、クンはシビスの企みと理解しながらも難しい顔をしていた。

場面は変わり、カイザーの元へ。

十傑の1人であるアルフィネは、カイザーにノーネームがビオレの元に集まって騒ぎになっていることを報告し、それを聞いたリーリャルとシーリャルは「ビオレという人は頭がいいですね どんな敵でも下から確実に潰していくのが理想ですから」と感心していて、カイザーはビオレの作戦にきな臭さを感じて「…残りの十傑に連絡するように 決して敵の挑発に乗らず 祭典が終わるまで徹底して身を隠せと伝えるのだ それからジュ・ビオレ・グレイスには… 「絶対に手を出さないこと」 私が直接仕留める」と言った。

そして、十傑がそれぞれ映され、中にはカイザーの命令を無視して動き出す者もいた…。



284話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 7)

ノーネームたちが夜の元に集まって、頭を垂れて口々に「ビオレ様!! 私の名前を!!」と言い出す光景に夜が困惑していると、シアシアはビオレ様が到着したばかりで疲れているからFUGの四天王の命令に従って移動するように言い、「こちらがビオレ様の忠実な部下!! FUGの四天王!! 残酷な魔導士D級3強サッチ・フェイカー!! 恐怖の火炎人間!! 蓮梨花…!! 超精密人間ナビゲーションファリョン!! バナナ農業生まれのリアルモンスター ラーク・レクレイシャー!!」とボーロ以外を紹介して、四天王をノーネームたちに宿泊施設に案内させた。

四天王を連れてノーネームたちが去ったところでクンがシアシアの行動を問い詰めるが、シアシアはクンたちのためにエンドロシを救うためにやっていると言い返した。

そこへ、ノーネームの1人が夜に駆け寄ってきて、「ビオレ様…!! カイザーあいつは悪魔そのものです!! どうかあの悪魔を殺してください!!」と片目をやられたノーネームがすがってきて、さらに「女は奴隷のように扱い 男は名前をかけてお互いを戦わせた後 最終的に勝利した者まで殺してしまうんです!! 俺は…仲間を殺してなんとか逃げて生き残りましたが… 名前は…あいつらが…!! お願いです!殺してください!! ヤツらは悪魔です!! 存在してはならない極悪の悪魔なんです!!」と必死の形相で訴えた。

場面は変わり、シビスとハツへ。

シビスはオブザーバーをあちこちに散らばせて十傑を見つけようとしていたが、十傑の動きはなく、もしかしたらカイザーは直接ビオレを倒しにくるのかもと予想していた。

場面は変わり、夜の元へ。

夜がノーネームに泣き付かれているのをクンが無理やり引き剥がし「俺たちはカイザーを倒しにきたのは間違いないが それは自分たちのためであってお前のためじゃない お前の事情とかそういうのはコイツにとってはどうでもいいんだよ いいか? ビオレはだな お前の願いを叶えてくれる神なんかじゃないんだ そんなに殺したいほどカイザーが憎いなら お前が自分でなんとかしろこいつに泣きつくな」と言い放った。

そのとき、「ふむ ノーネームたちは宿泊施設に移動させたのか 残念だ 彼らに直接名前を奪う姿を見せてやりたかったのだが…」と言いながら仮面を被ったカイザーが現れた。

カイザーの出現をシアシアはポケットでシビスたちに報告し、カイザーが夜に駅を騒がせる目的を尋ねると、夜は「あなたの… 名前を奪いにきました」と宣言した。

そのとき、先ほどのカイザーに恨みを持つノーネームがいきなりカイザーに襲い掛かった。

するとカイザーには攻撃が通じず、なぜかノーネームの腕が砕け散り、そのまま体まで消えてしまい、カイザーは「愚か者… この駅のルールを忘れたのか この駅ではいかなる者
も 祭典の資格を得るかカイザーが直接対決を申し込むまでは カイザーを攻撃することは許されない ルールを破り攻撃した場合はその場で… 管理人の裁きにより全身が消えて死ぬこととなる 怒りに飲まれルールすら忘れてしまうとは… だからお前は 名前を取り戻せなかったのだよノーネーム」と言い捨てた。

その光景と特殊なルールに驚くクンにカイザーはこの嘘みたいなルールのおかげで駅を維持できていると語り、さらに「ジュ・ビオレ・グレイス お前は祭典まで待つ必要はない これ以上放っておけば混乱が大きくなるだけだ 「カイザー」の名前で お前に対決を申し込む 今からお前の名前をかけて私と戦え ジュ・ビオレ・グレイス」と宣言し、クンはスムーズにことが運ぶ急展開に驚き、シアシアはカイザーが対決を申し込んだことをポケットで報告していた。

そして、カイザーが見えない攻撃を繰り出し、夜がそれを避けると夜の脇の地面が思い切りえぐれていた。

その見えない武器にクンはカイザーがインビザブルインベントリー(装着したすべての武器を透明にするインベントリー)を持っていることを見抜き、夜に気をつけるように言う。

夜は見えない攻撃を勘で避けながら、放を7つ使って神之水の攻撃を繰り出すが、カイザーはアーマー・インベントリーで攻撃を無料化していた。

ランカーですらなかなか手が出せない超高価アイテムにシアシアは驚きながら「カイザーあいつ… 完全にアイテム頼りじゃないのさ!!」と言い、クンは「うむ… 十家門の宝庫を漁ってもあるかないかのアイテムだぞ… そんなバカな真似をするヤツが俺以外にいるとは思えないし… 考えられるのはやっぱり家門からの支援か シアシアによるとこの駅は十家門と密接に繋がってるって話だから… カイザーにぶっ飛び級のアイテムを与えて駅の支配者として仕立て上げたと… でもそれだけで千年以上ここを守り続けてきた上に エンドロシを倒したとは考えられない 他にも何か隠してるに違いない」と考察しながら夜に警戒するように言った。

夜はクンの言葉に返事をしながらカイザーに「…あなたはたくさんの人たちの名前を奪って苦しめてきたそうですね その人たちの代わりに戦うとは言えませんが… あなたの名前頂きますよ カイザーさん」と言いながらトゲを発動させ、同時に「ホアキンさんと戦って少しわかった 圧倒的な強さというものを あの人は…そのレベルには満たない」と思っていた。

夜のトゲを見て、カイザーは「…なんだ?あの赤い光は… やはり「相手も」何か隠しているようだ だが何を隠していようと… 私の「この力」の前では!! どんなものも!!」と思いながら狼のようなものを発現させたところで、「まっ!! たぁぁぁぁ!!」と言う叫び声と共にエンドロシが現れた。

カイザーはエンドロシとビオレが知り合いだったのかと尋ねると、エンドロシは「うーん知り合いって言葉で片付くかしら だって私たち「恋人同士」だもの! だからコイツは私が連れていくわよ私のものだから!! ありがとうあんたがわざわざ決闘を申し込んでくれたおかげで 私たちはこの駅で唯一あんたを攻撃できる選別者を手に入れることができた 明日の夜8時回廊で待ってなさい 今度こそ決着を付けてやろうじゃないの 私が負けたら代わりにコイツをあげる でも前回のようには負けないわよ!! 十傑を待機させるなり好きにすればいいわ じゃっ明日ね!! カイザー!!」と元気よく宣言しながらボンボンで「…やられた…」と思ったカイザーの元から夜を連れて去っていった。

285話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 8)

エンドロシのボンボンが飛んでいくのをラークが見ていると、そこに「FUGのスレイヤー候補がいるって聞いてきたものの… そのスレイヤー候補が… まさか「ワニ」だったとはな!」と言いながら、アリエ・イニエータが現れた。

場面は変わり、エンドロシのボンボンに乗ってシビスたちの元に訪れた夜たちへ。

シビスはクンたちを歓迎するが、クンには思い切りぶたれてしまう。

そしてシビスはきちんとクンに状況を説明するが、クンは「お前たちさ…それがどんな影響を及ぼすかまでちゃんと考えたのか? ビオレが再び姿を現してしかもそれが十家門とつながりのあるこの駅となれば…」と責めると、シビスも「わかってる間違いなく話題になるだろうな 俺たちもそれはすまないと思ってるんだが…」と反省する。

しかし、エンドロシは悪びれもせず、止めるクンにゲンコツを食らわせて夜を自分の部屋に連れ去ってしまう。

クンはわがままで自制心のないエンドロシの文句を言いながら「平家門出身の姫が人知れず殺害されるって話は案外よく聞く 平家門からランカーが現れるってことはすなわち新たな権力の誕生を意味するからな… それを疎ましく思って排除しようとするヤツはわんさかいるはずだ」と言い、シビスもエンドロシが姫から引きずり下ろされるとは死を意味することだから協力を願おうとするが、クンは「できることなら協力してやりたいが実はこっちも… 「カイザー」の名前が必要なんだよ」と言って、ラヘルのこととユリ姫に試験を課されていることを伝えた。

そしてクンは「つまり俺たちは 仲間じゃなくてライバルだってことになる」と言い放った。

場面は変わり、ラークの元へ。

イニエータが現れたことで、周りのノーネームたちは十傑最強と呼ばれるからとラークを止めるが、ラークは「うるせえ邪魔されるのはうんざりなんだよ 最強?望むところじゃねえか俺様も最強だ あいつは俺様が狩ってやるから逃げたきゃ狩ってに逃げやがれ」と言い、周りのノーネームはラークを応援しながら逃げ始めた。

イニエータはラークに数という唯一の利点を手放したことを指摘しながら「お前みたいなのとやり合うのは楽しいから嫌いじゃない 好戦的なヤツほど死を目前に慌てふためくんだよなぁ 助けてくれってあがく姿を見るのはどれだけ愉快か」と語り出し、ラークは「つべこべ言ってんじゃねぇぞ、亀 とっととかかって来い」と挑発すると、イニエータは「上等だ!!」と表情を変えて攻撃を繰り出し、ラークも応戦した。

イニエータとラークは剣とヤリを交えるが、イニエータの剣は突然消えてラークの前に現れたため、ラークは「剣が消えたと思ったら また現れた!? この剣術、もしやバケモノ亀の…!?」と思ったところで場面は蓮梨花たちの元へ。

蓮梨花と一緒にいたダンカ(真田ユラに心酔する剣士)は蓮梨花に駅が不自然であることを言いながら「十家門出身の梨花さんがどう思うか分かりませんが… やっぱりここは家門の尻拭いを…」と言いかけて言葉につまらせると、蓮梨花は「…十家門だからって気を遣ってくださらなくて結構ですよ 真実があるならちゃんと向き合うべきだと思っているので」と言った。

そんな蓮梨花のことをダンカが他の十家門の弟子とは違うと褒めると、蓮梨花もダンカのユラを追いかけて死の階まで行こうとする姿勢は大したものだと称賛し、「何か特別な理由でもあるんですか?」と尋ねた。

するとダンカは「理由… 女性を守ることがこの剣を授かった騎士の責務… 自分はその役目を果たそうとしているだけです もちろんユラさんを追いかけるのは他にも理由が…」と言いかけたところで近くで爆音がして、蓮梨花はそれがラークの元からだと思い、急いでラークの元へ向かって駆け出してダンカもそれについて行った。

ラークはイニエータの強烈な攻撃を避けながらも顔に傷を負い、イニエータは攻撃を避けたラークを褒めた。

場面は変わり、夜とエンドロシへ。

エンドロシは列車でもラヘルを逃した夜の話を聞いて、その後にカイザーと戦った感想を尋ねると、夜は「一瞬だったので正確には… でも確かに強かったけど… 勝てない相手だとは思いません エンドロシさんはカイザーさんに負けたっていうのは本当なんですか…?」と聞き返し、エンドロシは「本当よ 私はあの日カイザーと対決するために一人で回廊に行って カイザーと戦って名前を奪われた でも勘違いしないで実力に差はないから ただヤツが持っている力を知らなかっただけ ヤツがあんな「能力」を持っているなんて知らなかったのよ」と言い、さらにカイザーの能力はここでは無敵とまで言った。

エンドロシはさらに続けてカイザーが十家門出身のザハードの姫になる予定だったけど、何かしらの事情があってそれが取り消されて千年前にここに来ることになったと明かした。

夜が「いったい何が…」と気になるが、エンドロシはカイザーの過去はどうでもいいと言いながら「とにかく大事なのは私がヤツの名前を奪わなきゃいけないってこと ねえ、夜だから… 明日の夜私の下僕になって一緒にカイザーの名前を奪いにいかない?」とセクシーに言い寄った。

しかし、夜はエンドロシのお色気も気にも止めず「そ…それはちょっと無理だと思います 実は… 僕もカイザーさんの名前が必要なんですよ だから…エンドロシさんには協力できません」と断った。

場面は変わり、クンとシビスへ。

クンの自分たちがライバルだという発言にシビスが困惑しながら「冗談だよな?クン… エンドロシはカイザーから名前を奪えなければ死んじまうかもしれねえんだぞ」と言うが、クンは「わかってる酷かも知れないがそれはお前たちの自業自得だろ」と無情にも突き放した。

シビスは「くそっ…これはマズい… 今の段階でカイザーを倒せるのはビオレしかいないんだ そうなれば俺たちが準備してきたすべてのことが… こいつらのためになっちまうじゃねえかよ!!」と思い焦りながら、クンに考え直すようにお願いするが、クンはニヤっとしながら「夜の名前を利用しようとした結果がこのザマか いい気味だなシビス」と言った。

その発言に怒りかけるシビスを他所にクンが「さて話はこれで終わりだ 今後はライバル同士切磋琢磨しようじゃないか」と言って部屋から出ようとすると、ハツが「どこへ行くつもりだ耳飾り …切磋琢磨 もう始まっているんだろ? ここから出たければ 俺たちを倒すことだ」と言って、剣を抜き始めた。

186話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 9)

夜のカイザーの名前が必要という発言をエンドロシが聞き返すと、夜は死の階に行くためにカイザーの名前が必要になったことを説明し「エンドロシさんの事情は痛いほどわかりますでも… 僕も死の階に行くためにはカイザーさんの名前が必要なんですよ だからエンドロシさんに名前は譲ることはできません」と言った。

その発言に、エンドロシは「その名前を奪えなかったら私が死ぬとしても?」と聞き返し、夜が答えにつまらせると、エンドロシは続けて「あんたはラヘルを追うためなら 私が死んでも構わないっていうのね?」と怖い顔で尋ね、夜がそれは違いますと言いながら答えにつまらせていると、エンドロシは「ねえあんた それって 本気で…!! ふざけないでよ!! ほんと優柔不断なんだから!! いいわ!! もうこの際…!! 力ずくであんたを下僕にしてやる!!」と言い出した。

場面は変わり、クンとハツへ。

自分たちを倒せと言うハツにクンはライバルだけど直接やり合うとは言ってないと反論するが、ハツは「結局同じことだろ ビオレに頼らずカイザーの名前を奪う方法など今の俺たちにはない それでも行くというのならば力ずくででも引き留めるしか」と言い、クンは灯台からナイフを取り出して戦闘に備えた。

シビスが2人の争いを止めようとするが、ハツは「こいつはエンドロシの事情を知りながら逃げようとしているんだ 争う理由はじゅうぶんだろう 彼女は工房戦で夜がFUGから抜け出せるようにお前たちに協力した そんな彼女をなぜそう簡単に見捨てられるのだ?」と言い、クンは「…だからお前たちには夜をまたFUGにぶち込む資格があるとでも言いたいのか?」と返すと2人の戦闘が始まってしまった。

クンはナイフを巧みに扱いハツに傷をつけ、さらに灯台を使った武器強化でハツを圧倒する。

しかし、ハツも負けずに剣技でクンの隙を作り、さらなる追撃を避けられて反撃されても、負けじと反撃して互角の勝負を繰り広げた。

クンはそんなハツに「大したもんだ 十家門の俺と肉弾戦に耐えるとはな でもその程度で俺を引き留めるのは無理だぞ」と言い放ち、ハツは「…わかっている」と答えながら「仕方ない… 相手は十家門 しかも灯台のサポート付き 俺がヤツを力で倒せる方法はない 方法は一つだけ 相手を止めるには体の一部くらいは 差し出してやらねば!!」と考えながら強烈な技を放ち、クンのナイフもハツの頬を掠めた。

クンはハツに腕を軽く斬られながら「…お前の負けだ ハツお前に俺を斬ることはできない まあ…俺も人のこと言えないけどな こうやって逃げようとしてるんだから シビス、ハツ お前たちにカイザーの名前を奪うなとは言わない でもそのために夜を利用しようってんなら命懸けでやれ もうこれ以上 夜が誰かに利用されるのは見てられないんだよ」と言い残して部屋から去っていった。

場面は変わり、夜とエンドロシへ。

エンドロシは「ふふっこの際… 力ずくであんたを下僕にしてやるわ!!」と不気味な顔で言い、さらに続けて「そもそもお願いなんてする必要ないのよね! ここはネームハント駅なんだから!! 名前を奪っちゃえばいいんでしょ!? バンザーイ!!ネームハント駅バンザーイ!!」と不気味に笑いながら夜の名前を奪おうとした。

そこへ、クンとシアシアがやってきて、クンは事情を知りながらもカイザーの名前は渡せないとエンドロシを止めて、エンドロシは「あんんたそれ本気で言ってる? 私の命が懸かってるのに?」と聞くと、クンはそれでも譲れないと答えた。

その発言にエンドロシは激怒しながら「あんたねえ!! バッカじゃないの!? こっちは命が懸かってるのにラヘル追っかけるとかなんとか言って!!」と怒鳴るが、夜は死の階に行くのはラヘルのことだけじゃなく自分のことも知りたいからだと言い、さらに続けて「だからってエンドロシさんのことも失いたくありません だから明日までに方法を考えましょうよ一緒に エンドロシさんを助けて僕もカイザーさんの名前を手に入れる方法を…」と話した。

その言葉を聞いてエンドロシは「はあまったく… 男二人で集まったときの鈍感さと言ったら… あんたたちと話すくらいならお地蔵さんに恋愛相談したほうがマシね ほんと空気読めないんだから…! 私が聞きたい答えはそんなんじゃない!! そんな優柔不断な言葉はいらないの…! 明日の5時までに決めることね!! 私を助けるかそれともラヘルを追っかけるか! ラヘルを追っかけるっていうなら無理やりにでもあんたの名前を奪ってやるから 覚悟しなさい!!」と拳をぎゅうっと握り締めながら怒鳴って去っていった。

エンドロシが去った後、夜はクンにカイザーの名前を奪ってエンドロシを助ける方法を探すしかないと言い、クンも考えるだけ考えてみるかと答えながら「でもどちらに転んでも… あいつらと一度はぶつかることは覚悟しておいたほうがいいかも… カイザーだけじゃなく… シビスたちとやり合うことになるとは…まいったな」と考えていた。

場面は変わり、カイザーたちの元へ。

カイザーが部屋に戻ると、部屋にいたリーリャルとシーリャルはエンドロシとビオレの繋がりを勘付いて、「ひょっとすると名前を奪うまでもなく彼女を潰せちゃったちして 家門のお父様にもご報告しなきゃ!」と話していて、アルフィネはカイザーにイニエータが命令に背いて行動していることを報告した。

カイザーはイニエータの暴走に頭を痛めながらもむしろ好都合かもしれないと考えて、十傑にイニエータに加勢してビオレの仲間を排除するように連絡するように伝えて、さらに「ビオレの仲間たちを捕らえて「競売」にかける 彼らに知らしめてやらないとな この駅がどれだけ 「残酷なところ」なのかを」と言った。

その頃、ラークはイニエータと戦っていたが、剣見えないイニエータの攻撃に追い詰められていた。



287話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 10)

イニエータはラークを圧倒しながら「はっ それにしてもしぶとい奴だ ここでお前ほど俺の剣に耐えたヤツは他に二人しかいない 野生の勘ってやつか?」と褒めて、ラークは勘で避けながらも死角からいきなり首を狙って飛びつかれるイニエータの剣にダメージを与える方法がないと困っていた。

するとそこへ蓮梨花とダンカ(ユラファンの剣士)が加勢しにやってきた。

場面は変わり、クン去った後のハツとシビスへ。

仲間を裏切るクンにハツが文句を言っていると、シビスがクンは線引きがしたかったのだと言い、本当に悪いのは自分たちでビオレに助けを求めるべきじゃなかったと語りながら「それでも…仕方なかったんだ…」と呟いた。

場面は変わり、ラークたちの元へ。

加勢に来た蓮とダンカは炎と始動武器でイニエータを攻撃してラークを助けようとするが、ラークは「お…お前らぁ!! 何してくれてんだよ!! あの亀は俺様の獲物だぞ!! 久々にいい獲物を見つけたのに邪魔しやがって!!」と文句を言い出した。

蓮梨花が「…え?」と驚いていると、ラークは続けて「とっとと消えやがれ!! あの亀は俺様が倒す!!」と怒鳴り、その発言に蓮梨花はせっかく助けに来たのにイラッと反論すると、ラークは「いらねえしっしっ!! 死んでも構わねえからほっとけってんだ!!」と理不尽に怒った。

イリエータは蓮梨花の炎を剣で防ぎながらもピンピンしていたため、ラークが狩りを再開しようとするが、ダンカが始動武器で追い討ちをかけたためイニエータが吹っ飛ばされ、それを見たラークは涙目を浮かべながら「……やめろ!! 俺様の獲物が!!」と叫んだ。

イニエータは戦闘中にも関わらず突然酒を飲みだし、始動武器で攻撃しようと迫ってくるダンカの剣を一撃で吹っ飛ばし、さらに追撃を加えるが、蓮梨花の炎に阻まれる。

ダンカがその隙に飛ばされた剣を掴もうとするが、イニエータは先回りして始動武器をゲットしてさらにたった一度で始動させてダンカをなぎ払った。

アリエ家のイニエータに始動武器が渡ったことで蓮梨花は最悪の展開だと感じ、ラークも獲物がデカくなったことに焦った。

そしてイニエータは厄介な蓮梨花を先に消そうと始動武器で攻撃し、蓮が炎で相殺しようとするが、イニエータの斬撃は突然別の方角から飛んできて倒されてしまう。

酒を飲みながら始動武器を手に入れたことに上機嫌になっているイニエータに対して、ラークは圧縮を解いて元の巨大な姿に戻って、イニエータをぶん殴って吹っ飛ばした。

しかし、イニエータは蓮梨花もラークも倒し、倒したラークを見ながら「ふぅー 本当に強いんだなお前 ただの一度も… 悲鳴を上げなかった」と呟いた。

場面が変わり、夜とクンへ。

夜はエンドロシの気持ちを理解しながらエンドロシに対して少し酷すぎたかなと反省していて、「でも僕はどうしてもラヘルに会いにいかなきゃいけない 自分の力について知らなきゃいけない 僕がどこから来てここから何をすべきなのか知らなきゃいけない  もうこれ以上… 誰かを助けてばかりはいられないんです それがどこかの誰かにとっては暴力になるかもしれないから 僕がこの力を手に入れたことには全部理由があると思うから…だから… いっそ… この力がみんなを幸せにできる力なら… いっそ僕がみんなを幸せにできる神のような存在なら… みんなの希望を聞いてあげられるならどんなにいいだろう…そう思ってました」と気持ちを明かした。

夜の言葉を聞いてクンは「…夜 人間だからこそ… いいんじゃないのか? お前のことを100%理解してやれるわけじゃないが みんなのために生きるだけの神なんて面白くないと思うぞ どうあがいてもお前は人間だろ夜 だからお前が助けたいと思う人くらいは助けてもいいんじゃないのか お前が本当に神ならみんなに平等である必要があるけど…お前は人間だろ? それは「お前の力」なんだよ夜 だからどう使うかはお前自身が決めるんだ」と語りかけた。

そして夜はクンの言葉を拳を握り締めながら聞いていた。

288話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 11)

イニエータはカイザーの元へラークたち人質を連れてきて、カイザーにラークを自分の下僕にしたいとお願いしたが、カイザーは「…悪いがそうはいかない 今回の祭典は特別だFUGのスレイヤー候補とザハードの姫が同時にここにいるのだ 有用な商品は多ければ多いほどいい お前にはそのワニをやるわけにはいかない 彼らは今回の祭典の競売に競売品としてかけられることになるだろう」と申し出を断った。

カイザーは、人質をおとりにして夜を競売会場におびき寄せて、競売人の前でジュ・ビオレ・グレイスの名前を奪ってエンドロシ・ザハードも倒すと言いながら、十傑たちに人質たちの監視を任せ、さらにカイザーは「ジュ・ビオレ・グレイスお前はまだこの駅のことを何も分かっていない ここの真の支配者は私ではないのだ この駅がどれほど恐ろしい場所かじきにわかるだろう」と心の中で思っていた。

場面は変わり、夜たちへ。

夜たちが宿泊施設に向かうとしていると煙が見えたため、急いでその場所に向かった。

そこは蓮梨花たちが戦闘した跡があり、ボーロとサッチも先にそこにいて、ノーネームエリア居住選別者に駅の人身売買の仕組みについて説明されていた。

そこに夜たちも到着し、蓮梨花やラークが捕まったことが伝えられた。

一同は宿泊施設に入り、そこでクンはラークが捕まったことが想定外だと言いながら、シビスたちとカイザーの名前を取り合うライバル関係にあることを全員に説明した。

夜がラークが誰に捕まったのかを尋ねるとノーネームの選別者がアリエ・イニエータが連れ去ったと説明しながら、イニエータの強さを語った。

一同がそのような話をしていると突然大きな地鳴りと共に、ネームハント駅の回廊が宙に浮き出して祭典の準備が始められていた。

ノーネームの選別者は競売の説明をしながら、祭典では競売にかかった選別者同士が戦闘することがあることやカイザーに祭典で挑んだものは千年間で一人もいないことを伝えた。

するとそのタイミングでカイザーの放送が入り、「明日5時よりフワフワ島で祭典が開かれる 競売の他にも皆のために面白いイベントを用意したFUGのスレイヤー候補とザハードの姫の対決だ 勝者には競売品の名前を手に入れる権利を、敗者は名前を失い競売品となる 競売品はスレイヤー候補の仲間たちだ 盛り上がること間違いなしぜひとも参加するように 今回のイベントはネームドなら誰でも観戦可能だ できればすべてのネームドに観戦してほしい どちらか一人でも現れない場合は競売品はすべて処分となる 以上」と発表され、一同がカイザーの企みに混乱した。

クンはカイザーが戦闘の主導権を握ることを目的にしていると考察しながら、「どうする?夜 これはたぶん罠だ対決を受け入れたくなければ 「人質を助けにこい」っていう…」と尋ねると、夜は「はい… でも…僕たちとしては行くしかないですよね」と答えるが、その役目はダンやノビックたちが引き受けることに。

夜たちはノーネームたちの案内を得て、カイザーを倒すために競売場のフワフワ島への出発を決めた。

その頃競売場フワフワ島にドッキングした浮遊船第7セクター「競売人」の宿泊施設では、ビックイベントが放送で予告されながら、多くの人が搭乗していた。

さらにその中にはキャンディーを加えた真田ユタカの姿まで…。

289話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 12)

真田ユタカはフワフワ島にドッキングした浮遊船の中で、夜が危険なネームハント駅に流れ込んできたことを理解できずにいながらも、夜がホアキンに殺されてなかったことに安心しながら、「それにしても… スレイヤー候補とザハードの姫が対決するとは こんなステージで行われるにはスケールがデカすぎる」と呟いていた。

場面は変わり、クンたちへ。

クンは祭典のことを仲間のノーネームに聞きながら、潜入する作戦を考えていて、自分たちはカイザーを捕らえに行くとして、人質捜索隊を二手に分けることをしながら出発の準備を始めた。

場面は変わり、出発直前の1時間後へ。

急いで着替えたクンたちは、巨大なフワフワ島を見ながらどこにあった島なのかと疑問に思っていると、ノーネームが巨大なフワフワ島自体がインビザブルモードであったことを説明し、さらに「十家主時代からある工房の作品ですからね 中には工房のトラップも存在するので注意してください」と忠告し、夜は「工房のトラップならたくさん経験してきました 僕が心配なのは彼らがラークさんたちに何をするか分からないということです」と返すと、クンが競売品であるラークたちには下手に手を出さないことという予測し、シビスチームとも人質を救出しようという点で意見が一致したことを伝えた。

さらにクンは続けて「あいつらは人質とは別にお前とエンドロシの対決にも備えてる もし時間内に十傑の名前が揃わなかった場合は対決を通じてお前を下僕にして それを口実にカイザーと対決に持ち込むつもりなんだろう そういうわけで明日の5時までに必ず人質を救出して カイザーの名前を奪わなければならない」と話した。

場面は変わり、巨大フワフワ島第1ゲートの人質救出ファリョン組が映され、その後フワフワ島第3ゲート隠れ迷路に到着した人質救出ラン組が映される。

隠れ迷路はかなり入り組んだ迷路となっていて、一度仲間を助けるために侵入したことがあるノーネームが案内をしていた。

そしてそのノーネームは「結局、仲間が売られていくのは止められなかった 俺たちはカイザーと十傑に挑むには弱すぎたんだよ その上、仲間は十家門出身だったから家門が必死に名前を買い戻そうとした 何も知らないヤツらはここから抜け出せるだけマシだとか言うけど 俺はそうは思わない そいつは十家門だけど家門の影に隠れて生きることを心底嫌がってた 今頃そいつは家門に縛られて望まない人生を送ってるんだろうな 俺は許さない!この駅もカイザーも!! 選別者に首輪をかけるような権力者とそいつらの取り巻きども!!」と胸の内を訴えた。

その話を聞いた上で、ラン・ダン・シアシアの救出組は迷路の中に入っていき、迷路の中にいるイニエータはランたちの侵入に勘づいていた。

場面は変わり、第2ゲート周辺隠れ通路を歩くシビスチームへ。

シビスと一緒に行動するエンドロシはめんどくさい作戦に文句を言うが、それに対してシビスが文句を呟くと、エンドロシはシビスを踏みつけながらストレスをぶちまけていた。

そしてエンドロシは「なんだかどんどんややこしくなっていくわね …それはそうと何かしらさっきから感じるこの嫌な感じは 誰かにずっと見られてるような気がするっていうか…」と思っていると、エンドロシを遠くから見ているリーシャルとシーリャルらしき人影が映される。

場面は変わり、同時刻の巨大フワフワ島第2ゲートの夜、クン組へ。

夜は仲間のノーネームにカイザーのいる回廊にはどう行けばいいのか尋ねるが、ノーネームは十傑を全員倒した人がいないから行き方の情報が全く出てこないと答えたため、クンが「そうか… そういう情報は十傑レベルじゃないと知らないだろうし…困ったな」と呟いていると、目の前にノーネームを痛ぶる十傑の廃棄物人間ユカンが現れた。

ユカンは、カイザーがイニエータに高待遇をしているストレスをノーネームにぶちまけながら「今すぐビオレとやらを連れてこいってんだ!!」などと喚いていた。

夜の仲間のノーネームは十傑最強の1人であるから関わらないでおこうと提案するが、夜はユカンに回廊への行き方を聞きながら、さらに人を踏んづけているユカンに「ところでその足…どける気がないなら 僕がどかせてもいいですか?」と言い出した。

夜のおかしな発言に「おかしな野郎がいるもんだな!!」と高笑うユカンだが、そんなユカンに夜は「僕はおかしくなんかいません どちらかと言うとジュ・ビオレ・グレイスを探しているあなたのほうがおかしいんじゃないでしょうか その人に会ったらあなた、ただじゃ済みませんよ なぜならその人 今機嫌がよくないみたいなんです 何者かに大事な人を連れ去られて その何者かは権力と結託して似たような境遇の選別者たちを奴隷みたいにこき使って この小さな駅で王様のようにのさばって生きてるみたいなんです 彼らは自分が井の中の蛙であることに気づいていないんですよ 外から見れば全然大したことなんてないのにね もしこの塔に本当に神がいるなら 絶対にあんたみたいな人は許さないはずだ」と言い出し、その発言にユカンがキレて怒鳴るが、夜は神之水攻撃でユカンをぶっ飛ばした。

さらに夜は続けて「僕は神じゃないので失敗もするし 正義の味方でもないから 今のこの行動だって正しいかどうか自信はないけど これだけは言い切れます 僕にだって仲間の命で弄ぶ人たちに対して 怒る権利くらいあるってことは それに僕今すごく腹が立ってるんですよ」と言い放った。



290話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 13)

夜がユカンを一撃で地面に叩きつけると、ユカンは「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 貴様ァぶっ殺す!! 死体すら見つからないように溶かしてやるからな!!」と激怒した。

その様子を見た、周りのノーネームたちはユカンが廃棄物を吹き出すつもりだと焦り始め、夜の仲間のノーネームも「あいつは廃棄物人間…! この駅で発生した廃棄物を体内に溜め込みそれを毒素に変えて噴出することで攻撃してくる汚いヤツなんです!! しかもあいつが噴出する廃棄物は普通の防御じゃ効かないくらい強力なんです!!」と説明した。

夜はそんな廃棄物を噴出させるユカンを見て、他の人を巻き込まないようにクンと協力しながら、複数の放を使ってユカンの廃棄物を噴出させるパイプを切り落としていった。

さらに夜が逆流れ制御でユカンの動きを止めてユカンの背中に触れると「選別者ジュ・ビオレ・グレイスが選別者ユカンの体に接触しました 「ネームハント」を開始します」と放送されカウントされ始めた。

ユカンは身動きが取れない上にジュ・ビオレ・グレイスの名前が流れたため困惑しながら名前を取られて、夜に忠誠を誓った。

そしてユカンを従えた夜たちは、回廊への行き方を聞くが、ユカンは「実はここから回廊へ行く道は… あの「女」しか知りません カイザー様の側近… 「影人間」アルフィネ」と言った。

そんな中アルフィネには第2ゲートに侵入者がいるとの情報が入っていた。

場面は変わり、同時刻第3ゲート迷路へ。

そこにはラン組がいて、ランたちは下に降りると競売品の保管所に辿り着ける道に来ていたが、そこはそこが見えないほど深い道でハシゴを伝って降りていくしかなかった。

さらにそんな状況でシアシアの灯台にイニエータが映され、イニエータは非可視モードである灯台に気づいて挨拶をしてきた。

十傑最強と呼ばれるイニエータの出現に一同が焦り始めるが、ランは「…俺が相手しやるよ お前たちはその隙に降りればいい」と言い出し、シアシアが一人で大丈夫かと心配するが、ランは「だって… ハシゴで逃げるなんてめんどっちぃし」と答えた。

イニエータは歩きながら次の獲物の期待をしていると、そこにランが現れたため、イニエータはクン家の出現に顔がぱあっと笑顔になり「ヘッセーを倒したのはお前か!? 面白そうなヤツじゃないか!!」とテンションをあげた。

イニエータを見たランは雷弾を食べながら「めんどっちぃ」と呟いた。

291話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 14)

ランは「めんどっちぃ…」と言いながら雷弾を食べ、イニエータはランを見ながら「こりゃ楽しみだ お前が負けたときにどんな顔をするのかがさ」とクスッと笑い、打って変わってランは「…つべこべ言ってないでさっさと始めるぞ」と冷めながら言った。

イニエータは「そう急かすなって わざわざ自分の死期を早めることないだろ?」と挑発する発言をして、ランは「お前のそのうるさい口を塞ぐのは じゅうぶん急を要することなんだよばか野郎!!」と言いながら、それぞれが技を放って戦闘が始まった。

ランは神之水強化を使って素手でイニエータの剣を防ぎ、さらに圧倒的な速さでイニエータに連続攻撃を仕掛ける。

イニエータはどんどん加速するランに追いつけなくなると焦りながら四方から剣を出現させて、ランを攻撃しようとする。

ランはいきなり四方から現れた剣に驚きながら、回想に入る。

場面は、選別者となったランが家門の人にアドバイスを求めた回想へ。

クン家の女性は「何…?坊やが早くも選別者に? 思ったより早かったのね… ヘドンがお父さんと組んだのかしら えっ?アドバイス? そうね…この「血筋」を継いでいる以上困難ことなんてそうそうないはずよ ザハードの姫さえ敵に回さなければ… 同じ選別者で警戒すべき人物をあげるとすれば… やはりアリエ家でしょう 坊や肝に命じなさいアリエ家の選別者に出くわしたときは 絶対に剣を避けないこと 何も知らない未熟者ほどアリエ家の剣を読もうとして無駄死にをする だから彼らの剣はー 「耐えるのよ」 あなたのその生まれ持った体で剣を受けて それ以上に強力な攻撃を相手に打ち込んでおやり」とアドバイスをした。

そして場面は、現在のランとイニエータの戦闘シーンへ戻る。

ランはそのアドバイス通りにイニエータの剣を避けず受けながらも、より強力な攻撃を放った。

ランは血だらけになりながらもイニエータを吹っ飛ばし、イニエータはランの強靭な体を見て、ランが直系であることを勘づいた。

そして直系に対する恨みを述べて「本気でぶち壊したくなってきたぜ!! 直系とか正統とかそういうの 俺は大嫌いなんだよ!」と言いながら酒を飲んで、さらにスピードを上げてランに近づき、「そういう枠にはまったヤツらを見てると!! 何もかもぶち壊してやりたくなる!!」を言いながら攻撃を放とうとする。

ランも指先に電気を集めて攻撃にくるイニエータの顔目掛けて攻撃を仕掛けるが、イニエータの攻撃は実はフェイクでなんなくランの攻撃を躱し、「まんまと引っかかってくれたな!!」と剣でランをなぎ払った後に「始動!!」と言って、剣を振るった後に始動させた。

始動した攻撃がランの後ろから襲いかかってくる瞬間にランは「剣を振った後に始動させたのか!? そんなバカな…!!」と驚き、イニエータは「想像すらしてなかっただろ? アリエ家っていうのはさ 剣で「なんだって」できちゃうんだよ」と言い放った。

そして、ランがその攻撃でトドメを刺されるかに見えた瞬間、ピンク色の灯台のバリアがイニエータの始動の攻撃を防いでランを守った。

そこにはダンがイニエータの探知外からシアシアをおぶって全力で走ってきていて、シアシアがランを守ったのだ。

さらにシアシアは、ランに頭を下げるように叫んで、次の瞬間灯台で止めていたイニエータの攻撃をイニエータに浴びせた。

そして、ランが「これで おしまいだ!!」と叫びながらトドメの一撃を放った。

場面は変わり、アルフィネのいる部屋に向かう夜たちへ。

アルフィネの部屋の前に着くと、ユカンは案内をしておきながら「これまで部屋に入って生きて出てきた者は一人もいません! は…入らないほうが…!」と止めようとし出したが、クンは迷わず進む。

そんなクンを見ながらユカンは「ふっ… やっぱり予想どおりだな愚かなヤツらめ… 下僕だから仕方なく従ってやってるが… あの扉の向こうは完全にアルフィネの空間だ!! お前たちは彼女が持つ能力の恐ろしさをわかってない! お前たちもここまでだ!!」と企んでいた。

そして、クンたちが部屋の扉を開くとアルフィネがそこにはいた。

夜が回廊への行き方を尋ねると、アルフィネはジュ・ビオレ・グレイス(夜)が意外にも可愛らしい坊やだったことにクスクス笑ないながら、「いいわ回廊への行き方を教えてあげましょう その代わり条件があるわ 私に証明してみせなさい」と言い出し、夜たちが「……?証明?」と聞き返すと、アルフィネは「ええ、千年もの間カイザー様を縛り付けてきた誰にも解くことのできないおぞましい束縛 その束縛からー カイザー様を解く資格があるかどうかを 私に証明してみせなさい」と言った。

292話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 15)

十傑を探すエンドロシだが、「こんな広い場所でどうやって十傑を探せっていうのよ 簡単に解決できることをなんでわざわざややこしくするのか理解できないわほんと…!」と文句を言いながら歩いていて、そして何かを気配を察知して「出てきなさい 誰だが知らないけど」と言うと、黄色い髪をした頭がひょこっと出てきた。

場面は変わり、アルフィネの話を聞く夜たちへ。

アルフィネの発言に、夜が「カイザーさんが束縛されてる? それはいったい…」と聞き返し、クンもカイザーが他の誰かの指示で駅を管理しているのかと聞くと、アルフィネは「ええ、ここは現在十家門の一人でありこの階の主である 「ロー・ポー・ビア」家によって管理されているの カイザー様もロー・ポー・ビア家出身よ 直系ではないけど能力的には彼らより飛び抜けていて将来を期待されていた いわゆる「天才」だったの その可能性を高く買ったザハード家は 彼女が13歳になった年に 彼女をザハードの姫に選んだと伝えてきた」と明かした。

ザハードの姫に選ばれたと言う事実にクンたちが驚くと、アルフィネはさらにロー・ポー・ビア家の説明をしながらカイザーの分家のことを話し、カイザーがザハードの姫に選ばれながらもある少年に一目惚れをしてしまったことなどを語った。

さらにそのカイザーの恋が、ザハード家がカイザーの姫としての資質を試すために用意した罠であったと言い、罠にかかったためカイザーはザハードの姫には選ばれず、家門の期待を裏切ったとしてカイザーの一族には莫大な罰金が宣告されて、カイザー自身もとても特別な労役の刑を言い渡されたと話した。

その労役の刑はネームハント駅を今のような絶対に抜け出せないピラミッド式の奴隷制度にして、選別者たちの名前を使った商売を実行させる役で、稼いだお金で家門の借金を返済していくというものだった。

カイザーは後悔と自責の念で驚くほど冷静に駅のシステムを完成させて、家門にも莫大なお金を送っていたが、家門はカイザーが送るお金を使い倒してカイザーを駅に閉じ込めているということをアルフィネは語った。

そしてアルフィネは「カイザー様は家門に許してもらえるまで 永遠にここで罰を受け続けるつもりなの このおぞましい束縛からカイザー様を救い出せる方法があるなら 回廊への行き方を教えてあげてもいいわ でももしその方法がないと言うなら… この「影狐」が あなたたちを地獄に引きずり込むわよ」と言い、夜たちの後ろに巨大な狐を出現させた。

場面は変わり、エンドロシへ。

エンドロシが「出てきなさい」と言うと、「ふふ…バレちゃいましたか…」と言いながらリーリャル・ザハードが現れた。

リーリャルは癇に触る喋り方で「本当は様子見するだけのつもりだったんですけどすごく面白い展開になってきちゃったから」と言い、さらに続けて「ジュ・ビオレ・グレイスが出てきたでしょ!? しかもスレイヤー候補の彼がザハードの姫のあなたと知り合いだったなんて! こんなの特ダネ中の特ダネですよ!! 早くパパに報告したくてうずうずしてるんです!」と言い出した。

エンドロシは夜との関係を隠しながら「マズい…! こんなバケモノみたいな女に知られちゃったら本当におしまいよ!」と思っていると、余計に気になり出したリーリャルはエンドロシに攻撃を始めた。

さらにリーリャルは、ジュ・ビオレ・グレイスとの対決が決まっているエンドロシに「スレイヤー候補を殺したザハードの姫だなんて…! そんな名誉を手にするチャンスをあなたみたいな姫に与えるなんて言語道断! カイザーはあなたたちを戦わせるだけで満足なのかもしれないけど その役割って私のほうが相応しいと思いません?」と言い出し、エンドロシが「…え!?あんたまさか…」と言いかけると、リーリャルが「そのとおり!! 今回の祭典でジュ・ビオレ・グレイスと戦って勝つのはこの私!! ロー・ポー・ビア・リーリャル・ザハードです!!」と宣言した。

そんなリーリャルにエンドロシは目つきを変えて睨み付け「…あんたバカじゃないの?」と言い放った。



293話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 16)

夜たちの背後に巨大な狐を出現させたアルフィネは「私は捜索者でありお使い師 私の別名「影人間」は影のように常にカイザー様のそばにいるという意味でありながら この「影狐」を連れていることから付けられた別名よ 影狐は特定の空間で敵の影と自分を繋げることができるの そして一度影で繋がった相手の攻撃に対して無敵になり 加えて相手の体内にある神之水を吸収することができる もちろん神之水を吸収された者は死に至ることになるわ」と語りだし、影狐に夜たちを襲わせようとした。

場面は変わり、エンドロシとリーリャルへ。

攻撃しながらビオレとの関係を聞き出そうとするリーリャルに、エンドロシも反撃しながらブンブンを使って距離をとる。

そしてエンドロシが「あんたさいつまでこんな意味のない戦いを続けるつもり? 私に対して何か要求があるみたいだけど そんなやり方じゃ無理よ私はいつだってブンブンで逃げられるんだから」と言うと、リーリャルは自分が楽しみだけと答えながら「私たちの本当の目的はもっと他にありますから」と言い出して、さらに双子の姉のシーリャルがエンドロシの名前を奪うことになると明かした。

さらにリーリャルは「あなたのお仲間を下僕にして!! あなたとビオレとの関係を正直に吐かせることにしたんです!! それから私が祭典に出てビオレを裁いてやるんです スレイヤー候補と不適切な関係にあったザハードの姫!! その秘密を暴き裁いたのはロー・ポー・ビア家の双子の姉だった!! 完璧な計画だと思いませんか?」とエンドロシに強烈な攻撃をしながら言った。

場面は変わり、ハツの元に訪れたシーリャル・ザハードのもとへ。

ハツがシーリャルに何者なのか尋ねると、シーリャルは自己紹介をした。

さらにハツの姿を見て、「どうやら剣士さんのようですね 実は私も子供の頃趣味で剣術を習ってたんです 才能がなくてすぐに辞めてしまいましたけど もしよろしければ相手をしていただけませんか? お互いにきっちり礼儀をわきまえて 命を懸けてね!!」と言いながらレイピアを取り出して構えた。

話にまるで繋がりがないシーシャルの発言を指摘すると、少し会話をしたあとでシーリャルがハツに攻撃を仕掛けた。

場面は変わり、夜たちの元へ。

影狐を夜たちが攻撃するが、影狐には全く攻撃が効かず、さらにアルフィネはユカンのことを躊躇なく見捨てて影狐に食わせた。

クンが影狐の攻撃も通用せず神之水を吸収する強力な力を考察しながら弱点となるお使い師自身に目をつけようとするが、先ほどまでいたアルフィネはオブザーバーが作った幻影で本体はすでにいなかった。

密閉された空間で逃げ場もなく、弱点のない影狐に焦っていたが、影狐を操るための水槽があるはずだと考えた上で、夜のトゲの力を使って周りの神之水を吸収し、さらに灯台を使って影狐を倒す作戦を考案した。

場面は変わり、1人で歩くアルフィネへ。

アルフィネは「これで今回も何事もなかったように 祭典が開かれることになる これでよかったのよ苦しい運命から逃れられないのなら現状を維持するのが最善の方法 カイザー様と家門の命脈を保てるように これまでどおり何事もなかったように続けさせていくことが私の使命 それがカイザー様に対する私の贖罪…」と考えていたが、「どうした? 一人でぼーっと考え込んじゃってさ」と言う声とともにクンたちが現れた。

アルフィネは影狐を捕まえて部屋から逃れていたクンたちに非常に驚き、クンは脱出の方法を全部解説しながら「カイザーを救う方法についてはもう少し考えてみる必要があるけど お前の束縛からはかなりスマートに脱出できたと思わないか? そろそろ俺たちにもカイザーがいる回廊への行き方を教えてくれよ」と言った。

294話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 17)

アルフィネは回廊への行き方を聞く夜たちを前にして「私の罠から抜け出したからって… そう簡単に吐くとでも思った? だったら死んだほうがマシよ…!!」と持っている武器で自分の首を突き刺そうとすると、夜が逆流れ制御でそれを止めた。

そして夜は「カイザーさんの事情はよく分かりました でもどんな事情があれ あなたたちがここでしてきたことを正当化する理由にはならないと思います カイザーさんを助けることとここをぶち壊すことのどちらか一つを選ぶとしたら 僕は迷わずここをぶち壊すほうを選びます それに正しいとか間違ってるとか以前に あなたたちは僕の友達を傷つけた 僕は自分のやるべきことをやらせてもらいます もしその結果があなたたちにとって悲劇になるなら… それは他でもなくあなたたち自身の責任じゃないでしょうか」と言いながらアルフィネの背中に手を当てて名前を奪った。

場面は変わり、カイザーへ。

カイザーはかつての母親との会話を思い出していた。

そこではカイザーが母親に「なぜあのような… 軽率な行動をしたのです? 家門の栄光がすぐ目の前にあったというのに!」と怒鳴りながらカイザーを責めていた。

それを聞いてカイザーは「ごめんなさい…お母さん 全部私の責任です… だから… この罪は… 死ぬまで一人で償います」と言っていた。

そして現在のカイザーは「…… なぜ急に昔の記憶が…」と思い出したことに困惑しているとアルフィネからメッセージが入った。

場面は変わり、夜たちへ。

アルフィネから不吉な言葉を言われながらも回廊への道を教えてもらい、その回廊へ繋がる道であるエレベーターにたどり着くと、そこにはシビスが神之水爆弾(モンスターボール)を持って待ち構えていた。

シビスはふざけたことを言いながら、エンドロシの命のために夜たちをカイザーに会わせるわけには行かないと言い出して回廊へ繋がるエレベーターを爆発させてしまった。

そしてシビスは「俺は今でもお前たちを信じたいと思ってる 俺が知ってるお前たちならきっと何か方法を… さて… これからどうするつもりか聞かせてもらおうかクン」と悪い顔をして言った。

場面は変わり、シーリャルとハツの戦闘へ。

シーリャルはハツと剣を交えながら「大したものですね!! 十家門出身でもないのに私の攻撃を止めるなんて!! とは言え剣の品格は劣りますけど!!」と褒めながらもバカにすると、ハツは「剣の品格だと!? ふざけたことをぬかしやがって!! お前が感じているのは出生家門へのただの先入観だ!! 少なくともエンドロシはお前のような先入観は持っていないぞ!!」と言い返した。

するとシーリャルはハツの剣をいとも簡単に流しながら、エンドロシは高貴な身分じゃないから当然と返して、ハツを吹っ飛ばした。

そしてシーリャルは、実はエンドロシのことが嫌いではないが、全く姫らしく行動しないことを嫌っていると言い、「ザハードの恥であるアナク・ザハードと一緒に塔を上るわ バカみたいに挑発に乗せられて名前を奪われるわ… 挙げ句の果てにスレイヤー候補ともつながってたなんて… ザハードの姫である自覚はあるのかと問いただしたいくらいですね あなたたちが本当に彼女のことを思うのなら アナク・ザハードやビオレと手を切らせるべきじゃないでしょうか? エンドロシと彼らは戦わなければならない運命なんですよね?」と問いかけた。

シーリャルの発言を聞いたハツは、言うとおりかもしれないと言いながらも「だが運命とかどうとか以前に俺たちは友だ 合わないことがあればぶつかることもあるが 誰かにけしかけられて戦うような仲ではない お前の言うとおりエンドロシと彼らは戦わなければならない運命を背負って生まれてきたのかもしれない だがもし俺が友と戦うことが運命だと誰かに言われたら 運命に逆らうほうを選んでやる」と返しながら、新しい剣を抜き始めた。

場面は変わり、カイザーへ。

カイザーはアルフィネから「申し訳ありません、カイザー様。的に名前を奪われました。彼らはエスカレーターに向かっているのでご心配なく…」とメッセージをもらっていて、エレベーターには途中に爆弾が仕掛けられているため、残すはエンドロシ姫のみだと考えていて、「彼女を姫の座から引きずり下ろせば家主様に見直していただけるだろうか 家門をまた蘇らせてくださるだろうか 私はいつまで…この場所で…」と思っていた。

その瞬間、カイザーの後ろ建物を突き破って長髪のカツラを被った夜が「奪いにきました あなたの名前を」と言いながら現れた。

カイザーは目を見開き、「なぜ生きたまま辿り着けたのだ!?」と驚いた。

場面は変わり、シビスの元へ。

エレベーターを爆発させたシビスは「信じているぞ 夜、クン」と呟いていた。

295話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 18)

カイザーは夜たちにエレベーターに乗ったのにどうして生きてここまで辿り着いたのかを尋ねると、クンは運が良かったと答え、さらに「で、千年間守ってきたその場所から引きずり下ろされようとしてる気分はどうだ? カイザー 俺がお前の立場なら ここまで来たらここで果てるのも運命だってすんなり受け入れられそうな気がするけどさ」と尋ねた。

カイザーは「…運命か… 可笑しなことを言うもんだ どうやらアルフィネが余計な話をしたようだな 仮に私に少しでも同情心を抱いているのなら捨てたほうがいい 私はただの一度もここで自分がしてきたことに同情されるような価値があるなんて思ったことはない 私はここに存在するすべての「悪の頂点」 だから全力がかかって来てもらわないと困る」と堂々と言い放った。

すると夜はカイザーの元に降りて「カイザーさん戦う前に一つお願いを聞いてもらえませんか? もし僕がカイザーさんに勝ったら… 一つ約束をしてほしいんです」と言い出した。

場面は変わり、十傑の1人である水中多眼族のルターへ。

ルルーは誰も来れない場所で人質の見張りをしていたが、退屈さに文句をぼやいていた。

しかし、その瞬間カイザーと自分しか知らない場所にファリョンやサッチたちが現れて、灯台から警告音が発せられる。

場面は変わり、ファリョンたちへ。

ファリョンと一緒に来ていたボーロは、ファリョンが飛び出したと思ったら人質の場所を探し当てたため、改めて道案内の凄さを実感していた。

するとファリョンたちの前にヘッセーの兄であるジェイエムが現れて、全身を鋼で覆って、尻尾を使った回転攻撃でノビックを吹っ飛ばした。

しかし、吹っ飛ばされたノビックはすぐさま反撃して、「赤鈴拳」を連続で浴びせてすぐにジェイエムを倒した。

その後、ファリョンたちは人質のいるルターの元へ辿り着いた。

ルルーはファリョンたちが辿り着いたことに驚きながらも、神之水玉でファリョンたちを窒息させようと攻撃するが、サッチがそれらを一撃でなぎ払ってしまった。

しかしルルーも人質が入った容器の中の神之水を水に変えて窒息死させると脅しながら、鍵がないと人質の容器は絶対に開けられない上に、鍵は誰にも探せない部屋にあると忠告した。

するとファリョンは「鍵って ひょっとしてこれのこと?」と言って、人質の容器の鍵を見せて、「誰にも探せない部屋ねえ… 確かに面白い話ではあるけど… この塔には探せない部屋なんて存在しないのよ 探しにくい部屋くらいならあるかもしれないけど… それを見つけることくらい私にとっては容易いことなの それにお友達の部屋には中から鍵をかけられないっていう致命的な弱点があったのよね 神は絶対的な能力なんて与えてくれないものなのよ さあどうする気? 多眼族さん まあ…今回は考えるまでもなく あなたがどんな選択をするかなんて目に見えているけど」と言った。

場面は変わり、夜とカイザーへ。

カイザーは夜の約束を承諾すると、夜がお礼を言うが、カイザーは「礼を言うことはない 私は負けるつもりなどこれっぽっちもないからな」と答えた。

ちょうどその時、クンの灯台にファリョンから「ワニ救出成功。約束は必ず守れって伝えてちょうだい。」と連絡が入り、それを夜に伝えた。

すると夜は「はぁよかった… さて心配の種も消えたところで… あなたのお望みどおり全力でいかせてもらいますよ 僕にとってこれは… たくさんのものが懸かった戦いなので」と言いながらトゲを発動させ、カイザーも「…それはこちらも同じだ」と返した。



296話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 19)

夜とカイザーが向き合い、それを見ていたクンはカイザーの強さがD級選別者とは比べ物にならないと感じながらも夜が劣っていると思えず、カイザーが隠し持っている能力が勝敗を左右しそうだと予想していた。

夜は早速カイザーに飛び込み、真田ユタカ流空破術赤花を放ち、カイザーのアーマーインベトリーを砕いた。

さらに足蹴りをして、避けられながらもさらに足蹴りをして、それも避けられると真田ユタカ流神之水制御術陸竜を放った。

カイザーはそれをアーマーインベントリーで防ぎながら「すごい 体術も神之水操作術も選別者とは思えないほど洗練されている 誰が叩き込んだか知らないが敬意を表したいくらいだ FUGが心血を注いで細工をしている宝石だというのも頷ける それほどの資質を持つ原石だと言うことなのだろう」と夜を心の中で絶賛していた。

すると夜が攻撃の手を止めてカイザーにどうして家門に利用されていると知りながらここに留まっているのかを尋ねた。

カイザーは自分が多くの人から愛されてそれが当たり前だと思っていながらも、実際は自分が力のあった勝者だからこその待遇であったと話しながら「そして勝者にはー その両肩に重い 「責任」がのしかかっていることを知らなかった お前も同じはずだ スレイヤー候補として責任がだんだんと増えていくとは思わないか? この世には無償の愛など存在しない 愛を受け取った分だけ代価を払わなければ それは人間とは呼べないのだ」と語りながら新たな武器を取り出し、攻撃を放った。

それらの武器はすべて見えなくなっているが、夜は感覚を頼りにすべて躱していく。

それを見て、カイザーは「やはり不思議な男だ… 誰かが頭の中でよけろと指示でも出しているのか?」と思いながら、「私は家門に許してもらうまでここに留まる 千年以上ここを守ってきたことを同じような理由で非難されようと この場所こそが私にもっとも相応しい場所だと思っている ここを支配し続ける井の中の蛙エセ皇帝(カイザー) 幼い頃はすべての生物が祝福された存在だと思っていた 周りのすべてのものが美しく幸せに満ちているように見え その上でのんきに踊りを踊っていた頃もあった 自分の足の下に彼らがいるとも知らずに だが今では自分の周りがはっきりと見える この駅で私の足の下にいる者の苦痛も そのおかげで豊かな暮らしをしている家族の幸福も おかしいと思うかもしれないが私はそれらを直視しながらこういったことを続けているのだ だから彼らに許してもらえるまで 私の名前は誰にも渡せないジュ・ビオレ・グレイス」と語った。

夜はカイザーの攻撃を避けながら、それを聞いていて、さらにカイザーの隙を見つけながらもそれをワナだと理解していた。

場面は変わり、イニエータとランのもとへ。

ランの強烈な一撃を受けながらもイニエータはかろうじて生きていて、その頑丈さを見たダンは、イニエータに勝ったカイザーがどれほど強いのかを尋ねた。

するとイニエータは、「あいつは確かに強い でも正直俺の好みではないかな なんつーか…戦う前から カイザーの勝利が決まっている的な?」と言いながら、カイザーの本当の実力を見る前にある能力によってやられたと明かした。

イニエータは続けて「あいつが隠し持っている能力は二つ その一つがー 「お使い師」としての能力だ」と言った。

場面は変わり、夜の元へ。

イニエータの言葉に合わせてカイザーが「出でよ フェンリル」と発すると、夜の前に突然狼が現れ、カイザーが「噛みつけフェンリル」とフェンリルは口を大きく開けた。

場面は変わり、イニエータの元へ。

イニエータはカイザーが扱う狼が生き物ではなく霊魂のような者で、その家門でも特別な才能を持つ者だけに伝わる能力の強さを説明しながら「でも確かことはその狼に噛みつかれたら最後 絶対にカイザーには勝てないってことだ」と言った。

そして場面は夜とカイザーが映され、フェンリルが夜を噛みつくとカイザーは目を瞑りながら「…ここまでだな」と呟いた。

297話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 20)

夜はカイザーのフェンリルに噛みつかれたが、それを神之水でなぎ払おうとすると突然フェンリルが消えた。

クンが夜のことを心配しながら、神之水で強化した夜の体に傷をつけたフェンリルの顎の強さに驚いた。

カイザーは「この子の名前はフェンリル 私の扱う狼だ 誤解しないで欲しいがこの子は生きてはいない フェンリルはうちの家門に代々伝わる狼の霊魂の一つ 家門でもごく一部だけが狼の魂を受け継ぐことができる」と説明し、夜が「狼の魂…?」と聞き返すと、カイザーは「ああロー・ポー・ビア家の灰狼の中でもごく少数の者だけが生まれ持つ資質だ 特別なお使い師とでも言おうか私が姫に選ばれたのもこの能力を持っていたからこそだった ちなみにフェンリルの牙はほとんどのランカーの皮膚を貫通するほどに強力だ それともう一つ… フェンリルに噛まれた傷は私が手当てをするか私を殺さない限り癒えることはない」と話し、このまま動き続ければ出血多量で死に至ると忠告した。

そして、カイザーは続けて「さて、お前に残された方法は気を失う前に私を倒すことだけだ もう逃げ回るわけにはいかないだろう フェンリルの牙で血まみれになりたくなければなと言って、攻撃を再開した。

夜はフェンリルの攻撃を避けながら、カイザーの扱う武器を全て避けて、フェンリルに攻撃をするが霊魂であるため効かず、さらにカイザーの武器の攻撃も巧妙になっていくため「このままじゃキリがない!! 時間が経つほど不利になるだけだ やっぱり攻めてみるしかないのか…!!」と考えながら、カイザーがわざと作っている隙を攻め込もうと思っていた。

場面は変わり、ランとイニエータの元へ。

イニエータはカイザーのお使い師の能力を教えながらももう一つの能力は隠していて、息も絶え絶えな状況でランに最後まで戦ってほしいとお願いした。

ランはその提案を受けて、体が限界であるにも関わらず二つ目の雷弾を飲み込んで戦闘態勢に入った。

イニエータはよろける体で手にも力が入らない状況であるにも関わらず「最期の迎え方としては悪くねえな」と笑いながら言って、神之水を集めてるランに正々堂々真っ向勝負を挑んだ。

ランはマスチュニー式電槍術グラン・エスパダ・デ・ラ・ルーズを放ち、イニエータはそれを食らって丸こげになりながらもランの腹に剣をさした。

そして、ランはシアシアの灯台に助けられたが、イニエータはそのまま落下し、カイザーとの会話を思い出していた。

その会話はカイザーがイニエータの才能を認めた場面で、イニエータはそれを思い出しながら「ちくしょう… ようやく… やっと… 俺を認めてくれるヤツに出会えたっていうのに… お前は絶対に死ぬなよ… カイザー」と思っていた。

298話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 21)

夜はワナとわかっていながらも危険を承知で、カイザーがわざと開けているルートに突っ込んでいった。

その頃、クンは一緒にいるノーネームにカイザーの隠し持っている能力を思い出せと詰め寄ると、ノーネームは「あっ…!! 思い出しました!!「瞬間移動」です!! カイザーと戦った仲間がそう言っていました!! カイザーは瞬間移動ができると!! それが単なる瞬間移動ではなく… 瞬間的に狼と自分の位置を入れ替えることができるそうなんです!!」と言った。

そして、夜がカイザーのもとへ突っ込むと、カイザーは「引っかかったな」と思いながら指を鳴らしてフェンリルと位置を入れ替わった。

さらにリールで夜を拘束し、カイザーは夜の背中に手を当てて、ネームハントの合図が流れた。

夜は「この力だけは使いたくなかったけど…!!」と思いながら、力を振り絞ってカイザーに反撃するが、カイザーには避けられて再度フェンリルと位置を入れ替えられて、フェンリルに足を噛まれてしまった。

しかし、夜は神之水でフェンリルをなぎ払い、傷を二つにしてしまったが危機を脱する。

カイザーは夜のことを褒めながら、自分の扱う動物と入れ替わることができる自分独自の瞬間移動を紹介し、その能力で油断していたエンドロシの名前を奪うことができたと明かした。

さらに続けて「捕り逃しはしたが… この状況でお前が私の技を知ったところで変わることは何もない 徐々に死んでいくか攻め入って名前を奪われるかのどちらかだ」と言って、攻撃を再開した。

クンはその光景を見て、カイザーの強さを認めながらもなぜか夜が負ける気が全くしておらず、夜も絶望的な状況でありながらも攻撃を避けながら「まったくやられる気がしない」と感じていた。

そして夜は先ほどまで見えない攻撃を避けることで精一杯だったのに、神之水で反撃する余裕まで見せて、さらに「見える 見えないはずの武器なのに 見える 飛んでくるインベントリーの武器 それらを囲っている神之水の流れ ニードルと摩擦を起こして飛び散る神之水一滴一滴 そしてその中に映る 僕の姿まで 僕の錯覚? 手を伸ばせば 簡単に届きそうな気さえしてくる」と思いながら、カイザーの見えないニードルに手を伸ばして掴んでしまった。

インビザブルインベントリーから飛んでくるニードルを素手で掴んだ夜の姿に、カイザーもクンも言葉を失うほど驚いていた。

そしてカイザーは「不覚だ… 私の考えが間違っていたようだ… 俺は卓越した才能だったのか FUGがあの少年をスレイヤー候補に選んだのは 単に少年が凄まじい才能があったからではなかったのだ FUGはおぞましい怪物を育てている 本家ですらあんなヤツは見たことがない 見えないものを見て感じられないものを感じる まさに神之水の加護を受けし者」と衝撃を受けていた。

夜は見えない武器を掴んでカイザーの攻撃ルートを破壊できるようになったため、「反撃開始だ!!」と思いながらカイザーに突っ込んでいった。

場面は変わり、ハツとシーリャルの戦闘へ。

ハツの強烈な攻撃でシーリャルのレイピアは折れて、シーリャルは「…この威力… 「始動武器」を持ってたんですね」と言い、ハツは「ああ この剣の名は東海 扱いにくさゆえにあまり出番のない剣だ そしてこの剣はまだ始動させていない状態だ」と言い放った。



299話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 22)

ハツの武器の威力に驚くシーリャルだが、流石に始動なしでこの威力は見栄だと言い返すが、ハツは「見栄かどうかは じきにわかるさ 正直なところ俺はここであんたが引き下がってくれることを願っている コイツを始動させれば俺にもコントロールできなくなるからな」と言った。

するとそこへシビスがやってきて、シーリャルにビオレが回廊に行ったからカイザーは今日負けることになると伝えて、シーリャルに諦めるように忠告した。

さらにシビスは「何よりお前たちがビオレに執着したことで計画がおじゃんになっちまったって知られたらお前たちのお姉様が喜ぶとは思えねえけど?」と言うが、シーリャルが「…あら お姉様?なんのことでしょう」ととぼけた。

しかし、シビスは鋭く「しらばっくれるな 上のほうで選別者の姫二人が派閥争いを繰り広げているって話はとっくに広まってる お前たちもそのどっちかと組んでるんだろ? 今回のエンドロシ狩りもそっちとの関わりでやったことだろうし 家門のため〜なんていうのはカイザーを利用するために付け加えたようなもので本当はお姉様たちへの貢ぎ物が欲しいだけじゃねえか エンドロシを味方に付けるかそれが無理な場合は処理する方向で話が進んでたはずだ アリエ・ローゼとヘンド・ロック・グラッドメリー・ザハードのどっちについたかまでは知らねえけどよ」とシーリャルたちの狙いを見抜いていることを言い放つ。

シビスの発言になかなかの推理力と褒め、シーリャルは「でも惜しいなぁ〜 確かにあなたの推理どおりですけど 私たちはそのお二人のどちらとも組んでません 私たちが選んだのはまったく別のお姉様です 私たちが選んだお姉様の名前はー」と言ったところで、夜たちの方へ場面が変わる。

カイザーは壊された武器の空白を埋めるために武器のスピードを上げてカバーしようとするが、夜はスピードが上がっても物ともせずに武器を掴んで壊していった。

カイザーはならば一気に攻めようとカイザー式リール操作術二十筋縛りで夜を捕らえようとするが、夜は攻撃を交わしながら次々に武器を壊していった。

そして夜は「ここでこんなことを続けたところで 家門があなたを見直してくれると思いますか!! あなたはただ言い訳してるだけです!! 本気で家門のことを考えてるのなら!! 家門がこんな汚いことから足を洗うように あなたが変えていくべきじゃないですか!?」と言いながら攻撃する。

カイザーは剣を抜いて対応しながら「愚かな お前が言っているのは理想論に過ぎない!! 家門の指示であれば何でも従うのが私の役目 家門の望みであればどんなに汚いことでも私はできる!! 家門に必要とされているだけで私は満足だから 昔の私は愚かだった!! 愛という虚像を追いかけて大切な人を裏切った!! でも今は違う!! 今の私は自分を捨てたのだ!! 昔は私は自分がガラスの天井の上で踊っている操り人形だという事実が嫌で仕方なかった!! でも今ならわかる!それが私の役目であり大切な人を守るための力であるということを!! 私はまたあそこに戻るのだ!! 彼らにもう一度認めてもらえるその瞬間まで!! いつまでもここで彼らのために犠牲になってやる!! それがー 私が生きる唯一の理由だから!!」と言いながら速い上に正確な攻撃をして、さらに入れ替わりを駆使して夜を掴み、ニードルで刺そうとする。

しかし、夜は神之水で足場を作って攻撃を避けながら「だったらそのガラスの天井 僕が!! 叩き割ってあげますよ!! 二度とあなたがその上で踊れないように!! 誰もあなたを見上げて生きれないように!! 本当の顔も名前も失ったまま誰かのために踊ることの!! いったい何が幸せだっていうんですか!!」と叫びながら、火接空破術で建物も大きく破壊されるような一撃を食らわせた。

カイザーは夜の攻撃をかすっただけなのに体がぴくりとも動かなくなり「ここまでか…」と負けを悟った。

夜は倒れるカイザーに向かって「そこまでして守りたかったあなたの家族 その家族の名前… 思い出せますか?」と尋ねて、カイザーが「…… …何を当たり前のことを… ここに来て千年になるが 家族の名前を忘れたことは一度たりともない いつでも恋しくそして申し訳なく思っている」と答えた。

すると夜は「だったら… 自分の名前は覚えてますか? あなたが本当に守るべきあなたの名前… カイザーではない本当の自分の名前 今でも思い出せますか?」と尋ねた。

カイザーはその質問に驚きながら「自分の名前…? カイザーになる前の私の名前… 誇り高き灰狼 皆から愛された少女 あの日仮面で顔を隠した瞬間 すべてを捨てると覚悟した 哀れな少女の名前は…」と思いながら、涙を流して「思い…出せない… 自分の名前が… 思い出せない」と言った。

300話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 23)

夜の技の衝撃は、ネームハント駅全土に響き渡り、アナクやリーリャルやアルフィネたちも離れたところにいながら衝撃に驚いていた。

夜に敗れたカイザーは「自分の名前も思い出せないくせに… 他人の名前を奪い家族を幸せにしようなんて… 呆れたものだ…」と思いながら、夜にこれからどうするつもりなのかを尋ねた。

すると夜は「僕はあなたの名前を買います さっきの約束どおり祭典に出てくれれば あなたと家門が背負った借金を全額返済できるほどの大金であなたの名前を買い取ります 一括でね」と言い、クンが「金はFUGから匿名で支払われることになる 一括で支払えばお前の家族も手のつけようがないだろ お前は晴れて自由の身になるってわけだ その代わりエンドロシにちゃんと名前を返して今回の戦闘で勝ったのはエンドロシだってみんなに広めてくれ そうすればエンドロシの名誉も回復するし 俺たちもお前の名前を手に入れられる ま、とんでもない額を積むことになるだろうがな」と付け加えた。

カイザーが「なぜ…そこまでして…」と夜たちの発言に驚いていると、夜は「エンドロシさんを解放してもらうためにはそれしか方法がないと思ったからです それと… あなたに本当の自分として生きるチャンスを与えてあげたかった これからは家門の誰でもなく本当の自分に戻ってください カイザー…いえ エレインさん」と名前を言った。

場面は変わり、シーリャルとハツたちの元へ。

シーリャルにはカイザーから敗北したことの連絡が入り、シーリャルはスムーズに事が進まないことにイライラしながら去ろうとして、シビスが「さ…さっきの話は本当なのか? ほら…お前たちが手を組んだ姫が…」と言ってシーリャルの発言が信じられないと言うが、シーリャルは「私は冗談は好きだけど嘘はつかない性格なんです」と答えながら「信じるか信じないかはあなた次第ですよ じゃっ失礼〜」と言いながら去る。

さらにその去り際に電話で「もしもしリーリャル? カイザー負けちゃったみたいね ええ帰りましょう マリアに会いにいかなくちゃ」と話していた。

そして最後の最後にシーリャルはハツに次に会ったときは「殺しちゃいますよ じゃあバイバ〜イ」と言い放った。

場面は変わり、エンドロシへ。

エンドロシは、リーリャルが電話がかかってくるとすぐに逃げ出してしまったことに困惑しながら、夜がカイザーに勝利したことを悟り、「私はどうなちゃうのかしら…」と不安に思っていた。

場面は変わり、夜とクンたちへ。

クンは夜にゆっくり休むように言いながら、灯台をベッドにして夜を運んであげていたが、クンは「できることが移動式のベッドしかないなんて… 情けない」と思いながら、一緒にいるノーネームの選別者と話していると、「ちょっと!!あんたたち!! 明日の夜に会おうって言ったでしょ!!」と言いながらエンドロシがブンブンで現れて寝ている夜に思いっきり腹蹴りをして登場した。

そしてエンドロシは夜の胸ぐらを掴んで「女の子との約束を…簡単に破っちゃうなんて!! ぶっ殺すわよ!二十五日の夜!! 私に隠れたカイザーの名前を横取りしようって!? カイザーの名前!よこしなさい!!」と捲し立てていて、ハツはその光景を見ながら「これじゃ確かに姫の品格がガタ落ちだな…」と思っていた。

夜はエンドロシに姫の座から引きずり下ろされることはないから安心してくださいと伝えるが、エンドロシは話をろくに信じずに夜から何かを奪おうと必死になった。

エンドロシと一緒にきたシビスは、クンに話しかけ、クンは今回の計画がFUGの力を借りることになったためあまり気乗りはしていなかったことを明かした。
その言葉にシビスは申し訳なさそうにしながら、クンに「彼女たち(シーリャルたち)が…「クン・マスチュニー・ザハード」姫と手を組んだっていうんだ…」と報告し、クンはそれを聞いて「何…!? マ…マスチュニー・ザハードだって!? あのババアはハイランカーだぞ!!なんで選別者の姫と!?」と非常に驚いた。

シビスは詳しいことはわからないと答えながらも「もしかすると今回の派閥争いには「マスチュニー・ザハード」が直接関わろうとしてるのかもしれない… それと…これは正確な情報じゃないんだが… あいつらと手を組んだ姫がもう一人いるらしく… その名前が… 「マリア」っていうらしい」と言い、クンはさらに驚いた。

場面は変わり、翌日の祭典場へ。

競売には真田ユタカを含めて、数多くの人たちが集まっていて、そこで待機しているカイザーは夜との会話を思い出していた。

回想で、カイザーが夜に「…なぜ私の名前を?」と尋ねると、夜は「アルフィネさんから聞きました 正確には命令で言わせた形になりますけどね… あなたは幸せな人です 少なくともこの塔に一人は あなたをちゃんと見てくれてる人がいたんだから 明日の祭典で皆さんにあなたの本当の姿を見せてください たぶんみんな驚くでしょうね」と言っていた。

それを思い出して、カイザーは「…変な男だ」と呟きながらふっと笑い、「さて…借金を返しにいくとするか」と言いながら仮面を脱いで祭典会場に姿を表した。

そして会場は、登場したエレインの美しさに沸き立った。

301話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 24)

祭典会場ではスレイヤー候補の登場を待ち望んでいる人たちが多くて、エレインが出てきたことに困惑していた。

エレインは靴を脱いで、その後に「今回の競売にかけられる選別者の名前は 「ロー・ポー・ビア・エレイン」です」と放送が流れ、エレインが「お父さん お母さん いい加減 解放して差し上げます」と思いながらリールさばきを披露すると、会場がエレインの才能に沸き立った。

それを見ていた、真田家ランカーの真田ルダは、ユリ姫からジュ・ビオレ・グレイスが競売にかけられると聞いていたのに、エレインが登場したため困惑していた。

またシビスたちもエレインの美しさや剣技を感嘆し、エンドロシもエレインのことを褒めていた。

そしてエレインは技を披露しながら「お父さん お母さん 子供の頃私はいつもお二人が自分を支えてくれてると思っていました だからこそ思う存分自分の世界で踊れていたのです ですがあの一件で悟りました お二人が私を支えているのではなく 私がお二人を支えていたという事実を ですからあなたたちを解放することができなかったのです 解放した瞬間すべてが 終わってしまいそうだったから ですがいい加減 解放される時が来たようです さらば 私の未練よ」と思いながら披露を終えた。

会場が沸き立ち、どれほど高値がつくのか期待に満たされると、ロー・ポー・ビア家の者が自身の家門の選別者だから他の者は入札するなと釘をさした。

しかし、ユリ姫から全員買い取れと指令が出ている真田ルダは、自分たちが入札すると強気な姿勢に出て、それを聞いた真田ユタカは「おい若造ども 念のため聞いておくが いくら出すつもりでいるんだ?」と尋ねた。

そしてユタカの提案で同時にいくら出すのは明かそうと言い出し、同時に言うとロー・ポー・ビア家は「6千万ポイント」と言い、真田ルダは「20億ポイント」と言い、真田ユタカは「100億ポイント」と言い放った。

あまりの額にユタカ以外の2人が驚いて理由を尋ねると、真田ユタカは「まあ…大した額じゃないさ 大事な弟子のハートを掴むためだと思えば 安いもんだよ 金は一括で支払うから お嬢さんの借金もこれでチャラだな じゃ」と答えて去ろうとした。

そんな去ろうとする真田ユタカを止めて真田ルダが「あんたいったい何者だ!? なぜ個人がそんな大金を!! あの女を買って何をするつもりなんだ!?」と大声で尋ねると、真田ユタカは「ああ… まあ… 俺は大昔に歴史の教科書から消えたただの老いぼれだ お前たちが気にするような相手ではない それからあの女は俺が買うんじゃない 俺たちの神が救って下さるんだ だから理由なんて関係ないんだよ 神っていうのはそういう存在だろ」と答えた。

場面は変わり、ユリ姫とエヴァンへ。

ユリ姫は真田ルダから競売品を逃したことを聞いて問い詰めると、ルダが相手が100億ポイント出されて、しかもスレイヤー候補に関係のない女だったことを説明した。

さらにルダは競売品がカイザーだったことを明かすと、ユリ姫はカイザーが負けたことに驚いた。

さらにカイザーがエンドロシに負けたと言うことを聞いたため、ユリ姫は何が起こっているのか状況を全く掴めなかった。

そして、ユリ姫は「夜がカイザーに負けたら買い戻すつもりだったのに失敗は失敗か… はあ…うちらの思惑どおりには行かなかったみたいねエヴァン 夜がカイザーの名前を手に入れちゃったんだから これで否が応でも死の階について行く運命になってしまったってことか」とぼやいた。

やれやれと思っていると、ユリ姫のポケットにクン・マスチュニーおばさんから突然連絡が入り、「ユリ私と賭けをしてみない? 私の黄の五月とあなたの緑の四月を賭けてね」と提案してきた。

場面は変わり、同時刻の地獄列車内の機関長室へ。

そこでは、死んだペドロの捜索者としての能力を通じてペドロの記憶に死後接触している者が映され、「お前が言っていた列車内のあの空間は確かに外部からの探知が不可能になっているようだ すべてはお前のおかげだよ 謝ることなんてないさ ホワイトの復活はどのみち時間の問題だからな ……?ほう… 彼女がお前をこんな目に… ユリ・ザハードが… この列車に乗っているというわけだな…」と一人でぶつぶつ呟くカラカが現れた。



302話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 25)

マスチュニー・ザハードの言葉を聞いて、ユリ姫が「…賭け?」と返すと、マスチュニーは「そう私の黄の五月とあなたの緑の四月を賭けてね 勝負に勝ったほうが両方を手に入れるの」と言い出した。

ユリ姫が「な…何よそれ!! なんで私が姉さんとそんな賭けをしなきゃいけないわけ!?」と反論すると、マスチュニーは「そうね… あなたがあれほど望んでた「変化」のため? 塔の変化はあなたが常に望んでいたことでしょ? 私たちが賭けをしてあなたが勝てば13月を三本所有する姫が初めて誕生することになる それってこの塔に変化をもたらすための 一番の近道だと思わない? 私が緑の四月を狙っている理由は離さないでおくわ でも私としてもそれが必要だからこうやって提案してるの とりあえず考えてみてちょうだい舞台はすでに用意してあるから 賭けの内容については適当な時期にポケットに送るわもし断った場合は それ以上地獄列車にはいられないと思うことね」と言い出し、続けて「よく考えて決めるのよ?それじゃあ 旅行楽しんでねユリ またね〜」と言って一方的に連絡を切った。

あまりの突拍子もない提案にユリ姫もエヴァンも何が起きてるのか理解できなかった。

そして、ユリ姫は「…賭け…? マスチュニー姉さんと十三月を賭けて? そんな賭けをすれば負けたほうの命は保証できない… 姉さんもわかってるはずなのにどうして…? でもなんで緑の四月なんだろう 黒の三月じゃなく緑の四月を選んだ理由があるのかな? 賭けの内容まで決めてあるみたいだったけどいったいどんな内容…? そもそも私が地獄列車に乗っていることがどうやってわかったの? なんだか… 全てが怪しい… あらがえない巨大な波に飲まれていくような」と思い巡らせていた。

ユリ姫がそのようなことを考えていると、「助かったよ… 見つけやすい場所にいてくれて」と言いながらカラカが現れ、何者だと尋ねるユリ姫たちに「私の名前はー カラカ FUGの 神だ 列車に隠れている間 私の大事な信徒を殺してくれたそうじゃないか」と復讐にやってきたことを言い、ユリ姫はそれを聞いて「はあ〜また厄介なのが現れたわね ぶっ飛んでるって話はたくさん聞いてたけど 列車に隠れてたならそのまま大人しく隠れてなきゃ でもちょうどよかった 実はね私も… あんたに用があったのよ」とニヤっとしながら返した。

そしてカラカは攻撃の準備を始めた。

場面は変わり、祭典終了後のノーネーム宿泊施設へ。

シビスたちが疲れた体を休めていると、ハツにおんぶされただけのラウレもげっそりするほど疲れてたことを明かした。

そしてシビスはクンに駅の今後はどうするのかと尋ねると、クンはアルフィネたちに駅の管理を任せることを言い、駅のことは彼らが解決すべき問題だと語った。

シビスが本当にそれでいいのかと尋ねると夜は「信じるしかないでしょうね 僕たちも前に進まなきゃいけないですし… ここにいる人たちも前に進むしか…」と答えた。

そして、シビスたちとは離れ、夜とラークとクンが部屋に戻ると夜は「クンさん この駅は… 本当に変えることができるでしょうか」と改めて尋ねて、クンは「どうだかな… 厳しいだろ… たぶん ネームドたちが欲を捨てればいい駅になる可能性は十分にある けどそれは簡単なことじゃない 塔のどこかに行っても不公平な階は存在するわけだし この駅こそ人間のさがに忠実な場所なのかもしれない… でもそこまで俺たちが変えようとする必要はないんじゃないか? 俺たちは神じゃないんだから」と言い、夜は笑顔で「はい そうですね」と答えた。

夜は笑顔で答えながらも心の中では「でもクンさんの言葉を聞いて… ほんの一瞬だったけど… 本当に神になれればいいのにと思ってしまった」と考えていた。

そんな話を聞いていると、スポーティーな服装のエンドロシが夜たちの部屋のドアを蹴破ってやってきて、夜に前から会ってみたいと思ってたザハードの姫がそこに住んでいるから自分も死の階に同行すると言い出した。

エンドロシがついてくるという発言に夜もクンも汗を流しながら答えに困っていると、突然外から凄まじい音がして、ユリ姫と何者かが戦っているのか見えた。

場面は変わり、ユリ姫たちへ。

カラカの攻撃で駅への道が崩れたことにユリ姫が文句を言うと、カラカは「構うものか あいつを列車に乗せるつもりはない というかその前に 自分の命を心配したらどうだ ユリ・ザハード」と言い放った。

303話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 26)

カラカはユリ姫に自分の命の心配をするように忠告しながら、再度駅に続く道を狙って攻撃を放った。

エヴァンは、カエルフィッシャーというアイテムの三番目の欲求の食欲を使って、そのカラカの攻撃を吸収した。

そしてエヴァンは、スレイヤーの権座に上がって間もない未熟者に、ハイランカー2人を相手にするのは無理だと忠告しながら「もう後戻りできないぞ」と言い放った。

カラカはエヴァンの持っているアイテムが気になり、どんな能力が尋ねると、エヴァンは「ああ、これは「カエルフィッシャー」って言って 5つの「欲求」を持つアイテムだ ちなみにさっきのは「食欲」 そしてこれは復旧欲!!」と言って、崩れた道を再生しだした。

カラカはその復旧の様子をみて、物体を過去の状態に戻すアイテムだと悟り、「どうやら凄まじいアイテムを持っているようだな」と呟いた。

場面は変わり、夜たちへ。

駅で続く道を壊されたのをみて、クンは「あの距離を渡るには… エンドロシのボンボンを使うしか方法がないぞ…」と思い、「くっそー連れていくしかないのか…?」とぼやくと、エンドロシが「ちょっとあんた!! 人をお荷物みたいに言わないでよね!!」とツッコミながら、もう少し距離が短くないと無理だと言っているときにちょうど、エヴァンによって道が直され始めた。

それを見たクンたちはもう一度道が崩れる前に乗ってしまおうと準備をはじめて、さらに怪我人を置いていき、安全に乗車できるメンバーだけでいくことを決めた。

そして、その声を聞いた蓮梨花やダンカ(真田ユラのファンの剣士)もケガをしているにも関わらずクンたちについていこうとした。

場面は変わり、カラカとユリ姫たちへ。

カラカがエヴァンのアイテムを感心していると、ユリ姫はカラカの夜を列車に乗せたくない思惑を見抜いた発言をして、カラカが「こうなったらお前たちを殺して道を崩壊させるまでだ」と言うと、ユリ姫は「そのみなぎる自信悪くないけど… 度が過ぎると… 死んじゃうわよ!? だってあんたは私には敵わないから!!」と言って、カラカの背後に回り込み、「超絶スカッとパーンチ!!」を放った。

そのパンチに、カラカは「ものすごいパワーだ さすが真田家」と感心していると、ユリ姫がさらなる追撃をしようとしたため、カラカも「カラカ流神之水制御術 暗黒世界 闇の土蜘蛛」を使って、ユリ姫の攻撃を止めた。

そして、互いに「ほんの一瞬の攻防だったけど ハッキリと感じる 今、目の前にいるコイツを生かしておけば いつか最強の敵になって戻ってくると」と思っていた。

場面は変わり、列車に続く道付近に到着した夜たちへ。

ユリ姫とカラカの戦いは天災のように激しく、こんな中で列車に乗るのを躊躇わられていた。

またクンはここまでデカい戦闘が起きているのに管理者が介入しないことに疑問を抱いていた。

そんな道の付近にきた夜たちを見つけたエヴァンは「まさかこのタイミングで列車に乗るつもりか!? 今は危険すぎるぞ!? 道が崩れて焦る気持ちはわかるけど… 今でできたら命が危ない!!」と思っていた。

そしてクンは、今列車に乗ろうとして戦闘に少しでも巻き込まれれば消えてしまうことを忠告しながら、エンドロシのボンボンで作戦を伝え、「それから負傷者は… ランのチームと一緒に残ることになった… だからお前たちも…」と蓮梨花に言うが、蓮梨花は「い…行きます!!」と答えた。

クンは「もう一度考え直せ歩くこともままならないんだぞ その状態で列車に乗ろうなんて無謀すぎる」と忠告するが、蓮梨花は「で…でも!! わ…私は死の階に行くためにここまで戦ってきたんですよ!! そのためにらーめん丸チームまで抜けたのに…!! 今ここで諦めたら彼らに合わせる顔がありません 誰になんと言われようと私は行きます! 命を懸けてでも!!」と強く言った。

304話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 27)

蓮梨花は「誰になんと言われようと私は乗ります! 命を懸けてでも!! 地獄列車に!!」と言い、クンは困りながらもその覚悟を認めて一緒に行くことを許しながら「ただし 自分の命は自分で守ること 今はここにいる誰一人として 当てにはできないからな」と忠告した。

シビスはクンたちのことを止めたいと思いながらも「何がなんでも死の階に行くしかねえんだろ? 目的の物必ずゲットしてこい! エンドロシのことも頼んだぞ 次はもっと上の階で会おうぜ」と別れを告げて、夜は元気よく「はい! 必ず…! もっと上で会いましょう…!!」と返した。

そして夜たちは道を渡り始め、それを見たエヴァンは止めようにも止められないため、夜たちをカラカから隠すために特殊な膜を作ってその中にいる全ての音を消し外から見えなくするアダスムグローブを使って、夜たちの姿を隠した。

クンはエヴァンのアイテムに感心しながらも「とはいえ神之水やアイテムはなるべく使わないようにしないとな 敵はただものじゃない!」と言った。

そして壊れた道の先端に先に着いた夜やクンはエンドロシのボンボン運ばれる。

その頃、ユリ姫とカラカは激しい戦闘の真っ最中。

ユリ姫はカラカの出した黒いボールによって攻撃を全部吸収されて苛立っていると、カラカは「私の暗黒世界は敵のすべての攻撃を無効にする ハイランカーであるお前の攻撃も例外ではない」と言いながら、「だが普通なら暗黒世界に触れただけで吸い込まれて二度と出られなくなるはずなのに… 肉体が強力すぎて通じないようだ さすがの私も舌を巻く身体能力だよ だが暗黒世界にはまだ秘密がある」と思いながら「礼を言うよユリ・ザハード この暗黒世界には 敵から受けたダメージを溜め込んでそのまま跳ね返す能力があるんだ!!」と言いながら、暗黒世界ダメージカウンター 闇の雨で凄まじい攻撃を放った。

その攻撃は道にいる剣士(ダンカ)も巻き込まれるほどの威力で道もさらに破壊されてしまったが、ユリ姫には通じていなかった。

カラカが攻撃を通じなかったことを驚き、ユリ姫が道がまた壊れたのをぼやいて道の方を見ると、こんな状況下で列車に乗ろうとするラークたちの姿を発見した。

そしてユリ姫は「うちらが戦ってる隙に列車に乗ろうってわけね 隙を突いた悪くない計画だと思うけど… もしそれで… あいつに気づかれでもしたら…!」と思っていると、カラカはちょうど道の方に違和感を感じていた。

そのため、エンドロシがラークたちを迎えにいこうとすると、それをクンが嫌な予感から止めた。

さらにカラカは道の方を凝視し出し、それでも「…気のせいか…?」と思ったところで、ユリ姫は完全に気づかれてないことに安堵しながら「だったらこっちに気をそらせてやらないと!」と思いながら新しいニードルを取り出した。

そのニードルを見て、カラカが「!! あの武器はまさか…!?」と思っていると、ユリ姫は「へえあんたも知ってるんだ このニードルは「クラノス」 その昔十家主と一緒に旅をしたハイランカーのクァドラドが所持してた最強の武器の一つ ニードルを包んでいる封印石には彼らの一代記が記されているわ ウレックに襲いかかって奪われちゃったけど 階数に関係なく一日に一度だけ始動できる最強のアイテムよ なんとなく下の階で使うことになるかな〜と思って 持ってきたんだけどまさか本当に使うときが来るとはね」と説明した。

そして、ユリ姫は武器で攻撃する前にクンのことを睨み、クンがそれを察知して、始動の瞬間がチャンスだと言ってエンドロシにボンボンを使わせる準備をさせた。

カラカは、クラノスの攻撃を一撃でも止められるアイテムを持っていないと焦っていたが、「しかし妙だな… いくらなんでも一度しか使えない武器を 自慢げに私の前で取り出した理由はなんだ?自信?見栄? あるいは まさか…?」と考えていた。

ユリ姫は「クラノス 主ユリ・ザハードが命ずる 一度の閃光で 目の前にあるすべての物を滅ぼしてしまいなさい!! 始動!!」と言って始動させたが、カラカが逃げ出さないことに疑問を思っていた。

その時、エンドロシはクンの合図を受けてボンボンを使ったが、カラカはそのボンボンの姿を目に捉えて「やはりいたのか」と思いながら、ユリ姫の攻撃に真っ向から突っ込みながら「「今」持っている腕一本くらいくれてやる」と言いながら腕を犠牲にした。

ユリ姫は攻撃に突っ込むカラカを見て、自爆したのかと思っていたが、カラカはエンドロシの元に現れて、「ジュ・ビオレ・グレイスではないのか… ジュ・ビオレ・グレイスを引きずり出すためにはー 誰から先に殺すべきかな?」と言い放った。



305話(39F 地獄列車ーネームハント駅ー 28)

カラカの捨て身の行動に、ユリ姫は「くそっ… まさか命懸けで少年たちを狙ってくるとは…!」と不意を突かれ、エヴァンも「クラノスが始動したことで一瞬インビザブルモードが解除されてしまったのか… その瞬間を命懸けで狙ってくるとは… 噂どおりあくどいヤツだ どうすりゃいいんだ? 人質を取られたことで下手に動けなくなっちまったぞ…」と驚きながら焦っていた。

そして、カラカは「ジュ・ビオレ・グレイス!! 出てこい!!隠れていることはわかっている!! お前が出てこないのであればー コイツらを一人ずつ殺していくぞ!!」と脅した。

夜はカラカが自分が狙いだったことに気付き、ユリ姫は最悪人質は見捨てることになるかもしれないと思っていた。

さらに夜がなかなか出てこないため、さらに脅しをかけると、夜は出ていくことを止めるクンに「行かせてください もしあの人が僕目当てでここに来たのなら… 僕のせいで仲間を死なせるなんてそんなことできません クンさんは他の人たちと先に列車に乗ってください これ以上人質を取られないためにも人数は少ないほうがいいですから」と言い、クンがそれでも「お前がどうこうできるレベルの相手じゃないんだぞ!!」と止めるが、夜は「もしあの人がFUGならスレイヤー候補の僕を殺すことはできないはずです 早く列車に乗ってください 僕もすぐに後を追いますから」と返した。

するとファリョンも「安心して送り出しても大丈夫よ ここでは… 死なないはずだから これはあの子が歩かなきゃいけない道なの だから… 安心して列車に乗りなさい」とクンに言った。

そして、夜は長髪のカツラを被って姿を現してカラカのもとに行き、「言われたとおり出てきたので他の人たちは解放してください」とお願いするが、カラカはそれを拒否してさらに余計なことをしないようにと釘を刺した。

そんなカラカに夜は「あなたの名前は…?」と尋ねると、カラカは「あーそうか… こうして直接会うのは初めてだったな ちょっと混乱していたよ 私の名はカラカ FUGのスレイヤーだ 「候補」と会うのは初めてだな」と答え、夜はカラカの名前に反応して「あなたがどうしてわざわざここまで…!! 部下では力不足だからですか? 僕のトゲを奪うために!?」と捲し立てて質問した。

するとカラカは夜が列車に乗るのを止めに来たと明かし、「なぜなら偉大なるスレイヤーの復活にお前は邪魔になる」答えた。

その答えに、夜は「師匠から聞いたことがあるんです カラカあなたは 自分の復讐のためにFUGを利用してると もちろんFUGもあなたを利用してるのかもしれないけど… いつかあなたの狂気が みんなを危険に巻き込むんじゃないかって心配してました あなたがどうしてここまで周りを混乱させたいのか分かりませんけど 周りの人をたぶらかしてついには僕の大事な仲間たちまで巻き込もうとしてる 僕はあなたが僕の仲間を苦しめてることに腹が立ちます…!!」と言い、さらに「今すぐそこにいる仲間を解放してください それから今後僕が何をしようと 干渉しないでください!! 差もないと僕もこれ以上やられてばかりはいませんから」と宣言した。

カラカは夜の脅し発言に反応して攻撃の準備をしようとするが、ユリ姫がすかさず「ちょっと!! あんたが夜に手を出したら こっちも黙っていないわよ」と巨大な攻撃を構えていた。
その頃、人質となった蓮梨花はエンドロシに「一瞬でもあのブリキの注意を引くことができれば その隙にビオレさんとボンボンに乗って列車まで移動できますか?」と尋ねると、エンドロシは何を言い出すのかと思いながらも2人なら難しくないと答え、蓮梨花は剣士さんの剣で道を斬って注意を引きつけると言い出し、さらにダンカ(剣士さん)も人質になるよりは犠牲になることを考えていた。

その言葉を聞いて、エンドロシは夜のポケットにメッセージでカラカの気を引くように頼み、夜はそのメッセージを見てカラカに「あの…カラカさん あなたがはめてるその指輪… それと同じ指輪をはめた人にー 会ったことがあります」と言い、カラカは「何…!! なんだと!? どこで!?」と非常に驚きながら夜の発言だけに意識を向けた。

その一瞬できた隙に蓮梨花は剣で道を斬って、エンドロシはその隙にボンボンで夜を運ぼうとした。

そしてエンドロシに運ばれる夜は、蓮梨花のことを見ながら「梨花さん…! どうして…!?」と驚くが、梨花は「大丈夫です きっとー 大丈夫ですから」と言った。

蓮梨花の攻撃に反応して、カラカも攻撃を仕掛けて、その攻撃がエヴァンが蓮梨花たちを守ろうとしながら、ユリ暇は真田ユリ・ザハード式神之水制御術 殺人技 ローズシャワーという巨大なバラの形を神之水で強烈な攻撃をカラカに放った。

エンドロシに連れられながらも夜は「ラークさん!! 梨花さん!! 剣士さん!! やめろー!!」と叫んだ。

そして、列車の中に入った夜は、ボーロやクンたちに状況を聞かれながらも奥歯を噛み締めて涙を流した。

ユリ姫の攻撃が収束し、エヴァンが蓮梨花たちを呼びかけるが反応はなく「さっきの罰発に巻き込まれたとすれば… 間違いなく… 死んでいる」と思っていた。

場面は変わり、列車内の秘密の間へ。

そこにはカラカがカラカ流神之水制御術暗黒世界 無限転生を使って、生還しながら「さすがはユリ・ザハード… 選別者を巻き込まないために力を抑えていたのか 本当に凄まじい力だ 次はどこまで成長していることやら…」と考えながら「今回の外出ではたくさんのものを失ってしまった ユリ・ザハードを殺すことにも失敗し ヤツらが列車に乗ることも止められなかった だが思いもよらない収穫もあった 私の兄弟が… 生きていた… この指輪を持つ者が…! もう一人…!!」と思っていた。

そして場面はカサノに攻撃を仕掛ける王野が映される。

306話(39F 地獄列車ー王野成ー 1)

王野はカサノを目の前にしながら「ベニアミノ・カサノ あいつを捕らえることができれば 虎助の意識を取り戻すことができる もうちょっと待っててくれよカナ」と思いながら神之水爆弾を握り締めた。

そのころ、ホアキンはある部屋で「ちくしょう!! よくも朕を!! 朕をこんな場所に閉じ込めて逃げるとは!! 今すぐ扉の暗証番号を言え!! さもなければ貴様ら全員ぶっ殺す!!」と叫んだ真顔になって、隣にいたマナとプリンスに「これでよいのか?」と尋ねて、プリンスは「ウン…!」と答えた。

場面は変わり、前日の列車内のラヘルチームの宿泊部屋へ。

そこにはマナとプリンスが訪れていて、土下座しながら「ホアキン様!! 俺たちを家来にしてください!!」とお願いしていた。

そんなお願いを真田ユラは罠だと思って追い返そうとするが、プリンスは熱烈にホアキンに訴え、ホアキンは罠かもしれないが、プリンスたちのカサノを捕らえたいという狙いと自分のラヘルの仲間を減らしたいという狙いが一致することを考えて、プリンスとマナを家来に引き受けていた。

そして場面は現在にホアキンとプリンスたちに戻る。

プリンスはホアキンと意気投合に感激して、ホアキンもラヘルの手下を減らせるから一石二鳥だと語りながら「まあ… すべてはあの金髪にかかっていることだが」と言った。

場面は変わり、カサノと王野の戦闘へ。

カサノは挑んでくる王野に「お前は本気で俺に勝てると思っているのか 勘違いも甚だしい お前は普通の選別者だが俺は工房が作った始動武器だぞ お前が俺に敵うわけがない」と忠告するが、王野は「勝負ってのは!! やってみねえとわかんねえものなんだよ!!」と言いながら、神之水爆弾を投げたあと壁を走ってカサノに接近して、傘の攻撃を食らいながらカサノの腕に注射器を刺した。

カサノが注射器のことを聞くと、王野はカサノの中の悪魔を一時的に眠らせることが薬だと説明し「5分ほど経てば… お前は完全な眠りに落ちる」と言った。

その言葉を聞いて、カサノは王野を容赦なく攻撃して5分経つ前にお前は死ぬと宣告し、「俺に注射器をぶっ刺した根性までは認めてやるが 先のことを考えなさすぎだ いったいどうやって俺を虎助のところへ連れていこうってんだが」と言ったのに対して、王野は眠ったカサノを閉じ込めるボールをソフィア先生からもらっていることを明かした。

するとカサノはさらに王野を攻撃し、「…そんなことをして何が変わるというんだ? たかだか仲間一人の命を助けるだけか? だが俺が塔を上れば世界を変えられる!! 俺はこの塔で唯一神之水生命と一つになった普通の人間だ!! 俺はこの塔で捨てられた孤児たちの希望になるんだ!! エミリーを使って塔の孤児たちを集めて俺と同じ力を与えてやれば…俺やイルマールのような犠牲者は二度と出ないはずだから! そして俺はからの力を集結し塔を改革して変えていくための土台にする!! ソフィア先生が投げ出したことを俺が受け継ぐんだ!! お前は塔のすべての孤児を救える人間をたかだか仲間一人のために捕らえようとしているんだぞ それでもお前がイルマールを助けると言い張るのなら! お前はここまで上がってくる資格すらない男だ そこまでの器もないくせに運良く上がってこられただけ」と言い放った。

しかし王野は「ふざけるな… 身近な人すら大事にできないくせに世界を救うとかぬかすヤツに限って 大したことはない そう言うヤツらは雲を掴むような夢に酔いしれて目の前にある些細なことをないがしろにするんだ 俺がそんな器がないだと…? お前こそ 周りを見たらどうなんだ お前の言葉を心から信じてくれる人がどこにいるってんだか お前はただ利用するにもってこいの駒でしかないんだよ 虎助はそれに気づいたからお前を止めようとした FUGがいつかお前を捨てるってな お前も気づいてるんだろ?」と言い返した。

すると王野の発言に怒ったカサノは、カサノを捕らえることができるボールを持った追うのを手を踏み潰してボールを割り、さらに王野に執拗に攻撃し、王野は血塗れで倒れた。

カラノは仲間に止められて攻撃を止め、「…失せろ 大した理想もないくせに 無能で 人に説教たれているような口だけ達者のクズ野郎 スレイヤー候補と仲良くしてるからって 自分がすごい人間にでもなったかのような錯覚に陥っているんだろうな」と言い捨てた。

そして5分ほど経過したところでカサノはよろけ始めながらも王野を倒したから問題ないと安心していたが、「やっとよろけ始めたか 5分間我慢するのに必死だったよ」と言ってカサノに攻撃を放ちながらアークラブターが激怒しながら登場した。

アークラブターは、カサノを閉じ込める本物のポケットボールを自分が持っていることを明かしてカサノを見事ボールの中に閉じ込めて、王野に駆け寄った。

血塗れでガタガタ震えている王野に衝撃を受けながらもアークラブターは王野を背負い、王野は「これで帰れるな これでやっと帰れる…」と呟いた。

そして2人が歩きながらカナたちのことを話しているところで、王野は「あのさ… アークラブター 本当は俺… めちゃくちゃすげえ男なんだぜ 事情があって話してやれないけど… いつか必ず話すから」と言い、アークラブターはその言葉を受けて「…バカ野郎 俺がもっとぶってやってもいいんだぞ?」と冗談を返した。

307話(39F 地獄列車ー王野成ー 2)

アークラブターは自分だけが知っている暗証番号でプリンスとマナのいる扉を開けようとしたときにラヘルが現れる。

そしてラヘルは、ホアキンと協力して王野たちを一気にまとめて排除するために嘘をついたことを明かし、さらに登場したユラが王野を人質にしたことでアークラブターは扉の暗証番号を吐かざるを得なくなった。

場面は変わり、扉内のホアキンとマナとプリンスへ。

ホアキンの元にエミリーから王野たちを捕らえたことと扉の暗証番号が送られてきて、ホアキンは「さて 君たちのどちらを食べようか」とニヤっとしながら言い出して、プリンスがマナを守りながら自分たちを裏切ったのかと聞くと、ホアキンは「勘違いはよしてくれ 朕はただお遊びを楽しんでいただけ 君たちがより深い絶望に浸って美味しい獲物になるように そうだ、君には特別にいいことを教えてやろう 君たちのどちらか一人は連れていくことになったから 朕が食うのは一人だけになりそうなのだが あのチビと君のー どちらを食べればよいかな?」とプリンスに問いかけた。

場面は変わり、アークラブターとラヘルたちへ。

アークラブターは素直に暗証番号を教えて王野を解放するように言うが、ラヘルは「ホアキンさんがだいぶお腹を空かせているようなので… それに実は死の階で使うための命が「一つ」必要だったんです」と言い出して王野を殺そうとするが、アークラブターは「だ…だったら…!! …俺を殺せ」と言い出した。

その発言にラヘルが呆気にとられると、アークラブターは「俺と殺せと言ったんだ 助かるのは一人なんだろ? だったらそいつの代わりに俺を殺せ 仮にそいつを殺したとしても俺は大人しく人質なんかになる気はないぞ 悪あがきしてでもお前たちを道連れにする でもそいつは何の抵抗もできないだからそいつを連れて行け それに後々お前たちも俺じゃなくてそいつを生かしておいてよかったと思うはずだ ああ見えて王野は… 本当はめちゃくちゃすごいヤツだからな」と言い、続けて「王野成 お前が何を隠してるのかは知らないが… 俺にとっては今もお前はすごい男だ お前なら… 俺の命を懸ける価値がある マナとプリンスを…よろしくな」と言い残して、ラヘルに飛びかかった。

王野はアークラブターを止めようとして叫ぶが、その叫びも虚しくアークラブターはラヘルの手によって殺された。

王野は殺されたアークラブターに這いずりなら寄り添い、「アークラブター… 起きてくれよ… 起きてくれって… アークラブター…」と言いながら、アークラブターとの昔の会話を思い出していた。

そこではアークラブターは、自身が十家門出身の妻と駆け落ちして結婚して周りの反対を押し切って子供を産んだが、結局家門に見つかって妻と娘が強制的に連れて行かれてしまったことを語り、娘との唯一の手がかりは妻とお揃いの結婚指輪しかなく、それも娘が持っているからもわからないため、娘を見つけることは絶望的であることを語っていた。

さらにアークラブターは「でも大丈夫 今の俺にはお前たちがいるから 俺たちはチームっていうより家族みたいなもんじゃないか 俺は今のこの居場所を気に入ってる 俺たちが一緒に塔を上れてるのも全部お前のおかげだ お前には本当に感謝してるぞ」と王野に言い、それを王野が謙遜すると、アークラブターは続けて「いや 俺たちが一つのチームとしてやっていけてるのはお前がいるからだ 俺たちを一つにまとめてるのはお前なんだよ だから このチームの中心はお前だ王野 俺たちはお前がいなきゃだめなんだよ」と言っていた。

回想から現在に戻り、王野は泣きながら「俺たちを置いて行くなって…! 俺たちもお前がいなきゃだめなんだよ! 俺なんかより…お前のほうがチームによっぽど必要だろ… 頼む… 頼むよ… アークラブター…」と語りかけていた。

そこへホアキンと涙を流しながら震えるマナも現れ、プリンスのことを気にする王野に対してホアキンは「プリンス?あー紫のチビか 朕が食ってやった あいつ…意外だったよ 生き残れる選択肢を与えてやったというのに… 自分を選んでくれなんて言い出すんだから 自分が助かるためなら平気で仲間を見捨てると思っていたのだがな 朕に自ら命を差し出してくるとは思いもしながかった 思った以上につまらないヤツだったよ」と言い出し、王野は「プリンス…!! みんな… 俺のせいで…!」と衝撃を受けた。

場面は変わり、夜の部屋を訪ねるクンへ。

クンは、夜のために食事を持っていくが夜は無反応でユリ姫とエンドロシも心配していた。

夜は部屋で一人で座っていたが、目はまっすぐ前を見ていた。



308話(39F 地獄列車ー王野成ー 3)

夜は自分の部屋で「結局誰も助けられず それどころから守られてしまった 思い上がっていたんだ 人の命すら救えない僕に… 本当の「自分」なんて探せるのかな 僕がもっと強ければ みんなを守れたのに… もっと強い力が 何にも負けない力が欲しい」と拳を強く握り締めながら思っていた。

場面は変わり、王野へ。

王野が真っ暗闇にいるとアークラブターとプリンスが現れるが、二人は遠くへ消えていき、「二人は遠いところへ旅立ちました 二度と戻ってこないでしょう 僕と同じように」言いながら20階の試験で死亡したニアが現れた。

そしてニアは続けて王野の周りの人間が次々に死んで王野だけが生き残り続けていることを責めて「あんたがいつも一人ぼっちになるのは 全部あんた自身のせいだ そろそろ夢から目を覚ませ 紅燈家の王子」と言い放ったところで、王野は夢から覚める。

目が覚めてもプリンスとアークラブターが死んだ現実がのしかかり、王野は「助けてくれ」と王野に向かって叫ばれる幻聴に発狂してしまい、それをホアキンは五月蝿いと見下しながら「ところであの金髪は不死身なのか? 朕が知っているだけでもすでに数回死の峠を越えている… ただものではないのかも…」と考えていた。

そんなホアキンのもとへ、作戦を知らされていなかったカサノが王野たちに本気になってしまったと文句を言いに来たが、ホアキンは「そう朕を責めるな 朕もまさか君があの金髪に捕まるとは思わなかったよ 正直ガッカリしたぞ どうやらエセ始動武器というのはイマイチらしいな」と言い返し、それに反論しようとするカサノを手で制しながらホアキンは続けて「頭 人間の割には無感情だから武器としてはそれなりに使えると思っていたが 思ったほど自分をコントロールできないようだな なぜ手より剣が武器として優れているか教えてやろうか? 感情がないからさ 感情を持つ武器は面倒な飾りでしかない 武器というのは鋭ければそれでいい だが手は違う 怒り、喜び、躊躇いなどがそこに存在する それが手の生まれ持っての限界なのだよ だから本当の武器になりたければ感情を捨てることだ 人間でも武器でもない今の中途半端な状態では すぐに捨てられるだけだ FUGという集団は 埋もれた武器を世話するほど寛大ではない」と忠告して去っていった。

場面は変わり、ラヘルとユラへ。

ラヘルは王野とマナを二人とも生かして連れていく考えをユラに話し、その後ユラに「死の階に連れていく 新しい仲間のことはどうなりましたか?」と尋ねると、ユラは「あーそのことなら心配いりません D級一の捜索者が 次の階で列車に乗ってきますから 彼には…期待してもいいと思いますよ でもまだ味方になってくれると決まったわけじゃないのが気がかりですね…」と悪い顔をしたながら答えた。

そして話を終えてユラがラヘルの部屋から去っていくと、ラヘルは震えていて、自分の手に血がついている幻覚を見て驚きながら「慣れよう… 人を殺すことくらい」と息を荒くしながら自分に言い聞かせていた。

さらにラヘルは王野のことをただの選別者だとばかり思っていたが、ザハードの紋章が刻まれた指輪を持っていることに疑問を抱いていた。

場面は変わり、夜の部屋にご飯を届けにきたクンへ。

クンは夜の部屋に訪れると、そこに夜はいなかった。

そして夜は、ガーディアンの神のもとへ訪れていて、「ガーディアンの神様… 僕に神になる方法を 教えてください」と頼んだ。

309話(39F 地獄列車ー王野成ー 4)

ガーディアンの神は夜の発言を聞いて突拍子もないことを言い出すなと思いながら「悪いが私は神になる方法など知らない ガーディアンの神というのは選別者たちが付けたただのあだ名だ 私はそこまで偉大な存在ではない」と返すと、夜は「わかりました」とぷいっとしながら答えて帰ろうとした。

ガーディアンの神は夜が帰るのを止めながら何があったのか尋ねると、夜は自分のせいで仲間を失ったと答え「僕が彼らより強ければこんなことにはならなかったんです!」と言ったところで、ガーディアンの神は「…少年… 強い力が皆を幸せにするとは限らない 昔ある者が私にこんな頼みをしてきた 「塔の王」になる方法を教えてくれと なぜそんな力が必要なのかと聞くと彼はこう答えた 「この塔を皆が幸せに暮らせる場所にしたいんです」 私は彼が強くなるように協力し 彼は本当に強くなった そしてついにこの塔の王になった… だが彼は皆を幸せにすることはできなかった 何があったかは定かではないが 彼がここを離れてからたくさんの変化があったようだ 私も世のすべてを知り尽くしているわけではないがこれだけは言い切れる お前が強力な力を手に入れたところで周りの人間皆を幸せにすることはできない どれだけ強い力を持っているかよりも どのような力をどのように使うかが大切なのだ もし今のお前が手に負えないような力を持てばどうなるかなんて目に見えている 実際、そうして苦しんでいるのもすべてお前が持っているその力のせいじゃないか 神に匹敵する力を手に入れたところで皆が幸せになれるだろうか お前は一時的な感情だけで大切なものを失おうとしている 次の試験が終わって気持ちが落ち着いたらもう一度会いにきなさい 神になる方法は私にもわからないが 今よりも強くなる方法なら教えてやろう」と語った。

話を聞いた後、夜は部屋に戻ると部屋にはクンが待っていて、自分だけ強くなろうとしてどこかにいくのは寂しいからどこかにいくときはいつでも追いかけられるようにどこにいくのか教えて欲しいと頼んだ。

そこへエンドロシもやってきて、ユリ姫に邪魔されながらも夜に「あんたねえ!!見てるともどかしいから言わせてもらうけど!! しばらくの間仲間と離ればなれになるくらいで別人みたいによそよそしく振舞うのやめなさいよね 今は離ればなれかもしれないけど 私みたいにまたそばに戻ってくる仲間もいるんだから!! そうでしょ!? あんたも誰かにとっては守ってあげたい大事な人なのよ! 体大事にしなさいよ!! 別に私がそう思ってるわけではないけど! とにかくもっと周りを見て自分を大事にしなさいってこと!! じゃあおやすみ!!」と言って、ユリ姫に追いかけられながら去っていった。

場面は変わり、翌日の列車内昇塔試験場へ。

夜チームはなんとか試験をクリアしながらも捜索者が足りない状況やエンドロシが協力してくない状況に苦戦を強いられた。

そんな中夜たちが王野チームのことを心配していると、ファリョンが「そっちは探さないほうがいいと思うわよ? 送り出すときにお互いの選択を尊重するっていう話だったわよね 彼はすでに彼の道を歩き始めているの だからそれぞれの道を進むべきだと思うけど それにあなたたちだって他人の心配をしている場合じゃないはずよ? もう死の階はすぐそこなんだから 死の階はランカーですら行きたがらない場所 あなたたちが今行けばたとえユリ・ザハードがいるとしても… 死の階で 誰一人として生き残れないと思うけど?」と忠告した。

場面は変わり、夜は釜へ、クンはエヴァンの修行へ、エンドロシはユリ姫の修行へ向かう。

夜がガーディアンの神のもとへ訪れると、ガーディアンの神は気持ちの整理がついたのかと尋ね、夜は「まだよくわかりません… 今でも自分が弱いせいで仲間にケガをさせてしまった事実が辛いです でも… この前のことだけは僕もしっかりと理解できます 僕の持つ力が大きくなったところで周りの人たちが幸せになるわけじゃないってことは 手に負えないほどの巨大な力はかえってみんなと僕を引き離すことになるかもしれないって… でもだからって強くなることをやめるつもりもありません もし僕が誰かを傷つけることになったら悲しいけど それでも僕は… 誰かにとって…神のような存在になりたいんです そのせいでよくない結果を招いたときは僕が責任を取ります もっと強くなってもっと戦います 僕の愛する人たちを守って彼らのそばにいるために」と答えた。

その答えを聞いてガーディアンの神は「違う… 似ているようで… やはりこの少年とザハードは何かが違う ザハードは誰かの上に立ち彼らを変えるために力を欲したが 少年は単純に大切な誰かと一緒にいるために力を欲しがっている 見逃してしまうほどの小さな違いだがそれに懸けてみる価値はありそうだ」と思い、体を夜くらいの大きさに変えて、直接戦闘して夜を鍛えることにした。

そして夜に「今から普通の選別者ではなく 十家門が使う「神之水制御術」を教えてやる!!」と言った。

場面は変わり、数時間後の40階の王野とマナが閉じ込められている部屋へ。

気温が下がる中でラヘルは王野に毛布を渡しながら「ザハードの血を受け継いでいる割にひ弱なんですね」と言い出し、王野が「な…何バカなこと…!!」と返すが、ラヘルは王野の指輪を見せながら「私知っているんですよ この指輪が何を意味するのか なぜならこの指輪を持つ人をもう一人知っているからです あなたたちはザハードが隠そうとしたけど生き残ってしまった最悪の恥 持つべきではない力を持ってしまった者たち 別名「紅燈家の王子」」と言い、それを知ってることを王野は驚いた。

ラヘルはさらに続けて「どうして夜と一緒に塔を上っているのか不思議でしたけど 夜を利用してザハードに復讐するためだったんですね? でも彼はそんな人じゃありません いっそ私と手を組みませんか? 死の階にエンリュウのトゲのカケラが隠されていた 夜が持っているトゲはその一部に過ぎない 完璧なトゲを手に入れればザハードと彼の不死身を遮る方法がわかるかもしれない それが何を意味するかはあなたもわかるわよね? もちろんそれだけで彼の世界を完全に崩すことはできないけど 彼の世界の崩壊の始まりの崩壊を始める それからその塔の扉を開ける「鍵」のことも知ってるわよね? ザハードが塔を上ることを止めて王になることを宣言したあの日 より上の階に続く扉を開ける鍵を隠してどこかにしまい込んでしまった それによって誰も134階より上には行けなくなった ザハードは鍵の半分をアシュル・エドワールという腕のいい鍛冶屋に預けた 彼はその半分を溶かして13の武器に作り替えその武器を巡って姫たちを争わせた そしてもう半分はどこかに消えてしまった いったいどこに行ったのか その半分は…この指輪たちの中にある そうでしょ? あなたたちが全員塔を上ったとき… この塔の扉は再び開かれるはずよ 私と手を組みましょう紅燈家の王子 私たちで塔を変えるのよ」と語りながら提案した。

そして場面は次の階で列車を待つ捜索者が映された。

310話(40F 地獄列車ー王野成ー 5)

ボーロとサッチが話していて、死の階に一緒に行ってくれる仲間の話になると、サッチは「40階なら… すごい捜索者がいるにいるが… その男は… 列車とは関係のない男だから」と呟いたところで、列車は40階のキノコ農業駅に到着した。

場面は変わり、夜とガーディアンの神へ。

夜の神之水を見て、「もっと感じるんだこの空間をこの神之水を君はこれらすべてをコントロールできる 普通の選別者なら管理人から神之水を扱う権限を付与してもらうが お前には最初からその権限があるということを自覚する必要がある この空間をお前のものにしろ それが「扉を開けた者」の特権だから それを自覚すればこの「神源流」をマスターすることができるのだ」と教えていた。

場面は変わり、40階のキノコ農業駅から列車にかかった階段で選別者を待つサッチとボーロへ。

2人はキノコ胞子の影響で降り立つとひどい咳が出る場所であるキノコ農場で、サッチが出会った神秘的な目をした画家と名乗るすごい実力を持った少年の話をしていると、そこへ噂の少年であるホックニーが現れた。

ホックニーは列車に乗るのを止める選別者を押しのけて列車に乗り、サッチと再会を果たす。

サッチがどうして列車に乗ったのかと尋ねるとホックニーは、スマホでパーツの欠けたある不思議な絵を見せて、それが自分が探し続けている「赤い光」という絵だと説明しながらエミリーの情報を頼りに列車に絵があることを知って、その絵を見つけ出すまでは列車にいるつもりだと語り、さらに「赤い光は俺の魂のような作品だから」と言った。

その頃、真田ユラもホックニーを狙っていて、ホックニーが列車に乗ったことを確認しながら、ホアキンにホックニーが死の階出身であることを明かし、さらにホックニーの魂である絵を持っているから死の階で目的地まで案内させるつもりであることを話した。

場面は変わり、王野とマナへ。

寒いのを気遣うマナに対して、王野は強がりながらラヘルとの会話を思い出していると、そこへラヘルがやってくる。

ラヘルは王野に手を組もうと提案していて、その答えを聞きに来たが、王野はラヘルに「お前とは絶対に仲間になんてならない!! 今すぐにでもお前の首をへし折ってやりたいくらいだ!!」と気持ちをぶちまけるが、ラヘルは汗を流しながらも「それで答えは? 恨まれることには慣れているので 私を殺したがっている男と塔を上ったことだってありますし… でも正直誰だってそういうものでしょ? 仲間や友達みたいな特別な存在じゃなくても お互いの目的とうわべだけの友情だけでも 一緒に塔を上ることはできる 違いますか? 私はあたなに友達になってくれとも 仲間になってくれとも頼んでいません ただ他の人と同じように塔を一緒に上るだけ そうすればあなたの仲間の命とあなたの理想を守ることができる」と話した。

すると王野は「よし そういうことなら ラヘル…お前と一緒に塔を上ってやる」と答えながら、マナの解放と虎助を助けることを条件として、さらに「それから… 塔を一緒に上ることになってもこれだけは忘れるなよ いつか… 必ず… アークラブターを殺した罪をお前に償わせてやるからな!! 必ず!!」と涙を流しながら怒りの表情を浮かべて訴えた。

それに対してラヘルは「肝に銘じましょう」と答えた。

場面は変わり、クンとエヴァンへ。

エヴァンのトレーニングの過酷さにクンは文句を言いながらも、新しい灯台の技を身に付けていた。

エヴァンはそんなクンにどうして危険な死の階に行くのかと尋ねると、クンは「俺は黒の三月を持ってる夜を初めて見たときにピンと来たんだ コイツについて行けば めちゃくちゃ面白いことになりそうだなって」と明かし、それがきっかけで「今は面白いとかそういうのを越えてなんていうか… 絶対に欠かせない? ここで夜を逃してしまったら 何もかも終わってしまうような気がするんだ そもそも命なんてなんの意味も持たないかもしれないわけだし ただ息を吸って体に血を巡らせることに執着することがいい人生だって言えると思うか? 自分が生まれてきて生きていく意味を見いだすためには それより大切な何かを見つける必要があると思うんだ 命を懸けてでも一緒に行かなきゃ行けないことができたなら それを逃しちまった空っぽの人生になんの意味があるんだか たぶん今の俺は… 夜を失えばこの世に終わりが訪れたも同然だと思う」と胸の内を語った。



311話(42F 地獄列車ー王野成ー 6)

クンは全話に引き続き語り続けて、「毎日毎日ラヘルを待ち続けた夜の気持ちがわかる気がするよ 夜もラヘルがいなくなったらこの世が終わると思ってたんだろうな まさかあの二人の関係を理解できるようになるとは 自分に呆れた」と言い、そんなクンの気持ちに対してエヴァンは「でもどうだかな 日ごとにバケモノみたいに成長していく夜を お前たちはいつまで追いかけることができるだろうか サメとハヤはいつまでも一緒には泳げない 許される所までしか」と言った。

クンはその言葉を聞いて「やっぱりもっとやるか練習」と言い出した。

場面は変わり、夜の特訓へ。

ガーディアンの神源流を見せながら「見たか少年 これが神源流の基本だ 空間内の神之水を支配し自分のものにすることで すべてを一点に凝縮させ爆発させることができる ここまで神之水を扱うことは普通の選別者にはほぼ不可能だ 私ですらこの列車内でしか使えない技だからな お前がこの技をマスターすれば 他の選別者とは桁違いの制御術を身につけることになる たった一滴の神之水で 巨大な世界を覆せるようになるということさ」と教えたが、夜はいまいちピンとこないと答えた。

そして夜は根本的に理解できないから、神源流で自分に攻撃するようにとお願いするが、ガーディアンの神はそれは危険だからと拒否し、しかし夜も引き下がらずに何度もお願いした。

場面は変わり、マナのもとへ。

マナのもとに王野が帰ってきてが、王野は虎助を助けてマナを解放するためにラヘルと一緒に塔を上ると言い出した。

さらに王野は「マナ次の駅に着いたらカサノと一緒にこの列車を降りろ それから虎助を助けて…ここであった出来事は全部忘れるんだ 最初から俺とはなんの関わりもなかったと思って… そうやって生きていってくれマナ」と言ったのだ。

場面は変わり、2ヶ月後の42階の黒山へ。

列車の出口でサッチとボーロとベロベロが話していると、そこにカサノとマナが現れ、マナがカサノが虎助を治してくれるようになったから外に出られるように道を開けるようにと頼み出した。

カサノが素直にいうことを聞くとは思わないボーロたちはなかなか道を開けないが、マナは信じるように強く訴えて、カサノは無事に列車の外に出られた。

その後も、ベロベロたちはどういうことなのかと尋ねるが、マナはそれは話せないと言いながら約2ヶ月前の王野との会話を思い出していた。

そこでは王野に別れを告げられるマナだが、マナはそれを拒否して死ぬことも怖くないと決意を示すと、王野から夜への伝言を頼まれた。

場面は現在に戻り、マナはサッチたちに「もし俺がいなくなって寂しくなったら エミリーで「黄色い王子」って打ってみろ」という伝言を夜に伝えるようにお願いして、その場から去っていった。

サッチたちは何かあったことを悟りながらもマナの姿を見て「見ない間に すっかり大人になっちまって」と感心していた。

場面は変わり、カサノへ。

カサノは列車を降りながら向かってくる選別者たちに攻撃をしながらホアキンに言われた言葉を思い出し、さらにマナに「王野さんからの伝言です このままFUGについて行ったところであなたが得るものなんて何もない でも今虎助おじさんを助けて戻ってくれば 王野くんが あなたの願いを叶えてくれるそうです」という言葉を思い出していた。

場面は変わり、ラヘルとホアキンへ。

ホアキンは王野を仲間に入れたラヘルを責めるが、ラヘルは淡々と王野を仲間に加えた理由を説明し、そこへ王野もやってきて「心配するなお前を裏切ったりはしないさ 死の階でトゲのカケラも一緒に探してやる 虎助を助けてもらう代価はきっちり支払わせてもらうよ だから俺に邪魔されるかもなんていう疑いは捨てろ それに今はこんなことで揉めてる場合じゃないだろ? もうすぐ死の階に着くんだぞ 早く今後のことに着いて話し合おうぜ これから俺はどうすればいい?」と言い出しながらも王野は「今は仕方なく協力してやる ただし… 死の階で必ずお前を仕留めてやるからな…ラヘル!!」と思っていた。

場面は変わり、夜へ。

夜は顔を腫らして血塗れになりながらも神源流を完成させていた。

 

また、下の記事ではキャラクターや見どころや考察などをまとめてご紹介しているので、興味がありましたら、合わせてご覧ください。

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