目次
- 『神之塔』の第二部の大筋!78話から始まる「王子の帰還」の内容まとめ
- 79話(2部予告)
- 80話(2部王子の帰還の始まり)
- 81話(20F 最後のチャンス 01)
- 82話(20F 最後のチャンス 02)
- 83話(20F 最後のチャンス 03)
- 84話(20F 最後のチャンス 04)
- 85話(20F 最後のチャンス 05)
- 86話(20F 最後の選別者 01)
- 87話(20F 最後の選別者 02)
- 88話(20F 最強の選別者 03)
- 89話(20F 入浴 01)
- 90話(20F 入浴 02)
- 91話(20F 信じられない部屋 01)
- 92話(20F 信じられない部屋 02)
- 93話(20F 信じられない部屋 03)
- 94話(20F 信じられない部屋 04)
- 95話(20F 信じられない部屋 05)
- 96話(20F 信じられない部屋 06)
- 97話(20F 信じられない部屋 07)
- 98話(20F 信じられない部屋 08)
- 99話(20F 被食者たち 01)
- 100話(20F 被食者たち 02)
- 101話(20F 被食者たち 03)
- 102話(20F エピローグ)
- 103話(25F ウールの結い目 01)
- 104話(25F ウールの結い目 02)
- 105話(25F ウールの結い目 03)
- 106話(21F FUG 01)
- 107話(21F FUG 02)
- 108話(21F FUG 03)
- 109話(21F チゲナの花 01)
- 110話(21F チゲナの花 02)
- 111話(21F チゲナの花 03)
- 112話(21F チゲナの花 04)
- 113話(21F チゲナの花 05)
- 114話(21F エピローグ 道 01)
- 115話(21F エピローグ 道 01)
- 116話(extra floor スレイヤー)
- 117話(extra floor 怪しいゲームセンター)
『神之塔』の第二部の大筋!78話から始まる「王子の帰還」の内容まとめ
『神之塔』の概略をご紹介する記事の第二弾となります。
この記事では、「王子の帰還 ザハードの王子編」の話ごとの内容をそれぞれまとめています。
二部以降の話の大筋を知りたい方や、自分のお気に入りの話が何話だったのか確認したい方のお役に立てれば幸いです。
また、第一部の内容は下の記事でご紹介しているので、気になる方はご覧になってみてください。

79話(2部予告)
全文
「俺は信じる あの上にいる奴等と俺の違いは 諦めたか 諦めてないかの違いだということを」
と黄色い目をしていて、ザハードの紋章の描かれた指輪をした者が言った。
「2つ目のお話 王子の帰還 ザハードの王子編」
「諦めない」
start
80話(2部王子の帰還の始まり)
「ザハード第5部富裕城の中 ラッフェルリスタ・ザハードの城」でユリ・ザハードが戻られた報せから物語が始まる。
城ではユリ姫を盛大にお出迎えするが、ユリはそのこと変だと、ラッフェルリスタ・ザハードの道案内アルミック・エドロックに伝える。
そんな告げ口をするユリ姫にクン・マスチューニ・ザハードが「そんなに大げさなのがイヤなら姫をやめなさいユリ」と言いながら登場した。
そしてマスチューニは、ユリが緑の四月を回収したことを褒めながらも煽るようなセリフを言い、ユリ姫も負けじと皮肉な口をきく。
それをアルミック・エドロックがにこやかに止める。
その後、マスチューニは去って、ユリ姫はラッフェルリスタ・ザハードの部屋に入っていった。
ユリ姫はラッフェルリスタと世間話をした後に、ラッフェルリスタにお願いがあるといい、試験の階で試験中に死亡した非選別者の少年を探してほしいと頼む。
そして、ユリ姫は夜のことを「超絶!カッコいいんだから!」と鼻血を出しながら訴えたら、ラッフェルリスタは自分の欲しい物を手に入れてきてくれたら探すという条件を出した。
ユリ姫はそれに応じると、ラッフェルリスタ「やった!引っかかったね!ユリ!」と言いだし、ユリ姫は不安に思いながらも再度探すことを念押しして部屋を出ていった。
ラッフェルリスタは1人になってから「ヒヒ よし ひっかかった これから本格的なお話の始まり 退屈な時間はもうおしまい さぁこれでヤツらが現れる番 もうすぐザハードの王子が帰ってくるわ」と部屋中に灯台を使いながら楽しみをこらえきれずに喜んでいた。
81話(20F 最後のチャンス 01)
塔20階の説明がなされたあと、「俺は この塔の王になる男だ」と金髪で黄色目で首の後ろに角が生えた者がナレーションのように言った。
しかし、塔の王になる男、王野・成は20F試験を女性選別者に燃やされて脱落した。
王野成は見方の火炎放射みたいなオンナにやられたせいで落ちたことを怒り、1人で部屋で文句を叫んでいた。
そこへ受験料貸し出し業者ライフルの主任である佐藤・ライが貸したお金の回収にやってきた。王野は逃げようとするが、ライの力にで捕まってしまう。
王野は試験を通過してもらえるお金や諸々全部やると言うと、何度も試験を受けても諦めない王野に対してライは最後に1回チャンスを与えることに。
そしてその代わり、臓器売買の契約書にサインをするように求める。
王野はしぶしぶそれを引き受けた。
その後、ラーメンを届けに来た者が現れ、ライは王野の分のラーメンを驕ってあげるが、王野がカラダで返してくれるという怖い発言をして、ライは去って行った。
その後、王野はラーメンを運んできた選別者に人生を語る。そんな王野の言葉を聞いて、ラーメンを運んできた選別者は王野にクーポンをプレゼントした。
場面は変わり、王野が試験を受けるところへ。
試験の扉が開いた瞬間に、他の選別者を速攻で倒そうと考える王野。そして、扉が開いたが、目の前には長髪の選別者が他の選別者を全員倒している光景が広がった。
82話(20F 最後のチャンス 02)
王野は試験の部屋が開いた瞬間に3人の選別者が倒れていて、長髪の選別者だけが立っているのをも見て焦り、長髪の選別者に手を組むように持ちかける。
それが通じたのか、長髪の選別者は王野に手を出すことなく、王野と長髪の選別者は座りながら次の選別者が来るのを待った。
3分後に次の選別者が現れるときに、王野は長髪の選別者に一緒に攻撃することを言い聞かせる。
そして扉が開いて、王野は攻撃しようとするが、相手が大柄の片翼の生えた男だった。
そのため王野は大柄の選別者に「お前にひとつ提案をしよう」と持ちかけた。
その結果、3人が並んで座ることになり、王野は競争者が増えることに焦りを感じていた。
次の選別者がくる合図がしたときに、王野は再度「よっしゃ! 同時攻撃だ!仲間達よ!」と言って、意気揚々と次の選別者を倒そうとする。
しかしそこに現れたのは、制服を着たかわいらしい幼い女の子だった。そのため、今度は仲良く4人で座ることに。
王野は次の選別者こそ倒す決意をする。次の選別者が来たらそれが女の子だったが、王野はみんなで一斉攻撃しようと言い出す瞬間に、先ほど入った制服の女の子が「カナさん!」と呼びかけ、話しかけたため、王野は攻撃できなかった。
さらに王野の次に入った大柄の男はカナという人物を見て、体からハードマークが出てて顔が赤くなっていた。
そして、今後は5人で仲良く座ることに。
我慢の限界になった王野が平和な雰囲気に怒りをぶちまけると、マナが泣きながら謝ることになり、その状況に王野は「なにやってんだ… 俺は…」と自己嫌悪に陥る。
そして次の選別者がきて、それは色白な肌に銀髪のキケンな香りがする者だった。
王野や大柄の男は、その気配に反応するが、銀髪の男はムダにお互いが疲れることはやめようと言い出してきた。
しかし、やっぱり人数が多いから投票で1番多く票をもらった者が自分から出ていくという提案をしながら、マナ(制服の女の子)に投票した。
そんな言葉を聞いて、王野は「銀色頭に 一票」と言い出した。
銀髪の男は話にならないと言いながら大柄の男に票を尋ねると、大柄の男は「俺… 全員に一票ずつ」と言い出した。
すると、一番初めにいた長髪の男が立ち上がり、「投票なんかする必要ありません なぜなら あなた達全員 私がここで脱落させるから」と言い出した。
83話(20F 最後のチャンス 03)
全員を落とす発言をする長髪男に反応して、銀髪の男は武器を構えると、長髪男は攻撃を繰り出す。
その後も、他の選別者を脱落させる発言をする長髪男に大柄の男も警告をする。
そして、長髪男と大柄の男と銀髪の男の闘いが勃発するが、長髪男が2人を圧倒する。
そんな戦闘を見ながら、長髪男が着ている服にFUG(塔の犯罪組織)の紋様があることにカナが気付く。
そのとき、次の選別者が登場してくるが、長髪男が一瞬で脱落させる。
84話(20F 最後のチャンス 04)
あまりの長髪男の強さに、銀髪の男と大柄の男は手を組んで倒そうとする。
しかし、長髪男はまたもなんなく2人を吹っ飛ばしていく。
残ったのは王野と女性陣しかおらず、王野は逃げ回りながら神之水爆弾を投げるがまったく効かず、遂には絶体絶命の状況に陥ってしまう。
神之水爆弾を使い果たしは王野は、無理と分かっていながらも安物のガム爆弾をダメ元で投げつける。
すると、長髪の男は血を吐きながら大きなダメージを受けた。
王野は神之水爆弾が効かないのに安物のガム爆弾が効いたことに驚きながらも、再度ガム爆弾を投げつける。
しかし、長髪の男から赤いものが飛び出していて、王野は困惑した。
85話(20F 最後のチャンス 05)
長髪男から飛び出た赤い何かは長髪男の傷をバキバキいいながら治していった。
そして立ち上がった時に、試験終了の合図がなった。
試験終了の合図を受けて長髪男は無言で次の場所に繋がるエレベーターに乗り、王野たち他の選別者は一緒にはエレベーターに乗らなかった。
場面は変わり、夜とラヘルの昔の会話シーンへ。
ラヘルは塔をつみあげ始めた人の話をしたが、夜は塔の高いところに1人でいたら怖くて寂しかったんじゃないかと言った。
場面は変わり、王野たち選別者へ。
一番初めに着いた王野たちは、他の場所の試験を通過した者たちを談笑しながら待っていた。
マナは、王野たち全員(銀髪の男以外)にお菓子をあげたあと、離れたところに1人出座っている長髪の男にもお菓子をあげる。
その後、他の会場の合格者が現れたがその人は血まみれで倒れた。カナが助けようとするが、王野はそれを止める。その他の会場の者が倒れながら「なんだってする…頼む! 助けてくれ…! どうか… お願いだ! 今回が最後のチャンスなんだ… 助けてくれ… 頼む…!!」と助けを乞いながら消えていくのを王野たち選別者はただ見ていた…。
場面はラヘルと夜の会話へ。
ラヘルは夜の言葉に共感しながら、「きっとすごく寂しかったでしょうね どうしてあの人は1人で塔をつみあげたのか 誰かと一緒にいるのはこんなにも楽しいのに」と呟いた。
場面は変わり、王野たち選別者の方へ戻る。
他の試験会場からの合格者大勢出てきて、その1人は王野にラーメンのクーポンをあげたラーメン配達の選別者だった。
そして、再会をしながら王野とラーメン配達の選別者は話しをする。
そこへ、他の試験場の合格者で、かつて王野の仲間でありながら王野を燃やした火炎放射女の姿があった。
86話(20F 最後の選別者 01)
王野は自分が燃やした女がいることに怒り、その女は他の男からちょっかいを出されていた。
カナは、女を見る王野にべっぴんさんだから羨んでいると思っていtが、王野は否定しながらそのべっぴんな女性が蓮家門(偉大なる家門)の女であることを伝えて、カナは驚いた。
さらに王野が周りを見渡すと王野にお金を貸しているライの姿があった。そして、ライも王野に気付き、社長の息子と一緒に試験を受けることをなったと言った。さらに社長の雇った傭兵には「ハツ」に勝ったという「右腕の悪魔」がいることや蓮家門の女性もいることも話した。
そして、ライは王野に「だからわりぃけど お前らにはここで脱落してもらおう」と言って去って行った。
その後、試験監督のラブが現れて、20階に試験の説明や2つ目のテストの説明をする。
そして、2つ目のテストは神之水の測定器を利用した神之水身体強化能力テストで、神之水で身体強化して機械に触れると点数とランキングが表示されるようになっていた。
テストは始まり、8人を選ぶテストだが、王野は早くも10位になってしまった。
その後、金融業の社長の坊ちゃまが蓮家の女性を使って賭けをしようなどと汚い遊びを始めるが、それに怒った大柄の男が驚異的な数値を叩きだす。
その数値を見て、坊ちゃまは右腕の悪魔と呼ばれる傭兵に準備をさせる。
87話(20F 最後の選別者 02)
右腕の悪魔は大柄の男に「悪魔を見たことあるか? 俺が見せてやろう」と言い、右腕を変形させて悪魔の腕を出して、機械を叩き、さらに驚異的な数値を叩きだす。
その次の挑戦者は蓮家の女性の番となり、自信満々に機械をパンチしようとするが、コケてしょうもないパンチが機械に当たる。
しかし数値は他を圧倒する驚異的なものだった。
賭けに勝って借金がチャラになったと確信する蓮家の女性だが、坊ちゃまが次に挑戦し、さらに上を行く数値を叩きだした。
そんな風に騒いでる蓮家の女性や坊ちゃまを見ながら、銀髪の男は「あれを見な アイツがまさしく この会場で最強の選別者だよ」と長髪男を見ながら皆に言った。長髪男は機械に触れて神之水を放出し、桁違いの数値をなんなく叩きだした。
試験監督は、ビオレと表示された長髪男の技と服の紋章を見て、「火接空波術 …FUG?」とつぶやいた。
88話(20F 最強の選別者 03)
テストは終了し、試験監督のラブが選別者を壇上の前に集めた。王野は敗退を確信していて泣いていた。
ラブは1位のビオレ(長髪男)を壇上に上がらせて、ビオレに「ここから一緒に試験を受ける仲間を7人選んでもらいます」と発言した。
上位8人が次にテストに進めると思っていた選別者一同は衝撃を受けた。
文句をいう選別者を試験が黙らせると王野はチャンスだと思い、大声で自己紹介をして、ビオレに選んでくれと懇願する。
王野のその姿を見て、アークラプター(銀髪の男)もビオレに娘が待っていると言って、選ぶようにお願いする。
その後、虎助(大柄の男)もビオレに絶対に探さなくちゃいけない人がいるとお願いする。
その後、マナもビオレに抱き着きながらママパパに会いたいから選んでくれとお願いする。
そんな騒動を止めて、蓮梨花(蓮家紋の女性)は、チーム員は実力だけを優先して選ぶように進言する。それに対して、王野は蓮が仲間殺しだと告げ口をしながら文句をまくしたてる。
そんなひと悶着があったあとに、ビオレは「私は… 誰も選びません 私1人で十分です 試験監督 全員落としてください」と申し出た。
試験監督ラブは、チーム試験だからと否定するが、ビオレは自分の仲間になる資格がある人はいないという。
その発言に対して、蓮が傲慢さに怒り、「そんなニセモノの紋章なんか自慢げにぶらさげて!」と言い出すと、ビオレは本物のFUGのスレイヤー候補の1人であること言い、「私はあなた達の敵です」と言い放った。
ラブは再度試験のルールは変えられないことを言いながらも、「だったらこうするのはどうでしょう あなたと僕がゲームをするのです」と提案をしだした。
89話(20F 入浴 01)
ラブがビオレにゲームを提案し、ビオレが勝てば1人で試験を受けることを認めると言って、ビオレはそれを了承した。
そして、ラブはゲームの準備のために参加者の宿に案内して休憩させた。
王野は宿について、ビオレのザハードを殺すという発言に気にかけていた。
そして王野の部屋にはルームメイトとしてニア(ラーメン配達の選別者)がやってきて、2人でお風呂にことに。
場面は変わり、総試験監督のアウグスグスと試験監督のラブの会話へ。
ラブはFUGがやってきたことを伝えて、処断するつもりだと伝える。しかし、グスグスはルールを守るためにFUGの少年には手を出すなという。
しかし、ラブはそれを拒否し続ける。
場面は変わり、蓮梨花の部屋へ。
蓮はビオレのFUGという発言が嘘だと思いながらも、もし本当だったら、FUGの仲間になるのは家門的にまずいことを考えながらも試験に落ちるのも家門に泥を塗ることになると葛藤していた。
するとそこにルームメイトとしてビオレがやってきた。蓮はビオレが相部屋であることと女だったことに驚きながらもお風呂に誘う。しかし、ビオレは男風呂へ消えていった。
場面は変わり、アークラプターと虎助がマッサージを受けながら話している場面へ。
その後、2人はお風呂場にいくと、王野とニアも一緒にいた。
さらに坊ちゃまやライ、ラブデブル(右腕の悪魔)までお風呂に入ってきた。
そして、坊ちゃまとラブデブルはあえてビオレがいるお湯につかり、ビオレに喧嘩を売る。
しかし、ビオレはそれを全く無視してラブデブルに「あなたがハツさんを負かしたあの右腕の悪魔というのは本当ですか?」と尋ねて、「近々僕にも… その悪魔を見せて頂ければ幸いです」と話した。
その後、お風呂を上がった王野とニヤが映し出されるが、王野は指輪を失くしたことに気がつき焦っていた。指輪を探しているとビオレが、「これをお探しですか?」と言いながら、王野の指を持っていた。
そして、指輪を見ながら「この模様 ザハードの紋章ですよね」と怖い顔で尋ねてきた。
90話(20F 入浴 02)
指輪をビオレに見つかり焦る王野だが、ビオレは「なくなさいよう気をつけてください 「大切」なんですよね」と言いながら、すぐに返した。
王野は部屋に戻りながら焦ったことを漏らす。部屋にはテレビがないのにリモコンだけがあった。
場面は変わり、アークラプターと虎助が部屋に戻ろうとしているとマナに声をかける指輪をたくさんつけた怪しいおばさんがいた。
それをみて、アークラプターはおばさんにブチギレたため、おばさんはマナに別れを言って、去って行く。
そして、マナは泣いてしまう。
そんなところへ王野がきて、みんなでゲームをしようと提案する。
場面が変わり、蓮とプリンスの会話へ。
ビオレをつけてきたプリンスが、蓮とビオレが同じ部屋であること知り驚くが、蓮は関係ないから完全に他人になることを冷たい表情で伝える。
その後、部屋に入って蓮とビオレは会話をするが、ビオレの蓮に興味ない発言で蓮はメラメラと怒る。
場面はゲームをする王野たちのもとへ。アークラプターとマナが一緒にゲームをする微笑ましい光景が流れる。
ゲームをした後も皆で楽しく談笑して王野は部屋に戻って、ニヤと試験を突破して酢豚を食べに行く約束をする。
暗くなって王野が寝ていると部屋のリモコンから通話がされ、「これより─ 試験を開始します 試験のお題は─ 「信じれる部屋」です この瞬間から誰も信じてはいけません」と監督官のラブから伝えられる。
続けて「そして FUG お前は降りてこい 殺ろうよ」と言いながら、お風呂場で待っているラブが映し出される。
91話(20F 信じられない部屋 01)
試験監督のラブが試験概要を説明し、王野はビビッて部屋で待つ作戦をとることにした。
カナとマナは同じ部屋で、カナは仲間を探しに行き、マナには部屋を開けないように言ってお留守番をしてもらう。
カナは怖がりながらも勇敢に行動をしていく。
プリンスはラブデブルと同じ部屋で、プリンスは部屋を出ようとするがラブデブルを信用していないので、リモコンを部屋のどこかに隠してから部屋を後にした。
蓮は部屋を出ようとするビオレを力ずくでも止めようとして火花を解き放つが、ビオレが「止まれ」というと火花も蓮も止まってしまい、ビオレはリモコンを奪い「みなさんにはここで脱落してもらいます」と呟いた。
92話(20F 信じられない部屋 02)
ビオレに止められて蓮は動けなくなってしまったが誰か止めてと必死に願う。
そのとき「どこに行こうってんだF.U.G!!」とプリンスがビオレにつっこんでいき、リモコンを取って部屋の扉を閉めた。
そしてプリンスはビオレに意気揚々と闘いを挑むが、ビオレの力でプリンスも止められて、ビオレは結局部屋を出てってしまった。
場面は変わり、部屋で待つマナへ。
マナが部屋で待っているとさっきのおばさんがマナの部屋にやってきてドアを開けるように言う。そしてマナがドアを開けようとしたところで場面は、アークラプターと虎助に移る。
アークラプターはメガネを守る為に虎助に行ってこいと伝えるが、虎助は本当に行きたいのはマナを心配していること見抜いていて、アークラプターが部屋を出てマナたちの部屋に行くことになった。
そして、アークラプターがマナたちの部屋の前にきて、ドアをノックしたが返事がなかった。
93話(20F 信じられない部屋 03)
アークラプターは声をかけるがあまりの返事のなさに既に誰かが来たのではと思い、焦って怒鳴りながら声をかける。
それでも反応がなくて、さらにドアを叩きながら怒鳴ると「や… やめてよ!!」とマナの声がした。
マナはカナの言いつけを守って絶対に部屋を開けないことも守っていたのだ。
全く信用されていないアークラプターは呆れて部屋に戻ろうとしたら、マナが1人だと怖いと言い出し、アークラプターは呆れながらもドアの前でしりとりをしながら一緒に待つことに。
しりとりをしていると先ほどのおばさんがやってきて本性を露わにする。
それを聞いてアークラプターはおばさんを…。
場面は変わり、部屋で待つラブデブルへ。
ラブデブルが部屋で目を閉じていると、ウィィィンという音がして、ラブデブルが目を開ける。
94話(20F 信じられない部屋 04)
カナが王野の部屋に訪れると王野はビビリながら部屋で待機していた。
仲間になろうと言ってもビビッてしまう王野に、カナは自分の話をしながらコネクターを王野に渡す。
場面は変わり、プリンスへ。
プリンスはビオレを探して廊下を走りまわるが、そこへライがやってきて、部屋でラブデブルが死んでいると言い出した。
場面が変わり、しりとり中のアークラプターへ。
そこへカナと王野が合流したが、ビオレの姿が見えたため急いでマナたちの部屋に入る。
しかしアークラプターたちはビオレは選別者たちを倒すのではなく、試験監督に闘いにいくやつだと見抜いていた。
ビオレは、他に選別者に目もくれずお風呂場にやってきたが、そこには試験監督のラブが待ち構えていた。
95話(20F 信じられない部屋 05)
ビオレが選別者でなく試験監督との闘いを選んだことに対して問いかけながらも、ラブは仲間を受け入れることを警告する。
そしてラブは試験時のFUGからの特別課題について調べたことを言い、それらがルールを破っているため、ルールを破るならビオレを尊重できないとさらに警告する。
そんな話をしながらラブはチャンスを3回与えることをいい、ピッチングマシーンから放たれるラブのコネクターを、反対のグローブが捕らえる前にビオレがキャッチできればコネクターを差し上げるというゲームを言い渡す。
そして「参考までに僕はあなたを邪魔する事ができます その過程で「誤って」あなたを殺してしまうかもしれません それでもこの試験を受けますか?」と最後の警告をするが、ビオレは試験を受ける返事をする。
そして、第一球目が発射される。
ビオレはコネクターを遠隔で止めたため、焦ったラブは高速移動でコネクターを蹴り飛ばす。
グローブに入らなかったため、第一球目はファールとなった。
場面は、プリンスとライが部屋で死んでいるラブデブルを見ているところへ。
プリンスはFUGの仕業だと考えて、怒りを露わにすると、部屋の外から怪しい選別者が「ビオレを捕まえるとおっしゃるなら プリンス 私どもに良き方法がございます」とニヤニヤしながら言ってきた。
場面はラブとビオレのもとへ戻る。
ラブはビオレのコネクターを止めるコントロールに驚き焦りながらもビオレの狙いが分かり、二球目に入る。
第二球目が発射され、ビオレが再度コネクターを止めるが、止めたコネクターをラブが遠隔で動かす。
すると、ビオレは試験監督に攻撃を繰り出そうとする。
場面はプリンスたちのもとへ。
怪しい選別者はプリンスの仲間になりたいといい、プリンスはライの反対を押し切って、その申し出を受け入れた。
ライは悔しがる素振りを見せたあと、ニヤリとした表情を見せた。
96話(20F 信じられない部屋 06)
王野が戦うことを元気よく表明し、マナをそれを元気よく応援する。
そして王野はアークラプターに部屋を取ってくるように命令しながら、マナに試験が終わったら酢豚をおごると約束する。
その間、ニアは複雑な表情を見せていた。
場面は、プリンスと怪しい選別者へ。
怪しい人は蓮の部屋でビオレを待ち伏せすればいいと言い、夜の止める技を封じるために神之水に対する抵抗力が一気に上昇する「ぶんぶんドリング」を渡して、飲んでから闘いに挑むようにとクスクス笑いながら伝える。
プリンスはこれさえあればビオレを捕まえられるとドリンクを見ていたが、飲み物が本物かわからないため、先に蓮に飲ませることを考える。
場面はビオレとラブのバトルへ。
ビオレが直接ラブを狙ったことで、ラブは遠慮なく反撃に出る連続技をビオレに食らわせる。ビオレは吹っ飛ばされて、コネクターはグローブに入り、ストライクとなった。
97話(20F 信じられない部屋 07)
蓮の部屋が映し出され、ビオレに恥をかかされたことを怒っていながらも自分を殺さなかったビオレを良い人なのではないかと考えた始めた。
そこへプリンスがやってきて先ほど怪しい選別者からもらったドリンクを蓮に渡して、蓮はそれを飲んでしまった。
飲んだ瞬間に蓮は叫び、そのとき、先ほどの怪しい選別者が「やはりその女に飲ませましたか」と言いながらやってきた。
そして、蓮の体は怪しい選別者に乗っ取られてしまった。
場面は変わり、ビオレとラブへ。
ラブは両親をファグに殺されたことを話して、倒れているビオレになんでファグに入ったのかを尋ねた。
それに対してビオレは「上に… 会うべき人がいるから」と答え、ラブは「復讐か?」と尋ねると、ビオレは「それは会うまでわからない」と言った。
話終えて、ラブは最後の球をセットして、第三球を発射した。
ラブは攻撃する間もなく速攻で終わらせようとするが、ビオレはラブと全く同じ技を続けざまに放ってラブに攻撃した。
場面は変わり、プリンスと暴走する蓮へ。
プリンスは慌てて逃げて自室に戻り、灯台に隠したリモコンを可視モードにした。
すると死んだと言われていたラブデブルが起き上がり、「そこにあったのか リモコン」と言った。
98話(20F 信じられない部屋 08)
ラブデブルは全てがライの計画で試験がすでに終わっていることをプリンスに伝える。
場面は変わり、王野がずるい方法を使って、部屋を5つ獲得したところへ。
そして、王野はニアに電話をかけたが、出たのはライであり、「はい お客様~ 裏切り者ニアちゃんはここにいますよ~」と言った。
それに驚き、王野は電話越しにニアに直接事実を確かめようとする。
するとニアは「ごめんなさい王野さん 僕、騙してたんです」と言った。
そしてライは、ラーメンを王野に届けたことやクーポンを渡したことなどが全て仕組まれたことだと伝えた。
ニアは大切なお店の借金をなくすためにしたということや、王野の言葉が響いたことが本当だったことを話した後、裏切ったことをひたすら謝った。
そして、泣きながら謝るニアに王野は優しく声をかける。
しかし、ライはニアに「お前のお店の借金なんだけど 借金返済できないんだわ」と衝撃発言をして、ニアを裏切っていたことを告白しだした。
それに怒るニアだが、ライはニアをボコボコにする。そして、ニアがボコボコにされる音が電話越しに王野たちのもとに響く。
それを聞いた王野は「ぶっ殺してやる!! クソッタレが!!」と怒りを露わにした。
99話(20F 被食者たち 01)
王野の発言を聞いて、ライは自分たちが7人の仲間と5つの部屋を持っていて、蓮も仲間が占領している状況を説明し、王野が終わりだということを知らしめる。
それを聞いても王野は「まだだ… まだ終わってない クソが…」といい、ビオレのもとへ走り出した。
場面は変わり、プリンスとラブデブルの部屋へ。
プリンスは、自身がラブデブルに勝てば計画が水の泡になることをほのめかし、攻撃をしかけるが、ラブデブルに呆気なく蹴っ飛ばされてしまう。
場面が変わり、虎助やアークラプターたちへ。
虎助は部屋を捨てて、プリンスを助けに行く提案をし、プリンスの救出に向かう。
場面は変わり、ビオレとラブへ。
ランカーである自分が何十年もの訓練を重ねた技がたった一回見てビオレに真似されたことに驚かさせ、ビオレの今後の成長を楽しみに思いながらもビオレの動きを止めて、ゲームを終了させる。
しかし、ラブはビオレに才能を認めてFUGを諦めて仲間を探せば脱落はさせないと伝えて、「お前のその力 正しい道に使いなさい」と言った。
そこへ王野がやってきてラブに向けて、とうがらしの爆弾を投げつける。そして、コネクターを奪った。
そして王野はビオレにコネクターの代わりに、「俺と一緒に あの中途半端な悪を叱りに行こうぜ」と提案した。
100話(20F 被食者たち 02)
ラブは王野からコネクターを奪い返そうとするが、王野はコネクターを離さない。
そして、監督のラブに向かって、徐々に仲間が試験を諦めて孤独になっていくことやそんな大切な仲間が今回殺されたことなどを語り、「監督… この塔は 願いを叶えろと作られたのですか? それとも願いは諦めろと作られたのですか?」と泣きながら話した。
そして、「俺がこの塔の王になり 全部ぶっつぶしてやる!! 悪魔と─ 手を組んでもな!!」と叫び、ビオレにコネクターを渡した。そして、「行くぞ!! ビオレ!」と言った。
ビオレはそれを受け取り、頭の中で赤髪で眼帯の少女の言葉を思い返して、動きが止まった。
場面は変わり、プリンスがラブデブルにボコボコにされているところへ。
そこへライも蓮の肩に手をまわしながらやってきた。そして、ラブデブルがプリンスにとどめをさそうとしたその時、虎助がやってきてライの仲間を吹っ飛ばす。
しかし、蓮の炎で抑え込まれてしまう。
そのとき、「止まってください」という言葉とともにビオレがやってきて、蓮の中にいるバケモノを引きずり出して倒した。
そしてプリンスが扉をあけると虎助がやってきて、ラブデブルに「悪魔を見た事あるか? 私の右手に潜む悪魔をな」と右腕を変形させて言った。
ライはその場からすぐに逃走し部屋に戻ったが、ビオレが部屋の扉を開けて、王野が部屋に入り込んでライを思いっきり殴った。
そして王野は「俺が… 来るって… はっきりと… 言ったよな…? お前を… コロスと!!」と言い放った。
101話(20F 被食者たち 03)
プリンスと虎助とラブデブルがいる部屋からはラブデブルの悲痛な叫び声だけが響く。
ラブデブルはボコボコにされ、虎助の言いなりになった。
その光景をみたプリンスはかっこよさに痺れて虎助のことを様付けに呼ぶようになる。
そして、虎助はビオレの方の動向を気にしていた。
場面は変わり、王野たちの方へ。
ビオレを連れてきた王野にライは呆れていたが、王野は容赦なくライを蹴っ飛ばして、ライの能力の種を明かす。そしてライを殺そうとする。
しかしライは、王野も自分と同じ殺人者になることを言って挑発する。
そして、ライは自分も王野と同じように借金して命が危険だったことを明かして、今回のプリンスと塔を登る任務の事を話し、塔の醜悪さを語った。
王野はライの話を聞いて、ニアを殺した言い訳をしているように感じながらも、ライを殺すことはできなかった。
その後もライと言い合いながらも王野は「俺が… 変えてやる! 俺がこの塔の王になって!! お前らをこんな風にしたこの塔を!! 全部変えてやる!!」と叫んだ。
そしてライにまともに生きてくれと頼む。
言い終えた後、王野はビオレに「もう終わらせていいぞ」と言い、ビオレはリモコンを押す。
そして試験が終了し、合格者が発表される。
「今回の合格者は ジュ・ビオレ・グレイス 王野成 マナ カナ 虎助 アークラプター プリンス 蓮 以上8名です 合格、心よりお祝い申し上げます」と放送が流れ、選別者王野成のコネクター起動しましたと、王野のコネクターが映された。
102話(20F エピローグ)
試験が終わり、王野がビオレにコネクターを自分のものとすり替えて渡していたことが語られ、王野のチームが試験通過することができた。
試験が終わり、蓮の部屋で皆で乾杯している場面へ。
そこで蓮が文句を言いながらも、王野がビオレを騙して試験を通過したことを皆が褒めた。
日が暮れて、王野がベランダで夜空(階の天井)を眺めているとビオレがやってきた。
そして、王野はビオレに頭を下げるが、ビオレは「どうして… あの人を許したのですか?」と尋ねた。
すると王野は自分自身も同じようなことをしているから、自分も許されたいから許したと話した。
その答えにビオレは「あなたはそこまでして塔に登り 何を変えたいのですか?」と続けて尋ねる。
王野は大した考えはないと言いながらも「ただ少し苦しんです お互いに 壁を作って道を塞ぐ この塔が… 少なくとも… 一つ屋根の下 一緒に笑って過ごせる場所にしたいんです 俺も もう少し広い空を見たい」と話した。
場面は変わり、総試験監督グスグスの部屋で頭を下げるラブへ。
ラブは夜中に勝手に試験を行って、死亡者がでたことを謝り、試験監督を降りることを伝える。
しかし、グスグスは懲戒何個で乗り越えられるだとうと言い、ラブを許した。
ラブはお礼を言いながら部屋を去って行く。
するとグスグスは、ため息をつきラブのおかげで「目的は果たせたがな」と不気味な発言して、その後通話を繋ぎ「潜魚 グスグスだ こっちは終わったぞ ああ 王野成はうちの試験に合格した 全ては FUGが望むがままに」と言った。
場面は変わり、ラブが選別者たちに謝罪と終わりの挨拶をしたところへ。
ラブのおごりで酢豚を食べた王野たちは皆寝てしまった。
場面は変わり、スレイヤー候補が現れたという連絡を受けた人物へ。
その人物はクンだった。
103話(25F ウールの結い目 01)
クンがカフェで待っていると「探し屋 エディン・ダン」と名乗る者がやってくる。
ダンは早速本題に入り、クンに依頼の内容を確認する。それを聞いて、クンは「お前をうちのチームに入れるには いくら積めばいいんだ?」と尋ねる。
ダンはスカウトのためだったことを残念に思い、塔を上がる気にはなれないと帰ろうとする。
クンは「このカフェから俺に捕まらず出られたらお前の勝ち 捕まえれば俺の勝ちだ」と賭けを提案し、大きな浮遊石を勝った時の報酬とした。
ダンはそれを受けるが、クンは「この中の人全員を避けてここから出てみろ」と言った。そして、実力者をカフェに揃えているから最悪、死ぬこともあるというような脅しもかける。
ダンはビビりながらも非常口をマークを見つけ、浮遊石を掴み、一瞬で非常口の方へ進む。しかし、そこは行き止まりだった。
クンが後ろから登場し、カフェ内に雇った人がいるという嘘も誘導するための作戦だったと明かす。
しかし、ダンは圧倒的なスピードで一瞬でクンの背後にまわり、余裕で出口に向かう。
ダンはお会計は青髪が払うことを伝えて出ようとするが、レジの店員はダンの首に何かを打ち付けて、ダンは倒れた。
実はクンはお店に人を雇っていたのだ。
そしてクンは、ダンと連れてチームの宿舎に戻る。
さらにある部屋のドアのノックし「入るぞ? ラヘル」と言った。
104話(25F ウールの結い目 02)
ラヘルはちょっと待ってと言い、クンは待ってからラヘルの部屋に入った。
場面は変わり、捕らわれたダンへ。
ダンが目を覚ますとクンの仲間のノビックがいた。そして、ダンはクンと塔を登ることに諦めがついた。
ダンとノビックは握手をして、ダンはノビックの強さに気付いた。
ダンはどうしてクンが人を無理集めているのか聞くと、ノビックは、クンが足の悪いラヘルを塔の頂上まで連れていくためにやっていると答える。
クンのこれか?と小指を立てるダンに、ノビックは続けて「もう一つ忠告しとく クンの前でそんなことしたら 次の日指切断されてんぞ」と忠告した。
場面は変わり、クンとラヘルへ。
ラヘルは夢に夜が出てきて罪悪感にかられているというような発言をすると、クンがそれを慰める。
また場面は変わり、ダンが仲間を紹介されるところへ。
チームが紹介した後に、ノビックは「この中で誰が最も強いのか決める」と言い出した。
場面は変わり、クンとラヘルへ。
ラヘルはクンに頼りっきりのことを謝って、クンは優しい言葉を投げかける。
そしてクンが部屋を後にすると、ラヘルはおもむろに立ち上がり、「はぁ~ いきなり入って来るから焦ったじゃない」と言いながらも塔にまたのぼれることにテンションを上げてルンルンしていた。
しかし、そのラヘルが立ち上がっているところをクンは灯台で見てみて、何者かに電話で「彼女は俺たちを騙した」と伝えた。
105話(25F ウールの結い目 03)
場面は6年前に遡る。
クンはシビスに、ラヘルが自分たちを騙していることを話した。
シビスが信じられないというと、クンはローからラヘルの足は正常であるという診断を受けたということを伝えられたことを説明した。
そして、クンは階の総試験監督もそのことを知っていることに気付いていた。
そこでクンは、自分がラヘルと他のチームを構成し、シビスと別々に登ることを提案する。
さらにクンは、夜を死に追いやったヤツらが残した唯一の手掛かりであるラヘルを守って監視することを言った。
場面はダンやノビックたちへ。
序列をつけると言い出すノビックにダンは乗ったが、ダンとラン以外のメンツは全員が棄権した。そしてノビックにダンは思いっきりやられる。
さらにノビックはランに勝負を挑み、攻撃を仕掛ける。
その後、クンのもとにチームが集まり、メンバーは序列が書かれたTシャツを着ていた。
クンはそのTシャツに笑いながらも1か月後に試験を開始することを伝える。
そしてクンは「俺は塔をのぼって クンの家主になりたい」と目標を語った。さらに「約束だ 俺がクンの家主になったらお前らの望む物全てをやろう その代わり 俺がお前達に望むことはただ一つ ラヘルを守る垣根(ウール)となること」と言い、ラヘルに親切にしながらも友達のフリをして、情を抱かず憎むように伝える。
そして「なぜなら─ 彼女は俺の最も大事な友達を殺した女だから」と言い放った。
そんな話をしているとき、ラヘルは自室で大きな口を開けて笑っていた。
106話(21F FUG 01)
21階で蓮梨花がリュアさまという女性に褒められながら、自慢をしながら話しているシーンから始まる。
リュアさまはFUGの新たなスレイヤー候補が現れたことを話し、蓮には悪党は気を付けることと無視することを伝えた。
蓮は「ごめんなさいリュアさま そのタチの悪い仲間の一人が私です」と心の中で思った。
蓮が家に戻ると、カナが出向かえて、部屋ではプリンスとマナがなかよく遊んでいた。
そして、蓮はビオレを監視するようにアークラプターや王野に伝えるが、皆が動かないため、怒りながら自分がビオレの監視をすると言い出して、ビオレを尾行しに家を出る。
蓮がポケットの追跡機能でビオレを尾行していると、ビオレは地下に続くカラオケに入っていった。
そこでは、ジュウ・ビオレ・グレイスと名乗る別の男が暴れていて、ファリヨンと呼ばれる赤髪に眼帯を付けた美少女が挑発していた。
暴れる男は赤髪の挑発に怒り、攻撃を加えようとしたところで、ビオレが登場し、ニセモノをぶっ飛ばす。
その騒動を周りから聞いた蓮は地下に駆け下りてビオレに何をしたのか尋ねた。
すると赤髪の美少女が「やっほ」と蓮に言った。
107話(21F FUG 02)
挨拶をした赤髪の美少女をしゃくに障ると思った蓮の後ろの長身の男性が「おい、ファリョン 俺たち3人だけで集まるんじゃねぇのか?」と言いながら入ってきた。
それを聞いた蓮は「あなたたち… FUGでしょ!」とビオレと赤髪美少女と長身の男性に言った。
それを聞いた長身の男性は蓮のヘアピンを見て蓮家門であることに気付き、蓮を十家門のスピイだと怖い顔をして疑った。
そこへすかさずビオレが「ユタカさん!待ってください!彼女は私の仲間です!スパイじゃありません!」とかばい、ユタカと呼ばれる長身の男性は笑顔になる。
しかし、蓮はビオレと仲間であることを否定して、FUGやビオレのことを卑猥だと思い切り罵った。
ビオレがユタカがハイランカーであることを教えても蓮は罵声を続けたため、ビオレに気絶させられる。
気絶した蓮をみて、放っておく訳にもいかずファリョンと呼ばれる赤髪の美少女の案で3人でビオレの宿舎へ行くことに。
場面は変わり、宿舎について、ユタカと王野が会話しているところへ。
ビオレの師匠であるというユタカは、明るい口調でビオレが仲間とうまくやっているのかを王野に尋ね、王野は焦りながらも受け答えをする。
それを少し離れたところで蓮とアークラプターは、ユタカたちの会話を聞きながら、自分たちもFUGのことや蓮が力をコントロールできないことを話していた。
そして、蓮は「あなたたちも笑うっての?自分の力もコントロールできないマヌケだって 不良品だって…?」と下を向きながら尋ねたが、アークラプターは「別に?」と答えて、自分たちのチームが不良品ばっかであることを語った。
そして場面は、ユタカが王野にひたすらビオレの自慢をしているところへ戻る。
その後、ユタカは屋上にいったビオレに会いにいった。
ファリョンは王野と2人きりになったところで「運がよかったわね あなたたちを生かしておくみたいね おめでと」と言った。
そしてファリョンは、ユタカが問題だらけのチームである王野たちを全員抹殺して他のチームを作るために来たと語り、FUGの現状を話した。
王野はそれに対してビオレがいくら最強でもザハードは管理人と契約しているから塔の住民が殺すことはできないと古い知識をいったが、ファリョンはビオレが自らの手で塔のドアを開ける者で塔のいかなる契約にも縛られない非選別者であることを明かした。
そして場面は、屋上にいるビオレに会いに行ったユタカへ。
ユタカはビオレを見かけると「変わらないな 天上を見上げてぼーっとするその癖は いったい何を見てんだ? 夜」と言った。
108話(21F FUG 03)
ユタカは夜におもしろい仲間ができたことを祝福しながら、ミルチアに自分から伝えてくれると言った。
そして「笑えるかもしれないが 6年前お前を初めて見た時からお前の幸せを願ってた 望みもしない人生を歩ませながら こんなこと言ってもどう思われるか知らねぇが… 幸せになってくれよな ビオレとして」と話した。
場面が変わり、ファリョンと話す王野へ。
王野はビオレが非選別者であるということに驚きながら、ビオレがスレイヤーになった理由を聞いた。
ファリョンは、ビオレがザハードを殺さざるを得なくなってスレイヤーになったことを明かし、そこで場面が変わる。
6年前の試験の階の暗闇で座る夜へ。
夜の前にユハンが現れ、スレイヤーにならなければラヘルやクンたち仲間を殺すと脅す。
そして、ユハンはラヘルが自分の意志で夜を裏切ったことも語った。
ラヘルがどうして呟く夜に対してユハンは「彼女はあなたより 塔の上にいるクズどもの方が大切なのでは?」と言った。
そして今日からスレイヤーになるための修行をして、少しでも弱みを見せたらその都度仲間を1人ずつ殺していくと言った。
そして「さてその中で何人が生き残れるか あなたが塔を登れたら知れることになるでしょう ジュウ・ビオレ・グレイス様」と言い放ち、それをユタカは見ていた。
場面は変わり、ファリョンの話を聞く王野へ。
ビオレが脅されてスレイヤーをしていることを聞いて王野は絶句する。
場面は変わり、宿舎でみんなが寝ていて、王野がファリョンとの会話を思い出しているところへ。
王野はファリョンの話を聞いて怒鳴ったが、ファリョンはそれに対して冷静に反論する。
王野は屋上で上を眺めるビオレの元へ向かい、ビオレに悪い奴だと思っていたことを謝りながら「もし俺がお前の友達だったらお前のために命を奪われても後悔しないと思うぜ 次の試験 絶対受かるぞ 友よ」と言った。
そこへ蓮もやってきて、王野仲良く喧嘩をしだした。
それをユタカは眺めながら「おもしろい奴らだな」と呟いた。そして、遠くに黄色い目をした存在が描かれ、ユタカは「来てたのか… カラカ」と心の中で言った。
場面が変わり21F選別者試験会場へ。
酢豚チームと名乗るビオレたちのチームが映し出されて幕が閉じる。
109話(21F チゲナの花 01)
試験会場には「酢豚チーム」と試験担当官しかいない閑散とした状況で、担当官は相手チームはビオレがいることにびびって逃げたと話し、対戦相手がいない場合の試験があると明かした。
そして場面は変わり、酢豚チームは海の上にいて、はしゃいでいた。
担当試験管もはしゃいだ服装に着替えており、試験場がそろそろ現れると言った。
すると地震のような振動とともに、海から「チゲナ」と呼ばれる巨大な神海魚が現れる。
試験担当官はチゲナの説明をして、チゲナの体内に入って「チゲナの花」を採ってくるように伝え、チゲナの花を採ってくれば試験が合格だと言った。
場面は移り、チゲナの体内に入ろうとする酢豚チームへ。
王野は文句を言いながらもカナとマナとアークラプターと一緒にチゲナの中に入る。
夜と蓮とプリンスと虎助は、別の穴から入るためにボートに乗っていたが、ボートのエンジンが壊れ、そのときにチゲナはひっくりかえってしまった。
場面は王野たちのもとへ。
探し出すために意気揚々と出発する王野が映された後、チゲナの花が映され、そこに「MAZINO」と背中に書かれた人物が映し出された。
110話(21F チゲナの花 02)
ひっくり返ったチゲナの上にどうにか登ることができた蓮。蓮家門のスイミングスクールに通っていたおかげで溺死せずに済んだが、他の皆がいないことに気付き、大声でみんなを呼ぶ。
しかし、夜たちは普通に生きていて、蓮以外は虎助に捕まって脱出していた。(蓮は一生懸命泳いでいたため邪魔しないためにそっとしておいた笑)
そして、蓮と夜たちはチゲナの体内へ侵入する。
場面は変わり、チゲナの体内の王野たちへ。
チゲナの体内にはおかしなものが沢山あって驚いていたが、そこへチゲナの花をつけた四足歩行の生物が現れ、王野たちはチームワークで捕まえようとするが逃がしてしまう。
場面は変わり、プリンスと虎助へ。
こちらも体内の壮大さに驚いている所、上から寄生虫のような生物が降ってくる。
それをプリンスと虎助のコンビネーションで片付けるが、虎助はその生物が何かから怯えて逃げ来たことを察知して違和感を抱く。
すると上から何かがすごい衝撃で降ってくる。
そこから人影が見え、虎助は危険を察知しプリンスに「逃げろ」と言った。
そして夜と蓮も映され、衝撃に驚く蓮だが、夜はなにか気配を感じたようだった。
111話(21F チゲナの花 03)
何かの気配を感じた夜は走りだし、蓮もそれについていく。
場面は変わり、王野たちへ。
チゲナの花をつけた生物を追いかけていたが、小さな穴に入って逃げられてしまう。その穴へ唯一入れるマナが入ってチゲナの花を追うことに。
場面は変わり、虎助とプリンスへ。
虎助は神之水の流れから上から降ってきた者がただものではないことを悟り、プリンスに逃げるように怒鳴った。
しかし、降ってきた謎の男は虎助たちの周りの寄生虫のような生物を木っ端みじんにして脅しながら、「逃げようとか考えるな 少しでも長生きしたかったら」と言った。
そして、虎助は冷静に、謎の者にこの場所にいる理由を尋ねるが、謎の者はそれには答えず「この塔でもっとも強い存在のうちの一人とだけ言っておこう」と言った。
さらに続けて「それにしてもお前たちもツキがないな あれだけランカーを送っては失いながら また人を送るとは このフロアにはランカーが有り余ってんのか?」と不思議な発言をした。
それに対して、虎助は自分たちが選別者であることを話すと謎の男は大笑いをした。
そして自身がチゲナの花を探しに来たことを明かした。
さらにランカーでもないことに虎助たちが送られてきたことを「監督の恨みでも買ったのか?」と話した。
虎助はそれを聞き、「ビオレ… のせいなのか…?」と考えた。
そして謎の男は虎助たちを生かすが、ここでのことを忘れることと試験を諦めることをい致した。
虎助は試験を諦めるしかないと思ったところで、夜がやってくる。
虎助は、夜に試験監督の罠のことを伝えて試験を諦めるしかなさそうだと伝える。
夜はそれを聞いて言葉を失う。そして謎の男が夜がスレイヤー候補であることに反応した。
場面は移り、マナを待つ王野たちへ。
アークラプターはマナが自信を持つチャンスだと話ながら、カナにマナの見張りを任せて、アークラプターと王野は見回りへ。
そして王野と2人きりになったアークラプターは王野の隠し事に気付き、それをいうように催促する。
王野はアークラプターに試験に負けるとビオレの友達が一人死ぬことを話し、ビオレが友達を守る為に塔を登っていることを打ち明けた。
場面は変わり、夜たちの方へ。
試験を諦めるしかなさそうといった虎助に、夜は「それは無理です お二人は逃げてください 私は試験を続行します」といい謎の男に向かっていく。
謎の男は「諦めないってことか?死ぬと分かってても?」と聞くと、夜は「死よりも怖いものが…ありますから」と言った。
謎の男は夜のしっかりとした目を見て、「いいだろう 少し遊んでやるよ ベイビー」と言って姿を現した。
112話(21F チゲナの花 04)
向き合う夜とウレック・マジノ。その光景を見て、虎助はプリンスと一緒にその場から去る。
マジノは上にあるチゲナの花を夜がマジノに捕まる前に採れば、その花をあげるといい、代わりに夜がマジノに捕まれば命をもらうと提案し、夜はそれに合意した。
そしてチゲナが体をひっくり返し始めたらゲームは開始となった。
夜から去った虎助にプリンスはこれでいいのかと尋ねるが、虎助は夜を助けるために仲間全員でマジノに攻撃することを伝えようにとプリンスに言った。
そして、プリンスの灯台から王野たち全員にビオレが危ないという情報が届く。
場面はマジノと夜へ。
マジノはチゲナが体をひっくり返すのを待っている間に夜に話かけ、塔の王には全く興味がなく「俺は─ 塔の外に出る 塔の外にはとてつもない世界が広がっている 終わりのない空が広がって 無限の星が暗闇を照らす 塔よりも数千、数億倍は巨大で自由な場所 そんなとこがあるって思えばお前らの望む全ての物が しょぼすぎると思わないか?」と語った。
夜はそれに対して「よく分かりません 星も玉座も 空も 外の世界もいりません だけど誰かが僕の大切な人を傷つけようとするなら 僕は戦います」と言った。
そして夜はマジノよりも先にチゲナの花を取るためにひっくりかえったチゲナの体内を急降下する。
そこで、王野たち酢豚チームのみんなも夜のもとへ集まり出す。
マジノは「いいね みなさんお集まりか これでこそ楽しめる ではでは ゲーム開始だ! ベイビーども!!」と叫んだ。
113話(21F チゲナの花 05)
ゲームが始まった瞬間、虎助はプリンスと協力してマジノを動く前に止めようとするが一瞬で倒されてしまい、続く蓮も状況がわからないなかでも攻撃を繰り出し、アークラプターも王野も攻撃を繰り出す。
大爆発が起きるがマジノには一切効いておらず、マジノは夜に向かっていく。夜は逃げず立ち向かう姿勢を見せたため、マジノの顔が本気になり「逃げませんってか? いいだろう! だったら見せてやるよ! 伝説のあの技を!」といい「覇王 熱射拳」繰り出した。
そして夜は、空破術を放つが、ちょうどその場所にマナとチゲナの花が咲いている生物が飛び込んでしまい、大爆発が起きる。
場面は血だらけの夜がマナを抱えていて、マジノがそこに立っているところへ。マジノの顔には小さな傷がついていた。
マジノはチゲナの花が咲いた生物を手に入れると意味深なことを呟き、もう一輪咲いているチゲナを花を王野たちに「持ってけ」と言った。
そして、マジノは「それとそいつ(夜)が目覚ましたら伝えてくれ 勇気に対するご褒美だって 最強の男を目の前にして 仲間をかばう勇気だよ」と言って去って行った。
王野たちはマジノの背中の文字から、夜を倒した者が「マジノ」であることにようやく気付く。
場面は変わり、マジノがチゲナの体内から出たところへ。
そこには夜たちの試験監督と2人のランカーがいた。マジノは一瞬で2人を倒し、試験監督にチゲナのガキを見せた。
そして、かっこいいセリフを言いながら去って行った。
マジノは仲間のもとへ戻ると夜に顔に傷を付けられたことに気がつき、仲間のユジュに「ユジュ仕事ができた FUGに入ったベイビースレイヤーがいる 見張りをつけろ おもしろいことが起きるぞ」と言った。
114話(21F エピローグ 道 01)
夜がベッドで寝ていて、真田ユタカがそれを見ている場面から始まる。
ユタカは目を覚まさない夜に手をやり、「愚かな…」と呟いた。
場面は王野とカナが話しているところへ移り、王野がウレック・マジノが去った後の騒動を解説した。
マジノが去った日の全ての塔の灯台にはチゲナの子供について機密情報が公開され、21階を支配している蓮家門は、マジノが連れ去ったチゲナの子供に膨大な懸賞金をかけたことが語られた。
場面は変わり、ユタカと王野が話している場面へ。
ユタカは王野に「ビオレから離れてくれ」と言い、ビオレに友達を作りたかったが、それが命を危険にさらすことになるとは思っていなかったと理由を話した。
王野はユタカの話を聞き、「…コンビニ行って来るけど なんか食べたい物とかありますか?」と尋ねた。ユタカは「…… タバコ」と答えた。
場面は変わり、買い物帰りの王野とアークラプターと虎助とプリンスへ。
王野が深刻な話をしようとするが、他のメンバーは他愛のない話で盛り上がって話を聞かない。
王野はそれでもビオレをチームから外すことをいうが、皆はビオレといることを選んだ。
場面は変わり、暗い自室でカチューシャについているチゲナの宝石を見る蓮へ。
そこへファリョンがやってきて、蓮がチゲナの希少性を守るために隠ぺいしていたことやファグというだけでビオレを死に追いこもうとする行為のような家門の恥部を目の当たりにて考え込んでいることを言い当てる。
そしてファリョンは続けて「私ならそうやって横になってないで どうすれば家門の過ちを露にできるか考えるわね それぞまさにエリートのやるべきことじゃない? まあ自分のご飯もまともにできない人には無理な話ですよね~」と言って去って行った。
蓮はそれを聞いて、目の色を替えて、カチューシャを強く握った。
場面は変わり、カナとマナが夜の部屋で見守っているところへ。
そこへ蓮が勢いよくドアを開けて「みなさん!私決めました!」と言って入ってきて、エリート家門の真の道を歩むことを言い、ビオレと共に塔を登って十家門が抱える過ちを全て正すと決意した。
そして「その決意の証として ビオレさんがやってきた食事当番は私がやります!!」と言ったがカナとマナが青ざめた顔でそれを止めようとする。
そんな光景の横でファリョンは優雅にお茶をしていた。
場面は変わり、ユタカのところに訪れた王野へ。
王野は棒付きキャンディーを3本ユタカに差し出して、お勧めのタバコだと言った。
そして「俺たちは俺たちの道を行くことにしました FUGも十家門もザハードも関係ありません 俺達が目指す 俺たちの道 ビオレをつれていくんで そのつもりで」と言って去って行った。
王野が去った後に、ユタカは「出て来いカラカ」と言うと、黄色い目がスッっと出てきた。
そしてユタカは「悪いが王野くん 晩飯は他で食べることになりそうだ」と言った。
115話(21F エピローグ 道 01)
ユタカが「出てこいカラカ」と言うと、カラカなる者が「ご無沙汰しております お変わりはありませんか? 師匠」と言って現れた。カラカに指には王野と同じザハードの紋章が入った赤い指輪がはめられていた。
そして2人は管理人様が見ているとのことで場所を移してから、話始める。
ユタカはランキングを上げて頑張っているカラカを褒めるが、カラカはもっとうんと高いところを目指していると謙遜した。
カラカは続けて、ビオレの側にいる者たちを皆殺しにして信用できる者を集めてチームを組み直すことを提案するが、ユタカはビオレのことは自分に任せろという。
それに対して、カラカはユタカが情に流されて事を仕損じるのではないという噂があることを話す。
ユタカは情に流されることはないと冷酷な言葉を並べて語った。
それを聞いてカラカは承知して帰ろうとする。
ユタカは、カラカをご飯に誘うが、カラカは「申し訳ございません師匠 少しでも不信を抱いた者と 仮面をとって会話することはできませんので」と言って去って行った。
ユタカと別れたあとにカラカは「ポーケン 信用できなそうな選別者を選び 秘密裏に彼らを監視させなさい 万が一彼らが少しでも不審な動きを見せたときは 全員殺すように」と言った。
それを聞いた黒い存在は「承知いたしました 神よ─」と言って消えた。
場面は変わり、王野たちの宿舎へ。
王野はカナたちと他愛のない話をしながら、ビオレに協力する方法はあるのか尋ねられ、王野は「心配すんなって 方法ならあるさ」と話ながら、その方法は分からないと言った。
さらに続けて「けど道は絶対にある 俺たちに進む覚悟さえあれば… 道は開ける」と言い、王野とファリョンの会話の回想に入る。
王野はファリョンに、ビオレの友達に会える道を尋ねた。ファリョンは「その道を行こうとするのは ビオレへの同情から? それとも… 自分の目標を成し遂げるため? 紅灯家の王子さん」と意味深な発言をしながら、5年に一度E級選別者を集めて行われる工房戦に2年以内に辿り着いたらビオレの友達に会えるはずであると教えた。
そして夜が目を覚ましたところで神之塔2部 -王子の帰還- 一つ目のエピソード ザハードの王子編が終わる。
2部二つ目のエピソードが映し出され、クンとシビスがポケット通話していて「工房で会おうぜ」と言葉を残して幕が閉じる。
116話(extra floor スレイヤー)
薄暗い場所でユハンと夜の会話から始まる。
ユハンは夜に、今日から修行を受けることと少しでも弱みを見せたらその都度仲間を一人ずつ殺していくことを伝える。
その後、ユハンの代わりに真田ユタカがやってきて夜に自己紹介をしながら武術を教えることを伝えた。
ユタカが協力さえしてくれれば痛めつけるつもりもないし、望むものを何でも与えると言うと、夜は「…… 強くなりたいです…」と言った。
続けて、どれぐらい強くなれば誰とも離れなくて済むのかを尋ねて、誰とも離れなくないことを涙を流しながら言った。
場面は変わり、ユハンとユタカの会話へ。
ユタカはウレック・マジノと夜が大違いで、夜が非選別者らしくないことを語り、気乗りしないことを言った。
場面は変わり、ユタカと夜の修行へ。
ユタカは夜に肉弾戦での神之水の使い方について教えながら、「空破術」という強力な技を短期間で習得する方法を教えた。短期間で習得する方法は夜自身が「空破術」を受けること。
場面は変わり、ユタカとユハンの会話へ。
ユタカは自分の手を見つめながら「久しぶりだな 人を攻撃するのにこんなにひやっとしたのは…」と言った。
ユハンは、ユタカの過去を知っているため、その発言に呆れたような言葉を投げかける。
そしてユタカは「お前は本当にあの少年に俺達の念願が叶えられると思うのか?」とユハンに尋ねた。
続けて、「非選別者がザハードを殺す唯一の武器だということは俺も知ってるが…あの少年は何か違う… なんとなくあの少年には… この道を歩ませることが正しくないような気がしてならないんだよ」と語った。
場面は倒れる夜のところにいるファリョンへ。
ファリョンは倒れている夜に「会うたびにボロボロにやられてるわねビオレ あなたは絶対死んじゃダメよ ザハードを殺すまではね」と言った。
それに対して夜は「どうして… あなた達は彼を殺そうとするんですか?」と尋ねる。
するとファリョンは「…… あなた─ どことなく私に似てると思わない?」と意味深な発言をしながら、修行用の人形を直した。
夜は驚きながら「そ…それは…どういう意味です…?」と尋ねるが、ファリョンはそれに答えず、スレイヤーは神であることを語り、夜にそんな存在になるようと伝えながら「頑張りなさい 私の神様」と言って去って行った。
場面は変わり、ユタカが夜のもとへ向かうために暗闇を歩いているところへ。
ユタカはユハンが「おそらく その考えは変わります もうしばらく彼をそばで見ていればわかるはずです 彼が何になるべきか 彼の持つ力が 彼をどのような運命に導くかがね」と言った発言を思い出しながら、夜のことを平凡で弱いガキだと思っていた。
そこでファリョンとすれ違うと、ファリョンは泥人形を作ってきたところだと言った。
それに対して、ユタカは夜は倒れているし、泥人形は空破術じゃないと壊せないようにしていると焦ったが、ファリョンは「ユタカ様から空破術をきちんと学んだなら無事でしょう」と言った。
ユタカは焦って走り出し、たった一度で空破術をマスターできる訳がないと夜に期待しすぎな周りに人たちに呆れていた。
そして夜の元に辿り着くと、夜は泥人形と戦っていて、泥人形には空破術の痕跡があった。
ユタカは「たった一度で…空破術を真似るとは…」と思いながらユハンの言葉や、過去のある女性の言葉を思い出していた。
そしてユタカは夜の前にいる泥人形を壊し、夜に向かって「強くなりたいって言ったよな? 教えてやるよ 神になる方法を─」と言った。
117話(extra floor 怪しいゲームセンター)
塔77階中間地区の広闊な森をいくレロ・ローとクォントが登場する。
森しかない状況でクォントはローに怒りをぶりまける。ローはクォントを流しながらも月下翼松はおろか人一人見かけない状況に弱っていた。
そんなとき、クォントが森の中で「ゲームセンタークン」というカラフルなゲーセンを見つけた。
ゲームセンターに入ると誰もいないが、ゲーム履歴のランキングには「BLUEBERRY13」と言う名前が羅列していた。
するとどこからともなく、水色の髪をした店主のブルーベリーが登場する。
そして、クォントがブルーベリーと対戦ゲームをすることになったが、クォントは一勝もできずに完敗し、お金を賭けても全て負けたためお金が底をついてしまった。
クォントが命を賭けても勝つという発言をすると、ブルーベリーはリアルシューティングゲームをやらせて、クォントをボロボロにした。
クォントがボロボロになったあと、ローがブルーベリーに「相手してくれるかな?月下翼松クン・ハツリングさん」と語りかけて、ゲームのIDから正体を調べたと言い「私を月下翼松の本拠地に案内してもらおう そこに入りたくてね」と言いながらニードルを抜こうとする。
それに対してハツリングもニードルを抜いて真剣に相手をしようとする。
そこへ、ハツリングに「ユジュ」という人物から連絡が入って戦闘前に中断される。
ハツリングはユジュからめんどくさいことを頼まれたため、「誰かパシレるのいないかな…」と考えたところでローとクォントの2人の存在に気付き「お前達 月下翼松に入りたいって言ったよな? 研修生を募集してるらしんだけどさ ちょっと俺を手伝ってくんない? うまくいったら月下翼松まで案内してやるよ」と言った。
それをローは承諾し、ハツリングは選別者に関することを手伝ってもらうことに。
第二部のあとの「工房戦」の話ごとの内容を知りたい方は下の記事からご覧になれます。

また、下の記事ではキャラクターや見どころや考察などをまとめてご紹介しているので、興味がありましたら、合わせてご覧ください。

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