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『The Boxer(ザ・ボクサー)』漫画のネタバレ感想|怪物ボクサーが世界を揺るがす…!
LINEマンガで話題沸騰の天才を超える怪物を描いたボクシング漫画『The Boxer(ザ・ボクサー)』。
圧倒的な才能も血の滲む努力も、怪物じみた力を持った少年が一蹴していく光景に言葉を失い、そして絶対的な力量差を知ったときに人はどんな選択をするのか…。
読むだけで感情を大きく揺さぶられる異例のバトル漫画となっています。
絶対的強者が描かれる『The Boxer(ザ・ボクサー)』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
LINEマンガ話題沸騰の『The Boxer(ザ・ボクサー)』のあらすじ
LINEマンガで連載され、衝撃的なストーリーから早くも話題沸騰の『The Boxer(ザ・ボクサー)』の設定やあらすじをご紹介していきます。
怪物じみた主人公の力に圧倒されながら、敗北する人たちのヒューマンドラマにも注目してください。
作品の設定や概要
- 著者:JH
- 出版社:LINE Digital Frontier(LINEマンガ)
- ジャンル:バトル・アクション、ヒューマンドラマ
- 話数:45話(連載中:2020年12月4日現在)
設定として、5人の世界チャンピオンを育成した伝説のトレーナーであるKが、人生最後の弟子を探すために世界中を飛び回っていて、その際に恐怖を感じるほどの怪物である結城と出会い、結城をボクシングの世界に引き込む話となっています。
そして天才を超える力を持った結城はボクサーとなり、数々の相手を圧倒していきながら、結城に倒されるボクサーの感情にもフォーカスして物語は進んでいきます。
あらすじ
怪物に与えられた才能。それは祝福か、呪いか!? 数々の世界チャンピオンを育ててきた伝説のボクシングトレーナー「K」。
そんな彼が’最後の弟子’を探す途中出会ったのは路地裏でリンチにあっていた一人の少年「結城」だった。
戦いの技術や闘志のかけらすら見せず殴られ続ける結城。
しかし振りかかる拳を見つめるその目は弱者のものではなかった…!
天才を超える怪物真の才能を磨き上げ、今世界へと放たれる!!
引用)LINEマンガ
才能に圧倒される『The Boxer』の主な登場人物
『The Boxer(ザ・ボクサー)』では、圧倒的な才能を持つボクサーや努力して強くなろうとするボクサーなど数多くのボクサーが描かれています。
そして、そのボクサーたちが怪物じみた力を持つ主人公の結城と戦ったときにどんな感情を抱くかも本作の見どころとなっています。
ここでは、そんな1人1人がドラマを持っている登場人物たちをご紹介していきます。
結城(ゆうき)
不良に殴られそうになっても、面倒くさいという理由でパンチを避けなかった暗い目をした主人公の少年。
偉大なトレーナーであるKの全力のパンチを避ける力を持っていて、「今まで数多くの天才を見てきたがあんな奴は初めてだった」と称されて「怪物」とまで言われた。
さらにKから人とは「生きている時間の密度」が違うとも解説されるほどの力を秘めている。
しかし、人間ならば当然持っているであろう競争心とプライド、支配欲や優越感への渇望が欠如していて、何事にも無関心。
あることをきっかけにKの最後の弟子として連れていかれて、Kのライオンズボクシングクラブに所属してプロボクサーとなる。
身長180cm、体重61.1kg。
大沢賢人(おおさわ けんと)
龍山たちから結城と共に、毎日苛烈ないじめを受けていた少年。
ボクサーであるお父さんを尊敬していて、小さい頃からボクシングをたくさん見てきたため誰が強者で誰が弱者か正確に見分けられる。
そのため龍山の尋常じゃない強さも理解している。
しかし龍山に怯えながらも、龍山たちのいじめに打ち勝つために自宅で努力している。
とても正義感が強い性格で、いじめられている結城を助けるために龍山たちに立ち向かう。
龍山珀(たつやま はく)
大橋会長のジムに通う天才ボクサー。
2週間前に入会したばかりでありながら、スーパーミドル級ランキング3位の鉄を圧倒するほどの力を見せる。
ノーガードで相手を挑発してタイミングを見計ってカウンターを繰り出す戦法を使っていて、体が非常に柔軟なため攻撃をかわし続けることができる。
反発力と柔軟性がずば抜けていて、偉大なトレーナーであるKからも天才と称され、「間違いなく伝説のボクサーになれるだけの素質を持っている」と絶賛される。
しかし、結城と闘った結果…。
昔からケンカが異常に強く、人を怯えさせる優越感に浸りたくてケンカばかりしていて、全国に名を轟かす不良となっていた。
そして自分は選ばれし者だと自覚していたため、世界最強をなるためにボクシングジムに通い出す。
K
5人の世界チャンピオンを育成した伝説のトレーナー。
人生最後の弟子を探すために世界中を飛び回ってるって優秀な人材を探している。
直感で人の才能を見抜く能力があり、結城を見かけたときに初めて恐怖を感じて、その直感を信じて自分の弟子に引き込んで育てていく。
何か宿願があり、それを果たすために結城を育てる。
鉄(てつ)
大橋会長のいるジムに通っているボクサー。国内スーパーミドル級でランキング3位となっている実力者。
脱毛をしていてスキンヘッドで、顔の右半分には刺青をしている。
Kの前で初心者の龍山とファイトすることになったが、圧倒されてしまう。
25歳で体重は75.8kg。
ジョシュ
Kのジムの誰よりも努力を積み重ねるボクサー。
Kの弟子になるために交渉を持ちかけるとKから結城に「1発でもパンチを当てられれば お前を世界チャンピオンにしてやる!!」と言われて、結城と試合をする。
しかし、結城の怪物じみた力を目の当たりにすることに…。
ユース選手権でも優勝する実力もあるが、Kから世界に通用する才能ではないと言われている。
ジョン・テイカー
ライト級インファイター(接近戦を得意とするボクサー)。結城のデビュー戦の対戦相手。
通算成績は9勝7敗で、身長172cm、体重61kg。
プロデビューした期待の新人を、経験の浅さを逆手にとって追い詰めて、反則技をフル活用して追い詰めて倒してきたため「ルーキー・キラー」と呼ばれている。
「ヘッドロック・フック」というフックの連打を打っているかのように見せかけて相手の後頭部を掴みながら攻撃する反則技を得意としている。
誰も注目しない中途半端な成績でこれといってキャラクターもないボクサーだったが、ある試合で反則技を使って勝ってしまい…。
またミドル級のサントリノ・ファブリゾ選手を正真正銘の戦士として尊敬している。
アイザック・ドレスナー
幼い頃からタイトルを総なめしてきた国際大会金メダリストの超エリートボクサー。
プロに転向した初の試合でジョン・テイカーと闘うが…。
アーロン・タイド
Kが育て上げた世界チャンピオンの1人。
今でも現役で活躍しているヘビー級世界チャンピオンで、現在は違うジムに所属しているが、Kから「今まで私が育成してきた中で最高傑作だった」と称されている。
ヘビー級のタイトルマッチでも圧倒的な強さを見せてベルトを守り抜いた。
ジャン・ピエール・マニュエル
ライト級世界チャンピオンの長髪の不気味な男。
結城の試合を見て、惚れてしまう。
大橋会長(おおはし)
ジムの会長を務める人物。人脈が広く偉大なトレーナーであるKとも知り合い。
龍山を初めてみたときに今までに一度も見たことのない動きで衝撃を受けて、天才だと確信してジムにスカウトした。
大沢賢人の父親
大沢賢人の父親である元ボクサー。現役時代は総試合数は27戦で13勝12負2引き分けの成績で決して強い選手とは言えなかった。
しかし、どんなに強い相手と対戦するときでも、何度も立ち上がる精神的な強さのある選手だった。
父親としても素晴らしい人物で、賢人にも優しく強いアドバイスをする。
カルメン
結城のマネージャーとなった金髪メガネの美人女性。
無愛想な結城に少し不満を持つ。
ピーター・ケント
新聞社エブリデイスポーツの記者。ジョン・テイカーのキャラにも興味を持つ。
結城に声をかけた人物
過去の結城にプロローグで声をかけていた金髪の人物。
「少年!世の中はまだ終っちゃいない!私がいいことを教えてあげよう 心に刻んでおくんだ! すべての星は少年のために輝いている いつか強くなって会おう 少年!」と声をかけていた。
面白すぎる『The Boxer』の3つの見どころ(ネタバレあり)
天才を超えた怪物の姿に圧倒され、怪物と対決した人たちの思いに涙する『the Boxer(ザ・ボクサー)』には面白い見どころがたくさん存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。
結城・賢人・珀の三つ巴の展開
『the Boxer(ザ・ボクサー)』では、3人のボクサーの三つ巴の展開が見どころとなっています。
伝説のボクサーになれるだけの素質を持っていて、自分は選ばれし者だと自覚している天才ボクサー龍山珀。
強くなるために努力し、負けても立ち向かい続ける凡人ボクサーの大沢賢人。
そして何にも関心がなく、人を殴るボクシングが楽しいのかと疑問に思いながらも怪物並みの力を秘めた結城。
高校時代に闘いあい力の差が歴然とした3人ですが、その後ボクサーとなってどのように関わり合い、どのようなファイトをするのかワクワクが止まりません!
結城の強さの秘密
また結城の強さの秘密や伝説のトレーナーKによってどこまで強くなるのかが見どころとなっています。
結城がなぜあそこまで感情がないのか、簡素すぎる家で1人で生活している理由は何かなど結城が育った環境には注目せずにいられません。
時折映される過去は、やつれた母親の姿や宙に浮く足などが描かれて、凄惨なものであったことが予想されますが、結城のような怪物がいかにして生み出されたのかはこの作品の重要な要素となっているでしょう。
そして、そんな怪物じみた結城がトレーナーの怪物であるKによって育てられ、どれほどまでに強くなるのかも楽しみどころとなっています。
主人公結城の壮絶の過去と強くなっていく未来を最後までご覧になってみてください。
熱すぎる想いを秘めたボクサーたち
そして『the Boxer(ザ・ボクサー)』では、それぞれが熱い想いを持っているボクサーたちの気持ちも見どころとなっています。
「ボコボコに痛めつけられて観客の笑い者になろうと これ以上何をしても無駄だとわかっていても足が動く限り何度でも起き上がる」ボクサーたちの熱い魂に心を打たれます。
観客に罵倒されながらも悪役を演じるボクサーの姿や強くなるために誰よりも努力したボクサーが怪物になす術なくやられる姿は見てみて胸が締め付けられるような気持ちになるでしょう。
そして、そんなボクサーたちが自身の能力では決して超えられない壁に気づかされた瞬間に何を思い、それからどのような道を歩むのかも目が離せません。
熱く儚いボクサーという生き物のかっこよさに震えてください。
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感情面にもフォーカスしている『the Boxer』はこんな人におすすめ
『the Boxer(ザ・ボクサー)』は、ボクシング好きな方やスポーツマンのヒューマンドラマが好きな方に特におすすめの作品です。
物語は、天才を超える怪物じみた力を持つ主人公を軸にしながらも、主人公ではなく脇役たちを掘り下げていき、その脇役たちが主人公によって瞬殺される斬新なストーリーのボクシング漫画となっています。
またバトル描写だけでなく、話題性のボクサーや天才ボクサーや努力家のボクサーなどさまざまなボクサーの熱い想いや心の内に秘めた感情によって、心にズシンとくるヒューマンドラマも描かれています。
そして、そんなボクサーが結城という怪物ボクサーと闘う瞬間は見ていて辛くなるほど切ないです。
バトル漫画ですが、ヒューマンドラマ的な要素が多くて感情を揺さぶられる物語となっているので、ぜひ多くの方に読んでもらって強くなるために闘うボクサーの心の内を知ってもらいたいです。
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紹介者が考える『the Boxer』の伝えたいこと(考察)
『the Boxer(ザ・ボクサー)』では、上には上がいるということを伝えたいように感じます。
伝説のボクサーになると言われるほどの才能を持つ龍山珀も誰よりも努力をしていたジョシュも結城の怪物じみた力になす術もなく圧倒される姿は衝撃で、どんな強者の上にもそれを超える強者や怪物がいることを実感させられます。
そして、そんな自身の能力では決して超えられない壁にぶつかったときに、それぞれがどのような選択をするのかも描かれていて、怪物と出会ってしまったあとの自分の歩む道が何よりも大切なように感じられました。
現実でも小学校から中学校、そして高校や大学に進むに連れて徐々に世界が広がり、自分が優れていると思っていた部分でも圧倒されてしまうことがよくあることだと思います。
そんなときに諦めてしまうのか、それとも立ち向かい続けるのか、自分の恥ずかしくない選択をしたいと思えました。
誰よりも強くあろうとするボクサーを題材にしながら、才能に圧倒される姿を描いていく物語は心に刺さることばかりで非常に面白いと感じたので、ぜひ多くの方に『the Boxer』をご覧になってもらいたいです。
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『the Boxer(ザ・ボクサー)』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
当サイトの評価 | 4.9(記事作成者の評価) |
---|---|
コミックシーモア | ー |
まんが王国 | ー |
Renta! | ー |
BookLive | ー |
めちゃコミック | ー |
※それぞれ5段階評価となっています。
※LINEマンガオリジナル作品ですので、他のサイトの評価はありません。
非常に面白くてワクワクが止まらない作品でした。
誰よりも素質がある天才や誰よりも努力するボクサーを怪物が圧倒していく展開は悲しさも感じながらも爽快感があり、主人公の結城の活躍が楽しみで仕方なくなります。
しかし結城だけでなく、結城に打ちのめされる選手の感情にフォーカスしていくのもこの作品の面白い部分であり、結城と対峙した選手がどのような選択をするのか目が離せません。
才能に打ちのめされた経験があるため心に刺さる描写が多く、登場人物に感情移入しながら胸を熱くしながらページを次々めくってしまう名作でしたので、高評価をつけさせて頂きました。
何かの物事に本気で取り組んでいた方の心に刺さる内容になっているので、興味のある方はぜひご覧ください。
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『the Boxer(ザ・ボクサー)』が気になる人におすすめの類似作品
ここでは『the Boxer(ザ・ボクサー)』に興味がある方におすすめのバトル漫画をご紹介していきます。
1つ目は『ケンガンオメガ』です。
アニメ化・ゲーム化されるほど大人気の「ケンガンアシュラ」の続編を描いたルール無用の異種混合の裏格闘技漫画となっています。
ディティールまで描かれた激しくも緻密なバトルには思わず息を呑み、ページをめくる手に力がこもってしまうこと間違いなしの大興奮のバトルが描かれているので、「the Boxer」に興味があるバトル漫画好きな方必見です。
下の記事では『ケンガンオメガ』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

2つ目は『喧嘩独学』です。
貧乏で非力な主人公が独学で喧嘩を学びながら、動画配信サービスで有名になっていくスクールカースト逆転喧嘩漫画となっています。
初心者でも強くなれる喧嘩の技術に驚かされ、弱かった主人公の活躍に胸が熱くなる展開を大いに楽しめるので、ぜひ合わせてご覧ください。
