SF・ファンタジー

『創世のタイガ』更新世の前人未到のサバイバルアクション漫画のネタバレ感想

創世のタイガ

『創世のタイガ』更新世の前人未到のサバイバルアクション漫画のネタバレ感想

 

更新世にタイムスリップした大学生が、ホモ・サピエンスやネアンデルタール人や太古の生物と命を懸けて生を争うサバイバルアクション漫画『創世のタイガ』。

「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされるほど話題を呼んでいて、「ホーリーランド」や「自殺島」を描いたリアルな人間の卓越した表現力を持つ森恒二先生の新作でもあるため、読み始めたら止まらなくなるほど引き込まれるサバイバル作品となっています。

前人未到の更新世で大学生たちが生を争う『創世のタイガ』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

次にくるマンガ大賞ノミネートの『創世のタイガ』のあらすじ

創世のタイガのあらすじ出典:「創世のタイガ」、著者:森恒二、出版社:講談社

「ホーリーランド」や「自殺島」などの名作を手掛けた森恒二先生の新作であり、「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされた『創世のタイガ』の設定やあらすじをご紹介していきます。

漫画好きなら読んでおきたい一作となっています。

作品の設定や概要

  • 著者:森恒二
  • 出版社:講談社(イブニング)
  • ジャンル:SF・ファンタジー、サバイバルアクション、ヒューマンドラマ
  • 巻数:6巻(連載中:2020年5月14日現在)

 

設定として、主人公のタイガたちが卒業旅行としてオーストラリアを観光しているときに、偶然入った洞窟で観光ガイドにも載っていない古代の壁画を発見したが、その洞窟が崩れてしまう。

そして洞窟の中で迷い、入り口とは別の穴から出るとそこはマンモスや古代の巨大哺乳類が席捲する世界だった。

さらに、その時代には人類がすでに存在していて、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人がぶつかり合っていた。

ホモ・サピエンスは比較的に温厚だが、ネアンデルタール人は自分たち以外の人類を見つけるや否や攻撃を仕掛けてくるようなどう猛さを持っている。

あらすじ

大学卒業を控え、彼女にフラれ、自分のやりたいことが見つからず、何もない道を歩いているような虚無感に襲われていた主人公のタイガ。

そんなタイガは大学の文化人類学のゼミ仲間とオーストラリアへ卒業旅行へ出かけ、そこで偶然入った洞窟で観光ガイドにも載っていない古代の壁画を発見する。

しかし感動したのも束の間、洞窟が崩落。

崩落からどうにか逃れたタイガたちであったが、入り口とは違う穴から洞窟を脱すると、目の前にはマンモスや古代の巨大哺乳類が席捲する世界が広がっていた…

 

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太古の時代を生きる『創世のタイガ』の主なキャラクター

『創世のタイガ』で登場する、突如タイムスリップして太古の時代で生きていくことを余儀なくされた主人公たち大学生や太古の時代の先住民である人類をご紹介していきます。

タイガ

現代では生の実感を得られない凡庸な大学生である主人公。

大学卒業を控えて、自分が何の主人公にもなれない凡庸な人間であり、凡庸な人生が終わりまで続くことに物足りなさを感じていた。

そして、自分探しのために格闘技ジムに入ったり、チャリで沖縄1周などもしていた。

そんな凡庸な大学生であったが、太古の世界に飛ばされてからはサバイバル能力を発揮して覚醒する。

名前を「タイガー」と伸ばされるのをとても嫌っている。

アラタ

タイガと同じ大学の人類学ゼミ生。

タイガが人生に悩んでいるときもクサいセリフで励ましたりする性格のいい人物。

考古学の知識に長けていて、タイガと同じく太古の世界に適応してきている。

オタ気質で知る事が好きなため、好奇心を満たしてる時が1番楽しい。

リク

タイガと同じ大学の人類学ゼミ生。人類学よりも古生物が好きで現在の大学に通っているため古生物に詳しい。

またアウトドアが趣味で技術、器用さ共に秀でていて、サバイバル能力もある。太古の時代でも弓矢を作ったり車輪を作り上げたりする。

タイガと同じく、太古の世界に適応している。

レン

タイガと同じ大学の人類学ゼミ生。モヒカンで明るい髪色が特徴的。

自分に何もないと感じているため、モヒカンやピアスで個性を出して目立とうとしている。

太古の世界になかなか適応できず、適応しているタイガに批判的な言葉をよく投げかける。



ユカ

タイガと同じ大学の人類学ゼミ生。タイガを意識しているが、それが恋心なのかはまだわからない。

毎日怖くて仕方がなく、タイガに頼っている。

チヒロ

タイガと同じ大学の人類学ゼミ生。かなりマイペースで、超がつく動物好きで、この太古の世界に馴染んでいる。現代よりも活き活きしている様子。

太古の時代でも普段と変わらないような発言を繰り広げ、男子たちからは「大物」だとよく笑われる。

リカコ

タイガと同じ大学の人類学ゼミ生。人類学でも、更新世あたりの時代を専攻していたため知識は豊富。

タイガの元彼女

タイガと同じ大学の人類学ゼミ生であり、タイガの元彼女。ゼミの旅行は辞退している。

旅行の半年前にはタイガと別れていて、新しい彼氏がいる発言をするが、タイガと会話した時に意味深な言葉を残していた。



ティアリ

ホモ・サピエンスの少女。ネアンデルタール人に襲われていたところをタイガに助けられて、命を救われた借りを返すためタイガと行動する。

タイガのことをはじめは見下していたが、徐々にタイガの力を認め、好意を抱くようになる。

また日本語も少しずつ覚えるようになる。

ナクム

ティアリの兄。ティアリと自分を『交雑り者の子供』と呼んでいる。

タイガが村に訪れたときにタイガと決闘し敗れた。はじめのころはタイガを敵対視していたが、徐々に親しくなり、タイガたちに狩りなど生きるスキルを教える。

ムジャンジャ

タイガたちが身を寄せるティアリの村の長老。

「受けた恩は必ず恩で返せ」とティアリに教えていて、繋がりを大切にする人格者。タイガを戦士として認めている。

ウルフ

タイガとネアンデルタール人の争いに巻き込まれて死んだオオカミの子ども。

エサをくれるタイガに懐き、行動を共にする。大きくなるにつれて、狩りも手伝うようになる。



面白いと話題の『創世のタイガ』の3つの見どころ(ネタバレあり)

創世のタイガの太古の世界出典:「創世のタイガ」、著者:森恒二、出版社:講談社

「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされ「面白い!」という声で話題沸騰中の『創世のタイガ』には見どころがたくさんあります。

その中でも特に注目してほしい3つのポイントをご紹介していきます。

更新世の生物や生活

『創世のタイガ』では、登場する更新世の生き物や生活様式などが見どころとなっている。

現代とは全く違った巨大哺乳類が席捲している世界が舞台であり、ゴリラみたいな生き物であるカリコテリウムやマンモスなどが描かれています。

そして、マンモスが最強である世界のため、マンモスは天災と同じような立ち位置でマンモスの群れに遭遇しないように原始人たちは常に移動して、動植物を狩猟して生活しているのです。

そのような狩猟採集時代の動物と人間の関係性や生活スタイルは、現代とはかけ離れていて驚かされることばかりですし、キャンプなどをすることがあれば役立つ知識なども語られています。

漫画だからこそ間近で見れる太古の動物や原始人たちの暮らしぶりには是非注目して勉強してみてください。

主人公タイガの適応性

また『創世のタイガ』では、主人公であるタイガの太古時代の適応力の高さも見どころとなっています。

現代のタイガは自分のやりたいことが見つからず、何もない道を歩いているような虚無感に襲われていましたが、太古の時代にタイムスリップしてからは、自分のやるべきことを明確に意識し、どんどん適応していきます。

他のゼミ仲間が怯える中、イノシシを狩ったり、ネアンデルタール人に果敢に挑んだり、さらにはホモ・サピエンスが話す言葉まで覚えたりと読者の想像を超える成長を遂げるのです。

タイガの適応ぶりは見ていてスガスガしいほどであり、生きる環境が変わったり、ちょっとしたきっかけで人が変われることも示されていて、勇気ももらえると思うので是非ご覧ください。

創世のタイガが魅せる『命』

また『創世のタイガ』を読むと生きることの本当の意味を考えさせられます。

主人公たちがタイムスリップした時代は、現代の選択肢が無数にあり、命の危険がない環境とは全く違います。

そこはマンモスやハイエナがどこにでもいる世界で、寝るときも常に命の危機に瀕していて、野蛮な原始人たちと慈悲なき殺し合いをしなければ生きていけない世界となっているのです。

そんな死と隣り合わせの状況だからこそ、タイガたちは命の実感し、本当の意味で生きるということを体現していきます。

準備ができていようが出来ていまいが関係なしに訪れる獣や敵といった、死を身近に感じる世界を見て、生を実感しながらスリリングさを是非楽しんでみてください。

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森恒二先生の新作『創世のタイガ』はこんな人におすすめ

『創世のタイガ』は、歴史や世界史が好きな方には特におすすめ漫画です。

物語は、人類がまだ地上の王になる前に時代、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスがぶつかり合った混沌の時代を描いたものであるため、どのように人類が地上の王となるのかがわかるストーリーになっています。

さらに原始時代の人々の生活の仕方や無慈悲に争う人々の価値観は、スリルがあって楽しめながらも勉強にもなる歴史好きにはたまらない内容です。

また、現代のような選択肢が多くある時代とは違い、生きることのみを考える時代のシンプルさは、見ていて爽快ですので、是非ご覧になってください。

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管理人の思う『創世のタイガ』が伝えたいこと(感想)

創世のタイガの世界出典:「創世のタイガ」、著者:森恒二、出版社:講談社

『創世のタイガ』はシンプルに生きるということを伝えたいように感じられます。

現代社会では選択肢が多すぎて何をすればいいかわからないという人が多いと思います。

しかし、物語の主人公であるタイガは、死なない、獲物を獲る、皆を守る、生きるというシンプルな考えにより、更新世でも活躍していくのです。タイガも現代では、何をしていいか迷っていましたが、太古時代のようなやることが明確な状況で本来の自分を発揮するのです。

そんなタイガの姿を見ていると、現代の選択肢に溢れる時代でも自分のやりたいことややるべきことをはっきりさせて、シンプルに頭をすっきりさせて生きていくことが大切だと思うようになります。

そのため自分のやりたいことがわからないで迷っている人は『創世のタイガ』を見て、余計なことは考えずにシンプルに生きることを考えてみてほしいと思います。

また『創世のタイガ』は「次にくるマンガ大賞 2019」に選ばれるほど人気作であり、スリリングでありながらも勉強になる展開でとても楽しめるので、是非多くの人にご覧になってもらいたいです。

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漫画紹介をしているヨルです! 毎月150冊以上漫画を読むので、その中で特におすすめの漫画を紹介していきます! 次に読む漫画を探してる方はぜひ参考にして頂けたら嬉しいです^^
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