『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』超明るいゾンパニ漫画のネタバレ感想
これまでのゾンビものと一線を画す、超明るくて前向きなゾンビパニック漫画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』。
ブラック企業に入社しゾンビのような毎日を過ごしていた主人公が、ゾンビパニックにより会社を辞められて、自分の時間を過ごしていく青春ゾンビ活劇に、ゾンビものなのに「ワクワクが止まらない!」と話題沸騰の作品になっています。
そして、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督も「こんな”ゾンビもの”を待っていた。読むべし!!」と激推しているので、もう読まない手はないです。
サンデーうぇぶりから無料でも読める名作『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
麻生羽呂×高田康太郎のタッグが贈る『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』のあらすじ
「今際の国のアリス」を描いた麻生羽呂先生と「ハレルヤオーバードライブ!」を描いた高田康太郎先生の豪華タッグが描いた前代未聞のゾンビ漫画『ゾン100』の設定やあらすじをご紹介していきます。
読めば明るく前向きな気持ちになること間違いなしの新感覚ゾンビ活劇を是非ご覧ください。
作品の設定や概要
- 原作:麻生羽呂(麻生羽呂先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 作画:高田康太郎(高田康太郎先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 出版社:小学館(サンデーGX、サンデーGXコミックス)
- ジャンル:ヒューマンドラマ、ホラー、SF・ファンタジー、アクション
- 巻数:7巻(連載中:2021年1月19日現在)
この作品は、ゾンビが蔓延したパンデミックの世界で、明るく生きる主人公を描いた物語。
主人公のアキラはブラック企業に勤めていて、精神をすり減らして生きてきましたが、ある日ゾンビハザードが広がり、町中にゾンビが溢れて会社に行かなくて済むようになった。
そして、会社という呪縛から解き放たれて自由になったアキラは「ゾンビになるまでにしたい100のこと」リストを作り、片っ端からこなしていくという爽快なストーリーになっている。
あらすじ
ゾンビ増殖でブラックな人生変わった!
部屋でゾンビ映画を観て「会社に比べりゃ天国だよな」とつぶやく男・天道輝(24)は、かなりのブラック企業に入社して3年目。
憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、いよいよ正常の向こう側に踏み込んでいた。
ある朝、管理人が住民を「食べて」いるのを皮切りに、街ではゾンビが増殖開始。
迫る死者たちに追われる輝が感じたのは……
『今際の国のアリス』麻生羽呂と『ハレルヤオーバードライブ!』高田康太郎による初の強力タッグ。
『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が「こんな”ゾンビもの”を待っていた。読むべし!!」と激推しする、前代未聞の青春ゾンビ活劇、ロケットスタート!!
引用)コミックシーモア
また『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』はアプリ「サンデーうぇぶり」から無料で読むことができるので、是非ご利用ください!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)
明るい気持ちが伝染する『ゾン100』の主な登場人物
『ゾン100』ではゾンビが伝染してどんどん増えていきますが、主人公のアキラを起点に明るく前向きな気持ちもどんどん伝染していきます。
そんなゾンビと明るさに溢れている物語の登場人物たちをご紹介していきます。
天道輝(てんどう あきら):アキラ
ブラック会社に勤める会社員3年目の男性。毎日残業で掃除する時間もなく、部屋はゴミ屋敷となっている。
華やかな業界に憧れ入った制作会社で夢と希望と期待に燃えていたが、入社初日から完徹するようなブラックな会社で、心身ともにすり減らしていく毎日を過ごしていた。
しかし、会社にいく途中で街がゾンビで溢れていることに気付き、会社に行かなくていいことになった。その結果、今まで仕事が忙しくてできなかった自分のやりたいことを「ゾンビになるまでにしたい100のこと」というリストを作って実行していくことにした。
子供のころはヒーローになるのが夢で、ゾンビパニックになった世界でシャークスーツ(鮫の歯から全身を守るダイビングスーツ)を着て人助けをしていく。
また、学生時代はラグビーに青春を捧げていた。
三日月閑(みかづき しずか)
元外資系金融マン。アキラとコンビニで出会ったスポーティな美少女。難しい言葉ばかりを使い、理屈めいた話し方をする。
アキラからとはコンビニの後も何度も出会い、LINEの交換を何度か申し込まれるが、一緒にいると生存率を下げると思い、リスクヘッジのため何度も断る。
しかし、自由にやりたいことをして生きていくアキラを見ていて、徐々に心境に変化が訪れる。
またアキラとは対照的に、「ゾンビにならないためにすべき100のこと」をリストにしている。そして、ゾンビものの映画も勉強のために100くらい見ている。
父親は厳しく人で、何でも「~す『べき』」を口癖にしていたので、やりたいことを何もやらせてもらえなかったし、自分の名前を『べき』だと勘違いしていた時期もあった。
そんな自分の生き方を認めてくれない父親に育てられたため、自分自身も人の意見を容易には認められなくなっている。
竜崎憲一郎(りゅうざき けんいちろう):ケンチョ
元不動産営業マン。酔った勢いで女とSMルームに入ったところでゾンビパニックに巻き込まれてしまう。
アキラとは、大学時代にラグビー部で苦楽を共にした仲間であり、「ケンチョ」と呼ばれていている。
しかしアキラとはケンカしたままだったが、ゾンビパニックの際に再会し、一緒にやりたいことリストを叶えていくようになる。
イケメンで口も立ち、モテるくせに身体まで張れるサービス精神旺盛なムードメーカー的な存在。お笑い芸人を夢みていて、裸芸が得意。
大学卒業後は大手の不動産営業マンになり、持ち前のコミュ力の高さで、仕事は順風満帆だったが、虚しさは感じていた。
ベアトリクス・アメルハウザー(Beatrix Amerhauser)
元大学生の甲冑を着て登場した外国人の可愛くて胸が大きい女の子。
日本に憧れて、ドイツから遥々日本にやってきた。日本の文化をかなり勉強しているので、日本人より日本について詳しい。
鮮魚を届ける最中にアキラたちと出会い、共に旅をするようになる。
刀でゾンビを両断したり、弓でゾンビを倒したりと戦闘力は非常に高い。
小杉権蔵(こすぎ ごんぞう)
アキラのいる会社の制作チームのリーダーで、気分屋で怒鳴ってばかりいる上司。いつも人に対して高圧的な態度を取る。
ゾンビパニック時でも人々を率いてこき使って働かせている。さらにゾンビまで労働力として使っている。
鳳沙織(おおとり さおり)
アキラのいる会社の経理を務めている色気のある美人な女性。社長の愛人。
香坂三喜男(こうさか みきお)・香坂すみれ
アキラと同じマンションに住む夫婦。ゾンビが蔓延した世界に絶望していたが、ゾンビがいる中でも元気に楽しそうにお出掛けするアキラに出くわし、前向きな考えをするようになる。
そして、「ゾンビになるまでに夫婦で行きたい100の国」リストを作って旅立っている。
2人は何年経っても仲良く手を繋いで、たわいないことで笑いが止まらない、そんなパートナーを目指して結婚した。
旦那は元航空会社のパイロットで、妻は元バイオリン講師。
レイカ
ショッピングモールに避難していたCAの1人。お酒を豪快に飲むし、酒癖は悪そう。
マキ
ショッピングモールに避難していたCAの1人。ケンチョとは話が合い、良い雰囲気になる。
ユカリ
ショッピングモールに避難していたCAの1人。彼氏がいるがアキラのことも気に掛ける。
憧れていたCAになったが、お客さんの言葉に傷ついていた。
寿司職人
地元群馬に居を移しているが、築地で30年腕を磨いていた寿司職人。
娘の結婚式も女房が死んだ日も1日も休まず、握り続けてきた生粋の職人魂を持っている。
物流の止まった店に鮮魚さえ届ければ、たらふく旨いスシを食わせてやると電話予約を受け付けている。
熊野勝(くまの まさる)
群馬の山奥で猪ゾンビに襲われているところをアキラたちに助けられた大工の棟梁をしているおじさん。アキラたちと一緒にツリーハウスを建てる。
息子はゾンビになり、女房も息子に噛まれてしまった。
天道照夫(てんどう てるお)
アキラのやることに反対はせずとも、いつも大きな夢を持てと賛同もしなかったアキラの父親。田舎の農家。
天道明子(てんどう あきこ)
アキラの母親。自給自足で美味しい料理を作ってくれる。
怖いより面白いが強いゾンビ漫画『ゾン100』の3つの見どころ(ネタバレあり)
ゾンビものなのに、面白いという気持ちが強く、さらに意外性に溢れていて感動もできる大満足の『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』には、面白い見どころがたくさん存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。
現代の働く人の心情
『ゾン100~ゾンビになるまでにしたいこと100のこと~』では、働く人々の心情が描かれていて、見どころとなっています。
主人公のアキラは、ブラック企業に勤めていて、毎日「会社に行きたくない」と思いながらも暗い顔をして出勤していきます。そして、ポストにぶつかっても「すいません」と言ってしまったり、電車のホームでも柵がなければ会社に行かなくて済むのにと思ってしまうほど精神的に追い詰められているのです。
他にもアキラの親友のケンチョも自分の仕事で成果を出しながらも、虚しさを抱いている感情が赤裸々に語れていて、共感できますし、自分の心の声を代弁してくれているようで目頭も熱くなってきます。
なんとなく華やかな会社に憧れて就職したけど、思っていた世界と違ったことや、自分の本当の夢を隠しながら働く人の心情は、多くの社会人の心に刺さる内容ですし、登場人物たちに感情をリンクさせながら読むことができます。
そのような社会人として苦しい毎日を過ごす方の心を声を代弁してくれていて、自分の現状を客観的に知ることもできるきっかけになると思うので、現代で働く人々の心情には是非注目してください。
ゾンビが蔓延する世界を満喫する!?
そして、働くことに疲れた登場人物たちがゾンビが蔓延する世界を満喫することがこの作品の最大の見どころと言えます。
主人公のアキラはゾンビがいて世界が崩壊していって、自分の命も危険な状況にあるにもかからず、「今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?」と思って喜ぶのです。
そして、普段は仕事に疲れすぎて黒い靄に覆われたモノトーンの世界だったのに、ゾンビが出現して会社に行かなくて済むようになってからは、青い空、緑の木々、真っ赤な血など世界の鮮やかさに気付き感動するという、これまでのゾンビ系漫画とは全く異なる世界の捉え方をするので、笑わずにはいられません。
さらに会社に行かなくてよくなったことで、やりかったけどできないでいた山ほどのことを実行していき、夢だった大型バイクを手に入れてはしゃいだり、朝からビール飲んで解放感に身をゆだねたり、友達とバカ騒ぎしたりと、見ている読者まで楽しくなってしまうことを繰り広げるのです。
「あれ?これゾンビ漫画だよね?w」と何度も確認してしまうほど、超前向きな気持ちになれるゾンビ漫画となっています。
そんなゾンビパニックで会社を辞めて、やりたいことにブレーキをかけなくなったアキラや登場人物たちには是非見惚れてもらいたいです。そしてバイタリティー溢れる彼らを見習っていきましょう。
ゾン100リスト
そして『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』では、そのタイトル通りゾン100リストが見どころになっています。
主人公のアキラは、ゾンビが蔓延して会社に行かなくてよくなり、時間ができたことによって、やりたいことをリストにして実行しようとするのです。
そのリストの内容は昼間からビール飲んでダラダラすることなど欲望満載のものや、好きだった人に想いを告げるのような甘い決意もあります。
さらに回ってない寿司をたらふく食うやCAさんとコンパすることやスカイダイビングすることなど、ゾンビが蔓延している世界で到底叶いそうもないことも自由に思い描くので、見ていて自分もやりたいことをリストアップしたくなります。
そして、意外な展開からありえない夢たちを叶えていくので、もう本当に最高です。意外性がとにかく面白いので、次はどんな展開でリストを叶えるのか、先のストーリーが楽しみで仕方なくなります。
リストも最初は30くらいしかないのですが、仲間が増えるごとに仲間達もリストにやりたいことを書き込んでいくので、いろんな人の爽やかな願望が見れますし、他の登場人物たちも独自の「ゾン100リスト」を作っているので、その内容にも目が離せません。
読んだらきっと「ゾンビになるまでにしたい100のこと」を書きたくなる、そんな物語を是非ご覧になってみてください。
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(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)
『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』はこんな人におすすめ
『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』は、仕事ばかりして自分に時間をとってない方に是非とも読んでもらいたいおすすめの作品です。
物語は、ブラック企業に勤めていて、目の下にクマを作り死んだような毎日を過ごしている主人公が、ゾンビパニックで会社を辞めることになり、そこから自分のやりたいことに時間を注いでいくストーリーになっています。
希望に溢れて就職したにも関わらず現実はブラックで身も心もすり減らしているアキラを見て、共感しながら読める内容です。さらに会社を辞めたことで欲望が解放され、ゾンビがいる中でもやりたいことに全力を尽くすアキラの姿を見て、非常に前向きな気持ちになれるのです。
ゾンビ漫画なのに、とにかく明るい気持ちになれて、やりたいことをどんどんやるアキラに影響されて、自分も「今」やりたいことをやろうと思えるほど胸が熱くなるでしょう。
そして、ゾンビが蔓延した世界で繰り広げられるヒューマンドラマには感動できますし、アキラと出会った人々がどんどん心境に変化をもたらしていくので、心に突き刺さるものがある名作となっています。
仕事ばかりで忙しい方は、自分のことをもっと優先しようと思える内容ですので、疲れているときほど、『ゾン100』を読んでもらいたいです。
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管理人の思う『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』が伝えたいこと(考察)
『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』では、やりたいことを「今」すぐやろうということを伝えたいように思えます。
この作品で特に印象的なのが、「俺たちの命があと…1日だろうが、60年だろうが、やりたいことをやれる時間は、余りにも短い…。リスクヘッジなんて気にしてる暇はないんだな……」とアキラが考えるシーンです。
実家で親と過ごす時間も作らずに、友達と遊ぶ時間も惜しんで、何のために残業ばっかしていたのかを考えて、会社を辞めてからとにかく自分のしたいことを全力を行うアキラを見て、自分自身もやりたいことをすぐにやらずにはいられなくなります。
どうある「べき」かよりもどうし「たい」のかに注力することの大切さが痛いほど伝わってくるのです。
やりたいことをひとつも出来ずにゾンビのように生活するよりか、やりたいことをやって人間らしく死ぬ方がよっぽど生きていると実感させられるような本当に前向きになれる物語ですので、是非多くの方にご覧になってもらいたいです。
そして、マンガアプリ「サンデーうぇぶり」ではなんと、『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』が無料で読めてしまうので、もう読まない手はありません!
「今」すぐご覧になってみてください。
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『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
当サイトの評価 | 4.4(記事作成者の評価) |
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コミックシーモア | 4.5(21件の評価) |
まんが王国 | 4.5(4件の評価) |
Renta! | 4.3(30件の評価) |
BookLive | 4.6(8件の評価) |
めちゃコミック | ー |
※それぞれ5段階評価となっています。
ゾンビが蔓延したパニック状態で、自分の人生を取り戻す主人公の姿が爽快な姿が描かれた、これまでのゾンビ漫画とは一線を画すゾンビ漫画となっていました。
ゾンビがうじゃうじゃいて命が危険なのに、とにかく前向きになれる名作です。
そして、やりたいことリストをまさかの方法で達成していくので、次のやりことはどんな流れで達成するのかワクワクしながら読み続けられると思います。さらに、友達と過ごす時間や家族と過ごす時間、そして自分の時間を持つことの大切さが痛いほど伝わってきます。
そんな現代人には是非とも読んでもらいたい物語であり、意外性抜群で笑える展開に溢れているので、上記のような高評価にさせて頂きました。
他の漫画サイトでも軒並み評価が高いのもうなずける名作ですので、是非この機会に読んで、あなたも自分のやりたいことをやってみてはいかがでしょうか?
『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』を無料で読む方法は?
『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』は、アプリ「サンデーうぇぶり」から基本的に無料で読むことができます!
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最後までご覧くださり、ありがとうございました。