『ゆるキャン△』読めばキャンプに行きたくなるアウトドア系ガールストーリー漫画のネタバレ感想
2018年1月にアニメ化され、キャンプブームの火付け役になったとも言えるアウトドア系漫画『ゆるキャン△』。
キャンプを知っている人も知らない人も、作中に描かれるキャンプの空気感…雄大な景色…作品の雰囲気にのめり込むこと間違いなしの作品です。
そんな“女の子×アウトドア”をテーマにした『ゆるキャン△』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
グッズもキャンプ道具も売れまくりな『ゆるキャン△』のあらすじ
『ゆるキャン△』の設定やあらすじをご紹介していきます。
グッズも大人気で『ゆるキャン△』きっかけでキャンプ道具も売れまくるほどの影響力を誇っている作品ですので、是非ご覧になってみてください。
作品の設定や概要
- 著者:あfろ
- 出版社:芳文社
- ジャンル:日常系、アウトドア、ギャグ・コメディー
- 巻数:11巻(連載中:2020年1月4日現在)
山梨県を舞台の中心として、実在の観光地やキャンプ場を登場人物が巡るスタイルの漫画となります。
登場人物がキャンプの様々な楽しみ方を通して、アウトドアの魅力と自然の中で過ごすゆるやかな日常が描かれています。
あらすじ
これは、ある冬の日の物語。
静岡から山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、“千円札の絵にもなっている富士山”を見るために自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、あいにく天気はくもり空。富士山も望めず、疲れ果てたなでしこはその場で眠りこけてしまう。目覚めてみるとすっかり夜。初めての場所で、帰り道もわからない。心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。
冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。
ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。
焚き火を囲み、カレーめんをすすりながら会話するなでしことリン。
やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。
「見えた……ふじさん……」
なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。
引用)TVアニメ公式サイト
また『ゆるキャン△』は、マンガアプリ「マンガボックス」から無料で読むことができます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)
『ゆるキャン△』のアニメ化+映画化情報
ゆるキャン△は2018年1月にテレビアニメ化され、作品ヒットの火付けとなりました。その人気は凄まじく、既にテレビアニメ第2期のみならず、番外編ショートパート(いわゆる「おまけ漫画」)のテレビアニメ化、さらには劇場アニメ化の制作まで決定しています。
テレビアニメ版でも、原作の魅力であるリアルな風景描写が忠実に再現されています!
キャスト陣もキャラクターにぴったりの配役で、とても印象に残ります!漫画を読むときにも自然と声が浮かんでくるようになりますよ笑
<今後の展開予定>
番外編ショートパート『へやキャン△』テレビアニメ化:2020年1月〜
テレビアニメ第2期:未定
劇場アニメ:未定
第1期イントロ
新・日常系ガールズストーリー開幕。
彼女たちが過ごす時間は、ちょっぴり手が届きそうな非日常。
『ハナヤマタ』『がっこうぐらし!』など、数多くの話題作を世に送り出してきた芳文社・まんがタイムきららフォワード。
(中略)
同誌にて2015年5月から連載開始した『ゆるキャン△』は、山梨県を舞台に女子高校生たちがキャンプをしたり日常生活を送る様子をゆるやかに描く人気作。
原作者本人のアウトドア経験や取材を元に作品内に織り込まれたキャンプノウハウ、山梨・長野・静岡を中心とした日本の自然の美しさが話題となり、NHK・Eテレ『Rの法則』やバイク・キャンプ雑誌でも取り上げられるなど、新たなファン層を徐々に拡大している。
引用)TVアニメ公式サイト
実写ドラマ化!『ゆるキャン△』のキャスト情報
ゆるキャン△はアニメ化に留まらず、ドラマ化まで決定しています。
テレビ東京で2020年1月9日からドラマ化がスタートするのです。毎週木曜の深夜1時は、今から予定を空けておきましょう。
そして、気になるドラマキャストは以下の通りとなっています。
- 志摩リン役:福原遥
- 各務原なでしこ役:大原優乃
- 大垣千明役:田辺桃子
- 犬山あおい役:箭内夢菜
- 斉藤恵那役:志田彩良
また、ドラマ関係者は以下の通りとなっています。
- 原作:あfろ
- 脚本:北川亜矢子
- 監督:二宮崇、吉野圭、玉澤恭平
- プロデューサー:藤野慎也(テレビ東京)、熊谷喜一(ヘッドクォーター)、岩倉達哉(SDP)
- 制作:テレビ東京、SDP、ヘッドクォーター
- 制作著作:ドラマ「ゆるキャン△」製作委員会
プロデューサーの藤野慎也さんのコメントやキャストの方々の想いを知りたい方は是非、BSテレ東の公式サイトをご覧ください。
とにかくかわいい『ゆるキャン△』の主な登場人物
作中では様々な形でキャンプに関わる登場人物の、各々の視点から展開されていきます。
ここでは作中のメインとなるかわいいキャラクターたちを紹介します。
志麻リン(しま りん)
二人の主人公の内の一人。小柄で長い髪を頭の上でお団子にしている。
祖父の影響でキャンプ経験が豊富。キャンプ場では静かな時間を過ごしたいタイプで、一人キャンプ(ソロキャン)かつあえて寒い冬のキャンプを好む(人も虫も少ないから)。当初、複数人でキャンプをしたことは無かった。
なでしことの出会いをきっかけに、ソロキャンとはまた違った、複数人でキャンプに行く楽しさに触れていく。
原付免許を取得してからはスクーターに乗って離れた場所にもキャンプに行くようになり、ツーリングの要素も加わる。
基本クールなキャラかと思いきや、周りを気遣う優しい面が多い。キレのあるツッコミをしたり、なでしこをからかったりする場面も多い。
各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)
二人の主人公の内の一人。
静岡から山梨に引っ越してきた当日に自転車で富士山を見ようとしてキャンプ場で居眠り。そのまま夜になってしまい途方に暮れていたところ、ソロキャン中だったリンと出会う。
いつも元気MAXで明るい活発な子。ちょっとアホな面もあるがとっても心優しい。
なでしこがリンと出会うことでキャンプの魅力にハマっていくのが、この漫画の流れになります。いわば読者と同じ目線にいるキャラクター。
料理が得意で、キャンプ飯にもどんどん挑戦するタイプ。美味しそうに食べる姿がめっちゃ可愛い…!癒されること間違いなし…!
大垣千明(おおがき ちあき)
野外活動サークル(通称野クル)の部長。
メガネでツインテール。男勝りな性格で、キャンプに行くために野クルを結成。
なかなかキャンプは実行されていなかったが、なでしこの入部とリンの参加によって本格的にキャンプ活動に取り組む。
限られた予算でキャンプを楽しむべく、雑誌を参考に様々な道具を試行錯誤しながら使っている。
犬山あおい(いぬやま あおい)
野外活動サークルのメンバー。
千明とは対照的におっとりしていて、なんちゃって関西弁口調で話す。
騒がしい野クルメンバーの突っ込み的ポジションだが、時に大ホラを吹いてなでしこをからかう。嘘をついていると変な顔になる。
斎藤恵那(さいとう えな)
リンと仲のいい友達。休日でもリンと連絡し合い、よくキャンプの報告を受けている。
マイペースな性格で、自由が好きという理由から帰宅部だが、野クルの活動にも時々参加。引っ込み思案なリンの背中を押すちょっとお姉さん的なポジション。
「ちくわ」という名前のチワワを飼っており、キャンプにも時々連れていく。
鳥羽美波(とば みなみ)
本栖高校に赴任してきた新任の先生。後に野クルの顧問となる。
普段は大人しい美人だが、めちゃくちゃな酒飲み。毎晩ロング缶のビールを6本飲み干す。
初登場時は、妹とキャンプに来ているところにたまたまリンとなでしこが出会う、というシーン。あまりにも泥酔しておりその後高校で出会ってもすぐに同一人物だと気づかれなかった。
顧問になってからは、保護者兼運転手として野クルの活動に参加している。
聖地を巡りたくなる『ゆるキャン△』の3つの見どころ(ネタバレあり)
女の子たちのゆるやかな日常とキャンプという非日常を行き来する『ゆるキャン△』にはたくさんの見どころが存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つご紹介していきます。
超リアル!緻密に描かれるキャンプの魅力
『ゆるキャン△』の舞台は実在のキャンプ場がモデルとなっています!リンとなでしこの出会いのストーリーでは、夜の月あかりを浴びた富士山が描かれるなど、実際にその場にいるかのような迫力が味わえるパノラマ風景の見開きページは圧巻です。
実際にこの作品を知ってからキャンプにハマったという人も数多く、作中でキャラクターが使っているキャンプ道具があらかた売り切れてしまうほどの人気となりました(私はまず焚き火台をポチリましたね笑)。
深夜に読むのは禁物!?めちゃくちゃ美味しそうなアウトドア飯
野外でどんなご飯を食べるかも、キャンプの醍醐味の一つ。作中には様々なキャンプ飯が出てきますがそれがまぁなんと美味しそうなことか。
お湯を入れるだけの簡単めし「カレーめん」、具沢山で体もあったまる「坦々餃子鍋」、コンビニで買った豚まんをバターでホットサンドした「焼き豚まん」などなど…キャンプ飯は総じて手の込んだ料理が作れないものですが、外で雄大な景色を見ながら食べたり、友達とワイワイしながら食べるだけで普通に家で食べるよりも何だか美味しく感じますよね。
鳥羽先生がメンバーに加わってからは、豪快な厚切りベーコンなどお酒に合うキャンプ飯も続々登場し・・・もう堪らないです。
魅力的なキャラクターが織りなす、ゆるーい日常パート
キャンプ以外のパートも多い『ゆるキャン△』。日常パートでは今風に、L●NEで頻繁に連絡を取り合っている場面が多く出てきます。
L●NEスタンプ風にデフォルメされたキャラクターが織りなすテンポが良く、クスっとしてしまう会話もこの漫画の魅力です。
また、『ゆるキャン△』の大きな特徴は、キャラクターが別行動をする場面が多いことです。
リンがソロキャンプに行くことを始め、友達の距離感を尊重し、必要以上に踏み込まない感じがすごい大人っぽいです。他の作品にはない独特の雰囲気を感じます。
離れていても連絡は取りあい、それぞれの違った風景を送り合う場面なんてもうね。エモい。
>>「マンガボックス」を利用すると『ゆるキャン△』を無料で読むことができます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)
女の子×アウトドアの『ゆるキャン△』はこんな人におすすめ
- ゆるーい日常系が好きな方
今までに「らき☆すた」「けいおん!」「ご注文はうさぎですか?」などの日常ゆるふわ系の作品にハマってきた方は確実に好きです。間違いない。
かわいい女の子たちがキャンプしながら、とりとめのない会話をする。最高でしょう?
- アウトドアに興味がある方
『ゆるキャン△』と言いつつ結構しっかりとキャンプをしています。どんな道具を揃えれば・・・とか、どんなキャンプ場に行けば・・・とか悩んでいる方にとっては、一つの指南書、ガイドブックといっても過言ではない漫画です。
- アウトドアに興味が無い方
別にアウトドアに興味ないしなぁ・・・と思った方、安心してください。気付けばキャンプに行きたくなってしまします。
それだけキャンプの魅力が詰まった作品です。
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紹介者が考える『ゆるキャン△』の伝えたいこと(考察・感想)
『ゆるキャン△』が伝えたいことは、アウトドアの魅力と、好きなことを楽しむ大切さだと感じられます。
主人公の二人は互いにキャンプが大好きですが、そのスタイルは様々で、多種多様な楽しみ方があることを教えてくれます。
リンは自然の中1人で静かに過ごすキャンプの魅力を。なでしこは複数人でわいわい楽しむキャンプの魅力をそれぞれ伝えてくれます。
そしてお互いの楽しみ方を尊重し、それぞれの魅力に触れ新たな発見をしていく・・・キャンプ最高じゃないですかもう。これに尽きます。作者のアウトドア愛がこれでもかと伝わってくる作品です。
全然キャンプなんて知らなかったのに、気付けば道具が揃い、気付けばキャンプ場にいる。学校や仕事とはちょっと違った時間を味わってみたいと思った方は、是非『ゆるキャン△』をご覧になってみてください。
また『ゆるキャン△』は、マンガアプリ「マンガボックス」から無料で読むことができます!
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