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『メメントメモリ』漫画のネタバレ感想!人の寿命が見えたら、あなたはどう行動しますか?

メメントメモリ

その瞳は死を映す『メメントメモリ』特殊能力学園サスペンス漫画のネタバレ感想

 

生物の寿命を見る事ができる【死を映す瞳】を持つ小年が、その運命から命を救うために奔走する学園サスペンス漫画『メメントメモリ』。

漫画アプリ『GANMA!』にて隔週連載されています。単行本の紙書籍としては発売されておらず、連載されているGANMA!でのみ読むことができます。隔週で読めるのでどんどん続きが読めちゃいます!

特殊能力による事件が次々に起こるので、先が読めない展開となっていて面白いです。死を扱う作品ですが、あまり話が重くないのでさくさく読めるのも魅力です。

広告にもなっているのに、他ではあまりネタバレ感想がまとめられていない『メメントメモリ』のあらすじや登場人物、見どころを、ネタバレや感想を含めてご紹介していきたいと思います。

この記事を読んで『メメントメモリ』の魅力を知って頂けたら幸いです!

 

寿命のタイムリミットから命を救いたい『メメントメモリ』のあらすじ

メメントメモリの藤浦が転校した先で教室に入ったところ出典:「メメントメモリ」、著者:紅ki、出版社:GANMA!

特殊な瞳を持つ主人公が事件に巻き込まれて行く漫画『メメントメモリ』の設定やあらすじをご紹介していきます。

作品の設定や概要

 

設定として、主人公の藤浦壱心は10年前の事故以来、生物の寿命を見る事ができる特殊な瞳を持って生きてきた。

転校初日、とある教室を除いた際、そこにいた女子生徒・春山真琴の寿命があと72時間しかないことを知ってしまう。藤浦は彼女の命を救うため奔走するうちに、さらに大きな事件へと巻き込まれて行く。

瞳の能力を持つのは主人公だけでなく、様々な瞳の能力を持つ人物が登場します。それぞれの死に対する考え、信念や正義感がぶつかっていく学園サスペンス漫画となっています。

あらすじ

《その瞳は死を映す―…いつかこの手で命を救うまで―…!》

天涯孤独の主人公・壱心の瞳に宿る「生物の命の刻限―寿命が見える」力。

ある日彼は転校先の学校で一人の少女と出会う。意識せず視てしまった彼女の寿命は「78時間」。

死の定めを覆し彼女を救うことができるのだろうか―…!?

引用)GANMA!

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謎に包まれた『メメントメモリ』の主な登場人物

一体誰が黒幕なのか、誰が信じられるのかわからない『メメントメモリ』の登場人物たちをご紹介していきます。

藤浦 壱心(ふじうら いっしん)

高校1年生。市立裏目高等学校に転校してきた。子供の頃に工場爆発の事故に巻き込まれて両親を失い、その頃から、生き物の寿命を見ることができる特別な瞳の力を得る。能力を使っている時の瞳の色は赤。

特別な力を持っているために、自分から人と関わろうとしてこなかったが、寿命がたった72時間しかないクラスメイトの女子がいたことがきっかけとなり、寿命を見る力を活かして運命を変えるために自ら行動し始める。

正義感が強く、真面目な性格。テストでは理系の点数が特に高いが、全体的に出来が良く、頭もいい。

緑川 堅(みどりかわ けん)

裏目高等学校の1年生。転校してきた藤浦の隣の席の男子。県随一の資産家、緑川グループホールディングスの長男坊で、姉が1人いる。ハーバード大学を卒業した姉が家業を継いでいるため、家では肩身が狭い。

転校してきた藤浦に気さくに話しかける明るい性格だが、藤浦が転校してくる前はクラスで起こっていたイジメから目を逸らしてきた。藤浦の正義感をみて変わり、藤浦たちと共に事件の真相を追っていくことになる。

テストでは文系が得意で、理系科目は苦手。私服ではいつも文字が書いてある個性的なTシャツを着ている。

春山 真琴(はるやま まこと)

裏目高等学校の1年生。藤浦のクラスメイトの女子。いじめられていたクラスメイトを庇ったことから、いじめっ子グループの標的にされていた。

藤浦と出会い、自分の寿命があと72時間しかない事を知り、藤浦の協力を得て寿命を伸ばすための行動を起こす。

優しく正義感が強い。いじめられていても前向き。雑種の猫を飼っている。



重 愛(かさね あい)

裏目高等学校2年生。『寿命交換』という特別な瞳の力を持っており、死が近い者とそうでない者の寿命(死の運命)を入れ替えることができる。能力を使っている時の瞳の色はピンク(もしくは紫)。

父親は警視監で、母親は子供の頃の事件がきっかけで自殺している。母親の死をきっかけに、悪い人間を裁くため、響と共に復讐代行人『はらし屋』をしている。正義感と信念がある。

青天目 響(なばため ひびき)

愛と共に『はらし屋』をしている復讐代行人。『死の司書』という特別な瞳の力を持っており、簡単なプロフィールと死の閲覧、保管ができる。能力を使っている時の瞳の色は黄色。

議員の息子で、愛とは親同士の付き合いのため子供の頃からの付き合い。愛の母親の葬式にも参加している。藤浦たちより年下だが、言葉遣いなどがおかしくないように振る舞っている。

水戸 晃(みと あきら)

病院に勤めている男性。特別な瞳の能力者だが、まだ謎に包まれている。能力を使っている時の瞳の色は青色。

武蔵野 陽平(むさしの ようへい)

裏目高等学校1年生。藤浦のクラスメイトだが不登校になっている、春山の前に虐められていた男子。自分をいじめていた女子たちに復讐してもらうため『はらし屋』に復讐を依頼した。



岸間ゆうこ(きしま ゆうこ)

裏目高等学校1年生。藤浦のクラスメイトの女子。転校してきた藤浦には積極的に話しかけるが、その正体は武蔵野と春山をいじめていたグループのリーダー格。

岩野(いわの)

裏目高等学校周辺で起こる事件の謎を追っている刑事。

内藤(ないとう)

裏目高等学校周辺で事件の謎を追っている刑事。岩野の相棒。

諸岡(もろおか)

藤浦が住む部屋の大家で、近所に住んでいる。一人暮らししている藤浦に時々食事を提供している。



重 正儀(かさね まさのり)

警視監で愛の父親。妻が死んだ時も涙を流さなかった。

一期(かずき)

一会と双子の男子。特別な瞳の能力者だが、まだ謎に包まれている。能力を使っている時の瞳の色は緑色。

一会(いちえ)

一期と双子の女子。特別な瞳の能力者だが、まだ謎に包まれている。能力を使っている時の瞳の色は緑色。

緑川 夏菜子(みどりかわ ななこ)

緑川堅の姉で、緑川グループホールディングスを継いでいる。ハーバード大学を卒業している才女。殺人予告が届くが強気な態度をとる。



面白い!『メメントメモリ』の3つの見どころ(ネタバレあり)

メメントメモリの春山の寿命の短さに藤浦が驚くところ出典:「メメントメモリ」、著者:紅ki、出版社:GANMA!

特殊能力が使われるサスペンス漫画としてはもちろん、ヒューマンドラマとしても面白い『メメントメモリ』には、たくさんの見どころ存在します。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。

死を映すさまざまな瞳の能力

物語に出てくる様々な瞳の能力にご注目していただきたいです。瞳の能力を持つ者は複数人いて、それぞれ能力も使い方も異なります。

主人公の藤浦くんが持つ瞳の能力は、その人の寿命を見ることと、死の確率を知ることができるというものです。見ることはできても死の運命に干渉することはできません。

藤浦くん同様、見ることはできても干渉することはできない『死の司書』の能力を持つ『はらし屋』響。一方、物理的なら制約さえ満たせば目的の人間を殺せてしまう『寿命交換』の能力を持つ響。

また、この瞳の能力は同調させ、新たな能力として使うこともできてしまうのです。掛け合わせるとは、物語が複雑になって面白いですね!次々でてくる瞳の特殊能力にご注目ください。

正義感と信念

藤浦くんは工場爆発による事故に巻き込まれて両親を失っています。その時に寿命を見る事ができるようになったわけですが、それからも、どんなに寿命が見えても運命を変えることは出来ずにいました。

そんな不条理な死の運命を変えるために動いていく藤浦くんに対し、『はらし屋』の愛は、全く正反対の信念を掲げています。

恨みを晴らしたい人の復讐代行人として、悪い人間に死という粛清をする愛。それを可能にしている響も共犯ですが、愛の粛清には強い正義感があります。

人を救いたいという正義感、悪い人を裁きたいという正義感、どちらも正義感なのに正反対で、その相反する正義感はどこでぶつかるのか。登場人物たちの強い信念と正義感にご注目ください。

深まる謎、たどり着く結末とは?

瞳の能力で春山の寿命を知った藤浦が、春山の死の運命を変えようとする、そんな物語のスタートだったのに、その後どんどん別の、さらに大きな事件へと巻き込まれていきます。

瞳の能力は非現実的な特殊能力なので、刑事がどんなに捜査しても確実な証拠をみつけることはできません。つまり不能犯です。

そんな特殊能力を使う人がたくさんいるので、事件の展開も、どんな結末になるのかも見当がつきません。先が読めない面白さがあります。

どこで繋がるのかわからない重要そうな人物もいます。まだまだ謎(伏線?)が多く、続きが気になるサスペンスストーリーにご注目ください。



特殊能力サスペンス『メメントメモリ』はこんな人におすすめ

『メメントメモリ』は特殊能力が使われるサスペンスものが好きな方に特におすすめの作品となっています。

『メメントメモリ』では特殊能力を使って事件を起こしたり解決しようとしたりするのですが、1つの事件が解決することなくつながっているので緊迫状態が続いています。

こういう特殊能力系や天才的な殺人犯による大きな謎が渦巻くサスペンスものが好きな人には、この作品は大好物だと思います。

特殊能力の説明や仕組みは難しいですが、大きな事件が起きている割に、登場人物たちの年齢が低いからかエグくなくてさくさく読めます。

特殊能力が出てくるサスペンスものが好きな方は是非『メメントメモリ』を読んでみてください。



管理人の思う『メメントメモリ』が伝えたいこと(考察)

メメントメモリの藤浦が座り込んでいる窓の後ろで人が飛び降りているように見えるところ出典:「メメントメモリ」、著者:紅ki、出版社:GANMA!

『メメントメモリ』では、命の重さを伝えたいように感じられます。

主人公は死の運命、寿命を見ることしかできません。その力は、他の瞳の力よりも、死を操る能力が低いと感じたのですが、本来、人の命を他の誰かが操ることはあってはならないことです。

死は重いものであって、一度死んでしまったら人は生き返ることはありません。だから、特別な力を持っていても、その力で人を救えない主人公であることは、とても重要だと思いました。

人の命を操る事ができてしまう瞳の能力に、主人公たちはどう立ち向かって行くのか。結末が気になる深いサスペンスストーリーとなっておりますので、是非この機会に『メメントメモリ』をご覧になってみてください。

『メメントメモリ』は、アプリ「ピッコマ」から無料で読むことができます。
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)

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『メメントメモリ』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価4.3(記事作成者の評価)
コミックシーモア
まんが王国
Renta!
BookLive
めちゃコミック

※それぞれ5段階評価となっています。

紙媒体がなく、GANMA!でしか読めないため、他電子書籍アプリなどの評価がありませんでした。笑

まず、作者、紅ki先生のご体調の関係で数ヶ月休載していましたので、連載が復活されて一安心ですね!

メメントメモリというタイトルですが、ラテン語のメメント・モリ(memento mori)、「死を思え」をもじったタイトルになっているのだと思います。メモリにはどんな想いがこもっているのだろう…深い…!

特殊能力が使われるサスペンス漫画で死を扱う内容ですが、あまり描写はエグくなくて暗い気持ちになりにくい、読みやすい漫画です。

『メメントメモリ』はまだまだ謎が多いです!
真犯人の目的しかり、晃(1話のビジュアルで藤浦と並んでいる医者)の正体も不明だし、誰がどう物語に絡んでくるのか。

しかもGANMA!の『メメントメモリ』のトップページで、トップビジュアルになっているのは主人公の藤浦ではなくて『はらし屋』の響!主人公を押し除けてトップビジュアルになる人気と、彼の活躍も楽しみです!

まだまだ予想不可能な展開になりそうで期待大な『メメントメモリ』を是非ご覧になってみてください!

ABOUT ME
松帆 うら
イラストレーターの松帆うらです* 漫画が大好きで、『漫画が酸素』書店ライターをしています。同じ漫画が好きな方みな同士だと思ってます!!漫画の内容だけでなく、作者さんのこと、メディア化情報など、漫画に関わる様々なことを含めて、漫画の面白さを伝えたいです!
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