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『社内探偵』漫画のネタバレ感想|デキる人事部が社内トラブルをスカッと解決!

社内探偵

『社内探偵』漫画のネタバレ感想|デキる人事部が社内トラブルをスカッと解決!

 

今回ご紹介するのは、問題社員による社内のいざこざをズバッと解決するスカッと系漫画『社内探偵』。

『ワタシ以外みんなバカ』でも話題になった、かたおかみさお/egumiによる作品であり、絶妙〜にイライラするキャラクターの描写が超秀逸。

当日欠勤当たり前、さらに仕事は他人任せという超絶問題児な後輩女性社員と、そんな彼女にアホみたいに甘いダメ上司や男性社員たち。

想像しただけでもゾッとするシチュエーションですね…。

そんな板挟み状態に不満MAXになった末、駆け込んだ人事部で出迎えたのは「社内探偵」と呼ばれる超優秀な人事部員だった…!

果たして諸悪の根源は何なのか!どんな方法で淀んだ社内問題を解決するのか!

そんな人間ドラマから目が離せない、『社内探偵』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

大問題社員を裁く!『社内探偵』のあらすじ

社内探偵の松原宛てメールには飯田がやり残した仕事の数々が。出典:「社内探偵」、著者:かたおかみさお/egumi、出版社:DPNブックス

『社内探偵』の設定やあらすじをご紹介していきます。

序盤いらいらゲージがMAXに振り切れる恐れがありますが、どうかフィクションであることを思い出してください笑

展開もスピーディーなので、飽きずにどんどん読み進められちゃいます!

作品の設定や概要

  • 著者:かたおかみさお/egumi
  • 出版社:DPNブックス(コミックなにとぞ)
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 巻数:5巻(連載中:2020年6月21日現在)

 

『社内探偵』は、社内の人間関係をテーマに繰り広げられるヒューマンドラマです。

主人公・松原は、後輩社員・飯田美和の度重なる当日欠勤にモヤモヤ…。

欠勤理由はなんと、料理で少し指を切っただけという呆れ当てたもの…。しかも飯田が担当していた仕事は全く終わっておらずしわ寄せが押し寄せる始末。

周囲の男性社員やダメ上司は飯田には甘く、むしろ指導ちゃんとしない松原が悪いと押し付けてくる状況に不満は爆発寸前。

たまらず駆け込んだ人事部で松原を迎えたのは、「社内探偵」と呼ばれる女性社員・久我ありさ。

久我は持ち前の情報収拾能力と人脈で、社内の問題解決に向け奔走する!

あらすじ

松原をはじめ企画部の女性陣はモヤついていた。

同じ部内「飯田美和」の勤怠一挙手一投足が部内の空気をよどませ、さらには彼女を囲む男性陣の行動がそのモヤつきに拍車をかけていたのだ。

「スカッとしたい…誰か何とかして!」限界に達し人事部へ向かった松原を出迎えたのは、ジト目で機関銃の如く早口でしゃべる女性…”社内探偵”こと「久我ありさ」だった―。



社内はいざこざだらけ!『社内探偵』の主な登場人物

ここでは『社内探偵』の登場人物を紹介していきます。

社内に様々な問題を引き起こす、クセだらけの個性的なキャラクターたちに注目です!

松原(まつばら)

主人公。企画一部に所属する女性社員。

仕事もできる優秀な社員だが、後輩・飯田と上司・若林の板挟みにモヤモヤする日々を過ごしていた。

飯田の問題行動のしわ寄せを受け内心不満をぶちまけながらも、仕事自体は冷静にきっちりとこなす。

このままの状況では十分なパフォーマンスが発揮できないことを悩み人事部を訪れたところ、久我と出会いちょくちょく相談に乗ってもらう関係に。

飯田からどんなに仕事を押し付けられても怒りをぶつけることはなく、むしろ指導を諦めない姿勢から人間性の良さが滲み出る。

久我 ありさ(くが ありさ)

人事部に所属する女性社員。黒髪のお団子ヘアーとジト目が特徴。

「何でも相談」担当として社員の悩みを聞き、問題を解決するのが仕事。

自身の理論を展開するときはマシンガンのような早口と情報量になる。

驚異の情報収拾力と洞察力、そして裏で繋がる「社内探偵」の協力により社員社内事情に精通している。

あくまで私情を挟まず、客観的な視点で社内の悩みを解決することを信条とする。

飯田 美和(いいだ みわ)

松原の後輩。男性受けするルックス重視のぶりっ子女。

自身の仕事にはほとんど手をつけておらず、当たり前のように当日欠勤を繰り返す。

それどころか締め切り直前の仕事を松原に丸投げし、自分はSNSへのキラキラ投稿は欠かさないという超問題社員。

部内の男性陣に甘やかされており、自分でもそれが当たり前の状況だと思っている。課長の若林とは個人的にも連絡を取り合っている様子。

若林(わかばやし)

松原が所属する企画一部の課長。

飯田を「イーちゃん」と呼んで甘やかす一方、そのしわ寄せは全て松原に処理させる。

飯田に肩入れする様子は、部下の不満を高めており悪影響を及ぼしている。

度々飯田の異動を人事部から提案されているが、頑なに自身の元から離そうとしない。



林(はやし)

企画二部に所属する男性社員。目つきがきつめの顔立ち。

仕事ぶりは非常に優秀な社員だが、他人に対しての発言がストレートすぎるタイプ。

その発言がパワハラ寸前だと部員から人事部に相談がいき、久我が問題解決に乗り出す。

久我の提案から企画一部への異動が決まり、松原・飯田と同じチームとなる。

町上(まちがみ)

人事部の若手男性社員。久我と同じく「何でも相談」担当。

顔も頭もいいが、軽い調子で空気が読めないタイプ。

久我に気がある様子だが、口説こうとしたりスキンシップを取ろうとすると華麗にスルーされる。

三屋(みつや)

人事部の部長。落ち着いた壮年の男性。

社員の働きやすい環境をつくることを目指しており、久我の働きも認めている。

人事異動があるとチェック柄のノートを持ち歩くことから、社内では「三屋チェック」として注視されている。

毛利(もうり)

企画一部の男性社員。

飯田から「モーちゃん」と呼ばれデレデレしながら、仕事を押し付けられている。

山下(やました)

企画一部の女性社員。

松原とは事あるごとにチャットで愚痴を言い合う仲。



ただのスカッと系ではない!『社内探偵』の3つの見どころ(ネタバレあり)

社内探偵の久我ありさのマシンガントーク出典:「社内探偵」、著者:かたおかみさお/egumi、出版社:DPNブックス

『社内探偵』には社内の超問題児が巻き起こすいざこざと、人事に焦点を置いたリアルな解決方法を中心にたくさんの見どころがあります。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つご紹介していきます。

ただのスカッと展開で終わらない!丁寧な人間ドラマ

『社内探偵』の大筋は、仕事をサボる&他人に押し付ける問題社員・飯田を裁くスカッとストーリーです。

しかし、数多溢れる他のスカッと系作品と異なるのは、その丁寧すぎる過程の描写!

人事部が中心となって調査を行う事で、会社全体のパフォーマンスを上げようと努力している描写も非常に特徴的です。

「社内探偵」の久我さんが相談を受け、理論的に問題点の洗い出しと解決策の提案を行う様は仕事をする全ての人に刺さるんじゃないかと思うくらい本質を突いています。

ただのスカッと展開で終わらず、人の心理などに踏み込む事でより深みのあるストーリーになっている点が非常に見どころとなっております!

リアルで複雑な登場人物たちの心理模様

『社内探偵』では、登場人物たちの人間関係の描写が非常に秀逸です!

そのリアルな描写は、あまりにも破天荒すぎる飯田の行動も「でもこんな感じの人現実にもいるよなぁ…」と妙な納得感を生み出しています。

さらに、メインキャラそれぞれの性格のリアルさも際立っている…!

松原さんが飯田のしわ寄せによる不満をぐっと飲み込む様子や、林くんが思ったことをストレートに口に出してしまい部署でギスギスする様子などなど…。

仕事で認められたい、人から愛されたい、他人からの承認欲求といった人間の様々な心理の巧みな描写が見どころです!

人事として会社を良くしようとする「社内探偵」の魅力

『社内探偵』では、久我さんの人事としてのプロ意識がすごい!

人事部として会社全体のパフォーマンスを上げようと努力する姿勢が非常に好感的です。

決して個人的な感情や憶測から判断することはなく、事実をもとに公正な目線で仕事にあたるところにプロ意識を感じさせます。

社内の情報をいち早くキャッチするために、「社内探偵」として様々な人と人脈を持っているコミカルさとのバランスがいいですね!

今後、久我さんがどんな真相に辿り着くのか、ストーリーの結末から目が離せません!

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人間関係でスカッとしたい人に!『社内探偵』はこんな人におすすめ

『社内探偵』は、スカッとするストーリー展開を求めている方に特にオススメの作品となっています!

とんでもモンスター社員の飯田と、甘やかし上司の若林課長がどんな目に合うのか…。

主人公の松原さんが対照的に人間が出来すぎているので、彼女は報われてほしい!と引き込まれてしまうこと間違いなし。

それだけ久我さんの解決力によってスカッとする展開を、今か今かと待ち遠しくなるでしょう!

そんな人間関係に関するスカッと展開が読みたい方は『社内探偵』を是非ご覧になってみてください!

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紹介者が考える『社内探偵』の伝えたいこと(考察)

社内探偵のとんでもない発言を連発する飯田とフォローに入る松原さん出典:「社内探偵」、著者:かたおかみさお/egumi、出版社:DPNブックス

『社内探偵』は、「常に公平な視点で事実を元に判断すること」の大切さを伝えたいように感じられます。

社内には当事者・被害者・傍観者と様々な視点の人間がおり、それぞれが抱く感情や発する言葉は人によって異なるもの。

その一面のみを見て全てを決めつけてしまうと、時として間違った判断をしてしまうことに繋がりかねないと感じさせられます。

久我さんは「社内探偵」として相談者からの声に耳を傾けつつ、そこにどんな状況や背景があるのか情報を集めて、フラットかつ総合的に判断できる魅力的な人間に映りました!

作中のような社内ではもちろん、学校や家族など様々な場面の人間関係にも通じる学びが得られる『社内探偵』を是非この機会にご覧になってみてください!

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『社内探偵』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価4.0(記事作成者の評価)
コミックシーモア4.4(61件の評価)
まんが王国3.8(52件の評価)
Renta!3.6(125件の評価)
BookLive4.0(20件の評価)
めちゃコミック4.1(1346件の評価)

※それぞれ5段階評価となっています。

まれ
まれ

見どころにもあったように、リアルな心理描写とストーリー展開の丁寧さから当サイトの評価はこのようになりました!

個人的にはドラマ化に非常に期待したい内容ですねー。平日の夜11時台くらいにやってほしい笑

松原さんの良い人っぷりと、久我さんの人事としての仕事人っぷりが読んでて気持ちいい!

飯田のモンスター社員っぷりも素晴らしい笑 でもこんな人いるよねってリアル感が絶妙。

最後の結末まで見届けたい作品なので、気になった方は是非お手に取ってみてください!

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『社内探偵』が気になる人におすすめの類似作品

ここでは『社内探偵』に興味がある方におすすめのスカッと系漫画をご紹介していきます。

1つ目は『ブラックガールズトーク』です。

様々なタイプの「モラル欠如人間」を描いたショートストーリー仕立ての作品です!

『社内探偵』と同じく会社を舞台にしたお話をはじめ、友人関係やご近所付合いなど、バラエティ豊かなシチュエーションの「スカッと話」を読むことができます!

下の記事では『ブラックガールズトーク』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しているので、合わせてご覧ください。

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2つ目は『醜い私があなたになるまで』です。

こちらはサスペンス要素が強く、よりエグいストーリー仕立ての作品です。

「他人を貶める事で自分の幸せを確立させる」ことしかできないキャラクターたちを成敗する「スカッと話」を読むことができます。

下の記事では『醜い私があなたになるまで』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しているので、こちらもご覧になってみてください。

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漫画は勢いと感情で読むタイプ。 SLAM DUNKが人生の教科書。バスケがしたいけど最近運動不足気味。筋肉痛は2日後に来る。
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