『悪魔だった君たちへ』漫画のネタバレ感想|イジメ人たちが再起不能の復讐を受けるサイコホラー
凄惨ないじめをしていた仲良し6人組が次々に再起不能の復讐に遭っていくサイコホラー漫画『悪魔だった君たちへ』。
結婚式での大暴露の復讐から始まり、不愉快な行為を繰り広げる6人組が成敗されていく光景は爽快!
しかし、再起不能すぎる残酷な復讐には開いた口が塞がらなくなります。さらに、その復讐犯の正体が不明で…。
謎に包まれながら怒涛の復讐劇が巻き起こる『悪魔だった君たちへ』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
コミックシーモアで話題の『悪魔だった君たちへ』のあらすじ
コミックシーモアで先行配信されて話題を呼んでいる胸糞サイコホラー漫画の『悪魔だった君たちへ』の設定やあらすじをご紹介していきます。
作品の設定や概要
- 原作:中津功介(中津功介先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 作画:古場みすみ(古場みすみ先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 出版社:コミディア
- ジャンル:ホラー、ミステリー・サスペンス、お色気
- 巻数:7巻(連載中:2020年10月22日現在)
設定は以下のようになっています。
信、美穂、雄介、俊夫、花名、倫太郎の6人は高校時代から仲良しで、転校してきた下田にもはじめは気さくに接していた。
しかし、ある日を境に仲良し6人は下田に凄惨ないじめをするようになった。
そして、6人が大人になってから過去のいじめのことで謎の人物から復讐されていく。
あらすじ
高校からの仲良し同級生6人組、信、美穂、雄介、俊夫、花奈、倫太郎。彼らには、あるクラスメイトに凄惨ないじめを行った過去があった。
美穂との結婚式を控えた信に送信元不明のメールが届く。
そこには、美穂のパパ活用アカウントがリンクされていた。
「あの美穂がパパ活…?」。高校時代から知る婚約者の知らない一面。
一方、美穂にも信のマッチングアプリ登録を暴露するメールが送られていた。
疑心暗鬼になるふたり。「誰かが俺たちの中を引き裂こうとしている…まさかアイツ?」。
ネットを駆使した手口で、次々と巻き起こる不幸の連続。いじめたクラスメイトからの復讐なのか!?
息をつかせぬ怒涛の展開で魅せる新時代のサイコホラー開幕!
引用)コミックシーモア
不愉快な行為を繰り広げる『悪魔だった君たちへ』の主な登場人物
『悪魔だった君たちへ』では、不倫や犯罪行為などに手を染める最低なキャラクターが多数登場します。
そんな不愉快な気持ちを抱かずにはいられない嫌なキャラクターも含めて登場人物をまとめてご紹介していきます。
下田幸太(しもだ こうた)
高校時代いじめられていた。現在はコンビニでアルバイトしている。
過去の経験から反射的に土下座してしまうほどオドオドしている。
もう一人の下田
虫を食べて、自分の腕にタバコを押し当てるなど気色の悪い行動をする人物。
バケモノ並みのハッキング技術で高校時代に下田をいじめていた6人組に、順番に復讐していく。
下田には「僕らは一心同体だろぉ…」などと意味深なことをいう謎が多いキャラクター。
田上信(たがみ まこと)
仲良し6人組の1人。美穂と学生の時から付き合っていて結婚をする。
仕事の成績も良くて期待されているできる男だが、人には言えない秘密を隠していて…。
結婚式では下田らしき人物に陥れられて、下田への復讐を誓う。
美穂(みほ)
仲良し6人組の1人。社長令嬢であり、信とは学生の時から付き合っていて結婚をする。
実はパパ活をしていて、結婚式ではその活動の実態を放送されてしまう。
久原雄介(ゆうすけ)
仲良し6人組の1人。弁護士で妻子持ちだが、花奈とは親密な関係。
桜川花奈(かな)
仲良し6人組の1人。ファッション誌の人気モデル。
雄介とは親密な関係で、雄介にゾッコンしている。
横峰俊夫(としお)
仲良し6人組の1人。証券会社勤務。
下田が田上信を陥れたと思い、下田に対して激しい憎悪を抱く。
そして下田を見つけ出してこらしめようと企むが…。
倫太郎(りんたろう)
仲良し6人組の1人。はじめに下田らしき人物に捕らえられていた。
また下田らしき人物に、協力するようになる。
宮本(みやもと)
田上信との同じ会社のダメ社員。いつも叱られている。
しかし、あるとき社員の秘密を、他の社員や家族や友人にまで送りつける事件を起こして退職願を出す。
さらに美穂と信の結婚式に突然現れて…。
堀口(ほりぐち)
取引先のおじさん。美穂のパパ活の相手。
綾瀬(あやせ)
下田のバイト仲間の女性。下田にも優しく接するお姉さんで気が強い一面を見せる。
また自分のことを「ワル」と言っていて…。
里佳(りか)
久原雄介の奥さん。円満な家庭を築いているように見えるが…。
クズキャラに憤る『悪魔だった君たちへ』の3つの見どころ(ネタバレあり)
人として最低な行為しているキャラが多く、見ていて憤らずにはいられない『悪魔だった君たちへ』ですが、目が離せない見どころがたくさんあります。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。
6人組の悪魔のような所業
『悪魔だった君たちへ』では、高校時代に下田にいじめをしていた6人組の悪魔じみた所業の数々が注目ポイントとなっています。
主人公の下田にカマキリを食べさせたり、タバコを押し当てたりするいじめが映されるところからすでに恐ろしいのですが、彼らは大人になってからも悪さばかりしてるのです。
結婚式を控えているのにパパ活をしていたり、会社でも不正取引をしていたり…。
さらには女性に乱暴を繰り返している者や妻子がいるのに不倫をする者など、口は悪くなりますが「クズ」としか言えない所業を行っているので、見ていて腹ワタが煮えくりかえってきます。
読み進めるごとに、早く彼らに天罰が下ってほしいと願わずにはいられなくなるでしょう。
仲良し6人に襲いかかる徹底的な復讐
そして、そんな悪魔のような6人組に襲いかかる天罰のような復讐も壮絶すぎるため、見どころとなっています。
信と美穂の結婚式では、突然高校時代のいじめの映像が流され、さらに信の会社での不正や美穂のパパ活の実態までも放送されるので、もし自分の信や美穂の立場なら生きていけないとまで思えるほどです。
そして、かつての仲良し組に送られてくる「次はおまえらだ」というメッセージ。
その後も6人組の人生を壊滅させる恐ろしすぎる復讐劇が繰り広げられるので、スカッとしながらもやりすぎな面に言葉を失ってしまいます。
「ここまでやるか…」と衝撃を受けること間違いなしの、社会的死を与える復讐の数々に驚かれてみてください。
2人の下田の正体
また『悪魔だった君たちへ』では、物語の鍵を握る2人の下田の存在が注目ポイントとなっています。
高校時代の6人組に復讐をしているのは、いじめられていた下田かと思われていましたが、その下田らしき人物が2人いるのです。
さらに復讐をしているのは、本物の下田ではなく下田の友達だった人物のようで…。
虫を食べて、自分の腕にタバコを押し当てるなど気色の悪い行動をしながら、ハッキングを駆使して6人組に復讐を繰り広げるもう一人の下田の正体は誰なのか?
また、もう一人の下田は発する「悪魔だった君に 会いたいんだよねぇ」という意味深な言葉の真相とは?
本物の下田にも、もう一人の下田にも何か秘密が隠されているので、下田の正体は見逃さないでください。
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刺激たっぷりの『悪魔だった君たちへ』はこんな人におすすめ
『悪魔だった君たちへ』は、不愉快な悪役に容赦のない制裁を食らわせるストーリーが好きな方に特におすすめの作品です。
物語は、高校時代に下田にいじめをしていた仲良し6人組が、大人になってから謎の人物によって次々陥れられていく復讐ストーリーになっています。
いじめていた6人組の現在の悪の所業には憤りを感じて不快な気持ちになる方も多いと思うので読む人を選ぶ内容ですが、そんな人たちが人生を崩壊させられるレベルの復讐に遭うため爽快感はかなりあります。
そして、スピード感のある展開と謎に満ちた犯人の存在が気になって、読み始めたら結末を知るまで止まれなくなるでしょう。
しかし、刺激がかなり強いので、読むときは覚悟を持ってご覧になってみてください。
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紹介者が考える『悪魔だった君たちへ』の伝えたいこと(考察)
『悪魔だった君たちへ』では、人にした行いは自分に返ってくることを伝えたいように感じられます。
作中では浮気行為や不正取引、さらには人を傷つける最低な行為を繰り広げる登場人物たちが、それぞれ自分の罪が世の中に明るみになって人生が崩壊していきます。
その様はまさに「因果応報」。
悪いことをしたらその分、自分に不幸が返ってくることを改めて実感でき、自分は清く誠実に生きようと思える作品です。
自分の行いが自分の身を滅ぼしていく光景が描かれているので、そんな光景を見て自分を律したいと思う方は、ぜひ『悪魔だった君たちへ』をご覧になってみてください。
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『悪魔だった君たちへ』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
当サイトの評価 | 3.8(記事作成者の評価) |
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コミックシーモア | 4.3(661件の評価) |
まんが王国 | 4.0(2件の評価) |
Renta! | 3.4(52件の評価) |
BookLive | 3.7(11件の評価) |
めちゃコミック | 3.5(162件の評価) |
※それぞれ5段階評価となっています。
悪いことばかりする登場人物たちに胸糞悪くなりますが、その彼らが次々復讐されていく光景はスカッとしました。
しかも、その仕返しは再起不能になるほど壮絶なものになっているので、読んでて開いた口が塞がらなくなるでしょう。
さらに復讐をする犯人の正体が謎に満ちていたりと、気になる点が多く読み始めたら先が気になって止まらなくなります。
刺激的なシーンが多く女性にはあまりおすすめできませんが、胸糞展開も平気な男性の方はぜひご覧ください。
『悪魔だった君たちへ』が気になる人におすすめの類似作品
ここでは『悪魔だった君たちへ』に興味がある方におすすめの、緻密な世界観とストーリーが魅力の漫画をご紹介していきます。
1つ目は『ブルータル 殺人警察官の告白』です。
こちらは、法では裁けない犯罪者予備軍たちを、闇に紛れて密かに断罪する警察官を描いたサスペンス漫画となっています。
普通では考えられない凶悪犯罪や日常に潜む身近な犯罪予備軍行為まで様々な事件がオムニバス形式で描かれ、犯罪者たちが主人公の警察官によって罪を体感させられながら断罪されていくストーリーは、「悪魔だった君たちへ」にも似た部分があります。
目を背けたくなるエグいシーンも多いので、見る人を選ぶ作品ですが、警察官の残酷な裁きも合わせてご覧になってみてください。
下の記事では『ブルータル 殺人警察官の告白』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。
2つ目は『生贄投票』です。
こちらは、クラスメイトから生贄を選んで「社会的な死」を与える学園投票サバイバル漫画となっています。
1番多く投票されたら最後、誰にも言えないあんな秘密やこんな秘密が次々バラされて社会的に死んでいくクラスメイトたち。
そんなクラスメイトたちの恥ずかしすぎる「秘密」を覗いてみませんか?
下の記事では『生贄投票』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しているので合わせてご覧ください。