『ゴミ捨て場の皇女様』韓国漫画のネタバレ感想｜特別な力を持った廃城の皇女と新しい家族の話
放置された城で飢餓に耐えながら１人で生きてきたエストレラが、皇帝である父親と再会して、愛されながら不穏な敵と対面していく韓国のファンタジー漫画『ゴミ捨て場の皇女様』。
過酷な生活を送っていたエストレラが、父親がいる皇室で愛されて幸せになる光景に心が温まる作品です。
しかし、帝国に不穏な影が現れて、エストレラの特別な能力が必要になるスリルある展開も繰り広げられます。
そんなピッコマで人気が上がってきている『ゴミ捨て場の皇女様』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
ピッコマで人気の『ゴミ捨て場の皇女様』のあらすじ
ピッコマで連載されている韓国のファンタジー漫画『ゴミ捨て場の皇女様』の設定やあらすじをご紹介していきます。
皇女様が溺愛されていく光景が微笑ましい作品です。
作品の設定や概要
- Story：harasyo
- Art：HAERUA
- 出版社：mstoryhub
- ジャンル：ファンタジー
- 話数：34話（連載中：2021年7月28日現在）
設定は、ある特別な母親の存在によって、父親から存在を忘れられていた少女が、父親と再会して、愛される日々を送るようになる話です。
さらに細かな設定は以下のようになっています。
アエル族：アエル族は他人に記憶されることで存在することができる種族で、忘れられると生命を失ってしまう。
そのため、アエル族は誉れ高い職業を選択する場合が多い。
またアエル族が滅亡した理由で最も有力なものとして噂されているのが、アエル族ではない者の子を身ごもり産むと、神を裏切った代償として死に至るというもの。
記録書：皇家に起こった全ての出来事を記録する本。
これに触れることができるのは記録を行う者とその後継者、そして皇帝と皇太子だけ。
魔族：はるか昔に絶滅したとされる存在。魔力量によって寿命が決まる種族。
死ぬと魔石ができる。また魔族は悪を根源としているため、その魔石は真っ黒に汚染されている。
魔石は「堕落した魔石」と呼ばれ、毒気を放つため容易に近づけず、人間にどのような影響を及ぼすのかさえわかっていない。
宝石眼：宝石眼を持つ者は例外なく悲惨な最期を遂げてきた。
あらすじ
いまは倉庫となった廃城、そこにボロをまとい暮らす一人の名もなき少女がいた。
いつもお腹を空かせていたその少女は皇帝の忘れられた子だった。
長い間待った末、皇帝が訪ねてくる。
「エストレラ、それが君の名前だ」 これは少し特別な能力を持った少女と新しい家族のお話。
引用）ピッコマ
思いやりに溢れている『ゴミ捨て場の皇女様』の主な登場人物
ここでは『ゴミ捨て場の皇女様』の主な登場人物をご紹介していきます。
キャラクターたちは思いやりに溢れている人が多く、心温まる光景が広がっています。
エストレラ・ソル・グランデル
鬱蒼たる森の放置された城に一人で暮らしていた琥珀石の宝石眼を持っている少女。
父親が必ず戻ってくると言っていたのに、戻ってこなかったため、その日の食べ物にも困る生活をしていた。
しかし、父親であるエリアスと再会して、星をつかさどる女神と太陽の名を込めた「エストレラ」という名前をつけてもらい、愛情を注がれるようになる。
動物の言葉を理解することができたり、人のオーラを見ることができて、人の本質を見抜く特殊な力を持っている。
そして大神官も驚くほどの溢れんばかりの神聖力を持っている。
エリアス
歴史的に見ても珍しいくらい強大な権能を持っている皇帝陛下。
星のかけらを受け継いだ唯一無二の後継者で、皇太子として感情をコントロールする方法を学んでいた。
しかし、エストレラのことになると感情を振り回されっぱなしになる優しいパパさん。
ブレシュティ
美しい黄金色の瞳に青い髪をしていたエストレラの母親。
物静かな性格で人との関わりを好まなかった。
そして音に敏感だったため、エリアスから東北の遠く離れた場所に建てられていた静かな城を与えられて、そこで暮らしていた。
しかし、エストレラを産んだときに死んでしまった。
またアエル族という特殊な一族で、死ぬと自分に関わる記憶が全て消える。
精霊様
エストレラに１人で生きる術を教えた精霊。
エストレラのことを「ルー」と呼ぶ。
冬にしか姿を現さない。エストレラが１番気を許している存在。
シオン
エストレラと一緒にいる小さなドラゴン。
人の言葉を理解することができる。
成長すると体の色が変わっていく。
デリック
淑女のことをよく知っていると自負しているエリアスの長男。
エストレラに興味津々で、仲良くなりたいと思っている。
リオナ
エリアスの長女。
エストレラに興味津々で、仲良くなりたいと思っている。
積極的にアプローチしてエストレラには兄弟の中で一番最初に心を開いてもらえる。
エストレラには「お姉ちゃん」と呼んでもらって気分を良くする。
ジェラン
デリックとリオナの弟。
エストレラに興味津々で、仲良くなりたいと思っている。
エストレラと仲良くなるためにウサギをプレゼントする。
カリザン
陛下と皇子、皇女を守る剣である蒼剣士団騎士団長。
子どもの頃に「魔石」を見たことがある。
ウィリアム
エストレラの存在を気づき、食べ物をあげた騎士。
そしてエストレラが宝石眼であることを気づいて、エリアスに報告する。
ヘルン
執事長。エリアスの命令でヒロインに服や毛布や食事を持っていってあげる。
とても紳士的で優しいため、エストレラにもすぐに気に入れられる。
シリン
オレンジ髪にそばかすのエストレラのメイド。
お風呂の件にエストレラに嫌われたが、お菓子を作ってご機嫌をとって親しくなる。
ベラ
茶髪で長髪のエストレラのメイド。
お風呂の件にエストレラに嫌われたが、お菓子を作ってご機嫌をとって親しくなる。
オスロ
記録者の赤髪の女性。エリアスの親友。
ラパス
オスロ（記録者）の後継者である赤髪の少年。オスロからは控えめに言っても問題児だと言われている。
陛下とオスロの会話を盗み聞きして、エストレラに会いに行く。
そしてエストレラと友達になろうとする。
ケルフィ侯爵
エストレラがエリアスの子供であることをエストレラと会う前は疑っていた聡明な侯爵。
そしてエストレラを皇族としての資格があるかどうかを判断しようとする。
ケヒル・フィレオン
フィレオン子爵家の次男。
南部地域で原因不明の疫病が流行ったため、手が離せない父の代わりにエリアスのもとにやってくる。
しかし、何かを企んでいる様子で…。
大神官
神託を受けて、エストレラを神殿で保護しようとするが、エリアスに大反対されてエリアスの逆鱗に触れてしまう。
ウリエル
高位神官の１人。エリアスに何かと小言を言われる。
シリンダー男爵
不気味な気配を醸し出しながらエストレラに近づいた者。
セリナ
騎士団の目をかいくぐって塀を飛び越えて皇室に戻ることもある破天荒な皇后。
エリアスをよくからかったりする。
エルバン・グランデル
陛下の弟。アエル族について何かを知っている。
面白い『ゴミ捨て場の皇女様』の3つの見どころ（ネタバレあり）
エストレラが愛されていく姿が愛おしいと思えば、不穏が影が潜んでいたりと先の展開が気になる『ゴミ捨て場の皇女様』には、面白い見どころがたくさん存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを３つに絞ってご紹介します。
可愛らしいエストレラ
『ゴミ捨て場の皇女様』では、放置された城で飢餓に耐えながら１人で生きてきたエストレラが、父親と再会して愛されていくのが見どころとなっています。
はじめは自分のことを忘れていた父親のエリアスのことを嫌っていましたが、エリアスの優しさに徐々に心を開いて甘えていく光景が微笑ましいです。
そしてエストレラは今まで常に飢餓状態であったため、甘いものや美味しいものに釣られて美味しそうに頬張る姿が可愛らしくて、見ていて癒されます。
でもちょっと常識がなくて、変な食べ方とかしちゃうのも面白いです。
そんな微笑ましくて可愛らしいだけでなく、エストレラは真実を見る目を持っていて、危険な存在を察知したりするため、エストレラの特別な力の活躍にも目が離させません。
エリアスの陛下と父親の２つの姿
またエストレラの父親でありながら皇帝でもあるエリアスの葛藤や我が子への想いが見どころとなっています。
皇帝として一国を治めている立派な陛下のエリアスですが、我が子のエストレラのことになると名前をつけるのにも悩みまくって一苦労しちゃいます。
またエストレラが行方不明になると心配して騎士団を動員してまで必死に探したりと、子供への愛に満ちた不器用な父親の姿を見せるので、エリアスの姿にはほっこりできます。
我が子の将来を考えながら不安で胸を痛める一国の主人の姿は、普通のお父さんと変わらないんです。
そんなエリアスがエストレラの安全と幸せを願いながらも特別な力を持ったエストレラを、皇帝の立場から危険な地へ行かせなければならない状況に陥ったりと切ない展開もありますが、父親の愛情に温かい気持ちになれるので、エリアスの葛藤にはぜひ注目してみてください。
エストレラたちに忍び寄る魔の手
また『ゴミ捨て場の皇女様』では、エストレラやエリアスたちに忍び寄る魔の手が見どころになっています。
南部地域で凶暴な獣が山から降りてくるようになり、さらに傷を負った人間たちが次々凶暴になる感染症が発生していたり、何かと不穏な気配が作中に漂っています。
さらに皇室内にも災いがやってきて…
そんな災いを解決する力を持っているのが宝石眼を持つエストレラですが、宝石眼を持つ者は例外なく悲惨な最期を遂げてきた不穏な歴史があるため、先の展開を見るのが怖くなります。
忍び寄る魔の手にエリアスやエストレラがどのように対面していくのか、ぜひ結末までご覧ください。
家族愛にほっこりする『ゴミ捨て場の皇女様』はこんな人におすすめ
『ゴミ捨て場の皇女様』は、子供が愛される光景を見てほっこりしたい方に特におすすめの作品です。
物語は、放置された城で飢餓に耐えながら１人で生きてきたエストレラが父親と再会して、愛されながら不穏な敵と対面していくストーリーとなっています。
１人で過酷な生活を送ってきたエストレラが、父親と再会して皇宮で暮らすようになり、そこで父親や執事や侍女たちから愛情をたくさん注がれていく光景に心がほっこり温まります。
そして愛情を受けてエストレラも心を開いて笑顔をたくさん見せていくのが最高に微笑ましいです。
子供が愛されて幸せになっていく姿を見たい方はぜひご覧ください。
紹介者が考える『ゴミ捨て場の皇女様』の伝えたいこと（考察）
『ゴミ捨て場の皇女様』では、親の苦悩と親の愛情で変わる可愛らしい子供の姿を伝えたいのだと思いました。
この作品では、皇帝として民を守らなければならない立場と父親として我が子の幸せを１番に望むエリアスの葛藤がとても印象的でした。
親として子供の幸せを望むからこそ、様々なことで辛い決断を下すことってありますよね。
そんな親として当たり前の苦悩を皇帝のエリアスでも持っているという光景が心に響きました。
そして、我が子を１番大切に思うエリアスの愛情を受けて、エストレラが心を開いて笑顔をたくさん見せるようになる姿はとても嬉しくて、純粋な愛情を届ければその想いはちゃんと伝わるのだと思いました。
親子の微笑ましい愛情に心が温かくなる作品なので、ぜひ多くの方に読んでもらいたいです。
また『ゴミ捨て場の皇女様』は、マンガアプリ「ピッコマ」から無料で読むことができます！
（※期間によっては配信が終了している可能性もございます。）
『ゴミ捨て場の皇女様』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
| 当サイトの評価 | 4.0（記事作成者の評価） |
|---|---|
| コミックシーモア | ー |
| まんが王国 | ー |
| Renta! | ー |
| BookLive | ー |
| めちゃコミック | ー |
※それぞれ5段階評価となっています。
過酷な生活をしているエストレラが、父親のエリアスと再会してどんどん幸せになっていく光景に心がほっこりする作品でした。
そして警戒心満載だったエストレラが、父の愛情や周りの人の愛情を受けて心を開いて笑顔を見せていくのが、見ていてとても癒されました。
そんな微笑ましい展開が続くと思ったら、帝国に忍び寄る不気味な存在が出現したり、その存在に対抗する手段がエストレラだったりと、スリルある展開が繰り広げられるので、読み出したら止まれません。
ぜひ興味のある方はご覧ください。
『ゴミ捨て場の皇女様』が気になる人におすすめの類似作品
ここでは『ゴミ捨て場の皇女様』に興味がある方におすすめの子供が愛されるファンタジー漫画をご紹介していきます。
1つ目は『怪物公爵と契約公女』です。
こちらは、家族に虐待され続け、挙げ句の果てに殺されたかけたヒロインが、怪物と呼ばれる公爵家の養女になることで大切にされ、幸せになっていく養女溺愛ファンタジーとなっています。
ヒロインのレスリーの蔑まれた日常に胸を痛めながらも、サルバトール家で愛されるレスリーの姿に心があったまり、涙腺が緩くなる微笑ましい物語が繰り広げられているので、ぜひ合わせてご覧ください。
下の記事では『怪物公爵と契約公女』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。
2つ目は『末っ子皇女殿下』です。
大魔導師が前世の記憶を持ったまま、帝国の末っ子皇女殿下に生まれ変わってしまった転生ファンタジーとなっています。
見た目は赤ちゃんだけど、中身は大の大人であるギャップばかりの展開に笑いが止まらないです。
そして主人公エニシャの愛嬌に次々悩殺されて、エニシャを溺愛していく登場人物たちにほっこりできる作品なので、ぜひ合わせてご覧ください。
下の記事では『末っ子皇女殿下』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。
