『推しの子』漫画のネタバレ感想|赤坂アカ×横槍メンゴの天才タッグが描く新アイドル漫画
「かぐや様は告らせたい」を手掛けた赤坂アカ先生と「クズの本懐」などを手掛けた横槍メンゴ先生の豪華コラボの新連載で話題沸騰中の『推しの子』。
1話のラストで衝撃を受け、随所に挟まれた伏線とギャグに楽しめる作品となっていて、天才漫画家2人が描く全く新しい芸能界は見応え抜群です。
マンガアプリ「ヤンジャン!」で連載されて大人気の『推しの子』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
赤坂アカ先生×横槍メンゴ先生の最強タッグが描く『推しの子』のあらすじ
大人気作を世に放った天才漫画家の2人が描く『推しの子』の設定やあらすじをご紹介していきます。
天才漫画家によって全く新しい切り口で描かれる芸能界を是非ご堪能ください。
作品の設定や概要
- 原作:赤坂アカ(赤坂アカ先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 作画:横槍メンゴ(横槍メンゴ先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 出版社:集英社(ヤンジャン!)
- ジャンル:アイドル、ヒューマンドラマ
- 巻数:3巻(連載中:2021年2月19日現在)
設定として、アイドルのファンだった医者の元に、そのアイドルが出産しにきて、ファンの医者がアイドルの子どもに転生するというトンデモ話となっています。
そして転生したアイの子ども2人がアイドルとして活躍している現状を垣間見せながら、赤ちゃん時代からのストーリーが描かれていきます。
赤坂アカ先生は、アニメ化・実写映画化された大人気作「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」を同時連載しています。
また横槍メンゴ先生はこれまでに、アニメ化・ドラマ化された大人気作「クズの本懐」や「君は淫らな僕の女王」や「レトルトパウチ!」などの人気作品を手掛けています。
あらすじ
漫画界スター同士の衝撃コラボ! 赤坂アカ驚異の“2本同時週刊連載”開始!!
描き手には圧倒的に“かわいい”ヒロインを描き出す横槍メンゴを据え、かつてない切り口で、芸能界を描く―――産婦人科医師・ゴローの推し、アイドルグループの絶対的エース・星野アイには、誰にも言えない秘密があり……!?
引用)ヤンジャン!
また『推しの子』を連載しているアプリ「ヤンジャン!」では、ヤンジャン最新号が最速で読めます!
可愛くて面白い『推しの子』の主な登場人物
横槍メンゴ先生が作画を担当する『推しの子』には、とにかく目を惹かれるような可愛いキャラクターがたくさん登場します。そして、可愛いだけでなく面白いです。
そんな『推しの子』の主な登場人物をご紹介していきます。
星野アイ(ほしの あい)
アイドルグループ「B小町」の絶対的エース。不動のセンターであり、究極の美少女。
まさかの16歳で妊娠したためアイドル活動は休止して、出産して双子を授かる。そして、相手は内緒にしている。
施設育ちで親も家族が居なかったため家族に憧れていて、子どもを産む選択としてさらにアイドルも続ける。
大雑把で能天気な性格のため、母親としては相当ダメな部類に入る。しかも、人の顔と名前を覚えるのは苦手で自分の双子の子どももあまり見分けられない。
しかし、自信家で可愛くてアイドルとしては一流。
母親としてもアイドルとしても幸せになるために母親とアイドルの二重生活を送りながら、モデルやラジオやアシスタントなどと着実に仕事を増やしていく。
ゴロー:星野愛久愛海(ほしの あくあまりん):アクア
患者の病室でアイドルのDVDを流すほどアイの大ファンである産婦人科医師。
元患者のさりなにアイを重ねて応援していた。
ある日、お腹を大きくした星野アイがゴローの元にやってきて、ゴローの元へ出産をすることになるが…。
何者かに殺されて、なぜか星野アイの息子として生まれ変わってしまった。しかも前世の記憶は残っている。
その後、大きくなってからは苺プロに所属して芸能界に進出することとなる。芸名は「アクア」。
さりな:星野瑠美衣(ほしの るびい):ルビー
ゴローが研修医のときに出会った患者の可愛い女の子。アイの大ファンで、アイと同い年。
ゴローにアイを布教したのもさりな。
「退形成性」「星細胞種」という病で12歳という若さで亡くなってしまう。
しかし、星野アイの娘として生まれ変わり、ゴローである星野愛久愛海の双子の妹となる。
ゴローと同じく前世の記憶が残っていて、大ファンだったアイがお母さんである現状を思う存分満喫していく。
また赤ちゃんながらにツイッターを駆使して、アイのアンチと壮絶なリプ合戦を繰り広げている。
そして意外にも演技の才能の片鱗を見せて…。芸能界では「ルビー」という芸名で活動するようになる。
またアイと同じくらいゴローのことも好きだった。
斎藤壱護(さいとう いちご)
アイの戸籍上の親で、実際の親ではないが身元引受人となっている芸能事務所の社長。
若い奥さんがいて、若い子贔屓している節があり、アイドルのメンバーからは引かれている。
またアイが16歳で二児の母であるという事実は隠し通そうと画策する。
斎藤ミヤコ(さいとう みやこ)
斎藤壱護の奥さん。アイが仕事をしている間は子どもの面倒を見てることになる。
実は美少年と仕事できると思って結婚したのにベビーシッターのようなことをするハメになり、不満がかなり溜まっている。
アイの不祥事を売って、ホストクラブの男に貢ごうと考えていたところで、アクアマリンやルビーに諭されて、2人のいうことを聞くようになる。
五反田泰志(ごたんだ たいし)
監督賞に何度もノミネートされるほど実力のある監督。しかし、超低予算で小規模な映画をやっている。
アクアマリンに興味を持って、自分の作品に出演させようとする。
有馬かな(ありま かな)
天才役者と評判の女優。昔から口が悪く高ぶるとつい強い言葉を使ってしまう。
子役時代は10秒で泣ける天才子役として活躍していて高飛車な性格だったが、アクアと共演した際に自分の才能のなさを実感することになる。
高飛車だが、演技には涙を見せるほど全力で取り組んでいる。
鏑木勝也(かぶらぎ まさや)
インターネットテレビ局「ドットTV!」所属で、『ドラマ・今日は甘口で』のプロデューサー。
アイのスマホのアドレス帳に登録されていた人物の1人。
寿みなみ(ことぶき みなみ)
ルビーとアクアと同じ高校に通うグラビアをやっているスタイル抜群の美少女。
生まれも育ちも神奈川だけど、エセ関西弁でしゃべる。ルビーとは一番最初に友達になる。
不知火フリル(しらぬい ふりる)
月9のドラマで大ヒットした美少女で、歌って踊れて演技もできるマルチタレントとして超有名な人物。
ルビーとアクアと同じ高校に通っていて、ルビーとは同じクラスになる。
芸能界をくまなくチェックしている。また冷めた感じの雰囲気を纏っている。
アイドルに魅了される『推しの子』の3つの見どころ(ネタバレあり)
芸能界の裏側を見せながらも、そこで輝くアイドルに魅了される『推しの子』には、たくさんの見どころが存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。
輝いて見える芸能界の裏事情…
『推しの子』では、一般人には知る由もない華やかな芸能界のリアルが描かれていて見どころとなっています。
みんなの憧れるアイドルという存在が、作中では捏造して、誇張して都合の悪い部分はきれいに隠す上手な嘘をつく存在とされていて、とびきりの嘘こそが愛であるという事実に衝撃を受けます。
他にも撮影に関わる人たちの心の声や良いモノを作るフリをして数字だけを見ているお偉方など嘘にまみれた業界の嫌な部分を見せつけられるのです。
しかしそんな芸能界の裏側を描くのですが、ファンのために嘘をつきながらもアイドルのアイが美しく輝く姿がこれでもかと表現されているのは本当にすごいと思いました。
「芸能界を夢見るのは良いけど 芸能界に夢を見るのはよした方が良い」という五反田監督の発言が印象深く、それを体現しているかのような物語に仕上がっているのに、アイドルに魅了される不思議な作品となっています。
芸能人の子どもに転生したアクアとルビー
そして、輝くアイの子どもとして転生したアクアとルビーも大きな見どころとなっています。
アイの大ファンだった2人が前世の記憶を残したままアイの子どもとして転生して、笑い満載の生活を送っていくのです。
アイの子どもであることを隠すために隠れながら生きていかねばならないアクアとルビーですが、アイへの愛情が爆発して赤ちゃんながらにキレッキレのオタダンスを踊ってバズってしまったり、赤ちゃんなのに達観して物言いで周囲を圧倒するギャップに思わず笑ってしまいます。
そしてアイのことになると人が変わって乱暴な思考を息ぴったりに巡らす2人は最高です。
そんなアクアとルビーがアイドルとして活動している場面なども垣間見えるため、2人がどんなアイドルになるのか目が離せません。
不穏な影…未来が垣間見える伏線展開
また『推しの子』には数多くの謎や伏線が隠されていて期待が高まる展開が繰り広げられます。
なぜか突如妊娠したアイですが、その相手は誰なのか?
また、ゴローを殺害した人物の正体とは?
そして、アクアとルビーが転生した理由や五反田泰志から語られるアイに対する意味深な発言など初めはとにかく謎に包まれた状態で物語が進んでいきます。
明るくて笑えるテンポの良いストーリーですが、その裏にうごめく何かが隠されていて作品の良いスパイスなっています。そんな先の気になる展開にページをめくる手を止めることはできなくなるでしょう。
天才漫画家である赤坂アカ先生がどのような伏線を張り、どのようにそれらを回収して読者に感動と驚きを届けてくれるのかを、ひたすら楽しみにして読み進めてみてください。
ヤンジャン!でも大人気の『推しの子』はこんな人におすすめ
『推しの子』は、漫画好きな方全員におすすめの作品です。
物語は、人気アイドルのアイの大ファンだったゴローとさりなが、アイの子どもとして転生してアイドルになっていく斬新な転生ストーリーとなっています。
設定やストーリーに大いに衝撃を与えられながら、随所に挟まれるギャグに笑えて、謎と伏線が次々描かれる展開に休む間もなく、飽きることなく楽しめます。
赤坂アカ先生の卓越した物語の凄さに感動できて、横槍メンゴ先生の描くアイドルに魅了される名作ですので漫画好きな方は必見です。
紹介者が考える『推しの子』の伝えたいこと(考察)
現在は6話を読み終えた時点でこの記事を執筆しているので、『推しの子』の伝えたいことは現段階ではわかりません。
甘くはない芸能界の現実やその中でも輝き続けるアイドルの魅力など伝わってくることはたくさんありますが、その先の本当に伝えたい部分というものを今後も読み続けて感じ取っていきたいと思います。
この記事をご覧のあなたも『推しの子』を読んで、笑えて気になるストーリーを楽しみながら何を伝えたいのか考えてもらいたいです。
また『推しの子』を連載しているアプリ「ヤンジャン!」では、ヤンジャン最新号が最速で読めます!
『推しの子』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
当サイトの評価 | 4.7(記事作成者の評価) |
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コミックシーモア | 4.7(34件の評価) |
まんが王国 | 5.0(7件の評価) |
Renta! | 4.6(47件の評価) |
BookLive | 4.8(88件の評価) |
めちゃコミック | 4.1(26件の評価) |
※それぞれ5段階評価となっています。
赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生が大好きで、この作品を楽しみにしながら読んだのですが、1話から「そうくるか〜!」と設定に衝撃を受けて期待を超えてきました。
未来のことを垣間見せたり、不穏な影や意味深な言葉で伏線を張っていく展開に先に気になって仕方なくなりますし、ギャグ要素に溢れたテンポ感のあるストーリーに笑いながらどんどん読み進めらます。
ストーリーはもちろん、横槍メンゴ先生の描くキャラクターも本当に可愛くて作品にのめり込めたので高評価を付けさせていただきました。
楽しくて刺激にも溢れた最高の作品なので、ぜひ多くの方に読んでもらいたいです。
『推しの子』が気になる人におすすめの類似作品
ここでは『推しの子』に興味がある方におすすめのアイドル漫画をご紹介していきます。
それぞれ『推しの子』とは全く違ったアイドルを描いているので、いろんなアイドルを楽しんでもらいたいです。
1つ目は『推しが武道館いってくれたら死ぬ』です。
アイドルを追いかけるオタクとオタクに恋をしているアイドルのすれ違いコメディを描いた、オタクとアイドルの魅了を最大限引き出したアイドル漫画となっています。
アイドルたちの努力、アイドルオタクたちの熱い想い、すれ違う百合展開に笑えて感動して、端から端まで楽しめる物語であり、2020年1月にアニメ化された大人気の作品です。
個人的にも本当におすすめの作品ですので、絶対読んでもらいたいです!
下の記事では『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。
2つ目は『イジメカエシ。-復讐の31-』です。
クレイジーアイドルたちの情熱と血煙が吹きすさぶステージを描いた狂気のアイドルサスペンス漫画となっています。
メンバーから毎日ひどいイジメに遭っているヒロインアイドルが、ファンに届ける自分の笑顔を守るためにメンバーを次々に殺害していくグロ満載のアイドルが描かれているのです。
『推しの子』とは全く違った刺激たっぷりのアイドルたちもご覧になってみてください。
下の記事では『イジメカエシ。-復讐の31-』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。