『夫はわたしじゃいけないの？』リアルなレス夫婦（ホラー）漫画のネタバレ感想

レスになった妻と夫のお互いの感情を見事に表現した共感必須の夫婦漫画『夫はわたしじゃいけないの?』。

妻の努力と報われないことのイライラ、夫のコミュニケーション不足によるすれ違いが描かれ、読めば客観的に夫婦生活について見直せる既婚者・新婚者必見の作品となっています。

そして、夫婦間の問題だけじゃない恐怖のサプライズまで用意された鳥肌必須のストーリーも隠されているのです。

夫婦間の感情だけじゃなく、急展開ストーリーも楽しめる『夫はわたしじゃいけないの?』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

ざくざくろ先生が描く『夫はわたしじゃいけないの?』のあらすじ

出典：「夫はわたしじゃいけないの？」、著者：ざくざくろ、出版社：めちゃコミック×ウーコミ

めちゃコミックで独占配信されている、ざくざくろ先生がレス夫婦のすれ違いとサスペンスを描いた『夫はわたしじゃいけないの?』の設定やあらすじをご紹介していきます。

リアルな夫婦の不満が爆発している物語に、読めば自分のことを改めるきっかけにもなる作品です。

作品の設定や概要

著者：ざくざくろ
出版社：めちゃコミック×ウーコミ
ジャンル：恋愛、不倫、サスペンス
話数：15話（連載中：2020年2月5日現在）

設定として、レスになった夫婦の生活と感情面が描かれた作品となっています。

レスになって２ヶ月ぶり行為に及んでも、夫がたたなくて失敗してしまい、妻の不満から物語が動き始めます。

はじめは妻の気持ち中心に描かれていて、その後、夫の気持ちも描かれていく流れです。

さらに、途中からサスペンス的な急展開を迎えるので、最初だけ読んでやめずに、是非最後まで読み進めてみてください。

あらすじ

「うちの夫は、結婚してからしかばねみたい」結婚1年。
何度か“夫婦の営み”を試みるも、夫・秋くんの股間は今日も大きくならない。
だけど原因は私じゃない。だって私はこんなに努力しているから――。
当然のように若年性 ED を疑う妻・美咲だが、ある日お風呂を掃除していると、彼の“痕跡”に気づいてしまう。
信頼する姉・綾乃に相談すると「甘えるのも大事だよ」とアドバイスされ、意を決して実行してみたものの、事態は思わぬ方向に転がっていき――!?
引用）めちゃコミック

感情面に目が離せない『夫はわたしじゃいけないの?』の主な登場人物

『夫はわたしじゃいけないの?』では、登場人物たちの感情が見事に表現されていて共感できますし、表情からも気持ちが伺えるようになっています。

そんな感情面に特に目が離せなくなる登場人物たちをご紹介していきます。

美咲（みさき）

主人公のレス夫婦の妻。

夫のことが大好きで普段は裸だって見せないし、パートがない日もメイクしたり、自分から誘って挑戦しようと努力もしている。

しかし、夫が自分にたたないことに不満を抱いている。

また産まれて数ヶ月のときに母親を亡くしているため、７歳違いの姉に育てられてきた。

秋くん（あき）

公務員をしている美咲の旦那さん。何をしてもやかましく責める奥さんに体が休まらない日々を過ごしている。

家事をしてもどこかに連れて行っても文句を言われた経験があり、次第に何もしなくなり、レスになっている。

感情がすぐ顔に出るタイプ。

綾乃（あやの）

美咲の姉。離婚経験があるため、妹の美咲には離婚してほしくなくてアドバイスをする。

お母さんを亡くしてから、お母さん代わりとなって妹を育ててきたため、美咲のことを妹というより娘と思っている。美咲のオムツも変えている。

男から容姿や身体を愛されてきた生活をしていて、男を心を掴む方法を心得ている。

また、彼女持ちの息子がいる。

怖いけど面白い！『夫はわたしじゃいけないの?』の3つの見どころ（ネタバレあり）

出典：「夫はわたしじゃいけないの？」、著者：ざくざくろ、出版社：めちゃコミック×ウーコミ

妻と夫の生々しいすれ違いに共感でき、ホラー的急展開に恐怖する『夫はわたしじゃいけないの?』には面白い見どころがたくさん存在します。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを３つに絞ってご紹介していきます。

妻の美咲の焦り

『夫はわたしじゃいけないの?』では、妻の美咲の夫がレスになっていることへの焦りが見どころとなっています。

美咲は夫の秋くんのために、毎日部屋を綺麗にしてご飯を作って、休みの日でもメイクをして努力しているのに、秋くんが自分にだけたたないことに不満が爆発するのです。

自分は頑張っているのに、それに気づかれず報われない美咲の切なさは全国の奥さんが共感できると思いますし、イライラしながらも秋くんに喜んでもらうために頑張る姿は愛おしく思えてくるでしょう。

しかし、そんな愛おしい感情と同時に、焦りから問題の全部を自分が悪くないと思い込んでいる気持ちには少し「イラッ」としてしまいます。

そのような、努力をしながらも大きなマイナスポイントを作ってる部分は見ていて気をつけたいと思えますし、昔を思い出しながら涙をこぼす美咲には共感もできると思うので、是非注目してもらいたいです。

夫の秋くんの苦悩と変化

そして、妻だけでなく夫の秋くんの感情も大きな見どころとなっています。

秋くんは、家事を手伝っても２人でどこかに出掛けても小言を言われ、喜ぶと思って行動したことで文句ばかりを言われる生活が続き、どんどん妻の美咲のことが怖くなってしまうのです。

しかし、そんなことを言っては繊細過ぎると思われてしまうために、結局口に出して文句が言えないという苦悩が描かれて、思わず「うんうん」とうなずいてしまうほど共感できました。

美咲のためにしんどい仕事を頑張って耐えているのに、家に帰ればガミガミ言われて休まらず、自分の家なのに玄関を開けるのに気合が必要になる感覚はリアルすぎて、冷めきった夫の感情を巧妙に表現しています。

そんな、妻と距離を置くようになった秋くんですが、後々に大きな事件を起こし変化していくので、夫の苦悩と変化をご覧ください。

ホラーすぎる姉の綾乃

そして『夫はわたしじゃいけないの?』では、美咲の姉が強烈な見どころとなっています。

妹の綾乃は妹の夫に会うのに化粧をがっつりして、そして秋くんには秋くんが求めている言葉を巧みに投げかけていき…。

翌日、美咲に必死で謝ろうとする秋くんが描かれ、そのタイミングで姉の綾乃は美咲に「あるメール」を送るのです。その内容は…（是非本編へ）。

顔が壊れ、異常な行動に出る綾乃の暴走に、読者一同鳥肌が立ちまくること間違いなしの展開が待っています。

ただの夫婦不仲漫画かと思いきや、辛すぎるスパイスが盛り込まれているので、是非本編で『夫はわたしじゃいけないの』をご覧になってみてください。

＞＞『夫はわたしじゃいけないの?』は「めちゃコミック」から読むことができます！

読めば勉強にもなる『夫はわたしじゃいけないの?』はこんな人におすすめ

『夫はわたしじゃいけないの?』では、夫婦仲が冷めてしまっている方やこれから結婚される方には特におすすめしたい作品です。

物語は、自分ではいけない夫に対して不満を持つ妻と妻に対して恐怖心を抱くようになった夫の掛け合いや感情がリアルに表現されている夫婦ドラマが描かれています。

ケンカして会話がなくなり、時計の音が大きく聞こえる気まずさや、妻に不満を抱きながらも口に出せない夫、努力が報われない妻の悲しさなど、全ての言動・感情が写実的に表現されており、共感せずにいられない光景が広がっているのです。

第三者視点で見るからこそ「妻と夫のお互いの問題点」に気がつけて勉強にもなると思うので、夫婦仲がうまくいっていない方やこれから結婚される方には、是非とも読んで勉強しながら楽しんでもらいたいです。

＞＞『夫はわたしじゃいけないの?』は「めちゃコミック」から読むことができます！

管理人の思う『夫はわたしじゃいけないの?』が伝えたいこと（考察）

出典：「夫はわたしじゃいけないの？」、著者：ざくざくろ、出版社：めちゃコミック×ウーコミ

『夫はわたしじゃいけないの?』では、お互いが気持ちを知ることの大切さを伝えたいように思えます。

妻の美咲は精一杯努力しているのに、自分にたたない夫に大きな不満を抱き、それを夫のせいだとばかり考えます。そして、夫の秋くんは妻が努力しているのに怖がって口を閉ざしてしまい、夫婦間の思いやりがどんどんなくなっている悪循環を起こしているのです。

美咲がもっと秋くんの頑張りを認めて言葉をかけていたり、秋くんも美咲の努力をきちんと知っていたら、夫婦間が冷めきって「あの事件（事件については是非本編へ）」が起こることもなかったように思えます。

もちろんお互いの気持ちを知ることは簡単ではないですが、相手の日ごろの行いを感謝することからはじめて、きちんとコミュニケーションをとってお互いを知っていくことが大切だと感じられました。

夫婦間の不満や怒りや恐怖などが共感できる形で見事に表現された作品ですので、この機会に是非『夫はわたしじゃいけないの?』をご覧になってみてください。

＞＞『夫はわたしじゃいけないの?』は「めちゃコミック」から読むことができます！

めちゃコミック独占配信の『夫はわたしじゃいけないの?』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価	4.0（記事作成者の評価）
コミックシーモア	ー
まんが王国	ー
Renta!	ー
BookLive	ー
めちゃコミック	2.9（1487件の評価）