『隣の悪女』日常震撼!蠱惑的な隣人の狂気の復讐漫画のネタバレ感想
奇才が描く日常を震撼させる愛憎滑稽戯曲である『隣の悪女』。
美しい隣人が越してきてから次々に起こる不可解な事件、そして彼女と悪女のトライアングルLOVEストーリーが描かれ、予測不能な不気味すぎる悪女の行動が話題となっている作品です。
人を魅了し、血まみれにする悪女を描いた『隣の悪女』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
日常を震撼させる狂気の隣人『隣の悪女』のあらすじ
魅力的で蠱惑的な隣の美女の復讐劇を描いた『隣の悪女』のあらすじや設定をはじめにご紹介していきます。
隣に潜む非日常に存分に震えてください。
作品の設定や概要
- 著者:玉木ヴァネッサ千尋
- 出版社:集英社(週刊ヤングジャンプ)
- ジャンル:ミステリー・ホラー
- 巻数:5巻(連載中:2020年5月14日現在)
設定として、主人公の桐太は何ごとにも寛容でユルい性格をしていて、その彼女の亜里子は何ごとにもきっちりした性格をしていて、お互いがない部分を補い合うデコボコカップルとして仲睦まじい。
また桐太は、隣に越してきた美女の花音と同じ高校に通っていて、2人は非常に似ている性格をしていた。
そんな桐太たちの家の近くでは半年前に「六本木一家心中事件」というものが起きていた。
玉木ヴァネッサ千尋先生はTwitterもしているので、是非チェックしてみてください。
悪女の1巻のカバー用に描かせて頂いたものです❗️ pic.twitter.com/aCUvat20jt
— 玉木ヴァネッサ千尋 (@banebane1211) June 5, 2019
あらすじ
半同棲をする大学生カップルの桐太と亜里子の隣に美しい女性が引っ越してきた。その美しい隣人は桐太が高校時代に片思いをしていた花音であった。
仲睦まじく暮らす桐太と亜里子の2人だったが、花音が越してきてからは飼い鳥のピーさんがいなくなったりと次々に目まぐるしく災いが起こり始める…。
彼氏と彼女と悪女の三つ巴を繰り広げる『隣の悪女』の主なキャラクター
蠱惑的な美女の登場により、彼氏と彼女と悪女のトライアングルLOVEストーリーが繰り広げられる『隣の悪女』では、美しいキャラクターが多数登場します。
物語をカギを握る美しい登場人物たちをご紹介していきます。
佐藤桐太(さとう きりた)
4年生の男子大学生。教員免許を取得することを目指している。
しかし、何事にもユルい性格で大学生活も怠慢に過ごすことがしばしばある。
桐太の両親もとてもユルく明るい性格であり、双子を2回連続で産んでいて、6人家族のため貧乏な生活をしている。
誕生日は12月12日。血液型はAB。
一色花音(いっしき かのん)
佐藤桐太と同じ高校に通っていて、桐太たちの家の隣に引っ越してきた美しい女性。
現在は看護師をしながら、副業として画家をしている。若手では注目の有望日本画家として有名で、個展には著名人も集まるほど。
桐太が人生で1番惹かれた女の子でもあり、誰もが見惚れる正統派美人。高校1年生のときから大人びた色気を放ちながらも、よく笑う女の子だった。
容姿は完璧だが、普段はノーブラで過ごしていたり、なにかと桐太に似たユルい性格をしている。
桐太たちの家の隣に越してきてからは、桐太に接触して告白したり、桐太の彼女の亜里子にはレズであると打ち明けて近づいていく不気味な行動を取る。
誕生日は12月12日。血液型はAB。
鈴木亜里子(すずき ありこ)
4年生の女子大生。周りからクソ真面目ガール般若系女子と呼ばれる佐藤桐太の彼女。
知識や学歴を得て将来の選択肢を増やすために勉学に励み、社会経験を積み逞しく生きていける精神を鍛えるためにバイトをしている。
ユルい桐太とは見た目も中身も対称的な性格をしていて、何事にもきっちりしている。しかし、お酒に酔わく、酔うと普段の亜里子とは思えない甘えん坊になる。
母親の目が不自由でそのストレスを家庭でぶつけられていて、さらに両親は毎日喧嘩をしていたため、安心して人に甘えることができない性格になっていた。
島袋カケル(しまぶくろ かける)通称:ケロッピー
佐藤桐太の後輩。六本木心中事件の関係者でもある。
周囲からの評価も良かった父親を持っていたが、家では日常的に母親や自身にDVをしていた。そのため、中学の時から頻繁に家出していて補導歴がある。家出中に父親と母親は事件で殺されている。
桐太とは原チャをあげたり、桐太のために亜里子に厳しいことを言ったりするほど仲が良い。一色花音に対しては何かを知っている様子。
龍王寺美羽(りゅうおうじ うゆ)
有名な美人占い師。各界にファンがいて、人脈や財力がすごい人物。幼少期から花音と付き合いがある。
花音の狙いも知っていて、花音の復讐を止めようと画策する。花音を救うために刺し違えても阻止することを決意している。
隣人×サスペンスLOVEストーリーの『隣の悪女』の3つの見どころ(ネタバレあり)
魅力的で蠱惑的な美女による予測不能なサスペンスLOVEストーリーが描かれる『隣の悪女』では、何気ない日常のすぐ隣に潜む狂気がリアルに表現され、見どころに溢れる作品となっています。
そんな『隣の悪女』でも特に注目してほしいポイントを3つご紹介していきます。
蠱惑的な悪女のあざとい罠
『隣の悪女』では、まさに蠱惑的(人の心をひきつけてまどわすさま)という言葉がぴったりの悪女の存在が見どころとなっています。
花音はノーブラのまま桐太の前に現れたり、桐太に告白したかと思えば、亜里子にもレズであるという思いを告げたりと隣人2人をすぐに虜にしていきます。人の気持ちを理解し、共感する力に長けている花音が忍び寄り、内側から仲を蝕んでいくのです。
花音の美しさは読者までも魅了し、そして時折見せる闇すぎる表情には底知れぬ恐怖を与えられます。
次々人を魅了し蝕んでいく隣の悪女のあざとさには是非注目してください。
からおげを発端に次々起こる不可解な出来事
主人公の桐太と亜里子の隣に花音が越してきてから不可解な事件が連続するところも、影で動き始めている悪女の存在を際立たせています。
ペットの飼い鳥のピーさんがいなくなった日に鳥のからあげを桐太にプレゼントした花音からは、読んでいて真相は分からないまでも不気味に忍び寄る闇を肌で感じてしまいます。
その後も、主人公の桐太が彼女との半同棲を解消することになったり、桐太が事故で入院して大学を休学したり、借金したりと花音の登場以来不可解な出来事が多発するのです。
そして終盤に進むにつれて加速的に本性が露わになる隣の悪女の存在にただただ驚かされます。
「六本木心中事件」に隠された隣の悪女の復讐の理由
『隣の悪女』では、花音の復讐する理由や鍵を握る六本木心中事件の謎も見どころとなっています。
物語の冒頭から時折描写される「六本木心中事件」ですが、その全貌は謎に包まれています。
人の痛みを知り、共感する力のある美しい花音をどうしてここまで悪女に変えてしまったのか?花音をここまで突き動かす理由は何か?徐々に明かされながらも最後までわからない謎に目を離さずに注目してもらいたいです。
是非単行本から、美しすぎる蠱惑的な悪女の謎をご覧ください。
>>「U-NEXT BookPlace」を利用すると、『オメガ・メガエラ』1巻が無料で読めます!
美しい隣人の魅力に震える『隣の悪女』はこんな人におすすめ
『隣の悪女』はサイコホラー好きの方には特におすすめの漫画となっています。
隣に越してきた美しい隣人が、その美しさで人を魅了し誘き寄せ、そして血まみれにしていくサイコ感がたまらなく面白いです。
一見天然ぽい花音が時たま見せる不気味な表情には痺れますし、狡猾すぎる桐太と亜里子の仲の引き裂き方には読んでいて鳥肌が止まらなくなります。
身の毛もよだつサイコホラーを演出する『隣の悪女』を是非ご覧になって、あなたも美しすぎる隣人に魅了されてみてください。
>>「U-NEXT BookPlace」を利用すると、『オメガ・メガエラ』1巻が無料で読めます!
管理人の思う『隣の隣人』が伝えたいこと(感想)
『隣の隣人』では、目に映るものだけが真実とは限らないということを伝えたいように感じられます。
隣に越してきた花音は美しく、優しさに溢れた行動を繰り返しますが、そのすべては主人公の桐太に復讐するための行動なのです。
傷ついているときに優しくしていたり、好意をほのめかしたりしますが、裏で復讐のための準備を着々と完了させていく様子は、どこかリアルで自分の周りにもこういった悪女いるのではないかという気持ちになります。
美しい見た目に惑わされて、目に映るものを信じるだけでは危険なこともあるということを思い知らされる作品です。
そんな身近な狂気を巧妙かつ不気味に表現していて、ストーリーもミステリアスに描かれていて、『隣の悪女』は最後まで楽しめる漫画となっています。是非この機会にご覧になってみてください。
>>「U-NEXT BookPlace」を利用すると、『オメガ・メガエラ』1巻が無料で読めます!