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『4年生』韓国漫画のネタバレ感想|生徒の異常行動が怖すぎるサイコパスヒューマンドラマ

4年生

『4年生』韓国漫画のネタバレ感想|生徒の異常行動が怖すぎるサイコパスヒューマンドラマ

 

愛情不足で気を引きたいだけの生徒の行動だと思っていたが…常軌を逸する言動を繰り返す生徒によって教師が蝕まれていく韓国の学園サイコパスヒューマンドラマ漫画『4年生』。

読者と主人公のミリンだけが感じるウビンという生徒の不気味な言動の数々にひたすらゾッとする怖い話となっています。

そんな人間的な怖さを味わいたい方に特におすすめな『4年生』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

『4年生』を60秒紹介!

ネタバレなしで、サクッと作品の内容だけを知りたい方はこの紹介だけ読んでください。

夜

どんくさい生徒のタヌの帰りの支度が遅かったので構ってあげていると、次の日クラスで一番頭の良いウビンの帰りの支度が遅くなった。

またタヌがおしっこを漏らしてしまうと、次の日ウビンもおしっこを漏らしてズボンを変えてほしいと言ってきた。

愛情不足で気を引きたいためだと思っていたが、ウビンはタヌの行動から私と2人っきりになる方法を学んでいた…。

『4年生』の紹介。

新任の女性教師がある異常な生徒によって蝕まれていく話で、2人で話すときだけ色めいたことを言ってきたり、2人の会話内容を全部覚えて邪魔者を排除しようとする生徒の言動に毎シーンでゾッとさせられます。

しかもその生徒の異常性は誰にも理解されないから女性教師に感情移入しながら読むと、孤独感とストレスが半端ないです。

人間的な怖さにゾッとしたい方はぜひご覧ください。

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ピッコマで完結『4年生』のあらすじ

ピッコマで連載されて、すでに完結している『4年生』の設定やあらすじをご紹介していきます。

読み始めたら止まれない作品で、完結もしているので一気読みしてみてください。

作品の設定や概要

  • 著者:Bongsoo
  • 出版社:KAKAO WEBTOON Studio(ピッコマ)
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
  • 話数:30話(完結)

 

やつれた女性教師のミリンが、4年生の生徒のウビンとの顛末を話すストーリー構成となっています。

あらすじ

新任教師の「チョン・ミリン」は、4年2組の担任になった。

ある日、クラスで他の生徒より遅れがちな「タヌ」がおしっこを漏らしてしまう。

翌日、クラスで一番頭がいい「ウビン」が、「タヌ」を真似るかのようにおしっこを漏らす。

徐々にウビンの視線と言動が気になる。

初めは、愛情不足で気を引きたいためだと思っていたが、次第に度を越えていき…

引用)ピッコマ



生徒が怖すぎる…『4年生』の主な登場人物

ここでは『4年生』に登場するキャラクターを簡単にまとめています。

特に作中では主役のミリンとウビンに注目必須です。

チョン・ミリン

小学校の新任女性教師。薬を処方してもらっていた。

クラスの生徒のイ・ウビンの行動に異常を感じてストレスを受けていくようになる。

イ・ウビン

ミリンのクラスの特に頭の良い生徒。

クラスメイトのタヌが帰りの支度が遅くてミリンに構ってもらっているのを見て、自身も次の日から帰りの支度を遅くする。

またタヌがお漏らししたのを見て、自分もお漏らししたりと、タヌの行動からミリンと2人きりになる方法を学んでいた。

キム・ユヌ

爽やかで優しい男性教諭。ミリンの様子がおかしいことに気づき、何かと気遣う。

またキム先生だけはウビンの異常性を警戒し、重く受け止めてミリンのサポートをする。

ジョンハ

ミリンの彼氏。ミリンとはそろそろ結婚したいと思っている。



ミリンの姉・ソンミン

最近子供を産んだミリンの姉。ミリンが辛い時にはいち早く気がつくが…。

ミリンの母

ミリンに早く子供を産んで欲しいと思っている母親。

ミリンがウビンの愚痴をこぼしてもあまり相手にしない。

タヌ

どんくさくて帰る支度がいつも一番遅いミリンの生徒。

同い年の子よりちょっと遅れ気味。お漏らしすることもある。

ホソク

ミリンのクラスのヤンチャな生徒。

タミン

ミリンの生徒で、絵がうまくてミリンの絵を描いた。



ウビンの父

ウビンは一度も親を驚かしたことのない良い子だと思っているウビンの父親。

怒りっぽい性格をしている。

ウビンの母

ウビンは言うことをよく聞く素直な子だが言葉数が少ないのを心配していると語るウビンの母親。

ウビンとはたくさん会話するように努力しているとミリンには話すが・・・。

ミョンジュン

ミリンの甥っ子(姉の子)の赤ちゃん。ミリンのプロフィールの写真になっている。

オ先生

ウビンの問題を大きくしようとするミリンを毛嫌いする先生。

ソ・スンヒ

ミリンが起こした問題を調べる記者の女性。

ミリンにとってよくない記事を書いて世論を煽った。



結末まで一気読み必須の『4年生』の3つの見どころ(ネタバレあり)

30話完結の話ながらも先の展開が予想できず、常にゾッとする恐怖を与えてくる『4年生』には面白い見どころがたくさん存在します。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。

ゾッとするウビンの異常行動の数々

『4年生』では、不気味な言動を繰り返す4年生のウビンが見どころとなっています。

タヌが帰りの支度が遅くてミリンに構ってもらったり、お漏らししてミリンに対応してもらっているのを見て学び、頭が良いのにタヌと同じく支度を遅くしてお漏らしをするウビン。

初めは愛情不足からミリンの気を引きたいだけだと思ったが…。

徐々に気を引く行為がエスカレートして、同級生に暴力をふるったり、自分を傷つけたり、さらにはとんでもない行動まで起こして…。

ウビンのやることなすことゾッとするような、まさにサイコパスを表したタガの外れた異常行動の数々に驚愕してみてください。

ミリンが感じるウビンの違和感

そしてミリン視点から見たウビンの異常性も見どころとなっています。

ウビンが自分と2人きりになることにニヤッと笑う瞬間を見たり、2人で話すときだけ色めいたことを言ってくるウビンに、ミリンは違和感を感じます。

だけど、それを周りに言ったところで、たかが4年生のことだと誰も真剣に捉えてくれないストレスは、感情移入しながら読むとかなりしんどいものです。

そしてミリンの立場に立って読んでみると、ウビンの言葉ひとつひとつに意味あるものに聞こえて怖くて仕方ありません。

ウビンの異常さを当人だけが気づいていて、それを誰にも共感してもらえない恐怖とストレスをぜひご堪能ください。

結末まで見逃せないストーリー構成

そして『4年生』のストーリー構成はあなたを結末まで逃しません。

やつれたミリンが医者のような人物と話をしながら、過去のウビンとのやりとりが映されるストーリー展開で進んでいきます。

そして、ミリンの「こんな大ごとにならなかったのに…」という意味深な発言ややつれた姿を見て、どのようにしたら「このようになるのか」と先の展開が気になって仕方なくなります。

ウビンにストレスを与えられ続けた先生がどういった結末を辿るのか、またウビンの狂気は周りの人に伝わるのか、結末まで見逃せません。

しかも終盤でも怒涛の展開が待っているので、ぜひ止まることなく完結まで一気読みしてみてください。



人間的な怖さに溢れている『4年生』はこんな人におすすめ

『4年生』は、サイコパスが登場するヒューマンドラマが好きな方はぜひご覧ください。

物語は、クラスで一番頭の良い4年生のウビンが、担任のミリンの気を引くために異常な行動を起こしていくサイコパスヒューマンドラマとなっています。

一見愛情に飢えた生徒の可愛らしい行動に見えますが、それをされる担任のミリン視点に立ってウビンを見ると、毎シーンで鳥肌が立ってしまうほど怖いです。

その異常性を自分しか理解していない孤独感やどんどん行動が悪化するウビンに対する恐怖感が押し寄せてくる作品なので、ぜひミリンに感情移入しながらウビンに対する恐怖を味わってみてください。



紹介者が考える『4年生』の伝えたいこと(考察)

『4年生』では、年齢に関係なく人に害を与えてしまうようなサイコパスが存在することを伝えたいように思えます。

はじめはウビンのちょっと違和感のある行動も、ミリンは愛情不足なのだ軽く捉えて自分でどうにかしようとしていました。

しかしその甘い考えの結果、ウビンの本当の危険性に気づいた時には自身の職や大切な人にまで危害が及びそうになる光景が描かれていて、子供だからと軽視しているととんでもないことになると恐怖を感じました。

現実にウビンのような生徒がいるかわかりませんが、若年層の犯罪も世の中にはたくさんあるので、子供の行動にも注意が必要です。

特に子供と接する機会が多い先生にはぜひ読んでもらいたいと思いました。

また『4年生』は、マンガアプリ「ピッコマ」から基本無料で読むことができます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)

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『4年生』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価4.4(記事作成者の評価)
コミックシーモア
まんが王国
Renta!
BookLive
めちゃコミック

※それぞれ5段階評価となっています。

※ピッコマ独占配信の作品のため他のサイトの評価はありません。

夜

読者視点だからこそウビンの異常性にことごとく気づけるし、ウビンの行動にいちいちゾッとさせられるのが、怖いけど面白かったです。

そして、ミリンに感情移入しながら読んでいると、誰にもウビンの異常性を理解してもらえない孤独感や焦りといった非日常的な感情を大いに味わえました。

本当に読み始めたら止まれない作品で面白いので、人間的な怖さにゾッとしたい方はぜひご覧ください。



『4年生』が気になる人におすすめの類似作品

ここでは『4年生』に興味がある方におすすめのサイコパスが登場するゾッとする漫画をご紹介していきます。

1つ目は『じゃあ、君の代わりに殺そうか?』です。

こちらは、イジメから自分を救ってくれた親友がとんでもないサイコパスだったという胸糞親友サスペンスとなっています。

親友は一見めちゃくちゃいい奴なのに、自宅に監禁部屋があったり、平気で人の指を切ったりするくらいのサイコパスで、助けられた主人公がどんどん泥沼にハマっていくのが面白いです。

サイコパス好きな方はぜひ合わせてご覧ください。

下の記事では『じゃあ、君の代わりに殺そうか?』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。

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2つ目は『サエイズム』です。

こちらは、イジメを止める優しい完璧美少女・冴が、友達・美沙緒をドレイのようにして蝕んでいくとんでもないサイコパスだったという学園サイコホラー漫画となっています。

最初は優しかったからこそ、冴の本性が露わになった瞬間の衝撃がすごいです…。

異常すぎて言葉を失う展開が多いので、読む際はご注意ください。

下の記事では『サエイズム』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。

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