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炎上必須!『ブルーロック』慈悲なきエゴ育成サッカー漫画のネタバレ感想

ブルーロック

炎上必須!『ブルーロック』慈悲なきエゴ育成サッカー漫画のネタバレ感想

 

実在の日本プロサッカー選手を「カス」呼ばわりするほど攻めた発言が多く、炎上しながらも、熱く面白すぎるストーリー展開に人気急上昇中の『ブルーロック』。

「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされるほど話題を呼んでいて、「神さまの言うとおり」や「僕たちがやりました」を手掛けたヒットメーカーである金城宗幸先生の新作サッカー漫画のため読者の期待を間違いなく超えてくる作品となっています。

「面白い!」という声が殺到している『ブルーロック』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

次にくるマンガ大賞ノミネートの『ブルーロック』のあらすじ

ブルーロックの青い監獄出典:「ブルーロック」、原作:金城宗幸、漫画・漫画原作:ノ村優介、出版社:講談社

数々のヒット作品を放つ金城宗幸先生とノ村優介先生のタッグが手掛けた熱すぎるサッカー漫画『ブルーロック』の設定やあらすじをはじめにご紹介していきます。

「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされている話題作ですので、漫画好きの方は必見です。

作品の設定や概要

 

設定として、2018年サッカーW杯日本代表ベスト16敗退し、日本代表が世界の壁を痛感する結果となったため、次のW杯に向けた強化策が必要と思われていた。

そして、日本フットボール連合新人職員帝襟アンリは、日本のW杯優勝の夢を叶えるためにW杯優勝に導くプレイヤーを誕生させる策を提案した。

その策は、絵心甚八という謎の人物による、エゴに溢れたスーパーストライカーを誕生させるブルーロックというシステム。

 

ブルーロックは、ストライカー候補の高校生300人が共同生活を行う施設の名前。その施設では、絵心甚八が考えたエゴを育成する特殊なトップトレーニングが行われる。

その「ブルーロック」という施設でサバイバルに勝ち抜き、299名を蹴散らして最後に残る1人の人間は世界一のストライカーになれる。逆に、負けた者は日本代表の権利を一生失うことになる。

つまり、299人の人生をグチャグチャにして1人のストライカーを誕生させるのが、「ブルーロック」。

 

またブルーロックでは、分刻みで生活がプログラムされていて、常時選手たちをランキングしていて、そのランキングに応じで生活の質も変わってくる。

あらすじ

2018年、W杯、日本代表ベスト16敗退…。これを受け日本フットボール連合はW杯優勝のために、300人の高校生を集めた育成寮”青い監獄(ブルーロック)”を設立。

コーチを務める絵心甚八は、日本に必要なのは「エゴイズムあふれるストライカーだ」と断言し、選手たちに他人を蹴落として勝ち上がるために特別プログラムを実施させる。

そんなブルーロックに入居した無名のFW・潔世一たちは、世界一のストライカーになるために己をエゴイストに変える蹴落とし合い選別に挑む…。

引用)コミックシーモア



全員が世界一を目指す『ブルーロック』の主なキャラクター

相手のゴールに1番近いところにポジションをとり、得点を取ることを役割とする、サッカーの中でも花形のFW(フォワード)選手たちが集められた『ブルーロック』では、登場する全選手が世界一のストライカーを目指しているのです。

そんな熱すぎる想いを持った登場人物たちをご紹介していきます。

潔世一(いさぎ よいち)

一難高校でFWを務める2年生。勝ったら全国の試合でGK(ゴールキーパー)と1対1の場面が訪れたが、11人サッカーをやるためにパスを出して全国を逃す結果を生み出してしまう主人公の無名の選手。

ヨーロッパ年会最優秀選手であるノエル・ノアのプレーに魅せられて、憧れてサッカーを続けている。日本代表のエースストライカーになってW杯優勝するのが夢。

ブルーロックでは最下層のチームである「Z」に配属され、ランキングも300人中の299位という限りなく下位であった。

しかし、持ち前の空間認識能力でフィールド全体を俯瞰して、ゴールの匂いを嗅ぎつける能力を発揮させ、徐々にランキングを上げていく。

絵心甚八(えごころ じんぱち)

日本をW杯優勝させるために雇われた人間。

日本サッカーが世界一になるために必要なのは、革命的なストライカーの誕生だけだと考えいて、世界一のストライカーを創る実験をするブルーロックシステムを考案した。

革命的なストライカーのいない、チームで戦うサッカーをする日本を侮辱する発言が多々ある。

現役時代の食事制限の反動からカップ麺やカップ焼きそばが大好物。代わりのきく仕事はやらない主義。

蜂楽廻(ばちら めぐる)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。自分の中に”かいぶつ”がいるというエゴむき出しのイカれたストライカー。

最初の「オニごっこ」の入居テスト時に、潔世一の中にも”かいぶつ”がいることに気づき協力するようになる。

その後も潔世一のことを気に入っていて、一緒にサッカーできるのを楽しんでいる。

ドリブルという武器を持っていて、危機的な状況ほど覚醒する。

五十嵐栗夢(いがらし ぐりむ)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。

寺の息子であり、生まれたときから将来は寺を継ぐ運命だったが、そのような人生が嫌でプロサッカー選手を目指している。

諦めない心という武器を持っていて、ハングリーさだけは誰にも負けないが、ランキングは最下位の300位。口癖は「南無三」。そして寝相は驚くほど悪い。



國神錬介(くにがみ れんすけ)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。

汚いやり方を嫌い、正々堂々と戦う信念を持った真面目な性格をしていて、褒められるのは苦手なタイプ。

そして武器は左足のシュート力で、潔世一も驚く驚異的な力を持っている。

子どもの頃に緑の芝生を駆け巡って勝利のためにゴールを奪うストライカーに憧れて、サッカーでスーパーヒーローになるためにサッカーをしている。

千切豹馬(ちぎり ひょうま)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。自分の武器を隠していて、主張が弱く、謎に満ちている。

しかし、かつては驚異的な才能を持っていて輝いていた名選手であった。

髪が長く美青年のため、周りからは「お嬢」と呼ばれている。

久遠渉(くおん わたる)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。武器はジャンプ力。

穏やかでいい人に見える選手。頭がよく、チーム「Z」の司令塔的な存在として始めは活躍する。作戦名を考えるのに時間がかかるが、どれも少しダサい。

ずっと本気でW杯優勝を夢見て努力を続けていたが、以前は仲間がついてこなかった模様で、仲間のせいで負けるのをひどく嫌っている。

雷市陣吾(らいち じんご)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。

傲慢で常に強気な荒っぽい選手。自分が1番というエゴがかなり強い。

武器は華麗なシュートテクニックで、座右の銘は「セクシーフットボール」。



今村游大(いまむら ゆうだい)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。武器はテクニックとスピード。

サッカーを恋愛に例えて考えてプレイ中は状況を把握している。

我牙丸吟(ががまる ぎん)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。

肉弾戦が得意という武器を持っていて、肉体のバネもあり、ダイビングヘッドでの得点が光っている。

食事は手で食べるなど野生じみている一面がある。

成早朝日(なるはや あさひ)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。人のご飯もつまみ食いするやんちゃな性格。

武器はDF(ディフェンダー)との動きの駆け引きからの裏への飛び出し。

伊右衛門送人(いえもん おくひと)

ブルーロックで潔世一の同じ「Z」チームのメンバー。

頼まれたら断れない優しい性格をしているため、一次選考ではずっとゴールキーパーを務めることになった。

武器はオールラウンドなところで、司令塔のようなことまでこなせる。



吉良涼介(きら りょうすけ)

主人公の潔世一がいる一難高校に勝ち、全国出場を決めた松風黒王高校の2年生FW。

イケメンで爽やかで優しい性格をしている。さらにサッカーもうまく、チームを大切にしている。そして、日本サッカーの宝とも言われている程の人物。

ブルーロックでは、潔世一と相部屋になる。

馬狼照英(ばろう しょうえい)

チーム「X」のエース。体格がいい上に滅茶苦茶うまく、自分が勝つための方程式も確率されている名ストライカー。

かなりの自信家であり、「俺が王様だ」と言い放ったり、「俺にとってボールは友達でもなんでもなく 俺を輝かせるためのただの球体下僕だ」などと強烈な言葉を残している。

潔世一に厳しい言葉を投げかけることもあるが、逆にアドバイスをする素振りも見せる。

大川響鬼(おおかわ ひびき)

チーム「Y」のストライカー。

シュートテクニックがスバ抜けていて、熊本県大会得点王にも輝いている。

二子一揮(にこ いっき)

チーム「Y」の指令塔。目が完全に隠れるほど前髪が長いのが特徴的。

潔世一のように俯瞰した視点でフィールドを見ていて、他人を使う戦略を立てるのがうまく、チーム「Y」でキーマンとなる選手。



鰐間兄弟(わにま)

チーム「W」のキーマンである鰐間計助(弟)と鰐間淳壱(兄)の双子兄弟ストライカー。

2人の距離感や動き出しのタイミング、パスとゴーは注意しても簡単には防げない強力な武器となっている。

兄は言葉は出さず表情で感情を表現していて、弟は兄の気持ちをよく理解して代弁している。

剣城斬鉄(けんぎ ざんてつ)

チーム「V」のトップ3人のうちの1人。

賢く見られたいため、頭が良さそうな言葉を多く使うが使い方が間違っているバカ。

バカだけど、左利きストライカーで俊足という武器を持っていて、鋭角のミドルシュートが得意な実力のある選手。

御影玲王(みかげ れお)

チーム「V」のトップ3人のうちの1人で司令塔的な存在。

総資産7058億の御影コーポレーション御曹司であり、何度でもできる才能人。望むモノは全て手に入る生活に退屈していたが、高校1年のときに出逢ったW杯に心を奪われてサッカーを始める。

サッカーを始めようと思っていたときに凪誠士郎に出逢い、その圧倒的なセンスに惚れて凪が自身の宝物となった。

サッカー歴半年だが、ボールキープもうまくゴールも量産する選手となっている。

凪誠士郎(なぎ せいしろう)

チーム「V」のトップ選手であり、潔世一がいるブルーロック第伍号棟の最上位者。神ががったトラップが驚異的。

面倒臭がりで練習もしないが、天才的なセンスでゴールを量産している。

一生ダラダラしていたいと思っていて、咀嚼も歩くのも面倒臭がる変わった性格。



糸氏冴(いとし さえ)

正解有数の名門クラブチーム「レ・アール」の下部組織に所属していた17歳の天才MF(ミッドフィルダー)。

新世代世界11傑にも選ばれるほどの選手であるため、日本サッカーを弱小国呼ばわりをしていて、「生まれる国を間違えた」とまで言っている。

世界一にしか興味がなく日本に興味がなかったが、「ブルーロックプロジェクト」を見て、日本にどんなFWが生まれるか興味を持ちだした。

帝襟アンリ(ていえり あんり)

日本フットボール連合の新入職員で紅一点のマネージャー。新入職員であるにも関わらず会長を狸呼ばわりするほど肝が据わっている。

夢は日本をW杯で優勝させることで、そのために日本サッカーをぶち壊すコーチである絵心甚八を推薦した。コーチである絵心の生活の世話もしている。

不乱蔦宏俊(ふらつた ひろとし)

日本フットボール連合会長。サッカーをビジネスとして捉えていて、儲かっているから勝たなくてもいいと考えている銭ゲバ狸。

日本がW杯で優勝できるとは全く思っていない。



金城宗幸先生の異色サッカー漫画『ブルーロック』の3つの見どころ(ネタバレあり)

ブルーロックの絵心のセリフ出典:「ブルーロック」、原作:金城宗幸、漫画・漫画原作:ノ村優介、出版社:講談社

金城宗幸先生の新作であり、これまでのサッカー漫画と違い、ストライカーにのみ焦点を当てた『ブルーロック』では、他のスポーツ漫画で味わえない見どころがたくさんあります。

そんな見どころの中でも特に読者に注目してもらいたいポイントを個人的に3つ抜粋しましたので、ご紹介していきます。

エゴをむき出しにして、他人を蹴落とす驚愕のシステム

『ブルーロック』では、ストライカーのエゴをむき出しにするシステムが見どころとなっています。

物語では、自分以外の人間を蹴落とすオニごっこや全員がFWなのにチームを作らせて試合をさせたり、チームで1番得点が多い人だけが生き残れたりと常識では考えられないようなトレーニングが行われます。

そんなシステムの中で選手たちが、生き残るためにすべてを懸けたり、他人を蹴落とす快感を覚えたりなど、どんどんエゴがむき出しになり本能的になっていく姿が描かれていて、見ていてとても痺れます。

そして、それらの環境やトレーニングのすべてに絵心甚八のエゴをむき出しにするための意図が隠されているのです。

そのようなエゴをむき出しにするシステムや、それによって変わっていく選手たちには是非注目してもらいたいです。

人生にも役立つ考え方

また『ブルーロック』では、サッカー以外のスポーツにも、そして人生にも役立つような考え方が語られています。

ストライカーが自分だけの唯一無二の武器を持つことの重要性や、自分だけの勝ち方程式を確立することの必要性や確立する方法などが、実例をもとに解説されていて、自分の個性を生み出し強化する考え方を物語では教えてくれるのです。

そんな考え方を読んでいると自分の勝ちの方程式を見つけたくなりますし、自分でも輝けるのではないかという想いで感情が高まってきます。

『ブルーロック』では、そのような読むだけで成功者の考え方に近づける内容となっているので、物語の中で登場する考え方は実生活でも活かしてみてください。

ストライカーたちの世界一になるための熱い想い

また『ブルーロック』では、世界一のストライカーを目指す選手たちの熱い想いが見どころとなっています。

キャラクター全員がスーパーヒーローであるストライカーを目指しているだけあり、それぞれの想いが熱くほとばしっているのです。

子どもの頃に見たサッカーのスーパーにスターに憧れて自身もスーパースターになろうとする者、自分のゴールに酔いしれる過去があったが怪我に怯える者、絶体絶命の状況でこそ化ける者など様々な想いがひしめき合い、たった1つの勝利のために競い合い、協力し合う姿は本当に熱いです。

読んでいて燃えるような気持ちになります。

選手たちの高揚した気持ちが移って眠れなくなってしまうほどヒートアップする描写が多いので、彼らを見て選手たちの熱い想いに是非魅せられて欲しいです。

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炎上するほど本気の『ブルーロック』はこんな人におすすめ

『ブルーロック』は、夢を持っていた人や今夢を持っている人には特におすすめの熱いスポーツ漫画となっています。

物語に登場する選手たちは、誰もがサッカーのピッチで活躍するスーパーストライカーに魅せられてサッカーを始めているため、誰もが世界一になるという大きな目標を持っているのです。

そんな夢を持った人同士が、自分の夢を叶えるためにガチンコで戦い合う本気の熱いストーリーとなっているので、夢を持っていた人は読んでいて熱い想いがふつふつを煮えたぎってくるかと思います。

そして、自分の全てを懸けて全力で夢を追いかける選手たちの姿に勇気をもらえ感動できる内容なので、是非『ブルーロック』を読んでもらいたいです。

しかし、リアルで熱すぎる漫画なだけに、実在するプロサッカー選手を侮辱するような発言も見られるためワールドカップファンの方は見るときには心の準備が必要かと思います。

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管理人の思う『ブルーロック』が伝えたいこと(感想)

ブルーロックのエゴイスト出典:「ブルーロック」、原作:金城宗幸、漫画・漫画原作:ノ村優介、出版社:講談社

『ブルーロック』では、輝くためにエゴイストになる必要があることを伝えたいように感じられます。

物語は、日本がワールドカップで優勝するためには自分だけが目立つようにサッカーをするエゴイストが必要であるというテーマで進められ、選手たちのエゴを育成するプログラムが描かれています。

実際に世界で活躍するトッププレイヤーはエゴイストばかりで、日本には周りを尊重してエゴを押し殺しているから世界で戦いないのだと実例でも表現されていて、エゴを覚醒させることで選手たちが輝いていくのです。

その姿は、日本の集団を重んじる風習に一石を投じるかのような内容になっていて、現代社会でも周りの目ばかり気にせずにエゴを出すことが大切であると思わされます。

そんな日本人の生き方そのものを考えさせる内容にもなっていて、それでいてストーリー性も面白く、読めば興奮して昂ること間違いなしの名作ですので、是非『ブルーロック』を多くの方にご覧になってもらいたいです。

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『ブルーロック』の評価まとめ

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価5.0(記事作成者の評価)
コミックシーモア4.7(83件の評価)
まんが王国3.6(9件の評価)
Renta!4.3(100件の評価)
BookLive4.4(44件の評価)

※それぞれ5段階評価となっています。

夜

これまでも見どころなどで詳しく紹介していきましたが、熱すぎる選手たちの想いやバトル、そして勝つための考え方など、読んでいて心が燃え上がるような気持ちになる作品なので高評価をつけました。

個人的にスポーツ漫画をあまり読まないのですが、ブルーロックにはドはまりしたので、スポーツ漫画を普段読まない方も是非ご覧になってみてください。

ABOUT ME
ヨル
漫画紹介をしているヨルです! 毎月150冊以上漫画を読むので、その中で特におすすめの漫画を紹介していきます! 次に読む漫画を探してる方はぜひ参考にして頂けたら嬉しいです^^