バトル・アクション

『BLACK BABYLON-ブラック・バビロン-』なぞなぞ×バトル漫画のネタバレ感想

『BLACK BABYLON-ブラック・バビロン-』なぞなぞ×バトルが面白いバトルアクション漫画のネタバレ感想

 

1920年代の上海を舞台に物語が展開していく『BLACK BABYLON-ブラック・バビロン-』。

個性豊かな登場人物や細かいストーリー設定、時代背景などさまざまな要素を組み合わせて繰り広げられる世界観に、ワクワクが抑えられません。

個人的評価がとても高く、今後の展開が非常に楽しみな『BLACK BABYLON-ブラック・バビロン-』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

日野杏寿先生が描くアクションバトル漫画のあらすじ

なぞなぞを掛け合わせながら進んでいくストーリーが面白い『BLACK BABYLON』の設定やあらすじをご紹介していきます。

ちょっと頭を使った推理アクションを楽しみながら、読み進めてみてください。

作品の設定や概要

  • 著者:日野杏寿
  • 出版社:KADOKAWA(MFコミックス、ジーンシリーズ)
  • ジャンル:バトル・アクション、冒険
  • 巻数:1巻(連載中:2020年5月14日現在)

 

設定として、二十世紀半ばまで中国に存在した都市、租界。さまざまな文化が入り混じり、独立したルールに基づいて発展した小国家。しかし、その内情は抗争、陰謀、暗殺、犯罪、麻薬が横行する魔都、堕落した都市「イエロー・バビロン」と呼ばれていました。

そんな国を、銀行業で財を成し、その莫大な個人資産で新たな租界を作り上げようとした自分がいました。その名も「メイソン・ブラックモア」。

彼の創立したメイソンブラック公社は、その会社が独占的に国を管理する謎に包まれた「メイソン租界」またの名を「ブラック・バビロン」と呼ばれています。

ブラックモア社がとある宝を守るために魔術を用いて作り出した、スフィンクスを模した怪物。宝に近づき危害を加えようとする人間を食ってしまうと言われています。。その宝にはなぞなぞがついており、なぞなぞを解けば鍵は解錠されスフィンクスも消えるというにわかに信じがたい始まりになっています。

あらすじ

1920年代、上海。最年少スパイ・ネモが潜入調査するのは、謎の新興租界「ブラック・バビロン」。

そこには[スフィンクス]が出没し、謎を投げかけるという。

そんなネモが出会ったのは、金庫破りの不比等。

二人が贈る、ミステリーバトル開幕!!

引用)コミックシーモア



キャラクターデザインがめちゃくちゃかっこいい『BLACK BABYLON-ブラック・バビロン-』の主な登場人物

個性豊かなキャラクターが魅力の『BLACK BABYLON』。

登場人物それぞれに何やら秘密があるようで、我々読者ですら全員の素性を把握することができません。

少しずつ明かされる秘密に胸がざわつく、そんな『BLACK BABYLON』の主な登場人物をご紹介していきます。

ネモ(本名不詳)

日本人と外国人のハーフ。性別不明。14歳。145cm。

ブラックモア社の子息が通うインディペンデントスクールに在籍。だがその正体は、ブラック・バビロンの情報を集める最年少スパイ。クールな性格でどこか達観している様子がある。

不比等と共闘していたなぞなぞを解く専門家である「解答者(クイズマスター)」が行方不明になってしまったのを聞き、ひょんなことから解答者として不比等と同行することになる。

”ネモ”という名前はラテン語で”何者でもない”という意味。

不比等

無国籍の男性。17歳。168cm。

ブラックモア社のエージェントで「解答者」の護衛でもある。

なぞなぞが解けない場合の秘策として、「金庫破り(デリンジャー)」の能力を持ち、無理矢理鍵を開ける役割を担っている。

金庫破りに支給される対スフィンクス武器、「マスターキー」を操り、スフィンクスと戦う。

蘇 小(スー・シャオ)

中国国籍の男性。20歳。161cm。猫好き。

ブラックモア社のブローカー。普段はお茶屋の店主をしているが、それは表の顔。裏の顔は、租界の麻薬市場や歓楽街の支配権を握る青幇(ちんばん)、いわゆるチャイニーズマフィアの一味である。

なにを企んでいるのか分からないキャラクターである。



柳川隆之介

大阪の新聞社で記者をしていると名乗る人物。しかしその正体は…。

フルカネルリ博士

不死の実験と称し人間にスフィンクスの細胞を組み込み、人工のスフィンクスを作ろうとしている人物。

以前ブラックモア社でスフィンクス計画の研究員として立ち上げに参加していた。

ゾルガ

金庫破り(デリンジャー)の1人。”匈奴”と呼ばれる特定の動植物を部族の象徴として信仰する宗教文化を持つ民族の末裔。

不思議ちゃんな雰囲気を醸し出す可愛らしい少年かと思いきや意外と暴力的な一面もある。

アーロン

ゾルガと一緒にスフィンクスに関する事件を調査しているブラックモア公社のエージェント。

ゾルガと同じく匈奴の末裔。少し喧嘩っ早い一面がある。



面白いが止まらない『BLACK BABYLON-ブラック・バビロン-』の3つの見どころ(ネタバレあり)

なぞなぞ、バトル、裏社会、スパイ…ワクワクするワードが至る所に散りばめられた作品である『BLACK BABYLON』にはたくさんの見どころが存在します。

そんな数ある見どころの中でも、特に注目してほしいポイントを3つご紹介していきます。

スフィンクスから出されるなぞなぞ

『BLACK BABYLON』では、各所で登場するスフィンクスから出されるさまざまななぞなぞが見どころとなっています。

スフィンクスから出されるクイズは、実はストーリーと関連していたりしていなかったり。今までの話を振り返ってヒントを探したり、ページをめくる手をとめてネモ達と一緒に答えを考えるのも楽しいですよ。

なぞなぞの答えが分かった時のスッキリ感と、ストーリーとの関係性に思わず、そういうことか…!と呟いてしまうことでしょう。

謎に包まれたブラックモア社

また『BLACK BABYLON』では、ブラックモア社の隠された謎も見どころの一つとなっています。

とある財閥の富豪が作り上げた完全無欠の理想都市「ブラック・バビロン」。治外法権もさることながら、さまざまな国の文化を取り入れ、日夜多岐にわたる研究をしているとの噂がある不思議な国です。

そんな謎に包まれた組織の情報を探るために潜入しているネモの目的や、これから明かされていくであろうブラックモア社の全貌に目が離せません。

オムニバスで進む物語

そして『BLACK BABYLON』では、オムニバス形式で物語が真実に迫っていく様子も見どころの一つとなっています。

一巻読んだだけではわかる事が少なく、むしろどんどん謎は深まっていくばかりです。突如としてネモの前に現れたスフィンクス、次々に登場するブラックモア社のエージェント達やそれぞれの思惑。

ページをめくった先にどんな展開が待ち受けているのか、ハラハラドキドキしながら読み進めることができます。全ての事柄、人物の一挙手一投足を見逃してはいけません。

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一気に謎が深まっていく胸熱展開『BLACK BABYLON-ブラック・バビロン-』はこんな人におすすめ

『BLACK BABYLON』は、異国情緒溢れる舞台でのバトルアクション漫画が好きな方には特におすすめの作品となっています。

設定や時代背景へのこだわりもさることながら、1920年代の歴史的要素の織り混ぜ方も絶妙なんです。漫画を読みながら世界史、歴史の表と裏も知ることができてめちゃくちゃ面白いんです。

そんな中で繰り広げられるスフィンクスとのバトルや謎解き、暗躍する組織や人物達に目が離せないストーリーになっています。バトルシーンも手に汗握る場面が多く、ページをめくる手にも熱がこもります。今後の展開や結末が大いに楽しみな作品です。

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管理人の思う『BLACK BABYLON-ブラック・バビロン-』が伝えたいこと(感想)

『BLACK BABYLON』では、未知の敵に立ち向かう覚悟や強さを持つことの大切さを伝えたいように感じます。

ネモはスパイ組織の最年少でありながら、謎に包まれたブラックモア社に身を挺して侵入します。情報を集めるスパイだったとしても、未知の世界に飛び込むのはとても勇気がいることですよね。

そして不比等との出会いで、さらに未知の世界へと足を踏み入れるネモ。スフィンクスと対峙し、危うく殺されかけたり、急になぞなぞを解けと言われたり。出会って間もない不比等が危険にさらされた時も、自分の任務遂行の為に見捨ててしまうと見せかけて、果敢に立ち向かうネモの姿も垣間見ることができます。

状況は違えど、もし自分が同じような状況に立たされた時、ネモのように立ち向かうことができるだろうか。そんなことを考えながら、ネモの勇気ある行動に感化されつつある自分が、そこにはいました。

ワクワク、ドキドキしながら少しずつ勇気をもらえる作品になっているので、ぜひこの機会に『BLACK BABYLON』をご覧になってみてください。

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うしのひと
『漫画が酸素』ライターのうしのひとです! 漫画は日本の宝ですよね!! 人気作品からアングラな作品までいろいろ読むのでお気に入りを日々開拓中…
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