『ぼっち・ざ・ろっく!』ぼっちが輝くアツい音楽コメディ漫画のネタバレ感想
ぼっちな主人公が陰キャでも輝くためにバンドに奮闘する音楽漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』。
「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされるほど話題を呼んでいて、全国のぼっちな少年少女に届ける、いま最高にアツい音楽漫画となっています。
ぼっちなバンドマンに笑える感動する『ぼっち・ざ・ろっく!』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
次にくるマンガ大賞ノミネートの『ぼっち・ざ・ろっく!』のあらすじ
ぼっちで陰キャなのに、輝くバンドマンを目指すぼっち必見の熱い音楽漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』の設定やあらすじをご紹介します。
「次にくるマンガ大賞 2019」にノミネートされるほど人気作ですので、是非ご覧ください。
作品の設定や概要
- 著者:はまじあき
- 出版社:芳文社(まんがタイムKRコミックス・まんがタイムきららMAX)
- ジャンル:ギャグ・コメディー、4コマ、ヒューマンドラマ
- 巻数:2巻(連載中:2020年5月14日現在)
設定として、主人公の後藤ひとりは中学生時代に1人も友達ができないほどコミュニケーション力が乏しい。
しかし、陰キャでも輝きたいという想いはあり、陰キャでも輝くためにバンドマンを目指している。
あらすじ
暗い人間でも輝けるバンドの存在を知った、陰キャな主人公である「ぼっちちゃん」こと後藤ひとりは輝くためにギターの練習に没頭する。
しかし、人見知り過ぎる性格から中学時代は友達ができず、バンドも組めない始末。
高校に入っても友達ができない日々を過ごすか思えたが、ひょんなことから伊地知虹花が率いる「結束バンド」に加入することに。
バンド編成での演奏、人前での演奏に不慣れな後藤ひとりであるが、立派なバンドマンになるために奮闘する…
かわいい『ぼっち・ざ・ろっく!』の主なキャラクター
『ぼっち・ざ・ろっく!』では、売れるバンドを目指すかわいくて応援したくなる女子高生が登場します。
ここでは、それぞれ個性があって笑えるキャラクターたちをご紹介していきます。
後藤ひとり(ごとう ひとり):通称「ぼっちちゃん」
暗い人間でも輝けるバンドに憧れた女の子。毎日6時間の練習を2年間続けていて、「ギターヒロー」という名で動画サイトにカバーをアップしている。
動画サイトでの再生数は多く、「うまい」というコメントをもらえるようになっている。
中学では文化祭でライブをして皆からちやほやされるのを期待していたが、コミュニケーション力が乏しすぎて友達ができず、バンドを組めないまま中学校を終えてしまった。
高校こそは友達を作ろうと決意するが、自分から人に話しかける勇気がなく、苦労している。
心の拠り所はギターだけ。青春コンプレックスを異常に強く持っている。
伊地知虹花(いじち にじか)
姉がライブハウスの店長をしていて、下北沢高校2年の「結束バンド」でドラムをやっている女の子。ギターを持っている後藤ひとりに気がつき、自身のバンドに誘う。
派手でオシャレな格好をしていて、いきなり名前呼びもできる明るい性格をしている。
好きな音楽はメロコアやジャアニーズパンク。また、動画サイトの「ギターヒーロー」は気になっている。
山田リョウ(やまだ りょう)
伊地知虹花と「結束バンド」を組んでいて、ベースを担当している女の子。
クールな性格で表情が出にくいが、「変人」と言えば喜ぶ。そして割と自信家。
好きな音楽はテクノ歌謡やサウジアラビアのヒットチャートなどと変わっている。
喜多(きた)
「結束バンド」から逃げたギターボーカルの女の子。ギター弾けなかったのに、リョウ先輩目当てで弾けると嘘をついてバンドに入り、結局何もわからなくて逃げだした過去がある。
その後、後藤ひとりと接点をもち、また結束バンドに入ることに。
後藤ひとりとは違い、可愛くて運動ができて、人望もあって陽キャオーラも出ている。そして、バイトの接客もうまい。
店長
虹花の姉であり、下北沢にオープンしたライブハウスの店長を務めている女性。
厳しくて少し怖い性格をしているが、妹のためにライブハウスの店長になったり、優しい一面もある。
後藤ひとりが「ギターヒーロー」であることには、すぐに気づいた。
廣井(ひろい)
店長の知り合いで、誰よりもベースを愛する天才ベーシスト。お酒とベースを自分の命よりも大事にしている。
ひょんな出会いから後藤ひとりと一緒に路上ライブをした。
そして、ひとりにアドバイスをしたり、ひとりのライブチケットを買ったりと優しい性格をしている。
自身のライブでは、観客に酒を吹きかけたり、観客の顔面を踏んだりとアグレッシブなライブをしている。
後藤ふたり(ごとう ふたり)
後藤ひとりの妹。姉とは違い明るい性格をしている。
姉よりもコミュ力が高く、友達がいない姉を若干馬鹿にしている。
ほんわか面白い『ぼっち・ざ・ろっく!』の3つの見どころ(ネタバレあり)
主人公が陰キャでぼっちながらも自分の夢のために頑張る『ぼっち・ざ・ろっく!』には、見どころがたくさんあります。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。
ぼっち共感必須の後藤ひとりちゃんの豆腐メンタル
『ぼっち・ざ・ろっく!』では、ぼっち経験者なら誰もが共感できる後藤ひとりちゃんの豆腐メンタルが見どころとなっています。
中学で友達が1人もできないほどコミュ力がない後藤ひとりは、高校に入っても誰かに話しかけられるのを待っていたり、ライブハイスも1人で入れなかったり、人と目を合わせることができなかったりと豆腐メンタルが炸裂します。
そんな後藤ひとりが繰り広げる「ぼっちあるある」は、とても共感できて笑える楽しいものとなっています。
ぼっちの切ない心情に心配しながらも、笑って楽しんで読んでみてください。
金欠学生バンドマンの裏側
『ぼっち・ざ・ろっく!』では、主人公たちが学生金欠バンドであるため、金欠バンドのリアルな裏側を知ることができます。
ライブハイスでライブをするためにはチケットノルマを達成しないといけなかったり、ライブのノルマ代を稼ぐためにバイト代をつぎ込んだりと自身の夢のために陰ながら努力する学生バンドが描かれているのです。
アーティスト写真も野外でお金をかけずに撮ったりと、工夫しながらお金がない中でもメンバーと共に頑張る彼女らは応援したくなります。
バンドマンは基本的にお金がなさすぎる生活をしているようですが、めげずに自分の音楽をかき鳴らす彼女たちの勇姿を是非ご覧になってみてください。
超絶ちょびっとずつ成長する後藤ひとり
また『ぼっち・ざ・ろっく!』では、主人公の後藤ひとりの超絶小さな成長も見どころとなっています。
人と目が合わせられなくて押し入れに引きこもる生活をしてきた後藤ひとりでしたが、嫌々ではあるがライブハウスで接客のバイトができるようになったり、ライブでも思い切り自分の演奏ができるようになったりと徐々に小さく成長していきます。
自分1人では楽なほうへ逃げてしまう後藤ひとりでしたが、バンド仲間ができて、小さくですが、成長していく姿は見ていて嬉しい気持ちになります。
弱気で逃げ腰な主人公ですが、自分のペースで精いっぱい頑張っているので、是非『ぼっち・ざ・ろっく!』を読んで、後藤ひとりを応援してください。
ぼっちの勇姿を描いた『ぼっち・ざ・ろっく!』はこんな人におすすめ
『ぼっち・ざ・ろっく!』は、ぼっち経験がある人には特におすすめの作品となっています。
話すときに枕詞のように「あっ」と付けてしまうコミュ障な主人公がロックバンドを目指すストーリーとなっているため、コミュニケーションがあまり得意でない方が共感出来て楽しめる内容です。
そして、ぼっちな主人公が陰キャでも輝くために、努力して、小さな成長を繰り広げていくので、読んでいて勇気が湧いてくるかもしれません。
そんなぼっちの切ない心情に笑えて、ぼっちの輝く姿に嬉しい気持ちになるアツい音楽漫画となっているので、全国のぼっちな少年少女は必ずご覧ください。
さらに「次にくるマンガ大賞」にもノミネートされる話題作ですので、ぼっち以外の方も必見です。
管理人の思う『ぼっち・ざ・ろっく!』が伝えたいこと(感想)
『ぼっち・ざ・ろっく!』では、ぼっちでも輝けることを伝えたいのだと思います。
物語の主人公の後藤ひとりは、人に自分から話しかけられないし、人と目を合わせることもできないほどコミュニケーション力が低く、友達もいませんでした。
しかし、陰キャでも輝くためにバンドの練習を頑張り、ギターを持ち歩いたりする小さな努力が実り、バンドメンバーに誘われて、ライブで演奏できるまでに成長していくのです。
そして、ライブでも自分らしさを出して輝いていくので、そんな主人公の姿を見ているとぼっちでも努力し続ければ輝けるのだと確信できます。
そのような、ぼっちの苦悩とぼっちの成長が描かれた笑えて幸せな気持ちになれる漫画になっているので、『ぼっち・ざ・ろっく!』を是非ご覧になってみてください。