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『夫を噛む』絶対バレてはいけない関係!?禁断の大人な恋愛漫画のネタバレ感想

夫を噛む

『夫を噛(か)む』絶対バレてはいけない関係!?禁断の大人な恋愛漫画のネタバレ感想

 

登場人物それぞれの心理描写や臨場感がクセになる『夫を噛む』。

人妻であるはずの彼女たちがこっそりと繰り広げる、背徳感満載の日常を描いたこの作品。見てはけない場面に遭遇してしまったかのような、後ろめたさと爽快感が病みつきになること間違いなし。

どんどん泥沼にはまっていく彼女たちにどんな結末が待っているのか、全く予想が付かない『夫を噛む』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

水瀬マユ先生が描く大人の恋愛漫画のあらすじ

夫を噛むの村田と藤花の出会い出典:「夫を噛む」、著者:水瀬マユ、出版社:小学館

人妻たちの美しくも淫らな日常『夫を噛む』の設定やあらすじをご紹介していきます。

ヒロインとして登場する4人の妻たちは、揃いも揃って美女ばかり。そんな美女たちと取り巻く大人の恋愛がリアルに描かれた作品になっているので、是非ご覧になってみてください。

作品の設定や概要

  • 著者:水瀬マユ
  • 出版社:小学館(ビッグスピリッツ、ビッグコミックス)
  • ジャンル:恋愛、少年漫画
  • 巻数:3巻(連載中:2020年5月14日現在)

 

設定として、地方都市「蓮澄町」を舞台に、そこに住む4人の夫婦が繰り広げるイケナイ大人の恋愛模様が描かれています。

浮気、不倫、一夜の過ち…絶対に侵してはいけない領域に踏み込もうとする背徳感。そして、普段垣間見ることができない人妻の日常を切り取ったこの作品。想像しただけで、なんだかドキドキしますよね。

でもそんなドキドキ感だけじゃ片付けられない、彼女らの苦悩が実はあったりなかったり。さまざまな思惑が錯綜する彼女たちの裏の顔、覗いてみませんか?

あらすじ

『ふくらみふくらむ』水瀬マユの新境地!地方都市を舞台に4人の妻たちがつながり描くアブナイ相関図…!

冷たい夫との結婚生活と「レス」で悩む藤花は、のどかな地方都市・蓮澄町に夫の転身に付き添って引っ越してきた。

見知らぬ土地での孤独と冷たい夫との関係に悩んでいたそんな時、多肉植物を扱う園芸店を営む男・ムラタが現れ、ある話を持ちかけられて……?

不倫を始めさまざまなかたちで“夫を噛(か)む”4人の妻たちが、そして夫たちが連鎖して巻き起こすエロティックストーリー。

引用)コミックシーモア 



4組の訳あり夫婦に目が離せない『夫を噛む』の主な登場人物

若くて美人な4人の人妻がヒロインとして話が展開されていく『夫を噛む』の主な登場人物を紹介していきます。

どの登場人物にも表の顔と裏の顔、両方が垣間見れる部分があって、物語がどんどん面白くなっていきます。

橋本藤花(はしもと とうか) 26歳

東京から夫である健の実家である蓮澄町に引っ越してきた。友達も義両親も近くにおらず、健からも冷遇され、孤独な日々を過ごしていた。

ある日、ひょんなことから園芸農家を営む村田と知り合い、園芸の手伝いをすることになる。それをきっかけに二人の仲は急激に近づいていき、夫からの冷めた扱いの憂さ晴らしと称して藤花は村田と関係を持ってしまう。

橋本健(はしもと たける) 28歳

藤花の夫。東京の大企業で働いていたが退職。そののち地元の県議の秘書をしつつ政治の勉強をするために、藤花を連れて地元である蓮澄町に引っ越してきた。

毎日仕事に追われ、藤花が話しかけても忙しいの一言で藤花を蔑ろにする。

村田(むらた) 38歳

蓮澄町に住むバツイチの独身男性。1人で多肉植物の園芸農家の経営をしている。

ひょんなことから藤花と知り合い、園芸のお手伝いをしてもらう傍ら、藤花と関係を持ってしまう。



木内和子(きうち わこ) 25歳

蓮澄町にある蓮澄城跡公園スタンプラリーの受付のバイトをしている。結婚5年目になる夫の勝基とは、高校時代から付き合って結婚した。

いつも突然友達を連れてきては酒だメシだと和子を召使のように扱い、デブだなんだと笑いものにする勝基のせいで、和子のプライドはボロボロに傷つけられてしまう。

セックスも一方的で全く愛がない。そんな夫に嫌気がさしていたところ、バイト中に出会ったバイクに乗った大学生に心惹かれてしまう。

木内勝基(きうち かつき) 25歳

和子の夫。和子とは高校の野球部の部員とマネージャーからの付き合いで、校内でもお似合いのカップルと噂されるほど仲が良かった。

社会人になってもそうだと思い込み、だんだん扱いが雑になってしまい、和子から距離を置かれるようになる。

バイクの青年

東京出身の大学生。バイクで城巡りをするのが趣味。

蓮澄城跡のスタンプラリーの受付をしていた和子と出会い、関係を持ってしまう。

結月(ゆずき) 28歳

蓮澄町のはずれにある古びたラブホテルから漏れ聞こえてくる、他人の営みの声を盗み聞きするのが趣味。夫の育雄とは趣味も性格も合うが、3年前からのセックスレスが原因でいまいち盛り上がりに欠けていた。

育雄にアプローチをかけてもスルーされてしまうことから、女としての魅力のなさが原因なのではと悩んでいる。



育雄(いくお) 25歳

結月の夫。ゲームやアニメが大好き。結月のことももちろん好きだけど、夫婦の営みがなくても仲が良ければそれでいいと思っている。

結月からの露骨なアプローチを受けても、何かと理由をつけて逃げてしまうが。でもそれには深い事情があるようだ。

風見レイ(かざみ れい) 29歳

蓮澄町にある高級住宅に住んでいる専業主婦。15個上の夫とは4年前からセックスレス。

その鬱憤を晴らすために、蓮澄町のはずれにあるラブホテルで盗み聞きをしていたところを結月と遭遇し仲良くなる。

夫が風俗通いをしているのを知って以来、自分も浮気じみたことをしてみたいという欲求に駆られる。女としての喜びを、夫の代わりに誰かに満たしてほしいがゆえに出会い系アプリに手を出す。

そこで出会った年下の男の子であるタクミと関係を持ち始める。

風見高雪(かざみ たかゆき) 44歳

レイの夫。実家が蓮澄町の名士の家柄。県で有名なプロダクトデザインの会社を経営している。

年の差のせいで話が合わなかったり、価値観の相違を薄々感じていた。その矢先、風俗通いがレイにばれてしまい、夫婦仲に亀裂が入ってしまう。

タクミ

出会い系アプリで出会ったレイと関係を持った人物。ラブホテルで撮ったレイの写真をSNSに勝手に投稿し、音信不通になる。



漫画の話なのに妙にリアル『夫を噛む』の3つの見どころ(ネタバレあり)

夫を噛むのタクミとレイがホテルへ入るところを目撃する結月出典:「夫を噛む」、著者:水瀬マユ、出版社:小学館

もしかしたらこんな展開、身近にもあるかもしれないと妄想が膨らんでしまう場面が多い『夫を噛む』にはたくさんの見どころが存在します。

そんな数ある見どころの中でも、特に注目してほしいポイントを3つご紹介していきます。

妻と夫の視点

『夫を噛む』では、妻側のと夫側、両方の視点でストーリーが進むところが見どころとなっています。

1巻ではそれぞれの妻たちが静かに、でも確実に横道にそれていく様子を垣間見ることができます。他人の不幸は蜜の味とはよく言ったものですね。彼女が過ちを犯していく様子を食い入るように見てしまう自分が、そこにはいました。

そんな中で浮き彫りになる、妻側と夫側の相容れない悩みがこの作品により深みを持たせています。その背景を知ったとき、この作品の見る目がいろんな意味で変わっていくのを感じることができるかもしれません。

張り巡らされた伏線

また『夫を噛む』では、さまざまに張り巡らされた伏線も見どころの一つとなっています。

読み始めはオムニバス形式で話が進んでいくかに思えましたが、徐々に全ての登場人物の関係性が複雑に絡み合っていきます。

ぶつかるはずのなかった点が、些細なきっかけという線で繋がり、絡まってはいけない方向へ引っ張られていく…。二度とほどけないほどぐちゃぐちゃになっていくのか、はたまた第三者というハサミでずたずたに引き裂かれるのか。それは仲裁か、破滅か。

それは最終話まで読んだ人にしか分からない、秘密の結末かもしれませんね。

妙なリアル感

そして『夫を噛む』では、こんなシチュエーション絶対あり得ない、とは言い切れない絶妙なリアル感も見どころの一つとなっています。

登場する4組の夫婦はそれぞれにある問題を抱えています。それは、実際に現代社会においてもよく取り沙汰されるものであったり、ニュースになるなんてこともしばしば。

そんな夫婦間のガス抜きを、”他人と関係を持つ”という形で表現しています。そういったスパイスを加えることで、作品の世界観にグッと引き込まれてしまうのがたまらなく面白いです。

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夫婦って何なのか考えさせられる『夫を噛む』はこんな人におすすめ

『夫を噛む』は、夫や妻に内緒で浮気、不倫をしてしまう背徳感やハラハラ感を疑似体験したい人には特におすすめの作品になっています。

さまざまなしがらみから解放されたい一心で、欲望に素直になっていく人妻の姿が描かれたこの作品。もはや一種の爽快感さえ感じてしまうほどです。

そんな彼女たちがたまらなく愛おしくて、1巻から急展開する刺激的なストーリーについ見入ってしまうことでしょう。

2巻、3巻と進むにつれ、彼女たちはどんな結末へとたどり着くのか。この目で最後まで見届けない手はないですね。

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管理人の思う『夫を噛む』が伝えたいこと(考察)

夫を噛むの育雄に懇願する結月出典:「夫を噛む」、著者:水瀬マユ、出版社:小学館

『夫を噛む』では、夫婦間におけるリアルな問題を、他人事ではなく身近な問題として捉えてほしいということを伝えたいように感じます。

結婚したことがある人にとっては、この作品は共感の嵐になるかもしれません。夫と夫婦の関係は、配偶者である前に他人同士の歩み寄りだと思っています。それ故に、壊れるときは一瞬で、案外希薄なものなのかもしれません。

だからこそ、お互いを尊重し、相手に対して責任感を持つことが大事になる気がします。でないと、この作品のようにあらぬ方向に転じてしまうことも往々にしてあり得ることです。

ただドロドロした不貞行為を描いたものではないということを強く感じさせられる作品になっているので、是非この機会に『夫を噛む』をご覧になってみてください。

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『夫を噛(か)む』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価4.0(記事作成者の評価)
コミックシーモア4.1(25件の評価)
まんが王国3.1(96件の評価)
Renta!3.9(75件の評価)
BookLive5.0(4件の評価)
めちゃコミック3.5(485件の評価)

※それぞれ5段階評価となっています。

夫婦間のリアルな悩みを描いたこの作品。賛否両論ありますが、個人的には読んでいて考えさせられるものがあると思いました。

長年連れ添う夫婦だからこその悩みって、本当にそれぞれだけど、恋していた頃の気持ちを思い出すことで解決することもありますよね。

夫婦としての在り方、1人の人間としての在り方にフォーカスした深い作品になっているので、是非ご覧になってみてください。

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うしのひと
『漫画が酸素』ライターのうしのひとです! 漫画は日本の宝ですよね!! 人気作品からアングラな作品までいろいろ読むのでお気に入りを日々開拓中…