『極主夫道』ドラマ/アニメ化!主夫×任侠コメディ漫画のネタバレ感想
今回ご紹介するのは、元ヤクザ×完璧主夫という奇抜すぎる組み合わせで超話題の漫画、『極主夫道』。
その設定に負けないくらい強烈なシュールギャグが最高に魅力的な作品となっています。
見た目も言動もヤクザが全然抜けておらず、小麦粉のことを「白い粉」と呼んだり、車に試乗する時は「防弾ガラスですか?」と聞いたり。
それでいて可愛いエプロンを身につけ家事全般を完璧にこなし、奥様たちとのご近所付き合いもそつなくこなす姿が面白すぎる!
「次にくるマンガ大賞2018 Web漫画部門」第3位、「このマンガがすごい!オトコ編」第8位と、注目必須の作品となっております!
そんな『極主夫道』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
設定が既に面白い『極主夫道』のあらすじ
ここでは『極主夫道』の設定やあらすじをご紹介していきます。
1話完結型の作品でサクサク進み、とても読みやすい内容です!
作品の設定や概要
- 著者:おおのこうすけ(おおのこうすけ先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 出版社:新潮社(パンチコミックス、くらげパンチ)
- ジャンル:任侠、ギャグ・コメディー
- 巻数:6巻(連載中:2020年11月9日現在)
作者のおおのこうすけ先生は、なんとこの『極主夫道』が初連載の作品。
迫力溢れる作画や構図、任侠コメディの面白さは、とても初連載とは思えないほどハイクオリティです!
あらすじ
裏社会で「不死身の龍」として恐れられていた伝説のヤクザ・龍。
ある日を境に忽然と姿を消し、その行方を知るものはいなかった。
そんな彼が選んだ道は、ヤクザから足を洗い専業主夫になること!?
ヤクザを極めた男が、専業主婦を極める!新感覚のアットホーム任侠コメディ漫画!
また『極主夫道』はアプリ「マンガBANG!」から一部無料で読むことができるので、是非ご利用ください!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)
津田健次郎さんのドラマ化・アニメ化W主演も!?『極主夫道』のメディア情報
既に人気に火がつきまくりの『極主夫道』。
新刊が出るたびにセリフを当てたPVが公開されており、声優陣が超豪華!
<声の出演>
- 龍:津田健次郎さん
- 雅:鈴村健一さん
- 虎二郎:細谷佳正さん
さらに実写版PVも公開され話題に!
龍役はPVと同じく津田健次郎さん!原作再現度が高すぎる…!
しかも津田さん自身が監督として参加しており、どのシーンを切り取っても原作愛に溢れているのが一目でわかります。
美久は声のみの出演でしたが、坂本真綾さんが演じています。
おおのこうすけ先生のTwitterより
コミック120万部突破を記念して実写PVが公開されました!
龍役を津田健次郎さん、美久の声を坂本真綾さんに演じて頂きました。感動してます。是非ご覧ください!https://t.co/YsVhOFWvRg pic.twitter.com/9FbjH7vtRd— おおのこうすけ@極主夫道④発売中 (@kousuke_oono) December 27, 2019
津田健次郎さんのTwitterより
漫画『極主夫道』実写CMを津田健次郎が監督&主演させて頂きました。龍の奥さん美久の声は坂本真綾さんです。おおの先生の漫画のコマ割と空気を大切に作りました。そして、龍のイメージを壊さない様に演じました。監督も芝居も楽しかったhttps://t.co/qFOi9Np8uz#極主夫道#津田健次郎#坂本真綾 pic.twitter.com/w1stCMDGwS
— 津田健次郎 KenjiroTsuda (@tsuda_ken) December 27, 2019
極道とご近所さんのハーモニー『極主夫道』の主な登場人物
ここでは『極主夫道』の登場人物を紹介していきます。
極道の世界で生きる人と、常識的なご近所さんというギャップの激しいキャラクターたちに注目です!
龍(たつ)
主人公。元ヤクザの専業主夫。
かつては「不死身の龍」として界隈では誰もが恐れる伝説のヤクザだったが、今では足を洗い専業主夫として家庭を支えている。
刀傷の残る顔にグラサン、背中には龍の刺青、ビシッと決めた黒スーツと見た目はヤクザ時代のまま。しかしその上に柴犬プリントのエプロンというギャップ。
家事全般得意で、料理・掃除・家庭菜園・裁縫・DIYと何でもこなす。
ご近所付き合いも良好で、奥様たちとお料理教室やヨガ教室に通う馴染みっぷり。
ただヤクザ時代の感覚が染み付いているため、その言動は時に常識人たちを置いてけぼりにする。
美久(みく)
龍の妻。デザイン会社で働くバリバリのキャリアウーマン。
快活な女性で、龍を「タッちゃん」と呼び、夫婦仲良く生活している。
馴れ初めは明かされておらず、なぜ龍と結婚に至ったかは不明。
オタクな面があり、特に「クライムキャッチポリュア☆」の大ファン。 Blu-rayボックスもフィギュアも揃えているほど。
家事はからっきし。料理は力任せなタイプでメロンを輪切りにするほど。
雅(まさ)
龍のヤクザ時代の舎弟。いかにもなチンピラ風の青年。
龍を「兄貴」と呼んで慕っている。
主夫として生活する龍を見つけ極道の世界へ引き戻そうとするが、逆に主夫の世界に染まっていく。
基本的に勢い任せで考えなしに行動するタイプ。
家事もほとんどできないが、努力しようとする気概はある様子。
銀(ぎん)
龍と美久の飼い猫。三毛猫で目がまん丸。
単行本書き下ろしで、銀が主役のおまけ漫画が収録されている。
おまけ漫画に限りしゃべる。龍と同じく関西弁。
亮太くん(りょうたくん)
ご近所さんの息子の小学生。
明らかに見た目ヤクザの龍を警戒していたが、龍の手作りクッキーを食べて打ち解ける。
常識から外れまくる龍に対して、大人顔負けのツッコミを繰り出す。
美久の父
控えめな性格の父親。初めて龍と会った時は腰を抜かした。
義理の息子である龍と打ち解けたいと思っており、キャッチボールを提案する。
美久の母
落ち着いた物腰の母親。龍とはすっかり打ち解けている。
虎二郎(とらじろう)
かつて龍と並び「剛拳の虎」として恐れられた元ヤクザ。
刑務所に服役している間に、自身が所属していた組を龍に潰され行き場を失う。
出所後はクレープのワゴン販売を仕事にしている。スイーツ全般が好きな様子。
酉井 雲雀(とりい ひばり)
元酉井組組長の妻。
龍も「姐さん」と呼ぶほど、組の内外から一目置かれていた女傑。
組長であった夫を亡くしてからは、パート勤めで残った組員を養っている。
派手な髪型と着物の上にエプロンを羽織るスタイル。スーパーで一生懸命働く。
組長(オヤジ)
龍がかつて所属していた組の元組長。今は引退して堅気になっている。
見た目は組長そのものだが、超愛犬家で飼い犬のピンキーちゃんにデレデレしている。
ワンちゃんコミュニティでご近所さんとも仲良くやっている様子。
どのページをめくっても面白い!『極主夫道』の3つの見どころ(ネタバレあり)
『極主夫道』には緩急をつけた怒涛のシュールギャグを中心に、たくさんの見どころがあります。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つご紹介していきます。
極道用語が止まらない!龍の多忙な主夫生活
『極主夫道』の最大の特徴は、主人公・龍の極道に染まりきった言動!
小麦粉のことを「白い粉」と呼んだり、車に試乗する時は「防弾ガラスですか?」と聞いたり、何か失敗するとすぐ「ケジメ」を付けようとして周りに止められています。
何かと周りをヒヤヒヤさせることもありますが、龍は自分が怖がられているとは全く思っていないところがタチが悪いです。
それでも主夫仕事も決して妥協せず全力で取り組む姿勢は、ご近所の奥様たちにもすっかり打ち解けるほど!
日常生活と極道用語が入り混じり、ただの主夫生活も全て面白い話になってしまうところがこの漫画の魅力であり、作者のおおのこうすけ先生のテクニックを感じるところです!
ギャグの絶妙な「間」と「スピード感」
『極主夫道』のギャグの特徴はその「間」と「スピード感」!
1話分のストーリーの中に「静」と「動」がバランスよく盛り込まれており、さながらジェットコースターのような展開を見せてくれます!
最後の「引き」も最高で、思わず「そこで終わるんかーい笑」とツッコミつつ、もう一度はじめのページから読み返してしまう、そんな話が盛りだくさんなのです。
任侠ネタをギャグに織り込むセンスが高すぎます!
美久さんとの馴れ初めは!?魅力的なサブキャラクターたち
主人公・龍の魅力もさることながら、妻の美久さんをはじめとしたサブキャラクターたちが『極主夫道』の面白さを何倍にも引き上げています。
美久さんは全面的に龍を信頼している良き奥さんですが、龍へのツッコミも全力で遠慮がないところが最高です。
そんな美久さんとの馴れ初めも今後明かされていくことでしょう…!
また、舎弟の雅をはじめ極道関係のキャラクターも多く登場し、日常にドタバタ劇を巻き起こしてくれます。
キャラクターが増えるごとに魅力が増していく、今後の展開がますます楽しみな作品です!
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『極主夫道』はこんな人におすすめ
『極主夫道』は、サクサク読めるギャグ漫画が好きな人に特におすすめの作品となっています!
作中の絶妙な間やスピード感溢れるツッコミなど、ギャグ漫画としてのクオリティがめちゃくちゃ高いんです。
基本的に龍がヤクザ基準のため、様々な常識からぶっ飛んで外れています。
そこに妻の美久さんやご近所さんたちのあまりにも常識的すぎるツッコミがなんとも言えない笑いを生み出しています。
個人的には、あらゐけいいち先生の『日常』を彷彿とさせる面白さがあります…!
緩急のついた笑いを求める方は、『極主夫道』を是非ご覧になってみてください。
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管理人の思う『極主夫道』が伝えたいこと(考察)
『極主夫道』は、世の中の主婦/主夫の逞しさを伝えたいように感じられます。
家事・バーゲンの買い物・ご近所付き合いと龍の毎日は大忙し。
元最恐のヤクザの腕前と体力をもってしても、主婦/主夫の仕事はそれだけ大変なのです!
それでも充実した毎日を過ごす龍と美久さんの姿に、夫婦の幸せを感じることができます。
主婦/主夫の人が読めば共感ポイントがたくさん見つけられるはず。『極主夫道』を是非この機会にご覧になってみてください。
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『極主夫道』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
当サイトの評価 | 5.0(記事作成者の評価) |
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コミックシーモア | 4.7(236件の評価) |
まんが王国 | 4.8(11件の評価) |
Renta! | 4.5(91件の評価) |
BookLive | 4.6(106件の評価) |
めちゃコミック | 4.5(4503件の評価) |
※それぞれ5段階評価となっています。
見どころにもあったように、任侠コメディとしての完成度が非常に高いことから当サイトは最高評価となりました!
今後、ドラマ化・アニメ化も期待できる作品ですので乗り遅れずにチェックしておきたい作品です。
老若男女問わず面白いと思える漫画だと思いましたので、気になった方は是非読んでみてください!