アニメ化『宝石の国』宝石たちの美しすぎるバトルファンタジー漫画のネタバレ感想
かつてない宝石を擬人化させて表現した『宝石の国』というアクションファンタジー漫画。
美しく彩られた宝石たちの世界、そして謎に満ちた敵、宝石たちの感情らが独特の雰囲気により物語られていて、アニメも漫画も大人気の作品となっています。
漫画好きなら知っておきたい名作である『宝石の国』のあらあじ、登場する宝石たち、見どころなどをネタバレと感想を含めてあますことなくお伝えしていきます。
宝石たちの擬人化!『宝石の国』のあらすじ
宝石たちの擬人化が描かれた『宝石の国』。宝石たちはどのような思いを持ち、どのように暮らしているのか。
宝石たち繰り広げる輝かしくも奥ゆかしい物語の設定やあらすじをご紹介します。
作品の設定や概要
- 著者:市川春子
- 出版社:講談社(アフタヌーンKC)
- ジャンル:アクション、ファンタジー、SF
宝石たちが謎の敵である月人たちと戦うアクションファンタジー。
『宝石の国』では宝石たちが擬人化し、感情を持って生活している。そして、自分たち宝石を攫う月人たちと日々戦闘を繰り返している。
宝石たちの中には、宝石を創ったとされる微小生物が内包物として閉じ込められており、光を食べて宝石たちを動かしている。そのため宝石たちは砕け散ってもある程度集まりさえすれば傷口をつなぎ生き返らせることできる。
そのため、月人にさらわれた宝石たちをフォスたち宝石たちは生き返らせようと破片を集めている。
あらすじ
そこは今から遠い未来、宝石の体を持つ28人の宝石たちが暮らしている世界。そこでは美しく輝く宝石を攫いにくる謎に包まれる月人との戦闘を繰り返していた。主人公のフォスフォフィライトも大好きな金剛先生のために月人と戦うことを望んでいたが、ひときわ脆い性質から何も役割を与えられなかった。
そんなあるとき、フォスは金剛先生から博物誌を編む役目を命じられる…。
『宝石の国』のアニメ化・声優情報
『宝石の国』は、2017年の10月から3D映像でアニメ化されました。
宝石たちの美しさや作品の幻想的な雰囲気が見事に再現されており、漫画とはまた違った感動を味わえると思えるので、是非ご覧になってみてください。
また、アニメ化関係は以下の通りなっています。
- 原作:市川春子
- 監督:京極尚彦
- シリーズ構成:大野敏哉
- キャラクターデザイン:西田亜沙子
- CGチーフディレクター:井野元英二
- コンセプトアート:西川洋一
- 色彩設定:三笠修
- 撮影監督:藤田賢治
- 編集:今井大介
- 音楽:藤澤慶昌
- 音響監督:長崎行男
- 製作:オレンジ
そして声優は以下の通りとなっています。
- フォスフォフィライト:黒沢ともよ
- シンシャ:小松末可子
- ダイヤモンド:茅野愛衣
- ボルツ:佐倉綾音
- モルガナイト:田村睦心
- ゴーシュナイト:早見沙織
- ルチル:内山夕実
- ジェード:高垣彩陽
- レッドベリル:内田真礼
- アメシスト:伊藤かな恵
- ベニトアイト:小澤亜李
- ネプチュナイト:種崎敦美
- ジルコン:茜屋日海夏
- オブシディアン:広橋涼
- イエローダイアモンド:皆川純子
- ユークレース:能登麻美子
- アレキサンドライト:釘宮理恵
- 金剛先生:中田譲治
- スフェン:生天目仁美
- ベリドット:桑島法子
- ウォーターメロン・トルマリン:原田彩楓
- ヘミモルファイト:上田麗奈
- アンターク:伊瀬茉莉也
- パパラチア:朴璐美
- ヘリオドール:M・A・O
- ウェントリコスス:斎藤千和
- アクレアツス:三瓶由布子
PV映像からかっこよく魅了されること間違いなしなので、是非下のPVをごらんになってみてください。
そしてアニメも一気にみてしまいましょう!
煌びやかなキャラクターで溢れる『宝石の国』の主な登場人物
宝石が擬人化して描かれていて、とにかく美しく個性に溢れるキャラクターが多い『宝石の国』の煌びやかな登場人物たちをご紹介していきます。
フォスフォフィライト
『宝石の国』の主人公である宝石。身体は燐葉石で、硬度は3半、靭性最下級であり非常に壊れやすい。月人から好まれやすい薄荷色をしている。
周りからは「フォス」の愛称で親しまれていて、明るい性格だが、無鉄砲な行動ばかりとって周囲にトラブルを運んでくるキャラクター。またとても正直な性格で、みんなが尊敬する金剛先生に唯一口答えできる。
硬度と靭性が低く、身体が非常に脆いうえに色合いが月人に好まれるため狙われやすい。しかも、本人は脆くて戦えないためフォスは自分のことを役立たずだと感じていた。そんなときに金剛先生から博物誌の仕事を与えられた。
博物誌の仕事をこなすためにシンシャに協力をお願いした際に、シンシャの孤独な胸の内を知り、シンシャにしかできない仕事を探すことを決意する。
フォスははじめは役立たずの幼いキャラクターであったが、欠損するたびに他の宝石と合体し、俊足になったり、身体の伸縮自在にコントロールできるようになったり、知性が上昇したりと急成長を繰り返す。戦闘能力もどんどん向上していく。
しかし、そのたびに大事な仲間を自分のせいで月人に攫われてしまうことがよくあり、精神的に不安定になる期間も多い。
金剛先生
宝石たちから「先生」と慕われて、宝石たちに仕事を与え、教育をして束ねている。剃髪に袈裟を着た仏教僧のような見た目であり、とても大柄。
戦闘能力も高く、自身の身体の一部を打ち出して攻撃し、月人の群れすら1撃で退かしてしまうほど強い。その強さで宝石たちがピンチの時は守っている。
しかし時折、月人と関係のあるような言動も見せるため、フォスに疑念を抱かれるようになる。他の宝石たちも感じていることだが、金剛先生のことをみんな信じている様子。
謎の多い重要人物であり、物語が進むごとに徐々に正体が判明していく。
シンシャ
辰砂。硬度2で体色は赤色。シンシャは体から銀色の毒液を無尽蔵に出して操ることができるため、戦闘能力が非常に高い。
また宝石たちは光をエネルギーに動いているため夜は活動停止するが、シンシャは自分の周囲に毒液を浮かべて採光することで一晩中活動することができる。そのため、万が一に備えて夜の見回りを1人でこなしている。
またシンシャの毒液は他の生物を殺してしまったり、宝石に付着するとその部分が光を通さなくなり削るしかなくなる。そのような周囲に被害を与える恐れがあるため、他の宝石と離れて孤独に過ごしている。
生きているだけで迷惑をかける自分に対して強烈な劣等感を抱いていて、月人に攫われたいとまで思っている。
ボルツ
カーボナード。ダイヤモンド属で硬度10という非常に高い硬度を誇っている。また靭性特級で黒い色をしている。
足元まである黒髪のロングヘアーが特徴的で、この髪を活かして戦闘を行う。高い硬度の髪で防御したり、攻撃したりする。戦闘能力が非常に高く、金剛先生に次に強く戦闘狂とまで称されている。多結晶体であるため、他のダイヤモンドらよりもはるかに割れにくい上に強い。
また自身の戦闘だけでなく、他者の戦闘を見極めるのも得意で、他の宝石の戦闘の癖を見抜き改善点をよく見つけている。
戦闘以外では、クラゲ集めという変わった趣味の持っている。また冬眠時の寝相も特に悪く、寝ぼけて歩き回るほどである。しかし、布をかけるとおとなしくなる。
ダイヤモンド
ダイヤモンド属。硬度10であり、靭性2級。
物腰が柔らかく女性らしい優しい性格をしているキャラクター。また、悩みを抱えがちな面もある。硬度が高いが、へき開があるため割れやすく、ボルツほど強くはない。
またボルツに対して愛情を持っているが、同時に抱える強い嫉妬や劣等感に悩まされている。強くなければダイアモンドでないためボルツだけが本物のダイアモンドだと思っている。
身体は無色で、光を反射して7色に輝いている。また恋話が大好き。
イエローダイヤモンド
ダイヤモンド属。硬度10。現存する宝石たちの中では最年長の3597歳という驚異の年齢。「イエロー」の愛称で親しまれたり、「おにいさま」とも呼ばれている。
俊足が持ち味であるが、長年生きてきたため戦う理由などは忘れているらしい。趣味も忘れている。これまで一緒に組んでいたグリーンダイヤモンドやルビー、サファイア、ピンクトパーズなどがすべて月人に連れていかれているため、罪悪感を抱えている。
普段は面倒見が良く、大らかな性格をしている。
モルガナイト
緑柱石の一種モルガナイト。硬度7半。「モルガ」の相性で親しまれ、長髪でピンク色の体色をしているのが特徴的。
やんちゃな性格で口調は粗目。ゴーシェナイトとコンビを組んで見回りの役目を担っているが、フォスが頭部を失い意識不明になったあとに、ゴーシェナイトとともに月人に捕まってしまう。
ゴーシェナイト
緑柱石の一種ゴーシェナイト。硬度7半。「ゴーシェ」の愛称で親しまれている。
落ち着きのある性格が特徴的。モルガとコンビを組んで見回りの役目を担っている。フォスが頭部を失い意識不明となった後に、モルガとともに月人に捕まってしまう。
ルチル
金紅石。硬度6。体色は金紅色と金色のツートーンになっている。医療の役目を担っており、月人との戦闘で負傷した宝石たちの修復をしている。
以前はパパラチアとコンビを組んでいたが、パパラチアが動かなくなったため、彼を治すために医療技術が発展した。
「ヤブ」と称されることもあるが、何度も壊れるフォスを何度も直していて、技術は高いことが伺える。
普段は丁寧な言葉遣いだが、かつては相当生意気な性格だった模様。
ジェード
翡翠。硬度7.体色はで翠。朝礼や打ち合わせの議長、金剛先生への報告などを担当している。
生真面目な性格のため苦労が絶えない。壊れにくさではなんと2番目。
ユークレース
ユークレース。硬度7半。体色は左側が灰白色で右側が青色に分かれているのが特徴的であり、「ユーク」の相性で親しまれている。
書記を担当していて、見張りの計画作成などの役目をこなしている。聡明で洞察力に優れていて、フォスの企みなども察知する。
レッドベリル
緑柱石の一種。硬度7半。体色は赤色で「ベリル」の愛称で親しまれる。
服飾の役目を担っており、生地を作成したり、宝石たちの制服やパジャマをこしらえている。服飾係なだけあり、美意識が高いキャラクターで毎日髪型が変わっている。他の宝石たちの髪型なども調整している様子。
アメシスト
紫水晶。硬度7。双晶であり、2人で1つという存在。髪型の分け目が左右対称となっており編み込みにしてあって、左目が隠れているのが「エイティ・フォー」、右目が隠れているのが「サーティー・スリー」となっている。
本人たちですら、時々自分がどちらかわからなくなったり、入れ替わったりしている。片方がのんびりとしていて、片方がおっとりした性格だが、戦闘能力が高く、剣の凄腕で見回り担当を任されている。
ベニトアイト
ベニト石。硬度6半。体色は青色をしている。
自分のことを普通だと感じているため、変わったものに憧れを抱いている。そのため、相方のネプチュナイトや月人のような変な者に憧れている。
ネプチュネイト
海王石。硬度5半。体色は暗色で髪が細く三つ編みにしていて、「ネプちー」の愛称で親しまれている。
辛口な性格で口を開くと辛辣な言葉を吐いている。変わり者。ベニトとコンビを組んで見回りをしている。
得意なことは宝石たちが就寝前や冬眠前に行う「まくら投げ」。
ジルコン
ジルコン。硬度7半。
フォスに次に若い宝石で、真面目な性格をしていて優秀。イエローダイヤモンドとコンビを組んでいて、イエローのことをとても大事に思っている。
フォスの提案でボルツと交代でコンビを組む企画の際にはイエローのことを考えて全力を出さないでいた。しかし、それを見抜かれ、イエローにも進められてボルツをコンビを組むようになる。
アレキサンドライト
紫翠玉。硬度8半。体色は通常時青系統の色をしているが、月人を見ると半分の確率で赤くなる。「アレキ」、「アレキさん」の愛称で親しまれるが、本人は「アレキちゃん」と呼ばれたがっている。
月人をまともに見ることができないという変わった体質で、月人を見ると赤く変色して暴走してしまい、最終的に気絶することもある。
アレキはこの体質を克服するために月人の絵を描くようになり、出現した月人の情報をまとめているうちにそれが仕事となっている。月人の研究に熱心なため「月人研究マニア」とも呼ばれている。
ちなみに月人を研究するのは月人が好きだからではなく、過去に相棒のクリソベリルを月人に連れ去られていて、その月人の憎しみを失わないために月人を研究している。
アンタークチサイト
南極石。硬度3。「アンターク」の愛称で親しまれている。
通常時は液体という変わった性質の宝石で、気温が下がると結晶して人型になる。硬度は低いが気温が下がるほどに強くなる。
冬以外の季節は液体のため眠って過ごし、他の宝石たちが冬眠している冬になると目覚めて金剛先生と2人で月人の迎撃と流氷粉砕の仕事をいている。金剛先生をとても慕っている。
フォスと流氷粉砕の仕事をしていたときに、フォスが海に落ちる事故がおき、そのさいに月人に襲われたことで連れ去られてしまう。
パパラチア
パパラチアサファイヤ。硬度9。靭性準一級で体色はオレンジレッド。ロングヘアで女性の見た目だが、男性的な話し方をする優しいキャラクター。
ボルツの次に戦闘が強かったが、生まれつき体にたくさんあなたが開いているため、その穴に適合する鉱物素材をあてはめなければ活動できない。医療担当のルチルが様々な鉱物素材で穴を埋める改造をして支えていたが、徐々に適合率が下がり、目覚める期間は短くなっている。
現在では基本的に活動不能になっているが、冬の間にフォスが見つけたルビーをはめたことで約232年ぶりに目覚める。そこで、ルチルが自分の施術をし続けていることを辛く思っていて、ルチルに楽になってほしいという思いを口にした。
ゴースト・クォーツ
ファントムクォーツ。硬度7。不思議な雰囲気を漂わせているキャラクターであり、図書室管理兼長期療養所を担当してる。
体の構造は複雑で多層になっていて、「中にもう1人いる」と語っている。フォスとコンビを組んでいるときに月人を戦闘し、捕まりかけたフォスを助けようとしたところ、月人に砕かれ表層部分が剥がれ落ちて連れ去れたしまった。このときフォスを助けることには成功した。
カンゴーム
ゴースト・クォーツの中の宝石。黒水晶。ゴーストの表層が剥がされ、月人に連れ去られたことで現れた宝石。粗暴な言動が目立つが面倒見の良い性格をしていて、フォスのお願いを断れない押しの弱いがある。
全身黒色だが、髪の毛だけは白色で、冬の担当になった時から白粉を塗るようになる。
フォスの月行き計画には協力し、フォスのために自分を犠牲にして行動するフシがあり、それは瞳の虹彩に残っているゴースト・クォーツの遺志であるためカンゴームの本当の想いではないようである。
ラピスラズリ
硬度5。体色は青を基本に、含有されている鉱物がところどころ粒上に輝いている。「ラピス」の愛称で親しまれていたが、月人に頭部以外を連れ去られてしまっている。
コーストと以前にコンビを組んでいて、廻蟻の印象は知的で慎重な性格とのこと。しかし、「100年たってもばれない嘘を平気でつくようなやつ」、「自分の知的好奇心の充足を優先させる不安なところがあった」などとも言われている。
頭部はゴーストによって保管されていたが、頭部をなくしたフォスの体を接合させてフォスの頭として復活することになる。その際にフォスの夢に現れ、思考力や情報分析能力を分け与えている。
エクメア
月人の指導者的な存在で、周りから「王子」と呼ばれ慕われている。イケメンで常に冷静で物分かりのよさそうな性格をしている。しかし、作戦の失敗続きで自分を卑下する傾向にある。
自分たち月人を呪いから解放するために、金剛の祈りを得るために、日々戦略を立てて金剛を刺激している。金剛を刺激するために、宝石たちを攫っている。
フォスからは、冷静沈着で優れた頭脳と指導力を持っていることから「狡猾残酷」と評されている。
セミ
エクメアから「将軍」と呼ばれている体格の大きい月人。フォスが月に来た際に監視兼世話係として活動する。
普段はおっとりした性格だが、戦闘は強く、ボルツと互角に戦うほどである。
クイエタ
月人のファッションデザイナー。ずんぐりしたボブヘアの女性のような見た目。
ファッションデザイナーでエクメアの服専任だが、エクメアの収納がいっぱいで服装を更新できないでいるが、その状況をエクメアからサボっていると言われている。弟子のキマの指導もしている。
キマ
クイエタの弟子であるデザイナーの月人。見た目はお団子ヘアの女性。師匠であるクイエタの了解を得ずに、フォスの新しい服装をデザインしたことがバレたが、それを師匠からは褒められた。
面白い!『宝石の国』の3つの見どころ(ネタバレあり)
宝石たちが暮らしていて戦闘を行っていながらも謎に包まれている物語は、これまでの漫画にない独特な雰囲気を放っています。
宝石たちの感情、金剛先生の正体、月人の狙いなど読者をのめり込ませる楔がいくつも打ち込まれているのです。
そんな『宝石の国』の3つの見どころをご紹介します。
宝石が擬人化した独特の世界観
『宝石の国』では、よく名前の聞く宝石が擬人化されて描かれています。
それぞれの宝石たちが違った個性を持っていて、普通だけど、どこか変わっている会話や生活を繰り広げているのです。
月人たちとの謎の戦闘に向けて日々緊張していながらも、冗談を言い合ったり、笑い合っているという世界観には、不思議と目が離せなくなります。
攫われた仲間を惜しむ宝石たちの感情や日々戦い続ける宝石たちの独特な雰囲気は他の漫画では味わえない面白さをもっているので、是非ご覧ください。
金剛先生や月人の謎
人間という言葉に鋭く反応したり、謎の生物と面識があったり、自然の体が治ったりと不可解なことが多い金剛先生の存在。そして、狡猾な罠や武器を用いて何度も宝石を攫いにくる月人の存在は多くの謎が含まれています。
先生と月人はどういう関係なのか。月人の狙いは何か。それらの謎をつきとめるためにフォスが奮闘し、徐々に明かされる謎の正体は見どころの1つとなっています。
そして、謎が解けたときに宝石たちがどのような反応をとるのかも注目どころです。
フォスフォフィライトの成長
『宝石の国』では、主人公のフォスフォフィライトにも注目です。フォスは金剛先生の叫び声を聞くだけで粉々になってしまうような脆い存在でした。しかし、人一倍好奇心に溢れていて、新しいことに挑戦し続けていました。
そんな脆いフォスが自分の体が欠損するごとに別の鉱石を取り込み、足が異様に速くなったり、伸縮自在の体を手に入れて戦闘で大活躍したりと成長していきます。
仲間を失い悲しみに暮れながらも、心身ともに強くなっていくフォスの成長もとても楽しむことができます。
独特の世界観に魅了される『宝石の国』はこんな人におすすめ
『宝石の国』は名前の通りたくさんの宝石が登場するため鉱石マニアや宝石好きには大変おすすめな作品です。
これまでにない宝石を擬人化させた物語で、宝石の特徴を捉えた性格や戦闘は見ていて楽しめると思います。また宝石たちだけでなく、物語全体の世界観、宝石を攫う月人たちとの華麗な戦闘シーンにも目を奪われてしまいます。
宝石を擬人化させた斬新かつファンタジーに溢れる面白さもあり、ミステリー要素もあり、ストーリーが進むほど楽しめる漫画となっているので、是非ご覧になってみてください。
管理人の思う『宝石の国』が伝えたいこと(感想)
『宝石の国』は、自分のやりたいことは思う存分やることを伝えたいように思えます。
この作品の主人公のフォスは、はじめは他の宝石たちよりも劣っていて、役立たずのような存在でした。しかし、無理だとわかっていても自分のやりたい戦闘の仕事を諦めず、金剛先生にずっとお願いしたり、他の宝石たちがやらないような新しいことをどんどん取り入れて成長していきました。
その結果、戦闘能力も強くなり、自分のやりたいことをやり、月人たちの正体も突き止めています。フォスの姿から周りが止めたりしても、自分の劣等感に負けずに新しいことに挑戦し続けてほしいと思います。
また『宝石の国』はアニメ化もされているので、漫画でもアニメでも楽しんでみて下さい。
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