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『モンスターバンケット』漫画のネタバレ感想|奇想天外のフードファイト美食奇譚!

モンスターバンケット

『モンスターバンケット』漫画のネタバレ感想|奇想天外のフードファイト美食奇譚!

 

18世期の中国・清朝最盛期を舞台に繰り広げられる奇想天外のフードファイト漫画『モンスターバンケット』。

大食い化物に取り憑かれた主人公が、命懸けのイカれた大食いバトルを次々クリアしていく爽快感満載のストーリーと、作中で描かれる美食グルメに魅了される話題沸騰中の作品です。

奇想天外ながら惹きつけられる世界観を放つ『モンスターバンケット』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

吉永龍太先生が描く『モンスターバンケット』のあらすじ

モンスターバンケットの暗娘から食挙の説明をされるケンちゃん出典:「モンスターバンケット」、著者:吉永龍太、出版社:講談社

吉永龍太先生が描く、圧倒的な世界観で繰り広げられるフードファイト漫画『モンスターバンケット』の設定やあらすじをご紹介していきます。

奇想天外でテンポ感のある物語は、読み始めたら止まらなくなります。

作品の設定や概要

 

設定としては、中国の清の時代の北京での物語。

昔の中国では「科挙」という官僚登用試験が行われていて難易度が非常に高かった。

科挙にも種類があり、普通の科挙は大陸で一番頭が良い人を決める科挙、武科挙は大陸でもっとも腕の立つ武人を決める科挙。

そして、食挙は大陸で一番欲深な人を決める科挙で別名「俗挙」や「劣挙」と呼ばれていた。

中国のなんでも食べちゃう災害レベルの怪物である「饕餮」に取り憑かれた主人公が、その食挙に巻き込まれていくストーリーが繰り広げられる。

ちなみに、食挙受験者の待遇は一品官僚の生活水準が約束される。

あらすじ

時は18世紀、清朝最盛期。

主人公・乾貴道(通称:ケンちゃん)は、人類史上最難関の試験「科挙」に落ちてしまう。

だが、謎の少女・暗娘に、旺盛な食欲を見込まれ、誘われた先は……なんと“世界の中心”紫禁城!

そこでは、想像を絶するフードファイト「食挙」が行われていた…!!

まさしく奇想天外奇妙奇天烈。

いま、前代未聞の美食奇譚が幕を開ける!!

引用)コミックデイズ

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(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)

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欲望の試験「食挙」に関わる『モンスターバンケット』の主な登場人物

『モンスターバンケット』では、最も欲深な者を決める食挙に関わる個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。

そんな一癖も二癖もある登場人物たちをまとめてご紹介していきます。

乾貴道(ケン キドウ):ケンちゃん

先祖代々伝わる伝説の家宝である饕餮(トウテツ)の干物を科挙に合格する願掛けとして受験の前日に食べた青年。

しかし、そのせいで試験中はずっと腹を壊して昏睡することに。

その結果科挙には落ちてしまったが、それからなぜか大食いになり、その大食いに目をつけた暗娘に騙されて「食挙」に参戦することになった。

身の危険が迫るときには鬼気迫るほど「饕餮」の氣が出て、特別な力を発揮する。

現在は童貞で、女性のことになると急にやる気を出す。

暗々娘々(アンアンニャンニャン):暗娘(アンニャン)

大食いのケンちゃんに目をつけた謎の女性。ケンちゃんを騙して食挙に巻き込む。

実は食挙試験監督を務めている地位の高い人物で、ケンちゃんが饕餮に取り憑かれていることを謎のメガネに見破り、ケンちゃんに大きな期待を寄せている。

雍正帝(ようせいてい)

第五代清王朝皇帝。大量の仕事をこなしながらも同時に大量の食事も召し上がるほど優れた人物。

そして食事に入った毒にもすぐに気がつくし、不思議な力を使う。

さらにケンちゃんには自分と同じ匂いがすると意味深な発言をしたりと謎が多い。

実際の歴史では、清朝の全盛期を支えた偉大な皇帝であり、中国史上「最も勤勉な皇帝」とも呼ばれていて、仕事中毒であったという。

饕餮(トウテツ)

ケンちゃんが食べた干物だった怪物。ケンちゃんに食われたおかげで蘇ることができた。

そしてケンちゃんに取り憑き、ケンちゃんにしか見えない幻覚となって側に存在する。

ケンちゃんの欲望を武器にすることでき、その代わり力を使うと副作用としてケンちゃんは猛烈にお腹がすくようになる。



料理長

2択の質問をして、食挙を諦める選択を答えた者を容赦なく殺す人物。

仕事モードじゃない時は意外と優しい。

おじさん

食挙の最初に試験でケンちゃんの前に座っていたおじさん。

若い頃は何度も科挙を受けていたが、落ち続けたため、食挙に挑戦するもケンちゃんに最期の言葉を残して試験を諦めた。

窮奇(きゅうき)

饕餮と同じ最強の怪物「四凶」の一柱となる怪物が窮奇で、第二関門で登場した虎があまりにも巨大な化物であったため「窮奇」と呼ばれていた。

仲間の虎も容赦なく食べるほど凶暴だが、火を消すために頭を使うなど賢さも兼ね備えている。

富富福(トミ トミフク)

一品官僚の一年生の52歳のおじさん。清王朝を動かしている中枢で働く。

そこで出された食事に感動して涙も鼻水も垂れ流す。



民小蓮(ミン シャオレン)

慣れない岩道で足を痛めたところをケンちゃんに助けられた美女。

家族が宣教師の世話をしていたことがあり、カステラなどの異国のお菓子を作ることができる。

また身分もかなり高い。

老封(ラオフウ)

ケンちゃんと同じく食挙の第三関門を突破した頭の大きなおじさん。ぬらりひょんのような頭をしている。

自身を食の仙人と称する。そして、「漢方仙術」という奇怪な術を使うことができる。

巨三元(キョサンゲン)

ケンちゃんと同じく食挙の第三関門を突破した大巨漢。食欲も尋常じゃない。

君四(クンスー)

ケンちゃんと同じく食挙の第三関門を突破した謎多き食挙人。身体的な特徴はさほどないが、なぜか周りの役人も宮女も酷く怯えて接している。

また、なぜかケンちゃんのことを憎々しげに睨み付ける。

呂蘭(ロラン)

ケンちゃんと同じく食挙の第三関門を突破した紅一点の女性。

暗殺食拳の使い手で、大三関門では呂蘭が舞った跡には男たちの亡骸で道ができていた。



ケンちゃんが面白い『モンスターバンケット』の3つの見どころ(ネタバレあり)

モンスターバンケットの料理長から北京ダッグを振舞ってもらうケンちゃん出典:「モンスターバンケット」、著者:吉永龍太、出版社:講談社

中華の世界観に魅了され、親しみやすい主人公のケンちゃんに惹かれる『モンスターバンケット』には面白い見どころがたくさん存在します。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。

主人公のケンちゃんの饕餮の力

『モンスターバンケット』では、怪物である饕餮を食べてその力を得た主人公のケンちゃんが見どころとなっています。

饕餮に取り憑かれ、恐ろしい食欲や不思議な力を手に入れたケンちゃんが騙されながらも食挙に挑戦して、試験を諦めた者の無念をも食べ、次々無理難題をクリアしていく姿は爽快感抜群です。

そして騙されても裏切られても、常に明るく困難の乗り越えていくケンちゃんは、まさに主人公といった存在であり、いつの間にか惹かれていきます。

食欲や欲望を武器にして、超難しい試験や数多いる強敵に立ち向かい、意外な方法で勝利を納めていくケンちゃんにぜひ魅了されてください。

難題すぎる…食挙の試験内容や合格者の結末とは?

また、主人公のケンちゃんが巻き込まれることになった、国1番の欲深な人物を決める食挙の試験内容も見どころとなっています。

第一関門から尋常じゃない量の饅頭を食わされる大食い試験が行われ、第二関門では超巨大な虎を食べないといけない試験だったりととにかく試験内容が激ムズなのです。

しかも試験を途中で諦めれば「死」が…。

行くも地獄、去るも地獄の試験の過酷さに開いた口が塞がらなくなります。

そして、第三関門も第四関門も意外性たっぷりの試験が用意されていますし、試験の合格者に与えられる報酬にはさらなる衝撃を受けることに…。

全国から不思議な術を使う者から暗殺者まで参加し、欲望をかけて命懸けで闘い、たった1人の勝者を決める食挙の真相や結末をぜひ見届けください。

ケンちゃんの食レポにヨダレが止まらなくなる料理描写

そして『モンスターバンケット』では、試験中も試験外でも美味しそうな料理が登場し、それを食レポしながら食べるケンちゃんも見どころとなっています。

普段はあまり食べられない虎肉のステーキやピータンや鯉料理。匂いまで届きそうな描写にケンちゃんの食レポも相まって、お腹がすくこと間違いなしです。

また普段から見慣れたカステラでさえ、ケンちゃんが食べるととっても美味しそうに見えるのがまた不思議。

北京ダックのパリパリに焼けた皮を薄餅に載せてネギの風味とミソの甘辛さを一緒に包んで食べる瞬間なんかは、もう羨ましいの一言に尽きます。

読めば思わずケンちゃんと一緒に言っちゃう「ハオチーラ(美味しいかったぜ)」!

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コミックデイズで大人気の『モンスターバンケット』はこんな人におすすめ

『モンスターバンケット』は、中国の歴史好きな方や中華料理が好きな方には特におすすめの作品となっています。

物語は、饕餮という中国の怪物の力を宿した主人公のケンちゃんが、中国一の欲深な者を決める食挙に巻き込まれながらも、力を使って試験をクリアしていく美食奇譚となっています。

主人公ケンちゃんのキャラクター性にどんどん引き込まれて、テンポ感抜群のストーリーにページをめくる手は止まらなくなります。

そして、中国の歴史や中華料理の解説もしっかりとなされていて、作り込まれた中華の世界観は中国好きな方にはたまらないでしょう。

サクサク読める物語で読めばハマってしまう方も多いと思うので、この機会にぜひ『モンスターバンケット』をご覧になってみてください。

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紹介者が考える『モンスターバンケット』の伝えたいこと(考察)

モンスターバンケットの饅頭を食い尽くすケンちゃん出典:「モンスターバンケット」、著者:吉永龍太、出版社:講談社

『モンスターバンケット』では、欲望に染まらないケンちゃんの姿を伝えたいように感じられます。

中華一の欲深な者を決める食挙をテーマにした物語ですが、ケンちゃんは欲望に染まらずその欲望を武器にして、人の無念を食べ、相手に愛情を注ぎ、試験をクリアしていきます。

欲望渦巻く食挙の世界で、ケンちゃんのようなまっすぐな人物が一際輝いて見えますし、自分の欲望のためではなく、人のことを考えて闘うケンちゃんの姿は見習いたいとも思えました。

ちょっとおバカな部分もあるけど、とても愛らしくて思わず惹きつけられるケンちゃんの人間像は多くの方に見てもらいたいです。

またアプリ「コミックデイズ」を利用すると、『モンスターバンケット』を無料で読むことができるので、この機会にぜひご覧ください。
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『モンスターバンケット』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価3.6(記事作成者の評価)
コミックシーモア5.0(3件の評価)
まんが王国5.0(1件の評価)
Renta!4.1(13件の評価)
BookLive4.8(4件の評価)
めちゃコミック

※それぞれ5段階評価となっています。

夜

清王朝を舞台にした独特の世界観に惹きつけられて、テンポ感抜群のストーリーに自然と一気読みしてしまう作品となっていました。

そして、主人公ケンちゃんの主人公性や特別な力を使って困難を乗り越える姿はとても輝いて見えて面白かったです。

サクサク進む物語で非常に読みやすかったのですが、個人的には読み応えのある作品の方が好きなので、上記のような評価をつけさせて頂きました。

しかし、どのサイトでも軒並み高評価で人気の作品となっているので、興味のある方はぜひご覧ください。

『モンスターバンケット』が気になる人におすすめの類似作品

ここでは『モンスターバンケット』に興味がある方におすすめの独特の世界観が魅力的な漫画をご紹介していきます。

1つ目は『図書館の大魔術師』です。

少年が本と共に未だ見ぬ世界に飛び込み、未来を切り開いていくビブリオファンタジーとなっています。

幻想的なファンタジーの異世界と劣等感に塗れた少年の成長が最高で、さらに本の魅力がこれでもかと伝わる作品です。

「モンスターバンケット」とは全く違った世界観ですが、感動すること間違いなしの名作ですので、合わせてご覧ください。

下の記事では『図書館の大魔術師』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。

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2つ目は『宝石の国』です。

かつてない宝石を擬人化させたアクションファンタジー漫画となっています。

美しく彩られた宝石たちの世界、そして謎に満ちた敵、宝石たちの感情らが独特の雰囲気により物語られていて、アニメも漫画も大人気の作品です。

独特で美しい世界観には魅了されること間違いなしですので、合わせてご覧になってみてください。

下の記事では『宝石の国』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。

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