症例を異常に分かりやすく解説!『マンガで分かる心療内科』とは?(ネタバレあり)
作者であり、心療内科ゆうメンタルクリニックの代表を務められている「ゆうきゆう」さんの炎上でも話題となった『マンガで分かる心療内科』。心療内科の代表者自身が、心療内科の症例をギャグを含めて面白く分かりやすく解説してくれる医療マンガ。
精神医療×ギャグマンガというこれまでにない組み合わせが繰り広げる作品のあらすじや見どころを紹介していきます。
簡単に症例が学べる『マンガで分かる心療内科』のあらすじ
アニメもされ話題となっていて、読者に分かりやすく心療内科の症例を紹介してくれる『マンガで分かる心療内科』のあらすじや登場人物などをご紹介していきます。
概要
心療内科にて扱われるうつ病や認知症、適応障害といった様々な心の病気で溢れる現代社会。そんな現代の悩める病気をマンガでギャグを交えて面白く、そして詳しくわかりやすく解説してくれる「心療内科×マンガ」をコラボした作品。
主な登場人物
個性あふれるキャラクターで毎回笑いを誘う『マンガで分かる心療内科』の中でも特によく登場する3名を厳選してご紹介します。
心内療(しんないりょう)
ゆうメンタルクリニックに勤務し、症例を分かりやすく解説してくれる心理士。
ボケる人が多い『マンガで分かる心療内科』の中でもツッコミ役として主に活躍しているが、とくには自分がボケることも。分かりやすく解説するためか、ときど危険なパロディネタを挟んでいる。
官越あすな(かんごしあすな)
明るく元気なキャラでゆうメンタルクリニックでナースを務めている。現在は看護師として勤めているが、看護学生時は「看護師」か「AKB48」かで将来の進路を迷っていた。しかし占い師の「秋葉原の兄」に「とりあえずAKB48に入るのは遅すぎる」と助言されたことがきっかけで心療内科の看護師となっている。
このマンガのヒロインでありながら、常にボケ役として発言しており、療にいつもツッコまれている。しかし、あすなの家族もボケる人が多く、家族がボケるときは的確にツッコんでいる。
官越いやし(かんごしいやし)
あすなの姉で職業は看護師ですが、ゆうメンタルクリニックに正式に勤務しているわけではない。妖艶なイメージが強いキャラクターでセクシャルなボケが多い。また多趣味でBLの想像が多く、腐女子の気質もありながら、歴女でもあるらしい。
しかし、恋愛に対しては意外にも奥手で、なかなか結婚できてない。
あらすじ
ゆうメンタルクリニックで働いている心理士の療とナースのあすなが心療内科で扱う症例を誤った捉え方や難しい問題をギャグを込めて分かりやすく解説してくれる。毎回一風変わった自己紹介や導入から始まり、悩める人を心療内科に誘う心療内科とギャグマンガがコラボしたショートコメディが今始まる。
『マンガで分かる心療内科』のおすすめの見どころを3つ公開!
主に1話完結で難しい症例をわかりやすく解説してくれる『マンガで分かる心療内科』の見どころを3つお伝えします。
独特の自己紹介や話の導入
この漫画は、ほとんど毎回独特の自己紹介から話が始まります。よく心理士の療が自己紹介を無視されたり、いじられたりしますが、「今回はどんないじりから始まるのかな」と楽しめる要素になっています。また話の導入が独特で、無理やり感が強い感じはしますが、毎回思わず笑えてしまいます。
人々の患者に対する誤解から始まるものやお色気シーンから始まるものなど、導入パターンが多く、読み始め方とても楽しめる漫画となっています。
ボケとツッコミの応酬
『マンガで分かる心療内科』はとにかくボケとツッコミに溢れています。そのため、医療の漫画という難しい分野でありながらスルスルと続きが読めてしまうのです。芸人たちのコントを見ているかのようなボケとツッコミの応酬は、見ていて吹いてしまうほどです。
医療漫画ではなく、ギャグ漫画としても存分に楽しめるところも見どころの1つです。
難しい症例を分かりやすく解説してくれる
作者が実際に心療内科の代表を務めているだけに、内容は本格的なものになっています。しかし、その本格的な症例を、普段の生活の中のものに例えて分かりやすく解説されているため、医療知識がない初心者でも簡単に理解することができます。
医療従事者の方でも患者さんに分かりやすく説明するための例えなどは参考になるかもしれません。そして、病気に悩んでいる方も自分の症状を正確に理解できて、悩みを解決する助けになったり、心の安定にもつながると思います。
解説がひたすらわかりやすい『マンガで分かる心療内科』はこんな人におすすめ
『マンガでわかる心療内科』は、精神的な病気に悩み、1人で抱え込んでしまっている方には是非見てもらいたい作品となっています。露出狂やストーカー、うつといった、周りの人には打ち明けづらい病気についても正しい知識や対処を学ぶことができるからです。そして、自分が病気であることを自覚して心療内科で適切な処置を行ってほしいです。
また、まだ精神的な病にかかったことがない人にもご覧になってほしいと思います。多くの人が病気についての正しい理解を深めることで、精神病に悩むに人の助けになったり、精神病患者の被害に遭ったときの対処も適切に行うことができるからです。
この漫画をきっかけに多くの方が、誰でもかかる恐れのある精神病への理解を深めて、多く人が生活しやすい環境が作れればと思います。
管理人の思う『マンガで分かる心療内科』が伝えたいこと
この作品は、人には言いづらい精神病で悩み苦しんでいる人が、適切な処置を受けるために心療内科に訪れてほしいということを伝えたいのだと感じます。
精神的な病は、目に見えるケガとは違い、はっきりと認識できるものではありません。しかし病気はほおっておけば、ほおっておくほど深く治りにくいものに確実になっていきます。精神病も同じです。
手遅れになりまえに、重症になる前に心のケアをするために、多くの人が気軽に病院へ足を運ぶべきです。
また、病気に対する周りの理解も大切です。精神的に仕方のない状況に陥っている患者をひどくあしらわないために、この『マンガで分かる心療内科』を読んで、理解に努めてほしいと思います。是非、皆さんご覧になってください。