ヒューマンドラマ

『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』ネタバレ感想!悪女の最後…見ませんか?

結末爽快★『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』欲で身を滅ぼす悪女漫画のネタバレ感想

 

自己顕示欲に溺れ、身を滅ぼしていく女性たちを描いたSNS炎上漫画『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』。

現実でも実際に行われているSNSの「いいね」「フォロワー」集めや、行き過ぎた自作自演投稿などが描かれて、他人事とは思えない物語に恐怖の声が数多く寄せられている作品です。

読めばSNSの使い方や自己顕示欲について見つめ直さざるを得ない『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

リアルで怖い『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』のあらすじ

実際に巷で起こっているような、SNSの問題的な使い方をした女性たちが成敗されていく『SNS狂の女』の設定やあらすじをご紹介していきます。

女性でも男性でもSNSを使う方は見ておいて損はない作品です。

作品の設定や概要

  • 原作:乙葉一華
  • 漫画:もうりみつこ
  • 発行者:DPNブックス
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 巻数:5巻(連載中:2020年1月31日現在)

 

物語は、読者モデルをしていて人気の女性が、影ではSNSを使って自作自演行為を行っていたり、人に悪口等を書き込んでいたり、フォロワーをお金を使って集めたりと異常な行動をとっていくうちに自分の身を滅ぼしていく内容になっています。

自己顕示欲に溺れた女性たちの悲惨な末路が見れるので、是非実際に作品を読んで爽快な結末を見届けてみてください。

ちなみに「自己顕示欲」とは、周囲の人々から注目されて認められたいという欲求のことです。

あらすじ

激しく劣等感を感じている――!

大学時代、準ミスキャンパスだった下村 由紀(しもむら ゆき)は、自分がいつまでたってもトップに立てないことを「出来レース」だと腹を立て、人のせいにしていた。

かりそめの人気を得るために、SNSで複数アカウントを作っては自作自演。

人気モデルのアカウントに平然と嫌がらせの書き込みを行う。

そしてついに、伸び悩むフォロワー数を「お金で解決」することを思いつく…!

果たして、自己顕示欲が異常に強い女の末路とは…?

引用)まんが王国



自己顕示欲が強すぎる『SNS狂の女』の主な登場人物

『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』では、可愛い容姿を持ちながらも人々から賞賛されることに躍起になっている自己顕示欲のバケモノが登場します。

そんな美しくも狂気な登場人物たちをご紹介していきます。

下村由紀(しもむら ゆき)

ミス・キャンパスコンテストで準ミスキャンパスに選ばれた可愛い女の子。

読者モデルで人気もあって、SNSのフォロワー数も2万人もいるのに、準ミスだったことに腹を立てている。

SNSの複数のサブアカウントを持っていて、自分の本命アカウントには良いコメントを、自分の嫌いな女性や自分より人気のモデルには悪口コメントを日々書き込んでいる。

またSNSのフォロワー数を増やすために毎日大量のアカウントに「いいね」をしたり、登校する写真は時間をかけて加工するなど努力をしている。

的場奈々(まとば なな)

下村由紀と同じ大学に通っていて、友達にミスコンをエントリーされて出場し、由紀と同じミスコンで3位になった可愛い女の子。

自分のことを地味だと思っていて自信がない子で、由紀のSNSを見ることが唯一の楽しみだった。そのため、由紀に近づくためにミスコンの出場を決める。

由紀に憧れすぎて由紀の真似ばかりするようになるが、由紀に拒絶されてからは由紀のことを恨むようになる。

それから「正義のバナナ」と称するSNSアカウントを作り、悪者を成敗するようになる。

美怜(みれい)

今季アクアのイメージモデルをする人気モデルの女性。

撮影時のトラブルにも臨機応変に対応できて感じのよいしっかりとした性格をしている。



関トモヒロ

映画監督をしているスケベな男性。ヒットを連発させているため権力もコネも持っている。

関の奥さん

夫の浮気の示談金で荒稼ぎしている女性。

麻由美(まゆみ)

奈々の友達。奈々のことを気遣ってミスコンにエントリーさせたり、奈々に自信が持てるように優しい言葉をかける。

ダイ

奈々のSNSにいつも丁寧なコメントをするイケメン。奈々とは直接やり取りするようになる。

自作自演や女性の加工写真などを嫌っている。



結末爽快で面白い!『SNS狂の女』の3つの見どころ(ネタバレあり)

SNSによる自己顕示欲に溺れる女性に狂気しながらも、爽快すぎる結末が面白い『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』には見どころがたくさんあります。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。

自己顕示欲に溺れる女性たち

『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』では、そのタイトル通り自己顕示欲に溺れる女性たちが見どころとなっています。

人気者になって人々から羨望のまなざしを得たいがために、SNSを使って歪な努力をする姿が描かれているのです。それらは、最近でもよく聞くような画像の加工や大量のアカウントに「いいね」をすることだったり、サブアカウントを大量に作って自作自演するなど、実際に周りでもやっていそうなことばかりなので、どこか他人事とは思えません。

そしてSNSのフォロワーを増やすためにフォロワーを高額で買ったりと、家族との仲良い写真を投稿するためにレンタル家族まで雇ったりと自己顕示欲への果てしない欲望に呆れて、開いた口が塞がらなくなってくるでしょう。

そんな歪な努力で得た賞賛で浮かれて、声をかけてきたファンに暴言を浴びせたり、人の気持ちを踏みにじる行為を平気でするようになっていくため、見ていてムカムカしてきます。

過剰演出かもしれませんが、SNSの裏の世界を見ることができるので、SNSに溺れる女性たちの言動に注目して見てください。

スカッとする結末

そして、自己顕示欲に溺れて過剰な行動ばかりしている女性たちのスカッとする結末も大きな見どころです。

自分が可愛いことやモデルであることを鼻にかけて横柄な態度ばかりとる女性たちを見ているとストレスが溜まってくるのですが、そんな女性たちが人生崩壊レベルの反撃を受けるため、最後は心がスカッとします。

あまりの惨いラストに、もはや同情心まで芽生えてくるかもしれませんが、そんな彼女たちの姿を見ていて自分は謙虚に生きようと心から思えてくるのです。

人の厚意を踏みにじる悪者が成敗される衝撃の結末を見て、「ざまぁみろ!」と叫けびながらスカッとしてみてください。

登場人物の表情

さらに『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』では、登場人物たちの感情が漏れ出ている表情も見どころとなっています。

フォロワーを買う瞬間の由紀の得も言われぬ表情、周りから賞賛された時の鼻の下を伸ばしたニヤケ顔、スタッフを味方につけようとするときにシメシメ顔など、登場人物たちの表情がレパートリーに富んでいて面白いです。

自分が売れる姿や将来の妄想に夢を膨らませて鼻をふがふがさせたり、自分の思い通りの反応がないときにビキビキにキレる顔などは、普段の可愛い顔とのギャップが強烈で思わず吹き出してしまうほど笑えてきます。

読者にまで卑しい感情が筒抜けの豊かな表情の数々を是非本作で楽しんでみてください。

>>『SNS狂の女』はまんが王国からご覧になれます!



SNSに溺れた女性の末路を描いた『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』はこんな人におすすめ

『SNS狂の女』は、SNSでいいねされることにハマったり、フォロワーを集めに躍起になっている方には是非読んでもらいたいおすすめの作品となっています。

物語は、周囲の人たちからの羨望を得るためにSNSに没頭する女性たちが描かれていて、その行動がエスカレートして自身の人生をめちゃくちゃにする姿が表現されています。

現在でもよく行われている大量の「いいね」や写真加工など行い、それだけでは飽き足らずフォロワーを増やすためにお金をかけるようになったり、サブ垢を作って自作自演までして自己顕示欲を満たそうとする女性の異常さに、SNSの使い方を見直そうと思える内容になっているのです。

この作品を読んで、SNSにハマっている方は登場人物たちのように過剰な行動をするのではなく、分別をわきまえながら正しくSNSを活用していきましょう。

>>『SNS狂の女』はまんが王国からご覧になれます!



管理人の思う『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』が伝えたいこと(考察)

『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』では、自己顕示欲に溺れてはいけないということを伝えたいように思えます。

自己顕示欲とは周囲の人々から注目され、認められたいと思う欲求のことです。

現在では、SNSで自身のことを投稿して「いいね」をもらったり、「フォロワー」を増やしたりすることで自己顕示欲を満たすことが簡単にできるようになっています。

その結果、「いいね」や「フォロワー」を得るために過激な投稿をしたり、自作自演したりと、SNSにのめり込んで人生をおかしくしてしまう人の報道をよく見かけるようになりました。

この作品では、そんな現実に起こっているSNS騒動を描いた物語であり、自己顕示欲に溺れて人生を壊してしまう女性たちが描かれているので、自分は「こうならないように気をつけよう」と反面教師のようにできると思います。

まさにタイトル通りの自己顕示欲のバケモノたちを見て、自分たちは謙虚に生きていきましょう。

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『SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価3.7(記事作成者の評価)
コミックシーモア3.7(7件の評価)
まんが王国2.7(6件の評価)
Renta!3.3(13件の評価)
BookLive3.0(3件の評価)
めちゃコミック3.1(382件の評価)

※それぞれ5段階評価となっています。

見どころなどでもお伝えしたように、SNSに溺れて横柄で過剰な行動に出るムカつく女性たちが、最後には気持ちよいくらいに成敗されていくので読後の爽快感は最高でした。

そして、テンポの良いストーリー展開でサクサク読み進められたので、上記のような評価にさせて頂きました。

SNSにハマってしまう人は多いと思うので、是非物語の登場人物を反面教師にして気をつけてみてください。

>>『SNS狂の女』はまんが王国からご覧になれます!

1巻あたりの値段も安いので、お時間があるときにサクッと読んでみてください。

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ヨル
漫画紹介をしているヨルです! 毎月150冊以上漫画を読むので、その中で特におすすめの漫画を紹介していきます! 次に読む漫画を探してる方はぜひ参考にして頂けたら嬉しいです^^
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