ヒューマンドラマ

アニメ化『ランウェイで笑って』少年誌では異例のファッション漫画のネタバレ感想

ランウェイで笑って

アニメ化『ランウェイで笑って』少年誌では異例のファッション漫画のネタバレ感想

 

ファッションという少年漫画では奇抜とも言えるジャンルを扱いながら、王道の少年漫画らしい熱い展開を持ち合わせた『ランウェイで笑って』。

「週刊少年マガジン新人漫画賞」で当時過去3人しかいなかった「特選」を受賞しデビューした猪ノ谷言葉先生の作品です。

本作『ランウェイで笑って』は「マンガ大賞2018」では6位、「漫画大賞2018」にもノミネートされるほか、実際のティーン向けファッション雑誌とのコラボレーションが実施されるなど、今後の幅広い展開が期待されている作品でもあります。

そんなファッション業界とモデル業界からパリコレ(パリ・コレクション)を目指す注目作、『ランウェイで笑って』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

少年漫画×ファッションでパリコレを目指す!『ランウェイで笑って』のあらすじ

ランウェイで笑っての藤戸千雪と都村育人出典:「ランウェイで笑って」、著者:猪ノ谷言葉、出版社:講談社

2020年1月にアニメ化された『ランウェイで笑って』の設定やあらすじをご紹介していきます。

二つの視点からパリコレを目指す主人公たちの、逆境に負けない熱い展開が見どころの話題作です。是非ご覧になってみてください。

作品の設定や概要

  • 著者:猪ノ谷言葉
  • 出版社:講談社(週刊少年マガジン)
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、ビジネス

ファッションデザイナーを夢見るも、家庭事情から専門学校に通うお金は無い、心優しい少年。
パリコレモデルを目指すも、10歳から背が伸びなかった、身長158㎝の強気な少女。

それぞれがどうしようもないハンデを背負いながらも、自分たちの夢に向かって突き進んでいく姿を描く、青春ストーリーに注目です。

あらすじ

身長は158㎝の藤戸千雪の夢は、パリコレモデル。

モデルとしては致命的な低身長を理由に、周囲は「諦めろ」と言うが、それでも折れない。

そんなとき、家族を養うためにファッションデザイナーの夢を諦めようとする都村育人に出会う。

──これは一途に夢を追って走り続ける、2人の物語。

引用)「ランウェイで笑って」TVアニメ公式サイト



アニメならではの表現に注目!『ランウェイで笑って』のアニメ化情報

『ランウェイで笑って』は2020年1月よりTVアニメが放送されました。

漫画では表現の難しい、ファッショナブルな服の色彩や、素材によって異なる布の質感など、アニメならではの映像表現に注目です!

さらにメインキャストは今話題の若手実力派声優となっています!

キャスト情報

  • 都村 育人 役 : 花江 夏樹 (『鬼滅の刃』竈門炭治郎、『東京喰種』金木研、など)
  • 藤戸 千雪 役 : 花守 ゆみり (『ゆるキャン△』各務原なでしこ、『アイドルマスターシンデレラガールズ』佐藤心、など)

放映予定

『ランウェイで笑って』アニメ公式アカウントでは、アニメPVやアニメ化情報などを発信しているので、是非チェックしてください。

>>アニメ『ランウェイで笑って』を観たい方はこちらから!



ファッション業界は曲者揃い!?『ランウェイで笑って』の主な登場人物

『ランウェイで笑って』では2人のメインキャラクターを中心に物語が展開していきます。

次々と起きるトラブルや逆境に対して、時には協力し合い、時には競争を繰り広げる登場人物たちのストーリーに注目です。

都村育人(つむら いくと)

本作の主人公。おかっぱ頭で心優しい少年。高校3年生で4人兄妹の長男。

幼い頃から服作りが好きで、ファッションデザイナーを夢見ている。
しかし、母子家庭で母親が過労で倒れて入院中と経済的にも困窮している家庭環境であることから、長男である自分が家計を支えようと高校卒業後は就職しようとしていた。

クラスメイトだった千雪にファッションデザイナー志望であることを知られ、「自分に似合う服を作って欲しい」と依頼を受ける。

実際に作った服を着た千雪が街角スナップで雑誌に取り上げられたところ、それを見た有名モデルに拡散されたことでバズり、モデル事務所の社長である千雪の父親からファッションデザイナーとしての才能を見出され、ファッション業界へ飛び込んでいく。

長い間、妹たちや近所の知り合いに様々な服を作り続けてきたため、服作りの経験は服飾大学の生徒をも上回っている。その経験値から、完成品の服を見ただけでその服の型(設計図のようなもの)をほぼ正確にイメージすることができる才能をもつ。

藤戸千雪(ふじと ちゆき)

本作のもう1人の主人公でありヒロイン。育人のクラスメイトで高校3年生。男勝りで意地っ張りな性格。抜群のルックスとスタイルを持つが、身長は158㎝と、モデルとしては致命的なほど小柄。

父親がモデル事務所「ミルネージュ」を経営していた影響で、幼い頃からパリコレモデルを夢見ている。小学生の頃からジュニアモデルとして活動していたが、そこで成長が止まってしまい、高校生まで1cmも背が伸びなかった。

背が伸びなかったことでモデル事務所からはクビを言い渡されたが、パリコレモデルになるという夢を諦めずにオーディションを受け続けていた最中に育人と出会う。

育人が作った服を着てオーディションに臨んだ結果合格となり、再びモデルとして活動するようになる。

モデルとして復帰後、ファッションショーに出演するチャンスを掴みながら、徐々に活動を広げ、パリコレモデルとしての夢を追いかける。

身長が低いことのハンデを誰よりも理解している。身長以外では誰にも負けないよう、自宅でもヒールを履いてウォーキングの技術を磨いたり、食べたいケーキを我慢してスタイルの維持にこだわるといった努力を日々重ねている。



藤戸研二(ふじと けんじ)

モデル事務所「ミルネージュ」の社長であり、千雪の父親。

育人のファッションデザイナーとしての才能を見出し、育人が業界へ入るきっかけを作る。事あるごとに育人をからかってきて、いたずら好きなおじさんな面も。

ある事情から事務所を経営難に陥れてしまった過去がある。

柳田一(やなぎだ はじめ)

元「ミルネージュ」所属のファッションデザイナー。現在は独立しており、ファッションブランド「HAZIME YANAGIDA」を立ち上げている。

自信家であり口も性格も目つきもが悪いが、服に対しての情熱は人一倍で、自身のブランドに対してのこだわりも強い。

育人が初めて経験するデザイナーの現場となり、ファッション業界で生き残ることの厳しさを育人へ叩き込む。

デザイナーだが、針が怖くて自分では服が縫えない。

長谷川 心(はせがわ こころ)

服飾芸華大学の1年生。「HAZIME YANAGIDA」の新しいスタッフとして登場。

高校生の頃にスカウトされたことをきっかけにモデルとして活動している。身長181㎝、股下93㎝とモデルとして類稀なるプロポーションを持っており、日本のモデル業界を背負う人材として期待されていた。

しかし、本人の引っ込み思案な性格から表舞台で注目されることが苦手で、競争の激しいモデル業界にも合わないことから、自身はモデルに向いていないと思っており、モデルを辞めたがっている。

初めて出演したファッションショーで緊張に押し潰されそうになっていた際、そのブランドのデザイナーにかけられた言葉をきっかけにファッションデザイナーに憧れ、服作りができる服飾芸華大学へ入学した。

気弱な性格で、マネージャーにモデルを辞めさせてもらえない状況を思い悩んでいたが、育人・千雪と出会い、ファッションデザイナーになるという自分の夢に向かっていく決心を固める。



綾野遠(あやの とお)

服飾芸華大学の4年生。「HAZIME YANAGIDA」の新しいスタッフとして登場。

ナルシストな性格だが、デザイナーとしてずば抜けた才能を持つ。学生ながら既に大手服飾メーカー「Aphro I dite(アフロディーテ)」の社員として働いており、将来を期待されている若手ファッションデザイナー。

将来は自身のブランドを持って独立しようとしている。育人の服作りの才能をいち早く見出し、自身の独立にあたってメンバーとしてスカウトを画策する。

都村ほのか(つむら ほのか)

都村家の長女。頭脳明晰な優等生。入院中の母親に代わって都村家の家計をやりくりしている。

育人が家計のために自分の夢を諦めようとしていたことを快く思っていなかったが、育人がデザイナーを目指すことを決心したことで和解し、応援するようになる。

都村葵(つむら あおい)

都村家の次女。バレーが得意で、強豪校から誘いがかかるほど。

都村いち花(つむら いちか)

都村家の末っ子。5歳で甘えん坊な性格。育人の作る服を楽しみにしている。



夢を追いかける全ての人に読んでほしい 『ランウェイで笑って』の3つの見どころ(ネタバレあり)

ランウェイで笑ってのランウェイ出典:「ランウェイで笑って」、著者:猪ノ谷言葉、出版社:講談社

多くの登場人物の、ファッションに対する熱い想いが交錯する『ランウェイで笑って』には、たくさんの見どころがあります。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。

ファッションが題材、なのにめちゃくちゃ熱い!王道の少年漫画ストーリー

『ランウェイで笑って』は、ファッションを題材とした漫画でありながら、少年漫画誌「週刊少年マガジン」で連載中の作品です。

少年漫画なのにファッション?モデル??と思いながら読んでみると・・・もうめちゃくちゃ熱い。主人公の「努力」がこれでもかと盛り込まれた、バリバリの少年漫画なんですよ。

家庭環境から、自分の夢よりも大切な家族のために夢を諦めようとする主人公の育人。158cmの身長という、モデルとして致命的なハンデを背負う、ヒロインの千雪。

立場は違えど、それぞれ叶えたい夢を持ちながら、どうしようもない壁に阻まれていた2人に訪れた、またとないチャンス。

そのチャンスを絶対に離すものかと奔走する姿に手に汗握り、思わず「頑張れ…!」と応援しながらページをめくる手が止まらなくなることでしょう。

自分の夢を諦めない!魅力的で個性的なキャラクターたち

『ランウェイで笑って』では、個性的なキャラクターが数多く登場します。彼らは様々な立場でファッション業界に携わっていますが、本気で服に向き合う熱意は全員に共通しています。

また、ファッション業界というイメージしにくい題材を扱いながら、そのストーリーはあくまでも様々な登場人物の「ヒューマンドラマ」が中心となっているのです。

ファッション業界の世界を通じながら、登場人物たちは誰しもが思わず共感してしまう壁や悩みを持っているため、いつの間にか自分自身に重なり、自然と感情移入していきます。

自分が感情移入したキャラクターが、どのように逆境に立ち向かっていくかも、この作品の見どころの一つです。

ファッションがわからない人も引き込まれる!圧倒的な迫力と演出

『ランウェイで笑って』の魅力として、ファッションに疎い人でもスラスラと読み進めることができるほど、わかりやすい構成になっていることが挙げられます。

育人は独学で服作りを学んできたキャラクターであることから、経験は豊富でも、知識は我々読者とほとんど変わりません。

そのため、プロのファッションデザイナーの世界に飛び込んでいく素人同然の育人と、同じ目線で業界知識や服作りのテクニックを学びながら読み進めることができる工夫がなされているのです。

また、実際のファッションショーのシーンは、音・光などの巧みな表現によって、迫力満点に描かれています。見開きのページで次々と新しい衣装が出てくるシーンは圧巻です!

例えるならファッション業界版『ヒカルの碁』ですね!詳しいことはわからなくても「今凄いことが起きているんだ…!」と読者に直感的に伝わる工夫が随所に盛り込まれています。

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面白い『ランウェイで笑って』はこんな人におすすめ

『ランウェイで笑って』は夢を追いかける全ての人に読んで頂きたい作品です。

「叶えたい夢があるけど、生活が不安で踏ん切りがつかない…」
「憧れの仕事があるけど、経験も知識もない自分には無理だな…」

そんなことを思った経験が、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

『ランウェイで笑って』の登場人物は、様々な理由から挫折や逆境を経験しています。それは、ある意味でリアルな「ヒューマンドラマ」を描いている所以でしょう。

何かを諦めてしまいそうになったり、自信がなくて引き下がってしまいそうになった時、この作品を読んでみてください。きっと、あなたの背中を押してくれるシーンがあるはずです。

また、『ランウェイで笑って』は1話の時点で千雪はトップモデルに、育人はトップデザイナーになることが明言されています。現在も連載中の作品のため最終的な結末はまだ不明ではありますが、主人公2人の成功が約束されている状況なのです。

そのため、「先の読めない展開は不安で嫌だ!」という人でも、ある意味安心して読み進められる作品としてお勧めすることができます。

――これは わたし 藤戸千雪がトップモデルに至るまでの物語

そして 都村育人がトップデザイナーに至るまでの物語

引用)『ランウェイで笑って』1巻p64-66 より

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管理人の思う『ランウェイで笑って』が伝えたいこと(感想)

ランウェイで笑っての都村育人出典:「ランウェイで笑って」、著者:猪ノ谷言葉、出版社:講談社

本作、『ランウェイで笑って』では、自分の夢を諦めないことの大切さを伝えたい作品であると感じられます。

家庭環境と経済的事情から、ファッションデザイナーの夢を諦めようとした育人。しかし、千雪との出会いをきっかけに自身の服が広く知られ、ほんの少しのチャンスを掴んだことで環境が一変します。

そして、ファッションデザイナーの仕事に真剣に向き合うことで、自分の服作りのルーツが「家族の喜ぶ姿」だったと思い出します。自分の本当にやりたかったことが「着た人が笑顔になる」服を作ることだと気付き、その夢に向かってひたむきに努力を続けるのです。

自分の本当にやりたいことを見つけ、それを追い求める育人の眩しくまっすぐな姿が、『ランウェイで笑って』の魅力を体現していると言えるでしょう。

また、パリコレなどのファッションショーの光景を思い浮かべてみてください。ランウェイを歩いているモデルは、全員が無表情ではありませんか?

タイトルである『ランウェイで笑って』という言葉には、「普通はありえないこと」が起きているという矛盾の意味が込められていると思われます。

これまでの当たり前から、新しい常識を作り上げてく=「ランウェイで笑う」ことの大切さを、この作品で伝えたいのかもしれません。

育人と千雪が、どのようにファッションデザイナーとモデルの世界のトップに上り詰めていくのか、今後も手に汗握る展開が続く物語となっているので、是非この機会に『ランウェイで笑って』をご覧になってみてください。

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まれ
漫画は勢いと感情で読むタイプ。 SLAM DUNKが人生の教科書。バスケがしたいけど最近運動不足気味。筋肉痛は2日後に来る。
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