韓国漫画のネタバレ感想『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』｜王道の転生ラブコメファンタジー
小説の悪役妻に転生してしまったヒロインが、崖っぷちの状況に立たされながら、皇子との円満離婚を目指す韓国の王道転生ラブコメファンタジー漫画『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』。
よくある転生ファンタジーながらも、読者の求める展開を演出し続けてくれるため、飽きることなくワクワクしながらページをめくってしまう作品となっています。
さらに主役キャラを含めて、ビジュアル・性格ともに魅力的な人物が多く、読むだけで心と満足感が満たされること間違いなしです。
よくあるファンタジーと侮ってはいけない『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
ピッコマで人気の『よくあるファタンジー小説で崖っぷち妃として生き残る』のあらすじ
ピッコマで連載されて人気を博している韓国の王道ファンタジー漫画『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』の設定やあらすじをご紹介していきます。
主役のキャラクターもストーリー展開も魅力に溢れているので、ぜひご覧ください。
作品の設定や概要
- 原作：Nokki
- 著者：AhBin
- 出版社：kakaopage（ピッコマ）
- ジャンル：異世界・転生、ファンタジー、恋愛
- 話数：79話（連載中：2020年12月11日現在）
この作品の設定は以下の通りとなっています。
テンプレ要素が詰まった無敵の主人公が活躍するよくあるファンタジー小説の悪役妻になってしまったのが、ヒロインのカナリア・イースター。
その小説の内容は、皇宮の第二皇子の母親である皇后が、第一皇子の主人公セザールが権力の持つ家門と結婚するのを阻止するために権力のないカナリアと強引に結婚させた。
そして、頭の悪いカナリアは皇后と手を組んでセザールへの悪行を繰り返した。
その結果、第一皇子で力をつけたセザールは、皇后とカナリアを処罰して小説の真のヒロインのランカスター公爵の娘と結ばれるという物語になっている。
そんな悪役のカナリアに転生したヒロインが、セザールと円満離婚して幸せに暮らすことを目指すストーリーが描かれます。
また物語の舞台となる強力な帝国パルメニアには、巨大な勢力を持つ由緒正しいファーンハム家とランカスター家の二つの家門が存在している。
ランカスターは小説のヒロインのランカスター令嬢の家系で、文人の家柄で学者と有識者をたくさん輩出して、商業と貿易で富を築き上げていた。
また皇后のいるファーンハム家は、武人の家柄で将軍と指揮官をたくさん輩出して、製造業で富を築き上げていた。
皇室はこの二つの家門との政略婚で勢力のバランスを維持してきていて、ランカスター家とファーンハム家は皇室の歴史と共に長らくライバル関係にあった。
あらすじ
よくあるファンタジー小説。私、その小説の妃になってしまいました。正しくは、主人公の手で殺される悪の脇役で、しかも金遣いの荒い悪妻！
でも、子供の頃から尽くす妃を演じたら、首が跳ね飛ばされるのは避けられるかも？
よし。今から、私の目標は無事に離婚すること！
だったはずなのに…ちょっとした誤解が大きな波紋を呼び、計画は大迷走。私、本当に無事に離婚できるかな!?
引用）ピッコマ
ビジュアルも性格も良すぎる『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』の主な登場人物
『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』では、悪い敵キャラもいますが、登場する人物の多くが性格もビジュアルも良くて見ていて心が癒されます。
そんな魅力のあるキャラクターたちを含めて登場人物をまとめてご紹介していきます。
カナリア・イースター
借金まみれの落ちぶれた男爵家の娘でありながらエブゲニア皇后の策略によって第一皇子のセザールの妃になったヒロイン。12歳で皇子のセザールと結婚する。
またカナリアの中身は、交通事故で死んだ後にテンプレなファンタジー小説の中に入り込んで、処刑される悪の脇役であるカナリアになってしまった主人公。
小説通り死刑にならないために、英雄になったセザールが自分の首を跳ね飛ばす事態を避けて平和に離婚しようと決意する。
そのためにエブゲニア皇后の指示に従いながらも、セザールとも親交を深めていく。
転生する前の夢はビルオーナーになることだったため、転生した世界では離婚して慰謝料とたくさんもらって、小都市の建物を購入して、賃料で贅沢な生活をしたいと思っている。
明るく前向きで、人の気持ちをよく考えられる魅力的な性格をしている。
セザール・ド・レマン・クライン
皇帝と召使の間に生まれた第一皇子。原作小説の主人公。
12歳でカナリアと結婚する。ずっとエブゲニア皇后にいびられてきたため、最初は皇后の手先であるカナリアのことも警戒する。
また皇后の指示でまともな授業をしない教育係たちの授業の時はこっそり皇宮を抜け出して、後に自分の騎士団となる傭兵達と親交を深めていて、傭兵達に教わった剣術によって皇后の知らぬ間に最強のソードマスターとなる。
そして、戦場で活躍して皇帝に認めてもらうようになるのが原作の流れ。
小説の主人公であるだけに正義感があって、目の前で苦しんでいる女の子をほっとけない性格をしている。また素直じゃなくてツンデレで、かわいい一面も見せる。お酒は弱い。
カナリアのことは警戒していたが、徐々に心を開き、惹かれていくようになる。
ノア
エブゲニア皇后の実の息子である金髪で甘いマスクをした第二皇子。カナリアから子供扱いされることをいつも嫌がっている。
本当に可愛らしい子で、カナリア（12歳：真の年齢25歳）をメロメロにする。
エブゲニア皇后の息子とは思えない本当に優しい青年で、兄のセザールのことが大好きでセザールと皇位継承を争うことを拒否している。
皇后にセザールと争うように強要されるが、それに耐えながらみんなで平和に暮らす方法を模索している。
グレイシー・ランカスター
原作小説の真のヒロインとしてセザールと結ばれる薄紫色の髪をした美しい女性。
体を動かすのが好きで、狩り大会にも参加して活躍するほどの実力の持ち主。凛としていて男前な姿もよく見せるので、男性でも女性でも惚れしまうようなキャラクターとなっている。
小説の中ではすごく優しいキャラだったらしいが、口が達者で、とても綺麗に皮肉を言う。
カナリアにも皮肉ばかり言うほど仲が悪かったが、狩り大会の時にカナリアと話をして仲良くなっていく。
また女性の立場が弱く、女性が公爵になれず男の元でしか活動することができない世の中を不満をもっていて、自分自身の誰も奪うことのできない権力を得たいと常に思っていた。
エブゲニア皇后
自分の息子である第二皇子を皇帝にさせようと目論む赤髪の美人な皇后。
第一皇子のセザールが権力を持つ家門と結婚することを恐れていたため、それを阻止するためにカナリアとセザールを強引に結婚させた。
さらに権力に目が眩んだ皇后は皇妃とセザールに散々な嫌がらせをしていた。
その性格は平凡な貴族として生まれていたことが原因で、誰よりも華やかな暮らしを望んでいる。そのために皇帝の妻の座にまで上り詰めたうえに、現在は皇帝の母親になろうとしている。
ランカスター家とライバル関係にあるファーンハム家の長女。
ジェラルド・ファーンハム侯爵
エブゲニアの弟で、ファーンハムの家主。家門を脅かす全ての存在を取り除く冷酷で危険な人物。
とても姉さん思い。またオスカーとはただならぬ関係のようで…。
オスカー・ハインデル：ルイス
エブゲニア皇后の側近の白髪のイケメン執事。皇后の命を受けて、カナリアやセザールを妨害していく。また原作には登場していない謎の人物。
皇后の手先なのに、成長したセザールに対しては笑顔を見せたりと思惑がしれない姿も見せる。
またカナリアが何かを隠していることを察知して、カナリアの隠し事を探ろうと影で動いていく…。
ミラー・クラウス
セザールの最側近イケメン男性。傭兵団に所属していて、セザールが皇宮を抜け出して傭兵達と剣術の訓練をするのを手伝っている。
クガレス一族という額の角と独特な瞳を持つ一族の出身で、皇室にいる人々にクガレス一族を抹殺されたことを恨んで、小さい時に幼いセザールを殺そうとしたことがあった。
しかし、そのときにセザールに種族に関係なくみんなが平和に暮らせる国にするために手を組もうと提案されて、セザールの忠実な部下として補佐をすること。
またクラウスはクガレス一族だが、人間とのハーフであるため角はない。
ジャックス・バナード
セザールの傭兵仲間の赤髪。バカなため色々と勘違いや問題を起こす。
しかも思ったこともなんでも言ってしまううえに空気が読めないため、周りの人からの評価は悪い。仕事もよくサボっている。
ラヤ・ベオンヒルト
セザールの傭兵仲間の緑髪。落ちぶれた貴族家の三男。戦争に参戦したセザールの忠実な部下の１人。
忠実で真面目だけど社交性ゼロでコミュニケーションの融通は利かない設定となっている。
皇后の手先であるカナリアを最初は信用していなかったが…。
またベオンヒルト伯爵家の末っ子。家では何でもできる一番上の兄に懐いていたが、時が経つにつれて全ての面で兄を超え始めてしまい、ある日、兄に裏切られることに…。
イーサン・ターナー
セザールの傭兵仲間であり、第一皇子直属騎士団のハンサムな18歳の騎士。敵陣に乗り込み一人で部隊を壊滅させた天才剣士。
さらにセザールのために生きると思っているほど忠誠心が強い。
華奢な体がかわいい上にとても整った顔をしているので、皇宮の侍女たちから大人気。そして侍女たちからいつもお菓子をもらっている。
美味しいものが好きで、食べる時はガードが緩む。
しかし、甘いマスクとは裏腹にキレるとすぐに理性を失う難点がある。
また、セザールの命令でカナリアの護衛騎士となった時は、カナリアが皇后の手先なら斬ろうと考えていて…。
アニー
カナリアに優しい侍女の１人。カナリアのことをよく気にかけている。
また、カナリアがセザールのために行動する時は、皇后に疑われないように協力する。
アリス
カナリアに優しい侍女の１人。カナリアとセザールの夫婦愛を信じている。
ブラームス・スミア
皇子が幼い頃から付き合ってきた傭兵の1人であるが、皇后に買収されて皇子の情報を漏らしていた人物。
セピア準男爵
行政官であり、皇子宮のお金を管理していた準男爵。
セザールが戦地に行ってからは、皇子宮の予算をかなり横領した上に勤務地を抜け出していた。
エブゲニア皇后の手先だが、強欲すぎて身の程を知らずで皇后に憎まれていた。
アイシン・ギオロ
13部族連合の頭。帝国の敵で、セザールの父親には相当憎まれていた。
アレックス・ブリュッセル
狩り大会のときにカナリアと一緒にいるグレイシー・ランカスターを口説こうとしたが、バッサリと断られてしまう男性。
婚約者がいるにも関わらず、しつこくグレイシーに言い寄っている。
レイモンド・ランカスター
次期公爵と名高いグレイシーの従兄。父親には一番大事にされる甥っ子で、能力も優れているうえに人柄も立派で、しかもイケメン。
ランカスター公爵
グレイシーの父親。セザールが初の勝報を耳にした瞬間から、グレイシーと結婚したセザールを皇帝に即位させる計画を立てていた。
ディートリヒ
帝国の皇帝。セザールを皇帝にするために、グレイシーとセザールの縁を結び直そうと企む。
そのためにカナリアには離婚するように強要する。
リリア
セザールの母親の黒髪の女性。皇帝の召使だったが、皇帝の子であるセザールを産んで皇妃となった。
エブゲニア皇后には散々な嫌がらせを受けていた。
エニン・ブリランテ
カナリアのことが嫌いで嫌味を言う令嬢。
自身は婚約者と仲が悪いため、そのことをグレイシーに華麗に皮肉られて撃退される。
ジェパード・イースター
カナリアの兄であるイースター家の長男。そばかすがあって、赤茶色の髪をしたのが特徴的。
欲張りで、カナリアの気持ちを考えずに自分の気持ちばかり押し付ける最低な性格をしている。
カナリアが皇室から追い出されると自分たちの立場も悪くなるため、カナリアにセザールを繋ぎ止めるように命令する。
カナリアの母
ジェパードと同じく、カナリアが離婚の危機に陥っていることに対して、カナリアに捲し立てる。
イザベル・アラン
カナリアとセザールがデートで訪れた服屋さんのチーフデザイナー。
マーシャ・ピエール
貴族社会の万屋で女性の好みを知り尽くしているできる男性。
セザールのカナリアへのプレゼント選びに協力し、完璧なアドバイスをする。
ユリア・ペルセネ
皇后陛下が第二皇子の妃として心にとめているペルセネ伯爵家の黒髪姫カットの美人令嬢。
社交性がなくて人との会話を盛り上げられないことに悩んでいる。そのため、パーティーの時も隙を見て、人がいないところに逃げていた。
しかし、カナリアとは気があって仲良くなる。性格はとてもピュア。
カイル・ベオンヒルト
ベオンヒルト伯爵家の家主で、ラヤ卿の兄。弟のラヤとは仲が悪い。
また昔はラヤに憧れられていたが、成長するラヤに全ての面で超えられはじめて焦り、ラヤを裏切る行為に走ってしまう。
それからはラヤとは絶縁状態となっている。しかし、ラヤに対しての罪悪感に悩まされていて…。
ペリドット・ウィルソン
皇妃が開催したお茶会に参加した後にカナリアとセザールの元に現れたウィルソン子爵の令嬢。
セザールに好意があるらしく、カナリアがいる前にも関わらずセザールをお茶に誘う。
ブレア
幼い頃からセザールと騎士達に剣術を教えていた師匠。魔法使いでもあって、声を変える魔法を使った変装術が得意。
原作ではすごい厳しい師匠であり、イーサン・ターナーやジャックスたちからも恐れられるほど。
剣術バカのセザールが惚れたとあって、カナリアのことは気になっていた。
そして、カナリアのお願いを受けて、カナリアとセザールに協力する。
リカルド
ブリンギットというファーンハム家の領地がある町で、顔が一番広くて友達が多い青緑色の髪をした青年。社交的で正義感が強くて町のみんなに好かれている。
町でカナリアと出会って一目惚れをする。
また身分で人間を区別して個人に限界を与える世界で、珍しくその身分制度に否定的な考えを持っている。
本当に良い人そうだが、実はカナリアたちに身分を隠していて…。
フランシス
平民の身分で伯爵の令嬢と恋に落ちたリカルドの友達。
身分の差がゆえに愛が許されず、恋した令嬢は同じ貴族の侯爵家に嫁ぐことが決まっていた。
フードの謎の人物
ブリンギットでカナリアに話しかけ、カナリアが別の世界から来ていることを言い当てた上に不気味なことを言い出した謎の人物。
ハビー
セザールが11歳の頃から飼い始めた白い大型犬。雌。
王道展開が面白い『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』の3つの見どころ（ネタバレあり）
読者が求める王道ストーリーが描かれた『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』には、面白い見どころがたくさん存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを３つに絞ってご紹介します。
魅力がありすぎるカナリアとセザール
『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』では、主役のカナリアとセザールがとにかく魅力に溢れていて見どころとなっています。
ヒロインのカナリアは悪妻に転生しましたが、とにかく明るくて前向きな性格で、セザールを含めた周りの人たちの気持ちを気遣い優しく接していくため、全く悪役ではない天使のような存在です。
また能天気な一面を見せたかと思えば、自分を見下す侍女たちにガツンと言い放ったり、皇后を巧妙に言いくるめたりと、凛々しい姿も見せるので、ギャップのあるかっこよさに心を射抜かれます。
さらに実年齢は大人であるカナリアは、見た目の年齢とは不相応な大人の余裕を見せるので面白く、カナリアの溢れる魅力には男性も女性も虜になってしまうでしょう。
しかも、カナリアだけでなく夫のセザールも最高な人物なんです。
原作小説の主人公キャラであるだけにビジュアルも凄まじく、正義感に溢れた性格をしていて、目の前で苦しむ女の子をほっとけない優しさにはときめいてしまいます。
さらにカナリアのために必死に戦場を駆け回り、カナリアのために絶対に死なないと誓う姿は思わず涙が出てしまうほど尊いと感じられます。
またピュアで照れ屋な一面も見せるのもギャップがあってかわいいですし、見ていてキュンとせずにはいられません。
そんな魅力がありすぎる主役２人のやりとりは、ずっと見ていたいと思えるほど微笑ましいものになっているので、ぜひ彼らの魅力を堪能してください。
オスカーが怪しすぎる？原作小説とは異なる展開
また小説の世界に転生した物語ですが、その原作小説とは異なる展開に進んでいくのも注目ポイントとなっています。
ヒロインのカナリアは原作小説を知っているので、その小説の大筋が変わらないように気をつけながら行動するのですが、原作とは違う展開が次々巻き起こります。
原作とは違ってカナリアに心を奪われたセザールは、戦地から早く帰るために奮闘して原作よりも１年も早く凱旋したり、さらにグレイシーもカナリアの言葉を受けて、法を変えようと動き始めたり、カナリアの存在によって大きくストーリーが変化するのです。
そのタイムラインの歪みや変化がカナリアとセザールたちにどんな未来をもたらすのか…。
さらに皇后の側近であるオスカーは原作にも登場していない人物なうえに、不気味な行動ばかり見せていくので、不穏な空気を感じずにはいられません。
しかもフードを被った謎の人物がカナリアに嫌な忠告をしたりと、ハラハラが止まらないでしょう。
緊張感のあるシーンも多いので、物語がどのような方向へと向かっていくのかも楽しんでみてください。
主役３人が法律も原作をも変えていく！？
そして『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』では、カナリアとセザールとグレイシーが協力関係を結ぶ展開が見どころとなっています。
セザールは皇帝になって大切な人を守るため、グレイシーは公爵になって自分の権力を手にするため、カナリアは原作に縛られずに自分で未来を切り開くためにパートナーとなるのですが、３人の息ぴったりさや優しさに溢れる光景は胸にグッとくるものがあります。
体調も気にせず根詰めてしまったり、敵地のパーティーでも大胆な作戦をとったりと、ハラハラが止まることはありませんが、スピード感のある改変劇や３者の人の良さが光るストーリーたちには、のめり込んでしまうこと間違いなしです。
まさにタイトルの通り崖っぷちを生きていくカナリアたちの姿にはワクワクが止まらないですし、恋愛ファンタジーの枠を超えた熱いストーリーが繰り広げられるので、結末まで見届けずにはいられなくなります。
魅力満点の『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』はこんな人におすすめ
『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』は、王道の転生ラブコメファンタジーが好きな方に特におすすめの作品となっています。
物語は、よくあるファンタジー小説の悪役の妃になってしまったヒロインが、悲惨な結末を逃れるために夫のセザールと円満離婚することを目指す王道転生ラブコメファンタジーとなっています。
転生ヒロイン・カナリアのさっぱりした感じと、イケメン・セザールのピュアな恋心はベストマッチしていて、まさに王道と呼べる展開が繰り広げられます。
よくある話でありながらも「この展開を待ってた！」と思わざるを得ない、読者の求めている光景をひたすら見せてくれるので、読中・読後の満足度はかなり高いです。
またシリアスなムードでもカナリアが場違いな面白いことばかり考えているコメディ要素も個人的には大好きですし、王道ラブコメストーリーの素晴らしさを改めて実感しました。
登場人物たちのビジュアルや性格はもちろん、ストーリー展開も全てにおいて楽しめるので、王道の物語が好きな方はぜひご覧になってみてください。
紹介者が考える『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』の伝えたいこと（考察）
『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』では、相手のことを信じて思いやる気持ちの美しさを伝えたいように感じられます。
カナリアの夫のセザールは、カナリアの悪い噂を聞いて落ち込んでいても、カナリアのことを信じて待つ選択をして、裏切られても構わないとさえ思うほどの愛を表現していきます。
そんなセザールの無償の愛の尊さは見ていて胸が熱くなってしまいます。
そして、セザールの愛を受けて、原作のことばかり考えていたカナリアもセザールの気持ちに目を向けて思いやりを持って接していくため、その２人の愛がとにかく美しく感じられました。
人を信じることは勇気のいることですが、裏切られる覚悟を持ってまで誰かを信じたいと強く思える作品です。
主役の２人の愛の尊さには胸を打たれると思うので、ぜひ多くの方にこの作品の美しき愛の姿を見てもらいたいです。
またマンガアプリ「ピッコマ」を利用すると、『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』を無料で読むこともできます！
（※期間によっては配信が終了している可能性もございます。）
『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
| 当サイトの評価 | 4.3（記事作成者の評価） |
|---|---|
| コミックシーモア | ー |
| まんが王国 | ー |
| Renta! | ー |
| BookLive | ー |
| めちゃコミック | ー |
※それぞれ5段階評価となっています。
※ピッコマ独占配信のため、他のサイトの評価はありません。
タイトル通りによくあるファンタジー小説が繰り広げられるのですが、見飽きる光景というよりは待ち望んでいる光景を描いてくれるので、読んでいてすごい満たされた気持ちになれました。
なによりカナリアのさっぱりした明るい性格がすごい好みですし、セザールのかっこいいのに残念な部分やかわいい部分が多いのが最高で、主役２人にずっと魅了されました。
さらに主役以外のキャラクターも性格良すぎて、読んでいてとても気分がよかったです。
また恋愛ファンタジーだけじゃなくて、主役たちが共闘する胸熱展開も用意されているので、恋愛漫画好きな方にもあまり好きじゃない方にも読んでもらいたいと思いました。
『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』が気になる人におすすめの類似作品
ここでは『よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る』に興味がある方におすすめ転生ファンタジー漫画をご紹介していきます。
1つ目は『悪党のお父様、私と結婚してください♡』です。
この作品は、異世界のお姫様に転生したヒロインが、異世界で生き延びるために、鉄壁ガードをほこる悪党のお父様との結婚を目指す韓国の異世界ラブコメファンタジー漫画となっています。
こちらもよくある転生ファンタジーで、純粋でちょっとおバカな可愛すぎるヒロインと、女性に全くなびかない鉄壁ガードイケメンのやりとりが面白い、笑いが絶えないラブストーリーが繰り広げられます。
ヒロインの可愛さに読者は何度も籠絡されると思いますが、その可愛さに全くなびかない主人公がいかに攻略されていくのかを、ぜひ見届けてもらいたいです。
下の記事では『悪党のお父様、私と結婚してください♡』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しているので、合わせてご覧ください。
2つ目は『転生したら悠々自適の皇妃ライフ！？』です。
こちらは、悲惨な人生を送る悪役令嬢に転生したヒロインが、悲惨な運命を避けながらニートライフを目指す韓国の転生ファンタジー漫画となっています。
ニートライフを目指すヒロイン・レアナの周りとはズレた心情が面白く、また原作ばかりに囚われるヒロインの姿は、「よくあるファンタジー小説で崖っぷち妃として生き残る」のカナリアにもかなり似ているので、合わせてご覧になってもらいたいです。
下の記事では『転生したら悠々自適の皇妃ライフ！？』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。
