『賭ケグルイ』リスクを負うほど興奮!ギャンブラー必見漫画のネタバレ感想
ドラマ化!アニメ化!映画化!今ノリに乗っているシリーズ累計500万部の大ヒットコミックの『賭ケグルイ』という賭博漫画。ギャンブルこそがすべての狂った学園、主人公のリスクもいとわない賭けのオンパレードに話題騒然となっています。
そんな大人気漫画の『賭ケグルイ』は漫画好きであれば知っていなければいけません。今回はまだ『賭ケグルイ』を知らないあなたのために、そしてもっと魅力を知りたいあなたのために、『賭ケグルイ』のあらすじ、登場人物、見どころをネタバレや感想を交えて余すことなくご紹介していきます。
ギャンブルの勝者が絶対の『賭ケグルイ』のあらすじ
学園ギャンブルという奇想天外な設定で物語が繰り広げられる『賭ケグルイ』の作品概要やあらすじをはじめにお伝えしていきます。
「学園×ギャンブル」の狂った世界で繰り広げられる、狂った賭けの数々にどっぷりとのめりこんでください。
作品の設定や概要
- 原作:河本ほむら
- 作画:尚村透
- 出版社:スクウェア・エニックス(ガンガンコミックスJOKER)
- ジャンル:学園、賭博、心理戦
- 巻数:12巻(連載中:2020年5月14日現在)
『賭ケグルイ』の舞台は、名門・私立百花王学園。創立122年を迎える伝統と格式ある学園であり、財政界の有力者の子女が多数通っている。
そして、私立百花王学園ではスポーツや勉学などができても評価されず、評価の対象は駆け引きや読心術、ここぞという時の勝負強さ、つまりギャンブルの強さのみ。
また学園のギャンブルは生徒会が一元的に管理をしていて、生徒会は強力な権限で、生徒からお金を集める「上納金」のシステムがある。
極めつけは不定期に発表される「上納金」ランキングによる家畜制度。上納金の額が全生徒3000人の下位100位になると「非協力傾向生徒」、通称「家畜」と認定されて奴隷のような扱いを受ける。
そんな賭けに狂った学園で繰り広げられる学園ギャンブル漫画。
あらすじ
「ギャンブル」に勝つことがすべてとされる名門・私立百花王学園。この学園には生徒会を頂点とする階級制度が存在し、ギャンブルで負けた者は奴隷のような扱いを受ける。そんな賭けに狂った学園に1人の美少女、蛇喰夢子が転校してくる。
誰よりも賭けに狂い、リスクを愛する夢子の乱入で学園が混沌へといざなわれていく…。
ギャンブラーが集う『賭ケグルイ』の主な登場人物
主人公のギャンブル狂いの蛇喰夢子をはじめ、『賭ケグルイ』には特徴的なギャンブラーが数多く登場します。そして、それぞれの能力やイカサマを駆使して騙し合い、欺き合うのです。
そんなギャンブラーで集う『賭ケグルイ』の主な登場人物をご紹介していきます。
蛇喰夢子(じゃばみ ゆめこ)
『賭ケグルイ』の主人公であり、私立百花王学園に転校してきたギャンブル狂の謎の生徒。黒髪ロングの姫カットで、さらに巨乳でグラマラスな見た目が特徴的。
勝つか負けるか分からないスリリングなギャンブルが大好きで、ギャンブルを挑まれれば即承諾している。しかし、ギャンブルの体をなしていない勝ちが決まっている出来レースやギャンブルのルールを無視することをひどく嫌っている。
勝負を運に任せることがしばしばあるが本人の実力も相当なもので、相手のイカサマを瞬時に見抜く洞察力や些細なことでも覚えている記憶力、相手を翻弄する言葉や交渉能力なども卓越したものを持っている。
普段は丁寧な言葉遣いで礼儀正しいが、含みのある嫌みな発言も多く、よく相手を挑発するような態度もとる。とにかくギャンブルのためなら何でもする賭ケグルイの主人公にふさわしい賭けに狂っている人物である。
しかし謎が多いキャラクターで、生徒会の調べによると両親はすでに他界していて、姉は入院しているとのこと。
鈴井涼太(すずい りょうた)
私立百花王学園の男子生徒。異常な人物が多い『賭ケグルイ』の中では一般的な思考の持ち主で、特にギャンブルの才能はないが、夢子に気に入られていて常に行動を共にしている。
多くのキャラクターが自分のためにギャンブルをするのに対して、鈴井涼太は人のためにギャンブルをすることが多い優しい人物。
登場当初はクラスのトップに立つ芽亜里に敗北して「家畜・ポチ」の称号を得て奴隷的な扱いを受けていたが、転校生の夢子にお金をもらいポチを返上することに成功して親しくなる。
早乙女芽亜里(さおとめ めあり)
私立百花王学園の女子生徒。金髪のツインテールの美少女で、頭の回転や判断力、勝負の本質を把握するのが非常に速く優秀な人物。
登場当初クラスのトップの座に君臨する独裁者的な存在であったが、夢子にギャンブルで敗れて、「家畜・ポチ」になってしまう。しかし強靭な精神力を持ち、敗北を経験しながらも勝利への貪欲な思いで幾度となくギャンブルに勝利し、上り詰めていく。
高飛車で弱者を見下す性格をしていたが、あるギャンブルで蛇喰夢子と共闘して勝利し、そこから夢子や涼太と共に行動するようになってから他の人を思う性格に変わっていく。
桃喰綺羅莉(ももばみ きらり)
私立百花王学園のトップの座に君臨する代第百五代わる生徒会会長。最強のギャンブラーであり、夢子並みのギャンブル狂。
百喰一族という強大な権力を誇る一族の本家桃喰家の当主も受け継いでいて、政治家や実業家にも影響力を誇る。全国にいる有力者たちの子息が通う私立百花王学園に目をつけて、全生徒会長にギャンブルで勝利し、生徒会長の座についた。そして、桃喰綺羅莉が現行の階級制度や「家畜」や「上納金」制度を築き上げた。
蛇喰夢子の登場で生徒会の人間が数多くギャンブルで敗れ、自身の水槽(私立百花王学園)が乱されているが、それを喜び、さらに乱すために学園を飲み込んだギャンブルを実施する。
桃喰リリカ(ももばみ りりか)
私立百花王学園の生徒会副会長を務める女子生徒。常に仮面を被り、言葉を発することは滅多になく、常に桃喰綺羅莉の近くにいる側近的な役割をしている。
仮面の中は綺羅莉と瓜二つの顔で、仮面を取るととても弱気な性格を見せる。常に人の指令に従い行動しているため、自分で考えて行動することが苦手な様子。
五十嵐清華(いがらし さやか)
私立百花王学園の生徒会書記を務める女子生徒。さらに桃喰綺羅莉の秘書として活動することにもなる。常に冷静沈着で「理」を重んじる性格をしていて、ギャンブルにおいても常に「理」で考えて行動する。
生徒会の中で誰よりも生徒会長である桃喰綺羅莉を心酔していて、尊敬している。また桃喰綺羅莉も五十嵐清華のことは愛おしく思っている。
豆生田楓(まにゅうだ かえで)
私立百花王学園の生徒会会計を務める男子生徒。冷徹で権力にこだわる性格をしている。頭脳明晰で、人を利用した戦略を立てるのも非常にうまい人物。
夢子のようにギャンブル狂ではないが勝負強く、主人公である夢子と人生までを賭けた壮絶なバトルを繰り広げる強敵キャラクター。
生志摩妄(いきしま みだり)
私立百花王学園の生徒会役員で美化委員長を務める女子生徒。左目に眼帯を付けていて、ピアスを多数開けていて、不良なような見た目が特徴的。
生志摩妄は、夢子とは違ったタイプのギャンブル狂であり、自身の身体や死を賭けた極限のギャンブルに快感を覚えている。ギャンブルで快感を得るためにギャンブルのルールも無視するような性格のため、蛇喰夢子からは嫌われている。
しかし、生志摩妄は夢子にギャンブルで完膚なきまでに敗北したことで夢子を女神と崇めるほどに心酔して好意を寄せている。
また、生徒会長の桃喰綺羅莉とも以前にギャンブルをしていて、その時にギャンブルに負けた際に左目を失い、その出来事で初めてギャンブルで興奮を覚えることになった。そのため、綺羅莉のことも「最高の女」と慕っている。
皇伊月(すめらぎ いつき)
私立百花王学園の生徒会役員の女子生徒。日本有数のおもちゃメーカーの社長令嬢であり、その持ち前の資金力を使って多額の上納金を支払い生徒会入りした人物。また豆生田楓に引き入れられて生徒会に入った経緯もある。
生徒会の役員になったのは政財界にコネを作ることが目的であったため。また皇伊月は奇妙な趣味を持っていて、ギャンブルで敗北した人間の生爪を剥いでネイルとしてコレクションしている。
蛇喰夢子とは、家業を利用して作ったイカサマトランプを使用して勝負した。
西洞院百合子(にしのとういん ゆりこ)
私立百花王学園の生徒会役員で伝統文化研究会会長を務める女子生徒。糸目で着物を着ているのが特徴的。また意外と小心者であり、優しい一面も持っている。
研究会の部室にてギャンブルを行うのが西洞院百合子のやり方で、部室のギャンブルで早乙女芽亜里と公式戦を行い勝利し、その後蛇喰夢子とも勝負をする。
不完全なイカサマを行っているため、西洞院は勝つ確率が高い。しかし、相手も勝つ確率は存在するためイカサマが気づかれにくいようになっている。
夢見弖ユメミ(ゆめみて ゆめみ)
私立百花王学園の生徒会広報を務める女子生徒。アイドル活動をしていて、生徒から絶大な人気を誇っている。また動画サイトの再生回数も300万回以上を記録している人気者。
生徒会やライブではアイドルとして常に笑顔をふるまい、ファンを大切にしているが、自分の応援に力を入れすぎて歌を聴かないファンに対しては不満をためており、陰で暴言をかなり吐いている。
また夢はアカデミー賞を受賞しレットカーペットを歩くことで、アイドル活動はその足掛かりとして行っている。しかし、アイドルの腕は本物であり、夢のためなら努力を惜しまない。
蛇喰夢子とは、一流アイドル決定戦「バトっていいとも!」という9つのバトルで勝負するギャンブルを行う。
黄泉月るな(よみつき るな)
私立百花王学園の生徒会役員で選挙管理委員長を務める女子生徒。着ぐるみのようなパーカーを着てゲームをしてお菓子を食べているのが特徴的。
130㎝という低身長でお菓子などを常に食べていて、幼いふるまいが目立つが蛇喰の策謀などを見破る鋭い一面が見られる。
また選挙管理委員長ということで、選挙活動時は「絶対中立」をモットーにどちらにも勝つ可能性が残されている公正なギャンブルを取り計らう。
興奮必須のギャンブルバトル『賭ケグルイ』の見どころ3選(ネタバレあり)
生徒同士の壮絶な騙し合いや心理戦を繰り広げられていて、興奮必須の『賭ケグルイ』には見どころがたくさんあります。
ここでは、過酷なリスクや緻密な戦略からなるギャンブル漫画の見どころを3つ厳選してお伝えしていきます。
ギャンブルがすべての異様な学園
『賭ケグルイ』で登場する私立百花王学園は勉強やスポーツができても誰も評価せず、ギャンブルの強さでのみ評価が決まる世界となっています。さらに学園の生徒会には上納金を納め、代わりに生徒会は賭場の整備や管理を行っているという賭博が禁止されている日本では絶対にありえないような設定がなされています。
さらに「家畜」というような奴隷制度まで学園から公式に決められていて、ギャンブルに負けた人間が人間として扱われない、ギャンブルによってなにもかもが決まる世界観が見どころとなっています。
ギャンブルのために建築された建物まで存在し、学園生徒全員が日常的にギャンブルを行っている狂気の学園を是非ご覧になってみてください。
イカサマや仕込みありのギャンブルの数々
『賭ケグルイ』では、イカサマや仕込みなんて日常茶飯事のギャンブルの数々を見ることができます。
クラスメイトを全員がグルになった「投票じゃんけん」やイカサマトランプを使った「ダブル神経衰弱」、ベットとレイズのみの降りることができない「選択ポーカー」などこれまでにないギャンブルが数多く登場し、ギャンブル好きや心理戦好きにはたまらない漫画となっています。
実際に『賭ケグルイ』に登場するギャンブルを友達とやってみても面白いかもしれません。
賭け狂っている夢子
この作品の見どころはなんと言っても賭けに狂っている蛇喰夢子です。負う必要のないリスクを負い、自分が危険になるほど快感を覚える夢子は常軌を逸していて、見ているこちらまで狂ってしまいそうになります。
人生までもかかった極限のゲームに身を投じる姿はもはや美しいほどです。自分の欲望を満たすためにどんなギャンブルでも応じて、そして最後には勝ってしまう夢子には目が離せないでしょう。
夢子を見ているとリスクを恐れている自分が恥ずかしくなって、ギャンブルしたくなると思います。是非、賭け狂った蛇喰夢子を見てください。
>>「U-NEXT BookPlace」を利用すると、『賭ケグルイ』1巻が無料で読めます!
『賭ケグルイ』はこんな人におすすめ
『賭ケグルイ』はギャンブルや心理戦系の漫画が好きな方にはおすすめの作品となっています。純粋な心理戦とは違い運要素も多いギャンブルが多いですが、これまでにないギャンブル、イカサマの数々に楽しめること間違いなしです。
ギャンブルの本質を考えながら読んで登場人物と頭の中で戦うのも、実際に本作品で登場したギャンブルを実施してみるのも面白いでしょう。
そして主人公である蛇喰夢子の、賭けに狂いながらも勝ち続ける姿は爽快で見入ってしまうと思うでの、是非『賭ケグルイ』をご覧になってあなたもギャンブルに狂ってみてはいかがしょうか?
>>「U-NEXT BookPlace」を利用すると、『賭ケグルイ』1巻が無料で読めます!
管理人の思う『賭ケグルイ』が伝えたいこと(感想)
『賭ケグルイ』は、リスクを恐れずに狂うように勝負をすることの大切さを伝えたいように感じます。
主人公の蛇喰夢子はリスクがあるほど快感を感じ、とにかく自分を危機的な状況に追い込みます。そうしながらも、相手に勝つために考え、運には潔く身を委ねます。そして最後には勝負に勝って大金を掴むのです。
近頃はなにかとリスクを恐れ挑戦しない人が多くなっています。『賭ケグルイ』では夢子のリスクを恐れずに勝負する狂った姿勢を見せることで、リスクも気にせず自分のやりたいことをやることの必要性を伝えたいように思えます。
リスクに恐れずに、むしろそれを快感と捉えてどんな勝負でも真っ向から立ち向かう夢子をあなたもご覧になって、狂いながらも自分の欲望を満たすために挑戦してほしいと思います。
>>「U-NEXT BookPlace」を利用すると、『賭ケグルイ』1巻が無料で読めます!