『神之塔』ラークン夜が最高!王道バトルファンタジー韓国漫画のネタバレ感想
設定が複雑に絡み合い、読むほど面白くなる世界一の漫画と言える『神之塔』。
月に100冊以上漫画を読む私も1番好きな漫画です。主役の夜・クン・ラークの最高のチームに、すべてが計算しつくされた伏線まみれの展開に何回読んでも面白く、読み進めるほどボルテージが上がっていく韓国漫画となっています。
そんな最高のバトルファンタジーを描いた『神之塔』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
世界一の漫画と言える『神之塔』のあらすじ
個人的に世界一面白いと思っている韓国漫画の『神之塔』の複雑な設定とあらすじをご紹介していきます。
読み始めはわからないことばかりですが、読み進めるほどキャラクターも設定も絡み合い、驚かずにはいれない作品となっています。
作品の設定や概要
- 著者:SIU
- 出版社:LINEマンガ(webtoon)
- ジャンル:韓国漫画、ファンタジー・SF、バトル・アクション
『神之塔』には膨大な設定があるので、ここでは主要な設定を抜粋してご紹介してきます。
これは塔を舞台にした物語で塔は134階まで登ることができ、134階まで登った者はカネや財宝、名誉や権力、チカラや復讐、それらをすべてを超越するものも何でも手に入り、ランカーと呼ばれる者になる。
基本的には塔を登っていくバトルファンタジーとなっている。
塔は1階ごとに試験をこなさないと登ることはできない。
また、この塔は選ばれた者しか入ることができず、選ばれて塔に入った者は「選別者」と呼ばれる。自ら扉を開けて塔に入った者は「非選別者」と呼ばれ、塔に災いをもたらす強力な力を持った存在とされている。
さらに詳しい設定に関しては、下の記事でご紹介しているので気になる方は、合わせてご覧ください。
また設定以外にも階ごとの試験内容をまとめた記事も用意しています。
あらすじ
塔を登れば、カネや財宝、名誉やプライド、力や権力、復讐、これらすべてを超越するものをすべて得ることができる。
主人公の二十五日の夜は、地下の薄暗い空間で少女ラヘルと一緒に過ごしていた。そして夜にとっては、ラヘルが自分の全てであった。
そんなラヘルが星空を見るために夜を置いて塔に登ることを決意し、夜は自分は全てだったラヘルを追いかけて、塔に飛び込んでいく…
『神之塔-Tower of God-』のアニメ化情報!
28か国に翻訳されて、全世界累計閲覧数が48億回を突破するほど世界的に大人気な韓国漫画『神之塔』ですが、2020年4月1日(水)から、遂に日本でアニメ放送されました!
「TOKYO MX」「BS11」「とちぎテレビ」「群馬テレビ」より放送されています。
そしてPVもすでに公開されているのですが、とにかくラークン夜が動いていることに感動します!
そしてアニメ化関係者は以下のようになっています。
- 原作:『神之塔』SIU/LINEマンガ
- 監督:佐藤隆史
- 副監督:花井宏和
- シリーズ構成:吉田恵里香
- キャラクターデザイン:工藤昌史/谷野美穂
- 音楽:Kevin Penkin
- OP:『TOP -japanese ver.-』Stray Kids
- ED:『SLUMP -japanese ver.-』Stray Kids
- アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
- 制作・著作:神之塔アニメーションパートナーズ
また声優は現段階では以下のように決まっています。
- 夜:市川太一
- ラヘル:早見沙織
- クン・アゲロ・アグネス:岡本信彦
- ラーク・レクレイシャー:三宅健太
- ユリ・ザハード:本多真梨子
- エヴァン・エドロック:興津和幸
- エンドロシ・ザハード:末柄里恵
- アナク・ザハード:関根明良
- ハツ:深町寿成
- シビス:江口拓也
- カレン:日笠陽子
- レロ・ロー:津田健次郎
- クォント:吉野裕行
- ポンセカル・ラウレ:小野大輔
- ホー:汐谷文康
- 黒の三月:伊藤静
- ヘドン:大塚芳忠
他にも作者様のコメントなど詳しいアニメ化情報はTVアニメ『神之塔-Tower of God-』の公式サイトからチェックしてみてください。
他にもツイッターで『神之塔』の公式アカウントが最新情報を発信しているので、気になる方はフォローしておきましょう。
アニメ『神之塔』は、日本と韓国とアメリカで同時に展開されました。
本当に名作中の名作ですので、漫画で読んでない方でも是非アニメ『神之塔』をご覧になってください。
そしてすでに漫画を読んでいる方も必ずアニメも見て、布教して、『神之塔』を皆で盛り上げていきましょう!
また、アニメ『神之塔』は、FOD(フジテレビオンデマンド)でスマホやパソコンからも観ることができるので、家にテレビがない方や録画し忘れたけど見直したいという方はFODをご活用してください!
魅力的なキャラが多すぎる『神之塔』の主な登場人物
個性に溢れていて、さらにかっこよくて可愛いキャラクターがたくさん登場する『神之塔』では、推しキャラを見つけることも楽しみの1つとなっています。
そんな登場人物の中でも、重要で主要なキャラクターをここではご紹介してきます。
二十五日の夜(にじゅうごにちのよる):ジュ・ビオレ・グレイス
主人公の少年。非選別者と呼ばれる塔の法則から外れた存在。主に波使いとして「放」を用いた攻撃を得意とする。
塔の地下のようなところで暮らしていて、ラヘルという女の子がこの世のすべてだったが、ラヘルが塔を登ると言い出したので、ラヘルを追いかけて塔を登るようになった。
ラヘルや仲間のためならどんな危険も顧みない自己犠牲の精神が強い。そして、はじめは非力な少年のようであったが、あらゆるものを真似たり、吸収したりと並々ならぬ才能を露わにする。
FUGという犯罪組織の陰謀に巻き込まれたり、特別な運命を背負っていたりと塔を変える存在として塔を登っていく。
ラヘル(ミッシェル・ライト)
夜と一緒に地下で暮らしていて、夜と同じ非選別者として塔を登る。
暗い世界にうんざりしていて、塔の外に出て星空を見ることを夢に見て、塔を登ることに異常に執着している。星空を見たい理由は「夜が怖いから」とのこと。
塔を登るために嘘をついたり、人を利用したり、夜を殺そうとしたりと悪役キャラとして行動していて、読者からもかなり嫌われている。
ラヘルは自分の過去や塔の秘密を深く知っている様子がある。
クン・アゲロ・アグネス
主人公の夜と1番初めに仲間になった選別者。ポジションは主に灯台守り(命令するのが好きだからという理由)。
十家門と呼ばれる偉大な家系の1つであるクン家の子孫で非凡な才能を持っていて、狡猾で非常に頭がいい。
夜のことをいつも考えていて、夜が塔を登ることに協力していて、自身はクン家の家主になることを目指している。
姉がザハードの姫に選ばれなかったことで家を追い出されたり、誰もが恐れる父のクン・エッドアンの宝庫から盗みを働いたりと恐れ知らずで、何かと問題を起こしている。
ラーク・レクレイシャー
夜とクンと2階の試験で仲間になった選別者。ポジションは槍使い。好きな食べ物はバナナ。
強い者と戦うことを求めて塔を登っていて、はじめは攻撃的で野蛮な性格だったが、夜とクンとチームを組んでからはとても仲間想いで優しい性格を見せている。
普段は5mを超える巨体だが、圧縮して90㎝ほどの体で戦闘以外は過ごしている。
その圧縮した時の小さい体がかわいくマスコット的なキャラクターとなっていて、またギャグ要素も多い。
またラークはネイティブワンという古代より塔に住んでいた巨人の子孫である可能性があり、塔の元祖たちを支配し操ることができるかもしれない。
エンドロシ・ザハード
ザハードの姫(塔の王であるザハードの血を持っている女性)。十家門の分家で、ランカーはその主だけという落ちこぼれの貴族家門出身。
ザハードの血を分けられているため、強靭な肉体と身体能力を兼ね備えていて、主に釣り師として戦闘を行う。
ザハードの姫を生み出そうともくろむ施設に連れていかれ、はじめは1番弱かったが、徐々に強くなって最終的に施設のザハードの姫候補者を全員蹴落として、ザハードに選ばれている。
美人で高飛車な性格だが、同じくザハードの血を受け継ぐアナクのことを気にかけたりと優しい面もある。
夜たちと共に塔を登っていく。
ファリョン(カレン)
塔に祝福を受けた道案内の女の子。道案内は塔の全ての道を熟知していて、人々を誘導し、時には未来を予想して変えてしまうほどの力を持っている。
夜のことを「神」と崇めていて、夜のために危険を冒しながら道を示していく。しかし、ファリョンでさえ、夜の道は全く新しい道であるため、読むことはできない。
FUGという犯罪組織に属していて、夜と常に行動を共にする。
王野成(おうじなる)
塔の20階から夜と仲間になった選別者。紅灯家の王子であり非凡な運命を背負っている重要なキャラクター。
あまり目立った才能はなく落ちこぼれの選別者の印象であったが、ボコボコにされてもすぐに体が回復したり、心臓を突き抜かれても死ななかったりと異様な生命力を見せる。
また、物語で重要なパーツとなる指輪を持っていたり、目の色など伏線が多い人物。
本人は正義感がとても強く、理不尽な塔を変えるために塔を登っている。
ユリ・ザハード
十家門の真田家のザハードの姫。十家主の1人である真田ユリンの血を強く受け継ぎ、超スピードでハイランカーになった天才。
物語で重要な役割を担うであろう十三月の「黒の三月」と「緑の四月」という2種類の刀を持っている。
頭を使うのはあまり得意でなく、短気で怒りっぽい性格をしているが戦闘能力はピカイチで強靭な肉体と強力すぎる力で敵を圧倒する。
夜に対する愛情がとても強く、夜の最初の試験でも手助けをして、その後も何かと助けを貸す。
ウレック・マジノ
非選別者で塔のランクは4位。現在活動中のランカーで最強の人物。
たった50年で最速で134階(現状登れる階の最上階)まで到達しランカーとなった。十家主のアリエ・ホンという人物とも互角に戦う強さを持っていて、あまりの強さに多くの選別者が恐れている。
ランカーになった後はアリエ・ホンから77階の統治権を得て、マジノは白蓮という人物に統治権を譲った後に、77階に月下翼松という塔の外に出ることを目指す集団を組織した。
いつもおちゃらけた態度をとっていて、女好きな性格だが、圧倒的すぎる力を持っている。
ザハード
塔の王として神のような存在であり、最も偉大な存在。ランクは3位。
古代、塔内には文明が存在しておらず、塔に入ってきたザハードは自身の帝国を建国する。10人の戦士たちと134階をクリアしたザハードは塔で初めて管理人と契約を結び、134階の統治権を得るようになる。
塔に入った当時は偉大な冒険家であったが、現在は隠居していて、夜の存在を恐れている模様。
エンリュウ
非選別者の1人。ザハードの統治下において、門を自分で開けて入ってきた最初の人物であり、ランクは2位。
不死である管理人を殺害したことで有名な人物で、神之水を使って生命を創造したなどの伝説も残っているが、謎が多く現在は何をしているか不明。
43階はエンリュウにより管理人が殺されたため管理人のいない階となっていて、そこに物語の重要なパーツである「トゲ」が残されている。
エンリュウは9000もの放を槍に変換して攻撃することができ、エンリュウの周囲の神之水が赤く染まることが特徴的。
ペンタミノム
塔で唯一の時軸使い(Axis):時間と空間を自在に操る神のようなポジション。塔のランクは1位であり、非常に危険な非選別者。
ペンタミノムは塔に突然現れるとザハードの宮殿に侵入し、ザハード王室のハイランカーを皆殺しにした。その事件で非選別者の危険性が強烈に印象付けられた。
神のような存在であり、謎が多い人物。
『神之塔』では、他にもたくさんのキャラクターが登場します。さらに詳しいキャラクター紹介は下のページで行っているので、そちらも合わせてご覧ください。
『神之塔』の塔内ランキング
塔の中では選別者、非選別者たちに強さを表したランクが付けられています。ここでは、そのランキングを発表したいと思います。
これはすでに『神之塔』をある程度読んでいる人に向けた内容なので、これから『神之塔』を読む人は読み飛ばしても大丈夫です。
- 1位|ペンタミノム:非選別者。ザハードの宮殿に侵入し、ザハード王室のハイランカーを皆殺しにした。塔で唯一の時軸使い。
- 2位|エンリュウ:非選別者。不死の管理人を殺害した人物。9000もの放を扱える。
- 3位|ザハード:塔の王。134階をクリアし、塔で初めて管理人と契約を結び、134階の統治権を得た塔で最も偉大な存在。
- 4位|ウレック・マジノ:非選別者。50年で134階まで到達し最速でランカーになった人物。現在活動中のランカーで最強。月下翼松という塔の外に出ることを目的とする組織を作った。
- 5位|アリエ・ホン:アリエ家の家主であり、最強の家主と言われている。塔に入る前はザハードに10回挑戦し、いずれも敗北したため、ザハードに使えて塔を登った。
- 6位|クン・エッドアン:クン家の家主。電気性質の神之水を扱う。
- 7位(タイ)|アドリ・ザハード:現在活動中の姫の中で最強と言われている。ザハード親衛隊の隊長。金の十一月の持ち主。
- 7位(タイ)|ユーラシア・エン・ザハード:ユーラシア家のザハードの姫。無色の十二月の持ち主。
- 9位|白蓮(はくれん):77階の統治者。ウレック・マジノと親友で、月下翼松の共同設立者であり、リーダー。
- 10位|真田ユリン:真田家の家主。神之水による身体強化を初めて行った人物。十家主の中でも戦闘に立って戦う荒っぽさがあるが、知的な戦い方をする。
- 11位|トゥ・ペリー・トゥペリー:トゥ・ペリー家の家主。神の目というあだ名がある。塔内最初の灯台守りで、塔に3つしかない灯台オペラを1つ持っている。
- 12位|モリック・ウォン・P・GR:三領主の1人で最年長。すべてのポジションをこなせる。
- 13位|ユーラシア・ブロッサム:ユーラシア家の家主。怠惰な性格だが、神之水制御は十家主随一と言われている。
- 14位|ポー・ビダー・グストアン:ポー・ビター家の家主。神之水制御の研究に熱心であった。塔内で1番有名な波使い。
- 15位|グレイス・ミルチア・ルスレック:塔の犯罪組織FUGのリーダー。
- 16位|ヘンド・ロック・ブラッドマダー:ヘンド家の家主。
面白すぎる『神之塔』の3つの見どころ(ネタバレあり)
『神之塔』はキャラクターも魅力に溢れていて、物語の構成も緻密に計算されていて、設定が凝りまくっている見どころがありすぎる作品となっています。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを頑張って3つに絞ったので、ご紹介していきます。
ラークン夜の最高チーム
『神之塔』では、主役のラーク・クン・夜のチームが最高で見どころとなっています。
1番初めはラークは暴れていて、試験の関係でむりやり3人でチームを組んだのですが、夜は心優しく、クンは狡猾で頭がよく、ラークは乱暴で面白く、それぞれ個性が豊かで絶妙にマッチしたコンビネーションが見ていて微笑ましくなってきます。
阿吽の呼吸で戦って、3人がお互いを思いやり、信頼し合い塔を登っていく姿には本当の友情が見えて、感動してしまいますし、抜群の安定感が見ていて爽快なのです。
王道漫画であるあるのスリーマンセルですが、このコンビ以上のコンビはないだろうと思えるラークン夜チームなので、3人の仲睦まじい姿を是非目に焼き付けてください。
複雑に絡み合う設定
『神之塔』では、物語の設定が緻密に構築されており、すべての事象が複雑に絡み合っているので、設定には是非とも注目してもらいたいです。
それぞれのキャラクターの過去設定も、登場するアイテムや新キャラたちも、後ほど物語に深みをもたせるための伏線となっていて、最終的にすべてが繋がっていきます。
キャラクターの目の色だったり、持っている武器だったりが、実は重要な要素となっているので、どんな伏線があるのか考察するのも面白いですし、読み進めていくほどに話が繋がって、ずっと感動できる作品となっています。
複雑すぎて難しかったり忘れてしまう部分もあると思いますが、話が進むほど感動できる物語で、読み直すほど新しい発見ができる漫画となっているので、是非ご覧ください。
また伏線とその回収をまとめて紹介している記事もありますので、気になる方は合わせてご覧ください。
夜の境遇と成長
また『神之塔』では、主人公の夜の辛く切なすぎる境遇や驚きの成長が見どころとなっています。
はじめは何の特徴もないような優男のようなキャラクターでしたが、天才でも10年かかる技などを一目見ただけで真似できたり、あらゆるものを吸収して強くなっていったりと非凡さを見せていきます。
しかし、その才能が夜を過酷な道を歩かせることになり、犯罪組織に仲間を人質に取られて、孤独で地獄のような日々を過ごすことにもなってしまうのです。
そんな境遇の中でも、仲間のために必死に抗い、強すぎる敵や困難を次々に打破していく姿は本当に感動しながら、成長に驚きながら読むことができます。
優しすぎる主人公の夜が辛い境遇に耐えて、運命に翻弄されながらも成長し、仲間と共に歩んでいく姿は是非ともご覧になってもらいたいです。
また『神之塔』では、これら3つの見どころ以外に技の美しさやかっこよさも見どころとなっています。
『神之塔』で登場する技をまとめたページもありますので、そちらも合わせて見てもらえると嬉しいです。
漫画好き必見の『神之塔』はこんな人におすすめ
『神之塔』は漫画好きな方、全員に読んでもらいたい作品となっています。
作者のSIUさんが設定中毒であり、『神之塔』ではすべての事柄が複雑に絡み合っていて、読むほどに深みが増し、面白くなる作品だからです。
はじめのころから登場している十三月の刀や王野がつけている指輪には、存在理由がわかると震えるほど興奮する秘密が隠されていますし、夜が暮らしていた地下には三つ目のマークがあったり、キャラクターの目の色が伏線となっていたり、本当に数多くの伏線が隠されているのです。
また物語の舞台である塔の設定も機密に構成されていて、登場キャラクターの関係も見事なまでに絡められていて、話が進むごとに感動を味わえるようになっています。
月に100冊以上漫画を読む私が世界で1番好きな漫画であり、読むたびに興奮してしまうような物語なので、本当におすすめです。
この感動を多くの方に味わってもらいたいので、是非時間があるときにでもご覧になってみてください。
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管理人の思う『神之塔』が伝えたいこと(感想)
『神之塔』では、仲間を想うことの大切さを伝えたいように感じられます。
この物語では、夜とラヘルがメインキャラクターとなり塔を登っていくのですが、夜は仲間を想い協力し合いながら困難を乗り越えていきます。しかし、ラヘルは人を利用し、自分のためだけに塔を登っていくのです。
夜は辛いこともありますが、仲間と共に支え合って登るほどに強くなり、幸せそうになっていくのですが、ラヘルは登るほどに心が荒んでいるように見えます。
そんな2人の対照的な塔の登り方をみていると、自分の理想を手に入れるためにすべてを犠牲にするのではなく、理想を叶えるために仲間を想って協力することが大切なんだと思えてきます。
『神之塔』では、他にも権力者の思いや末路、人種差別のことなど強いメッセージが込められている作品だと感じます。多くのことが学べて、さらに物語も読むほど、読むたびに面白くなる名作中の名作ですので、是非この機会にご覧になってみてください。
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