『わたし(仮)』肉食ヒロインの彼氏乗っ取りサイコホラー漫画のネタバレ感想
1話のラストで戦慄する彼氏乗っ取りサイコホラー漫画『わたし(仮)』。
ミステリアスでイケメンな少年・庵を手に入れるために、彼女を殺して彼女に成り代わろうとする究極の肉食系ヒロインを描いたストーリーとなっています。
そのヒロインのサイコすぎる行動に多くの読者が震えてしまうと思いますが、シリアスだけどギャグがふんだんに盛り込まれている展開に思わず笑ってしまう作品です。
狂気のヒロインに魅了され、全く先が予想できない展開に釘付けになる『わたし(仮)』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
奥津武先生が描くサイコホラー『わたし(仮)』のあらすじ
1話目で恐怖し、邪魔者を次々排除しようとするヒロインに驚かされる『わたし(仮)』の設定やあらすじをご紹介していきます。
1話を読んだらもう止まらないようなストーリーになっているので、まずは1話だけでも読んでみてください。
作品の設定や概要
- 著者:奥津武
- 出版社:講談社(マガジンポケット)
- ジャンル:ホラー、サスペンス
設定として、庵に一目ぼれした平間撫が、庵と結ばれるために、庵の彼女を殺して、彼女の名前を奪って彼女に成り代わった物語。
そして撫は、架空の犯人を装って脅迫メールを庵に送り、庵の行動をコントロールしている。
また平間撫は庵に愛されるために、自身も賢徳でなければと考えていて自身の構想に規則を作っている。
ルールその1:庵の嫌がることはしない
ルールその2:脅迫メールを送るのは緊急時のみ
ルールその3:庵を肉体的 精神的に傷つけた者は殺す
あらすじ
彼の恋人はもう死んだ。なら、私が彼女を名乗っても問題ない。わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。究極の肉食系ヒロイン、彼氏乗っ取りサイコホラー。
そうだ、彼氏を乗っ取ってしまおう。
はじめて好きになった人には、すでに別の恋人がいた。「あぁ、やっぱりわたしは幸せになれない……」。
そんなある日、転機が訪れる。その人が事故で記憶喪失になってしまったのだ。
運命の導きだと思った。またとないチャンスだと思った。「恋人を殺して、わたしが彼女を名乗ればいいじゃん」。
わたしは生まれ変わる。彼の恋人として。恋人でいられるなら、なんだってする。
だって、彼を愛しているのだから。
驚愕の彼氏乗っ取りサイコホラー、開幕。
引用)コミックシーモア
正体不明な人が多い『わたし(仮)』の主な登場人物(ネタバレあり)
『わたし(仮)』では、記憶喪失の少年や犯罪組織メンバーなど正体不明のキャラクターがたくさん登場します。
そんな登場人物たちをここではご紹介していきます。
倉門詩緒(くらかど しお):平間撫(ひらま なでる)本名
庵の彼女を殺し、庵の隣で生きていくことを決めたヒロインの平間撫。
撫は大学時代を資格の勉強とバイトに費やしていて、趣味も読書くらいで、人と関わるのも苦手でやりたいこもなかったような子だった。
しかし、カフェのバイトをしてるときに庵に出会い一目惚れを体験してからそれが変わる。庵の事を想うとドキドキし、彼女がいると分かっていながらも庵との時間が生きがいとなっていた。
雨の日にたまたま庵と一緒に帰れることになったが、庵が倒れてきた木材の下敷きになり、頭を強く打ったため、意識不明になり、記憶喪失になった。
そして、それをチャンスだと思い、庵の彼女を殺害し、自分が庵の彼女だと名乗った。
また、犯罪組織マッドドンキーに関わるときは「佐藤しおり」で通称「しお」と名乗っている。
州宮庵(すみや いおり)
目が覚めたら記憶がなく、自分の部屋には女性の死体があった青年。
ミステリアスだけど、整った顔立ちのイケメンで平間撫から過剰に好意を寄せられる。感情はあまりない。
倉門詩緒(くらかど しお):本物
庵の部屋で首を切られて殺されていた庵の彼女。
1話目で死亡していたため、謎に包まれているが、犯罪組織から恐れられるほどの人物。
与墨京(よずみ けい)
父が経営しているお店で庵が手伝いをしていたため、庵と知り合いである黒髪ロングの可愛い女子高生。
庵のことを尊敬していて、好意を抱いている。そして綺麗で余裕があって優しい平間撫も気に入るようになる。
「州宮庵を探している」と脅しの電話が家にかかってきて、それを庵に話し、家にいると危険と判断したため、撫の家に居候することになる。
幼い見た目から「女」ではなく「女の子」として扱われることにコンプレックスを抱いている。
ママ
犯罪集団「MAD DONKEY(マッドドンキー)」のボスである女性。庵のことを直接会いたいと思える唯一の男だと思っていて、庵を探し出そうとしている。
倉門詩緒のことが憎んでいるし、恐れてもいる様子。
組織のメンバーの前に出るときも仮面をつけるほど、警戒心が強い。
バニーフラッカ
彫が深く鋭い顔つきで鬼の権化のような姿をしたマッドドンキーの新米の青年。短い学ランを着ているのが特徴的で、組織のボスのママのことが大好き。
しかし、ママとは電話でしか話したことがないし、会いたいとも思っていない。
ママの命令で庵のことを探しているが、ママのお気に入りである庵は見つからなくてもいいとも思っている。そのため、平間撫と組織より先に庵を見つけるために共闘関係を結ぶ。
ガム噛む夫(仮)
おかっぱ頭でヘッドホンをしているのが特徴的なマッドドンキーの自称参謀の少年。
好きなものはゲームとガムとロックで、名前は飽きたら変えていて、現在の「ガム噛む夫」は12代目の名前。
さらにダントツで好きなものはかわいい女の子。でも1番好きなのは、マッドドンキーのメンバーである自分。
ブルース
スキンヘッドの頭で、てっぺんにバッテンの傷があるのが特徴的なマッドドンキーの大柄の男。
ママの部屋をいつも掃除していて、衛生管理も仕事と認識している。
メアリー
マッドドンキーの最初のメンバーである11歳の少女。天才であり、ハッキングなども簡単にしてしまう能力がある。
また”RAMA”という高性能すぎるコンピュータの力を借りて仕事をしているため、”RAMA”がある山奥の施設にずっと閉じこもっている。
そして倉門詩緒についても何か知っている様子。
結末予測不能の『わたし(仮)』の3つの見どころ(ネタバレあり)
衝撃的な設定で始まる『わたし(仮)』は、予測できない展開が繰り広げられ、見どころに溢れる作品となっています。
そんな見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます
肉食系すぎるサイコヒロイン
『わたし(仮)』では、好きな人のためなら手段を選ばない肉食系すぎるヒロインの平間撫が見どころとなっています。
平間撫は好きな人である庵を独り占めするために庵の彼女を殺害し、庵が記憶喪失であることを利用して彼女だと名乗って平然と生活をしていくのです。
そして常に庵のことを考えていて、庵に近づく与墨京などの女性をいかに排除していくかを考えていきます。さらに、あるきっかけから犯罪組織とも繋がりを持つようになるのですが、庵のために犯罪者相手でも平気でハッタリをかましたり、犯罪組織を利用してその後消そうとまで知略を巡らしていくのです。
そんな好きな人のためにすべてを排除していく撫は、恐ろしいのですが、もはや庵への想いが清々しくて応援したくなってしまいます。
狂気の女性である肉食系のヒロインの平間撫の恐ろしい計画に震えながらも、応援してみてください。
汚すぎる平間撫の心の声
また、そんな狂気すぎる平間撫のナレーションのような心の声も見どころとなっています。
物語では、会話だけでなく登場人物たちの心の声がナレーションのような形で盛大に盛り込まれていて、読者は登場人物の思惑をすべて知ることができるのです。
そしてヒロインの撫は殺人を犯し、遺体を遺棄した極限の状態のあとでも、平然と「庵と一緒の布団で寝たい」と考えたり、庵の衝撃の秘密が明かされたときも、驚く読者をよそに、撫は興奮していたりと、シリアスなストーリーと撫の心の声のギャップに思わず吹き出してしまいます。
乙女のような心を持ちながらも、庵に近づく他の女が現れると悪女と化し、聡明な頭脳で排除していく方法を考えたりもしていて見ていてシビれます。
そんな撫の思考には注目してもらいたいですし、他の登場人物たちの心の声も笑えるので、是非ご覧になってみてください。
庵や倉門詩緒の正体
そして『わたし(仮)』では、ヒロインの撫だけでなく、庵や殺された元彼女の倉門詩緒の正体も見どころとなっています。
物語は庵に恋をして過剰な行動に出る撫がメインの話かと思いましたが、ミステリアスな庵にも数々の秘密が隠されているのです。
庵はなぜか犯罪集団に狙われていて、その結果、人死にも発生したり、犯罪組織が倉門詩緒を恐れていたり、庵と倉門詩緒が暮らしていたマンションにはとんでもない仕掛けが施されていたりと伏線が張られながらも謎に包まれています。
肉食系ヒロインの撫の狂気の恋愛かと思いきや、庵の周辺にも大きなミステリーがあり、先が全く予測できない展開が繰り広げられているので、読み始めたら止まれません。
撫の行動だけでなく、謎に包まれる庵や門倉詩緒の正体も見逃さないようにしてください。
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シリアスだけど面白い『わたし(仮)』はこんな人におすすめ
『わたし(仮)』では、サイコなヒロインがお好きな方やシリアスだけどギャグ満載の展開がお好きな方には特におすすめの作品となっています。
物語は、好きな人と一緒に生活するために、記憶喪失になった意中の男性の彼女を殺して、自分が彼女だと名乗って生活するサイコすぎるヒロインがメインで描かれていて、考えることや行動すべてが狂気に溢れているのです。
そんな狂気な愛情を持ったヒロインの戦略や一途な愛情には引き込まれてしまいますし、殺人が起きるシリアスな展開が多いのですが、それ以上に、あらゆるところに自然にギャグが盛り込まれているため、読んでて思わずツッコんでしまいます。
そのような狂気なヒロインの行動に目が釘付けになり、シリアスの中に含まれるギャグの数々に笑いが止まらない彼氏乗っ取りサイコホラー漫画となっているので、是非『わたし(仮)』をご覧になってみてください。
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管理人の思う『わたし(仮)』が伝えたいこと(感想)
『わたし(仮)』は、愛する人のためには全力で行動するべきだということを伝えたいように感じられます。
物語は、ヒロインの撫が好きな人である庵と一緒に生活するために、庵の彼女を殺して入れ替わったり、他の女性を排除していく内容になっていて、好きな人のためだったら手段を一切選ばないヒロインが描かれています。
そんな撫の姿を見ていると、好きな人がいても何かと言い訳ばかりして行動に移せなかった自分が愚かだったと反省してしまいますし、手段を選ばずに行動できるくらい人を好きになってみたいとも思えてきます。
撫のように殺人を犯してまで好きな人を手に入れるのはもちろん良くないことですが、好きな人のために全力で行動する撫はもはや尊敬できてしまうので、恋に臆病な方は撫を見て勇気を出して欲しいです。
そしてヒロインの愛情だけでなく、ストーリーも伏線が張り巡らされていて楽しめること間違いなしですし、1話を読んだら読まらないような展開となっているので、まずは1話だけでも読んでみてください。
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『わたし(仮)』の評価まとめ
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
当サイトの評価 | 4.4(記事作成者の評価) |
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コミックシーモア | ー |
まんが王国 | ー |
Renta! | 3.5(2件の評価) |
BookLive | ー |
※それぞれ5段階評価となっています。
ヒロインの平間撫の乙女心を持ち合わせながらもサイコすぎる行動を繰り返す姿が個人的にはドはまりしたのと、ミステリアスでシリアスなストーリーなのにキャラクターたちの心の声が面白すぎて笑える内容でとても好みだったので、高評価にさせて頂きました。
物語も謎に包まれていて予測できない楽しさが広がっていて、さらに登場人物がとても魅力的なので、是非多くの方に『わたし(仮)』をご覧になってもらいたいです。