『影の皇妃』韓国漫画のネタバレ感想|無残な死を遂げた令嬢の逆襲ファンタジー
皇妃として仕立て上げられながらも、利用された挙句に無残に殺されたエレナが、殺される前に戻り、自分を陥れた大公家に復讐を誓う令嬢逆襲ファンタジー。
絶世の美貌を放ちながらも、綿密な計画を立てて大公家を翻弄していく主役のエレナの復讐から目が離せない作品で、スカッとする展開が目白押しとなっています。
そんなピッコマで人気沸騰中の『影の皇妃』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
ピッコマで人気沸騰中の『影の皇妃』のあらすじ
ピッコマで連載されて人気を呼んでいる『影の皇妃』の設定やあらすじをご紹介していきます。
主役のエレナがどうやって復讐をしていくのか結末まで見逃せない作品です。
作品の設定や概要
- 原作:hayul
- 漫画:kinlip
- 出版社:CARROTOON(ピッコマ)
- ジャンル:ファンタジー、タイムリープ、復讐
- 話数:29話(連載中:2021年6月7日現在)
設定は以下のようになっています。
熱病で死んだベロニカ公女の代わりに公女となったヒロイン・エレナだったが、本物のベロニカが戻るまでの存在として公女になったにすぎず、本物のベロニカが戻ると殺されてしまう。
しかしエレナは殺される前に、18歳の時の自分に戻っていて、同じ悲惨な未来を繰り返さないために、そして自分を陥れた者たちに復讐するために行動をしていく。
皇帝と大公:
政治に対する志が異なる二人は対立していて、フランツェ大公とリアブリックは皇帝を牽制して権力を手に入れようと野望を抱いた。
そして嫡子の皇太子が生まれるのを未然に防ぎ、皇妃だったエレナを皇后にするために皇后を毒殺した。
バスタージュ家:
バスタージュ家はフリードリヒ家に属していたが、大公家と百年条約を結び独立した家門。
百年条約とは、大公家に対するバスタージュ家の絶対服従を意味する。
その条約は今も続いており、バスタージュ家は大公家の必要に応じて動く、いわば「番犬」。
それゆえ大公家はバスタージュを蔑んでいた。そんな彼らの虚栄心は、主の首を狙う最も危険な番犬「レン」を生み出した。
あらすじ
フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。
皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。
そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!
自分を陥れた大公家への復讐を誓い…
引用)ピッコマ
美しい人が多い『影の皇妃』の主な登場人物
『影の皇妃』には、主役のエレナをはじめとしてかっこいいキャラや美しいキャラが非常に多いです。
そんな登場人物たちをまとめてご紹介していきます。
エレナ(ベロニカ)
大公家によって公女のベロニカとして仕立て上げられながら、利用された挙句に全てを奪われて殺されてしまったヒロイン。
死んだ瞬間に5年前の18歳の時の自分に戻り、悲劇的な未来を変えるために、大公家に復讐しようと画策する。
ちなみに、父親は没落した貴族であったため、社交界デビューなど望めない身だったが、それを利用されて公女に仕立て上げられた。
エレナの父
かつて首都でも一目置かれる行政官だったが、祖父の事業失敗により全てを失った挙句、辺境に追いやられ、ついには俸禄をもらう名ばかりの貴族へと没落した。
エレナのことを思って、エレナを社交界デビューさせたいと考えていた。
エレナの母
エレナを社交界にデビューさせたいと思っている父とは違い、エレナの意思を尊重する母親。
とてもエレナ思いで、エレナを自慢の娘だと思っている。
リアブリック・ド・フランドル
帝国の学術院を歴代最高成績で卒業し、人の心を巧みに操る天才。
大公家の権力者のうちの一人で、真っ白い肌に青髪の美しい女性。
かなり昔からエレナを公女に仕立て上げる計画を立てて、かつてはエレナを社交界の頂点に君臨させた。
しかしエレナの両親を殺害した上に、2人の命を人質に前のエレナを操り人形のように利用して、エレナを陥れていた。
また最初は優しくエレナに接近するが、エレナが公女としての教育に入ると、逆らえないように高圧的な態度で教育をしていく。
クロード子爵
社交界デビューが望めない身であるエレナに、成人式のために後援金を出すと提案した子爵。
フランツェ大公
ベロニカを皇后にしようとしていた大公。そのためベロニカの世間体に敏感だった。
そしてベロニカが健在であることを証明するためにエレナをベロニカに仕立て上げる。
エレナに良い顔をするが、実際は没落貴族の小娘を公女として扱うことに虫唾が走っている。
リアブリックと共に皇帝を牽制して権力を手に入れようという野望を抱いている。
ベロニカ・フォン・フリードリヒ公女
熱病で死んだとされていたが、実際は生きていて、自分が社交界に戻るときはエレナの全てを奪った公女。
ローレンツ
エレナの騎士になりながら、ベロニカが姿を現した途端に容赦なくエレナを突き刺した騎士。かつてはエレナの両親も殺している。
現在はリアブリックからエレナの騎士になるように頼まれ、騎士としてエレナを監視するように言われる。
またベロニカ公女に忠誠を誓っているため、ベロニカ公女が戻った際には自分の名誉を自分の手で挽回したいと思っていた。
全団員の中でも三本の指に入る実力の持ち主で、眉目秀麗であることから「白獅子」と呼ばれている。
ジェーン
エレナの使用人。耳が不自由だが文字は読める。
アン
オレンジ髪の使用人。リアブリックの味方で、過去ではエレナの言うことをよく聞いていたが最後には裏切った。
エレナの復讐の対象になる。
クラディオス・デ・シアン
将来帝国の皇位を継承する皇太子殿下。
エレナがこの世で最も愛した人物でありながら、最も憎んだ男。
かつてはエレナと子を産んだことを過ちだと表現した。
レン・バスタージュ
バスタージュ家の後継者であり、公女の遠い親戚。
親戚だがベロニカとは不仲で、危険な人物としてリアブリックにも警戒されている。
かつてはエレナがベロニカの偽物であることを初対面で見破り、それに付け込んで大公家の秘密を暴き出すためにエレナを利用した。
現在でもベロニカが突然復活したことで、ベロニカになっているエレナのことを怪しむ。
帝国を守護する三剣のうちの第三剣で「荒野の狼」と言う異名を持つ。
ジェームズ・デ・ロブレス
第2騎士団団長。エレナに騎士の紹介をする。
フューレルバード
後に帝国を守護する三剣のうちの第二剣である氷の騎士。
薄緑の髪に、美しいのに感情を読み取れない冷たい表情をしている。
東部戦線出身のため乗馬に長けている。平民出身で見習い期間も終わっていないが、エレナに選ばれてエレナの護衛騎士となる。
おそらく見習いの時から実力を持ち合わせていたが、平民出身だと貴族の騎士らに牽制されるから自らその才能を隠してきたと推測される。
バリーサ
帝国を守護する三剣のうちの第一剣。皇室に受け継がれる建国剣。
アヴェラ
銀髪の令嬢。4大名家であるラインハルト家の長女。
政治的感覚と知識が優れた父親に似て、若くして社交界に多大な影響を与える人物。
アヴェラはベロニカが不在だった2年の間にベロニカ側の令嬢を一人残らず自分の味方につけた。
その後、共に皇太子妃の最終候補に選ばれ、最後までエレナと競り合い派閥争いまでするような犬猿の仲。
マダム・ド・フランローズ
優美の極み、貴族の模範、誠実さと礼儀作法を重んじ社交界で尊敬を集める貞節の象徴とされるマダム。
夫であるロンド伯爵が戦死したが、マダムは再婚せずに一生亡くなった夫への愛を貫くと近い、その数年後に体は不自由になってしまったが、ロンド伯爵は奇跡の生還を果たし、現在は夫婦として暮らしている。
そのことから人々は彼女を褒め称え、皇室は彼女に「マダム」という称号まで与えた。
しかし、旦那を差し置いて隠れて御者と通じている。
このことは約3年後にある一人の侍女によって暴露されてしまうが、それを知っているエレナにはつけ込まれてしまう。
メイ
マダム・ド・フランローズの秘密を暴露した優秀で賢い侍女。
エレナの策略によってエレナの侍女となる。
結末まで見逃せない『影の皇妃』の3つの見どころ(ネタバレあり)
エレナの復讐がどのように完了するのか結末まで見逃せない『影の皇妃』には、面白い見どころがたくさん存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。
大公家による惨すぎるエレナのコントロール
『影の皇妃』では、タイトル通りヒロインのエレナを皇妃として仕立て上げる大公家の惨すぎる所業が見どころとなっています。
大公家はわざとエレナを絶望に落として、自分たちの手を掴むように仕向ける狡猾な計画から始まり、エレナを社交界の高嶺の花として君臨させるためにあの手この手を尽くすのです。
エレナの家族をすぐに殺害し、領地に引き入れたエレナは逆らえないように教育して、用済みになった暁には無残にエレナを殺すという残酷非道な行いの数々には憤りが止まりません。
しかし、この最初に味わされる憤りが物語を読み進める上は大きなスパイスとなるので、存分に大公家への怒りを溜めておいてください。
結末見物!一度殺害されたエレナの逆襲
そして大公家に利用された挙句殺害されたエレナですが、過去に戻って大公家を陥れようと逆襲していくのがこの作品の1番の見どころとなっています。
父と母を守るために密かに逃走ルートを確保して逃したり、リアブリックに騙されている無垢で馬鹿な少女を演じながらも、相手を蝕んでいくエレナの戦略には「バレないか」とドキドキしながらも見入っちゃいます。
さらに自分が持っている切り札を理解しているがために、相手にストレスを与える言動をして相手の反応を楽しんだりと、純真無垢を装うエレナの小粋な悪戯にスカッとすること間違いなしです。
エレナのことを見下しているのに、まんまと騙されるリアブリックには「ざまぁーw」と呟かずにはいられないでしょう。
何千回と練りに練った完璧な計画で、エレナがどのように大公家を潰すのか、楽しみにしながら読み進めてみてください。
エレナの美貌に悩殺される///
そして『影の皇妃』では、ヒロインのエレナの美貌に悩殺されること間違いなしです。
リアブリックに怒られるときのうるうるした表情、不敵で妖しげな笑みを放つエレナがとにかく美しいんです。
エレナの笑顔で宴に参加した人々が花が開いたような空気になって見惚れる描写がありますが、読者の皆さんもエレナの美貌にときめいてしまうでしょう。
そんな可愛いエレナが復讐のために動いているというギャップもまた良いです。
男性も女性も魅了するエレナの美貌はぜひ目に焼き付けてください。
面白い『影の皇妃』はこんな人におすすめ
『影の皇妃』は、虐げられた令嬢が逆襲するスカッと展開が好きな方に特におすすめの作品です。
物語は、皇妃として仕立て上げられた令嬢が、利用された挙句無残に殺されてしまうが、その後殺される前に戻って復讐をする令嬢復讐ファンタジーとなっています。
エレナにした酷い行いを知っているがために、過去に戻ったエレナが逆襲する展開は爽快感がたまらないですし、どうやってエレナが復讐を完了させるのか気になって読む手を止められなくなります。
エレナの計画がバレないかドキドキしますが、復讐を応援しながらスカッと展開を楽しんでみてください。
紹介者が考える『影の皇妃』の伝えたいこと(考察)
『影の皇妃』では、自分の置かれた立場に浮かれるだけでなく、その立場や状況を活用して生きていくことの必要性を伝えたいように思えます。
前世でエレナは自分の置かれた立場に浮かれたり、大公たちに萎縮して自分を押し殺して生活した挙句殺されてしまいました。
しかし、2度目の人生では自分の置かれた状況を把握して、自分の持てる切り札を活かして、自分の未来を切り開こうとするエレナの姿はとてもかっこよく、言いなりになるだけじゃダメだと強く思いました。
『影の皇妃』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
当サイトの評価 | 4.0(記事作成者の評価) |
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コミックシーモア | ー |
まんが王国 | ー |
Renta! | ー |
BookLive | ー |
めちゃコミック | ー |
※それぞれ5段階評価となっています。
※ピッコマ限定配信のため他のサイトの評価はありません。
大公家に対して冒頭から憎悪を植え付けられた後で、エレナが逆襲をしていくという展開に爽快感がたまらなかったです。
エレナがどのように復讐をしていくのかも気になりますし、復讐した末に大公家がどのような末路を辿るのか先が楽しみな作品でした。
またエレナが非常に可愛いのに、復讐に燃えているギャップも面白く、令嬢ファンタジーが好きな方には是非とも読んでもらいたいです。
『影の皇妃』が気になる人におすすめの類似作品
ここでは『影の皇妃』に興味がある方におすすめの令嬢逆転ファンタジー漫画をご紹介していきます。
1つ目は『悪女は砂時計をひっくり返す』です。
こちらは、妹のミエールにハメられて処刑されたヒロイン・アリアが、タイムリープをして妹を超える真の悪女になることを誓う韓国のタイムリープ悪女ファンタジー漫画となっています。
アリアの悪女っぷりが爽快で、自分を苦しめた悪女妹を苦しめ返す展開が最高にスカッとするので、逆襲展開がお好きな方はぜひご覧ください。
下の記事では『悪女は砂時計をひっくり返す』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。
2つ目は『捨てられた皇妃』です。
こちらは、一度目の人生で処刑された悲劇のヒロインが、二度目の人生で運命を変えるために奮闘していく転生逆転ファンタジー漫画となっています。
「影の皇妃」や「悪女は砂時計をひっくり返す」とは違い、ヒロインは復讐のために行動するのではなく、自分の明るい未来を切り開くために行動していく展開が繰り広げられます。
運命を変えるために努力するヒロインがかっこよく、そんなヒロインを応援する優しい人々の存在に心が温まる物語となっているんです。
復讐とは違った逆転ストーリーを楽しみたい方はぜひ合わせてご覧ください。
下の記事では『捨てられた皇妃』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。