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『捨てられた皇妃』韓国漫画のネタバレ感想|運命を切り開く人生逆転ファンタジー

捨てられた皇妃

『捨てられた皇妃』韓国漫画のネタバレ感想|運命を切り開く人生逆転ファンタジー

 

一度目の人生で処刑された悲劇のヒロインが、二度目の人生で運命を変えるために奮闘していく転生逆転ファンタジー漫画の『捨てられた皇妃』。

ヒロイン・アリスティアの運命を変えるために努力する姿がかっこよく、そんなアリスティアを支える周りの心優しい人々の存在が胸を打ち、予想もつかない展開でドキドキが止まらない、大満足の作品となっています。

そんな結末まで目が離せない『捨てられた皇妃』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

韓国発の大人気転生ファンタジー『捨てられた皇妃』のあらすじ

ピッコマで連載されて大人気となっている韓国発の転生ファンタジー『捨てられた皇妃』の設定やあらすじをご紹介していきます。

見どころと気になるところがたくさんあり、読み始めたら止まれない作品となっています。

作品の設定や概要

  • 漫画:iNA
  • 原作:Yuna
  • 出版社:Kakao Page Corp.(ピッコマ)
  • ジャンル:ファンタジー、転生
  • 巻数:5巻(連載中:2021年3月5日現在)

 

カスティーナ帝国という帝国が舞台となっていて、設定は以下のようになっています。

カスティーナ帝国の皇太子の伴侶が誕生するという神のお告げあったあとに程なくして、モニーク侯爵家に女児(ヒロイン・アリスティア)が誕生し、誰もがアリスティアが皇后になると信じていた。

そのため、アリスティアは物心ついた頃から自由などなく、皇后になるための教育を受ける多忙な日々を過ごすことに…。

しかし、その後、アリスティアが皇后になるときに皇宮の湖に神秘的な少女・美優が現れ、事態は一変することになった。

異世界からやってきた美優が皇后として迎えられることになり、アリスティアは正妻ではなく後妻の皇妃として迎えられることになる。

そして、アリスティアは皇帝からも相手にされず、侮辱された上に父を反逆罪として皇帝に殺されて、さらに自身までも反逆罪に問われて処刑された。

しかし、処刑された瞬間にアリスティアは9歳の自分に転生して、二度目の人生では同じ悲劇を起こさないと心に誓うことに…。

このような設定で、二度目の人生を生きるアリスティアを描いた物語が繰り広げられます。

あらすじ

モニーク侯爵家に神のお告げにより産まれた「アリスティア」

未来の皇后として育てられた彼女だが、ある日異世界から やってきた少女「美優」の出現で皇后ではなく皇妃として 迎えられることに…

そんな中反逆罪に問われ心血を捧げた甲斐もなく儚く散り逝くのだが…

目覚めたら9歳の自分に転生!?

転生した「アリスティア」の残酷な運命は繰り返されるのかーー!

引用)ピッコマ



アリスティアによって運命が変わっていく『捨てられた皇妃』の主な登場人物

『捨てられた皇妃』では、運命に逆らうアリスティアの存在によって多くの人の人生が変化していくため、一度目と二度目でキャラクターたちがどのように変化したのかも見どころになっています。

そんな運命に翻弄される『捨てられた皇妃』の主な登場人物をご紹介していきます。

アリスティア・ラ・モニーク(ティア):アリスティア・フィオニア・ラ・モニーク

嫉妬を理由に皇帝陛下殺害を企てたとして処刑された皇妃。

皇帝のために生まれた女であり、自分にとっては陛下が生きる理由だったが、陛下にとっては邪魔者でしかなかった。

そして、ルブリスからは何度も傷つけられるが、それでもルブリスに愛されたいと思っていた。

また、ルブリスの子を懐妊しても流産してしまい、さらに生まれつき体が弱かったため子どもを埋めない体になってしまう。

そして、ルブリスに父親が殺されたことで逆上して、ルブリスを刺してしまい、皇族殺害未遂等の罪により処刑されたところで、9歳の自分に転生して二度目の人生を生きることに…。

また二度目の人生で、神から2つ目の名である「アリスティア・フィオニア・ラ・モニーク」が与えられる。

そして二度目の人生では一度目の人生のような悲劇を辿らないために、皇妃になることを避けて、騎士になって父親の後を継ぐことを目指して努力を重ねる。

白くて温かみがあって甘いものが好き。お茶が趣味。

ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナ

カスティーナ帝国の34代目の皇帝。

なぜかアリスティアのことは極度に嫌っている。

そして、一度目ではアリスティアに無理やり行為を迫ったり、靴を舐めさせたりした挙句にアリスティアの父親を処刑し、さらにアリスティアのことも処刑した。

唯一の後継者としてもてはやされて育ったせいか、常に自身が一番でなければ気が済まない性格となっている。

また父が自分には厳格なのに、アリスティアのことは特別視していて、さらに自分が努力しても手にすることができなかったものを手に入れているアリスティアをよく思っていない。

父親には厳格に育てられていて、休む暇がないほどいつも仕事に追われている。

一度目の人生ではアリスティアにあまりにもひどい態度をとるが、アリスティアの二度目の人生では、全く違った感情が芽生えてくることに…。

美優・グラスぺ

アリスティアの地位を奪った異世界から現れた少女。ある日突然カスティーナ帝国の世界に落ちてきて、結婚を強いられてしまい、帰る方法がわからないため仕方なく承諾した。

礼儀作法をいくら習っても一向に作法を直さない。

皇后になんてなりたくなくて、とにかく家に帰りたいと思っていたが、自分を愛してくれるルブリスを愛して受け入れるようになって皇后となる。

次元の歪みによって他の世界に生まれてしまったため、ビタという神によって急いでカスティーネ帝国の世界に呼び戻されたらしい。

また美優には主神の祝福の力である神聖力がある。

そしてアリスティアの二度目の人生で出会ったときに、最初にアリスティアに放った言葉はなんと…。

カルセイン・デ・ラス

最年少で騎士になる剣術の天才。根は悪くないが、知性が欠如していてチャランポランで礼儀もよくない。

燃えるような赤い髪に透き通るガラスのような青い瞳をしている。

大好きな剣術を中途半端な気持ちではじめられるのが嫌いで、アリスティアも興味本位で剣術をしていると思っていたため、最初は毛嫌いしていた。

しかし、アリスティアの本気の姿勢を見て真剣に剣術を教えるようになる。

自分の感情に正直で、思ったことをなんでも言ってしまうため、アリスティアとケンカすることもよくあるが、仲良し。

さらにアリスティアのことが気になりはじめて、訓練中にもアリスティアのことばかり考えてしまうほどになり…。

またアレンディスの本性をすぐに見破り、アリスティアを巡ってバチバチする。



アレンディス・デ・ベリータ公子

ベリータ家の次男であり、奢侈税を考案して名を馳せる予定だった若き天才。アリスティアの一度目の人生では、父親のベリータ宰相よりも遥かに頭脳明晰で、何十件と法整備や新法考案に携わってきた。

二度目の人生では皇宮最年少管理職に抜擢されるほどの天才。

ベリータ一族特有のエメラルド色の瞳をしていて、歳はアリスティアの3つ上。

アリスティアの才能が気になり、アリスティアに接近して、さらにいきなり求婚をしだす。

そしてアリスティアを自分だけの永遠のレディーにすることを誓うことまで。

しかし、アリスティアの父親には警戒されて、剣術を学ぶように言われたり、アリスティアとの連絡を断たれるようなことも。

アリスティアのことを常に気遣い、誰もが惚れてしまうような紳士的な対応をするが、時折怖い顔を見せ始めて…。

ケイルアン・ラ・モニーク:父親

いつも帝国を第一に考えて、皇室の忠臣として活躍していたアリスティアの父親。

カスティーナ帝国第2騎士団長を務めている帝国を守る盾。

一度目の人生では、娘のアリスティアが倒れた時も騎士団を送るだけで自分は姿も見せなかったり、皇后にすべく育てた娘を皇妃にされる屈辱を受けても一切反論しなかった。

しかし、美優が懐妊してアリスティアがおかしくなりかけた時には、力強く声をかけて、娘を家に連れ戻すために行動に出た。

そして二度目の人生では、アリスティアのことを第一に考えていて、とても優しいパパとなる。

またアリスティアに「パパ」と呼ばれてからは、「パパ」と呼ばれるのを期待している可愛い一面も見せる。

アリスティアのためにプレゼントを用意しながらも、子供心がわからないようなプレゼントをしてしまう不器用な面も見せるが、そこがまた良い。

ミルカン・ル・シャーナ・カスティーナ

ルブリスの父である33代目皇帝。善政を敷き何もかもが完璧だった人物。

威圧感は満載だが、アリスティアのことは気に入っている。

そして、アリスティアとアリスティアの父のケイルアンの意向を尊重して、アリスティアを皇妃にしない方向で話を進めていくが、アリスティアのことを諦めれきれない感情も見せる。

また今でこそ聖君と呼ばれる寛大な姿勢を見せるが、かつては逆らう者をみな処刑してきた恐ろしいお方。

ルブリスにはやたらと厳しい態度で接するが、心の中ではルブリスのことを信じている。

アルキント・デ・ラス公爵

第1騎士団長。ケイルアンとは仲が良い。

伝統に則り、次期団長であるアリスティアを見習い騎士として補佐官に迎え入れる。仕事に容赦ないお方。



エルニア・シャーナ・デ・ラス

ラス公爵家の夫人。皇帝陛下の妹でもあり、さらに皇太子殿下の叔母にあたる人物でもあり、声量や威圧感がすごい。帝国唯一の皇女。

礼儀がなっていない息子のカルセインにはよく声を荒げる。

またルブリスを父親と比較して、父親ほど立派ではないルブリスにかなりきつい言葉を浴びせる。さらにアリスティアにも冷たい。

カイシアン・デ・ラス

カルセインの兄。第2騎士団の補佐官でラス公爵家の長男。

伝統に則り、第2騎士団の補佐官をしている。

ルア王国の第二王女であるプリンシアに好意を抱く。

ルース・デ・ベリータ公爵

敏腕宰相。アリスティアの才能にはいつも感嘆していて、ルブリスにも刺激するようなことを言う。

また自分よりも才能に溢れているアレンディスのことは目の敵にしている。

セルビアーナ・デ・ベリータ

アレンディスの母親。いつも体の弱いアレンディスの兄に付きっきりだったため、アレンディスから嫌われている。

アレクシス・デ・ベリータ

ベリータ家の長男。病弱で両親から何かと気にかけられている。



リナ

モニーク家のオレンジ色の髪をしたメイド。アリスティアのことをとても気にかけている。

ケーキや甘い物が大好き。また小説も好きでよく読んでいる。

テイラー

モニーク家の黄土色の髪をしたメイド。

リーグ卿

モニーク騎士団の1人である青年。メイドのリナとはよく口論するが、ケンカするほど仲が良さそう。

シーモア卿

皇帝からアリスティアを護衛するために派遣された近衛騎士団の1人。24時間しっかりと警護する。

またアリスティアのお願いで、護衛の間に剣術を教えていた。

ジューヌ郷

皇帝からアリスティアを護衛するために派遣された近衛騎士団の1人。24時間しっかりと警護する。



ベン

モニーク家の領地を守るじいや。アリスティアが長い歳月を過ごしているのを感じる。

ハレン・ス・ディマルク

ルブリスの補佐官。ルブリスのことをいつも気にかけている。

またルブリスがアリスティアとくっつくように陰ながらサポートをする。

スーディン・ロ・ディロン

アリスティアが入るまで、アルキントの補佐官として業務をこなしていたメガネをかけた騎士。

アリスティアが後任になったことで過酷な業務から逃れることができてほっとしている。

リアンとは幼なじみでよくケンカするが仲が良い。

レティーシャ・スー・リアン

第1騎士団のグレーの髪をした女性騎士。また第2騎士団に所属する兄がいる。

ディロンと一緒に業務をこなしていて、ディロンとは幼なじみでよくケンカするほど仲が良い。

万年見習いだが、責任を背負う必要がなく楽だからという理由があって、好きで見習いをやっているらしい。



イリア・セ・ジェノア

アレンディスが開いたティーパーティーに参加した茶髪の令嬢。気品正しく威厳もあり、社交界では中心的な存在となっている。

またアリスティアには冷たい視線を向けるが、その本心は…。

キリナ・セ・フィル

アレンディスが開いたティーパーティーに参加した金髪の令嬢。

アリスティアの噂話を拡散していて、ジェノア嬢の方が皇太子妃に相応しいと思っている。

また新任の騎士の中で一際輝いていたカルセインのことは気になっている。

ニアーヴ・スー・ヌエン

アレンディスが開いたティーパーティーに参加した令嬢の1人。

ティーパーティーでアリスティアの噂話を口走りそうになり、アレンディスから目をつけられる。

適度に純粋で勘がそれなりによく地位はあるけれど、どういうわけか皇帝派で埋もれてしまう人で、見かけによらず計算も速い。

ベボリー・スー・ヌエン

ヌエン子爵夫人。ニアーヴのふくよかな母親。

ルビーとダイヤの鉱山を所有していて皇帝でも上から数えた方が早いほど裕福な一族。富を手にしながらも優しそうな表情をしていて清い人。



ダニエル・セ・バート

アレンディスが開いたティーパーティーに参加した貴族の男性。

エンテア

ニアーヴの友達のピンクの短髪の令嬢。商団を持っているシャリア子爵家の者。

アリスティアの描いたかんざしを見て、それが大流行すると予感してアリスティアと一緒に商品化に向けて行動する。

才能がないと囁かれる兄に後継者の座を渡さないために格闘している。

カトリーヌ

ニアーヴの友達の令嬢の1人。宝石細工商人を多数抱えているセンク子爵家。

エンテアと共にかんざしの商品化に向けて行動する。

ナイラ子爵令嬢

ニアーヴの友達の令嬢の1人。宝石で有名な子爵家の者。

ヴェンタス

のちに「神の手」と呼ばれるようになる工芸家。

ずば抜けた感覚と繊細かつ美しい細工技術は古代に存在した魔法のようだと語られるようになる伝説の人物だが、アリスティアの二度目の人生ではただの変わり者の丸メガネをかけた細工工だった。

どんな好条件を提示されても頑なに拒んでいて、何度も細工を頼むアリスティアに怪我まで負わせてしまうが…。



ライア・セ・ハメル

建国記念祭前にジェノア嬢と言い合いをしていた紫色の髪をした令嬢。ジェノアに言いがかりをつけるが、アリスティアに論破されてしまう。

伯爵の娘でありながらゼナ公爵の親戚にあたるため、虎の威を借る狐のごとく振る舞っている傍若無人な者。

モイーラ・デ・イット

イット王国の第一王女。貴族派が推している皇太子妃候補の1人。

アリスティアと初対面の時から揚げ足をとる性格の悪い王女で、次期皇后になるためにアリスティアをかなり敵対視している。

ルブリスに興味を持たれていなくても、全くめげずに強引な姿勢で何度もアピールをする。

プリンシア・デ・ルア

ルア王国の金髪のショートヘアーの第二王女。アリスティアと仲良くなりたくて機会を伺っていたと語る。

他国の騎士にもおおらかに接しながらも、いざというときは威厳を見せるような気品が溢れる女性。

一見おしとやかだが、皇太子妃候補の中で一番皇太子と会っている裏の顔を持っていて、その狙いは…。

ベアトリーシャ・デ・リサ

奥手で目立たなかった皇太子妃候補の1人であるリサ王国第五王女。皇太子妃候補として送られながらも、護衛騎士のリオンとの間に子どもができている。

そして駆け落ちしようと考えている。

リオン

リサ王女と恋仲にある護衛騎士。



ルナ

アレンディスがアリスティアの送った銀色の猫。

あまり人に慣れていないがアリスティアとルブリスには大人しい。

ゼナ公爵

貴族派の首領。凄まじい威圧感がある。

アリスティアに敵意を剥き出しにしていて、軽蔑したような目で「汚れた血」と非難する。

さらにアリスティアのことをこの上なく目障りだと思っている。

テルティウス

大陸にたった6人しか存在しない大神官。主神ビタ第三の根。生まれながらにして神聖力を持つお方。

アリスティアに祝福を捧げて、アリスティアを応援するような素振りを見せる。

ジェレミア・ア・モニーク

アリスティアの亡くなった母親。孤独な空のもと木の葉の間から差し込む日の光のような人。サザンカの花が好きだった。

モニーク領の小さな村を管理していた唯一の嫡女で、ソニア男爵家の末裔だったとされている。

ビタ

万物に生命を与える者。自身の選びし子によって、あまりにも多くの者たちの運命がねじれてしまったため、アリスティアの運命が歪んでしまったことへの償いとして、与えられた命の権限により時間を巻き戻した。

そして、アリスティアを運命に背を向ける者として見守っていく。



面白い!『捨てられた皇妃』の3つの見どころ(ネタバレあり)

悲劇的な人生から幕を開けながらも、二度目の人生では笑いあり、感動あり、ドキドキありでお腹いっぱいになれる『捨てられた皇妃』には、面白い見どころがたくさんあります。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。

優しい人たちに囲まれて幸せな時を過ごすアリスティア

『捨てられた皇妃』では、二度目の人生で周りの温かい人たちに支えられて幸せな時を過ごすアリスティアが見どころとなっています。

一度目の人生では父親とも最低限の会話だけをしてきて、周りの人たちから疎まれるような時間を過ごしたアリスティアですが、二度目の人生では多くの温かい人たちと接して、笑顔に溢れる日々を送るようになります。

「パパ」と甘えるアリスティアのことを本当に大切に思って、ぎこちない姿を見せながらも全力で愛情を注ぐ父親の存在。

アリスティアの可愛さにメロメロになって、プレゼント攻撃をするモニーク家のメイドや騎士たちの存在。

1人で心細い時もアリスティアを笑顔に変える明るくて思いやりのあるアレンディスやカルセインのような友達の存在。

一度目の人生は愛情に飢えて、悲惨な結末を迎えたアリスティアでしたが、辛いときも周りを見渡せば自分を助けてくれる存在にいるということに気づいて笑顔が絶えない日々を送るようになる姿を見ていると、心がホカホカとあったまってきます。

賢いけどどこか抜けていて、過酷な日々を送ってきながらも、明るい笑顔を見せる可愛らしいアリスティアには読者も愛情を注がずにはいられなくなるでしょう。

そんな可愛らしくて、一度目の人生とは全く違う幸せな人生を送るアリスティアとアリスティアを支える人たちの温かさをぜひご覧になってみてください。

危機を回避するために尽力するアリスティアとルブリスのすれ違い…

またそんな可愛らしいアリスティアですが、同じ悲劇を生まないために力強く生きるかっこいい姿も描かれています。

二度目の人生では、皇室の目に止まらないようにしようとしながらも、過去に戻った知識によって大胆な政策を打ち立てたり、火災を止めたりと大活躍します。

そんな聡明さと力強さがより目立ってしまって、余計に皇帝の目に止まってしまうのはとてもヒヤヒヤしますが、アリスティアが活躍するのは爽快感抜群です。

さらにアリスティアは令嬢であるにも関わらず、父親の跡を継ぐために手に水膨れを作りながらも倒れるまで練習を重ねたりと、見ているだけで「もう休んでいいよ」と声をかけたくなるほど努力家な面も見せるので、とにかくかっこいいのです。

そして、そんなアリスティアの姿はあの冷酷非道だった殿下のルブリスの心まで動かします。

一度目の人生では、アリスティアを侮辱した上に処刑したルブリスですが、甘えを排した力強い姿勢を見て気に掛けるようになり、さらに仕事中にもアリスティアことばかり考えるようになるのです。

さらにはあれほど嫌っていたアリスティアに好意があるのではと思わざるを得ない行動まで見せていき…。

良い雰囲気を醸し出すようにもなる2人ですが、お互いが誤解を繰り広げて思いがすれ違い光景は、もどかしくも微笑ましく感じると思います。

可愛いだけじゃなく強さを見せるアリスティアとそんなアリスティアに惹かれていくルブリスの姿も目に焼き付けてもらいたいです。

物語の鍵を握るジェレミアの存在や伏線の数々

また『捨てられた皇妃』では、何かと話題にあがりながらも核心が隠され続けるアリスティアの母親であるジェレミアの存在も注目ポイントとなっています。

アリスティアは全く覚えていないのに、なぜかルブリスが何度もジェレミアの姿を思い出し、さらには亡くなる直前もルブリスが側にいたようで…。

さらにアリスティアの父親もルブリスの父親の陛下も何やらジェレミアのことで意味深なこと話していたりと、アリスティアの母親の存在が垣間見えながらも謎に包まれたまま物語は進んでいきます。

他にもアリスティアとルブリスが過去に会っていて、そこで衝突があったような描写やアリスティアのことを「汚れた血」と避難する存在まで現れて、物語の奥に潜む「闇」が気になって仕方なくなります。

陛下、ルブリス、さらにはアリスティアの父親にも多大な影響を与えたであろうジェレミアの存在や多くの伏線の真相を知るために、ぜひ結末までご覧になってみてください。



結末まで目が離せない『捨てられた皇妃』はこんな人におすすめ

『捨てられた皇妃』は、主人公が運命を切り開いていくようなワクワクする逆転ファンタジーを見たい方におすすめの作品です。

物語は、一度目の人生で残酷な日々を過ごし最後には処刑された悲劇のヒロインであるアリスティアが、二度目の人生では悲劇を回避しようと奮闘しながら周りの人たちに支えられて明るい日々を送っていくストーリーとなっています。

一度目の人生では父とすらまともに関わってこなかったアリスティアが、二度目では父親に素直な気持ちをぶつけ、父親もアリスティアを心の底から愛する姿に胸がグッと熱くなります。

また新しい人生では友達にも囲まれて、辛いときも支えてくれる人が大勢できて、さらにかつてアリスティアを処刑したルブリスまで全く違った態度をとるので驚きが隠せません。

しかし、幸せな日々だけでなくアリスティアの血筋の問題や宿敵とも言える美優の存在が物語に暗い影を落とすので、ハラハラとした緊張感も味わえるのです。

自分の運命を切り開いていくアリスティアとアリスティアによって運命が変わっていく人たちがどのような結末を生み出すのかは全く予想ができないので、最後まで目を離さずに読み続けてみてください。



紹介者が考える『捨てられた皇妃』の伝えたいこと(考察)

『捨てられた皇妃』では、自分の努力や行動によって運命は変えられるということを伝えたいように感じられます。

物語では、神は運命は変えられないとしていて、さらにアリスティアが運命を変えようとしても、どうしても同じような状態に陥ってしまう光景が描かれています。

しかし、アリスティアが諦めずに剣の努力をして強く生きていこうとしたり、周りの人を信じるようになったりと、これまでの自分を変えようと頑張ることで、周りの人たちの行動も変えて運命をも徐々に動かしていくのです。

アリスティアの強い精神は見ていて本当にかっこよく、その姿に心を打たれて周りの人たちすらも変わっていくことはとても納得できるものであり、自分を変えようとする想いの強さで運命を変えることに繋がるのだと思えました。

自分の運命なんてわからないものですが、アリスティアを見習って周りの人に支えられながら強く生きたいと思える心にくるストーリーが広がっているので、ぜひこの機会に『捨てられた皇妃』をご覧ください。

またマンガアプリ「ピッコマ」を利用すると、『捨てられた皇妃』を無料で読むことができます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)

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『捨てられた皇妃』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価4.5(記事作成者の評価)
コミックシーモア4.2(306件の評価)
まんが王国4.7(3件の評価)
Renta!4.2(385件の評価)
BookLive4.5(73件の評価)
めちゃコミック

※それぞれ5段階評価となっています。

夜

笑いあり、感動あり、ドキドキありのボリューム満点の作品でした。

アリスティアの可愛くてかっこよくもある姿にいつの間にかファンになってしまうこと間違いなしですし、そんな可愛いアリスティアにメロメロになりながら支えていく周りの人たちの優しさが心がジンと響きます。

さらにアイスティアとルブレスが二度目の人生でどのような関係になるのか気になりすぎますし、なかなか登場しない美優が登場した際に、変わりはじめていたルブリスがどういった反応を見せるのか目が離せません。

アリスティアは運命を切り開いて悲劇を変えることができるのか…。読みはじめたら止まれない、ワクワクとドキドキが詰まった名作ですので、ぜひご覧ください。

『捨てられた皇妃』が気になる人におすすめの類似作品

ここでは『捨てられた皇妃』に興味がある方におすすめの主人公が運命を切り開くファンタジー漫画をご紹介していきます。

1つ目は『東京卍リベンジャーズ』です。

「暴走族×タイムリープ」をテーマにした熱いSFファンタジー漫画となっています。

ダメフリーター主人公のタケミチが、好きな子が死ぬという運命を変えるために何度もタイムリープしながら、関東最凶不良軍団の頂点を目指すという熱く感動する物語が広がっていて読み始めたら止まりません…!

どんなに失敗しても諦めず、どんな強敵に出くわしても好きな子のために逃げずに戦うかっこよすぎるタケミチをぜひご覧ください!

下の記事では『東京卍リベンジャーズ』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。

>>『東京卍リベンジャーズ』はこちらから!

2つ目は『怪物公爵と契約公女』です。

こちらも「捨てられた皇妃」と同じくピッコマで連載されている作品で、家族に虐待され続け、挙げ句の果てに殺されたかけたヒロインが、怪物と呼ばれる公爵家の養女になることで大切にされ、幸せになっていく養女溺愛ファンタジーとなっています。

ヒロイン・レスリーの蔑まれた日常に胸を痛めながらも、幼いながらも自分の人生を変えるために行動を起こし、サルバトール家で愛されるようになるレスリーの姿に心があったまる微笑ましい作品です。

「捨てられた皇妃」と同じく、主人公の周りの人たちの優しさに胸が満たされるような物語が広がっているので、微笑ましいヒューマンドラマを見たい方はぜひご覧ください!

下の記事では『怪物公爵と契約公女』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。

>>『怪物公爵と契約公女』はこちらから!

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ヨル
漫画紹介をしているヨルです! 毎月150冊以上漫画を読むので、その中で特におすすめの漫画を紹介していきます! 次に読む漫画を探してる方はぜひ参考にして頂けたら嬉しいです^^
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