バトル・アクション

花沢健吾新作!『アンダーニンジャ』リアルな現代風忍者漫画のネタバレ感想

アンダーニンジャ

花沢健吾新作!『アンダーニンジャ』リアルな現代風忍者漫画のネタバレ感想

 

「アイアムアヒーロー」の花沢健吾先生が描く新作忍者漫画の『アンダーニンジャ』。

花沢節が炸裂する個性豊かな登場人物たちにシュールなギャグ、そして意外性に溢れるストーリー展開は、誰でも楽しめる作品となっていて期待感に満ちています。

そんな花沢先生の新作である『アンダーニンジャ』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

花沢健吾新作『アンダーニンジャ』のあらすじ

アンダーニンジャのあらすじ出典:「アンダーニンジャ」、著者:花沢健吾、出版社:講談社

「アイアムアヒーロー」を手掛けた花沢先生の新作であり期待に溢れる『アンダーニンジャ』の設定やあらすじをはじめにご紹介していきます。

忍者が現代にも溢れているという非現実的な設定ですが、リアルでどこか親しみのある世界観に注目です。

作品の設定や概要

  • 著者:花沢健吾
  • 出版社:講談社(ヤングマガジン)
  • ジャンル:バトル・アクション
  • 巻数:3巻(連載中:2020年5月14日現在)

 

設定として、戦後70年後の現在の日本でも「忍者」は滅びておらず、精鋭忍者は極秘裏に暗殺や破壊活動任務に従事し、多くの忍者は日本国内の官民、あらゆる組織に潜伏している。

太平洋戦争終結後、日本へ進駐したGHQが特別命令第1号で命じたのは、陸海軍と内務省に対する「忍者」人員リストの提出及び、その出頭であった。

戦時中、連合軍を最も悩ませたのは「忍者」であり、圧倒的科学力を誇ったナチス・ドイツの科学者と日本の「忍者」の確保は、米国が戦後世界の覇権を掌握するうえで最大の関心であった。

そして、結局すべての忍者組織はGHQにより解体され消滅したが、戦後70年たっても忍者は暗躍している。

あらすじ

かつて栄華を誇った日本の忍者たちは、GHQによって組織解体させられて消滅したかに見えた。しかし、現代でも日本には20万人もの忍者が秘密裏に存在し、任務をこなしている。

そんな忍者がはびこる現代では、一部の精鋭忍者は国家レベルの争いごとの裏で暗躍しているが、下級忍者は仕事にあぶれていた。

主人公の雲隠九郎も仕事にあぶれニート同然の暮らしをしていたが、ある日、彼の元に重大な「忍務」が舞い込んでくる…。

 

またアプリ「コミックデイズ」を利用すると、『アンダーニンジャ』を一部無料で読むことができます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)

コミックDAYS
コミックDAYS
無料
posted withアプリーチ



キャラが立ちすぎている『アンダーニンジャ』の主な登場人物

ニート忍者の主人公や、同じアパートの住民も含めて、全員のキャラが立ちすぎていて、とにかく愉快な登場人物に溢れています。

そんな『アンダーニンジャ』の面白すぎるキャラクター達をご紹介していきます。

雲隠九郎(くもがくれ くろう)

職にあぶれた末端の下忍(ノンキャリ)。同じアパートの住人の大野さんの所有物は大概把握している。

下人の忍者であるにも関わらず、ある日、雲隠九郎の元に高校に潜入するという重大な忍務が舞い込んでくる。さらに、最前線の忍者にのみ与えられる「摩利支天」という装備も与えられる。

加藤(かとう)

キャリア(中忍以上)と思われる忍者。雲隠九郎のアパートにも音もなく忍び込むことができたり、佐々魔の行動にも感づいたりとかなりの能力を有しており、地位も高い人物。

佐々魔(ささま)

かつて一等忍尉で降忍した人物。現在は不潔なおじさんのような見た目を装っていて、公園で母乳を出して子どもたちに飲ませようとしている。だが、実際は極秘任務をしている様子。

加藤に敬語を使わせるほどの人物で、かつてはかなりの大物忍者だった様子。そして、摩利支天も着用している。



外人

忍者になりたくて日本に来た外国人。身長190cm。白人の金髪で丸メガネで青いフード付きランニングウェアを着ているのが特徴。

ある組織に娘を人質に取られているため、世界最大の暗殺組織である忍者に潜入になければならない。ロシア系の殺し屋と思われ、戦闘能力は高い。

川戸(かわど)

雲隠と同じアパートに住む、水商売をしているであろう女性。卑猥な言葉でも恥ずかしがることもなく口に出すことができる。

忍災で親をなくしているため、学校を中退している。

大野(おおの)

雲隠と同じアパートに住んでいるおじさん。真面目一筋で生きてきた男。

だが、川戸の物とおぼしきブラジャーをつけるなど変態な一面も持っている。前職はクビになっている。



高校生(ドロドロ少年)

最近性に目覚めたアパートの近所の高校生。ドローンを使い川戸さんの部屋を盗撮したり、下着を盗もうとしたりする盛んな子。

雲隠九郎が任務で通うことになる講談高校に通っている。

純粋愛(じゅんな)

ドロドロ少年と同じアパートにする女子小学生。社交的で明るく、だれかれ構わず話しかける。

お父さんは暴力的で怖い。

吉田昭和(よしだ あきかず)

てっぺん禿げで、それ以外の髪が長い落ち武者のような風貌の歴史小説家。作家として20数年全く売れておらず、現在は歴史改変SFを描いて糊口を凌いでいる。

10数年前に家のドアのカギを開けて寝ていたときに、枕元に忍者が座ったことがあり、それ以来寝る前には家のドアのカギを開けてアイマスクをして寝る習慣がついている。

昭和が忍者が話した歴史的出来事を小説として書いたことがきっかけで、昭和のもとにはときどき忍者が訪れて、歴史の陰に埋もれる任務を語るようになった。



意外性抜群の『アンダーニンジャ』の見どころ3選(ネタバレあり)

アンダーニンジャの雲隠九郎と加藤の会話出典:「アンダーニンジャ」、著者:花沢健吾、出版社:講談社

忍者が20万人もいるという現実離れした設定ながらも忍者や登場人物たちがやけにリアルに描かれていて、現実と錯覚してしまうような感覚に落ちいってしまう『アンダーニンジャ』の注目ポイントを3つご紹介します。

忍者たちの行動

『アンダーニンジャ』では、日本の忍者が世界最大の暗殺組織であるという設定のため多くの忍者が登場します。そして、その忍者たちの不思議な行動は見どころとなっています。

忍者にもキャリア組として暗殺任務などの需要な任務をこなす者がいれば、主人公の雲隠のような職にあぶれた者もいます。

そして彼ら忍者の行動は奇妙で、ぶさいくなおじさんに変装して子どもたちに母乳を飲ませようとしていたり、畳の下で映画を見ていたり、配達員の格好で任務をこなしていたりと様々なことをやっているので、あなたの忍者のイメージが大きく変わるかもしれません。

日本の忍者が現在はどのような仕事や行動をしているのかは面白く、伏線となっているので是非注目してください。

個性豊かなキャラクター達

『アンダーニンジャ』で登場するキャラクターたちはとにかく個性が強いです。

男の人のチ〇コを切ることが忍者になる道だと勘違いする外人や性に目覚めた高校生や水商売を恥ずかしがることもなくしている女の子、ブラジャーを装着するおじさんなど登場人物のキャラが濃すぎます。

そして、それらの人物が織りなす会話は、シュールで面白すぎて吹き出してしまうほどです。

個性が豊かなキャラクターたちのぶつかり合いは注目ポイントです。

摩利支天4.0パーカーに期待が膨らむストーリー展開

この作品では、今後の展開に期待が膨らむストーリー構成となっています。

自身の姿を消すことができるの忍者の道具である「摩利支天」という物がノンキャリの下級忍者である主人公の雲隠の元に届くのですが、その「摩利支天」は海外で暗殺任務を行っている忍者のよりも最先端のバージョンなのです。

最新装備は常に最前線に配置させるものであるため、下級忍者の高校潜入の任務がまさかの最前線という設定になっています。

主人公が摩利支天という透明になるパーカーを使ってどのような任務をこなすのか、そして同じく摩利支天シリーズを持っている忍者たちの動向などにも注目してもらいたいです。

>>『アンダーニンジャ』はアプリ「コミックデイズ」から一部無料で読むことができます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)



花沢節が炸裂する『アンダーニンジャ』はこんな人におすすめ

『アンダーニンジャ』は、花沢健吾先生のファンの方やシュールなギャグが好きな方にはおすすめの漫画となっています。

花沢健吾先生の独特の絵のタッチから、個性が豊かでどこか人間味溢れる登場人物たち、意外性抜群のストーリー展開まで花沢節が炸裂しています。

そして、ストーリーの全貌がわかならい中でも登場人物たちが繰り広げるシュールなギャグが面白く、飽きることなく、手を止めることなくスルスル読み進めることができます。

『アンダーニンジャ』は不思議な世界観を醸し出しながらも万人ウケするような面白さがあるので、是非この機会にご覧になってみてください。

>>『アンダーニンジャ』はアプリ「コミックデイズ」から一部無料で読むことができます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)



管理人の思う『アンダーニンジャ』が伝えたいこと(感想)

アンダーニンジャの加藤と佐々魔の会話出典:「アンダーニンジャ」、著者:花沢健吾、出版社:講談社

『アンダーニンジャ』は、現在の日本でも隠れて忍者が生活しているかもしれないということを伝えたいように感じます。

海外の方には人気の忍者ですが、日本人にとってはおとぎ話のキャラクターであり忘れ去られているような印象を現代では受けます。

しかし、『アンダーニンジャ』の世界では、現在の日本に20万人もの忍者が生活しているという設定です。そして、この作品で登場する忍者は、とても人間味あふれていてリアルに描写されているため、現代に本当に忍者が存在しているんじゃないかと勘違いしてしまうほどです。

また日本の忍者が世界最大の暗殺組織として、海外からも一目置かれている設定のため、読んでいて日本が誇らしくなります。

『アンダーニンジャ』では、そういった忍者が現代でも隠れて生活していることや忍者の素晴らしさなどが表現されているので、忍者の存在や素晴らしさを伝えたいように思えます。

また、忍者の素晴らしさだけでなくストーリー展開やギャグ要素も本当に楽しめる作品でありますので、是非ご覧になってみてください。

またアプリ「コミックデイズ」を利用すると、『アンダーニンジャ』を一部無料で読むことができます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)

コミックDAYS
コミックDAYS
無料
posted withアプリーチ
ABOUT ME
ヨル
漫画紹介をしているヨルです! 毎月150冊以上漫画を読むので、その中で特におすすめの漫画を紹介していきます! 次に読む漫画を探してる方はぜひ参考にして頂けたら嬉しいです^^
関連漫画