藤原竜也で映画化!『DINER ダイナー』殺し屋専用の定食屋漫画のネタバレ感想
藤原竜也主演で映画化された、殺し屋専用の定食屋を舞台に殺し屋たちの苛烈な日常を描いた漫画『DINER ダイナー』。
豪華キャストで臨まれた映画と藤原竜也のセリフで大きな話題となり、過激ながらもスピード感のある物語にファンが急増中の作品となっています。
殺し屋専用の定食屋という驚愕の設定が生み出す物語『DINER ダイナー』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
映画化も大人気の『DINER ダイナー』のあらすじ
映像化不可能とまで言われるほどグロテスクな描写が多いながらも、映画化され大きな反響を呼んでいる『DINER ダイナー』の設定やあらすじをご紹介していきます。
殺し屋だけが集まる定食屋という設定から繰り広げられるヒューマンドラマや殺し屋たちのバトルに目が離せなくなる作品です。
作品の設定や概要
- 原作:平山夢明
- 漫画:河合孝典(河合孝典先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 出版社:集英社(ヤングジャンプコミックスDIGITAL、週刊ヤングジャンプ)
- ジャンル:ミステリー・サスペンス、裏社会・アングラ、ヒューマンドラマ
設定として、物語の舞台となる殺し屋専用の定食屋「キャンティーン」にはいくつかルールがあり、店内に部外者を入れることを禁じたり、店内で性行為を行うことなどを禁じている。何度もルールを犯すと店長のボンベロが容赦なく制裁を下す。
「キャンティーン」は決してこの世に存在してはならぬ殺し屋だけのオアシス。孤独で破滅に向かい生き急ぐ殺し屋たちを僅かながらでも永らえさせるために創られたもの。
そして殺し屋同士で暴れたりしないようにボンベロが店長をしている。
そのダイナー「キャンティーン」で、オオバカナコが働くことになるが、すぐにボンベロに殺されそうになる。そんなときに「ディーヴァ」と言う超高級なお酒を隠したことでカナコは生きながらえることに成功し、店でウェイトレスとして働くようになる。
Twitterでは映画『Diner ダイナー』公式アカウントもあるので、是非Twitterからも作品の情報をチェックしてみてください。
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あらすじ(ストーリー)
漫然と生きてきた25歳の大場加奈子は、ある日、小銭欲しさから闇サイトのバイトへ足を踏み入れる。
犯罪へと巻き込まれ、絶体絶命の窮地に陥った時、謎の男・ボンベロに、その身を買われ命拾いをする。
だが、安堵したのも束の間、辿り着いたのは、殺し屋専用の会員制ダイナー(定食屋)だった。冷徹な料理人・ボンベロと凶暴な殺し屋(客)の狭間で、加奈子の残酷なウェイトレス人生が幕を開けた――!!
引用)コミックシーモア
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キャストも主題歌も豪華すぎる『Diner ダイナー』映画情報
「俺はここの王だ 砂糖の一粒までが俺に従う 従うか死ぬかだ」という主演の藤原竜也さんのセリフで話題となった映画『DINER ダイナー』は、2019年7月5日から公開されています。
映像化不可能と言われた衝撃の作品を豪華なキャストで映像化していて、迫力満点で楽しめる映画となっています。漫画を読んで面白いと思った方は是非映画もご覧になってみてください。
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そして『DINER ダイナー』映画関係者は以下の通りとなっています。
- 監督/脚本:蜷川実花
- 原作:平山夢明
- 脚本:後藤ひろひと、杉山嘉一
- 音楽:大沢伸一
- プロダクションデザイナー:enzo
- キャラクターデザイン:長瀬哲朗
- フラワーデコレーション:東信
- 食堂の装飾美術:横尾忠則
- フードクリエイション:諏訪綾子
- DIVAウォッカボトルの制作:名和晃平
また映画のキャストは藤原竜也さんを主演に以下の通りとなっています。
- ボンベロ役:藤原竜也
- オオバカナコ役:玉城ティナ
- スキン:窪田正孝
- キッド:本郷奏多
- ブロ役:武田真治
- カウボーイ:斎藤工
- ディーディー:佐藤江梨子
- ブタ男役:金子ノブアキ
- マテバ役:小栗旬
- マリア役:土屋アンナ
- 無礼図役:真矢ミキ
- コフィ役:奥田瑛二
主題歌「千客万来」:DAOKO×MIYAVI
さらに詳しく映画情報を知りたい方は映画『Diner ダイナー』オフィシャルサイトからご覧ください。
イカれた殺し屋ばかりの『DINER ダイナー』の主な登場人物
顔中傷だらけのスキンや全身整形サイコパスのキッドがいたりと、『DINER ダイナー』ではとにかく変わった殺し屋がたくさん登場します。
そんなイカれた殺し屋たちをご紹介していきます。
オオバカナコ
- 生年月日:はずかしいです
- 特技:お料理のはずです……
- 好きなもの:おいしいもの
- 嫌いなもの:怖い人
- 好きな映画:ローマの休日
- 大切なもの:命
- 将来の夢:リゾートでのんびり暮らしたいです
漫然と生きてきてクレカひとつ作れない人間になっていた主役ヒロインの女性。
たまの休日もささやかな刺激と小銭欲しさから闇サイトのバイト募集を覗いていた。そして、「求ム運転手」報酬30万、軽リスクありのバイトを受けたところ、ヤクザに攫われ生き埋めされそうになる。
そんなとき、死に物狂いで料理ができることをアピールした結果、ボンベロという男に身を買われて、殺し屋専用の会員制ダイナー(定食屋)にて働くことになる。
殺し屋専用のダイナーで働いていても人の優しい心を忘れずに持っていて、殺し屋相手でも同情を示すため、命に危険が及ぶことがしばしば。
ボンベロ
- 生年月日:云わぬ
- 特技:飯
- 好きなもの:喰ってさっさと帰る者
- 嫌いなもの:莫迦
- 好きな映画:ゴッドファーザー
- 大切なもの:菊千代
- 座右の銘:平常心
殺し屋専用の会員制ダイナー「キャンティーン」の店長である謎の男。おでこの右側に大きな傷跡があり、オールバックの髪形が特徴的。
命令のプロであり、冷たいトーンで指示を出す。それは的確で具体的で細かく執拗であって、そして決して休ませない。
料理は誰もが驚くほど美味しくて、人から聞いた話だけで完璧に料理を真似出来てしまうほどの天才。
そして殺し屋としての腕の一流で、殺し屋たちが集うダイナーでも幾度となく死線を乗り越えている。
菊千代(きくちよ)
- 生年月日:バフッ(5歳)
- 特技:ボフッ(早喰い)
- 好きなもの:バウッ(ボンベロの飯)
- 嫌いなもの:ガウッ(なめるやつ)
- 将来の夢:バフフフ(表面張力の限界まで太る)
- 大切なもの:グフッ(ボンベロ)
- 好きな映画:ヴォフォーン(ドーベルマン・ギャング)
- 座右の銘:バウワウ(果報は寝て待て)
ボンベロの相棒である強靭な闘犬。ボンベロの命令を忠実に聞き必ず遂行するため、以前はボンベロとタッグを組んでいた。大好物はイチゴ。
本来はボンベロ以外は信用しないが、ボロンには懐いている。
人を殺すだけでなく関わった全ての人間の魂をも穢し堕落させたがる殺し屋を最も嫌悪していて、そういう殺し屋に出会ったときは、犬の河を脱ぎ捨てて攻撃を繰り出す。
ビスケット
大きいガタイの素手専門(ステゴロ)の殺し屋。相手の骨や肉が手の中でつぶれる感触が好きなため、肉体ひとつで仕事をする。
名前の由来は、素手で人間をビスケットのように破壊できるから。
仕事の標的が連れていた女を持ち帰って痛めつけるのを楽しむ癖があり、用が済むと素手で人間を畳んでアタッシュケースに詰めてしまう。
ボロン
- 生年月日:失礼だね
- 特技:裏をかく
- 好きなもの:ボンベロの料理
- 嫌いなもの:娘を虐げるやつ
- 好きな映画:バック・トゥ・ザ・フューチャーⅢ
- 大切なもの:リリィ
- 座右の銘:娘のためなら死ねる
ボロンに狙われた者は贓物を撒き散らして死ぬと言われ、「死神」と恐れられる厄介な殺し屋。毒を使う殺し屋で要人の暗殺などでよく使われていた。
一度殺し屋の世界から足を洗ったが組に断りなく殺し屋家業を再開したため、現在は賞金首として組織中の殺し屋から狙われている。
娘のリリィのことを何よりも大切に思っている。
リリィ
- 生年月日:知らない人には言っちゃいけないって。
- 特技:痛くてもがんばれる
- 好きなもの:おじさんからのプレゼント
- 嫌いなもの:病院
- 好きな映画:ファインティング・ニモ
- 将来の夢:探偵になっておじさんを捜す
ボンベロの娘。脳に由来する大病を患っているため病院で療養している。
スカム
- 生年月日:物心がついた頃、『渡辺のジュースの素』ってCMやってたぜ。
- 特技:子供の話をじっくり聴いてやれる
- 好きなもの:冷やし中華
- 嫌いなもの:占い
- 好きな映画:男はつらいよ
- 将来の夢:南米で子供たちと酒場をやる
- 座右の銘:厭な渡世だな
ボロンを葬るために「キャンティーン」に訪れた右目に眼帯を付けたおじさんの殺し屋。
過去に色んな女に産ませて捨てられた子を引き取って殺しを教えているため、「子連れのスカム」と呼ばれている。
ギデオン
- 生年月日:個人情報でげねす。でも2/29日。まだ九歳なんのすのんの。
- 特技:キルティングす
- 好きなもの:人が驚く顔でのす
- 嫌いなもの:ダサい人す
- 好きな映画:ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
- 将来の夢:みんなに愛されるケーキ屋さん
- 座右の銘:天上天下唯我独尊
掟破りや裏切り者の殺し屋を狩るための特殊な殺し屋である排水屋(ドレイナー)。継ぎ接ぎだらけの不気味な顔で変わった話し方をする。
殺し屋を殺す殺し屋のため非常に強い。しかし「キャンティーン」では出禁になっている。
スキン
- 生年月日:忘れた
- 特技:爆破
- 好きなもの:ボンベロのスフレ
- 嫌いなもの:弱い者イジメする奴
- 好きな映画:デッドゾーン
- 将来の夢:完璧なスフレを喰うこと
- 座右の銘:かあちゃんとの想い出
顔や体中に無数の傷跡がある殺し屋。人の傷を見ただけで、いつ頃どうやってできた傷がわかるほど傷に詳しい。
ボンベロの作るスフレが大好きでよく食べにくるが、いつも異物が混入されていて、悲しい顔をして帰っていく。
カナコがピンチのときに助ける優しいキャラクターだが、お母さんが宗教徒たちにめちゃくちゃにされたりと辛い過去を背負っている。
クサカベ
- 生年月日:若いと書いといてくれ 平成生まれで良い
- 特技:堕落睡眠
- 好きなもの:酒と餅
- 嫌いなもの:能書き
- 好きな映画:極悪坊主 念仏三段斬り
- 大切なもの:スナックの女
- 座右の銘:いつまでもあると思うな恩と金
スキンを殺し屋として育てた殺し屋。子供は殺さない主義。
狙撃の腕は超一級で、ライフル1丁でヘリを容易に墜落させられるほど。
炎眉(えんび)
- 生年月日:なにそれ、死にたいの?
- 特技:ひと目惚らせ
- 好きなもの:SPA Le CERCLEかな
- 嫌いなもの:無粋な男
- 好きな映画:ベティ・ブルー 愛と激情の日々
- 大切なもの:デコルテ
- 座右の銘:美人に年なし
ボンベロに殺しを教わった美しい女性。ボンベロとは以前付き合っていた様子で、子どももできていたが堕ろしている。
キッド
- 生年月日:初めのやつ?二度目の?
- 特技:裏を掻く
- 好きなもの:ただ苦しんでいる人
- 嫌いなもの:ただ幸せそうな人
- 好きな映画:炎628
- 大切なもの:カモ
- 座右の銘:太く短く逞しく
気が遠くなるような時間と大枚を払って小児体型を手に入れている殺し屋。見た目は子どもだが年も経験もかなり上。
単なる殺し屋ではなく加虐性愛者であり、人を痛めつけるのが大好き。異常な生育環境と常軌を逸した体験をしたため、狂気の殺し屋になってしまった。
アン(キッドの母)
- 生年月日:永遠の16才♡
- 特技:気持ちの切り替え
- 好きなもの:献身して貰うこと
- 嫌いなもの:献身すること
- 好きな映画:みにくいあひるの子
- 大切なもの:太い客
- 座右の銘:春の来ない冬はない
キッドの母親。キッドを家に閉じ込めて、6歳になったらキッドに体を売らせて稼いでいた。
コフィ(カプチーノ)
ボンベロにディーヴァを守らせている組織の長。ボンベロが幼いときに命を助けている。
コフィは裏切りを唾棄していて、わずかな不服従でも地雷と判断している。
アナ
- 生年月日:オリガが知ってる
- 特技:髪相撲
- 好きなもの:本当のこと
- 嫌いなもの:嘘っぱち
- 好きな映画:ミツバチのささやき
- 大切なもの:オリガ
- 座右の銘:明日はきっと良い日
カナコが船内で出会った王女。消滅した王族の末裔。
オリガ
- 生年月日:は?なんだって?
- 特技:痛みに強い
- 好きなもの:バグ
- 嫌いなもの:コウモリ野郎
- 好きな映画:燃えよドラゴン
- 大切なもの:アナ
- 座右の銘:陽はまた昇る
アナを守るために体を張っている女性親衛隊。厳しい性格をしているが、その発言もアナのことを考えて発していて、アナのために体がボロボロになっても戦うほど優しさを持っている。
ヴィィ
- 生年月日:死にに来たの?
- 特技:愛撫
- 好きなもの:ショッピング
- 嫌いなもの:我慢
- 好きな映画:クレオパトラ
- 大切なもの:美
- 座右の銘:神は死んだ
厳しいオリガとは対照的にアナに優しく接していた世話係の女性。敵を懐柔するためにアナから離れたが、裏切ってオリガたちに攻撃を繰り出す。
ヘビのように柔らかく伸びる体を武器にして戦う。
オッパイハイマー
カナコが船内で出会ったボケた老人。カナコの胸を揉むことで覚醒し、驚異的な頭脳でカナコたちの死地を何度も助ける。
エド
- 生年月日:遥か昔じゃ
- 特技:首の下にもうひとつ口を開けてやること
- 好きなもの:簡単な話
- 嫌いなもの:面倒くさい話
- 好きな映画:アラビアのロレンス
- 大切なもの:デニー
- 座右の銘:撃った弾は戻らない
残酷さもさることながらウデも良かった殺し屋。ボスのコフィに気に入られ手下の中でも随一の信頼を勝ち取っていた。
しかし、コフィが暗殺者に襲われたとき、コフィを助けたが跳弾がコフィの愛犬に被弾して死なせてしまったため、コフィから孤児を育てるという罰を与えられる。
デニー
- 生年月日:やだねぇ、あんた
- 特技:エドが開ける口の半分を手伝う
- 好きなもの:エド
- 嫌いなもの:もたもたしてる奴
- 好きな映画:パリの恋人
- 大切なもの:あの子
- 座右の銘:心に太陽、唇に唄
相手を拷問して楽しむ殺戮者。エドとペアでボスのコフィに気に入られ手下の中でも随一の信頼を勝ち取っていた。
しかし、コフィの愛犬を死なせてしまう事件があり、孤児を自分たちで育てた後に殺すという罰を与えられる。
カオス
- 生年月日:まだ貰ってないです
- 特技:刃物研ぎ
- 好きなもの:アンヘル
- 嫌いなもの:自分
- 好きな映画:エレファント・マン
- 大切なもの:アンヘルの元気
- 座右の銘:縁の下の力持ち
武器や包丁などを視る「道具屋」。武器の寿命を判断したり、武器を研いだりするのがとても得意で、ボンベロの愛刀を研ぐのも担当している。
普段は段ボールを被って顔を隠していて、どもった言葉で話すが、武器を研ぐときは驚異の集中力を見せる。
カオスは組織の間では、その技術を買われてDMZ(非戦中立)で殺すのはご法度とされている。しかし、アンヘルを庇って報いを受けているため、顔が醜くはれ上がるほどひどい拷問を受けている。
アンヘル
- 生年月日:どんな時でも18年前
- 特技:怖いほど美しくいること
- 好きなもの:買う自由
- 嫌いなもの:我慢
- 好きな映画:クレオパトラ
- 大切なもの:わたしの気分
- 座右の銘:他人のひもじさは娯楽
カオスに惚れられている女性。どんな料理を出してもマヨネーズをたっぷりかけるため、料理を台無しにする。
ギャルみたいな変な話し方をしていて、自分の従わない者にはすぐにキレる。
アンヘルは、元はファミリーに属するある組の長の一人娘だったが、抗争でアンヘル以外死亡したためファミリーに残り再興を誓っている。
そして、無謀な仕事ばかりするため失敗するたびに報いを受けることになったが、その度にカオスがアンヘルを庇って報いを受けてくれていた。
ポーク・チョップ
- 生年月日:生年は忘れた八月六日
- 特技:料理
- 好きなもの:縦だか横だかわからないビフテキ
- 嫌いなもの:糸を引いた豆腐
- 好きな映画:座頭市のおにぎりを食べるシーン
- 大切なもの:信義
- 座右の銘:上がりゃあ、落ちる
幼きボンベロが襲われているときに武器を渡して助けた真ん丸とした体型の殺し屋。ボンベロの不遇な環境の話を聞いて、「本物の男」に会わせるといってボスを紹介した。
ボンベロに仕事のコツを教えたり、武器をあげたりと何かとボンベロを気に掛ける。
ボッサ
- 生年月日:毎秒。男は日々刻々と産まれ死す者
- 特技:にらめっこ
- 好きなもの:子供
- 嫌いなもの:偽善者
- 好きな映画:大脱走
- 大切なもの:部下という名の仲間
- 座右の銘:我が戒めを守って命を得よ
ポーク・チョップがいる組織のボス。イカツイおじさんのような風貌をしている。
ボンベロのことは気に入って、名前を付けたり、組織の仲間として迎えるようになる。
クラブ
- 生年月日:何回目のやつかの?
- 特技:チューだけで犬を倒せるぞい
- 好きなもの:かに味噌
- 嫌いなもの:ビート
- 好きな映画:赤い影
- 大切なもの:あれの命
- 座右の銘:蟹の横這い
的の顔面に毎回おもちゃを埋め込む殺し屋。そういったことがしたくて殺し屋になっている。
トリメチルアミンという尿病を患っていて腐敗臭がとてもひどい。そして、背中には蟹のハサミのような武器を仕込んでいて、それを使って戦う。
九十九九(つくも きゅう)
- 生年月日:あなた色で結構
- 特技:女子のハートを盗むこと
- 好きなもの:お金
- 嫌いなもの:堅い人
- 好きな映画:アラビアのロレンス
- 大切なもの:股間
- 座右の銘:そのうちなんとかなるだろう
クラブは運んだ棺の中に入っていたおかしな人間。自分の死にそうなときでもふざけていたり、手には大型の銃を扱った形跡があったりと不思議で謎が多い人物。
ボンベロからは「途方もない阿呆であるが底が知れん奴だ」と言われている。
無礼図(ブレイズ)
組織の幹部の殺し屋。顔には大きな火傷のような跡が縦に伸びている。
八枚目
- 生年月日:莫迦じゃない?16歳だよ
- 特技:Men’sの生タレを沸かすこと
- 好きなもの:私を永遠に可愛がる覚悟を持った成功者
- 嫌いなもの:説教と貧乏
- 好きな映画:カクテル
- 大切なもの:わたしの自由
- 座右の銘:クヨクヨする奴ぁご苦労さん!
カナコがキャンティーンで働く前にウェイトレスとして働いていた八枚目の写真の薬物中毒の女性。菊地代のことをとても気に入っていた。
面白い!『DINER ダイナー』の3つの見どころ(ネタバレあり)
想像を超える過激すぎる殺し屋たちが登場し、激しい殺し合いを繰り広げながらも、切ないシーンも描かれている『DINER ダイナー』にはたくさんの見どころが存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。
殺し屋たちとその過去
『DINER ダイナー』では、殺し屋専用の定食屋が舞台になっているだけに、次から次へと変わった殺し屋が登場してきます。
素手だけで人間を畳めるほどの怪力を持つ殺し屋や毒を扱い死神と恐れられる殺し屋、自分の子供たちに殺しを教える殺し屋など、常人からしたら理解できない思考を持った人たちばかり現れるのです。
そしてボンベロの元彼女の殺し屋や、最新の兵器を受かって無敵になって殺し屋などが「キャンティーン」で賭け事をしながら命を蹂躙したり、いきなり銃撃戦を始めたりするので、現実世界とのギャップに読んでいて開いた口が塞がらなくなるでしょう。
しかし、そんなイカれた殺し屋たちも生きるために母親を殺して殺し屋になったり、殺し屋でありながら娘のために命をかけたり、親から想像を絶する虐待を受けていたがために精神が崩壊した殺し屋がいたり…。それぞれが重すぎる過去を抱えているので、殺し屋に対して同情してしまう不思議な感情を抱かされるのです。
そんな常人からは想像も絶するようなイカれた殺し屋たちと、悲しき過去には是非注目してください。
巻き込まれるオオバカカナコ
また主役ヒロインのオオバカナコが、一般人でありながら殺し屋たちの騒動に巻き込まれる姿は見どころとなっています。
殺し屋しか入ることのできない殺し屋専用のダイナー「キャンティーン」で唯一、人を殺したことがない一般人のカナコは、殺し屋しかいないむごたらしい世界でも思いやりを見せ続けます。
殺し屋に嬲られている女性や殺し屋の娘を助けるために、自分の命を顧みずに殺し屋たちに歯向かってしまうのです。
そのことが原因で、刃物型のチップを口の中に入れなければならない賭け事に巻き込まれて口の中がズタズタになったり、サディストである殺し屋に拉致されて拷問までされしまうので、見ていて関心しながらも愚かだなぁと馬鹿にしてしまいます。
しかし、愚かながらも優しい心を貫くカナコの姿は見ていて心が動かされるものもあり、またそんなカナコだからこそ、殺し屋でもカナコを守るものが現れたりと感動するシーンもたくさんあるのです。
次々と困難に巻き込まれながらも、殺し屋を人間として認識して心を寄せるカナコの優しさは見習いたいものです。
ボンベロのカナコに対する態度
また『DINER ダイナー』では、ボンベロのカナコに対する態度の変化も見どころとなっています。
初めは、カナコのことをすでに死んだ人間として便器を舐めさせようしたり、死にそうになっても気にも止めない様子を浮かべていたボンベロでしたが、自分の命を顧みずに周りを助けるカナコを見ていくうちにボンベロの中のカナコの存在が変容していくのです。
気まぐれでカナコを助けることもあったボンベロが、カナコが毒にやられて死にそうなときは自分の意志でカナコを助けようとしたり、カナコを助けるために命がけで敵陣に乗り込むようにもなるため、その変化に驚かされながらも心温まる気持ちでみることができます。
しかし、そんなカナコを気に掛けるボンベロの姿をよく思わない人物も現れ、2人には危険が絶えず訪れるので、ハラハラが止まらない展開も楽しめます。
あまりにも冷たく無関心だったボンベロが、物語が進むごとに温かくなっていく姿は見物ですので、是非ボンベロの態度にも注目してください。
グロくて過激すぎる『DINER ダイナー』はこんな人におすすめ
『DINER ダイナー』は、グロい絵も見れて刺激的な漫画が好きな方には特におすすめの作品となっています。
物語は、殺し屋専用のダイナーに一般人のカナコが働くことになり、そしてカナコが殺し屋たちの日常に巻き込まれていく話になっているため、とにかく人が死にますし、グロテスクな拷問シーンなども多々描かれています。
親と子の綺麗なシーンでも次の瞬間には血に溢れていたり、殺すことや痛めつけることを楽しむ殺し屋たちの拷問場面も描かれているので、目を背けたくなりながらもその恐怖に気持ちが昂ってしまうのです。
また殺し屋たちの刺激的なシーンばかりではなく、殺し屋たちに焦点を当てた目が潤むヒューマンドラマや、ディーヴァウォッカという高級酒を巡る謎も描かれていたりと見どころに溢れているため、グロいのが平気な方にとっては楽しみところが満載の漫画となっています。
藤原竜也主演で実写映画化されるほど話題作であり、1度読み始めたら続きが気になって夜も眠れないストーリーとなっているので、是非『DINER ダイナー』をご覧になってみてください。
管理人の思う『DINER ダイナー』が伝えたいこと(感想)
『DINER ダイナー』では、人の命とは何かを伝えたいように思えます。
作品では、人の命を数え切れないほど奪い、そして自分の命の常に危機に瀕している状況にある殺し屋たちが、自分の魂を削りながら生きていることが描かれています。
そんな穢れた魂を持って行き着く先は常に惨劇である彼らの中でも、自分の子供のために命がけで戦ったり、育てた息子のために自ら死を選んで死を喜ぶ者がいたりと、命の価値をそれぞれが表現しているため、非情に考えさせらる内容になっているのです。
殺し屋たちに蹂躙されるような命もありながら、ボンベロの料理をもう一度食べるために生きようとする殺し屋の命もある。死が日常にある物語だからこそ、伝えられる命の存在がとても奥深いので、この作品を読んで一度「人の命」について考えてもらいたいです。
そんな刺激的な作品ながらも人の心の訴えるものがある『DINER ダイナー』は、ストーリーもスピード感があって読みやすく、内容も深くて面白いので、是非この機会にご覧になってみてください。
また『Diner ダイナー』を連載しているアプリ「ヤンジャン!」では、ヤンジャン最新号が最速で読めます!