『呪術廻戦』が面白い!呪術を使った王道バトル漫画のまとめとネタバレ感想
人の呪いから生まれた呪霊と呪術師たちのバトルを描いた『呪術廻戦』という王道バトルダークファンタジー漫画。
主人公が最強呪霊の力を宿し、呪術師たちが特異な能力を使って迫力満点のバトルを繰り広げる興奮必須のバトル漫画となっています。
今人気絶頂中の『呪術廻戦』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
人気絶頂中の『呪術廻戦』のあらすじ
週刊少年ジャンプで連載されており、人気絶頂にある王道呪術漫画の『呪術廻戦』の設定やあらすじをご紹介していきます。
複雑ながらも読者のワクワクさせる設定に溢れていて、今後の展開にも注目が高まる作品となっています。
作品の設定や概要
- 著者:芥見下々
- 出版社:集英社(週刊少年ジャンプ)
- ジャンル:バトル・アクション、ダークファンタジー
設定として、日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10000人を超えると言われていて、その殆どが人間から流れ出た負の感情”呪い”による被害。
そんな”呪い”に対処すべく呪術教育機関が存在する。その呪術教育機関は日本で2校しかなく、表向きは宗教系学校とされている。そこは呪術活動の拠点となり、教育のみならず任務の斡旋・サポートまでも行っている呪術界の要。
呪霊たちの設定として、登場する呪霊の階級は以下の通り。
- 特級:クラスター弾での絨毯爆撃でトントン
- 1級(準1級):戦車でも心細い
- 2級(準2級):散弾銃でギリ
- 3級:拳銃があればまあ安心
- 4級:木製バットで余裕
基本的に呪霊と同等級の呪術師が任務にあたため、呪術師の等級は呪霊より強い。
戦闘に関する設定として、”領域展開”というのは術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築すること。滅茶苦茶呪力を消費するが、環境要因によるステータス上昇や領域内で発動した付与された術式は絶対に当たる。
また領域展開に対する最も有効な手段は、同じく領域を展開することで、同時に領域が展開されたときはより洗練された術がその場を制する。
そして、呪力を上げる要素として”縛り”というものがある。利害による”縛り”は呪術における重要な因子の1つとなる。そのうち”手の内を晒す”という”縛り”は術式効果を底上げする。
Twitterでは、呪術廻戦の公式アカウントで最新情報をなどが発信されているので、Twitterアカウントも是非チエックしてみてください。
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あらすじ
類まれなる身体能力を持つ主人公の高校生・虎杖悠仁。病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていて平凡な毎日を送っていたが、ある日学校が化物に襲われ日常が一変する。
学校に取り残された先輩を救うために学校に乗り込む虎杖だが、化物に自身の攻撃は効かなかった。しかし、虎杖は呪いが宿る「呪物」という物を体に取り込み化物に応戦する…。
明るいキャラが多い『呪術廻戦』の主な登場人物まとめ
呪いをテーマにした暗い内容の漫画ですが、『呪術廻戦』に登場するキャラクターたちはみんな明るく読みやすい漫画に彩ってくれています。
そんな明るく個性が強いキャラクターたちをご紹介していきます。
虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)
都立の呪術高専1年の主人公の少年。驚異的な身体能力を持つ高校生であり、自身の高校に現れた呪霊を倒すために強力な呪物である「両面宿儺」の指を飲み込み、宿儺と肉体を共有してしまう。
虎杖は宿儺相手でも難なく自我を保てる千年生まれてこなかった逸材。
呪術規定にのっとれば虎杖は処刑対象であるが、五条悟の計らいで全ての宿儺を取り込んでからの処刑と期間が延期された。
祖父からは「オマエは強いから人を助けろ」と死に際に言われ、その言葉を守っている。
悠仁の攻撃を繰り出すと呪力は遅れてやってくるため、変則的な呪術の流れを作る。そのため拳があった後に呪力がぶつかり、1度の打撃で2度の衝撃を生み出すことができる。
両面宿儺(りょうめんすくな)
特級呪物。宿儺は腕が4本、顔が2つある仮想の鬼神と言われているが、1000年以上前に実在した人間。
呪術全盛の時代に術師が総力をあげて挑んでも破れてしまうほど宿儺は強く、紛うことなき呪いの王である。
己の快・不快のみが生きる指針であり、他の呪術師や呪霊がどうなろうとあまり興味はない。しかし、伏黒には興味を抱いている。
五条悟(ごじょう さとる)
特級呪術師であり、最強の呪術師。普段は目を隠しているのが特徴的。
無限を現実に持ってくる呪術を使う。領域展開では、相手に”知覚””伝達”生きるという行為に無限回の作業を強制する。
特級呪霊たちにも「勝てない」と言われているほどの強さを誇る。
またクソ呪術界をリセットすること夢見ていて、そのために強く聡い仲間を育てるために高専で教鞭をとっている。
伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)
都立の呪術高専1年。式神使いであり、オオカミや蛇やカエルなどさまざまな式神を出して戦う。過去に愛する人を亡くしているであろう描写が描かれている。
両面宿儺からは「特級相手になぜ逃げたか」を問われている場面があり、伏黒の真の力は特級を凌駕するものと予想される。
好きな女性のタイプは「ゆるぎない人間性があれば、それ以上は何も求めない」とのこと。
釘崎野薔薇(くぎさき のばら)
都立の呪術高専1年。田舎から上京していて、夢見がちだけど高飛車で厳しい性格をしている。
釘とハンマーを武器に戦う。呪霊の身体の一部を藁人形と一緒に釘で打ち付けると呪霊が遠くへ逃げても倒すことができる。
呪術高専に来た理由は、田舎が嫌で東京に住みたかったから。
夜蛾正道(やが まさみち)
都立の呪術高専の学長。顔はいかついが、自身の呪いの篭った可愛いらしいぬいぐるみを作っている。
虎杖の呪術高専の面接を担当し、質問によって気づきを与える教育をする。
伊地知潔高(いじち きよたか)
都立の呪術高専補助監督。五条や七海に怒られがちな弱そうな人物。虎杖が生きているのを知っていた数少ないうちの1人でもあった。
七海健人(ななみ けんと)
都立の1級呪術師。呪術師はクソだと思っていて、労働もクソだと思っていて、同じクソならより適性のある方をと考えて、脱サラして呪術師になった変わった経歴を持っている。
七海の術式はどんな相手にも強制的に弱点を作り出すことができるというもの。対象を長さを線分したときに7:3の比率の”点”に攻撃を当てることができればクリティカルヒットする。
また時間による”縛り”があり、時間外になると呪力が増す。
秤(はかり)
都立の呪術高専3年。五条悟が自分に並ぶ術師になるというほど優秀な人物。
乙骨優太(おっこつ ゆうた)
都立の呪術高専2年。伏黒が唯一手放しで尊敬できる人であり、京都校のメンバーからも一目置かれている存在。現在は海外に行っている。
去年の京都の姉妹校との交流会は、乙骨がいたため圧勝したらしい。また秤と同じく五条悟が自分に並ぶ術師になるというほど優秀な人物。
禪院真希(ぜんいん まき)
都立の呪術高専2年。才能がないため呪力はないが、呪具の扱いは学生で1番上手い。呪力がないため、眼鏡をかけないと呪いも見えない。
見下された自分が大物術師になったときの家の人の反応が楽しみで、嫌がらせで呪術師をしている。厳しいけど、根は優しい。
狗巻棘(いぬまき とげ)
都立の呪術高専2年。語彙がおにぎりの具しかないのが特徴的。
呪言師であるため、言葉を必要以上に話さない。言霊の増幅・強制の術式を使うため語彙を絞っている。
強い言葉を使えば自分にデカい反動がくる上に、最悪自分に帰ってきてしまうため、語彙を絞るのは自分を守る意味もある。
パンダ
都立の呪術高専2年。パンダ。
楽巌寺嘉伸(がくがんじ よしのぶ)
呪術高専京都校の学長を務める人物。虎杖悠仁を殺すために画策する。
庵歌姫(いおり うたひめ)
準1級術師の京都校の引率者。五条悟の先輩で、五条からは弱いと言われているが信頼はされている様子。五条からよくからかわれる。
東堂葵(とうどう あおい)
呪術高専京都校3年で1級呪術師。身長と尻がデカイ女がタイプであり、身長アイドル高田ちゃんの大ファン。
性癖にはその人の全てが反映されると考えていて、会ったらすぐに好きな女のタイプを聞く。
力が非常に強く、1級呪霊5体を術式を使わずに倒していて、特級呪霊も倒す実力の持ち主。
高田ちゃん(5巻の表紙を飾る)
「身長アイドル」の高田ちゃん。身長が180㎝もある。個別握手会を開いたり、散歩番組にゲスト出演するなどアイドル活動を頑張っている。
また、圧倒的に登場回数が少ないにも関わらず、『呪術廻戦』5巻の表紙を飾った逸材。さらに呪術廻戦のキャラクターの中で初めてTwitterのトレンドに乗ったキャラクターでもあり、アイドルだけありメディアの露出が他のキャラクターより強い様子。
Twitterでの初トレンド入りは、呪術廻戦ファンを非常に驚かせている。
禪院真衣(ぜんいん まい)
呪術高専京都校2年。物に呪力を篭めるが術式は使わない様子。
三輪霞(みわ かすみ)
呪術高専京都校2年。五条悟のファンであり、五条を見ると心の中で興奮している。
西宮桃(にしみや もも)
呪術高専京都校23年。ほうきを持っているのが特徴的で、少しビビリ。
究極メカ丸(あるてぃめっと めかまる)
呪術高専京都校2年。ロボ。
加茂憲紀(かも のりとし)
呪術高専京都校3年。いつも目をつぶっていて、もみあげが長いのが特徴的。加茂家の嫡流。
夏油傑(げとう すぐる)
呪詛師であり、去年は「新宿・京都 百鬼夜行」という未曽有の呪術テロを起こしている。
呪霊に人間の倒し方をアドバイスしている。しかし、「呪霊の分際で」などと見下した発言もする。
漏湖(じょうご)
頭が火山になっているのが特徴的で、甘く見積もって宿儺8,9本分ほどの強さを持つ特級呪霊。
人間を嘘でできている偽物としていて、反対に人間の偽りの負の感情から生まれ落ちた呪いこそ真に純粋な本当の”人間”だと考えている。
そのため、人間を消すことを目標にしている。
花御(はなみ)
目から木が生えているのが特徴的で、気配を消すのが上手い。漏湖がピンチのときに助ける行動を取った。植物系の呪術を使う。
真人(まひと)
人が人を憎み恐れた腹から生まれた呪い。生まれたばかりの呪いにも関わらず成長が早く、七海健人が危険視している。
真人はこの世界で唯一魂の構造を理解していて、それに触れることで生物の形を変えることができる。そのため、人を呪霊に変形させることもできる。
面白いと話題の『呪術廻戦』の3つの見どころ(ネタバレあり)
レビューを見ると「面白い」というコメントで溢れている『呪術廻戦』の、特に注目してほしい面白いポイントをここでは3つご紹介していきます。
呪力を使った変幻自在のバトル
『呪術廻戦』では、呪術を使った変幻自在の白熱バトルが見どころとなっています。
主人公の虎杖悠仁のような打撃系のキャラもいれば、伏黒のような式神を使ってテクニカルに戦うキャラもいれば、五条悟のようなとても強力な呪術を使う者がいます。
さらに呪霊も火山のようなものや人の形を変えるものなどが存在し、それらのキャラクターたちのバトルが変幻自在な迫力満点のバトルを作り出しているのです。
それぞれのキャラクターのかっこいい能力に興奮し、毎回違ったバトルが楽しめる展開となっています。
虎杖悠仁と両面宿儺の関係
また主人公の虎杖悠仁と両面宿儺の関係も見どころとなっています。
2者は呪いと人間という敵対関係にある2人ですが、虎杖が呪霊相手に苦戦していたり命の危機に瀕しているときには、両面宿儺の気まぐれや強さによく助けられます。
しかし両面宿儺も意味深な”縛り”の契約(①宿儺が「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡すこと②この契約を忘れること)を虎杖と結んだりしていて、何か悪だくみをしている様子で、それが今後どのような意味を持ってくるのかは読んでいて不安になってくるでしょう。
虎杖の成長とともに両面宿儺の悪だくみにも特に注目してみてください。
人間VS呪霊の戦争
『呪術廻戦』は、人間と呪霊の争いが1番の見どころと言えます。
保身馬鹿がはびこるクソ呪術界をリセットするために五条悟が強く誘い仲間を育てている間に、呪霊たちは最強呪術師の五条悟を封印し、虎杖悠仁を仲間に引き入れる策謀や特級呪霊たちが協力して戦闘を繰り広げています。
強力な呪霊たちによる人間界の侵略に対して、五条悟や主人公の虎杖悠仁は、上層部と呪霊たちと闘わなければならない不利な状況下にあるため、常にヒヤヒヤしながら緊張しながら読むことができるのです。
人間を嵌める呪霊たちの作戦、そして人間たちの成長や団結は注目ポイントです。
王道のストーリー展開の『呪術廻戦』はこんな人におすすめ
『呪術廻戦』は、王道漫画好きにはおすすめの作品となっています。
身体能力がすごいだけの主人公の高校生が、ある日突然特別な力を手に入れて呪術の世界に入る。そして、そこでは3人の同期と一緒に最強の呪術師に育てられて成長していくという王道的な展開で話が進んでいくため、誰もが楽しめるストーリー構成となっています。
また主人公の虎杖が呪霊側の”呪いの王”を内に宿していたり、呪いがテーマになっているダークファンタジーながらも、明るくギャグ要素に溢れるキャラが多いため快活に読み進めることができるのです。
読めばはまること間違いなし、誰でも楽しめること間違いなしの王道バトルダークファンタジーとなっているので、是非漫画好きな方は読んでみてください。
管理人の思う『呪術廻戦』が伝えたいこと(感想)
『呪術廻戦』は、負の感情に勝つためには仲間の存在が重要であることを伝えたいように感じられます。
『呪術廻戦』では負の感情が呪いとなり呪霊となって人々を襲ったり、いじめにあっていた少年の負の思いが呪霊に利用されたりとダークな場面がよくあります。しかし主人公たちが仲間と協力して、そういった負の感情からできた呪いを祓っていくのです。
負の感情は決してなくなるものではありませんが、仲間と一緒なら呪いに勝てるということを伝えているように思えます。
ダークなシーンが多いですが、仲間の大切さなどやほかにも様々なメッセージが織り込まれている名作ですので、是非『呪術廻戦』をご覧になってみください。