『ストーカー行為がバレて人生終了男』ストーカーミステリー漫画のネタバレ感想
ストーカーとミステリーを掛け合わせた新感覚のミステリーサスペンス漫画である『ストーカー行為がバレて人生終了男』。
ネット広告で話題を呼び、ストーカー行為を行うことの危険性がひしひしと伝わり、意外性のあるミステリー要素に人気を博している作品です。
ストーカー行為で人生が終了しかける主人公を描いた『ストーカー行為がバレて人生終了男』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
ネット広告で話題の『ストーカー行為がバレて人生終了男』のあらすじ
出典：「ストーカー行為がバレて人生終了男」、原作：門馬司、漫画：芥瀬良せら、出版社：講談社
マガジンポケット連載の『ストーカー行為がバレて人生終了男』はネット広告でもよく見かけられていて、話題を呼んでいる作品です。
そんな『ストーカー行為がバレて人生終了男』の設定やあらすじをご紹介していきます。
作品の設定や概要
- 原作：門馬司
- 漫画：芥瀬良せら
- 出版社：講談社（マガジンポケット）
- ジャンル：ミステリー・サスペンス
設定として、主人公の影沼は電車でかわいい女の子を見かけては、ライトストーキングと称して後をつけ、自宅を特定して美女マップを作っていた。
また影沼は捕まった時の言い訳なども考えていて、ライトストーキングをするときは、万歩計を準備していて、最寄り駅の1駅前から後をつけ、ウォーキングの体を装ってのストーカー行為を行っていた。
あらすじ
中堅私立大学で就職活動に苦戦中の主人公の影沼には、ライトストーキングという唯一の趣味があった。街で見かけたかわいい女性の後をつけ、それをマップ化していたのだ。
そんなストーカー常習犯の影沼は、大手企業に内定をもらえたため「これが最後」と心に誓い、駅で見かけたほろ酔い美女の後をつける最後のストーカーを行った。
しかし、その最後のストーキングが最悪の事態を招くことに…
ストーカー続出『ストーカー行為がバレて人生終了男』の主な登場人物
主人公がストーカー常習犯という『ストーカー行為がバレて人生終了男』には、主人公以外にも多くのストーカーが出現してきます。
そんな犯罪者に溢れている『ストーカー行為がバレて人生終了男』の主な登場人物をご紹介していきます。
影沼秀夫（かげぬま ひでお）
中英大学4年生でコンビにバイトをしている主人公。
ライトストーキングの常習犯で電車でかわいい子を見かけては、ストーカーをして家をつきとめて、美人の住まいをマップにして楽しんでいた。
大学では将棋サークルに所属し。女子とは関わりのない冴えない生活を送っていて、内定も落としまくっていたが、唯一大企業に内定が決まる。
そして、内定が決まったことでストーキングを辞めようとラストストーキングを実行したところ、警察に捕まりかけ、ストーカー事件に巻き込まれることになる。
海藤不二恵（かいどう ふじえ）
半年間ほどストーカーにつけられている第1部のヒロインの女性。とても綺麗な女性で昔はアイドル活動をしていて、現在はキャバ嬢として働いている。
綺麗なだけあり、複数のストーカーに付きまとわれていて、家が滅茶苦茶にされたり脅迫状が届いたりしている。心当たりは20人くらいいる。
影沼の趣味がストーカーであるという弱みを握ったため、脅して自分のストーカーを捕まえるように命令する。
小松伸二（こまつ しんじ）
海藤の元カレ。海藤にヨリを戻そうとしつこく言い寄っているネチネチした奴。
海藤に連絡をブロックされているため、海藤のお店にもよく通って会いに行っている。
また妻子持ちであるにも関わらず、海藤に本気になっている。
片岡仁（かたおか じん）
アイドルTシャツのモヒカン男。監視カメラでも捉えられていて、ストーカー犯人として警察からも認識されている。力もかなり強い。
若宮（わかみや）
影沼が海藤をストーカーをしているのを捕まえた若い警察官。
海藤にLINEでしつこく言い寄っている。
岩村明男（いわむら あきお）
若宮と一緒に影沼が海藤をストーカーしているのを捕まえた警察官。
その後、海藤がストーカー犯に襲われるところを助けるなど、頼れる姿を見せる。
半田隆一（はんだ りゅういち）
練馬中央署刑事課に所属する刑事。主人公の影沼のことを殺人容疑者だと決めつけて疑っている。
須山ハジメ（すやま はじめ）
影沼が所属している将棋サークルの部員。海藤が所属していたアイドルグループに詳しくて、海藤が女優としても活動していたことも知っているほど、海藤の大ファン。
影沼のスマホを勝手に見たりなど不審な行動を見せる。
糸井健（いとい けん）
影沼が所属している将棋サークルの部員の1人。
西田（にしだ）
影沼が所属している将棋サークルの部員の1人。
町山渚（まちやま なぎさ）
影沼の後輩の女子大生。将棋サークルの姫的な存在で、強引に勧誘させたため幽霊部員として所属している。
以前は影沼に興味を示していなかったが、影沼が大手企業に内定をもらったことで興味を示すようになった。
猪狩京花（いかり きょうか）
社会人となった影沼が所属している1課のチーフで、美しくて敏腕であると社内で有名な女性。
影沼のような能無しのことも気にかけるほど優しい。
しかし、社内で誰かに恨まれている様子があり、家にフルフェイスを被った人が侵入していたり、嫌がらせ被害に遭っている。
鹿田達彦（しかだ たつひこ）
社会人となった影沼の1課の先輩指導社員。影沼を「中英くん」と大学名で揶揄する呼び方をしている。そして、いつも影沼をいびっている。
猪狩チーフの先輩だったが、猪狩がチーフになってからは急に冷たく接するようになる。
原崎叶（はらさき かなえ）
影沼と同期入社のZONY社員。大学で経営学を先行していて、業界一の企業で様々な経験を積めることを誇り思っている。
若手ながらプレゼンも通ってしまうほど能力がある。
塩見保（しおみ たもつ）
1課の課長。のんびりした感じの人であるが、影沼の事を何か探っている。
謎めいた人物で、特に人望があるわけでもなく、悪いうわさもない。しかし、2課の課長とは仲が悪い様子。
林直人（はやし なおと）
1課で地味で暗い感じの社員。猪狩チーフの持ち物をもらうなどの気持ち悪い行動を見せることがある。
玉木進太郎（たまき しんたろう）
1課の社内一イケメンと評判のある社員。猪狩チーフのことをしつこく誘っている。
しかし、みんなの前で叫びながら断られたことがある。
清水（しみず）
経理課に所属していて、猪狩チーフとはよく旅行に行っていた間柄の仲の良い女性社員。
いつも猪狩から仕事の悩みや相談をされていたが、ある日突然休職してしまった。
意外な結末！『ストーカー行為がバレて人生終了男』の3つの見どころ（ネタバレあり）
出典：「ストーカー行為がバレて人生終了男」、原作：門馬司、漫画：芥瀬良せら、出版社：講談社
ストーカーとミステリーを掛け合わせた『ストーカー行為がバレて人生終了男』には、ストーカー行為を行う犯人の狙いやミステリー要素や結末など、見どころ溢れる展開が繰り広げられています。
そんな『ストーカー行為がバレて人生終了男』の中でも特に注目してほしい3つの見どころをご紹介します。
ストーカー知識の勉強になる
『ストーカー行為がバレて人生終了男』では、様々なストーカー知識が紹介されているところが見どころとなっています。
対象に触れないことや万歩計を持参しておくこと、最寄り駅の1つから付けてウォーキングの体を装うことなど、普段は知ることのできないストーカー知識をたくさん知ることができます。
ストーカーは犯罪なので絶対してはいけないことですが、ストーカー行為をしている人の考え方を知っていると自身や周りの人が被害に遭ったときに対処もしやすくなると思うので、この漫画からストーカー知識を学んでみてもらいたいです。
次々現れるストーカーの存在
また『ストーカー行為がバレて人生終了男』では、続々と出現するストーカーの存在が見どころとなっています。
アイドルやキャバ嬢をやっている可愛いヒロインは、元カレにストーカーされたり、ストーカーを相談した相手にまでストーカーされたり、4年前のアイドル時代のストーカーがいたりと次々にストーカーが登場し、読者を驚かせます。
ストーカーがバレたことでナイフを取り出されたり、密室殺人事件まで巻き起こるため、ストーカーをする人物の危険性にはひらすら恐怖させられます。
1人のストーカーから便乗して現れてくるストーカーたちやその狙いなどには、是非注目してもらいたいです。
真犯人に驚かされる意外な結末
『ストーカー行為がバレて人生終了男』では、意外な結末に衝撃を受けます。
次々と色々な理由からストーカー行為をしている人物が明らかになっていくのですが、真犯人が読者の予想を確実に超える人物で、最後にどんでん返しにあって衝撃を受けるのです。
予想と期待を何度も裏切る展開が続くストーリーとなっているので、意外な真犯人やストーリー展開を是非楽しんでみてください。
『ストーカー行為がバレて人生終了男』はこんな人におすすめ
『ストーカー行為がバレて人生終了男』は、ミステリー漫画好きの方には特におすすめの作品となっています。
これまでにあまりない主人公がストーカー常習犯で、その主人公がストーカーを捕らえるミステリーとなっていて、ストーカートリックやストーカーに行う理由などが新鮮で大いに楽しめるのです。
また犯人を見つけては、新たに真犯人が現れる状況が続くため、何度も期待と予想を裏切られるストーリー展開に続きがどんどん気になります。
そしてミステリー要素もたくさんあり楽しめると思うので、是非この機会にご覧になってみてください。
管理人の思う『ストーカー行為がバレて人生終了男』が伝えたいこと（感想）
出典：「ストーカー行為がバレて人生終了男」、原作：門馬司、漫画：芥瀬良せら、出版社：講談社
『ストーカー行為がバレて人生終了男』は、ちょっとした犯罪行為が人生を終了させることがあるということを伝えたいように感じられます。
物語では、ちょっとしたストーカー行為のために、主人公が警察に捕まりそうになったり、犯罪に巻き込まれて命を危機に陥ったりして、人生が終了するかのような思いをします。
そんな主人公の姿を見ていると、ちょっとした何気ない犯罪でも自分の人生を終わらせるだけの力を持っていることを思い知らされるのです。
『ストーカー行為がバレて人生終了男』ではストーカーに限らず犯罪行為が、人生にとって大きな影響をもたらすものだということが、怖いほど伝わってくるものになっているので、是非多くの方にご覧になってもらいです。
