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『この愛は、異端。』悪魔と人間の妖しくも魅惑的な純愛漫画のネタバレ感想

この愛は、異端。

『この愛は、異端。』悪魔と人間の妖しくも魅惑的な純愛漫画のネタバレ感想

 

契約で結ばれた悪魔と人間の、妖しく魅惑的な純愛を描いた漫画の『この愛は、異端。』。

「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされるほど人気を博していて、シリアルでありながらコミカルで、さらにエロスが交わった大満足の作品となっています。

神聖さすら感じられる魅惑的な純愛を描いた『この愛は、異端。』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

次にくるマンガ大賞ノミネート『この愛は、異端。』のあらすじ

この愛は、異端。のあらすじ出典:「この愛は、異端。」、著者:森山絵凪、出版社:白泉社

「次にくるマンガ大賞 2019」にノミネートされる話題の純愛漫画『この愛は、異端。』の設定やあらすじをはじめにご紹介していきます。

悪魔と人間の純愛に是非酔いしれてみてください。

作品の設定や概要

  • 著者:森山絵凪
  • 出版社:白泉社(ヤングアニマル嵐)
  • ジャンル:恋愛、お色気
  • 巻数:3巻(連載中:2020年5月14日現在)

 

設定として、ヒロインのよしのは悪魔のベリアルと1つの願いにつき、1つの対価を払う契約を結ぶ。ベリアルは契約の代わりによしのが死ぬまで行動を共にする。

本来は悪魔との契約の対価は体だが、よしのの極端な貞操観念を延々と聞かされたベリアルは譲歩して、対価は口付けだけとなった。

しかし、18歳以降は普通の口付けではなく舌をいれること、20歳になったら愛撫も加わることを契約の条件とした。

あらすじ

両親を事故でなくし、親戚の家をたらい回しにされて自殺まで決意した天涯孤独の少女淑乃は、古本屋で見つけた1冊の本から悪魔を呼び出してしまう。

そして、呼び出した悪魔のベリアルと契約を結ぶことに。

その契約は、1つの対価を支払えば、1つの願い事を叶えてもらえるが、淑乃は死ぬまでずっと悪魔と共に過ごすことになる…



美しすぎる『この愛は、異端。』の主なキャラクター

美しすぎる絵から表現される『この愛は、異端。』では、悪魔なのに美しいキャラクターがたくさん登場します。

そんな美しい登場人物たちをご紹介していきます。

四宮淑乃(しのみや よしの)

5千年に1人出会えるかどうかの代物である美しい魂を持った女の子。昔から非常に運の良い子どもで、何回も死の淵に直面しながらも幾度となく助かってきていた。

しかし、13歳の夏の家族旅行の帰りに交通事故で両親を亡くしている。

その後、損害賠償金に加えて、父の事業での借金も加わり、億を超える借金を背負うようになる。そして施設が見つかるまでの間に親戚の家を転々としていたが、何度も性的暴行を受けそうになり、自殺を決意したが死ねなかった。

そんなとき悪魔の呼び出し方の本を見つけて、悪魔を呼び出し、悪魔のベリアルと契約を結び、一緒に生活することになる。

極度の貞操観念を持っていて、結婚するまでに異性と交わらないと決めている。

ベリアル(バアル)

昔は天界で1番美しい天使だったが、ある事件で悪魔になった堕天使。よしのからは「バアル」と呼ばれている。

5千年に1度ほどの美しい魂を持ったよしのを胎児になる瞬間から発見し、ずっと付けて契約を結ぶことに成功する。

契約に際し、よしのの全ての借金を返済し、周りの人間とのいざこざも全て解決し、よしのを引き取って一緒に暮らすようになる。

契約の関係で月に1度は口付けなどの行為に及ぶ。

普段は仕事として、人間の魂を奪っている。

よしのの母

毎年お盆によしのの下へ訪れる母親。よしのに似て容姿が美しい。

毎年ベリアルに泣きながらよしのの魂をうばわないようにお願いするが、拒否されている。しかし毎年よしのの1年分のアルバムを見せてもらっている。

よしのの父

毎年お盆によしのの下へ訪れる父親。とてもハンサムな男性。

母と一緒に毎年ベリアルに泣きながらよしのの魂をうばわないようにお願いするが、拒否されている。しかし毎年よしのの1年分のアルバムを見せてもらっている。



旭蒼也(あさひ そうや)

よしのと同じ大学のデザイン科に通う2浪している2年生。よしの好みの爽やかでジャニ系のかっこよさを持っている優しい青年。

以前からよしのに好意を抱いていて、授業のグループワークを機に接近する。

しかし、ベリアルとよしのの歪な関係に気づいていて、思い詰めることになる。

サタン

ベリアルの上司であり、悪魔の王である悪魔。人間の姿になっているときは、厳しくも優しい会社の上司のような凛々しい顔立ちをしているが、悪魔の姿になるととても醜悪になる。

サタンも以前は、天使だったがある事件で堕天使となった。悪魔なのに人間と同じように食べるフリができたり、トイレに行くフリもできるほど人間に馴染んでいる。

ベリアルがよしのに過度に入れ込んでいることに気づいていて、危険視している。

セーレ

ベリアルの後輩の悪魔。人間の姿のときは、爽やかでハンサムな外国人となっている。

契約している人間に尻に敷かれているためノイローゼ気味となっている。



アスモデウス

人間の女と結婚した悪魔。2歳になる子どももいて、嫁自慢をいつもしている。

ベリアルとは過去にエモノを横取りしたされたの因縁があり、仲が悪い。

サラ

アスモデウスの奥さん。元クリスチャンでありながらも悪魔と結婚していて、人間の子どもも生んでいる。

元クリスチャンのため清貧を愛していて倹約家。

ベリアルの気持ちにもすぐに察するほど勘は鋭い。

アスモデウスのことを信頼していて、「この人とならどんなことも乗り越えていける」と信じている。

ラファエル

ベリアルの元上司である大天使。人間と契約している悪魔を狩っている。

見た目は色素が薄く中性的な顔立ちで絵になるような美しさ。

力がとても強く、人間の傷を回復させる力も持っている。しかし、そのため人間の事を戦いの中で傷つけるのを厭わない。



シリアスだけどコミカルで面白い『この愛は、異端。』の3つの見どころ(ネタバレあり)

この愛は、異端。の我儘を聞くベリアル出典:「この愛は、異端。」、著者:森山絵凪、出版社:白泉社

美しい描写で読者を魅了し、シリアスだけどコミカルも混じったストーリーを繰り広げる『この愛は、異端。』には、見どころがたくさんあります。

そんな見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つご紹介していきます。

なんだかんだ優しいベリアル

『この愛は、異端。』では、悪魔だけど優しいベリアルが見どころとなっています。

よしのとの最初の契約の時もそうでしたが、よしののお願いに大いに譲歩したり、仕事をほったらかして、よしのと手を繋いで寝るのに付き合ったりと悪魔なのに優しすぎるというギャップを見ていて微笑ましくなります。

文句を言ったり悪魔らしい心無いセリフを吐きながらも、なんだかんだよしののことを第一に考えて、よしののために一生懸命やるベリアルを男性の方は是非見習いましょう。

異端すぎる2人の愛情

『この愛は、異端。』では、タイトル通り人間と悪魔の異端すぎる愛情が見どころとなっています。

子どものときから月に1度のキスをする関係であり、18歳からは舌を入れたキス、20歳からは愛撫も加わる関係になる人間と悪魔の純愛は妖しく魅力的に見えます。

よしのとベリアルは小さい時から一緒にいる親子のような存在でありながらも、対価と称して愛の形を注ぎ合う2人の刺激に溢れる危険な恋が描かれているので、目が離せなくなります。

そして愛情という感情を持っていない悪魔ベリアルと両親を亡くし愛情に飢えるよしのたちが繰り広げる契約だけの関係には思わず見とれてしまいます。

露わになる2人の気持ち

また『この愛は、異端。』では、隠されていた思いが露わになる瞬間が感動的な見どころとなっています。

ベリアルは悪魔であり、これまでに多くの女性を虜にしてきて魂と食べてきたような存在です。そのため、愛情という感情を持ち合わせていません。

また、よしのは対価を求めるだけのベリアルとの関係に本当の愛を感じられず、本当の愛を注いでくれる人を求め続けます。

そんな相反する2人が、あるきっかけで本当の気持ちに気づき始めるのですが、真の気持ちの美しさに読んでいて思わず涙がこぼれ落ちるほど感動します。

隠された思いがどのようなきっかけで露わになるのか、そして露わになった美しい感情と変化する2人の関係には是非注目してください。

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エロスと純愛の『この愛は、異端。』はこんな人におすすめ

この愛は、異端。のよしのとベリアルの契約出典:「この愛は、異端。」、著者:森山絵凪、出版社:白泉社

『この愛は、異端。』は刺激的な恋を求めている方には特におすすめの作品となっています。

悪魔と人間の体を伴う関係がテーマとなっている作品であり、さらにその悪魔と人間が親子のような関係もある2人のため、とにかく見ていて危うさに溢れている刺激を感じることができます。

さらに、登場人物がみんな美しく、妖艶であるため読んでいてうっとりしてしまう内容になっているのです。

そんな刺激に溢れる魅力的な描写の数々が見れるので、刺激的な恋を求めている方は是非『この愛は、異端。』をご覧になってみてください。

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管理人の思う『この愛は、異端。』が伝えたいこと(感想)

この愛は、異端。のよしのとベリアルの会話出典:「この愛は、異端。」、著者:森山絵凪、出版社:白泉社

『この愛は、異端。』は無償の愛の偉大さを伝えたいように感じられます。

物語で登場する主人公のよしのは、幼い頃に両親の亡くしていて、親戚の家をたらい回しにされていたため、愛情をあまり受けずに生活をしていました。

その後、悪魔のベリアルと契約で対価を払うことで、何不自由ない生活を送れるようになるのです。

そんな親戚にたらい回しにされ、悪魔とは対価を払う関係を続けていたよしのは無償の愛を求めるようになるのですが、本当の無償の愛に気づいたときに、よしのも読者も本当の感動してしまいます。

対価が伴う関係性をずっと表現しているため、その後判明する無償の愛の存在に驚かされるのです。

『この愛は、異端。』では、そのような無償の愛をこれでもかと美しく表現していて、読めば感動すること間違いなしの作品ですので、是非多くの方にご覧になってもらいたいです。

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ヨル
漫画紹介をしているヨルです! 毎月150冊以上漫画を読むので、その中で特におすすめの漫画を紹介していきます! 次に読む漫画を探してる方はぜひ参考にして頂けたら嬉しいです^^
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