SF・ファンタジー

『ライドンキング』あらゆる魔物に騎乗する異世界転生漫画のネタバレ感想

『ライドンキング』あらゆる魔物に騎乗する異世界転生漫画のネタバレ感想

 

主人公が異世界に転移し、あらゆる魔物を乗りこなす「騎乗」をテーマにした漫画『ライドンキング』。

「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされ、奇抜な設定と美しい画力、引き込まれるストーリーと世界観に人気沸騰の作品となっています。

騎乗欲を満たす主人公がかっこいい『ライドンキング』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

次にくるマンガ大賞ノミネートの『ライドンキング』のあらすじ

ライドンキングのあらすじ出典:「ライドンキング」、著者:馬場康誌、出版社:講談社

「次にくるマンガ大賞 2019」にノミネートされるほど人気沸騰中で、面白いと話題の『ライドンキング』の設定とあらすじをご紹介していきます。

設定はかなり複雑になっていますので、一部を抜粋しています。

作品の設定や概要

  • 著者:馬場康誌
  • 出版社:講談社(月刊少年シリウス)
  • ジャンル:SF・ファンタジー、異世界・転生
  • 巻数:4巻(連載中:2020年5月14日現在)

 

設定として異世界では体内に魔力を練り、体外に発現することができる人間が2~3%存在している。主人公のプルチノフも気合を入れる意識で魔力を練ることができる。武術でいう「気」が異世界では「魔力」にあたるのである。

また異世界には「加護」という神の恩寵として賜る特殊な能力なども存在し、プルチノフは異世界でも文字や言葉が通じる加護を受けているため、会話などに支障をきたさない。

さらに異世界には、太陽神の統べる世に侵入を図る混沌勢力が開けた穴である混沌の世とこの世を繋げる穴「ダンジョン」が存在する。

ダンジョンは放っておいたら魔物を生み出す厄介な洞窟であり、お宝が眠っていることが多いということで、冒険者にとって1番の稼ぎ場となっている。

 

このように『ライドンキング』では、設定は細かく練られていて複雑になっているので、さらに詳しい設定は本編からご覧ください。

あらすじ

「乗りこなす」という行為をこよなく愛し、国さえも乗りこなす、ブルジア共和国終身大統領となっている武術・格闘技の達人アレクサンドル・プルチノフ。

ある日テロリストの襲撃を受け、テロリストは難なく撃退しながらも、あることをきっかけに気を失ってしまう。

そして、目が覚めるとそこは人間とモンスターが共生する異世界だった。その異世界でプルチノフは騎乗休暇を過ごすことに…。

 

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色んな魔物も登場する『ライドンキング』の主なキャラクター

異世界を舞台にした物語である『ライドンキング』では、魔法使いから神々しいモンスターまで様々なキャラクターが存在します。

そんな登場キャラクターたちをご紹介していきます。

アレクサンドル・プルチノフ

ブルジア共和国終身大統領。顔相凶悪で自らの欲望に正直だが、強い男を尊ぶブルジア人の大半は彼を支持している。

またプルチノフはブルジア解放の英雄にして、武術や格闘技でも数え切れぬほどの黒帯を持つ達人。

「乗りこなす」行為をこよなく愛していて、およそ乗れるものは全て乗りこなし、国家さえも乗りこなしているため、自身の騎乗欲を満たす乗り物を日々探している。

そんなときテロリストの襲撃を受けたことをきっかけに気を失い、人間とモンスターが共存する異世界で目が覚めてしまう。

サキ・スクイーダ

異世界ゴルドーの冒険者である17歳の女の子。職業は魔法剣士で、剣を使った雷の魔法が得意。冒険者ランクは6級。

遺跡探索していてワイバーンに襲われているときにプルチノフと出会い、プルチノフの謎の強さを借金返済に利用しようとして共に行動するようになる。

成金趣味で高級なアイテムを持っている。

ベルべディア・デルーシア

サキと同じく冒険者である16歳の魔法少女。職業は魔法使い兼錬金術師であり、冒険者ランクは6級。「みたいな」を語尾につけた話し方をする。

攻撃魔法がからっきしの魔法少女だが、支援魔法と鑑定はスペシャリスト。

また稼ぎをほとんど「ポーション(魔法薬)」につきこんでしまうほど、ポーション中毒者でもある。

カーニャ・カンナリエン

ヒューム(只人)の混じったハーフエルフのおばさん。見た目は幼女のような姿だが、歳はだいぶ重ねていて数百年は生きている。

村の生贄としてオークに差し出され、襲われていたところをプルチノフたちに助けられて、共に行動するようになる。

木工細工師であり、木から見て触れるものなら何でも掘り出すことができる力を持っている。



ジェラリエ・ゴルドー

ゴルドーの街の領主の娘。騎士団の団長を務めていて、ケンタウロスに攫って調教しているあくどい人物。

スミルフ

西方から流れてきた蛮人の野獣使い。「隷属の首輪」をジェラリエに供給していた。

カーヴィン

魔導院所属の従軍魔術師。ジェラリエのケンタウロス狩りを手伝っている。皮肉めいた口調で話す底が知れないキャラクター。

ボッチ

「ホッチ」という異世界の翼が退化した大型の鳥。

仲間の匂いにつられてプルチノフたちの前に現れ、プルチノフを気に入り、背中に乗せるようになる。

プルチノフからは「ボッチ」と呼ばれている。



ガルム

狼や野犬が魔獣化したモンスターの女王。母性がとても強く、人間の子であろうと関係なく守ろうとする優しいキャラクター。

ベイダーベア

野生の熊が魔獣化した個体の最上位種である山の主。巨大な爪を振り回すハンマー攻撃と体ごとぶつかるアタック攻撃が脅威。

しかし、プルチノフに返り討ちにされてからは味方になる。

穴を掘るのが得意で村に堀を作ったり、抜け穴を作って助けたりと大活躍する。

タクタロス

ケンタウロスの長。

ジェラリエ・ゴルドーに「隷属の首輪」という絶対服従を強制する首輪をはめられ、命令され自我を奪われている悲しきケンタウロス。

マルセロス

タクタロスの弟であるケンタウロス。タクタロスを助けるために奮闘する。また他のケンタウロスから頼りにされるほど力が強い。



面白いと話題の『ライドンキング』の3つの見どころ(ネタバレあり)

ライドンキングの騎乗するプルチノフ出典:「ライドンキング」、著者:馬場康誌、出版社:講談社

騎乗をテーマにした奇抜な作品でありながらも物語の設定が複雑に構成され、読者を魅了する『ライドンキング』には見どころがたくさん存在します。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つご紹介していきます。

現実にも似たファンタジーの異世界

『ライドンキング』では、現実世界に似ている異世界の舞台が見どころとなっています。

物語の舞台となるプルチノフが転生した異世界は、冒険者のランク付けも現実の武道と同じように白帯から黒帯まで設定されていたり、魔力は現実の「気」に近いものであったりと何かと異世界と現実世界が似ているのです。

そして、現実と同じように弱い者を虐げて酷い行為をしているキャラクターもいて感慨深い気持ちになります。

設定がかなり凝られていて、現実にも似ているファンタジーの異世界を是非堪能してみてください。

騎乗欲が爆発するプルチノフ

『ライドンキング』では、タイトル通り主人公のプルチノフの騎乗欲と騎乗シーンが最大の見どころとなっています。

モンスターに襲われたり、賊に襲われたりする危険な状況下でも魔物に騎乗している人を見るたびに「美しい」と感激して羨ましがるプルチノフには思わず笑ってしまいます。

そして征服感を漂わせる騎乗ですが、プルチノフは魔物に無理やり跨るのではなく、相手を尊重し感謝する姿が描かれているため、読者も騎乗するプルチノフのことを「美しい」と思えてきます。

あらゆるものを乗りこなしてきたプルチノフがファンタジーの異世界でどんなモンスターに乗るのか、どのような過程を経て騎乗するのかは是非注目してください。

人間の鏡であるプルチノフ

また『ライドンキング』では、プルチノフの素晴らしい人間性も見どころとなっています。

大統領として国を乗りこなしていただけあり、プルチノフは人間性に優れているのです。

異属のケンタウロスに対しても自身の危険を顧みず助けたり、魔物に襲われた村の再生を手伝ったりと人を惹きつける器を持ったプルチノフには脱帽です。

そんな優しさを見せながらも賊や人間に手を出す非情な魔物には容赦ない鉄槌を食らわせる瞬間は痺れます。

是非プルチノフの気高き人間性をご覧になって、見習ってみてもらいたいです。

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異世界の騎乗漫画『ライドンキング』はこんな人におすすめ

『ライドンキング』は、異世界転生系の漫画が好きな方に特におすすめの作品です。

物語は主人公が異世界に突如転移して異世界を放浪するというよくある話に思えますが、作品のテーマが「騎乗」となっていて、今までの作品にない面白い異世界体験を見ることできます。

「騎乗」と「異世界」がどのように合わさって物語が進んでいくのか、異世界好きな方は是非ご覧ください。

また「次にくるマンガ大賞 2019」にもノミネートされるほどの人気作ですので、異世界系の漫画を見たことがない方も是非ご覧になってみてください。

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管理人の思う『ライドンキング』が伝えたいこと(感想)

『ライドンキング』では、どんな相手にも敬意を払うことの大切さを伝えたいように感じられます。

物語は、騎乗がテーマとなっていて、主人公のプルチノフがあらゆる魔物に跨っていきます。しかし、魔物もプライドが高く人間に乗られることを基本的には許さないのです。

そんな中、プルチノフは無理やり乗ることをせず、相手のことを尊重し敬意を払っていて、その振る舞いの結果として騎乗体験に繋がっていくのです。

そんなプルチノフの姿勢を見ていると、乗り物にするようなものや動物、何に対しても敬意を払うことが大切だと思えました。

「騎乗」といった珍しいテーマを異世界で繰り広げていて、とても笑える面白い作品ですし、主人公のプルチノフの考え方は見習える部分がありますので、この機会に是非『ライドンキング』をご覧になってみてください。

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