『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』漫画のネタバレ感想|最強の男はしがないコンビニ店員!?
各国の武術省までもが欲しがる最強の男・ツヨシを描いた格闘漫画『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』。
陰キャラのような見た目をしながら圧倒的な武才を持ち、襲いかかってくる格闘家を容赦なく倒していくツヨシの強さにしびれ、ギャグ要素満載の展開に笑わずにはいられない作品となっています。
広告でも話題のサイコミの人気作『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
サイコミで人気の格闘漫画『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』のあらすじ
マンガアプリ「サイコミ」で大人気の『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』の設定やあらすじをご紹介していきます。
丸山恭右先生の描く笑って興奮できる格闘漫画をぜひご覧ください。
作品の設定や概要
- 著者:丸山恭右(丸山恭右先生のTwitterアカウントはこちら!)
- 出版社:小学館(サイコミ、サイコミ×裏少年サンデーコミックス)
- ジャンル:バトル・アクション
- 巻数:7巻(連載中:2020年12月18日現在)
設定として、川端強という最強の格闘家をめぐる戦いを描いた物語となっている。
それは国家間の協定にも及び、中国とロシアでは「T協定」という、川端強の管理権は中国とロシアの無差別団体格闘技戦で勝った方に属するという協定まで結ばれている。
その格闘技戦の場所は立川で、参加人数は双方5人の総当たり戦。所属する選手が全敗した方が負けとなる。
さらに川端強はしがないコンビニ店員にあるにも関わらず世界中の武術家たちから注目されている。
あらすじ
“最強”を求めた者が必ず行きつく人物。
その名は「TSUYOSHI」。
「最強」ということ以外、謎に包まれた彼は一体何者なのか――!?
引用)コミックシーモア
古今東西の武術家が集う『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』の主な登場人物
『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』では、太極拳、空手家、少林拳、システマなどあらゆる格闘家が登場し、主人公のツヨシたちと戦い合います。
そんな個性豊かで強者揃いなキャラクターたちをご紹介していきます。
川端強(かわばた つよし):ツヨシ
コンビニでバイトをしている丸メガネを掛けた青年。22歳のフリーターで、立川で一人暮らしを初めて4年。
ツヨシの1日は朝の公園の太極拳教室から始まる。自治体に頼まれて毎朝太極拳教室をおじいさん、おばあさんに向けて開いている。また自身もそこの教室で太極拳をマスターしたらしい。
画家になるという夢があるため、1K15畳で家賃6万円の一軒家をシェアアトリエとして借りている。しかし美大には受からず2浪している。
そんな平凡な青年だが、最近の悩みはいろんな人から決闘を挑まれること。一応全て応えるようにしているが、今のところ負けたことがなく、めちゃくちゃ金的を食らわせる。
自分から喧嘩を売ることはないが、売られた喧嘩は全て買う。
そして戦うときには以下のような条件を必ずつける。
・戦うのは一度だけ。二度はない。
・たとえツヨシに負けても口外しないこと。
星崎愛之助(ほしざき あいのすけ)
別名「鉄拳の破壊神(ボーン・クラッシャー)」と呼ばれる空手家。
空手の全国大学空手道選手権の決勝戦で、相手を一撃で倒してしまうほどの空手の達人。段位は6段。
ライバル選手の夢丘不在の大会で優勝したため、虚しさを味わい、夢丘が選手を辞めるきっかけとなった人物であるツヨシに勝負を挑む。
しかし、ツヨシに敗れたため、ツヨシの強さの秘密を知るためにツヨシに付き纏い、美大出身であった経歴を活かしてツヨシに絵を教えるようになる。
またツヨシの心の内を聞いてからはツヨシを守るために闘うようになる。
実は、かなりの坊ちゃんで執事もいて多才であるため無自覚に人から嫌われるタイプ。
夢丘照(ゆめおか てる)
愛之助のライバル選手。去年の決勝では星崎に勝って優勝しているが、ある男と戦ってから戦意喪失し、空手はもう辞めている。
そして、デブなオタクとなってしまった。しかし、太っていても実力は空手の実力は健在。
「四拳勢」の1人である劉晟と激戦を繰り広げるが、その後仲良くなって一緒にオタ活するようになる。
またロシアの留学生のナターシャに一目惚れして、痩せようと決意するが食生活はなかなか治らない様子。
ツヨシに対しては恐怖心が抜けず、ツヨシを前にすると震えてしまう。
また以前は「芭覇夢宇斗」というギャンググループに所属していた。
陳神美(チン シェンメイ):チンさん
ツヨシのバイト仲間の可愛い女の子。ツヨシとはバイトがよく重なっていて、いつもナゲットをつまみ食いしている。
日本語を勉強しに中国から留学してきたと語っているが、実は中国武術省の諜報員(スパイ)。力も普通に強い。
ツヨシの異常な強さに目をつけた中国政府から送り込まれてツヨシの強さの秘密を調べている。
中国武術使いがMMA(総合格闘技)にボコボコにされて、中国武術が馬鹿にされているのが許せないため、中国武術が廃れるのを防ぐために名だたる中国拳法使いを探している。
またお酒が入るとダメになるタイプ。
劉晟(リュウ・シェン)
チンさんが選抜した中国拳法の精鋭である「四拳勢(しけんせい)」の1人。
「北派の獅子」と呼ばれる少林拳の使い手。現在最年少で中国武術省の特級闘技者に上り詰めた実力者。また肉を貫くほど強靭な親指をしている。
だけど他の「四拳勢」と比べると若くて子供っぽい性格をしていて、挑発にもすぐに乗ってしまう。
しかし、かつては闇っ子(一人っ子政策に反して生まれてきた戸籍のない子供)だったため壮絶な生活を送ってきていた。
万雲雕(バン・ウンチョウ)
チンさんが選抜した中国拳法の精鋭である「四拳勢」の1人。
「鋼鉄の覇王」と呼ばれる洪家拳の使い手。色黒の長いポニーテールをしている。
全身を鍛錬する洪家拳で、アソコまでも鍛錬し、鍛錬中にアソコは潰れてしまっていて弱点がない。
厳楼嵐(ゲン・ロウラン)
チンさんが選抜した中国拳法の精鋭である「四拳勢」の1人。
「内なる羅刹」と呼ばれる太極拳の使い手。ぽっちゃりした体型で穏やかな穏やかな表情をしている。
また料理の腕もかなりのもの。
呂志飛(リョ・ジーフェイ)
チンさんが選抜した中国拳法の精鋭である「四拳勢」の1人。
「破壊のローズ」と呼ばれる八極拳の使い手。口髭をはやしてサングラスを掛けている。
「李書文(最強の中国武術家として歴史に名を連ねた人物の一人)」の再来と呼ばれた八極拳士で、実戦での八極拳を極めた数少ない武術家。
激動の時代を幼少の頃より学んだ八極拳を駆使して生き延びてきた。
また、バーテンダーとして働いていてお酒を作るのがうまい。
ナターシャ・ヴラドレーナ
夢丘照が所属する空手部に入った美少女。ロシアから留学して格闘技に興味を持っている。
あまりの可愛さから男子からの人気も高く、夢丘も恋に落ちるほど。
そしてツヨシが働いているコンビニで働くようになり、その正体はロシア武術省特殊任務エージェントでツヨシをロシア側に取り込もうとしている。
また自身もあらゆる面でシステマのテクニックを使いこなす。
身長165cm、バスト82cm、ウェスト58cm、ヒップ86cm。
好きなものが家電と秋田県で、嫌いなものはパクチー。今欲しいものは日本製のロボット型掃除機。
ニキータ・ヴラドレーナ
フィギアスケート界の王子でありながら、ロシア陣営の黒幕であり、ナターシャの兄である人物。ロシア最強の闘技者。
イワノフ
ロシア武術省の特殊任務エージェントの1人。システマ使いで、劉晟とやり合う。
その後、ツヨシにも挑むが一瞬でやられた後に、中国のロウランに追い討ちをかけられて戦闘不能になる。
アル・ミゲロ
ロシア武術省の特殊任務エージェントの1人。
蛇のような舌をしていて、いつも舌を出している。
慎重で狡猾な男だが、野暮ではなく優しい男。また慎重で狡猾だけど、実は目立ちたがり屋。
ロジェンコ
ロシア武術省の特殊任務エージェントの1人。屈強な体をしている。
仕事に対する礼儀を弁えている。
マルコフ・チェゲノビッチ
ニキータたちの格闘技のコーチ。顔と体つきが不釣り合いなほどの筋肉をしている。
またロシア対外諜報庁の軍事教官であって、ソ連時代にサンボマスターの称号もとっている。
長谷川美波(はせがわ みなみ)
内閣調査室の中国とロシアの対抗戦を仕切ることになった女性。
岩室勘助(いわむろ かんすけ)
内閣官房長官である愛之助の父親。とても腰が低く感じの良いおじさんに見えるが…。
鍵宮凪(かぎみや なぎ)
政府が認めた国内最強の格闘家である日本国代表闘士。
ツヨシの力も見ただけで感じとる。感じの良い青年に見えるが、時折不気味な表情も見せる。
田中元(たなか げん)
川端強とシェアアトリエで一緒に絵を描いている25歳のメガネを掛けた男性。
美大に落ち続けている。
佐藤卓(さとう たく)
川端強とシェアアトリエで一緒に絵を描いている23歳の面長のロングヘアーの男性。
美大に落ち続けている。
さえ子
川端強の太極拳教室に参加しているおばあさん。周りのおじいさんからはモテモテ。
また太極拳教室に通うようになった星崎愛之助のことは気に入るようになる。
梅吉(うめきち)
川端強の太極拳教室に参加しているおじいさん。さえ子に気がある。
月影朧(つきかげ おぼろ)
川端強に挑んだ剣士。双志無限流を使う。
さやか
ウンチョウと同じバイト先で働いている女性。
ギャルのような見た目をしながらも女手ひとつで立派に子供を育てている。
そしてウンチョウとは、いい感じの雰囲気になる。
じいや
愛之助の執事のおじいさん。料理がめちゃくちゃ美味い。
また漫画で得た知識で愛之助の修行のサポートをする。
バトル以外も面白い『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』の3つの見どころ(ネタバレあり)
ツヨシの圧倒的な強さが描かれるバトルはもちろん、バトル以外にも面白い展開が多い『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』には見どころがたくさん存在します。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。
主人公のツヨシに得体のしれない強さ
『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』では、主人公のツヨシの強さが見どころとなっています。
丸メガネにコンビニの制服を着たツヨシは、体格もそれほど良くはなく全く強そうな見た目じゃないのにめちゃくちゃ強く、どんな相手でも圧倒していきます。
相手の攻撃をすべて無力化しながら受け流し、相手にだけ痛烈なダメージを与えて最後は金的でトドメを刺す武力には、思わずビリッと刺激を受けます。
そして、平凡な顔して「悔いが残らないように全力でかかってくることをお勧めします」とオーラを放ちながら言い、たまに見せる本気の表情の恐ろしさが、普段の顔とのギャップが激しくて読んでいるこっちまで怖くなってしまうほどです。
そんな普段のツヨシと戦闘時の得体の知れない強さのギャップに痺れてみてください。
ツヨシの前に次々現れる強敵
またツヨシだけでなくツヨシの前に現れる格闘家たちの存在も見どころとなっています。
日本の空手家や中国の少林拳や八極拳などの「四拳勢」をはじめとして、次々強者が登場し、ツヨシに戦いを挑んでいくのですが、その登場人物たちの個性豊かな戦い方にも目が離せません。
中にはアソコを含めて全身の弱点を無くした武術家やガチの殺し合いをしてきた武術家まで登場し…。
数々の格闘技の解説をしながら戦闘が行われるので、格闘技初心者の方でも楽しめるバトルになっていますし、一転二転する戦いに思わず興奮してしまうと思います。
さらに最強の男であるツヨシを巡って各国の武術省が無差別団体格闘戦を始める展開もあるので、ツヨシ以外の登場人物のバトルにもぜひ注目してください。
ツッコまずにはいられないネタ展開
そして『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』は、戦闘シーンだけでなくネタ要素たっぷりの展開も見どころとなっています。
ダイエットを決意する照の食生活やとるぅんな展開が用意されていたり、愛之助の意外すぎる山籠り修行にはもうツッコまずにはいられないです。
そして、チンさんやナターシャが普段とても可愛いのに、本気の顔を見せるときのギャップに腹を抱えて笑ってしまいます。
さらに、男性なら多くの人が食らったことがあるナターシャの意外なシステマ攻撃も最高で…。
ギャグ漫画とも勘違いしてしまうようなネタがふんだんに用意されているので、笑いたい方はぜひご覧ください。
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強すぎる主人公に魅了される『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』はこんな人におすすめ
『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』は、格闘漫画かギャグ漫画が好きな方におすすめの作品です。
物語は、しがないコンビニ店員であるツヨシが実は最強の男であり、そのツヨシの強さに惹かれて数々の武術家が登場して格闘を繰り広げていくバトル漫画となっています。
見るからに平凡そうなツヨシの圧倒的な強さはスカッとして見ていて痺れますし、戦闘だけではなくギャグ要素に溢れた展開もあり、その切り替えがうまくて楽しみどころに溢れています。
バトルに興奮して、笑いで気を休められる一石二鳥な作品ですので、笑いたい方やバトルに熱中したい方はぜひご覧ください。
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紹介者が考える『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』の伝えたいこと(考察)
『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』では、知られざる強者の苦悩を伝えたいように思えます。
主人公のツヨシは実は画家を目指す平凡な青年なのですが、強すぎると言う理由で周りがほっとかなくて、常に喧嘩を売られたり、国の抗争に巻き込まれたりと平凡な生活をどんどん侵されていきます。
四六時中変な奴に襲われる生活を余儀なくされて、自分に近づいてくる可愛い女の子たちも全員がスパイであるという状況に、ツヨシが「もう散々ですよ」と呟きながら涙をこぼすシーンは同情せずにはいられません。
多くの人が羨む才能を持っている人物でも、その才能の裏には苦悩が隠されていることを思い知らされます。
そんなツヨシの苦悩を描きながらも圧倒的な爽快感のあるツヨシのバトルも見れて面白い作品ですので、興味のある方はこの機会に『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』読んでみてください。
また『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』はアプリ「サイコミ」から無料で読むこともできます!
(※期間によっては配信が終了している可能性もございます。)
『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』の評価まとめと感想
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
当サイトの評価 | 4.1(記事作成者の評価) |
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コミックシーモア | 3.8(31件の評価) |
まんが王国 | 4.8(6件の評価) |
Renta! | 3.8(58件の評価) |
BookLive | 4.2(16件の評価) |
めちゃコミック | 4.0(2件の評価) |
※それぞれ5段階評価となっています。
広告でよく見かけたので気になって読み始めましたが、個人的には戦闘シーンもさることながらギャグシーンがすごい好きでした。
読みながらツッコミまくってしまいますし、作者様のコメントも面白くていつの間にかハマっていました。
もちろん戦闘シーンやツヨシが怒るときの迫力もあって、バトル漫画としても楽しめます。
ギャグ漫画として見るのもアリなので、笑いたい方はぜひご覧になってみてください。
『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』が気になる人におすすめの類似作品
ここでは『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』に興味がある方におすすめの格闘漫画をご紹介していきます。
1つ目は『The Boxer』です。
『The Boxer』は、LINEマンガで話題沸騰の天才を超える怪物を描いたボクシング漫画となっています。
ツヨシと同じく天才を蹴散らす才能を持った怪物が主人公のバトル漫画なのですが、主人公の絶対的な強さとぶつかった人々の感情を掘り下げるような内容になっていて、ツヨシとは全く違った物語を見ることができます。
絶対的な力量差を知ったときに人はどんな選択をするのか?
読むだけで感情を大きく揺さぶれる異例の漫画となっているので、ぜひ合わせてご覧ください。
下の記事では『The Boxer』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。
https://mangasanso.com/the-boxer/
2つ目は『ケンガンオメガ』です。
アニメ化・ゲーム化されるほど大人気の「ケンガンアシュラ」の続編を描いた異種混合のバトル漫画となっています。
ディティールまで描かれた激しくも緻密なバトルには、読者も思わず息を呑み、ページをめくる手に力がこもってしまうこと間違いなしです。
ツヨシとは違った企業と格闘家がタッグを組んで行う異種混合バトルをぜひご覧ください。
下の記事では『ケンガンオメガ』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。