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『親愛なる僕へ殺意をこめて』震慄の多重人格ミステリー漫画のネタバレ感想

親愛なる僕へ殺意をこめて

『親愛なる僕へ殺意をこめて』震慄の多重人格ミステリー漫画のネタバレ感想

 

次々起こる事件がすべて絡み合っている予測不能の衝撃ミステリーサスペンス漫画の『親愛なる僕へ殺意をこめて』。

主人公のエイジが殺人鬼の息子であり、多重人格者と言う設定で繰り広げられる物語に、謎が多すぎる登場人物たちと、今「面白い!」と話題になっている作品です。

点と点が最終的に繋がっていく『親愛なる僕へ殺意をこめて』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

多重人格ミステリーサスペンスの『親愛なる僕へ殺意をこめて』のあらすじ

親愛なる僕へ殺意をこめてのあらすじ出典:「親愛なる僕へ殺意をこめて」、原作:井龍一、漫画:伊藤翔太、出版社:講談社

主人公が殺人鬼の息子であり、多重人格を持っているという衝撃の設定で繰り広げられる『親愛なる僕へ殺意をこめて』の設定やあらすじをご紹介していきます。

作品の設定や概要

  • 原作:井龍一
  • 漫画:伊藤翔太
  • 出版社:講談社(ヤングマガジン)
  • ジャンル:ミステリー・サスペンス

 

設定として、主人公の浦島エイジの父は八野衣真といって、女子大生を次々に生きたまま拷問して惨殺した伝説の「殺人鬼LL」として有名な人物。

そのため、エイジは幼い頃から迫害受けたり、殺人鬼の息子と言う先入観を持たれてきた。

その父親は焼身自殺をしているが、自殺前に「また殺す LL」というメッセージを残している。

また、浦島エイジは多重人格を持っており、もう1人のエイジの人格に変わっているときは、本来のエイジに記憶はない。

あらすじ

「人生は楽しんだもん勝ち」をモットーに大学生活をふざけて楽しんでいた主人公浦島エイジ。

ドーテイで合コンでも女子を引かせるようなエイジであったが、ある朝、目が覚めると隣には彼女と名乗る大学の美女雪村京花がベッドから起き上がっていた!!

雪村京花と付き合うことになる3日間の記憶はすっぽり抜けているが、その間にエイジの知らないエイジが動いていた…。

 

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謎に包まれる『親愛なる僕へ殺意をこめて』の主なキャラクター

『親愛なる僕へ殺意をこめて』で登場する人物は、みな謎に包まれています。

複雑な人間関係と複雑な事件を巻き起こしていくキャラクターたちをここではご紹介していきます。

浦島エイジ(うらしま えいじ)

「人生は楽しんだもん勝ち」がモットーの主人公の男子大学生。

殺人鬼の息子という過酷な運命を背負っている。現在は、養子として6歳の時から引き取ってくれた浦島家で平和に生活している。

しかし、ある日から本来の自分とは違う人格があることに気づくようになる。

そのもう1つの人格のおかげで、今まで童貞だったが雪村京花という美人な女の子と付き合えるようになる。

八野衣エイジ(はちのい えいじ):B一(ビーいち)

浦島エイジのもう1つの人格。B一が行動しているときは、浦島エイジの人格は記憶を失っている。

雪村京花と不良から守って付き合ったりと主人公にとって良い行動を取っているようにみえるが、何かただならぬ事件に関わっている様子。

主人公のエイジの行動パターンや性格を完全に把握していて、人格が入れ替わっているときでも周りに入れ替わっていることが気づかれないほど本来のエイジを模倣している。

また、自宅のメモ帳には「また殺す LL」と書いていた。

真明寺麗(しんみょうじ れい)

大学でエイジと同じ授業を取っている陰キャでぼっちの女の子。エイジよりも早くにB一の存在に気づいていた。

そして、エイジとビーイチを見分ける方法まで知っていたり、意味深な発言をよくしたり、エイジと一緒に事件を追ったりする謎の存在。

ピッキングを叔父から教わっていて、大抵のカギは開けられる。



雪村京花(ゆきむら きょうか)

エイジの彼女。エイジと同じ大学に通っていて、大学内でも美人なことで有名で、ミスキャン候補の女の子。

大学内でも指折りの不良に言い寄られていたところをエイジに助けられて、それがキッカケで付き合うことになった。

エイジが殺人鬼の息子であることも知っていながら、エイジのことを想っている優しい性格をしている。

八野衣真(はちのい まこと):殺人鬼・LL

浦島エイジの父親。犯罪史上でも類を見ない胸糞悪い殺人鬼で、14歳のときにはじめて同級生を殺害して、その後は何人もの女子大生たちにあらゆる拷問をして殺害している。通称「LL事件」。

指名手配されながらも警察の手を逃れていたが、潜伏先で捜査員に取り囲まれると最後は自らに火を放ち焼身自殺をした。

しかし、自殺する直前にあるサイトに「また殺す LL」というメッセージを残しており、物議を醸し出している。

佐井社(さい やしろ)

「SKALL」という犯罪行為がなんでもありのヤクザにも喧嘩を売ると噂の超凶悪集団のリーダー。エイジのもう1つの人格であるB一がメモ帳に連絡先を残していた人物。

殺人鬼LLに極度に心酔していて、その息子であるエイジのことも気に入っている。そのため、浦島エイジを「SKALL」に入れる。



畑中葉子(はたなか ようこ)

B一の彼女だった女性で、行方不明になり、15年前のLL事件と全く同じ方法で惨殺された遺体で発見された。

「SKALL」の下で働かされていて、B一と「SKALL」を通じて知り合いになった。

ナミ

畑中葉子のことを尊敬している女性。「SKALL」で働かされている。

畑中葉子の事件を探るエイジに協力する。

桃井(ももい)

LL事件を模倣したと見れる畑中葉子の殺人事件を追っている警部。

浦島エイジが畑中葉子とつながりがあるにも関わらず、知らないと供述するため、警戒しマークしている。

白菱正人(しらびし しょうと)

LL事件で娘を殺されている被害者遺族の男性。「SKALL」の顧客となっていて、畑中葉子に接触していた。

K大学の教授を務めている。



面白い!『親愛なる僕へ殺意をこめて』の3つの見どころ(ネタバレあり)

親愛なる僕へ殺意をこめての浦島エイジ(うらしま えいじ)出典:「親愛なる僕へ殺意をこめて」、原作:井龍一、漫画:伊藤翔太、出版社:講談社

不可解な事件が次々に起こり、登場人物たちも謎に包まれていて、読むほど面白くなっていく『親愛なる僕へ殺意をこめて』には見どころがたくさんあります。

そんな『親愛なる僕へ殺意をこめて』の見どころを3つに厳選してご紹介していきます。

エイジの謎の時間浮遊

『親愛なる僕へ殺意をこめて』では、主人公エイジが記憶をなくして時間がだけが経っているときに起こる不可解な出来事が見どころとなっています。

はじめは3日間記憶をなくしているときに彼女ができたり、彼女とデートの約束をしていたりと良いことばかりが起きます。しかし、なぜか押し入れに3千万円と血がついた折れたバットが入っていたり、人の耳がポケットに入っていたりと明らかにもう1人の人格が何かの凶悪な事件に引き起こしているのです。

そのため普通の日常を送る主人公エイジが、知らない所で凶悪な事件に巻き込まれてしまっていて、ハラハラゾクゾクの続きが気になる展開が繰り広げられていきます。

時間浮遊している間にもう1つの人格のB一(ビーいち)が引き起こしたであろう事件には、是非注目してください。

不可解な事件の真相

『親愛なる僕へ殺意をこめて』では、様々な事件の真相も見どころとなっています。

エイジの部屋に3千万円と血がついたバットが置いてあるという不可解な出来事の真相を探るためにB一の行動を追うエイジですが、探るうちに凶悪半グレ集団の「SKALL」に潜入することになったり、別の殺人事件に巻き込まれたりと事件が複雑に絡み合っていきます。

それらの事件がすべて繋がっていて、最終的に点と点が結ばれていく見事なストーリー構成となっているのです。

予想を超える事件の真相には、是非驚かされてみてください。

優しい彼女である京花の存在

また『親愛なる僕へ殺意をこめて』では、主人公エイジの彼女である京花の存在は見どころです。

人殺しの子として生まれ、母親を自殺で失い、自分自身に”大嘘”をつき続けることで”忌々しい血”から逃れている気でいたエイジですが、その過酷な人生の中でも京花という優しい彼女の存在がエイジを救います。

事件に巻き込まないために京花と距離を置くエイジですが、辛いときには必ず力になる京花の思いに、残酷な描写が多い物語の中でも思わず感動してしまいます。

しかし、京花の壮絶な過去を知るとき、読者全員が鳥肌を立たせ身震いすることになるでしょう…。

優しいが重すぎる秘密を持ったエイジの彼女である京花には、必ず注目してください。

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『親愛なる僕へ殺意をこめて』はこんな人におすすめ

『親愛なる僕へ殺意をこめて』はミステリーサスペンス好きには特におすすめの作品です。

主人公エイジのもう1つの人格が不可解な事件を起こしていたり、殺人鬼LLに惹かれる人がエイジの周りに集まってきて事件に巻き込まれたり、謎に包まれた出来事が続々起きるのです。

事件を追うごとに次の事件が浮き彫りになり、最終的にそれら全てが絡み合っていて、あんぐりしてしまうような内容となっています。

スリル満点で予想を覆される展開となっていて、とても楽しい緊張感を味わえるミステリーサスペンス漫画となっているので、是非ご覧になってみてください。

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管理人の思う『親愛なる僕へ殺意をこめて』が伝えたいこと(感想)

親愛なる僕へ殺意をこめての京花とエイジ出典:「親愛なる僕へ殺意をこめて」、原作:井龍一、漫画:伊藤翔太、出版社:講談社

『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、親と子は違うということを伝えたいように感じられます。

主人公のエイジは殺人鬼の息子と言うレッテルを貼られて、人に陰口を言われたり、何かと迫害されるような過酷な人生を送ってきました。しかし、物語ではエイジはそんな辛い境遇にも関わらず、人のことを思い、助けることに力を注いでいきます。

そんな彼の姿を見ていると、親と子は関係なく、性格や価値観は子ども自身が育んでいくものだと思い知らされました。

衝撃的なミステリーサスペンス漫画となっていますが、親がどうだとか先入観で人を判断することはよくないということが伝わるような、考えさせられる内容にもなっていると思うので、『親愛なる僕へ殺意をこめて』を是非ご覧になってみてください。

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漫画紹介をしているヨルです! 毎月150冊以上漫画を読むので、その中で特におすすめの漫画を紹介していきます! 次に読む漫画を探してる方はぜひ参考にして頂けたら嬉しいです^^
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