『JKハルは異世界で娼婦になった』男尊女卑の異世界JK奮闘漫画のネタバレ感想
男尊女卑の激しい異世界で、女子高生が娼婦となり、生きるために奮闘する漫画『JKハルは異世界で娼婦になった』。
原作の小説はweb上で公開されてから異色の異世界転生小説として絶賛され、コミカライズもされている話題沸騰の作品となっています。
ネット広告でもよく見かける『JKハルは異世界で娼婦になった』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。
異色の異世界転生小説の待望のコミカライズ『JKハルは異世界で娼婦になった』のあらすじ
女子高生が異世界で娼婦になるという奇抜な設定と考えさせられる奥深いストーリーに話題沸騰中の『JKハルは異世界で娼婦になった』の設定やあらすじをご紹介していきます。
作品の設定や概要
- 原作：平鳥コウ（平鳥コウ先生のTwitterアカウントはこちら！）
- 作画：山田J太（山田J太先生のTwitterアカウントはこちら！）
- 出版社：新潮社
- ジャンル：異世界、風俗、ヒューマンドラマ
設定として、男尊&女卑が激しい異世界を生き抜く女子高生を描いた物語となっている。
女性差別が激しいため、女性1人で外で食事をするのははしたないとされていたり、女性は冒険者にもなりにくかったり、スポーツもしづらい環境にある。
主人公のハルはそんな異性界で娼婦として働いていて、異世界の娼館は酒場とセットで、飲んで食べてヤるアミューズメントとなっている。
また異世界では魔王が暴れていたり、オークが子どもを攫ったりするようなことが日常。
そして異世界では普通の人には見えないけど、スキルやパラメーターが存在している。特にスキルは人の個性であり、先天的なもので、重要な才能となっていて、スキルによっては下位のものでも上位者を倒すことができるほど。
あらすじ
どこにでもいる普通の女子高生・小山ハルは、ある日交通事故に遭い、気づいたときには異世界に転移していた。
チート能力も授けられず、男しか冒険者になれない状況で、ハルは酒場兼娼館『夜想の青猫亭』で働くことを決意する。
同じく現代から転移した同級生・千葉セイジ、娼館で働く女性たちやハルに想いを寄せるスモーブとの出会いを経て、異世界に溶け込み初めたハルを待ち受ける運命とは……。
引用）まんが王国
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個性が豊かな『JKハルは異世界で娼婦になった』の主な登場人物
ハルの勤める娼館に来る変わったお客さんやハルの仕事仲間などが登場し、どのキャラクターも個性豊かで読んでいて笑えてきます。
そんな『JKハルは異世界で娼婦になった』の笑える登場人物たちをご紹介していきます。
小山ハル（こやま はる）
交通事故に遭い、異世界に転生されたショートカットの女子高生。
中学時代に援交をしていたため貞操観念は緩く、異世界では何も能力がないため、生きるために娼館「夜想の青猫亭」で働いている。
異世界の娼館での生活はすぐに慣れてしまい、新人ながらも18人中7位までに食い込んでいる。そしてトップ5位の「神ファイブ」を超えるために奮闘している。
娼館ではステージショーもやっていて、ハルは音痴のため賑やかし役で盛り上げている。
千葉セイジ（ちば せいじ）
ハルを暴走トラックから助けようと抱き着いたため、ハルと一緒に異世界に飛ばされることになったハルの同級生の男子。職業は冒険者でモンスター退治などをして生活をしている。
現世ではアニメ好きのオタクの陰キャな男だったが、異世界デビューをしてオシャレを装っている。
また千葉セイジは、異世界に来るときに神様から「経験値十六倍」と「状態異常無効」と「攻撃魔法無効」のチートすぎるスキルをもらっていたため、他の人よりも成長が早く、物理攻撃以外は効かない。
チート能力を持っているため、異世界ではしゃいでいる。またハルを自身の奴隷にしたいと考えている。
マダム
娼館「夜想の青猫亭」のマダム。娼館には似合わないような上品で美魔女。
娼婦たちをとても大事に思っている。
ルペ
娼館で働くハルの1つ年上の女の子。仕事では3年ほど先輩で、ハルにいろいろなことを教えている。
ルペは姉が2人いるからという理由で親に売られて娼館で働くことになった。
シクラソ
ハルと同じ娼館で働く歌姫でナンバー3の色気ある女性。
胸が大きく、お尻も締まっている綺麗な女性で1発150ルパー（ハルは1発70ルパー）もするので、ハルからはとても憧れられている。
相撲部（スモーブ）：本名（ジェイソールブラザー）
ハルの店の常連になった太っている男性。家の食堂が繁盛店であるため、お金持ち。
ハルのことを見ると赤面してしまうほど好意を抱いているが、お店ではお話だけしてハルのことはなかなか買わない。
自己紹介で「ジェイソールブラザー…」と名前を言いかけたところでハルに止められ、「スモーブ（相撲部）」とあだ名をつけられる。
キヨリ
教会シスターで千葉セイジのファンである美少女。すごく強い千葉を尊敬していて、パートナーになってほしいと申し出る。
小さい頃にモンスターから助けられたことがあり、それから冒険者と一緒に魔物から人々を守る仕事をしたいと思っていた。
神さま
千葉やハルに異世界のことをレクチャーしたノリの軽い神様。
千葉のことは気に入って良いスキルをあげている。異世界の娼館で働くハルのもとへ通ったこともある。
衝撃の結末の『JKハルは異世界で娼婦になった』の3つの見どころ（ネタバレあり）
ただの女子高生が異世界で娼婦として生活する変わった物語であり、面白い登場人物も多く、衝撃的なラストが描かれていて、『JKハルは異世界で娼婦になった』にはたくさんの見どころが存在しています。
そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。
異世界に飛ばされたハルの感情
『JKハルは異世界で娼婦になった』では、異世界に飛ばされたハルの心の内が見どころとなっています。
交通事故に巻き込まれて異世界に飛ばされたハルは、異世界で生きていくために娼婦として体を売る道を選びます。生きていくために陰キャの同級生セイジの欲望にも応えて、客の乱暴さにも耐えて、毎日愛想を振り撒いていくハル強さには、敬意を払わずにはいられないほどかっこよく思えてきます。
しかし時おり昔のことを思いだし、学校では友達や彼氏がいてとても楽しかったのに異世界では陰キャのために腰を振っている自分に悲しくなったりする場面も描かれ、いつもの強いハルとは違ったか弱い少女の面を垣間見せるため、読んでいて胸にくるものがあるのです。
異世界に飛ばされた何の能力をもたない女子高生が、異世界でどのように思い、どのように生きていくのかは是非注目してください。
異世界のひどい男尊女卑
また『JKハルは異世界で娼婦になった』では、異世界の男尊女卑の価値観が大きな見どころとなっています。
異世界では男性に比べて女性の地位が格段に低く、女性が1人でご飯を食べていたらはしたなく、女性が冒険者になるのはなにかと苦労が必要だったり、娼婦が乱暴されて死んでも文句が言えないような格差のある世界観となっているのです。
ハルが何かに挑戦しようとしても男尊女卑の壁が立ちはだかったり、娼婦のハルがおもちゃのように乱暴に扱われる場面も多く描かれており、「私も男だったら異世界をたのしめたの かな」と思ってしまうハルを見ていて、やりきれない気持ちになってきます。
そんな理不尽な世界で、ハルは心の中で男達をあざ笑いながらも、生きるために男が求める行動と言葉を投げかけていきます。ハルの姿を通して男女差別の重さを多くの人に知ってもらいたいです。
まさかすぎる衝撃のラスト
そして、小説版では明らかになっている意外な結末も見どころとなっています。
男尊女卑の異世界で、娼婦になりながらも力強く、そして楽しみながら生きるハルが描かれていきますが、終盤では怒涛の展開が待っているのです。
目頭を熱くするような悲しい展開に、なんのチート能力も持っていないはずのハルの隠された能力、そして意外な人物の凄さなど、ネタバレとなるため深くは書けませんが、終盤に近付くほど一気に盛り上がるストーリとなっています。
漫画版ではまだ結末までは描かれていませんが、小説版では最後まで物語られているので、気になる方はまずは小説版を一気読みしてみてください。
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面白いと話題の『JKハルは異世界で娼婦になった』はこんな人におすすめ
面白いとの声が多い『JKハルは異世界で娼婦になった』は、女性の方に特におすすめの作品です。
物語は、男尊女卑の異世界で女子高生のハルが娼婦として男たちや異世界の価値観にもまれながら成長していく変わった異世界系の話となっています。
女性蔑視が激しくハルは娼館で男達におもちゃのような扱いを受けたり、何かと不自由が多い生活を強いられるのですが、そんな男たちや世界の価値観に負けず力強く明るく生きるハルの姿が描かれていて、重たい設定ながらも読んでいて元気がでてくる内容なのです。
男達に乱暴されながらも心の中では男を馬鹿にしていたり、同じ娼館仲間を守るためにプライドを捨てて男達に媚を売ったりとハルの強さを見習いたくなります。
異世界に飛ばされながらもすぐに順応して、生きるためにすべてを利用する強い女子高生のハルを是非ご覧になってみてください。
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管理人の思う『JKハルは異世界で娼婦になった』が伝えたいこと（感想）
『JKハルは異世界で娼婦になった』では、女性の強さを伝えたいように感じられます。
男尊女卑の激しい異世界であり、娼館を舞台に女性の生きにくさが描かれた物語は、現代にも残っている男尊女卑のわかりやすく表している作品に思えます。
そして、そんな世界で女子高生のハルは娼婦として理不尽な生活を強いられますが、アソコのことしか考えていない男を手玉に取ったり、仲間を守るためにプライドを捨てたりとカッコいい姿が描かれていて、どんな場所でも生き抜ける女性の強さを思い知らされるのです。
そんな男尊女卑を異世界と女子高生を使って表した考えさせられる作品であり、結末の怒涛の展開に驚かされる物語にもなっているので、是非『JKハルは異世界で娼婦になった』をご覧になってみてください。
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『JKハルは異世界で娼婦になった』の評価まとめ
最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。
漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。
| 当サイトの評価 | 4.2（記事作成者の評価） |
|---|---|
| コミックシーモア | 4.2（6件の評価） |
| まんが王国 | 4.0（135件の評価） |
| Renta! | ー |
| BookLive | 4.7（2件の評価） |
| めちゃコミック | 3.9（9件の評価） |
※それぞれ5段階評価となっています。
これまでも見どころなどで詳しく紹介していきましたが、異世界ものの物語でも娼婦を主人公に置いた一風変わった作品であり、終盤のどんでん返しに衝撃を受ける内容になっているので高評価をつけました。
序盤の男尊女卑の世界観も見ごたえ抜群ですし、終盤の追い込みも盛り上がる漫画ですので、是非ご覧になってみください。
