アニメ化『回復術士のやり直し』漫画のネタバレ感想！回復術士によるHで残酷な復讐劇！？

「小説家になろう」発の回復術士によるHで残酷な復讐を描いた漫画『回復術士のやり直し』。

回復術士という普段なら脇役になるような職業が主人公となり、歪んだヒールで鳥肌総立ちの復讐を果たしていくダークな異世界ファンタジーとなっています。

目を背けたくなる背徳感満載の復讐ですが、なぜか目が離せなくなるほどのめり込んでしまうこと間違いなしです。

アニメ化も決まって話題沸騰中の『回復術士のやり直し』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

「小説家になろう」で話題の『回復術士のやり直し』のあらすじ

月夜涙先生×羽賀ソウケン先生×しおこんぶ先生のコラボで描かれる人気なろう小説のコミカライズ『回復術士のやり直し』の設定やあらすじをご紹介していきます。

回復術士が主人公という珍しい内容で、さらにその回復術士が復讐に憑りつかれていく衝撃的なストーリーがあなたを待っています。

作品の設定や概要

原作：月夜涙（月夜涙先生のTwitterアカウントはこちらから！）
漫画：羽賀ソウケン（羽賀ソウケン先生のTwitterアカウントはこちらから！）
キャラクター原案：しおこんぶ（しおこんぶ先生のTwitterアカウントはこちらから！）
出版社：KADOKAWA （角川コミックス・エース）
ジャンル：SF･ファンタジー、異世界・ファンタジー、バトル・アクション
巻数：８巻（連載中：2020年2月10日現在）

設定として、魔王や魔族が存在し、勇者やスキルを持った人間がいるファンタジーの世界が舞台となっている。

そして、この世界では14歳で成人であり、成人になると全員が『クラス』に目覚め、『クラス』によって自分のステータスが強化され得られる技能も決まる。

そのクラスの中でも【勇者】は特別な存在で、世界に10人しか存在しない。

また通常のレベル上限は20～30だが勇者には上限が存在しない。

そして、パーティメンバーの経験値上昇効果もあり、勇者とパーティを組めば経験値が2倍手に入る。勇者が4人なら経験値は16倍になる。

さらに、とある行為によって他者のレベル上限を押し上げることもできる。

そのような強力なスキルと圧倒的な戦闘力を持った神にも選ばれたクラスであるのが【勇者】であり、物語の主人公ケヤルも【癒】の勇者である。

またそんな勇者を集めて魔族と戦っているのが王都ジオラル。

王都ジオラルは、人間の支配領域の最南端に位置していて、すぐ先は魔王や魔族の支配する領域となっている。

ジオラル王国が魔族たちの侵入を阻む防波堤となっている理由で、食糧・金銭・工学技術・魔導技術・人材とあらゆる支援を各国から受けており、億力は増強の一途をたどっている。

一見煌びやかな王都だがすべてが偽りで、王都が建設された土地は亜人達から奪ったもであり、亜人を虐殺し、生き残りを奴隷にして造り上げた街となっている。

そして、ジオラル王国の国王や王女は魔王の中にある賢者の石を手に入れて、世界征服することを目指している。

その賢者の石を主人公ケヤルが過去に戻るために使用し、実際に過去に戻って自分の人生を弄んだ勇者たちに復讐をしていく物語となっている。

あらすじ

【癒】の勇者・ケヤルは、ある日【回復(ヒール)】が最強に至る魔法だと確信する。
しかし、その可能性に気づいたころには、すべてを奪われていた――。
彼は、世界そのものを【回復】して四年前に戻り、人生をやり直すことを決めるが……。
引用）ヤングエースUP

『回復術士のやり直し』のアニメ化情報

『回復術士のやり直し』は、TVアニメ化が決定しています。

残酷すぎる上にHな復讐描写が盛りだくさんの問題作ですが、それらがどのように映像化されるのか今から楽しみです。

詳しいアニメ化情報についてまあだ配信されていませんが、現在でも決まっているアニメ化関係者は以下のようになっています。

原作：月夜涙（株式会社KADOKAWA 角川スニーカー文庫刊）
キャラクター原案：しおこんぶ
監督：朝岡卓矢
シリーズ構成・脚本：筆安一幸
キャラクターデザイン：ごとうじゅんじ
アニメーション制作：ティー・エヌ・ケー
製作：回復術士のやり直し製作委員会

最新のアニメ化情報はTVアニメ『回復術士のやり直し』公式サイトや下の公式Twitterからご確認ください。

⛓⚙問題作『回復術士のやり直し』まさかの TVアニメ化決定‼⚙⛓
問題作が宣戦布告⁉
最強ヒーラーの復讐譚『回復術士のやり直し』が禁断のTVアニメ化決定‼
今後解禁される情報にぜひご注目ください
公式サイト◆https://t.co/VNznRmQIGr #回復術士 pic.twitter.com/CdivGUnzdv
— TVアニメ「回復術士のやり直し」公式ツイッター (@kaiyari_anime) November 21, 2019

性格に難がありすぎる『回復術士のやり直し』のひどい登場人物たち

『回復術士のやり直し』では、自分の利益のために他人を犠牲にしていくようなひどすぎる性格を持った勇者たちを始め、様々なキャラクターが登場します。

ここでは登場人物について詳しく紹介していきます。

ケヤル（ケヤルガ）

【癒】の勇者。唯一の能力は【回復（ヒール）】であり、エリクサーという回復薬が無くなったときの予備として勇者パーティーに同行している回復術士の勇者。

【回復】には致命的な欠陥があり、【回復】する対象の経験すべてが一瞬でケアルに流れ込んでくるため、想像を絶する苦痛や恐怖を味わうことになる。

そのため、【回復】を拒否した結果が、他の勇者たちに薬漬けにされて自我のない人形のようにされて、奴隷のごとく扱われていた。

しかし、あるときスキル【薬物耐性】を身につけて、正気を取り戻し、魔王戦で勇者たちを裏切って賢者の石を獲得し、その力を使って【時間遡行】を成功させて4年前に巻き戻した。

そして、自分を虐げていた勇者たちに復讐をしていく。

復讐に憑りつかれているが、自分に害をなさない限りは自分から攻撃しないという美学を持っている。

また偽名で「ケヤルガ」や「ケアーラ」と名乗るときもある。

ケヤルの「ヒール」の種類は以下の通りとなっている。

【回復（ヒール）】：人を回復させることができる。
【模倣（ヒール）】：人を【回復】したときに人の経験とスキルを自分に蓄積することができる。
【改良（ヒール）】：ものを望んだ形に変化させることができる。
【改悪（ヒール）】：壊れた状態へ変化させることできる。防御無効の一撃必殺。

フレア・アールグランデ・ジオラル（フレイア）

ジオラル王国第一王女である【術】の勇者。第七階位魔術などの強力な魔術を使える。

勇者の誕生を察知・捜索できる能力があり、勇者を見つけて仲間にして、世界を救うという名目で魔王を討伐へ向かう。

優れた魔術師でも使える属性は2種類ほどだが、フレアは全属性を扱うことができるし、ステータスも人類最高峰クラスでずば抜けているほど強い。

力は強いが仲間を騙すような性根の腐った性格をしていて、戦闘能力がないと思われた【癒】の勇者ケヤルを薬漬けにして奴隷のように扱う。

しかし、ケヤルの叛逆で記憶を奪われ、ケヤルの従者として旅を共にすることになる。そして「フレイア」という嘘の名前を教えられる。

セツナ

誇り高い氷狼族の戦士の女の子。氷狼族最強の戦士の家に生まれて同年代の誰よりも強く天才と呼ばれていたが、致命的なレベル上限の低さがあったため、努力しても強くなれないでいた。

そして、戦士として活躍できなくなったセツナは、村の見回りをしているときにジオラル王国の斥候に捕まり、奴隷として街に売られた。

そんな奴隷として売られていてたところで、ケヤルに買われて、ケヤルの奴隷として旅をすることに。

さらに、ケヤルのおかげでレベルの上限が引き上げられてどんどん強くなる。

氷狼族を高価な奴隷として捕まえたり、仲間を殺したりした人間をひどく恨んでいて、ケヤルの力を借りながら人間に復讐をしていく。

クレハ・クライレット

【剣聖】であり、この世界でもっとも美しい剣技を持った少女。

クライレット家は最強の剣の一族で”ジオラル王国の剣”として恐れられている大貴族で、クレハはその中でも歴代最高の天才と言われるほどの実力を持っていた。

そしてステータスも勇者と同等レベルであるほど強い。

高位魔族との戦いで右腕を失くしたが、ケヤルのヒールで失った右腕を治してもらう。

ブレイド

【剣】の勇者。『神剣ラグナロク』という強力な武器を持っている。その剣の輝きによって、身体能力と自己治癒力が爆発的に強化される。

男勝りな女性で1人称が「僕」。そして、大の女好きである同性愛者で新しい街に訪れる度に女漁りをして、乱暴に扱う。男のことは大嫌い。

フレアのことが大好きで、フレアのことを触れて舐めていたケヤルを激しく憎んで、ストレスのはけ口として暴力を加えていた。

ブレット

【砲】の勇者。『神砲タスラム』という強力な砲撃を持っている。

優しそうなおじさんのような見た目をしているが、激情型でケヤルにすぐに暴力を振るったり、辱めたりする。そして、少年しか愛せないサイコパスである。

自身が監督している補給部隊を使って情報を掴み、それをノルン姫に流している。

イヴ・リース（魔王）

ケヤルが1周目の世界で見た魔王である黒翼族の少女。2週目でケヤルと会った時はまだ魔王ではなかったが、強力な力を持っている。しかしお金には困っている。

黒翼族は、現魔王が根絶やしにすることを決めた種族であるため、種族全体に莫大な懸賞金がかけられていた。

そのゆえにイヴ・リースは酒場で襲われかけたが、ケヤルに助けてもらう。そして、利害の一致から一緒に行動するようになる。

イヴ・リースは、現魔王に殺された同胞たちに生き続けると誓っている。

アンナ

ケヤルの隣人の綺麗な女性。両親を亡くして孤独だったケヤルをずっと支えていて、ケヤルの育ての親のような存在だった。

国王

ジオラル王国の国王。ケヤルが翡翠眼で強さを確認したが、尋常じゃない強さを誇っていて、正真正銘の化け物と表現するほどであった。

近衛騎士隊長

ジオラル王国軍の近衛騎士隊長。フレアに対して歪んだ愛情を持っていて、フレアを悲しませたケヤルをボコボコにする。

ケヤルの叛逆によって地位も名誉も失墜したため、ケヤルをひどく憎むようになる。

ノルン・クラタリッサ・ジオラル

フレアの妹である姫。ケヤルからは規格外の異常者と言われるほど、この世の全ての悪を人の形に詰め込んだ存在。

魔族の女性も子どもも老人も平気で虐殺するような性格をしている。そしてフレアのことも尻に敷いている。

ジョン

ノルン姫が飼っている奴隷。ドMでノルン姫にいたぶられるのを喜んでいる。

バーコ

王女フレアの近衛騎士隊副隊長を務める人物。

鷹眼（たかのめ）

ジオラル王国の最高戦力である三英雄の1人。弓矢を武器に使う。

索敵範囲が広く、長距離でも殺気を放つケヤルを見つける。

ひどいけど面白い！『回復術士のやり直し』の3つの見どころ（ネタバレあり）

主人公の残酷な復讐がひどすぎるのですが、『回復術士のやり直し』には目が離せなくなるほど面白い見どころがたくさんあります。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介していきます。

万能すぎるケアルの癒やしの力

『回復術士のやり直し』では、あらゆることに応用が利くケヤルの【癒】の力が見どころとなっています。

主人公のケヤルは回復術士であるためヒールしか使えないのですが、勇者であるケヤルのヒールは時間回帰や無から有を想像するレベルのヒールなのです。

そのため、回復するだけのヒールではなく、相手の技能を奪い取るヒールを使って、錬金術を使えるようになったり、自分の身体を変えたり、相手の身体を内側から破壊するヒールまで使いこなします。

そのような万能なヒールを使って、剣聖と互角に戦ったり、敵の罠を逆に利用して嵌めたりと予想のつかない戦いを繰り広げていくので目が離せなくなるほど熱中します。

回復術士という普段は陰に隠れて活躍することがあまりない職業にこれほど注目させられることはないと思うので、読者の予想のはるか先を行く強さを誇る回復術士のケヤルには是非注目してください。

あまりにもひどいケアルの無情な復讐劇

そして、回復術士として虐げられていたケヤルの時を戻して行う壮絶な復讐が最大の見どころとなっています。

回復術士でありながらも、その回復もまともにこなせないケヤルは、１周目の人生で他の勇者に薬漬けにされてから奴隷として扱われ、さらに毎日乱暴されて暴力されるような理不尽すぎる生活を送ってきました。

そんな自分の人生をめちゃくちゃにした勇者たちにケヤルが復讐をしていくのですが、とにかく内容が惨いです。

自分のことを薬漬けにして奴隷のように扱っていたフレアに対しては、記憶を奪って自分の従者としてどんな命令にも喜んで従う雌豚のように扱ったり、故郷を襲った近衛騎士隊長やブレイドには想像するだけで鳥肌が総立ちするような復讐を繰り広げます。

復讐される人間は本当にクズな人ばかりなのでスカッとするのですが、あまりの惨さに言葉を失ってしまうほどです。

復讐できることにワクワクして、あらゆる手段を使って残酷な復讐を繰り広げていくケヤルの狂気を是非ご覧ください。

魔王の謎の発言やフレアの結末など

そして『回復術士のやり直し』では、伏線となる描写も数多くあり、先の展開が楽しみになるストーリーとなっています。

1周目でケヤルが魔王と対峙したときに発せられた「これで私も終わりか　悔しいな　守れなかった」という言葉の真意や1周目でノルン姫がケヤルにしたお願いの内容など、伏線となるシーンが盛り込まれており、その回収に注目が集まります。

さらにフレアの記憶が戻り、愛していた自国に牙を剥き続けてきたこと、下民と罵っていたケヤルの従者として身体を重ね続けたことが判明したときにフレアがどのような反応をするのかも楽しみです。

そして、ケヤルが最強の勇者たちにどのように復讐を果たしていくのか、ケヤルの復讐を終えた先に何が待っているのかと、とにかく今後の展開に期待が高まり、見始めたら止まりません。

刺激的なシーンが多くて視覚的にも楽しめますし、先の気になる物語にのめり込むこと間違いなしですので、是非最後までご覧になってみてください。

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（※期間によっては公開が終了している場合もございますが、ご了承ください。）

ヤングエースで人気の『回復術士のやり直し』はこんな人におすすめ

『回復術士のやり直し』は、ファンタジー系の作品が好きな男性の方に特におすすめの漫画となっています。

物語は、勇者や魔王などが存在する世界が舞台となっており、魔法や強力な身体強化、そしてスキルやステータスなどゲームのような設定の中で、主人公がひたすら復讐をしていく話となっています。

ファンタジーの世界でありながらも、欲望にまみれた人間によって圧政が敷かれていたりと人間臭いリアルな側面もあり、物語にのめり込んでしまうのです。

さらに、勇者である主人公はある理由から女の子と身体を重ねることが多くて視覚的にも楽しめますし、残酷だけどHすぎる復讐に思わず魅入ってしまいます。

そんな幻想的な世界で行われる人間臭い刺激的な復讐劇は、ファンタジー好きな男性なら大いに楽しめると思います。

過激な描写が多いので女性にはあまりおすすめできませんが、男性であれば是非ご覧になってもらいたいです。

管理人の思う『回復術士のやり直し』が伝えたいこと（考察）

『回復術士のやり直し』では、人にした行いは返ってくるということを伝えたいように思えます。

物語は、自分に酷い行いをした勇者たちに主人公のケヤルが復讐を繰り広げていく内容となっており、私利私欲のためにか弱い人たちを弄んで生きている者たちが残酷な最期を迎えていきます。

そのような自分の極悪さ故に報復される登場人物たちを見ていると、自業自得だとしか思えませんし、「因果応報」という言葉があるように自分の行いは自分に返ってくるように感じられます。

そして、ケヤルの復讐によってケヤルの大切な人が乱暴される描写もあり、セツナの「復讐したからといって殺された人も時間も帰ってこない」という言葉からは復讐の悪循環や無意味さを深く考えさせられます。

そもそも復讐されるような行いがなければ生まれない悪循環ではあるので、人に優しく接することが何よりも大切だと思えました。

主人公が復讐に憑りつかれるダークなファンタジーとなっていますが、自分の行いを改めるきっかけにもなるかもしれないので、是非この機会にご覧になってみてください。

『回復術士のやり直し』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価	4.1（記事作成者の評価）
コミックシーモア	3.3（48件の評価）
まんが王国	3.3（3件の評価）
Renta!	3.7（188件の評価）
BookLive	4.4（40件の評価）
めちゃコミック	3.4（168件の評価）