ミステリー・ホラー

『ジンメン』人面動物が人を虐殺するパニックホラー漫画のネタバレ感想

ジンメン
タイトルジンメン
巻数1〜13巻(完結)
価格600円
詳細ジンメンを無料で読む
著者カトウタカヒロ
※注)
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『ジンメン』人面動物が人を虐殺するパニックホラー漫画のネタバレ感想

 

人の顔をした動物を見るだけでも怖いのに、それらが大量発生して、人類を虐殺する『ジンメン』というパニックホラー漫画。

人間の顔と言葉と頭脳を得た人面動物たちが、いままで自身を虐げてきた人類に逆襲を仕掛ける物語。しかし、人間も動物の力を身に宿し、反撃に出るというバトルシーンもあります。

また謎の特異な力を宿した主人公のマサトの正体など興味をそそる内容もあり、見どころ満載の作品となってきます。

そんな残虐さやバトルの過激さ、ミステリー要素を兼ね備えた『ジンメン』のあらすじや登場人物、見どころなどをネタバレと感想を交えながらご紹介していきます。

 

アニマル・パニックホラー『ジンメン』のあらすじ

ジンメンのハナヨとマサトの再会出典:「ジンメン」、著者:カトウタカヒロ、出版社:小学館

動物を題材にしたパニックホラー漫画である『ジンメン』の設定やあらすじをはじめにご紹介していきます。

ホラー要素満載ですが、動物に対する人間の行為を客観的に見る機会になるなど考えさせられるシーンも多い漫画となっています。

作品の設定や概要

  • 著者:カトウタカヒロ
  • 出版社:小学館(サンデーうぇぶり)
  • ジャンル:パニックホラー、バトル・アクション

『ジンメン』は人の顔をした動物たちが感染により増え続け、人間を襲うアニマル・パニックホラーを描いたもの。

不二サファリワールドという動物園では、「なかよし健康診断」という動物を使った謎の実験が行われていて、それが「ジンメン」という形で世に広がってしまう。

人の顔を手に入れ、人の言葉や考えを理解するようになったジンメンたちは、人間のこれまでの動物を虐げてきた行いを理解し、恐れ、人間のいない世界を作ることを考えるようになる。

そして、不二山一帯を日本国から独立し、「動物公国」を樹立する。

あらすじ

幼いころから動物が大好きで毎日不二サファリワールドという動物園に通っていた主人公の神宮マサト。家庭の事情による転校から7年ぶりに故郷に帰ってきたマサトは、幼馴染の女の子であるヒトミをデートに誘い、不二サファリワールドにやってきた。

しかし、そこにいたのは人の顔をして、人間を襲う異様な動物たちだった。大好きだった動物たちに襲われながらもなんとか動物園から逃げ出すが、動物園の外も「ジンメン」で溢れていた…。



『ジンメン』の主なキャラクター

『ジンメン』では、特別な能力を持った人物や驚異の力を誇る動物たちが次々登場します。そんな特殊なキャラクターたちをご紹介していきます。

神宮マサト(じんぐう まさと)

動物を愛し、動物の声を聞くことができる『ジンメン』の主人公である少年。子どもの頃から動物を唯一の友達を思っていて、不二サファリワールドに毎日のように通っていた。とくに象のハナヨと仲が良い。

7年ぶりに不二サファリワールドに訪れたときにジンメンの被害に巻き込まれる。襲ってくるジンメンですら話しかけ、常にジンメンたちも傷つけないように考えている優しい少年。

しかし、実はマサトはジンメン計画のために作られたデザイナーベビーであり、ジンメンたちを制御する力を持っている。また傷の治りも早い。

翠川ヒトミ(みどりかわ ひとみ)

神宮マサトの幼馴染である『ジンメン』のヒロイン。マサトと共にジンメン・パニックに巻き込まれ、生きのびるために共に行動している。

学校で友達のいなかったマサトの唯一の友達であり、マサトの動物と会話できる力を尊敬している。戦闘などで活躍することはないがマサトの精神を支える重要な役割を果たしている。

中田秀俊(なかた ひでとし)

不二サファリワールドの飼育員。マサトとヒトミを幼いころから知っており、2人の兄貴分として頼れる人物である。

ジンメン・パニックでは2人を何度も助けるが、「ジンメン実験」の情報などを知っているのにも関わらず、小出しに教えたり、不審な行動などをとる怪しさもある。また、マサトの正体も知っている様子。

吾郷セルゲイ(あごう せるげい)

不二サファリワールドの飼育員。巨大でいかつい出で立ちをしていて、ライオンのジュウメンになれる力の強いキャラクター。



印藤茜(いんどう あかね)

不二サファリワールドの飼育員。女性なのに体格がよく、ゴリラのジュウメンになって戦い、ジンメンたちから主人公を守る。

永長公彦(ながおさ きみひこ)

不二サファリワールドの飼育員。首が長くオネエ口調なのが特徴的な人物で、キリンのジュウメンになれる。

しかし、自身のジュウメンの姿を最初は嫌っていて、ジュウメンになることを躊躇う様子が見られた。

過去には、仲間のためにジンメンの実験に臨んだが、騙され仲間を実験で亡くし自身も実験の道具にされた。その元凶である人物のことをひどく憎んでいる。

三美雅(みみ みやび)

不二サファリワールドの飼育員。目が隠れるほどの髪が長いのが特徴的で、コウモリのジュウメンになれる人物。

探知能力や狙撃能力に優れていて、力はあまりないが戦闘で活躍する。サファリの男子飼育員からはメンヘラと思われている。

李博文(り はくぶん)

不二サファリワールドの飼育員。M字型の髪型で目が細いの特徴的。トラのジュウメンになることができ、機動力とパワーを兼ね備えている。



安堂(あんどう)

不二サファリワールドの飼育員。太っているのが特徴的で、カバのジュウメンになれる。

仲間想いの優しい性格で、仲間のためであればためらいなく命を張る気概を持っている。かつては親のすねをかじっていた穀潰しであったが、親の死後、サファリの実験に参加する。

サファリの飼育員たちは、安堂のことをよく褒めてくれるため彼らを大好きになっている。

内海チエ(うつみ ちえ)

暁テレビ社会部記者である女性。ジンメン事件発生の際に、記者仲間とヘリで現場に訪れたが、ヘリが墜落し仲間を亡くしている。

その亡くなった仲間の分まで、真の情報を国民に伝えるために、ジンメン計画の全貌を暴き、報道しようと考えて主人公たちと共に行動している。

非常にジャーナリズム精神に溢れている人物。

ぶた園長

ジンメンたちのボス的な存在であるジンメン。人間たちの狙いを見透かし、先回りして罠を仕掛けたり、人類を利用しようしたり、狡猾な意地の悪い性格をしている。

動画越しでコミュニケーションをとり、常に余裕を持った煽り口調で話す。ジンメンたちに対しても同じ口調で話し、利用しようとするため、強いジンメンから嫌われている。

そして、ジンメン計画について深いところまで知識があり、人類を追い詰めるために準備を着々としている。またマサトのことはなにかと生かすように仕向けていて、謎の狙いを秘めている。

ハナヨ

不二サファリワールドでマサトと1番仲の良かった動物。ジンメンになってから幾度となくマサトを襲い、非情な言葉を投げかけるが、マサトとの思い出は忘れていない様子。ぶた園長からも優秀と言われるほど力が強い。



ヴィンター

四季族と呼ばれる特に強大な力を持つジンメン。白いヘラジカのジンメンで、出で立ちが巨大で神々しさを感じられる。圧倒的な力を持ちながら、人間に対して敬意を抱いている。

しかし、人間と地球の覇権をかけた戦いを望んでいる。また、ぶた園長のことを自分を支配しようとしているなど見抜いており、あまりよく思っていない。

ゾンマー

四季族と呼ばれる特に強大な力を持つジンメン。突然変異から黒いライオンのジンメンとなっている。恐怖に満ちた人間を観察するのが好きで、暗闇で人を怯えさせながら狩りをしている。

ヘルブスト

四季族と呼ばれる特に強大な力を持つジンメン。雌牛のジンメンで、人間に裏切られた過去を持ち、愛と嫉妬に狂っている。

フリューリンク

四季族と呼ばれる特に強大な力を持つジンメン。大蛇のジンメンで800年以上生きている。その力は四季族の中で最も強大で、自身のことを神と称している。

ツチグモ

サファリの地下にいた実験によって作られた凶暴なキメラ生物。他の動物を吸収して強くなっていく特性がある。

生きるために本能すら捨てていて、暴れることしかできない。再生能力も向上していて、すぐに肉体を再生することができるバケモノ。



グロシーン満載の『ジンメン』の3つの見どころ(ネタバレあり)

ジンメンのジンメンに追われるヒトミとマサト出典:「ジンメン」、著者:カトウタカヒロ、出版社:小学館

動物たちの人類に対する過激な復讐が話題を呼んでいる『ジンメン』では、過激ながらも考えさせられるシーンが数多く存在します。

また謎に満ち溢れたストーリー展開で続きが気になる作品です。そんな見どころに溢れれる『ジンメン』の注目してほしいポイントを3つご紹介します。

残虐すぎるジンメンたちの復讐

『ジンメン』はグロい描写がかなり多い作品となっています。人の顔した多種多様な動物たちが、人を喰って喰って喰いまくります。

しかし、ジンメンたちが人間を食べるのにはきちんとした理由があります。それは人間の顔を手に入れたジンメンたちは、人間の言葉を理解し、これまで人間が動物たちに行ってきた非情な狩りや鑑賞などを気づき、人間を恐れるあまり排除しようと考えるのです。

人間に対する激しい憎悪から、人間の食べたり、人間を檻に入れて鑑賞したり、人間を奴隷として農作や人間狩りをやらせれる描写はむごいながらも自分たちが行ってきたものについて考えさせられる内容になっています。

これまでの人間の行いやジンメンの復讐は、残虐な描写が多いですが見どころの1つとなっています。

絶望な状況下で露わになる人間の本性

ジンメン・パニックが起きて、恐ろしいのはジンメンたちだけではありません。常に命の危機にさらされている状況下においては、人間も本性を現して変わってしまうのです。

優しそうな警察官も自分が助かりたいがために市民を囮につかったり、自分を信用し助けてくれた女の子を襲ったり、ジンメンに命令されて人を陥れたりと自分のことだけを考えて他人を蹴落としていく人々が多く描かれていて、読んでいて腹が煮えくり返ってくるほど怒りがこみ上がってきます。

しかし絶望的な状況下でも主人公の周りの人物たちは、悪い本性ではなく、仲間のためを思って自分を犠牲にした行動を取ることが多いので、優しい人の存在に安心もできるのです。

そういった悪い面でも良い面でも人間の本性が多く描かれているので、注目してもらいたいです。

主人公マサトの正体

人間でありながらも動物のことを誰よりも考える主人公のマサトの正体も見どころとなっています。

ジンメンに囲まれる危機的な状況になりながらも、ジンメンたちは主人公を殺そうとしなかったり、遭遇するジンメンたちに怪しげな言葉を言われる主人公には多くの謎が隠されています。

意図的に生き残こらされているマサトはジンメンたちにとってどのような存在なのか。ケガをすぐに癒してしまったり、動物のような形相になることもあるマサトには何が秘められているのか。伏線が張られ、徐々に明らかになる主人公のマサトには注目必須です。

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怖すぎて心臓に悪い『ジンメン』はこんな人におすすめ

『ジンメン』は、パニックホラー系の漫画が好きな方に特におすすめの作品となっています。

突如動物たちに顔ができ、人間の言葉を理解し、人間を発して、人間を食べる行為の数々は読者に圧倒的な恐怖を与えてくれます。そして、ジンメンが感染し、どんどん増えるパニック現象には、絶望感しかありません。

何度も絶望的な状況下に陥る主人公たちを見ていると緊張と緩和の連続で心臓に負担がかかるほど感情が動かされます。

絶望の連続のストーリーはパニックホラー好きならたまらないスパイスとなるでしょう。

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管理人の思う『ジンメン』が伝えたいこと(感想)

ジンメンのぶた園長の思い出典:「ジンメン」、著者:カトウタカヒロ、出版社:小学館

『ジンメン』は、人間が動物にしていることを見つめてほしいという思いが込められているように感じられます。

『ジンメン』では、人間の顔を持って凶暴化した動物たちが人間を襲い、騙し、利用し、食し、鑑賞の対象にするなどの非情な行いをしてきます。しかし、それらは人間が普段動物に対して行っているのことなのです。人間たちが動物たちを狩って、動物たちに働かせ、動物たちを食べて、動物たちを鑑賞しているのです。

人間が動物に対して行っている行為の立場を逆転させることで、普段している行いのむごさを思い知らされます。

上記のように『ジンメン』からは、人間の普段の行い一度客観的に見つめてほしいという思いが伝わってきます。生きるために仕方のないことですが、動物たちにも感情があり、大切にしなければならない存在であることを認識する作品です。

グロテスクでショックな描写が数多く描かれていますが、どれも考えさせられるものがあるので、心臓の強い方は是非ご覧になってみてください。

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夜
『漫画が酸素』書店の統括する管理人の夜と申します。 漫画が酸素な人間で、月に100冊以上漫画を読んでいます! 世界で1番好きな漫画は『神之塔』で、よく読む漫画のジャンルは、デスゲーム、SF、ギャグ、ファンタジー、心理戦系です。 漫画選びに役立つような漫画紹介を目指していきます!
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