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『モンキーピーク the Rock(ザ・ロック)』漫画のネタバレ感想|洞窟で再び魔猿の恐怖が襲い掛かる…!

モンキーピーク the Rock

『モンキーピーク the Rock(ザ・ロック)』漫画のネタバレ感想|洞窟で再び魔猿の恐怖が襲い掛かる…!

 

大人気山岳パニックホラー「モンキーピーク」の続編漫画である『モンキーピーク the Rock』。

 

今度の舞台はなんと…

『洞窟』

 

閉鎖された暗闇の環境では、食料不足に「灯り」という命綱まで加わり、さらに化物猿たちは種類を増して多勢に無勢で人間に襲い掛かってくるという、絶望が遥かにパワーアップした作品となっています。

モンキーピークファンが熱狂すること間違いなしの新鬼猿パニック『モンキーピーク the Rock』のあらすじや登場人物、見どころをネタバレや感想を含めてご紹介していきます。

 

鬼猿パニックが再び!『モンキーピーク the Rock』のあらすじ

モンキーピーク the Rockの宮田が行方不明になったのを聞いた早乙女出典:「モンキーピーク the Rock」、原作:志名坂高次、作画:粂田晃宏、出版社:日本文芸社

志名坂高次先生と粂田晃宏先生のタッグで描かれるモンキーピークの続編『モンキーピーク the Rock』の設定やあらすじをご紹介していきます。

モンキーピークファンが喚起するような、さらなる恐怖が襲い掛かるパニックホラーになっています。

作品の設定や概要

 

物語は、前作「モンキーピーク」と「モンキーサークル」の岩砕山事件とリョウちゃんねる事件という2つの化物猿事件の後の話となっていて、前作のキャラクターも登場します。

そして、本作では猿には懸賞金がかけられていて、生体一頭につき10億円で、死体でも一頭につき2億円となっています。

岩砕山事件:オルフィジン薬害被害者数名が共謀し、藤谷製薬に対して行ったテロ事件のこと。前作「モンキーピーク」での出来事。

リョウちゃんねる事件:ネット配信している若者達が森で化物猿に襲われて行方不明になった事件のこと。正統派外伝「モンキーサークル」での出来事。

あらすじ

岩砕山の惨劇を越え、平和を取り戻した早乙女達。

しかし行方不明になった友・宮田を救う為、早乙女は猿の探索隊に加入することに。

猿の研究者、政府主導の精鋭部隊、早乙女。総員20名。

いま再び、彼らに死を運ぶ“猿”の恐怖が襲い掛かる──!!

戦慄の洞窟パニック、開幕!!

引用)コミックシーモア

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前作キャラも登場する『モンキーピーク the Rock』の主な登場人物

『モンキーピーク the Rock』では、前作の「モンキーピーク」「モンキーサークル」の生き残りも登場する続編となっています。

あの過酷な山や森を生き延びた彼らが、洞窟で猿たちとどのように戦って生き残るのかは見物です。

早乙女稜(さおとめ りょう)

行方不明になった宮田を探すために、猿の探索を行う隊にアドバイザーとして合流することになった、かつての岩砕山事件の生き残りである主人公。

岩砕山での事件以来走れなくなっている。

宮田(みやた)

早乙女と同じ岩砕山事件の生き残りの男性。

早乙女たちと猿の探索隊には加わらないと約束していたが、その約束を破って探索隊第一班に参加した挙句、行方不明になってしまう。

猿の影から逃げられなくて眠れない日々を過ごしていたため、猿と決着をつけたいと思っていた。

早乙女貴子(佐藤貴子)

早乙女と同じ岩砕山事件の生き残りの女性。

早乙女との子供をお腹に宿している。

シマ

「リョウちゃんねる事件」という外伝「モンキーサークル」の魔猿事件の生き残りの男性。

魔猿に襲われた事件のことを誰にも信じてもらえず、おかげでひどい人生を歩んでいた。

猿に殺された仲間の仇をとるために猿を探していて、探索隊に参加した。



赤崎

安蔵の森の探索隊第二班にアドバイザーとして同行した大学院生の短髪の女性。

猿のことを本当に大切に思っていて、猿にも生きる権利があると主張する。

しかし、猿のことを思いすぎるがあまり豹変していき…。

早乙女の「あなたが生き残った事には必ず”意味”がある」という言葉を聞いて、自分の生き残った意味を考えて闇落ちしていく。

高橋(たかはし)

内閣情報調査室を名乗って早乙女に近づいたメガネの男性。

早乙女にアドバイザーとして探索隊に同行するようにお願いする。

億単位の懸賞金がかけられた猿の捕獲に並々なる思いを抱いていて、隊員が銃を使って猿を攻撃することを頑なに拒否する。

木ノ下(きのした)

安蔵の森の探索隊第二班に同行した准教授。

自分の安全のことばかり考えていて、わがままばかり言う。

東(あずま)

安蔵の森の探索隊第二班の隊長。

隊員から慕われていて、的確な指示を出すリーダーシップがある。生きる伝説とまで言われているらしい。

そして命がけで隊員を守るほど優しい。



原(はら)

安蔵の森の探索隊第二班の副隊長を務める垂れ目の男性。

千葉(ちば)

安蔵の森の探索隊第二班の攻撃的な性格をした隊員。

早乙女のことを馬鹿にしたりと、口が悪く、嫌な性格をしている。さらに早乙女たち一般人に対して強気で何かと暴力で脅そうとする。

また洞窟に手榴弾の持ち込みを禁じられながらもこっそりと手榴弾を持ち込む。

隊長のことは「恩人」として本当の親父のように心から慕っている。

吉川(よしかわ)

安蔵の森の探索隊第二班の小柄な隊員。

隊員に「最強」と言われるほど殺し合いが強い。

危険な探索も積極的に名乗り出てこなしていく。

清水(しみず)

安蔵の森の探索隊第二班の長髪の隊員。

千葉に賛同して一般人を見捨てようとする。



阿部(あべ)

安蔵の森の探索隊第二班の大柄で色黒の隊員。

隊長代理になったときに不甲斐ない思いをしたことで活躍しようと頑張るが、それが裏目に出てしまい…。

下柳(しもやなぎ)

安蔵の森の探索隊第二班の大柄の男性。

洞窟での経験がある。総合格闘技は一番強い。

千葉たちとは違って早乙女たち一般人のことも気遣う優しさがある。

しかし、優しすぎると清水から呆れられる。

金井(かない)

安蔵の森の探索隊第二班の隊員。

洞窟でトイレをしようとしたときに猿に遭遇して殺されてしまう。

沼口(ぬまぐち)

安蔵の森の探索隊第二班の優しい隊員。

治療に関することも独学していて、洞窟でも傷を負った隊員の手当てをする。



北条(ほうじょう)

安蔵の森の探索隊第二班の洞窟に入らず残った隊員の1人。

伊藤(いとう)

安蔵の森の探索隊第二班の洞窟に入らず残った隊員の1人。

若林(わかばやし)

安蔵の森の探索隊第二班の洞窟に入らず残った隊員の1人。

安蔵の森の探索隊第一班に同行した内閣調査室の男性。

高橋の直属の部下にあたる人物。

葉山(はやま)

安蔵の森の探索隊第一班にアドバイザーとして同行した三浦モンキーランドの職員のメガネの女性。

専門はオランウータンの飼育など。周りが猿を食べる中でも猿を食べなかったため、赤崎には敵対されない。



結末予測不能な『モンキーピーク the Rock』の3つの見どころ(ネタバレあり)

モンキーピーク the Rockの魔猿に襲われる早乙女たち出典:「モンキーピーク the Rock」、原作:志名坂高次、作画:粂田晃宏、出版社:日本文芸社

洞窟という閉鎖状況での探索や新しい魔猿の登場、さらには裏切り行為が横行するなど先の展開が予測できない『モンキーピーク the Rock』には、面白い見どころがたくさん存在します。

そんな数ある見どころの中でも特に注目してほしいポイントを3つに絞ってご紹介します。

洞窟という閉鎖環境での危機的状況

前作の「モンキーピーク」では山での逃げ場のない地獄を表現した壮絶なサスペンスホラーでしたが、本作の『モンキーピーク the Rock』では洞窟での逃げ場のない地獄が表現されています。

窮屈な洞窟に入るために一同は最低限の装備しか持っていないので、食料不足や水分不足という危機に陥り、さらに前作とは違い洞窟は暗闇であるため「灯り」という命綱までできて、より危機と恐怖が増加した展開となっているのです。

極秘の任務で助けが来ることもなく、まともな装備がない中で人食い猿たちに囲まれる隊員たちの絶望は、想像しただけで青ざめてしまいます。

身動きも視覚も不自由で人間が生き残るには過酷すぎる洞窟内ので生存劇を見ながら、あなたも隊員たちの絶望を追体験してみてください。

前作よりもパワーアップした魔猿たち

また『モンキーピーク the Rock』では、前作よりもパワーアップした魔猿たちも見どころとなっています。

「モンキーピーク」や「モンキーサークル」では夜目が効かない一種類の猿しか登場しませんでしたが、本作は凶暴な小猿や突然変異したムキムキの化物猿、さらには暗闇でも自由に動ける猿まで現れるので、猿側の勢力は過去最高と言えるでしょう。

1匹倒すのにも隊員数人がかりで挑まないといけない小型猿が大量に襲い来る恐怖…。

そして、最強の隊員すら瞬殺してしまう前作から登場している最大級の魔猿も姿を現して猛威を振るう光景に開いた口が塞がらなくなります。

もう「絶対に隊員たちに勝ち目はない」としか思えない、絶望につぐ絶望を魔猿たちによって味わわされるのです。

しかし、「モンキーピーク」ファンにとってはその絶望体験が何よりも面白いものになっているでしょう。

命の危機に瀕した人間の変化

また『モンキーピーク the Rock』では猿だけでなく、危機に瀕した人間たちの変化や狂気からも目が離せません。

人よりも猿のことを大切に思う赤崎は、猿を殺して食べる隊員たちに対して豹変していき、さらには恐ろしいことまで考え始めて…。

また早乙女たち一般人を守るべき隊員たちですが、命の危機に瀕しながら仲間を猿に殺される状況の中で自分たちだけが助かろう画策しだして…。

赤崎などの一般人たちと自衛隊員たちの確執が広がる中で起こる人間同士の対立。

そして不気味な思惑を隠している存在など、猿よりも人間の方が怖いとすら思える豹変の嵐にゾクゾクした気持ちが止まりません。

逃げ場のない洞窟で協力しなければいけないはずの人間同士が争う様も見どころとなっています。

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最高の恐怖体験が描かれる『モンキーピーク the Rock』はこんな人におすすめ

『モンキーピーク the Rock』は、逃げ場のない状況で起こる命の危機を描いたサスペンスを見たい方に特におすすめの作品です。

物語は、魔猿を捜索しに森に入った主人公の早乙女や探索隊員たちが猿を追いかけて洞窟に入ると、そこに閉じ込められて暗闇の中で猿に蹂躙されていくホラーストーリーとなっています。

洞窟の中は灯りも食料も満足にないという人間が生きていくには過酷すぎる環境となっていて、さらに隊員たちに人食い猿が牙を剥くという、もう絶望しかない光景が描かれていて、見ているだけで恐怖で心臓がバクバクになります。

しかし、絶望しかない状況だからこそ、それを主人公たちが乗り越えていく姿を楽しむことができ、恐怖しながらもワクワクが止まらなくなるのです。

さらに過酷な環境や怪物猿といった恐怖だけでなく、危機的状況下で人間が豹変していく様も見物で、見どころに溢れた作品となっています。

前作「モンキーピーク」ファンの方もこれから初めて読む方も楽しめること間違いなしの作品なので、サスペンスホラー好きな方にはご覧になってもらいたいです。

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紹介者が考える『モンキーピーク the Rock』の伝えたいこと(考察)

モンキーピーク the Rockのライトを回収しようとする千葉出典:「モンキーピーク the Rock」、原作:志名坂高次、作画:粂田晃宏、出版社:日本文芸社

『モンキーピーク the Rock』では、自分のことだけ考えて行動するとろくなことがないということを伝えたいように思えます。

赤崎は隊員たちよりも猿のことを大切に思って行動し、高橋は猿を殺させないために隊員たちの銃を隠し、隊員たちは自分たち仲間の命だけを考え始めてしまうというように、それぞれの登場人物は自分の考えや思惑を優先する行動をとります。

その結果、協力しなければ脱出できない地獄の洞窟で互いに足を引っ張りあって犠牲を増やしていき、さらには洞窟からの脱出もより困難になっていく光景が描かれています。

もちろん命の危機に瀕した状況で周りの人のことを考えるのは難しいですが、彼らの姿を見ていると、危機的状況でこそ相手のことを思いやり、助け合うことが必要だと感じられました。

そんな絶望的な状況下での人間の姿なども表現されていて、普段の生活では味わえないドキドキを与えてくれる作品になっているので、ぜひこの機会に『モンキーピーク the Rock』をご覧になってみてください。

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『モンキーピーク the Rock』の評価まとめと感想

最後に記事執筆者の評価と他の漫画サイトからの評価をまとめてみました。

漫画を購入するときのひとつの指標として、よかったら周りの評価も参考にしてみてください。

当サイトの評価4.3(記事作成者の評価)
コミックシーモア3.9(11件の評価)
まんが王国4.5(2件の評価)
Renta!4.3(75件の評価)
BookLive5.0(2件の評価)
めちゃコミック

※それぞれ5段階評価となっています。

夜

前作の「モンキーピーク」と「モンキーサークル」にハマって本作も読んだのですが、洞窟というこれまでと違ったテーマで進んでいて新鮮な楽しみに溢れていました。

閉鎖状況での猿に襲われてどんどん人数が少なくなっていくホラー感、食料や灯り不足による絶望感、過酷な状況下で人間たちが豹変していく狂気感など、心臓がバクバクになる展開ばかりで「流石!」の一言に尽きます。

さらに進化した猿たちと早乙女たちの攻防も見応え抜群で、思惑をしれない不気味なキャラクターもいたりと読み始めたら止まらなくなること間違いなしとなっています。

「モンキーピーク」ファンの方には是非とも読んでもらいたいですし、ファンではない方にもおすすめできる一作です。

『モンキーピーク the Rock』が気になる人におすすめの類似作品

ここでは『モンキーピーク the Rock』に興味がある方におすすめのサスペンスホラー漫画をご紹介していきます。

1つ目は『モンキーサークル』です。

こちらはモンキーピークの外伝として描かれた新鬼猿パニックホラー漫画となっています。

2巻完結の短いストーリーながらも、あの魔猿を彷彿させる残虐非道な猿が現れ、登場人物たちを1人また1人と狩っていく展開に恐怖の声が殺到している作品です。

モンキーピークファンなら是非とも読んでおきたい一作なので、ぜひ合わせてご覧ください。

下の記事では『モンキーサークル』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。

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2つ目は『血海のノア』です。

こちらは絶海の豪華客船で吸血鬼たちに襲われるクローズドサスペンスとなっています。

誰もが一度は憧れる豪華客船に乗船したが最後、一夜にしてどこにも逃げ場のない血の海と化す展開は、モンキーピークの恐怖感にも似ているものがあると思います。

さらに人間と吸血鬼、どちらの視点で見ても面白い作品なので、あなたなりの視点で物語をご覧になってもらいたいです。

下の記事では『血海のノア』の詳しい内容や無料で読む方法をご紹介しています。

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